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No.38600の一覧
[0] 【異世界転生・TS・チート】~詰んでる転生記~ 南の島でこの先生きのこれるか【異種族・恋愛・逆ハーレム】[峯田太郎](2018/08/01 12:43)
[1] 1[峯田太郎](2018/08/01 12:43)
[3] 2[峯田太郎](2018/08/01 12:44)
[4] 3[峯田太郎](2018/08/01 12:44)
[5] 4[峯田太郎](2018/08/01 12:45)
[6] 5[峯田太郎](2018/08/01 12:45)
[7] 6[峯田太郎](2018/08/03 12:45)
[8] 7[峯田太郎](2018/08/01 12:47)
[9] 8[峯田太郎](2018/08/01 12:47)
[10] 9[峯田太郎](2018/08/01 12:48)
[11] 10[峯田太郎](2018/08/03 12:46)
[12] 11[峯田太郎](2018/08/01 12:49)
[13] 12[峯田太郎](2018/08/01 12:51)
[14] 構想ノートの切れ端[峯田太郎](2013/10/13 13:59)
[15] 13[峯田太郎](2016/07/24 11:54)
[16] 14[峯田太郎](2016/07/24 11:54)
[17] 15[峯田太郎](2016/07/24 11:55)
[18] 16[峯田太郎](2013/10/28 13:51)
[19] 17[峯田太郎](2013/11/08 17:58)
[20] 18[峯田太郎](2014/05/01 11:36)
[21] 19[峯田太郎](2014/10/03 12:15)
[22] 20[峯田太郎](2014/04/15 15:52)
[23] 21[峯田太郎](2014/12/18 13:27)
[24] 22[峯田太郎](2016/07/24 11:55)
[25] 23[峯田太郎](2016/07/24 11:55)
[26] 24[峯田太郎](2016/07/24 11:56)
[27] 25[峯田太郎](2016/07/24 11:56)
[28] 26[峯田太郎](2016/07/24 11:57)
[29] 27[峯田太郎](2014/11/03 10:52)
[30] 28[峯田太郎](2016/08/03 12:19)
[31] 29[峯田太郎](2014/03/26 12:36)
[32] 30[峯田太郎](2014/02/16 12:26)
[33] 31[峯田太郎](2014/11/03 10:52)
[34] 32[峯田太郎](2016/08/01 14:10)
[35] 33[峯田太郎](2014/04/20 11:22)
[36] 34[峯田太郎](2016/07/22 12:10)
[37] 35[峯田太郎](2014/04/20 11:23)
[38] 36[峯田太郎](2016/07/24 11:57)
[39] 37[峯田太郎](2014/12/18 13:28)
[40] 構想ノートの切れ端 その2[峯田太郎](2014/04/18 14:43)
[41] 37.5[峯田太郎](2014/05/04 12:19)
[42] 38[峯田太郎](2016/01/14 11:58)
[43] 39[峯田太郎](2016/07/15 12:13)
[44] 40[峯田太郎](2016/07/22 12:11)
[45] 41[峯田太郎](2014/10/14 12:00)
[47] 42[峯田太郎](2014/12/18 13:28)
[48] 43[峯田太郎](2014/12/18 13:29)
[49] 43.5[峯田太郎](2015/07/15 15:30)
[50] 44[峯田太郎](2015/07/17 16:25)
[51] 45[峯田太郎](2016/01/25 12:41)
[52] 46[峯田太郎](2016/07/24 11:57)
[53] 47[峯田太郎](2016/01/15 12:11)
[54] 48[峯田太郎](2016/05/01 12:59)
[55] 49[峯田太郎](2016/01/20 14:16)
[56] 50[峯田太郎](2016/05/01 12:59)
[57] 51[峯田太郎](2016/04/22 16:45)
[58] 52[峯田太郎](2016/04/22 16:46)
[59] 53[峯田太郎](2016/05/01 13:00)
[60] 54[峯田太郎](2016/07/24 11:58)
[61] 55[峯田太郎](2016/08/01 14:11)
[62] 56[峯田太郎](2016/07/26 12:00)
[63] 57[峯田太郎](2016/07/26 12:01)
[64] 58[峯田太郎](2016/07/24 12:17)
[65] 59[峯田太郎](2016/07/28 12:37)
[66] 60[峯田太郎](2017/06/03 11:21)
[67] 61[峯田太郎](2017/06/03 11:22)
[68] 62[峯田太郎](2016/08/01 14:12)
[69] 63[峯田太郎](2016/08/03 12:20)
[70] 64[峯田太郎](2017/06/03 11:20)
[71] 65[峯田太郎](2017/06/03 11:20)
[72] 66[峯田太郎](2018/06/01 11:56)
[73] 67[峯田太郎](2018/06/01 11:56)
[74] 68[峯田太郎](2018/08/01 12:52)
[75] 69[峯田太郎](2018/08/01 12:52)
[76] 構想ノートの切れ端 その3[峯田太郎](2021/06/14 12:07)
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[38600] 54
Name: 峯田太郎◆cbba1d43 ID:59e4fefc 前を表示する / 次を表示する
Date: 2016/07/24 11:58




 ☆106日め7、ハック&スラッシュ☆



こんばんは。
今の状況が悪い夢だったらいいなあ、なんてことを密かに考えていたりするオーク妻のレイちゃんです。
蜂蜜まみれな新婚生活から一転して、言葉が通じる事だけが救いな異文明のほぼ無法地帯でサバイバル状態。
もしこれが誰かの陰謀や悪戯だった日には目にもの見せちゃりますよ、絶対に。


あたりに人影がないことを確認してから行動開始。
無限袋の中から出した旅支度一式の一つ、鈎付き縄を取り出しましてぶん回し城壁へ向けて投げつけます。

運良く一回で引っかかったので、縄をたぐってするするとよじ登ります。
元々身軽なこの身体ですが、2種類のアイテムで強化された腕力はゴリラ並かそれ以上。
装備入れても35㎏以下の身体が、ゴリラ以上の怪力で動いているのですから身軽なのも‥‥あ、縄いらないや。

うん、やっぱり要りません。ロープとかピッケルとかなくても自由自在に壁を上り下りできます。
登りには鈎付き縄を使いましたけど、城壁から市外へ降りるときは籠手をはめた両手だけで這い降りました。
巨大クモのように楽々と、壁面の凹凸や隙間を手がかりにして動けるんですよ。
落下対策もしてありますし安心して動けます。


そうか、これが一人前の戦士の視点なのか。この段階に達した者にはちゃちな柵や壁は障害物にならないんだ。
重量出力比だけなら今の私はレェ・ウォスより上ですからね。単純な速度と身軽さで野生動物と渡り合えるのです。
具体的には棘ドラゴンの攻撃を20秒程度まで避け続けられる。
それ以上避け続けると焦れた敵がファイアーブレスを使ってくるでしょう。

極論すれば、筋力さえあればなんとかなるんですよ戦士職は。筋力があれば大概の状況で生きのこれるし、技術は場数を踏め
ば後からついてきます。



何故に夜中に城壁越えして廃墟に入り忍び歩きしているかと言えば、晩餐の後で嫌なことに気付いてしまったからです。
いえね、昼間に仕留めたオーガーですけど、あいつ現金や宝物を持ち歩いていませんでした。
つまりオーガーのねぐらには溜め込まれたお宝がそっくりそのまま残ってる可能性が高い。

マリアが聞いたという噂話では、裏門近くで薬草摘みや少人数の旅人が消えてしまう事件が時折おきていたそうで人攫いか何
かがいるのではと囁かれていたとか。
オークたちの話だと件のオーガーは、ねぐらの近くでは狩りを控えていたらしいですが「控える」のと「絶対にしない」のは
違うのでして。
数ヶ月に一度の頻度でも、人間という生き物は行方不明者が出たことを憶えているものなのです。

複数のオーガーが裏門付近にねぐらを持っていたら、いくらなんでも誰かが気付く。
なので今現在、小銭や光り物が溜め込まれている筈のオーガーのねぐらは無人の可能性が高いのです。少なくともオーガーは
もういない筈。

楽観論者で冒険主義な食い詰め者のなかには、そう考える輩が必ずいる。


拙いことに、私は本日裏門とその近くで オ ー ガ ー を 仕 留 め た と言ってしまったのです。
しかも証拠を公道上である程度以上の人数に見せてしまっている。噂は確実に拡散中でしょう。

門番たちから詳しい話を聞けば、私がオーガーのねぐらを探していないし見つけていないことが分かります。
耳聡く野心ある冒険者なら、オーガーのねぐらにあるかもしれないお宝を回収しに行こうと動くことは当然。
気の早い連中ならもう既に廃墟の地下へ侵入しているかもしれません。

取り越し苦労なら良いのですがね。

上記の可能性に気付いてしまったので、患者の世話をマリアに任せて探索に出た訳です。
満月の夜だから明かりの心配はありませんが誰かに城壁越えを目撃されてしまったかも‥‥まあいいか。
夜なので門は表も裏も全部閉まっていますからね。
急がねばなりませんでした。開門の交渉とか買収とかしている暇はない。


見つけてしまいました。数人の人間が廃墟のなかを移動した痕跡を。
まだ新しい足跡や折れ枝ですね、できてから2時間と過ぎてない。潰れた草などの匂いで解る。
人数は5名、重装が3軽装が1杖を持った軽装が1。

呪文使い(スペルキャスター)がいる、それもソーサラーかウイザードが最低一名。もしかするとお師匠様のような兼業型や、
信仰系の使い手もいるかもしれません。
同行している戦士職や斥候職と同程度の腕なら、それほどの脅威でもなさそうですが油断は禁物です。
夫たちと私のように一人一人の強さが極端に違う面子で構成された一団(パーティ)など、珍しくもない。


冒険者の痕跡をたどって、廃墟の地下室から地下迷宮に入りました。

ここは廃墟となる前は地下商店街のような場所だったようですね。9メートル幅の十字路が幾つも交差していて、大通りには
幾つもの小部屋が面しておりそれぞれの小部屋の奥には細い通路と大部屋が繋がっている。
複雑ではありますが、梅田や新宿駅とは比較にならないくらい分かりやすい地形です。発光キノコや光苔の明かりもあります
し所々の天井に穴やひび割れがあって月明かりが差していますので動くには問題ない。


落とし穴や鳴子などの罠を避けて奥に進みます。
先行している連中の足跡などが参考になるので罠に引っかかることはまずありえません。
野外も地下道も、冒険者が通った直後だからか徘徊型モンスターが少なくて避けて通るのが楽ですね。
巨大なミミズの死骸を貪り食う、こちらも負けずに巨大な発光甲虫の群の傍を忍び足で通り過ぎて先を急ぎます。



血の臭いがする。

ああ、やはり。間に合いませんでした。
冒険者の足跡が続く、細い通路の角にオークの死体が横たわっています。知っている顔だ。
私とマリアの二人がかりで胸ズリさせてもらった若いオークです。口の中でいっぱい射精されて飲みきれず、むせてしまった
マリアの背中をなで続けていた優しい子でした。


死因は斬撃による急性多量出血。最弱級とはいえオークを一太刀で仕留めているとは、素人ではないですね。

仰向けに倒れているオークの顔に触れ、見開いた目を閉じさせます。
安らかに眠れ。力及ばず倒れたとしても、真っ正面から戦った貴男は必ずオールクゥス神の御許に招かれるでしょう。


急ごう。あとの三人は、まだ助けられるかもしれません。


血の臭いがどんどん強くなってきました。煙と肉の焼ける匂いも。
人の気配がする区域へ近づいて足音を忍ばせて進み、通路の隅から覗いてみるとそこは血の海でした。

中央に噴水のある広場めいた空間ですが、私がやってきた一箇所以外の通路は瓦礫を積み上げて防がれています。
噴水の勢いは弱々しく、噴き出すと言うより垂れ流すといった感じですね。水音を殆ど立てずに滴り落ちている。

広場に面した小部屋の一つに数名の人影があり、その入り口近くに鎖かたびら姿の戦士風とローブ姿で杖をついた二人の男が
立ってます。やる気が無いというか油断しきってますが見張りのつもりなのでしょう。

噴水からやや離れた位置で焚き火があり、丸太の杭で串刺しにされた大きな肉塊が炙られている。
そして広場の床には10名近いオークの死体が転がっています。半分以上が子供、まだ一歳にもなっていない年頃です。
どの死体もほぼ一撃で、急所を貫かれて死んでいる。
察するに「眠りの雲(スリープ・クラウド)」を受けて眠った所を刺されたのでしょう。


魔法使い風の男の頭が爆発しました。血と脳漿と骨片が、それ以外のものから変えられた挽肉と共に撒き散らされる。
数秒遅れて、警告の叫び声をあげようとした隣の戦士も胴体に大穴が開いて後方に吹っ飛びます。私が投げた2発目の瓦礫が
直撃したからです。

作戦とか一々考えていられませんし考えるまでもありません、普通に投げて殴れば敵は死ぬのですから。
なるほど、オーク達が脳筋になる訳だ。

普通の人が素手で石ころを投げつけて当たれば多少のダメージを与えられる。
怪力の人や投石の上手い人が投げればダメージが大きくなります。
さて、人食い鬼の腕力と巨人のダメージ判定を持つ今の私が拳大の石くれを投げつければ、一体どうなるでしょうか。

答え。屈強な甲冑武者が一撃で挽肉になります。
私が投げる小石の殺傷力は、充分に訓練された兵隊が大上段に振りかぶって叩き付ける両手持ち戦鎚の直撃に優るのです。


小部屋の中にいた5人のうち、板金鎧を着た戦士2人と革鎧の盗賊らしき男が武器を抜いてこちらに向かってきました。
奥にいる2人はオークです。二人がかりで大きな宝箱を抱えているところをみると捕虜としてお宝の在処を吐かされたうえに
運ばされていたところだったのでしょう。

対する私は歩いて広場へ入り床に転がっていた大ぶりな棍棒を拾い上げて、こちらに突っ込んできた板金鎧の片方へ投げつけ
ました。
飛んでくる棍棒を咄嗟に大型の丸盾で受け止めた戦士らしき男は、見えない破城鎚に迎撃されたかのようにもんどり打って
吹っ飛ばされました。そのままごろごろと10メートル以上転がって壁に激突する、もちろん即死です。
自分の盾に腕と肋骨をへし折られて、折れた肋骨で肺や心臓がメッタ刺しになってそれでもなお生きている奴がいたらそれは
トロルか何かだ。

同じく床から拾った手斧を投げつけられて、走り寄りつつ短剣を投げようとしていた盗賊風の男は真っ二つ。
倒れた死体は小腸でしか上半身と下半身が繋がってません。違う、一見してそう見えただけで腸も千切れてました。

普通の投げ斧なら避けられたでしょうが、この速度で飛んでくる投げ斧は無理でしょう。
普通のピッチングマシーンだと思ってバッターボックスに入ったらボールが時速300㎞で飛んできたようなものです。
初見でどうにかできるのは漫画の中の、それも名前と役持ちな人ぐらいですよ。モブキャラには無理。
私のような小娘が投げてくる訳がない勢いですからね。反射的に動けるように訓練を重ねているからこそ避けられない。


仲間がやられている間に接近した最後の一人は、剣で突き込んできたところを焚き火の上で炙られていた肉塊で殴り倒す。
巨人級の腕力がありソーニャさんから剣術の手解きを受けている私の白兵戦能力は、当てたり受け止めたりする部分でなら星
4か5の戦士見習いに匹敵します。

長物を持てば更に有利になるので、焚き火でこんがり丸焼きにされてしまったオーガー肉が刺さったままの丸太でぶん殴れば
多少の技量差はひっくり返るのです。
狙いとか間合いとか小賢しい要素は無視して、子供が普通サイズのカマキリをスリッパで叩き潰す要領で殴りつけました。

脳震盪と内臓破裂おこして倒れたまま動けない最後の一人を蹴って止めを刺す。
たった一蹴りで首の骨がへし折れまして、これでキルスコアは5。
倒した冒険者が息を吹き返す様子はなく、近くには同業者の気配もない。騒ぎを聞きつけて近寄ってくる気配もしません。

終わった、かな?


「プギッ!」

小部屋の中から、生き残っていたオーク達が駆け寄ってきました。私に助太刀するつもりだったようで手に手に棒きれや漬け
物石みたいな小岩を持っています。
二人のうち右側のオークは昼間に会っていますので、乱入者が味方だと直ぐに判ったのですよ彼らも。


勝った。勝ったけど被害が大きすぎる。
せめて1時間早く動いていたら、10人も死なせずに済んだのに。半時間早ければ9人は助かっていたのに。
これじゃマリアに会わせる顔がない。

もっと慎重に振る舞っていれば、門番たちに襲ってきたモンスターが巨大芋虫だったと言っておけばこんな事にはならなかっ
たでしょう。私の迂闊な振る舞いが、一つの群を壊滅させてしまったのです。


「ニンゲンメス、ナク、ダメ」
「ワラウ、ヨシ。ハラ、コドモ、ゲンキ」

生き残りたちは、涙目のオーク妻を慰めたいけど方法が判らず狼狽えています。
この子たち、私とお腹の赤ちゃんを心配しているのですよ。九死に一生を得た次の瞬間に、ですよ。

「コレ、アゲル。ゼンブ」
「あれがとう。貰うわ」

彼らが大慌てで集めて差しだしてきた財布やらガラス玉やら蜜蜂の巣やらのなかから、串焼きの肉を選んでかぶりつきました。
チンピラAの上腕部だったことが分かる焼き肉は、正直言って不気味で不味いですが無理矢理微笑みます。


もしも私が人肉好きのカニバリストだったなら、オーク達の酒宴に後から合流すると約束して待ち合わせていたら、病人の治
療後に大急ぎでここに来て人肉料理を作っていたなら、誰も死なずに済んでいたのです。
この程度の冒険者なら10人でも15人でも怖くない。襲撃時に私がここにいたならば遺跡荒らしどもは皆殺しです。

頭脳の間抜けさは今更どうにもなりませんが、食べ物の嗜好はなんとかなります。オーク島でも、稀なだけで人肉が食卓に上
ることが有り得ない訳じゃないので、今のうちに慣れておくべきでしょう。
オークは狩りで仕留めた大猪を食べるのです、オーク妻が返り討ちにした人間を食べても何もおかしくない。

もぐもぐ。

あー 完全に人間やめちゃってるな、私。不味いから嫌なだけで共食いへの禁忌で嫌なわけじゃない。
人間(ヒュー)族を直接殺したのは初めてですが、何の感慨も湧きません。トログロダイトのときと変わらない。
この手に掛けてなかっただけの話で、茶釜要塞のときに人殺しを済ませてましたよねそういえば。

あのとき既に私はグェスたち三人の妻で温泉洞窟の一員なのですから、立派な人殺しです。要塞内部に突入するドスとウォス
へ声援を送っていましたから、少なくとも彼らが殺した水兵たちは私が殺したのと同じだ。


もう一口囓ります。やっぱり不味い。
臭いし固いし妙に塩がきつくて脂っぽい。ひねくれた味です。猿の類はおしなべて不味いと聞いてますが本当ですね。
まあ、牛や羊だって品種や餌によっては不味いですけどね。山羊は更に不味いし。
というか豚が美味しすぎるんですよ豚が。
何の品種改良もしていない野性のイノシシがそこそこ食べられるぐらいには美味しいのですから、食用として優秀すぎる。

ちなみに肉食獣が不味いというのは偏見です。
あれは犬猫の類が不味いだけでして、アナグマとかクジラとかは美味しいんです。



「食べる?」
「グヒィ」

何口か囓った串焼き肉を渡すと、生き残りのオークたちは取り合うようにして食べはじめました。


さて。多少気分が落ち着いてきたので何かするとしますか。
オーク達をこのままにはしておけませんし、早く移動しないと次の冒険者が来るかもしれません。

まずは死者の弔いと戦利品の回収、その後に荷物を纏めて引っ越しといきますか。
うーん。彼らを捨て置く気はありませんし、弱っちいけど可愛げのある連中だから温泉洞窟に勧誘しても良いのですが問題は
私が単独行動するときです。
たとえば街に入っている間、この二人には何処で何をしていて貰うのか。
星0の下っ端二人だけで廃墟に隠れさせていると巨大芋虫とかにやられかねませんが、一度どこかの群に入ってしまうと再度
引き抜くのが面倒になりそうな気がします。


ん? 昼間会った連中のリーダー格だった、色黒なオークの姿が見当たりませんよ?
降伏していた2人はもちろん、死体となった計10人のなかに彼の目立つ姿がない。


「「プギッ!?」」 「プギー!」

あ、生きてた。入り口方向から騒がしく3人のオーク達がやってきました。うち一人が聞き覚えのある声をしています。
程なくやってきたオーク達のリーダーは色黒で太目の、オーク的な好男子でした。


後で聞いた話ですが、色黒オークは薬草摘みの人間雌たちが見つけると喜ぶ希少な草花やキノコを、同じく気の利いた贈り物
をしたがったオークたちと一緒に採集していたのです。真夜中にしか採れないものを狙って、ね。




 ☆106日め8、オークは極端な長寿ってあまり嬉しくないみたいなんですよね☆



生き残った五人のオーク達と一緒に葬儀を行います。

といっても、地下遺跡の穴に遺体を投棄するだけです。
数層下まで空いている吹き抜けの天井から放り込むと、床まで届いたらしい音がしました。


迷宮で生き迷宮で死んだ者は迷宮の生態系に還るが定め。
数層下の闇の中で虫や獣や亡者に食われたオークの血と肉と骨は、巡りめぐってまたオーク達のところに還ってきます。

これが彼らなりの弔いなら私がとやかく言うようなことでもないし、そもそも代案がありません。
魔物うごめくこの土地で土葬なんかしたらアンデッドに食われるか取り憑かれるだけです。遺体に聖水をかけたりして悪霊避
けの儀式をすればいくらかマシになりますが、絶対ではない。
火葬するには燃料が足りないし、足りたとしても10人も燃やせば煙が目立ちすぎる。
近くの川は人間の縄張りだから水葬も無理。

ならば葬儀が風葬や鳥葬じみたものになるのも当然です。どうせ食わせるなら屍食鬼(グール)よりは巨大ネズミや巨大昆虫の
方が良い。アンデッドは食えませんから。

オーク達だけでなく、チンピラ2人と冒険者5人の死体も穴に入れました。
捨てる前に装備品を身包み剥いで、食いでのある部位をオーク達に切り取らせてから放り込みます。


葬儀のあとで、オーガーの蓄えていたお宝とガラクタそして返り討ちにした冒険者たちの財産を分配します。
オークたちは分配を辞退しようとしましたが、彼らを荷物持ちとして使う報酬の前渡しとして押し付けました。
問答している時間はありませんので、強者の権利でごり押しします。東方世界のオークたちも強い者には素直に従うのです。

まあ気持ちは解る。
大金を持っていても守れないし使い切れないから意味がないのですね。分不相応のお宝は災いを呼ぶだけだと。
現にオーガーが溜め込んだものを肴に酒盛りしていたら横取り狙いが襲ってきましたし。

オーク達も基本的に光り物が好きですし宝物を集めるのも好きです。ただし彼らはただ溜め込んで死蔵しておくよりぱっと使
う方が好きでして、オーク的な納得のいく使い方とは「強者に貢いで保護して貰うor便宜を図って貰う」なのです。
オーガーや遺跡荒らしを瞬殺する少女神官にお宝を献上するのは当然の流れなのですよ。


なので、めぼしい財貨と装備品類は私が引き取りました。
潰れた板金鎧など金属製の装備品は万能鋳造機に突っ込んでインゴットに変えておきます。鉄や鋼や真鍮なので何かに使える
でしょう。

オーク達の取り分は銅貨を主に各種コインをそれなり、屑宝石や安めの光り物を一山、大粒の宝石を幾つか、毛布やロープや
ランタンなどの雑貨をほぼ全部、それに保存食と生肉です。

冒険者たちが一つだけ持っていた無限袋のなかには、割れた壷とか切り株とか案山子とか干涸らびた魚とか色々なガラクタが
入っていました。あとなぜか新品の馬用大型ブラシが何本も。
流石に全部がガラクタではなく、150食分ほどの堅パンと干し肉や炒り豆や干し果物などオーク達の喜ぶモノも入ってます。

無限袋の中には、塩や砂糖の入った調味料小瓶が幾つも入ってましたけど食い物に拘っているようには見えないんですよねあ
の襲撃者ども。
美味い物を食いたいやつは堅パン(ハード・タック)なんか持ち歩きません。


それはさておきオーク達には使えない無限袋を私がもらうのは良いとして、問題はこの長剣(ロングソード)ですよねえ。
普通のものより丈夫で錆びず、切れ味が鋭く、人狼など普通の武器が効かない魔物を切ることが出来る。
ただそれだけの代物ですが値打ちものには変わりない。ヴァダの街の故買屋に持っていけば1000ゴールドや2000ゴー
ルドにはなります。つまり厄介ごとの元。

オーク達は魔剣が凄いものだとは分かっていますが欲しがってません。
この剣は人間用なのでオーク達には使いにくいですし、仲間を何人も切った武器を不吉に思うのも当然です。更に言うとオー
ク達の言い伝えで、こういった武器を欲しがるとろくな事にならないと聞き及んでます。

私も賛成です。

前世の知識とソーニャさんから聞いた冒険者の心得から、この魔剣をオーク達に持たせるのは拙いと分かる。
なので温泉洞窟の倉庫に眠っていた魔法の片手半鎚矛(メイス)をオーク向けに改造したものを渡しまして、この魔剣は私がも
らうことにしました。

温泉洞窟の族長が迷宮で見つけ、巫女が柄などを改造して、ソーニャさんの鑑定を受けて合格し、エスティア様の祝福を受け
て強化された魔法の武器を手に入れてダイコクは嬉しそうです。
威力も信頼性もこっちの凡庸魔剣とは段違いですから当然か。


毎度のことですが、生き残ったオーク達に名前を付けました。リーダー格の逞しい色黒オークがダイコク、笑顔が素敵な男前
なエッビス、太目で力持ちのホッテイ、棒術の腕前が自慢のシャモン、逃げ足が素早いイダテン。
襲撃の生き残り組がエッビスとホッテイ、外でキノコ集めていて無事だったのがダイコクとシャモンとイダテン。

オーク族には雌や人間雌に変装できる男の娘がいないので、義息子にベンテンという名を付ける機会はなさそうです。
名付けた以上は息子も同然。彼らも私を名付け親として認め受け入れています。



私に所有権が移った財宝や装備品のうち、魔剣をはじめ謂われや曰くのありげなものを遺体を放り込んだ穴に投棄します。
死者には無用の代物ですが、生者には意味がある。
オーク達の死骸と共に眠るそれら財貨は彼らの生きた証となります。そして志半ばに倒れた冒険者の遺品を狙う掃除屋たちの
注意を惹き付けてくれる囮にも。

平凡な魔剣でも一財産になる。
21世紀日本のヤクザ屋さんにとっての高級外車ぐらいの価値が、冒険組織(クラン)や在郷騎士一家にとってはある訳で。
家族親戚友人知己好敵手仇敵などが、行方不明になった使い手の遺品を回収しようとするでしょう。

この世界には、知っている物品の在処を突き止める呪文やアイテムが存在します。戦利品の収集は、よほど上手くやらないと
命取りになりかねません。
武蔵坊の刀狩りって、実際にやったことでしたら怨嗟の的だったでしょうねえ。はずみで斬り殺しちゃった人数も10や20
じゃきかないでしょうから。

‥‥もう少し、コインや安物宝石を投棄しておきますか。遺品あさりの標的になってくれる連中の供養に。
銀の短剣は取っておきましょう。鋳物を研いだ大量生産品らしき代物で目立つ傷もなく、名前とかも掘ってないですから。



大急ぎで荷物をまとめて引っ越しします。
目指すは彼らが先月あたりまで暮らしていたという廃墟の一郭。

地下街と直線距離的には1000メートルも離れていませんが、間に幾つも廃墟や洞窟を挟んでいます。
途中で他のオークの群と接触しましたが、オーガーの姿焼きとコインをいくらか渡して無事に通してもらいました。
うん、セルキーたちもそうでしたが誰かと仲良くなるには共通の敵をぶっ殺すに限る。嫌われ者であればあるほど良し。


そうして廃墟の、大きなお屋敷だった基礎の部分にやってきたのですが何故に彼らがここから出て人間族が出没する危険な地
域に引っ越したかといえば、アンデッドが出たからでして。

実際、今でもワイトとゾンビが数体ずついましたよ。全部退治しましたけど。
ワイト(塚守)はゾンビの強化型みたいなモンスターでして、ゾンビよりも素早くて手強いだけでなく触っただけで生き物の生
命力を吸い取って殺してしまいます。
しかも殺した生き物を自分と同じワイトに変えてしまう上に、普通の武器では傷付かないと言う厄介さです。更に言うと生き
ていたときの半分ぐらいは知恵が残っている。

ですがこっちには神官(プリーテス)がいます。
ニュータ○プじみた直感で不意打ちが防げるからには、ちょっとやそっとの亡者なんか怖くありません。
ワイトもゾンビも銀の投げ飛礫と聖水の集団投擲であっさり全滅。戦いと言うより作業感覚で片づきました。


一応あさってみましたけど、元冒険者らしき亡者どもの遺品は大したものではありませんでした。
ごく普通の武具と冒険道具そして合計して100ゴールドにも満たないコインだけです。


聖水をまいて周りを聖別しまして、出入り口に瓦礫を積んでモンスターや冒険者が入ってこないように塞ぎます。
害虫の影響は虫取り草の粉とお香で防げますが、うーん、ネズミとかはどうしましょう。
アイテム惜しんで危機を招くのは馬鹿馬鹿しい、巻物(スクロール)を使いますか。備蓄に余裕もあることですし。ソーニャさ
んにもらった「保護円(サークル・オブ・プロテクション)」の巻物を範囲拡大して消費、部屋全体を結界で被います。

これで安心して眠れる。
地球基準でなら日付が変わるどころか新聞配達人が動き始めている時刻です。流石に睡魔がきつい。 

寝ます。


首飾り以外の装備を全部外して全裸になり、毛布にくるまって抱き枕を‥‥ホッテイで良いか。


眠さのあまり全てが面倒くさくなった私は、まだ少年と言って良い年頃のオークを寝床に引っ張り込んで添い寝させ眠りにつ
きました。
大きな狼のふさふさもこもこ具合も悪くなかったですけど、やっぱり添い寝には人(オーク)肌が一番です。






 ☆107日め、連戦の結果☆



朝になりました。睡眠時間は短いはずですが目覚めは快調です。
私の周りに固まって雑魚寝状態のオーク達を起こしてから、朝一番で水場へ出かけました。

人間一人が生存に必要とする水が一日あたり約2リットル、最低限水準の生活に必要とする水がその二倍。
幾つかの無限袋に入れてある水は合計して100リットル足らずなので、女の子とオークが6人も快適な生活を送ろうとすれ
ば直ぐに尽きてしまいます。

早い話、お風呂に入れません。風呂桶や熱源はあるんですけど水が足りない。
なので水を求めて近くの水場まで来たのですが‥‥。

「ヨコセ」
「ウセロ」

廃墟地下の池というか水溜まりには先客のオークたちがいまして、彼らは「水を汲ませろ」と要求したダイコクたちに「連れ
ている女を渡して消えろ」と言ってきました。
一人一人の強さはドングリの背比べ状態ですが、向こうは11人いますからね。強気にもなるでしょう。

しかし指揮官である強者が後にいれば士気が天元突破するのがオーク族の特性でして、こっちの5人は全く怯んでません。
向こうのリーダー格は、ダイコクたちの態度に疑問を持ちつつも今更引っ込むわけにもいかず「なんとかなるだろ」という
いかにもオーク的な見切り発車で喧嘩を始めました。

たちまちのうちに敵味方入り乱れての殴り合いが繰り広げられますが、一文の得にもならないので止めることにします。
やり方は夫たちの真似で良いか。
つまり鉄拳制裁です。
乱戦の中に踏み込んで棍棒を奪い取ってぶん殴り、腰布を掴んでぶん投げ‥‥あ、破れちゃった。

びりっ とあっけなく、オーク島住人の腰ミノと違ってボロ布を巻き付けただけの衣服は千切れてしまいました。
温泉洞窟の下っ端たちより体力的には数段貧弱な雑魚オークたちですが、不釣り合いなほどご立派な人間族似のち○こを持っ
ていましてそれがさらけ出されます。


「プギッ!?」

驚きのあまり固まってしまったそのオークをやんわりと、地下室の壁際へ蹴り飛ばしました。
蹴るというか足で押しのけた感じですね。放物線描かずに飛んで壁にぶち当たってますが。

ええい、次だ次。とりあえず全員無力化しないと。


一分かからずして、11人のオークは降参しました。
巨人並の馬鹿力でぶん殴られてひん剥かれれば士気が砕けて当然です。
双方とも特に重い怪我人はなし。

異種族間の殲滅戦ではなく同種族同民族しかも顔見知り同士の小競り合いですので積極的に命を取る気はありませんが、勝負
は勝負なのでケジメはつけないとね。
なので降参した全員が武器を捨て、壁際に一列に並び、正座して両腕を頭の上で組んでいます。全裸で。

彼らはダイコクたちと同じく、大きな群から独立したというか追い出されたばかりの若人たちですね。
若いオークの例に漏れず、モンスターや冒険者と殺し殺されの生活を送っているようです。


では、彼らに罰を与えるとしますか。朝風呂に入ろうとしたのを邪魔してくれた報いを。


こうして11人の名も知らぬオーク達は壁際で正座したまま、可愛い人間雌が風呂桶に浸かってくつろいだり石鹸の泡まみれ
になって身体を洗ったりする姿を見せつけられました。
更に、顔見知りの、自分たちと大して変わらないはずの雑魚いオーク達が人間雌と楽しそうに洗いっこしたりとか、一人一人
順番に気持ちよさそうなことをしたりしてもらったりしているところも。

この区域は廃墟の中でもかなり安全な場所でして、特に人間族の侵入者は一気に近づけない構造になっています。
街からでは、他の迷宮化した区域を通らないと辿り着けない場所なのでよほどの腕利きでないと騒ぎを起こさずに侵入するこ
とが難しく、ここまでモンスターをやり過ごして静かに動ける腕利きの遺跡荒らしが狙うほどのお宝がない。
そんな場所なのです。

なお、人間雌が口内発射された子種汁を美味しそうに、咽を鳴らして飲み干す姿に辛抱堪らなくなって立ち上がったオークは
飛んできた岩塊が頭に当たって伸びてしまいました。

ちょっと勢いを付けすぎたかな? まあ、死にはしないでしょう丈夫が取り得の生き物だし。




お風呂のあとも結界の効果時間が残っていましたので、ご飯を作ることにします。
ええ、負け組な11人のオーク達は、空きっ腹で私たちの調理と食事風景まで見せつけられ匂いを嗅がされてしまうのです。


無限袋に入れておいた食材を取りだし、呪文を使って血抜きします。
これは食材。食材なんです。グロいけど。

人間のものだと解る生肉は気持ち悪いなー 慣れの問題なんでしょうけど不気味でしょうがない。
我慢です我慢。これだって立派に肉で栄養源なんですから。
プリオンや寄生虫や病原菌なども「浄化」の呪文で解決していますから、安全性も問題ありません。


唐突ですが神官(プリーテス)のレベルが上がりました。
第2階梯の信仰呪文が使えるようになりましたので間違いありません。
どうやら夜中寝ている間にレベルアップしたようです。
レベルが上がったので1レベルの信仰呪文を6回、2レベルの信仰呪文を4回使えるようになりまして聖水の生産量とかも増
えてます。呪文の威力や融通の利き具合もぐっと上がってます。

「士気高揚(ヒロイズム)」「祝福(ブレス)」「固着(ホールド)」「沈黙(ミュート)」など、2レベル呪文は戦闘で使えるもの
が多いですけど、私にとっては「解毒(ニュートラルポイズン)」を使えるようになった点が嬉しいですね。
いくら今は毒耐性装備や霊薬があるといっても、手札が増えることは生存率向上に直結していますので。


人肉は皮を剥いでただの肉や骨付き肉にするとグロさがだいぶマシになりました。
とりあえず肋骨肉へ調味料すり込んで炙り焼きに、太腿肉を刻んですりつぶして香草と混ぜて肉団子汁にします。


こうして私は、昨日会ったばかりのオーク達に名前を付け寝床を共にし同じ湯に浸かり同じ火で調理したものを食べ同じ神像
に祈ることで家族になりました。
また義息子が増えてしまいましたけど、その嫁になってくれそうな娘さんもいるし良しとしましょう。


なお、ついさっき万能鋳造機で作ったエスティア様の像ですが温泉洞窟の元抱き枕は造型が高度すぎて真似出来ませんでした
のでソーニャさんを元にしています。
ただし像の身長は150センチ。

いえね、像は金塊を使って中空構造で作ったのですよ、全裸のを。
オーク的には「服を着た姿の像」よりも「全裸像に服を着せた姿」の方がウケが良いですし。
で、予備の水兵服(コスプレえっち用)を着せたのですが、私の身体に合わせた水兵服だからこれ以上神像を大きくすると水兵
服が着せられない。

今ですら ぱ っ つ ん ぱ っ つ ん ですからね。この像。
ミニスカート状態で太腿むき出しだし、お臍は丸見えだし、胸なんか屹立した乳首の位置がはっきり分かる有様です。

身長を150センチに縮めて、でも胸や腰の減り張りとかの比率はそのまんまなソーニャさんがセーラー服にミニスカート姿
ではにかみながらスカートの端を両手で摘んでめくり上げ、幼女のようなスジま○こを見せつけている姿をしたこの像をエス
ティア様だと言い張って良いのかどうか気になりますが‥‥。

まあ、拙ければお叱りの託宣なり神罰なりが来るでしょう。



えっとですね、神像のものほどではないにしろソーニャさんのあそこってわりと初々しい姿形しているんですよ。
出産や流産・堕胎の経験はないけど延べで5桁の回数男を受け入れて注がれちゃっているのにあの姿ですからねえ。
若返り薬が凄いのかローパーがトンデモ存在なのか、多分両方だと思います。





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