俺と鬼と賽の河原と。
どうしてこうなった。
……どうしてこうなった。
「大丈夫、先生に任せて?」
そう言って玲衣子に服を捲られる俺。
ここは、保健室、そして俺はベッドの上。
――どうしてこうなった……?
そう、俺は最初、普通に体育の授業をしていたはずだ。
授業内容は体育館でドッヂボール。
授業は途中まで普通に進んでいたのだが。
……そうだ、アホの子が、途中で本気になったのだ。
そして、本気になったアホの子の球は、いや、弾丸はただの女生徒の元へ放たれる。
だから俺は、教職員としての本分を果たすべく、全力で駆け抜けた。
弾が放たれて着弾する前に、俺は女生徒の元まで走り抜け、急制動。
女生徒を抱き抱える。
まあ、そこまではよかったのだが。
俺の全力は思った以上に早く、勢いを殺しきれなかったのだ。
女生徒を抱きかかえたまま、俺は前のめりに三回転。
強かに壁に背中を打ちつけた挙句、頭を強打。
なんだか、頭を下に壁に脱力した状態でくっついて、女生徒の無事を確認すると――。
「だっ、誰かっ! 誰かーッ!!」
俺はだるくなってきて、全ての意識を投げだしたのだった。
其の百四 俺と保健室が危険の香り。
そして、目を覚ますと、ベッドの上だった。
ここは、保健室か。
本当は保健室かどうか、よくわからないが、天井で判断。
嘘だ。天井で判断できるほど俺は天井評論家ではないが、ともかく、学校において気絶した人間を置いとく場所など保健室以外にはありえないはずだ。
と、思って身を起こそうとした俺。
その時だ。
「あら、起きました?」
俺の入ってる布団から、もぞりと。
このベッドには、もう一人の人間が居座っていたらしい。
「何故に玲衣子」
「あら? 私はここの保険医ですわ」
いや、確かにブラウスにそれらしいタイトとかいうスカートと白衣に眼鏡とくればそれらしくも見えるが。
「いや、じゃあ、ここの保険医は患者と添い寝するのも業務の一つなのか」
「んふふ、それは貴方だけに」
俺は、ベッドの中で肩を竦めた。
やっぱり、からかわれているんだろう。
そうして、溜息一つ、身を起こそうとする。
しかし、それはまた止められる。
「あ、まだ起きあがらないでくださいな」
「ん?」
「頭を打ったみたいですから」
ああ、そう言えばそうだった。
とはいっても、面倒になって途中で意識を放り投げただけだから、余り問題はない。
というか、これで怪我するような大天狗はいない。
のだが――。
「熱は、ありませんわね……」
額同士をくっつけて確認。
まあ、確かに頭を強打して出血したりするまずい状況では発熱の可能性もある。
そうして、頭にあった手が首元にずれていき、玲衣子は言った。
「でも、これだけでは分かりませんわ。口で測りますので、じっとしててくださいな?」
「いや、待て」
「うふふ、何故です?」
「何故、顔を近づけてくるんだね?」
「熱を測るからでしょう?」
「温度計は?」
「ありませんわ」
どんな保健室だ。
と、いうか。
「どうやって測る気なんだよ」
「もちろん、口内に舌を侵入させて、ですけど?」
「そんな当然って顔されても困るわっ!」
俺は、速攻で顔を横に背けた。
何やら貞操の危機である。
俺は只管横を向くことで抵抗の意思を示す。
すると、玲衣子は諦めてくれたらしい、のだが。
「では、そうですね。次の治療に」
嫌な予感が四トントラックに満載されてやってくる。
俺は多分寝かされる前に脱がされたのであろう、スーツの上はなく。
現在ワイシャツとズボンだけ。
そのワイシャツのボタンが、玲衣子の手によって外されていていく。
「あのー……。玲衣子さん?」
「はい」
綺麗な微笑みで返してくれる玲衣子。
「なんばしよっとね?」
思わず方言が飛び出してしまった。
「治療です」
玲衣子は言い切る。
見事いい切った。
「なんの?」
「うふふ、何も心配することはありませんわ。全部私に任せて……」
そう言って、玲衣子は自分のブラウスのボタンも外し始める。
「はぐらかされたっ。明らかにはぐらかされたよ。説明の義務を怠ったら駄目だと思うぜ」
では、と玲衣子は返した。
「少々体温が低いようなのです。雪山の遭難などで体で温め合うのはよくあることですわ」
「へー……、そうなんか」
「ええ、なのです」
「って、騙されるかいっ! まだ体温測ってないような気もするしなっ!」
一瞬騙されそうになったのは秘密だ。お兄さんとの約束だ。
別にここは雪山でも氷山でもなく、普通に温かい学校の保健室だ。
よしんば体温が低かったとしても。
布団があればわざわざ保険医に添い寝してもらわなくても温まる。
ただ、まあ、ここまで言えば一安心だろう。
俺はほっと一息。
しかし、玲衣子は笑っていた。
いつものようににこにこと笑っていたのだ。
「うふふ、些末事を気にしてはいけませんわ。大丈夫、私に任せてくださいませ……?」
和訳するとこうだ。
『細けえことはいいんだよッ! 天井のシミでも数えているうちに終わるぜぇ!?』
流石に、そんなのは嫌である。
「ええい、待て待てい。それ以上になると成人指定になってしまうのでこれ以上は実力行使になってしまうぞ?」
「貴方はそんなことしませんわ。なんだかんだいいましても、優しいから」
「あー……、俺は悪逆非道だぞ。がおー」
「ふふっ、なんですかそれ」
いいながらも玲衣子は動きを止めない。
ああ、もうこれは駄目だなー。
お子様には見せられない光景が、つっても俺じゃあ無理かー。
いや、まあ、流石に悪ふざけにも限界がある気がしないでもないな。
と、その瞬間。
がらっ、と。
否、ガラッ! ドバンッ!! とばかりに保健室の扉が開かれた。
玲衣子の動きが止まる。
そして、入って来た生徒は大きく叫んだ。
「先生っ、急患よ!! 頭を強く打ってる!!」
ん、この声には聞き覚えがあるな。
「……仕方ありませんわね」
玲衣子が俺から離れ、俺は余裕ができて、入って来た人物を見やる。
「あら、由比紀じゃない」
玲衣子の言葉と共に、入って来た人間を確認する。
やっぱり由比紀か。
「体育館だから早く行ってあげて」
由比紀が入ってくるなりそう言うと、玲衣子は優雅な足取りで外へと向かって行った。
「そう、では行ってきますわね」
最後に、妖しく「続きは後で」と、言い残して玲衣子は消える。
「よー、由比紀。助かったぜー」
「あら、いたの?」
由比紀は、白々しく、俺を見つけて言った。
「しかし、学校でも相も変わらずそのドレスなんかい」
「貴方はブレザーの方がよかった?」
「いや、好きにしてくれ」
「そ。じゃあ、今度見せて上げるわ」
そう言って、ベッドまで由比紀は歩いてくる。
「貴方はどうしたのかしら?」
「頭を打って寝てた」
「頭を打って寝てたらそんな風に服が肌蹴るの……?」
「俺にも不思議だ」
そして、彼女はベッドにまで乗り上げた。
「そう……、あら、玲衣子ったら治療の途中だったのね」
ふと、嫌な予感が――。
「ふふっ、私が続きをしてあげるわ」
四トントラック二台目駐車ぁああ!!
そうして、由比紀は自分の背に手を回し、あっさりとドレスが落ちた。
流石ドレスっ、脱げるのが速いっ!!
って、そんなことを考えている場合ではない。
それより、迫る由比紀をどうしよう。
「あ、何もしなくていいのよ? 大丈夫、私が全部するわ」
和訳・『へっ、目でも瞑ってりゃすぐに終わるぜぇ! 安心しろよ、お前は何もしなくていいからよぉぅ!』
返答・なにも安心できないです。
「まあ、待て、落ち着け」
「なに?」
「何故こんなことをするのか尋ねたい」
「あら、そんなこと私の口から言わせる気?」
「さっきからそれがずっとつかめない」
小一時間悩んでる。
ってのは嘘だが、まあ、うん。
「そうね。じゃあ、言ってあげるわ」
由比紀が、俺の耳元に顔を寄せた。
吐息が俺の耳に掛かる。
「それは、貴方の事がす――」
その瞬間。
がらっと。
否、ドゴンッ! と扉が開かれた。
「風紀の乱れの香りがします!!」
俺は横目で扉の方を見た。
ありゃ、閻魔だ。
それにしても、扉可哀相だな。
「というか、由比紀さん、何故涙目で固まってるん?」
「なっ、何でもないわ」
由比紀はふるふると首を横に振った。
そこにかぶさるように、閻魔は息巻いてみせる。
「そうですっ、早く離れてください」
「あと、閻魔さんよ。そっちは話が繋がってない」
「そっ、それで、治療の話でしたね?」
「おまえ、ずっと聞いてたな? 聞いたうえで出る瞬間見計らってたな?」
閻魔がすごい勢いで顔を逸らした。
「そ、そそ、そんなことは……」
「できることなら玲衣子の時点で助けてくれたまえよ」
そうすれば、俺のワイシャツが半脱ぎ状態にはならかなったろうに。
そう思って言ったのだが、閻魔はそっぽを向いた顔を戻そうとせず、赤くなるばかり。
「いえ、なんというか、思った以上にアダルティックな空気で、なんとも……」
アダルティックな空気ってなんだよおい。
「そ、そんなことより治療ですっ」
閻魔は露骨に話を逸らした。
まあ、俺も深く追求することはない、と何も言わない。
のだが。
――どうやら、四トントラック三台めが到着したようだ。
「そ、その。本当はいけないんですよ? 駄目なんです」
閻魔はそう言って前置きし。
真っ赤になりながら、言った。
「で、でも。どうしても貴方が腫れが引かないっていうなら、その、私が直々に――」
はい待て。
「何故お前は俺の下半身を見つめるんだ」
何を治療する気なんだお前はっ。
すると、閻魔はつい、と露骨に目をそらすのだった。
「そ、それは……、貴方の……、その」
閻魔はいい淀む。
そして、まるで銃が暴発するかのように――。
「貴方は何も言わなくていいんですっ!! 私が頑張りますから!!」
和訳・『黙ってなぁ……、黙ってりゃ、俺が勝手にやってやるよ』
返答・困ります。
とりあえず、この閻魔、風で飛ばしてもいいだろうか。
そう思い始めたその時。
がら、っと。
今度こそがらっと保健室の扉が開いた。
「あらあら、うふふ」
玲衣子が帰って来たのだ。
悲しみに暮れていた由比紀がここで再起動。
「あ、治療は終わったのかしら?」
「ええ、終わりましたわ。大変でしたのよ? その子、まるで大妖怪にでも殴られたみたいな感じで」
「そ、そう。災難ね」
おい、由比紀、何故目を逸らした。
まあ、なんというか、ご愁傷さまとしか言いようがないが。
それにしても、助かった。
突然の物音に閻魔も停止している。
これは好機、とばかりに俺はベッドを抜け出そうとした。
「じゃあ、俺は授業に戻るわ」
瞬間。
全員が。
俺を見た。
「「「ところで」」」
はい。
四トントラックがダース単位で到着しました。
「貴方は」
「一体誰の」
「治療を受ける気なのかしら?」
なんでお前らこんな時だけ息ぴったりなんだ。
お前ら共謀シテルナッ!?
「由比紀、貴方は私に譲ってくれますよね」
「あら、玲衣子、貴方は保険医の本職があるはずだわ」
「うふふ、美沙希ちゃんは校長だもの、早くお仕事に戻らないと」
何やら話しだす三人。
俺はと言えば。
「いや、なんつーか」
ずい、と。
俺が答えに迷ったその瞬間、全員が俺に詰め寄った。
「ふふ、ここはあれですわね。一人だと戦力的に不安ですし」
頬に手を当て、玲衣子が困ったように。
「も、もしかすると、一人では逃げてしまうかも、知れませんし」
閻魔は緊張したように。
「そうね、そっちの方が確実かもしれないわ」
由比紀は余裕を持った微笑みで。
そして三人は言った。
「ここは三人で」
「俺は健康だッ!!」
そう言って、俺は扉を突き破り、廊下を全速力で逃げ出したのだった。
その結果。
現在生徒指導室に居ます。
「まったく、教師が廊下を走るなんて言語道断だっ!」
「かっとなってやった。今では反省している」
「テンプレートすぎる!」
まったく、と李知さんは呆れた溜息を吐いた。
「教師が規則を破ったら、示しがつかないだろう?」
「まあ、それはすまんかった。のっぴきならない事情があってな」
走って逃げた廊下の途中で李知さんに捕獲され、現在に至ってるのだが。
「反省文十枚だ。いいな?」
ちょっとそれは多くないかい?
と、思ったのだが、どうやら顔に出ていたらしい。
李知さんは俺に耳打ちした。
「しばらく外に出たくないんだろう? 第一、今由比紀が探し回ってるからなっ」
そう言って、ぷいとそっぽを向く李知さん。
それを見て、俺は苦笑した。
どうやら、匿ってくれるらしい。
「はは、ツンデレありがとさん」
ばっと、李知さんが振り向いた。
「なっ、なんだその目はっ。うっ、うー……」
李知さんは、赤くなって少し俯き、ごにょごにょと何事か呟きだす。
その頭に、垂れた耳が見えた気がしたが、どうやら幻覚だ。
そして、途中で、俺の耳に言葉が入った。
「そのっ、頭を打ったって言うから、心配したんだぞ……? なのに……っ」
俯いたまま、上目づかいで李知さんは言う。
うわ、何この人可愛いんだが。
急に微笑ましくなって、俺は自然と口端を釣り上げた。
「ありがとさん。じゃあ、心配掛けたことも含めて、反省文書かせてもらうとするさ」
言って、俺は筆を取ることとする。
「あ、ああ。私も、私も手伝ってやるから……。一緒に頑張ろう」
「うむ? それっていいのか?」
「いいんだっ。責任もって、終わるまで付き合ってやる」
「そうかい、じゃあ、よろしく頼む」
「あ、ああ」
こうして夕日傾く校舎で、俺と李知さんはずっと反省文を書いていたのであった。
―――
ここらで学園ラブコメ的な空気でも。
閻魔一族フルで展開してみるコーナー。
あと、番外編の序章が完成。次回の番外編は選択肢気になります。
ただ、すぐまた変えてしまうのもあれなんで、明後日くらいに番外編再び変わります。(2010/3/17現在なので、3/19に)
猫の番外編に心当たりが無い方は今の内に見ておいてもいいかもしれません。
では返信。
ヤーサー様
前さんももう、薬師の性癖は仕方ないと捉えているようです。息をするように女の子拾ってきますから。
尚、数珠家の一件は、一般では運営が動いて数珠家が倒れた、とだけ。
職員は所によって数珠家に関する予備知識くらいはありますが、何も知らない一般人には、なんかすごい家が倒れたとだけ伝わってます。
あと、薬師なら二十人位の妻は言ってもらわないと困ります。ちなみに、前さんはホワイトデーは無しだと思っていたようで。薬師ですし。
春都様
なんかぐるぐる回って藍音さんで終着だった前回でした。
アホの子は、論理的に物を捉えにくいようです。即物的にとらえ過ぎてるようなよくわからないような。
ちなみに、猫の話は李知さんが猫耳生やした辺りにちょろっとだけ。
藍音さんの話はまだ出てません。そこはまあ、番外編で。
SEVEN様
アホの子は好き放題やらかして、周りへの影響は大きいでしょうね。
ただ、やっぱりラブっていうかライク分が強いでしょう。
これで恋する乙女に持っていくのが私の腕の見せ所なんじゃないかと思いますが、自信はありません。
いやはや、李知さんがようじょになったり猫になったりする理由は未だ明かされてませんからねー。まあ、色々と。
通りすがり六世様
アホの子の成長も今後の焦点になるかもしれませぬ。そりゃもうアホですから。ある意味社会復帰です。
ただ、薬師もアホなので、音速突き破りました。文字通り風になってます。ちなみに、肩とか痛くなるそうです。
いやー、薬師は本能の赴くまま、というか好き放題生きてますからね。告白もどうせ言って満足するタイプですあんまりその答えとかには興味ないタイプです。
あと、藍音さんは猫の生まれ変わりではありませんが、まあ、玲衣子さんのお家辺りにね……、いるかもしれませんね……。
とおりゃんせ様
いやはや、少しでも心に来たなら、実に嬉しいことであります。感想感謝です。
再登場に関しては、やっぱりまあ、死んだ人やらと再会できるのが地獄ですしね。
ただ、擬人化については、この小説のカラーとしては、猫耳化は否めません。
ただ、猫形態が無くなるのは駄目だと思います。あと、猫形態で喋るのもどうかと思います。
Smith様
大丈夫……。
私も千人のうちの一人です。
むしろ、一番至近距離で見てる一人かも知れません。
はっきりくっきり鮮明すぎて血が滲みます。
奇々怪々様
アホの子は常に全力全開で、アホでした。
今回もまたアホだったようでドッヂボールが残念なことに。
そう、遊びっていうのは三人でもできるんだよッ!! な、なんだってー!? これは多分前回の粗筋だと思います。
ちなみに、家の中だけで由壱翁法性坊が薬師を至近で見てしまう被害者です。
migva様
最近ではもう、薬師に逆に代わらないでいいから幸せにしてやって欲しいと思うようになってきました。
末期です。
アホの子もウノとトランプを覚えて少しずつ真人間へ。ただ、ドッヂボールの加減はたまに忘れるようです。
それと、前さんは、まあ。薬師が相手ですから。ホワイトデーがなくても仕方がないと悟っていたのです。
おもち様
感想感謝であります。
むしろ、刺されても刺された関係で何処からかフラグを手繰り寄せそうで困る薬師です。
法性坊は零距離でいちゃいちゃ見せられる訳ですからね。糖尿には気を付けないとなりません。
あと、高額の保険に入ることをお勧めしたいです。
トケー様
珍しく、自慢です。自慢でした。殺意が芽生えます。
まあ、本人的には千人が羨ましがる美人ですね、っていいたかったんでしょうけどね?
それを普通に言えてしまう彼が憎い。
これは薬師が結婚すること以外で晴らされはしないでしょう。
光龍様
サザエさん的アットホームな家庭を目指したいです。
番外編については、やっぱり動物が死んでしまうのは、中々辛いものがありますよね。
自分も泣いたりはしなかった、というか元々涙腺がキツイ人間らしく基本的に泣かないんですが、虚無感とか空しさを覚えたのは、今でも思い出せます。
ただ、まあ、そう言った者にも会えるのが地獄ですからね。
あも様
いやはや、前回は自分ですら何処に着陸するのやらと思ってましたが藍音さんでした。
しかも珍しく正統派でしたし。
ちなみに法性坊は実に細かい男の模様です。ちまちましてます。後無駄に記憶力がいいです。
薬師とは、先生が存命の時代に既にあってる模様。たまに気にしたりしてたようです。
志之司 琳様
前回は私ですらポルナレフ状態に陥る有様でしたからね。気が付いたら藍音さんで終わっていたという結果だけが残りました。
果たして結納はいつなのでしょうか。いえ、もう結婚してると言ってもいいかもしれません。既成事実を作ればきっと。
まあ、あれです。猫耳標準装備は素晴らしいと思いますから、多分やっぱり猫耳が出現する予感はあります。むしろ薬師が逃すフラグなぞないっ、ってことで。
あと、藍音さんとの出会いは読者の皆さんの選択如何によっては近くに番外編で展開されますので、もう少々お待ちを。
最後に。
李知さんの一人勝ちですよねー。