俺と鬼と賽の河原と。
ある日――、虫の知らせとでも言えばいいのだろうか。
変に気になって、山を下りてみた俺が見たのは、燃えている屋敷だった。
よく考えてみれば、俺とあの家は今となっては無関係だ。行く必要もない。
ただ、見てしまった以上無視もできない。
果たして母は無事逃げおおせたのだかどうか。
屋敷内に残る気配を見るに、逃げられてないのだろう、と俺は屋敷の中に侵入する。
そうして。
みなけりゃよかった、なんて後悔した。
見たのは、母の首を絞める親父の姿だ。
首を締めながら、不貞をはたらく様は、まるで人間ではない。
獣だ。まるで獣の交尾。否、獣とてあんな無様な真似はするまい。
ただ、親父は一心不乱に、病んだ様子で、何事かをぶつぶつと呟きながら腰を振っていた。
呆けていたのはたったの一瞬。
一瞬にして俺は現実へと引き戻された。
母と、目があったのだ。
虚ろな目で、母は俺を見つめて――。
「……や……くし……」
と、たった一言だけ呟いた。
それが助けを求める声だったのか、それとも、もっと別な何かだったのかは定かじゃない。
今となってはどうでもいいことだ。
ただ――、その言葉を聞いた瞬間、俺は親父の首を風で刎ね飛ばしていた。
断末魔さえも上げさせない。
そうして、俺が親父の死体を蹴飛ばして、着衣の乱れた母に近寄った時――。
母は既に死んでいた。
其の百十九 大天狗が倒せない。
初めて出会った時、奇術師の様な人は――。
地獄の路地で蹲る僕に、
「一緒に罪を償いませんか?」
と、そう言ったのだ――。
僕の記憶は、お父様の暴力で彩られている。
小さい頃から殴られて。
成長したら、関係を強要されて。
そうして、僕だけじゃなく、好き放題に暴虐を尽くすお父様に我慢できなくって、これ以上は駄目だと思って――。
僕は、オリンピオ、ジャーコ、マルツィオ、お母さまと一緒に、父を撲殺した。
それから、お父様をバルコニーから落として、事故に見せかけた。
だけど――。
僕は死刑の裁定を受けた。
オリンピオも、ジャーコも、マルツィオも。お母様もだ。
幸せになれると思っていた。
幸せになりたいと、思っていた。
手に入ったのは、掌いっぱいの罪の意識だった。
ねえ、先生。
僕の償いは正しいの?
ねえ、先生。
僕はどうやって償えばいいの?
何度も聞いた、聞こうと思った。
でも答えは返ってこなかった。
それだから、僕は指示に従って、先生にナイフを突き立てた。
震える手の向こうの確かな感触。
刺した。もう会えなくなるとわかっていて。全部理解していて、こうなるとわかっていて先生に近づいて、仲良くなって、裏切った。
ただ、僕は確かに刺した。刺したのに。
なのに。
なのに――。
「なあビーチェ。お前さんは今、楽しいか?」
先生は、小揺るぎもせず、雄々しく立っていた。
なるほど、確かに俺は親父を殺した。
ああ、殺したとも。
だが。
それがどうした。
「ええと、一応聞いておきますが……。効いていらっしゃらない?」
奇術師が、幾分か間抜けに、俺に聞く。
俺は、背に刺さったナイフをちらと一瞥して、吐き捨てた。
「こんなもん大天狗に効くか……、ああいや、なるほど。精神的揺さぶりで威力が上がる奴なのか」
多分そうなのだろう、と俺は納得することにした。
自信満々で相手が使ってきたということは勝算があった、ということで、勝算があったということは、性能が上がる様な仕組みがあったんだろう。
そして、その予想は間違いでもないらしく、奇術師は一つ肯いた。
「ええはい。それで、理由を聞いても?」
「なにゆえに」
なんで敵にそんなこと言わねばならんのか。
その理由は、やはりよくわからないものだった。
「後々役に立つかもしれないでしょう? 理由が分かれば同じ手も使いませんし」
奇術師から、余裕は消えない。
そうか次があるのか。
俺も、皮肉気に笑った。
「何度もナイフでばかすか刺されるのはこっちも御免さね。教えてやるよ」
奇術師は、俺の罪の意識を揺り起こして精神的揺さぶりを掛けたかったようだが、そんなの俺に効きはしない。
何故なら――。
「俺は罪の意識なんて欠片も持ち合わせちゃいないからな」
言葉にすればあまりにもあんまりな言葉を俺は突きつけた。
瞬間、奇術師から笑みが消える。
「それはまた……、申し訳ないとは思わないのですか……!?」
「思わん」
俺は即答。
最近、憐子さんに会ってわかったことがある。
俺は憐子さんを殺した。そして、最近になって甦らせた。見事に勝手な話だが、この際それはいい。
ただ、憐子さんを見ていて思うのだ。
「なあ、お前さんは自分が殺した奴を見て言うのか? 言えるのか? 貴方を殺したのは罪でした。全くの間違いで、無駄でした、ごめんなさい。ってさ。 罪だなんて、死者に失礼だろうが」
俺は憐子さんに謝りたくない。
あの時の別れを間違いだったなんて言わせない。
罪だと見とめるのは、無駄だったと認めることだ。
そんなこと、認められない。
「俺は俺の殺した奴に会ったら言ってやるよ。あんたを殺して良かった。あんたを殺したおかげで幸せだった、ってな」
親父を殺したことも、間違いだったとは思わない。
謝って許してもらおうなんざお門違いだろう。
ごめんなさいして楽になっちまうのもやっぱりずるい。
俺は、死者を拝み倒すより――。
「死者に償う? はっ、馬鹿らしい。俺は死者に胸を張って生きる」
腕を組みながら、俺は文字通り胸を張った。
死んでいてもなお生きる。
俺には殺した義務がある。
「だから、反省しても後悔はしないし、責任は取るけど償わない。俺は俺を曲げたりしない」
「それは思考の停止です。自分が間違っているとは考えられないのですか?」
奇術師の言葉に、俺はあっさりと首を横に振る。
んなの、とうの昔に通りすぎた話題だ。
「間違ってたなら、いつか誰かが俺を殺すよ」
「なっ……」
生前は間違えたから、仙拓に殺された。
次俺を殺すのは誰だろうか。多分、閻魔だ。
「この世に悪の栄えた例なし。そういうことさ」
今更道を曲げる気は無いのだ。曲げないために人を殺したのに、ここで曲げれる訳がない。
俺が曲がるときは、それは今度こそ消滅する時だ。
そうして、俺はそこでビーチェに語りかけた。
「なあ、ビーチェ。お前はそれでいいんかね?」
後ろのビーチェの震えが、ナイフを通して伝わってくる。
「ぼ、ぼ、僕は……」
熱に浮かされたように、ビーチェは呟いた。
俺は、答えを待たずに言葉を続ける。
「お前さんは、幸せになるために父親を殺したんじゃないのか? なのにお前は今何をやっているんだ?」
今更、何をためらうのだ、と俺は問う。
言外に、お前は幸せになる義務があるんじゃないのかと。
「お前は今、お前のいう罪を重ねていやしないか?」
「あ……」
「俺を刺していることに意味はあるのか?」
無論、そんな簡単に割り切れるとは思ってない。
だから、
「別に答えなんてなくていい。ただ、な? もっと笑ってくれよ」
驚いたようにナイフを握ったままの手が震える。
少し痛いが、知ったことかと、俺は後ろを見ながら笑って告げた。
「――じゃなきゃ、刺された甲斐が無い」
「……せん、せい……」
それだけ言って、俺は今一度、じろりと奇術師を見つめる。
「つーこって、やろうか。リーナは逃げとけ。流石に正義のテロリストさんはいたいけな少女を追わないよな?」
俺は今まで固唾を呑んで見守っていた、ここに無関係な少女に告げた。
彼女はしばし迷っていたようだが、ふと、駆けだす音がした。これでいい。
「場合によっては人質にとりたい、という所ですが……」
「その辺に隠れている正義の部下たちに見せちゃっていいのかい?」
「困りますね。今回の部下は汚れ仕事はしていないので。それに、そこの天狗様も怖いですし」
「そういうこったな」
「そういうことです」
奇術師が、気を取り直した様に、俺を見る。
そして、飛び出す銃口。
物陰から無数の銃口が、こちらを狙っていた。
「まったく、ベアトリーチェはもう使い物になりそうもありませんね。撃ちなさい、よく狙うように」
放たれる弾丸。
避けれない。というか避けたが最後、ビーチェに直撃だ。
「先に言っとく」
――しかし、それを俺はあっさりと風で弾いた。
「我に敵無し。退けよ人間」
後に残るは静寂のみ。
その様を見て、奇術師が皮肉気に呟く。
「ああ、とてもすごい力だ。……その力で何人の命を奪ったんでしょうねっ!!」
言った瞬間、俺の風が銃を構えていた人間すべてを吹き飛ばす。
暴風吹き荒れる中、俺は一人腕を組んで仁王立ち。
「何人殺した? 一人も二人も一緒だろうがよ! 殺したって事実が肝心なんだろうが。中途半端で止める方が殺した方に申し訳が立たねえっ!!」
人を何かのために殺すということは、血の河を死体で埋めて渡ろうとしているのと同じだ。
それを途中で放棄して、これからは河の清掃の慈善事業に参加します、などとは笑わせる。
「悪いが、今回ばかりは頭に来てるんだ。遠慮なくぶっとばさせてもらう!」
あの頃の記憶は、決して愉快なものではない。
頭の奥で何かが火花を散らしていた。
「おお、怖い怖い。ですが、貴方一人で守り切れますか?」
奇術師が笑う。
そして、奇術師がビーチェを指さした。
瞬間、銃声が響き渡り――。
ぼんやりと、俺の後方に浮かびだす影。
その影が銃弾を掴んでいる。
「なっ……」
今度こそ、奇術師から余裕が消えた。
「一人ではないな。だから問題あるまい」
法性坊が、俺の後ろでにやりと笑った。
俺も笑みを返して命令する。
「法性坊、蹂躙しろ」
「やれやれ、天狗遣いの荒い……」
「うるへー」
「まあいい。御意に」
法性坊がそう言った瞬間、数十の風の球が生まれ、潜んでいた人間たちに直撃した。
響き渡る呻き声。その後、連続して体が地を打つ音が響く。
「相変わらず器用な奴だな」
法性坊の得意分野は、精密と高威力だ。
相変わらず器用に事をこなしている。
俺も、近場の人間をぶん殴って動きを止めていく。
奇術師は、いよいよもって余裕がなくなってきていた。
「くっ……、ここまでとは……!」
「残念だったな。悪いけれどもほっといてくれよっと!」
銃弾をかわして、撃った相手をぶん殴る。
飛んでいった相手は無視し、次へ向かう。
そんな時、気を取り直したように余裕を繕った声で奇術師は言った。
「仕方ありませんね。奥の手を使います」
「言ってみろよ」
そうして出て来たのは、今までに比べて随分と陳腐な策。
「ここら一帯を吹き飛ばす数の爆弾をあちこちにセットしました」
「……随分とお粗末だな」
法性坊の毒舌に、しかし、奇術師は憎々しげにしながらも、笑って告げる。
「もう一度目の作戦が失敗した時点で次善の策にシフトしているのですよ! 最高の戦果から、痛み分けに。そういうことです」
なるほど、意地でもビーチェを殺していく算段か。
確かに痛み分けだ。
だが、しかし。風で気配を調べたが、どうやらこいつらの気遣いでもう一般人はいないらしい。
「しかし、爆弾、ねえ?」
――そこが奴らの間違いだ。
風が今一度強く吹き付ける。
何度も何度もそれが繰り返され――。
「それが」
俺の呟きに、法性坊が続いた。
「一体」
風はいつか渦を描き、強く逆巻いた。
竜が渦巻くが如き風が――。
「「どうしたというのだ」」
一切合財を空に飛ばす。
あらゆる建物が宙へ舞い、空の向こうで爆発した――。
更地に身を晒した人間が、唖然とそれを見上げている。
「っ――! なるほど、私の間違いは貴方の力を見誤ったことですか……!!」
一人、衝撃から立ち直った奇術師が天を仰ぎみて叫んだ。
そうして、諦めたように笑い、後ろを向く。
「逃がすと思うか?」
その問いに、奇術師は困ったように言葉にした。
「逃げますよ。最後の手です」
「ん?」
地面が揺れている。
思った瞬間既に、地は割れていた。
「なんじゃこりゃ……」
そこに立っていたのは、身長百米を越えているであろう、禍々しい骸骨。
こんなものを持っていたのか。
あまりな現状に呟いた俺の言葉に、法性坊がそのままを告げる。
「巨大な骸骨だな……」
「んなこと聞いてんじゃねーよ。って……、逃げようとしてんなよ」
ふと、視線を下に戻した時には奇術師は走り出していた。
その奇術師は、勝ち誇ったように俺に呼び掛ける。
「私は貴方がたがそれと戦っている間に逃げさせていただきますっ!」
確かに、あれを無視するわけにはいかない。
俺は今一度上を見上げた。
「仕方ねー、そこな骸骨の相手か」
「骨が折れそうだな……」
「誰が上手いこと言えと」
奇術師は逃げてしまうが仕方がない――。
俺は憎々しげに骸骨を睨みつけ、羽団扇を構えた。
――その時だった。
その骸骨の首を。
一瞬で斬り落とす巨体が一つ。
骸骨が崩れさるその向こう。雄々しく立つその巨人。
果たしてそれは何処から現れたのか。次元でも破って現れたのだろうか。
俺は思わずジト目になって呟いた。
「おいおい……、いよいよもってここはどこだってな具合だな」
黒光りするそれは、まるで鎧武者の様。
そう、あれはこの間俺が壊した――。
「まったく貴方がたは何をやっているので? 何歳かは知りませんが、貴方がたももういい歳でしょうに」
――エクスマキナだ。
肩には、拡声器を持つ数珠愛沙の姿もあった。
機械仕掛けの巨人が、ひたすらに、地獄の空に唸りを上げていた。
「ここは私とエクスマキナ・シンカイがなんとかしますので。薬師はそこの男を」
俺達が唖然と見上げるエクスマキナがその巨体を振りまわすたびに、骸骨が崩れ、壊されていく。
何故、とか、すごい勢いで動くマキナに振られてよく落ちないな、とか言いたいことは色々あったが――。
まあいい。
そこであんぐりと口をあけてる男をぶん殴るのが――、
「え、あ、いや、ちょっと待って――」
「待つと思うか?」
――俺の仕事だ。
「待たねえよ」
誰が待つか。
瓦礫の中、俺は疲れたように呟いた。
「帰るか……」
「いいのか?」
「疲れた……」
「そうだな……」
色々盛りだくさん過ぎて俺は疲れたのだ。
猫背気味に、俺はその場に背を向けた。
法性坊も、消える。
「帰るぞ、ビーチェ」
そうして、俺は後ろにいた、ビーチェに声を掛ける。
ビーチェは、驚いて肩を震わせた。
「っ!! 先生……」
「なんだ」
振り向かず俺は聞いた。
ビーチェは震えた声で俺に問う。
「ぼ、僕……、先生にあんなことしたのに……。許して……、くれるんですか?」
いいや、と俺は立ち止まり、吐き捨てた。
ビーチェの体がこわばるのを感じる。
流石に、ナイフで刺されて許します、なんて言う訳にいくか。
「誰が許すか。刺したのはお前の罪だ。償えよ」
冷たく俺は言い放った。
「は……、い」
ビーチェは泣きそうな顔で頷く。
「俺は絶対にお前さんを許さねー」
そして――、俺は最後に一つだけ余計に付け加えることにした。
「――お前さんが幸せになるまでな」
ビーチェの呆けた声が響く。
「え?」
俺は笑って告げた。
「お前さんが幸せになるまで俺はお前さんを許さない。幸せになること。そいつが償いだよ。もしくは俺を刺した責任と、義務があると言い換えてもいいぞ?」
どうせ許すって言ってもこいつは罪の意識を感じてしまうのだろうし。
だったら、こちらもこうさせてもらうまでだ。
「……そ、んなことで……、いいんですかっ? 本当に、いいんでしょうかっ!?」
俺は振り向かずに、零すように、言う。
「いいんだよ。刺された本人が言うんだから間違いない」
どうせ、こいつの母親も、使用人たちも、こいつの幸せを祈ってるんだろう。
憶測だが、まあ、この場にいない人間のこたぁどうでもいいか。
「幸せになれよ。じゃないとお前を許さんからな? 死ぬ気で償え」
幸せになるのがお前さんの償いだ、と。
そう言って、俺は再び歩き出した。
そうこうしている間に、既に遊園地の門……、跡地だ。
門を出て、しばらく歩く。
一仕事終えた後の満足感に似た感覚が、俺の胸に去来する。
帰ってとっとと寝るとしよう。
そんな時、不意に黙ってついて来ていたビーチェが、声を上げた。
「先生……」
「なんだ?」
しばらくの間の後、ビーチェは俺へともう一度声を向ける。
「手伝ってくれませんか?」
手伝う? 何を?
聞くより先に声が返ってきた。
「僕一人じゃ、幸せになれそうもありませんっ。だから、一緒に……、僕を手伝ってくれますか――?」
元からそのつもりだ。
俺は、溜息を一つ返し、
「俺が償えっつってんだ。いやでもやってもらうからな」
問題ない、と俺は歩き続ける。
「じゃ、じゃあ、これからよろしくお願いします。先生っ」
何をよろしくするんだか。
まあ、何はともあれこれで一件落着だろう。
色々と問題を放置してきたが、それらは全部明日に回す。
このくらいは許されてもいいはずだ。
「ま、俺はお前さんの先生だからな。教えるのは俺の義務だな――」
それだけ言って、俺はやっと長い一日の末、家に帰還したのだった。
「……お帰りなさいませ。薬師様?」
「ただいま、っと。なんだよ藍音」
「ナイフが刺さってますが」
「……そう言えば刺さったままだったな」
―――
① 好きなだけ善行を積みなさい。自分が満足できるまで罪滅ぼしをすればよろしい。
② 現実的に問題のあるもの以外は別にどうだっていいじゃないか。ただし、現実的に問題があるものとは真摯に向き合いなさい。
③ その過去を踏まえて現在できることを考えなさい。過去を想ってもそれは過去にすぎません。
④ 実は罪なんてなかったんだよっ!! ΩΩΩな、なんだってー!!
要するにこういうことです。一番から閻魔、憐子さん、前さん、薬師の順で。
後、数珠愛沙の再登場はこうだとずっと決めていた。後悔はしていない。
正に機械仕掛けの出たら試合終了神様でした。
後、リーナの再登場は未定。なんでリーナ出したの? って当初の予定では二人で遊園地だったのですが、ビーチェが刺すと見せかけてビーチェが刺しても楽しくないなと思って出した訳で。今後の展開は考えてなかったんですね。
まあ、幼女分増量が必要そうな話ができたらその時は出てくるでしょう。
ちなみに、前回の閻魔が大丈夫ならセーフという奇術師の言葉は、
「ビーチェは色気たっぷりのセクシー系美女じゃない上ツルペタやぼったい子だけれども、閻魔が行けるならビーチェでもセーフっしょ」ということです。蛇足ですが一応。
次回は、愛沙についても触れておきたいと思います。
後、久々に妙なメールが来たので、一応お答えしたいと思います。
――サイトって……、意味あるんですか?(要約)
あ、あああ、ああ、ああ、ありますよ!? 多分。
というのは置いといて。多分、サイトのメイン商品は拍手お礼じゃないかと思います。それだけはサイトオンリー商品ですよ? いや、お礼じゃメインとして成り立たない?
後は、産廃しかないです。他は倉庫ですね。ええ。
でもいいんです。
元々倉庫ですからっ!
では返信。
Smith様
きっとビーチェは一回りも二回りも成長して帰ってくるでしょう!
立派なヤンデレとして!!
その時は薬師が再び刺されて、成長を実感すればいいと思います。
……まあ、ヤンデレるかどうかはまったくの未定ですが。
山田様
コメント感謝です。薬師ザマァwww、わかります。
そして、せっかく刺されたので今回ずっと刺されっぱなしでした、おめでとう、薬師。
今回は、スタンドが現れて、更に巨大ロボも参上しましたね。
涙目というか、奇術師号泣でした。哀れな奇術師に合掌です。
春都様
今回の敵は中々良い線いってましたが、薬師が予想を越える駄目人間だったため、失敗です。なんせ上記④番の男ですから。
そう言えば、敵に回る人員に、巨大ロボを乗り回す女も追加されましたね。
そして、いつも危機と感じてるんだか分らない薬師ですが、結局余裕綽々刺さりっぱなしでしたね。
最強モノ主人公の面目躍如だと思うことにします。無論薬師の明日は一択です。今日もフラグが立ちました。
志之司 琳様
やはり感づかれてしまいましたか。苦肉の策だったんですよね、リーナ。
いやはや、薬師が遂に刺されたのが嬉しくて嬉しくてもう、記念絵とか描いちゃう程でした。カオスです。
それにしても、刺されたのに、ざまぁwwwwwwww言われてしまう薬師ですが……、作者もガッツポーズするほどですからねぇ。
まあ、刺された位じゃ死なないとか、どうせフラグ立てんだろ、とかいう信頼があるからじゃないかとも思いますが。
氷長様
うほっ、良い船。
Niceboatは物語を書いていたら、一度は言われてみたい台詞の一つですよ。え、私だけ?
まあ流石に自分が刺されたいとは夢にも思いませんので、パスですが。
その内薬師は本当にNice boatされそうですけどね。その内。
奇々怪々様
薬師が歩けば幼女に当たる、というか女に当たるのは、もう世界の法則なんでしょうか。羨ましいです。
しかし、遊園地。今回でもろ瓦礫、本物の地獄の遊園地になってしまいました。
薬師の親父は、ミジンコ辺りに転生したか、その辺にいるかの二択でしょうね。
あと、なんとか騙しおおせた様で一安心です。誰ひとり騙せなかったら一人相撲もいい所でびっくりです。ちなみに、薬師が本格ダメージを受けたのは、最初のシリアスでちょっと撃たれた位ですから、今回のが一番でしょう。
zako-human様
リーナは……、苦肉の策だったので出て来た意味は特にありません! ええ、はい。
クーデター派は完全にオワタ、というかまあ。
クーデター派は早くも終了ですね。というレベルに達してました。奇術師は最後は小物っぽさを撒き散らしていってしまいましたし。
そして、薬師はいいかえれば幸せにする宣言をして家にかえりましたとさ。
光龍様
わたしは、うまれてこのかた、かぞく、ともだちいがいをこーすたーのとなりにのせたことがありません。
ええ、コースターの隣に乗せるのは、きっと彼女だけじゃない、と私は信じています。
まあ、薬師は飛び降りてもげれば良いと思います。
ちなみに、両親死亡は薬師が天狗になって少し後くらいのお話です。
通りすがり六世様
大丈夫、皆気持ちは一緒です。ビーチェ、よくやった。薬師ざまぁ。
今読み返してみると、ビーチェは違和感びんびんですよ。憐子さんも思い切り怪しいとか言ってますし。
何時ばれるかとドキドキしてました。
そして、まあ、やっぱりこんな結果です。相も変わらず薬師無双。
SEVEN様
年下に、まともに扱われたためしのない薬師だと思います。
そう言えば、事件の後で、閻魔相手で行けるなら発言のテープが運営に送られてきて奇術師の運命やいかに、とかなりませんかね。
それにしても、やっと刺されましたよ薬師。
遂に刺されましたよ。ただ、ビーチェは刺した後グイッと手首を捻ってもよかったと思います。反省の色が見られません。
名前なんか(ry様
薬師は女の敵ですが、敵の敵は味方とは限らない。そういうことですね。
しかし、質・量伴う、というか、あのオーバーキル軍団は何なんでしょう……。
今回は巨大ロボ乗り回す女が蹂躙していきましたし。ええ。私も手を出すのはやめた方がいいと思います。
むしろほっとけば女性におぼれて溺死するんじゃないかと思います。あと、藍音さんは薬師の噂を利用して、自分だけは大丈夫ですとかいう派閥だと思います。
あも様
Nice boatしても学校日々の様にはいきませんねぇ。
刺した相手すら包み込む包容力で、薬師ならヤンデレ相手でもなんとかなりそうな空気があります。
ってか、今回薬師は刺されたのわざと避けなかったんじゃないかと思います。
締めの許してやると見せかけて許さないコンボのためにあえて刺さったんじゃないかなと。
最後に。
今回のタイトルについて。
エアーマン=薬師。