俺と鬼と賽の河原と。
春、春、春である。
頭のぶっ飛んだ人も、虫も、馬鹿も、阿呆も沸いてくる季節だ。
でもまあ、一番一般的な春の名物と言えば――。
やっぱり新入生だろう。
これは、そんな季節の話。
其の百十一 春と俺と入学式。
これが、実際に入学式前に俺と閻魔で繰り広げられた会話である。
「入学式……? 入学式って、あれか? 学校に新入生が入ってくる的な」
「ええ、そうですけど……、って他になにが?」
「入岳式とか。山に入る前に心構えを的な」
「どこの修験者ですかっ」
所は閻魔宅、俺が台所に立っていると、閻魔は不意に入学式について切り出した。
「ええ、それで、明後日に入学式がありまして。出席しませんか? 臨時講師として」
なるほど、入学式か、と俺は大仰に肯く。
もうそんな季節か、初々しくて実に良いじゃないか。
「うむ、断る」
「え」
「三行で説明すると、めんどくさい」
閻魔の驚いた顔に、俺は一つ溜息を吐いた。
自分の子供が出る訳でもない入学式に出ても仕方ないだろう。
ちなみに、この分だと先行入学したうちの息子もとい弟と、妹もとい娘は入学式に関わりがないようだ。
俺が今の今まで忘れていたのもそうだし、何かあるなら由美由壱の方から話が来るはずだ。
だから、そんな面倒な真似したくないのだ。
「第一明後日も仕事だろ。勤労青年の俺はサボるわけにはいかないな」
「公式行事だから、直々に休みを出せますけど……。それに臨時教師としてだから、少ない額ですが給料も――」
「行くわ」
うん、入学式、実に良いじゃないか。
「今、仕事にいかないといけないって……」
「忘れたな、もしくは気のせいだ。どうしても気になるなら幻聴だ。病院に行け」
俺は過去を振り返らない主義なのだ。
完全になかったことにする。
すると、閻魔は呆れた顔で俺を見やった。
「酷い言い草です……」
「心に棚を作れば病院に行く必要も無くなる。あって損はないぞ」
俺の棚は百八つほどあるぞ。
と、言ってるうちに、俺は論点がずれていることに気がついた。
俺は、出来上がった料理を食卓に並べながら呟く。
「つか、あれじゃないか。来いっつったのはお前さんじゃねーか。希望が叶いそうなんだからそのまま頑張れよ」
頂きます、と間に挟むよう言葉にして、食事しながら俺と閻魔は話を続ける。
「なら、来てもらえるんですよね?」
そんな問いに俺は至極真面目な顔で言葉にした。
「無論。俺はいつでも合法的にサボる手段を探しているよ」
「……」
俺があまりにもあまりな台詞を吐けば、閻魔は半眼で俺を見る。
「んな冷たい目で見られてもなぁ。サボりたいと思うのは人の性だろ」
「天狗でしょう?」
「揚げ足とらない」
「まあ、わかりました。ちゃんと来てくださいね?」
「俺をなんだと思ってんだ」
「非常に不真面目な天狗です」
むう、今日の美沙希ちゃんはなんか生意気だな。
まあ、それは別に構わないのだが。
そして、俺は箸を動かして、昼食である肉じゃがを口に突っ込んでいる訳だが、そう言えば。
思い出したように俺は閻魔の顔を見た。
「なにか? 私の顔に変なものでも?」
正確には、その後ろだが。
「いや、髪、伸びたな」
言葉通り、閻魔の髪は伸びた。
昔は背に届かない位の髪だったのだが、気が付けばもう腰元に届いている。
「ああ、私も切りに行こうかと思うのですが、中々時間が取れなくて」
「俺が切ってやろうか?」
聞けば、閻魔は苦笑いして首を横に振った。
「遠慮します。貴方に任せると取り返しのつかないことになりそうで……」
「なにを失礼な。坊主にするだけなら失敗しない」
「完全に駄目じゃないですかっ」
まあ、人の髪を切る経験なんてない。だから肩を怒らせる閻魔の意見も最もだ。
俺の髪は藍音が切っていたが。
「まあ、これでも一応毛先と前髪だけは整えているんですが……」
「あー……、そうみたいだな」
身だしなみには気を付けているのか、前髪が目に掛かるようなこともなければ、毛先がバラバラになっている様な事もない。
俺は閻魔らしい、と苦笑した。
「まあ、でも、ここまで伸びたので、気を見て切りに行こうと思います」
「ふーん、でも、なんかあれだな」
指先にくるくると巻きつけるように髪をいじった閻魔に、俺はなんとなく呟いた。
「なんか勿体ねーな」
対して、閻魔は一度驚いたように目をまるくして、怪訝そうに聞く。
「もったいない……、ですか?」
俺は肯いた。
「あー……。うん、そこまで伸びたら今度切るのは勿体なくならねーか?」
別名貧乏性亜種とも言う。
言ってから、俺は喉を鳴らして苦笑した。
すると、閻魔は何やら思案する様子を見せて、
「……考えておきます」
それだけ言って黙り込んでしまう。
はて、何を考えるのか。
結局、答えは出ないまま、今日の所はお開きと相成った。
入学式当日。
一昨日から、閻魔とは会っていない。
「さて……、すごい人の数だな……。学校関係者側の椅子に座れたのは僥倖だ」
思わず呟かざるを得ないほど、体育館に人があふれかえっていた。
大量の世界の死者がやってくるのだから、当然なのだが、それにしたってすし詰めだ。
これでもまだ、希望者全てを受け入れられなかったというのだから、最近の死者の多さを身に沁みさせる。
「千や二千じゃきかねーな。これから上手く行くかどうか」
これからしばらくの結果で、分校ができるかどうか決まるのだから、俺も気が抜けないな、と俺はたたずまいを直した。
そうして、しばらく座ったまま待機。
新入生の挨拶に、その他祝辞を俺は聞き流していく。
地獄の入学式も俺の現世とさして変わりないな。
などと考えて、俺は力を抜いて座っていた。
しかし。
「それでは、学校長、閻魔様からお話を伺います」
しかし、地獄の入学式は一味違ったんだ。
『閻魔っ!! 閻魔! 閻魔ぁ!!』
「ぬおうっ?」
驚いて肩を跳ねさせれば、辺りは既に閻魔を呼ぶ声で埋め尽くされていた。
主に男に対し、人気凄まじいことこの上ない。
あー、このままで入学式進行すんのか?
俺は、今一つ対岸の火事の心配をして、更に予想を裏切られる。
『閻魔、閻魔、えん――』
「皆さん、お静かに」
ぴたりと、声援が止まった。
どうやら、よく訓練されたおっかけだったらしい。
「皆さん、こんにちは」
『こんにちはっ!!』
「……子供番組もメじゃねーぞ? これ」
大した熱狂ぶりである。非常に暑苦しい。
「入学、おめでとうございます」
しかも、皆ぎらぎらとしてる割に、息を殺す程の静けさが横たわっていた。
「――ですから、我々は他人のことを学ばねばならず――」
その上、閻魔は校長の話が長いことを様式美だと信じているらしい。
要するに、この非常に肩が凝る状況は、しばらく続く訳だ。
うだー……、なげー……。
この空気では悪態つくことすら許されまい。早く終わんねーかななんて言ったが最後、近くの男どもにフクロにされて終了だろう。
眠い。まじ眠い。
いい加減終わらないかねー……。
と、俺が根を上げ始めたそんな時。
「――と、いうことです。明日からの学校生活――」
「……うん? なんか、あそこの照明……」
俺の視界に、やけに揺れる照明が目に入る。
丁度、それは閻魔の直上に位置し、どうにも危うげな動きをしていた。
「――だとは思いますが……」
この校舎は新しい。だから、いきなり壊れるなんてないと思うが――。
いや、ここは人外も集う学校だぞ? 高くに設置された照明でも傷つかないはずがないじゃないか!
「ちっ、面倒な……!」
俺が動き出したのと、照明がぶちり、と嫌な音を立てて落下したのは、同時。
「間に合うか……? つか間に合え!」
なりふり構っていられない。
俺は半無意識で翼を展開し、最高速で飛行。
落ちる照明に会場は唖然とし、俺だけが時の止まった中で動いていた。
「薬師さんっ? 一体何を――!」
驚いた表情の閻魔だが、今は構っていられない。
既に、照明が迫ってきていた。
俺は、更に速度を上げ、そのまま閻魔に突っ込んだ――。
「えっ、きゃあっ!」
短い悲鳴が響き、そして、遅れてわれる硝子の音が弾ける。
俺と閻魔は、もつれ合うように壇上に転がった。
……間に合った。
そう思うと同時、一つ、思い出したことが。
「わざわざ飛び込まなくてもお前さんなら傷一つつかなかったじゃねーか……」
やっといてなんだが、その通りである。
他にも、風で上手く弾いて衝撃を殺せばいいとか、なんとか。
しかし全部後の祭り。
ゆっくりと腕の中の閻魔を解放すれば、未だに状況を理解できていないらしい彼女は、何事かを呟いて。
「そ、そそそそそ、その……。唐突に我慢できなくなったからと言ってこんな場所で押し倒されると……、……あれ?」
なにを言ってるんだこ奴は。
「おいおい、無事か?」
主に頭が。しかし、無事だったらしい。
「え、あ。はい」
気まずい空気で、俺と閻魔は立ちあがった。
そんな中、閻魔は俺の顔を見て、はっと気付いたように言う。
「頬に傷ができてます、早く保健室に――」
「いや、掠り傷だろ」
「その、私のせいですから……、行ってきてください」
「あー……、分かった」
俺は、閻魔の言葉に従い、騒然とする体育館を一人抜け出したのだった。
「そろそろ美沙希ちゃんが来ますから。手当てしてもらってくださいね」
「お前さんは養護教諭だと思っていたのは俺の勘違いだったらしいな」
「では私はお邪魔虫の様なので、お暇させていただきますわ」
「無視か」
玲衣子が、俺の言葉を華麗に無視して、保健室を退室する。
「失礼します」
入れ違いに入って来たのは、やはり閻魔だ。
ちなみに、俺の顔の傷は、頬に一本線が入ってるくらいで、特にどうにもならないのだが――、閻魔は消毒液と絆創膏を持ってきた。
「その……、痛いですか?」
「いんや、気付かなかった位だろうに」
閻魔の心配気な言葉に、俺は首を横に振った。
人間やめてからこの方、痛みには鈍いのだから仕方ない。
だが、痛い痛くないかはあまり関係ないらしい。
「では、消毒しますから……、少々沁みますけど」
言いながら、閻魔が俺の頬に消毒液のついた綿を押しつけて――。
思わず俺は声を上げた。
「やっぱ痛い、マジ痛い。抉る気かてめー」
「ごっ、ごめんなさい……、こういうのにあまり慣れてなくて……」
これは消毒液の痛みではない、ピンセットによる抉るような攻撃だ。
しかし、閻魔もわざとや嫌がらせでやってる訳でもないらしく、怒る訳にもいかねー。
「ゆっくりやってくれたまえ、焦ったら俺が死ぬ」
きっと、閻魔が焦れば俺の頬はピンセットに貫かれる運命だろう。
対して、閻魔はまるで超難度の手術に挑む医者の様な顔で俺の頬に消毒液を付けていく。
なんとか、さほど痛くもないのだが、いかんせんやることがないし、動けない。
俺が暇だな、と思っていると、閻魔は不意に声を上げた。
「今回の件、ですが。私のせいかもしれません」
「はい?」
照明を吊るす紐が傷ついていたことに関して、俺は日頃の授業のせいだと思っていたが、閻魔には他に心当たりがあるらしく、申し訳なさそうに俺を見つめていた。
「さっきのは、貴方を狙ったものかもしれないんです」
「俺? なにゆえに」
こういうのもなんだが、恨みは買っていても細工して暗殺されるほど偉くもなんともない。
それに、それでなんで照明を俺に落とさず閻魔に落とすのか、よくわからない。
「派手に、暴れすぎたんですよね。ごめんなさい」
閻魔の言葉に、なるほど、と俺は手を叩いた。この上なくわかりやすい。
「最近調子乗ってんじゃねーか? ってことになってる訳か」
運営から敵対する様な組織にとっては。
確かに、目立ちすぎたかもしれない。何か行動を起こしても横槍入れられたい奴は早々いない。
「だが、なんで閻魔?」
そこが疑問だ。
しかし、答えはあっさり返って来た。
「大妖怪と戦う愚を既に悟っているのですよ」
「ああ、なるほどな」
閻魔を敵として見ている以上、真っ向勝負の無駄さは身にしみてる訳か。
「それで精神攻撃か」
閻魔は肯いた。
「よっぽどのことでなければ大丈夫だと思いますが……。気を付けてください」
「そうしよう」
気を付けるに越したことはないな。
俺は笑って肯き返し、言葉を切った。
閻魔は、遂に長かった治療を終え、俺の頬に大きな絆創膏を貼る。
こんなにしてもらうまでもないのだが。しかし、された以上は礼を言うのが道理だ。
「ありがとさん」
言えば、閻魔は首を横に振った。
「いえ、もとはと言えば私の招いたことですから」
責任を感じているその顔に、俺は――。
なんかむかついた。
「ひぇっ?」
俺は閻魔の鼻の頭を指をでついて、告げる。
「あのな……、俺が狙われている以上俺の問題だろ。むしろすまんかった、そしてありがとう、って訳だ」
分かったか、と問えば、閻魔は少し思案して、照れながら頬を掻いた。
「その、……どういたしまして」
「よろしい」
俺は一つ肯いて、ふと、閻魔の髪に目を向けた。
「んん?」
なんか変だ、と思ってみると、あら不思議。
「その、薬師さん……、そんなに熱い視線で見つめられると……」
「髪しばってんのか」
「え?」
よく見ると、閻魔の髪型は昨日までとは違い、大きな三つ編みが一つできていて、それが左肩に掛けられていた。
なるほど見事なおさげである。
そのことを指摘すれば、閻魔は恥ずかしげにその三つ編みをぎゅっと握った。
「に、似合いますか?」
似合ってるか似合ってないかと言われると、そりゃ――。
「似合ってるよ、そりゃもうやばい位に」
正直笑いをこらえきる自信がない位似合っている。
セーラー服に三つ編みってどれだけ嵌り役なんだ。
「そ、そそそ、そうですか。それはよか……」
やけに動揺した閻魔の言葉だったが、俺が妙な感慨を覚えている途中で止まる。
どうしたんだ、と俺が疑問に思った瞬間言葉は妙にとげとげしく続いた。
つい、と閻魔はそっぽを向く。
「別に、あなたが言ったからって訳じゃありませんから、あしからず」
「うん? ああ、うん」
俺が納得したように頷くと、何ゆえか閻魔は焦ったように言葉を追わせた。
「えっ、ああ、いや、そうじゃなくてですね……」
「いや、何が違うんだよ」
「お、思ったより押しが弱かったといいますか……、あなたならもっとからかうように押してくると思ったのですが……」
もじもじと何事かを呟く閻魔に、俺はじれったくなり、答えを急がせる。
「一体何なんだよ」
「そのですね、勘違いしないように言っておきますが……。貴方が勿体ないって言ったからこうして三つ編みにしてるんですからねっ! ……あれ?」
なんだその自爆は、と突っ込むのも憚られた。
「えーと、うん」
俺が答えに詰まってしまうと、盛大に自爆した閻魔はいじけたような言葉を俺へと向ける。
「そーですよー……、あなたが言うからうきうきしながら今日は学校にきましたよー……だ」
いきなり床に体育座して床に指を滑らせる閻魔に、俺は苦笑した。
「あー……、うん。とりあえず帰ろうぜ」
「うう……、もうお嫁にいけません」
なんかもう混乱のあまり意味のわからんことを言っている閻魔に、俺は適当に話を合わせることとする。
それと、何億年嫁にいってないんだよ、というのは野暮か。
「そうかいそうかい。なんだ、独り身同士、俺が貰ってやろうか?」
あまり言わない類の冗談だが、まあ、こういう状況ならありだろう。
「な、なななな、なに言ってるんですかっ!!」
閻魔の突っ込みが俺の耳朶を叩く。うん、いつもの調子だ。
「ほれ、帰んぞ。夕飯の買い物してってやるから、付き合えよ」
「あっ、はい!」
俺が先に扉を開くと、閻魔はぱたぱたと音を立てて俺を追う。
今日の夕飯は、何にしようか。
―――
さて、ちょろっとシリアスの香りも香ってきました。
まあ、実際に開始するのは何話後になるか分りませんが。
それよりも番外編を片付けないとなりませんからね。中盤完成、ここからクライマックスです。
やけに長いです。
では返信。
SEVEN様
李知さんはきっと不幸収拾体質なんですねわかります。やりたい放題と言うか猫耳放題と言うか。
憐子さんとにゃん子は老獪な模様なので、薬師も苦労しそうで。どんどんしろ。
そして、美沙希ちゃんはなんだかツンデレなんだかデレデレなんだかよくわかんないことになってます。
番外編は、多分次回薬師が本気出します。
志之司 琳様
修羅場にすらなり得ない、と言うか、味方でつぶし合ってもどうしようもないことを分かっているんですね。薬師も女性陣も凄まじいです。
そして、自分もにゃん子はありだと思ってます。作中で使ってる途中でこれはいけるな、とか考え始めた私の脳が危篤。
前さんは相変わらずの見事なおいしいとこ取りですね。メインヒロインはすごい。
番外編は、美香お姉さんがおいしくいただけるか怪しい所です。
トケー様
ずっと、猫耳キャラににゃんにゃんと言わせたかった私の夢がかないました。
もうこのままにゃんにゃんしてしまえば良かったのに。閻魔は今回報われてるんだか報われてないんだか不思議な状況になりました。
番外編の鬼は、きっとすごかったんです。多分。そして、召喚に対しここまで緊張感がないのは私の執筆人生で薬師が初めてです。
そして薬師はお父さんと呼ばせようとしてるのに気が付いたら恋されてるから凄まじい。
通りすがり六世様
どんな名前に進化するんでしょうね、ジョグレス進化……。もょもととかでしょうか。
憐子さんとにゃん子はどちらも猫みたいな気性と言うか、片方猫ですが、そういうことなのでしょう。
二人の気まぐれでどんどん振り回されてしまえ薬師め。いや、それはそれで羨ましい。
ともあれ、色々とチーム分けが出来上がってしのぎを削るどころか最終的に皆結託しそうですね。暁御は、まあ、うん。
光龍様
合体攻撃の威力が高過ぎて常人なら致死量に達しています。
しかし、それでもゆるがない薬師が凄い所かいっそクレイジー。
あと、にゃんにゃんはその気になれば屋外でもベッドの上でもそのままソファの上でもやってしまう気がします。
薬師の逃げ足は、走る速度の時点で人智越えてますよねー。いっそ技名を付けて韋駄天エスケープとかどうでしょう。
奇々怪々様
そりゃあ、嫌味ですよねー。千年千年と、薬師の心にぐさぐさと。
前さんの猫耳は、多分その内参上すると思います。メインヒロインですから。
番外編の爪は、きっと藍音さんが抱きついた辺りでやばかったと思います。なんとかはがれなかったようですが。
そして、稽古に関しては薬師様は紳士的でした。あんにゃろうめ。
春都様
千年放置同盟、妙なシンパシーがあったみたいで、強力な勢力が出来上がっています。
多分、薬師一家が一番強力な勢力になってるんじゃないかと。
あと、呪いは色々あるみたいです。人をエロくする呪いとか、性欲を増大する呪いとか。薬師には効かなかったようですが。
番外編の薬師の緊張感の無さは作中一番かもしれません。藍音を呼ぶ声も声ですし、それで来る藍音さんも藍音さんですが。
f_s様
異世界をまたにかける薬師は世界の女は俺の物とか言っても仕方ない領域です。
死ねとは言わないから、とっとと責任取って人生の墓場に入ればいいのに……。
千年放置プレイのテクニカルぶりには恐れ入るばかりです。ある意味自分の首を絞めてますけど。
いい加減千年分の鬱憤をにゃん子と憐子さんにぶつけられてもいい頃だと。
ヤーサー様
明らかに一軒家を買った辺りに薬師のたくらみが垣間見えますね。
ペットOKどころか自分の家ですからね。なにしてもOKですよ。室内でえろえろ、もとい色々なことに興じて大声が出ても問題ないですし。
ともあれ、これから薬師のにゃん子をよぶ攻撃で猫耳が増殖する訳です。
薬師の家には猫耳肯定派が集うようで。
最後に。
閻魔がツン自爆なる妙なジャンルに手を出したようです。