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No.6858の一覧
[0] 異世界に来たけど至って普通に喫茶店とかやってますが何か問題でも?[風見鶏](2009/04/06 01:29)
[1] ダメなお姉さんの話[風見鶏](2009/03/26 12:48)
[2] もうダメだよこの幼女[風見鶏](2009/03/26 12:31)
[3] ゲームだって、人生だって、最後は体力勝負なのである[風見鶏](2009/03/26 12:31)
[4] やさぐれっ娘登場回[風見鶏](2009/04/02 00:04)
[5] 綺麗なお姉さんが大好きです。[風見鶏](2009/04/12 22:14)
[6] 真・ヒロイン登場回[風見鶏](2009/04/02 00:04)
[7] 穏やかに進行する事態[風見鶏](2009/04/02 00:04)
[8] 穏やかに進行する事態2[風見鶏](2009/04/02 00:04)
[9] 穏やかに進行する事態3[風見鶏](2009/04/02 00:04)
[10] 重なる背中[風見鶏](2009/04/02 00:04)
[11] わんこの宅急便[風見鶏](2009/04/30 22:38)
[12] 常識的に考えて非常識[風見鶏](2009/04/02 00:03)
[13] 未知との遭遇[風見鶏](2009/04/02 00:03)
[14] 違う世界に生きる君へ[風見鶏](2009/04/02 00:03)
[15] 我輩は猫かもしれない[風見鶏](2009/04/12 22:14)
[16] その日、日常、喫茶店にて[風見鶏](2009/04/12 22:32)
[17] 喫茶店の夜[風見鶏](2009/04/30 22:53)
[18] けんかするほど[風見鶏](2009/06/14 19:33)
[19] 彼の日記[かざみろり](2009/08/20 13:55)
[20] 小話集[かざみろり](2010/04/13 21:57)
[21] 変わらない日常の朝[風見鶏](2013/03/24 07:53)
[22] 登場人物メモ[風見鶏](2009/06/14 17:35)
[23] Season2 煮込みハンバーグ[風見鶏](2016/02/24 05:56)
[24] まだ夢の途中[風見鶏](2016/02/24 21:38)
[25] 彼の野望:クエスト編[風見鶏](2016/03/19 23:29)
[26] 番外編 「エイプリルフール」[風見鶏](2016/04/02 03:18)
[27] ココア色の逃げ場所[風見鶏](2016/08/23 21:57)
[28] きみのなは[風見鶏](2017/04/01 20:35)
[29] ※発売延期のお知らせ[風見鶏](2017/04/28 13:47)
[30] 第一巻発売記念 WEB版限定特典 真ヒロイン編[風見鶏](2017/06/21 00:43)
[31] ノルトリを追え![風見鶏](2017/12/17 22:40)
[32] 第二巻発売記念 WEB版限定特典「私の出番はいつなの」編[風見鶏](2017/12/20 00:01)
[33] 第3巻発売記念 WEB版限定特典「私の出番はいつなの2」編[風見鶏](2018/05/28 12:46)
[34] 第6巻発売&書籍版完結記念短編まとめ[風見鶏](2019/07/20 00:20)
[35] コミックス発売記念SS 「遠き山に日は登って」[風見鶏](2019/10/24 19:08)
[36] season3が勝手に始まってるのがウェブの良いところ[風見鶏](2020/02/18 19:25)
[37] たったひとつの美味しいカフェオレ[風見鶏](2022/03/17 18:34)
[38] 「コルレオーネさん、曰く」[風見鶏ofほぼニート](2022/06/02 12:55)
[39] 暑い日はアイスコーヒーが一番やで熱中症気をつけて[シン風見鶏はどう生きるか](2023/08/01 18:25)
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[6858] 彼の日記
Name: かざみろり◆cf775fa6 ID:db27207d 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/08/20 13:55


<一日目>


 今日から日記をつけることにした。平和な喫茶店での毎日のことくらいしか書くことはないけれど、それもまあいいだろうと思う。日常なんてどこでだってそんなものなのだから、日記が平凡なのは当たり前である。

 まずは今日あったことを書こう。

 ……これといって書くようなこともなかった気がする。しまった。いつものことだからあまりよく覚えていない。

 明日からはもう少し注意して観察しておこうと思う。



<二日目>


 今日は大丈夫だ。日記に書くことを意識して一日を送った。これでちゃんとした日記が書ける。

 えーと、そうだ。今日は朝からゴル爺が倒れていた。開店準備を終えて外に出ると、店の目の前にうつ伏せになっていたのだ。いつも唐突で意味がわからない人である。近づいて足で小突いてみたけれど、反応はない。

 僕はゴル爺の傍らに立ち、ふむと悩んだ。


「どうしよう。見なかったことにしよう」


 僕が店内に戻ろうとすると、いきなりがしりと足を掴まれ、動けなくなる。


「……ユウちゃん、倒れている人間にその対応はちと薄情じゃないかのう」


 放してもらえませんか。これから開店準備で忙しいんです。


「いたいけな老人が行き倒れておるんじゃぞ? か弱くて愛らしくて見ているだけで笑顔になってしまうようなわしが、倒れておるんじゃぞ? もちっと相応しい対応があるじゃろ?」


 あの、ほんと迷惑なんで。これからすごい忙しいんで。


「かーっ! これじゃから最近の若いもんは! 老人を敬うっちゅーことを知らんのか!」


 ゴル爺が両手でばんばんと石畳を叩いた。あんたは子供ですか。

 掴まれていた足が自由になったのでその隙に逃げようとしたけれど、ゴル爺は僕の動きを予測したかのような手際の良さで再び足を掴んでくる。

 ちっ。


「今、舌打ちしたじゃろ?」


 ちっ。


「わざわざ聞こえるようにやり直さんでいいわい!」


 朝っぱらから文句の多い人である。ゴル爺は両手で僕の足を掴んで、死んでも離さないという顔で見上げてくる。仕方ないのでしゃがんで話を聞くことにした。朝っぱらから何のようですか。


「いやあ、急にユウちゃんの顔がみたくなってのう」


 僕、忙しいんですけど。


「ほれ、わしって老い先短い老人じゃろ? ユウちゃんの顔が見れんだけで寂しくて仕方なくてのう」


 これから、開店なんですけど。


「ユウちゃん、わざわざ会いに来たこの愛らしくて健気で心優しいわしに言うことがあるじゃろう?」


 話を聞いてください。

 それからすぐに秘書さんがやってきて、ゴル爺を引きずって帰っていった。やっぱり仕事を抜け出してきたらしい。あの人はなにがしたかったのだろう。



<三日目>


「お前はそれでも男かよ! もっと熱くなれよ!」


 キールがとても暑苦しい。無駄に筋肉のある体系なのでますます暑苦しい。

 僕はコップを磨きながら、だって店番あるし、と言う。


「お前は女の子よりも店番の方が大事だって言うのか! せっかくアーリアル学院の女生徒たちときゃっきゃうふふのカルパをやろうっていうのに、お前は心躍らないのかよ!」


 そもそもカルパってなに? と聞くと、意外と普通に説明してくれた。どうやらコンパみたいなものらしい。キール、リアさん一筋じゃなかったのか。

 しかしアーリアル学院か。あそこは容姿端麗かつ頭脳明晰な女の子が多いらしいので、ちょっと興味はあった。興味はあったけれど、僕が行っても話が合わないだろう。何を話せばいいのかも分からないし。あとお客さんとかまだいるし。

 だから僕は遠慮しとく、と答える。

 キールが熱く何かを語りだそうとするのを遮るようにドアベルが鳴って、アーリアル学院の黒い制服を着た女の子がふたり入ってくる。


「ユウちゃんおーっす、今日はあっついねー。いつものちょーだい」

「私はとりあえず冷たい水。水だけでいいから」


 はいはいと僕は注文されたものを用意する。その間に二人といくらか世間話をしてからキールに振り返ると、キールは「ちくしょう、ちくしょう」と呟きながら壁に頭をこすりつけている。意味がわからない。


「そうかよ、『カルパなんかしなくたって僕は女の子といくらでも話し放題だから遠慮しとくよふふん』ってことかよ! いいよいいよ! お前を誘ったおれが馬鹿だった! もう二度と誘ってやんねーからな! ばーかばーか!」


 そんな捨て台詞を残して、キールは外に飛び出して行った。暑苦しいやつだ。


「なになに? ユウちゃん、今の暑苦しそうなやつと友達なん?」

「いえ、今日初めて会ったんですけど。なんだったんでしょうね」


 とりあえず他人のふりでもしておこう。



<四日目>


 カウンターでリナリアが頭を抱えていた。眉間に皺まで寄せて、一枚の紙をじっと見つめている。あまりに熱心なので興味を引かれ、カウンターの向こうに回ってリナリアの後ろから覗き込む。


「古代神言語なんて分かるわけないでしょ、常識的に考えて……」


 ぶつぶつと呟いている。

 僕は紙に書かれた文字を見て、かなり驚く。日本語である。小学生が書いたように崩れてはいたけれど、確かに日本語だ。もしかしてこの世界には日本語が別の言語として存在するのだろうか。あるいは、過去に僕と同じように日本人がやってきているのかもしれない。

 ねえ、これってどこの言葉? とポニーテールを引っ張って声をかける。


「きゃっ!?」


 きゃっとは可愛らしい。さすが美少女。悲鳴まで美少女ですか。徹底していますね。

 振り向いたリナリアが、僕を見て文句を言う。


「アンタねえ。いきなり髪を引っ張らないでよね、びっくりするでしょ。あといつの間にか背後に立たないで」


 善処しよう、実行するかは分からないけど。そう答えると、リナリアはじとーと僕を睨んだ。美人が無表情になるとそれだけで迫力があった。沈黙に負けたので、とりあえず謝っておくことにした。まことに遺憾です。


「なにそれ?」


 謝罪の常套句。


「ほんとに謝ってるの?」


 本人としては謝っているつもりなのかもしれない。


「つまり?」


 受け取る方はそうとは思えない常套句です。


「……ふーん」


 頬をつねられた。痛い痛い。

 今度は素直に謝ると、リナリアは許してくれた。謝るときは単純な言葉で十分らしい。そこに誠意と心が篭っていれば。

 リナリアが持っていた紙について聞いてみると、どうやらその文字は古代神言語と呼ばれるものらしい。それがなぜ日本語なのだろう。よく分からない話だ。いつか詳しい人にでも聞いてみようと思う。

 ちなみに、そこに書かれた言葉を訳すのが宿題なんだとか。がんばれリナリア。たぶん、無理だと思うけど。

 紙に書かれた言葉を改めて見る。


『大根おろし』


 誰が書いたんだろう、大根おろし。こっちの言葉に訳せるのだろうか、大根おろし。

 謎は深まるばかりだ。



<五日目>


 空が明るくなり始めるころ。僕は外に立ってシルルを待っていた。今日はシルルが様々な食材を届けてくれる日だ。

 しばらくぼんやりしていると、向こうから走ってくる小さな人影。


「おはようございますユウはぶ!」


 アイハブ。ってそんなことより、シルルが派手にこけた。かなりの速度で走っていたので、こけたときの勢いもすごい。思わず目を丸くする。

 慌てて駆けよると、シルルが赤くなった鼻を押さえて座り込んでいる。ちょっと泣きそう。


「あうう、痛いですっ」


 大丈夫? と声をかける。シルルが涙目で僕を見上げて言う。


「こけちゃいました……」


 見りゃわかるよと苦笑しながら、シルルを助け起こす。驚くほど軽かった。

 シルルの服についた汚れをはたきながら見ると、右足の膝が擦り剥けて血が滲んでいる。かなり痛そうだ。けれどシルルは平然と尻尾をぱたぱたさせているので、不思議に思って訊いてみる。

 僕の言葉に、シルルが自分の膝を見下ろした。そして沈黙。やがてぷるぷると震えながら僕を見る。


「見たら痛くなってきました……」


 ああ、気づいてなかったんだ。

 シルルは一歩動くだけでも辛そうな顔をするので、おんぶして店の中に入った。シルルを椅子に座らせてから、濡れタオルと消毒液を用意する。あと清浄液も。清浄液というのは、なんでも汚れだけを取り除く魔法生成の液体だとか。

 それらを手にシルルのところに行く。シルルは耳をぺたんと伏せ、尻尾まで元気がない。眉を下げて不安げな瞳で僕を見上げる。


「それ、使うんですか?」


 一応、手当てはしておかないとね。


「うぅ……」


 どうかした? と声をかける。


「……しみるの、いやです」


 ああ、なるほど。たしかに、怪我よりも消毒されるときの方が痛かったりする。

 それでも汚れたままだとよろしくないので、僕はシルルの前にしゃがんだ。えっと、まずは清浄液で汚れを取り除くはず。

 きゅーんと子犬のような声でシルルが鳴くが、流されてはいけない。やることはやらないと。

 擦過傷に清浄液をかけることにする。小瓶から出てきた澄んだ青色の液体はどろりとしていて、まるでスライムみたいだった。実はこれを使うのは初めてだ。

 シルルの膝にぺたりと張り付いた液体が、うにょんと動く。

 ええっ。

 僕が目を丸くしている間にも、それはうにょんうにょんと動き、傷口全体を覆うまでに広がった。そこでうみょうみょと微動を続ける。


「あうあうあう」


 どうやらこれがしみるらしく、シルルは足を小刻みに揺らして、痛みをなんとか逃がそうとしている。謎の生命体スライムを観察しながらも、とりあえずシルルの足を押さえておいた。

 やがてスライムは動きを止め、ぽとっと剥がれ落ちた。ピンポン玉のように丸くなっている。それを小瓶の中に戻して、シルルの傷口を見る。砂汚れなんかが綺麗になくなっていた。医療用スライムみたいなものだろうか。

 とりあえず次は消毒しないと。消毒液入りの小瓶を取り上げると、シルルが僕の腕を掴む。

 この手はなに? と笑顔で言う。


「そ、それだけはっ」


 それだけはなに? と笑顔で言う。


「それはすごく、すごくしみるんです!」


 だから? と笑顔で言う。


「だ、だから!? ええっと、だから、その、ご遠慮していただけるとうれしいかなって」


 僕がご遠慮、すると思う? と笑顔で言う。


「……その笑顔は、しないと、おもいます」


 よくできました。

 というわけでさっさと消毒した。「きゃいん!」とか「くぅーん!」とかシルルが悲鳴をあげて悶えていた。誰もが通る道である。

 今日もいいことをしたなあ。



<六日目>


 けっ、これだからイケメンは。やってらんねえ。

 おっと、思わず荒んだ物言いになってしまった。気をつけよう。

 今日はウェットが女の子を連れてやってきた。鮮やかな金髪が眩しい活発そうな美少女。ウェットの幼馴染だ。

 カウンターに座るや、ウェットから紹介される。ユナという名前だそうだ。店内をきょろきょろと見回している姿は、ウェットの話に聞いていたよりもずっとおしとやかに見える。

 ウェットの話通りの子ならきっと面白いことになるだろうと思って、そのまま言ってみた。

 ユナさんはにこりと笑う。


「猫被ってますから」


 自分で言っちゃったよこの子。

 ユナさんは笑顔のままウェットに顔を向ける。


「どんなことを話してたのか、あとでゆっくり聞かせてね?」


 ウェットが何度も頷いた。明白な力関係だった。


「聞いてはいたけど、良い雰囲気のお店ですね」


 ユナさんが言った。

 聞いてはいたって、ウェットから? そう訊ねると、ユナさんはじろりとウェットを睨んだ。


「いえ、こいつはここに通ってることを黙ってました。昨日問い詰めたら、ようやく白状しやがりまして」

「は、はは……」


 問い詰められたのか。ウェットの空笑いがその厳しさを物語っているようだった。

 ユナさんはウェットを睨んだまま、ウェットの頬に指を突き刺した。ぐりぐりと捻りまで入れている。


「まさかこんなところでリャナンと会ってるなんてね」

「いや、だからそれは誤解ですって」

「へえ。誤解ですか。誤解ねえ」

「……含みのある言い方ですね」

「含ませてるもの」

「……そうですか」

「リャナンが自慢げに『私ね、最近はウェットさんと仲良くさせていただいてますの。静かな雰囲気の良いお店で、ふたりでお喋りをしたりしてね』とか言い出したときには、どうしてくれようかと思ったわよ。あんたを」

「ぼくですか」

「さすがに女の子を殴るわけにもいかないでしょう」

「ぼくは殴られるんですか」

「場合によってはね」


 なにこの痴話喧嘩。僕、叫んでいいかな。目の前でいちゃつくんじゃねえって叫んでいいかな。

 そんな会話がしばらく続いたあとに、薄紫色の髪をした女の子が来店した。身長が高く、長い髪が背中で波打っている。以前に何度か、ウェットの隣に座っているのを見た覚えがあった。どうやら彼女がリャナンさんらしい。

 リャナンさんが無理やりウェットたちと合流して、ユナさんが不機嫌になって、ウェットを挟んで口喧嘩を始めて、ウェットが胃を押さえて。なんというか、イケメンちくしょう。

 ウェットがしきりに何かを求めるような瞳でこちらを見てきたので、僕はにこりと笑っておいた。



<七日目>


「ふーん。あんたがねえ」


 見知らぬ少女に声をかけられた。色素の薄い金髪を右耳のあたりで縛っている。サイドポニーとでもいうのだろうか。特徴的な髪型だった。思わずひっぱりたくなる。

 10歳くらいのその子は腕組みをして、積み上げた木箱の上に立っていた。

 それ、うちのだよね? と声をかける。


「そんなことはどうでもいいの! ちゃんと返事してよね!」


 そう言われても。

 落ちたら危ないよ? と言ってみる。


「ふふん、誰が落ちるって? もしかしてそれはあたしのこと? このあたしのこと?」


 胸に手を当てて、ふんぞりかえる女の子。

 僕はちょっとだけ考えてしまう。この子、めんどくさそうだな。もう店の中に戻っちゃおうかな。

 と、急に女の子が乗っていた木箱がガタガタと揺れだした。


「えっ、わっ、わあ!?」


 べたーん。

 急いで飛び降りた女の子だったけれど、着地でバランスを崩して顔面から倒れこんだ。言うわりに運動神経はよろしくないらしい。


「シュイ、ださい」


 揺れが収まった木箱のうしろから声。目をむけると、銀髪の女の子が出てきた。どうやら木箱を揺らしていたのはこの子らしい。

 その子が倒れたままの金髪の子に近寄り、すぐ横にしゃがみこんだ。つんつんと人差し指でつつく。


「だからやめたほうがいいって言ったのに。落ちるから」

「あんたが落としたんでしょうが! あたしは落ちたんじゃなくて落とされたの! あんたにね!」

「えっ」

「その不思議そうな顔はなに!? やってないとでも言うか!?」

「わたしじゃ、ないのに」

「嘘つくなっ!」

「本当は……」


 と、銀髪の女の子が不意に僕を見た。その視線をたどり、金髪の子まで僕を見る。首を傾げていたけれど、はっとした表情。そして「まさか」と呟く。

 金髪が立ち上がり、僕を睨んだ。


「あんたがやったのね!」

「ごめん、つい出来心で」


 なんとなく謝ってみた。


「あんたにできるわけないでしょうが! なに嘘ついてんのよばか! 最低ねっ!」

「さいてーね」


 ええっ。


「ったく、ニニもいきなり揺らさないでよね。落ちそうになったじゃない」


 え? 落ちてたよね? びたーんて落ちてたよね? なかったことにするつもりだろうか。


「ごめん、つい出来心で」


 ああっ、僕の台詞がパクられた。

 ふたりは積み上げた木箱を崩し、元あった場所に直した。あ、そこは律儀なんだ。

 片付け終わって、改めて向かい合う。金髪の子が腰に手を当て、僕を指差した。


「改めて! あなたがジクの料理を作ったという痛い痛い! 指が曲がっちゃいけないほうに曲がる!」

「人を指差しちゃだめ」

「わ、わかった! わかったから離して!」

「ん」


 金髪の人差し指を握って、上にぐいっとやっていた銀髪の子が手を離した。痛みに手をさすっている金髪を尻目に、こちらにすたすたと近寄ってくる。眠たげな瞳で僕を見上げる。


「あなたがジクの料理を作った人?」


 ジクの料理?

 そこで思い出す。そういえば、ノルトリにジクの料理を作ってくれと頼まれたことがあった。たしかお弁当で3人前。もしかして、この子たちの分だったのかな。

 僕が頷くと、女の子はぺこっと頭を下げた。


「ごちそうさまでした」


 は、はあ。お粗末さまでした。

 女の子はそれだけ言って、金髪の子のところまで戻っていく。マイペースな子だな、と思う。

 再び金髪の子が僕に向かって啖呵をきりだしたので、僕はめんどくさくなって言った。

 とりあえず、中に入ったら?



 金髪の子がなにかを言いたそうにしていたので、餌付けでごまかすことにした。お子様ランチを作る。旗さえあれば全ての問題は解決するはずだ。


「美味しい……」

「うん、美味かな」

「ほう、こりゃうまいのう」


 待てじじい、なぜそこに座っている。


「ひょ? 最初からいたぞい?」


 ゴル爺がお子様ランチをぱくぱくと食べている。あれ、おかしいな。いつの間にゴル爺の分まで作ったのだろう。

 首を傾げる。記憶にないのだけど、まあいいか。

 子供ふたりがお子様ランチを食べている。じいさんひとりもお子様ランチを食べている。僕は全てを許容することにした。


「わっ、この旗かわいい! ……って待てえ! 危なかった! すごく危なかったわ! いつの間にか誤魔化されるところだった!」


 ちっ、気づいたか。


「これは餌付け」


 ちっ、そっちにも気づかれたか。


「ユウちゃん、ご飯はまだかのう?」


 おじいちゃん、今食べたばかりでしょ。


「油断も隙もないやつね! あたしはね、あんたに言いたいことがあるの!」

「ご飯、美味しかった」

「そう! ご飯美味しかったわ! 甘い卵焼きなんて初めてだったけどこれが中々――って違う!」

「ユウちゃん、甘いお菓子はないのかのう?」

「そうよ! お菓子はないの!? お菓子も美味しいって聞いたんだけど――じゃない!」

「彼女はいないけど」

「あ、そうなんだ。でもそのうち良い人ができるでしょ、ってそんなこと聞いてないわよっ!」


 ばんばんと平手でテーブルを叩く。ノリの良い子である。

 銀髪の子が楽しげにこちらを静観している。ゴル爺は秘書さんに引きずられて行く。


「だからあたしは!」

「あなたのことが?」

「す、好き……とでも言うと思ったか!」

「と思わせて?」

「やっぱり、好き……じゃないわよ!」

「べ、べつにあんたのことなんか」

「好きじゃないんだからねっ!」


 僕はぐっと親指を立てた。

 銀髪の子がぱちぱちと拍手をしてくれる。


「あー! 調子狂うぅ! あんたね! 人の話はまじめに聞けって先生に言われたでしょ!?」

「人を指差しちゃだめって先生に言われたでしょ」

「痛い痛いごめんなさい!」


 金髪が僕を指差し、その指を銀髪が捻った。なんという素早さ。

 ずいぶんと騒がしくなった店内に来店客。ぎゃあぎゃあとやっているふたりを無視して目を向けると、入ってきたのはノルトリだった。

 いらっしゃい、と僕が言う。


「あ、ノル! あんたからもこいつに何か言ってやって! あたしの話をまじめに聞かないのよ!」


 と金髪。


「やほ」


 と銀髪。

 そのふたりに煩わしそうな目を向けてから、ノルトリはカウンター席の窓際から二番目に座る。僕が出したジュースを一口啜って、ぴたりと動きを止めた。

 ギギギと錆付いた動きで隣を見る。いるのは金髪と銀髪。三人の視線が絡んで、少しの沈黙。

 尻尾をピンと張り、耳を立て、跳ねるようにノルトリが立ち上がった。ふたりを指差し、ノルトリが珍しく叫ぶ。


「な、なんでいるっ」

「人を指差しちゃだめだってば」

「……いたい」


 賑やかだなあ。



<八日目>


「がはは、こんな嬢ちゃんが俺に勝てるってか」


 昼下がり。豪快な声が店内に響く。

 入り口に髭面の大男。手には酒瓶。酔っ払いだろうか。

 めんどくさそうだなと思いながら、僕は磨いていたコップを置いた。

 どしどしと歩いてきたその男が、カウンターの椅子を引っ張り出してどすりと座る。


「さあて、やろうじゃねえか」


 えっと、なにをでしょうか。


「あん? チェスに決まってんだろ。殴りあったって勝負は見えてらあ」


 男は答えて、懐から折りたたみ式のチェス盤を取り出した。ポケットからは汚れた袋。中に入っているのは古びた駒だった。

 手際よく駒を盤上に並べていく男を前に、僕はまだ状況を理解できていない。


「それで、嬢ちゃんはなにを賭けるよ?」


 か、賭ける?


「当たりめえだろ。遊びでチェスやってどうすんだよ」


 平然と言われる。

 たしかに、この世界で賭けチェスは当然のように行われているらしい。チェスは時として賭博のひとつとして数えられる。けれど、だからってなぜ僕がそれをしなければならないのだろう。


「あー、あれだ。昨日の昼にな、金髪のガキを捻ってやったんだがな。そいつが言うわけだよ。確かにアンタは強いが、この店の店主よりは弱いってな。そう言われちまったら引けねえだろ? この店見つけるのに時間掛かって昨日は野宿しちまったけどなあ。がはは!」


 とりあえず、声がでかい。あと金髪のガキってキールか。キールなのか。

 弱いのになんで賭けチェスなんかやるのだろう。まったく。


「それで、何を賭けるんだ? 金か、石か?」


 鋭い瞳でこちら見る男に、僕は首を振る。

 賭けチェスはしないと答える。


「ああん? しないだあ? なにを腑抜けたことを言ってやがる。こちとらわざわざ嬢ちゃんに会いにきたんだぜ? 相手すんのが礼儀ってもんだろ? ああ、それともお前はあれか。怖くて勝負ができねえのか。とんだ腰抜けだな」


 くつくつと男が笑う。馬鹿にした笑い。こちらを挑発するための笑い。

 仕方なく、僕はポケットから銀貨を一枚取り出した。


「……おいおい、それはねえだろ。面白くねえ。ああ、ひとつも面白くねえな」


 じゃあ諦めてくれません? と訊いてみる。


「やるまでここに居座るが、それでもいいか?」


 と答えられた。

 安い賭け金じゃやらない。つまらなくてもやらない。そしてやるまで帰らない。めんどくさいなあもう。
 
 はあと息を吐いて、僕はカウンターの奥からひとつの石を取り出した。ファルーバさんから貰った、紅涙と呼ばれる原石だ。それを男の眼前に置く。

 男は石をひと目。口角を髭ごと吊り上げた。


「いいねえ。心躍るほど高額の賭けだ。人生はこうでなくちゃなあ」


 男は懐を漁り、手に何かを掴んで取り出した。それを、僕が差し出した石の隣に並べる。

 真っ黒な石だ。黒の絵の具を溶かしたように単色でありながら、透き通る輝きを宿した不思議な色合い。


「星影っつう石だ。ちょいと小せえが、希少価値はこっちのが高え。どっこいどっこいだろうよ」


 男は酒瓶を煽り、ぐいと腕で口を拭う。


「さあて、やろうじゃねえか坊主。人生楽しまねえとなあ!」


 僕は無言で椅子を持ってきて、男の正面に座る。

 この人、僕が男と分かっていながら、今まで「嬢ちゃん嬢ちゃん」と呼んでやがった。ちょっとかちんときた。

 ぜってえ負けねえからな。



「がははは!」と笑いながら、男は帰っていった。

 僕は椅子に座ったまま、カウンターに肘を付いて頭を抱えた。

 しまった。手に余る石が二つに増えてしまった。どうしよう、これ。



<九日目>


 美味しそうな料理が並んでいる。原材料はよく分からないけれど、匂いだけで食欲がそそられた。


「相変わらず体が細いねえあんたは。もっとしっかり食いな!」


 恰幅の良いおばちゃんが、僕の前にどんと皿を置いた。手羽先のようなものが山と積まれている。

 こんなに食べられませんよ、と苦笑する。


「残したらぶん殴るからね」


 僕の背中を叩きながら笑って、おばちゃんは他のお客さんのもとへ行った。

 おばちゃんの切り盛りする小さな食堂は、僕の店のほど近くにあった。美味しいし安いし、なによりおばちゃんの雰囲気が良いので、僕は気に入っている。

 喫茶店を開くときに相談したところ、おばちゃんは食材の仕入れ先を紹介してくれた。この世界の基本的な料理や、調味料、魚のさばき方などを教えてくれた。他にもいろいろなことで本当にお世話になった。だからおばちゃんには頭が上がらない。

 とりあえず肉の山を胃袋に移していると、おばちゃんが前の椅子に座る。

 あれ、お客さんは? と店内を見回すと、他には誰もいない。


「もう昼時も過ぎたからねえ。静かなもんさ」


 なるほど。頷いて、今度は魚料理に移る。全体的に黒い。焦げているのではなく、黒身魚である。見た目はきついけど、身は舌の上で溶けるように柔らかく、鼻に抜ける独特の後味が癖になる。


「そういや、まだひとりでやってるのかい?」


 おばちゃんがにこにこと笑いながら僕を見る。

 子供の相手をする親戚のおばちゃんという感じ。その瞳にちょっと戸惑いを覚えつつ、僕は頷いた。


「そろそろお客さんも増えてきたんだろ? ひとりで大丈夫かい?」


 最近、口コミでうちの店が知られているらしい。確かにお客さんは増えつつあった。今はまだ大丈夫だけれど、やがては従業員のひとりでも雇わないと、少しキツイかもしれない。


「人手がいるときは呼びなよ? 料理ならいくらでも作ってやるからね!」


 僕は笑顔で頷いた。

 おばちゃんはとても頼もしい。そして、懐かしいほどに暖かい。その人柄が、心地よかった。

 ああ、そうか。

 ふと僕は納得した。

 おばちゃんの料理は、おふくろの味なのだ。味付けとか、素材とか、そういうことを越えて。懐かしくて、優しい味。誰かと食卓を囲んで笑いあって食べる。そんな暖かい料理。

 少し熱くなった目頭をこすって、僕はスープを啜った。



<最終日>


 日記を書くのも飽きたので、今日でやめようと思う。

 長続きしないのも日記の醍醐味だから、まあいいんじゃないだろうか。

 今日はこれでおしまい。明日のために早く寝よう。


 明日も良い日になりますように。





















――――――
<その時、作者が動いた>

 おひさしーぶーりーねー あなたにあうなんてー。

 忘れ去られた頃にこっそりと更新しておきます。

 前回更新は2ヶ月も前のことです。随分とサボってしまいました。しかし、私にも事情はあったのです。PCの調子が悪く、不意にフリーズするようになり、今日はデバイスの誤認識という事態のためにBIOSを初期化することになってしまいました。これらはここ一週間で起こったことなので、更新できなかったことには大して関係ありません。本当の事情は正直に話すと怒られそうなので、秘密にしておきます。ご了承ください。


▽ぼすぽになーにえ

>久々すぎてゴル爺以外どんなキャラだったか覚えてない・・・・・・orz
 あってよかった登場人物メモ。一番活用しているのは私です。

>遅かったじゃないか・・・・・・・・(挨拶
>長く待っていた甲斐があった・・・・・・・次回も期待させて頂きますw
 今回も遅くなって申し訳ねえです。

>ここほど感想がカオスなss他に無い
 またまたご冗談を。

>かざみろりさんは一話でもロリ分を出さないと禁断症状になるとうかがったのですが本当ですか?
 いいえ、彼は違います。
 
>続きを楽しみにしていますので、お体に気をつけてがんばってくださいロリ。
 ああ、汚染されている。

>一気に読ませていただきました。独特な雰囲気がとてもいい感じですね。次の話も楽しみにしていますロリ。
 この人も汚染されている……。

>最後の最後でロリキャラを出すとは…本性が出たなw
 ククク……バレちゃしょうがねえ。お前にはここで死んでもらおうか!
 なんて言うとでも思ったか!

>>にわとりだ。風見鶏だ。
>ひょっとして「かざみどり」さんじゃなくて「かざみにわとり」さんだったのか……?
>そうすると、ローマ字になおしてKAZAMINIWATORI、苗字のKAZAMIの後にスペースを入れてKAZAMI NIWATORI
>これをググルと、一番上に「YouTube - Little Women Anime [愛の若草物語]」が出る
>この動画内で風見鶏というテロップが出る場面は、幼女の尻をおっさんが叩いてる場面(中略)
>つまり風見鶏さんは幼女の尻を叩いているおっさんだったんだよ!(AA略
 だからその労力を有効活用しろとあれほど……。

>ところで全話合わせて何回ロリって言葉が使われてるんですか?
>もうタイトル変えたほうがいいと思いますよ。
>「異世界に来たけど至って普通にロリだけやってますが何か問題でも?」
>うん。だいたい合ってる。
 けっこう間違ってる。

>いつか俺はロリに見えるショタを書いてくれる事を信じてる。なんかみんなロリがペドがとか言ってるので持ち上げておいて突き落とすみたいな事をしても良いと思う。決して俺がMってわけじゃないよ。俺はどMだよ。あと、主人公がお姉さんに虐められる話があってもいいと思う。決して俺はMってわけじゃ(ry
 ドM乙。

>たぶん風見鶏さんの作品は多くのロリコンを生み出していると思う
 責任を取って諸共海の藻屑にした方が世のためになるでしょうか。

>・・・ところでクライエッタさんマダー(´・ω・`)
 そ、そのうちっ。

>ところでゴル爺マダー?
 ゴル爺はいつだってそこにいるのさ。

>この世界に神聖魔法(いわゆる神の奇跡ってヤツです)に該当する系譜の魔法は存在するんでしょうか?
 回答が遅くなって申し訳ないです。
 その辺りの設定はまだ詳しく考えていないので、適当にお考え頂ければと。

>できればアルベルさんの出番をもう少し増やして頂きたいところですが、風見鶏さんは風見鶏さんのペースで執筆していってください。
 あ、はい。ありがとうございます。私のペースというと2ヶ月に一度ですが、それでもよろしければ是非。

>最近はネタばかり書き込んでいたので、真面目に…誤字報告を。「ほとぼり」が「ほとぶり」に、「息抜き」が「生き抜き」になっていましたよ。
 修正しておきました。ご指摘に感謝。

>風見鶏の意味に「大勢の動向にすぐ順応する人」みたいなのがあるっぽいですね。ってことは、風見鶏さんはもう・・・
 社会的な動向を考えれば、私はもう……。

>え~っと何だ・・・。今まで感想欄みてなかったんだけど、ここってロリの聖地なんですか?
>うん、まぁ確かに作者様から迸る「ロリ」への情熱を感じなくもないけどw
 ああ、ロリの聖地さんなら先日引っ越されましたよ。

>この空いた更新期間が作者はロリコンだと語っているロリ
>お姉さんを書くのにきっと苦労したんだロリ
 お姉さんだろうがロリだろうが、文章を書くのにいつも苦労してるロリ。

>せっかくお姉さん尽くしできたのに最後にノルトリ出したのは突っ込みを誘ってるのかそうなのかどうなんだ?
 不可抗力ロリ! ……もとい。不可抗力です!

>男の娘はまだでしょうか?生足ショタっこ……ハァハァ
 世界はなんて広いのだろう。

>どこぞの幼女が出てくる作品の感想にいた「かざみろり」さんについてなにか心当たりはありませんか?
 生き別れの兄だと思います。

>主人公の服が気になる今日この頃。仕事着も普段着も「まんま喫茶店のマスター」でOKでしょうか?
 基本は白シャツに黒エプロンじゃないかと思います。

>そうか、リアさんはお姉さんの皮を被った精神ロリだったのか・・・。
>それともエルフのお姉さんは実年齢換算でいえばご高齢、つまり作者はロリを装った熟女スキーなのか。
>何言ってるのか分からないかもしれないが自分でもさっぱり分からない困った。
 とりあえず冷静に話し合おう。

>この喫茶店でロリコンになったんだ。どうしよう風見ロリさん
 人のせいにするのはよくないと思います!

>誰が一番ハルシオンに(客として)来ているのかが(平均:一週間で何回)気になります!! ノルトリといい最近来るようになったリナリアといい、お前らどれだけ入り浸っているんだよ!!
 キールは毎日来てるんだぜ。

>>―――ここから先、魔境のため一般人の立ち入りを禁ず。
>まさかこう来るとは思わなかった。隔離って人権侵害なんだよ?知ってた?
 ロリコンには人権ってないんだよ? 知ってた?

>そういえば風見鶏さんのPNは「おいしいコーヒーのいれ方」からでしょうか?いや、少し気になっただけですけれども。
 いえ、適当に付けただけでごわすよ。

>心の底からロリである我が友人に対して一言下さい。
 星に手は届かないことを忘れないようにね!

>ころでロリ、年上、ロリ、年上という順番に出てきてない?
 多少の意識はしていたり、いなかったり、らじばんだり。

>質問なんですが、店で食事を出すということは生態系は似通っているところもあるんですか? 例えば、野菜や、牛、豚、鶏といった動植物なんかかですが。
 まあ似たようなもんでしょう。たぶん。

>かざみどりさんこんばんわ
>ざっと読み返して
>みたのですが
>ロリ分が多いように見えて結構他属性のキャラも多いですよね-。だから風見ロ
>リじゃないと自分は思いますよ。けど
>のるとり達は可愛いので
>変に目立っちゃっているのと
>態とロリロリいってキャラ付けをしようとしている人がいるからだと思いました。
>さくひんをみんなゆっくり待ってると思うので都合のいいときにが
>んばってください
 お世辞とは分かりつつも、大変嬉しい言葉に喜びが溢れてしまいます。
 前の作品はすぐに打ち切りになってしまいましたが、今回の作品が続け
 られているのは、ひとえに皆様のおかげだという感謝の念が絶えません。です
 が、ロリコンという言葉攻めに、僕はもう耐えられそうにありません。みん
 なの言葉が、世界の偏見を生んでいるのです。作者はロリコンではありません
 !エクスクラメーションマーク!
 !めんどくさいからコピペで許して!

>風見さん、あなたのおかげで、ストライクゾーンが広がりました。
>世の中、女性だけじゃないですよね。
 そうですよ! 世の中女性だけじゃありません! ……えっ。

>日常を描く物語はストーリーの流れがない分、長く続けられないと思います。なのでいつぱったり終わってしまうかが不安。でもその行き当たりばったりさがまたイイ!
 打ち切り間近! 乞うご期待!

>風見鶏さんずっと風見ロリさんと言う名前だと本気で思ってました、ごめんなさい?
>小説だけ読むので名前まで見てませんでした・・・
 ちょっと布団の中で泣いてきます。

>>猫に似た生物(どちらかと言うとタヌキっぽいの)はいるのだけれど
>・・・・・・・ドラ〇もんですか?
 ミニド○です。

>>「お姉さんの魅力をみんなに分からせ隊」を結成することを!
>↑はつまり『ロリも大好きだ!ってゆーか愛してる!!しかし、おねぇさんも蝶大好きなんだ!!文句あっか!?』という意味でしょうか?
>だとしたら自分の欲望に忠実でとても素敵だと思いますヽ( ´¬`)ノ
 いえ、『とりあえずこういうのに入っておけばロリコンっていう人も少なくなるかな』という意味です。

>せんせー、僕「お姉さんの魅力をみんなに分からせ隊」にはいりたいでーす。入隊許可証くださーい。
 だが断る。

>ここの感想はいつ見てもカオス
>いい意味で
 そろそろロリという単語のない感想を探すほうが難しくなってきたような……気のせいか。

>セルウェリアって、ノルトリが初登場したときに既に名前だけは出ていたことにようやく気づいた
 こっそりね。

>面白かったなぁ…と余韻を楽しみつつ、作品の感想を書こうと思って感想欄見てたら…あまりにあまりな内容を見て、何を書くか忘れてしまいました。
>えっと…頑張ってください。
 がんばる!

>一話一話の更新の長さが異常wwww
>ここまで期待させて・・・・みんなのロリゾーンを突いてくるんですよね?
>新ロリの作成中ですかわかります
 事実、新ロリが出てきてしまっているわけですが。

>終わりロリなら全てロリ
 ロリを出すべきか、出さないべきか。それが問題だ。

>風見鶏◆cf775fa6
>最近の作者って更新サボりすぎだよな。やる気あんのかな。
 お前だよお前。しっかりしてくれよ。

>ところで、ロリとかお姉さんとかの感想は必須ですか?
 どんな感想でもとても嬉しいです。

 ロリコメントは見なかったことにするけどね!





 次回更新はいつになるかな(´ω`*)


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