とある港街に暮らす青年ツカサには、半年以上前の記憶が無い。日常の中で拭えない違和感を抱き続けていた彼は、ある日海難事故に巻き込まれた一人の少女を助ける。その少女を求めて襲い来る謎の組織、そして勃発する大国同士の戦争。否応なしに戦乱へ直面するツカサに少女は囁く。「私を使って戦って。あなたには、その力がある」自分の過去を知るという少女の手を取り、ツカサは旅に出る。襲い来る敵は時に多大な軍勢で、そして時には強大な能力を操る能力者たち。本当の自分を暴け。そして世界を暴け。彼らは答えを探すために足掻き始めた。※異世界ファンタジー×異能力バトルの作品です。旧題「天と地のはざまで剣姫と踊る」またハーメルンと小説家になろうにも投稿しております。