戦国時代の日本と似て非なる異世界の島国・和国。
皇祖神を奉じる神宮の社領・伊勢では、圧政に耐えかねた民衆が、天竺より来訪したという龍神の加護を受けて蜂起した。神宮を倒して下克上に成功し、一揆衆による新体制となった伊勢は、幕府や近隣州とにらみ合いつつも、特産品である医薬の交易を再開した。
「龍神様の霊験あらたかな伊勢の薬はいらんかね。労咳、疱瘡、蝮毒、癌、治らぬ病などありはせぬ。お代は一服百文也。少々値は張るが、命の代価と思えば安い物。銭がなければ、代わりに赤子一人でも結構だよ」
旅の薬売り兼人買いが主人公の、和風ファンタジーです。
初作品です。
アンモラルな要素、特に劇中人物が差別を肯定する場面を含む箇所がありますので、苦手な方は御注意下さい。
現実の差別を助長する意図はありません。
ストーリー上、若干の性描写が含まれる話もありますので、自主規制としてR-15表記を付記します。
中盤以後、ディストピア風味の内政要素も入れて行く予定です。
※「小説家になろう」「カクヨム」にも併載しています。レーティングは各サイトの基準に沿いますので、掲載先によって異なります。
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