人名や地名に関する物語のメモです
内容についてはおいおい追加する予定です
★★★地名
※ヴェルニア
物語の舞台となるべき土地ですが、ヴェルニアがどれ程の地域を指しているかは詳細には不明です。
或いは、支那やインド、かつてのペルシアが如き広大無辺の面積を誇って、一つの世界と呼べるかも知れませんし、
或いは、日本列島や英国、フランス、北欧のように一つの文化、文明として成立しうる地域なのかも知れません。
さすがにユーラシアやアフリカのような大陸で在ったり、ロシア帝国、モンゴル・ウルスのような大きさはないでしょう。
ヴェルニア世界、或いはヴェルニア文化圏と呼称されることから、
異なる言語、或いは神話、生活様式を土台に持つ世界観が違う人々、異人たちと接触している事は確実です。
世には外なる世界に想像の翼を馳せる人物もいますが、今のところアリアやエリスにとってはヴェルニアが世界の全てです。
※エリオンの森
エリスの故郷です。人に近い下位の半エルフや森ゴブリンが棲んでいるらしいです。
南王国が領有を宣言している土地に含まれていますが、実際には未統治の土地です。
実質的な支配云々以前に、そもそも一帯の人間は南王国に領有宣言されていることすら知りません。
古代王朝の後継を自任する南王国ですが、その領域は古王国の三分の一(最盛期の七分の一)にも届きません。
エリスの談によれば、森の近くにはレイジーヌという港町が在って大勢の人族が住んでいるそうです。
※辺境(メレヴ)
ヴェルニア内陸部の一部です。クーディウスやベーリオウル、オークのゾム族が暮らしている土地です。
ちなみに文明国から辺境や辺土呼ばわりされる土地は他にもあります。
メレヴは南王国と東国諸侯の勢力に挟まれた土地で、いずれは二つの強力な勢力の角逐の場となるかも知れません。
※曠野(コルヴ)
辺境(メレヴ)から北東部にある曠野です。
排他的な土地の住民は、やはり他の土地の住民を見下し、弱虫と見做しています。
彼らが他所者を捕まえたら、殺すか、奴隷とするでしょう。
粗野な振る舞いと荒々しい風習から蛮族と呼ばれて忌み嫌われています。
※ティレーの町
辺境航路の要衝です。エリスとアリアの当面の目的地でもあります。
※ゴート川
辺境を南北に蛇行して貫く河川です。数か所に渡って艀や橋が掛かっています。
※ゴート東岸 ゴート以東
物語の舞台となっている辺境の一地方。何か名称考えないと
※クレイン城砦
遥か北方でオーク諸部族の人類領への侵攻を食い止めている巨大な城砦です。
オークから人族を守る為、博愛や情熱に駆られた勇士が城砦へと旅立つことがありますが、彼らの十人に一人は北方に骨を埋めることになります。
※モアレ
北方系の人々が切り開いた辺境の村です。
丈夫で質のいい布作りを辺境ではそれと知られていましたが、オーク族によって攻め落とされました。
モアレの村人たちは、殆ど全員が北方人からの移民の末裔であり、
東国や南国からの移民と土着の民の混血である近隣の辺境の人々とは、
使用している言葉が多少異なりますが、意志の疎通が不可能な程ではありません。
※東国 ネメティス
(大きさ的には関東平野か、その二、三倍を想定しています。まだ未定。
東ヴェルニア自体は遥かに広大な土地で、東国はその一部に過ぎません)
※テスティア王国
東国の一部領域を支配している数多ある王国の一つです。
土着の民の王や他の入植者が打ち立てた王国と交渉するに、王がいないのは
不利だと考えた豪族諸侯らが、最初の入植者に連なる八家族のうちで、
比較的穏健、かつ弱小勢力で在ったソレド家を王家として擁立しました。
その経緯から、王家は豪族の代表でしかない為、権威はきわめて弱いです。
始祖八家族は勿論、後発の大貴族や武力、財力のある貴族も、
王家を寄り合いの議長くらいにしか見ておらず、始終、起きている揉め事の裁定もままなりません。
また王が権力を打ち立てようとすれば、普段は不仲な諸侯はこの時だけは一致して王を排除し、新たな王を立てるでしょう。
カスケードの領土も大部分がテスティア王国に含まれていますが、他の諸侯の例に漏れず、
カスケード伯子アリアテートも己の領土においては完全な専制君主として振る舞っており、
王の権威に対して欠片も敬意を払っていません。
ちなみに物語はテスティア暦で217年頃の話になります。
※シレディア
東国の一地方です。シレディア人は、黒髪を持つ西方からの移民の末裔です。
シレディア人が住んでいる土地とシレディア地方は大体重なっています。
ネメティス人は、(例えばガスコーニュ人のように)勇敢でけんかっ早い人々と
見做されていますが、
シレディア人は(スパルタ人の如く)特に好戦的で戦闘に長けた
恐るべき人種と見做されています。
※ネルヴァの大山系(⇒土豪03
遥か北方の彼方に存在する万年雪を戴く大山系です。
雪解けの時期は、山麓の北方諸国やオーク諸部族はもとより、辺境に至って人々を潤しています。
※オーメル
辺境中西部。東国と辺境最大の城市ティレーを結ぶ線上に位置する一帯です。
辺境航路の中継地点であり、竜の誉れ亭という旅籠があります。
※辺境行路(⇒土豪08
ヴェルニア内陸部の辺境地帯を東西百里(四百キロ)に渡って貫く街道です。
実態としては、起点から終点まで一本線の道が結んでいる訳ではなく、
都市間の交通網や各々の町と町、村と村とを結ぶ諸々の小さな街道を総称して
『辺境行路』と呼称しているに過ぎません。
★★★神々
※ベレス
恐怖と絶望を啜り、憎悪と悲嘆を喰らう神です。
一般的に邪神と見做されがちですが、やっぱり邪神です。
※イース
天候を司る女神 一般に信仰されています。
※イーシス
地方で信仰される森の神様です。
エリスが一応、信仰していますが、彼女は困った時以外に真剣に祈ったことがありません。
※アルスラ
南方人に信仰される織物の女神です。美しい乙女の姿をしています。
※ベール
北方人に信仰されるやはり織物の神ですが、此方は巨大な蜘蛛の姿だと言い伝えられています。
※コル
収穫を司る農業の神です。
幅広く信仰されており、彼方此方の村に小さな祠や石像が存在しています。
★オークの神々
オーク族の神々は、人族の神々とは神話体系が異なります。
※ゾンバ
オークの神話の闘いの神です。激しい性格である一方、公明正大な振る舞いや堂々とした行動を好むといわれています。
主にオークが奉じていますが、全てのオークが信じている訳ではありません。
一方でオグルやトロル、オークに近しい他種族の一部の戦士や傭兵も信仰しています。
※バゾンガ
オークの神話で地底を統べる闇の王とされています。
★★★人物
※アリアテート・トゥル・カスケード・ソル・エイオン・テュルフィング
長剣使用時
攻勢の構え 攻撃 8 防御 7
守勢の構え 攻撃 6 防御 8
体力 6 打撃点 2
槍使用時
攻勢の構え 攻撃 10 防御 9
守勢の構え 攻撃 8 防御 10
体力 8(間合い+2) 打撃点 2
烏の濡れ羽色の髪、狼を思わせる切れ長な黄玉の瞳。均整の取れた肢体。
エイオン一族の荘園及びカスケード伯領の継承権を持つ女性です。
うら若い女性でありながら、見た目に反して恐るべき力量を持つ戦士であり、
特に槍を持たせれば、故郷シレディアでも屈指の腕前を誇ります。
戦争の英雄である東国十二騎士の一人、黒騎士を祖父に持つ
東国でも武門の名門の嫡流ですが、人格には頑迷固陋な成分があり、
厳しい気性もあって、人となりにはやや難があると見做されています。
戦闘に関しては鋭い観察眼と勘働きを持つ一方で、
世事に関してはやや疎い面を持ちます。
※エリス・メルヒナ・レヴィエス
愛用の棍棒使用時
攻撃 3 防御 4
体力 4 打撃点 1
エリオンの森の出である半エルフの女性です。髪は翠色です。
長い名前ですが別に有力な一族とかではなく、氏族の慣習に過ぎません。
レヴィエス氏のメルヒナ一族のエリスです。
ちなみに片親がエルフ、片親が人族と言う訳ではなく、
彼女の氏族が長い歳月を掛けて少しずつ人族と血が入り混じって来た結果、
エリオンの森に住まうエルフはその大半が半エルフになっています。
なのでエリス個人が特に迫害を受けた訳ではありませんが、
半エルフは戦闘力がエルフよりも遥かに低い為、
氏族は周辺勢力との軋轢に色々と苦心しています。
美人の多いエルフ族の平均と比しても、なお整った美貌の持ち主で、
形のいい鼻梁と美しい切れ長の蒼い瞳を持ちます。
薬草の調合や料理が得意で、ある程度の世間智を持ち合わせていますが、
薬草学は森出身のエルフとしてはそれほど珍しい特技ではありません。
彼女は見た目通りの若い娘です。
健康で体力に恵まれていますが、戦闘に関しての訓練は受けておらず、
全くの素人に近いです。
しかし、自分の力量を踏まえ、用心深くて機転が利くので、
同行している際は、足手纏いにならないよう注意深く振る舞うでしょう。
アリアに比せば、弱い為に逃げることを躊躇しませんし、
逃走の術や追手の撹乱については、アリアより遥かに卓越しています。
よく整理された知性の持ち主で、かなり穏やかな性格をしています。
比較的に善良な性格をしていますが、優先順位はきちんとつけられる人物です。
性的嗜好としては同じ女性を好みますが、これはエルフにはさほど珍しくありません。
※バウム親父
街道筋の旅籠『竜の誉れ亭』の主人です
肥満した巨躯に獰猛な顔つきですが、料理の腕には自信を持っています。
娘のジナを溺愛しています。
※旅籠の娘のジナ
バウム親父の愛娘です。
※オル
ゴート川の渡し場に住む老ゴブリンです
バウム親父とは顔見知りです。
旅人に詰まらない小間物や食べ物を物々交換や貨幣と引き換えで売ってます。
※キスカ・ロレンツォ
アリア以上の剣の腕を持つ、謎めいたホビットの女剣士です。
炎を想わせる見事な赤の巻き毛を後ろで無造作に紐で束ねています。
※ガーズ・ロー
タータズム族に雇われた傭兵の黒オークです。
豊富な戦闘の経験を持つ百戦錬磨の戦士です。
※ラ・ペ・ズール
北から流れてきたオーク部族タータズムの族長です。
※クーム
モアレ村の青年です。
兄アジャンの仇ラ・ペ・ズールをその手に掛けましたが
配下のオークたちの復讐の刃に倒れました。
※ヴィレウス
タータズム族と取引している黒エルフ隊商の戦士の一人です。
黒檀の肌をした彼は、華奢な者が多いエルフ族にしては珍しい屈強な体格をしています。
※ジル
褐色の肌を持つ黒エルフ族の女戦士です。
銀に近い灰色の髪、瑪瑙を思わせる暗藍色の瞳、均整の取れた肉体を持ちます。
敏捷さに優れてはいるものの、鍛えた男性に比べれば膂力は幾らか劣ります。
追跡を得意とし、自然の中から足跡や移動の痕跡を見つける術に優れています。
かなり好戦的な性格をしていますが、別に考えなしに挑む訳ではありません。
※黒エルフの氏族長
強かな性格をした守銭奴の老人です。
タータズム族と付き合いのある、モアレに滞在している黒エルフ隊商の長です。
※ジナ・エルヘンドリス
エリスとアリアに助けられたモアレ村の住人です。
布作りに優れた村の生まれで、機織りが得意な赤毛の娘です。
ルウという妹もいますが、村がオークに攻められた折、離れ離れになっています。
妹思いの彼女はその事を非常に気に掛けています。
※ケイル
オークに襲撃された荘園の生き残りの少年です。
※ギネ
人族の農村で暮らしていた半オークの青年です。
善良な性格をしています。
村を焼け出され、隣人のミースおばさんと共に途方に暮れています。
※グレム
ザグドと共にリヴィエラ・べーリオウルに雇われた赤毛のドウォーフの冒険者です。
手斧を好んでいます。
※ザグド
相棒のグレムと共にリヴィエラに雇われたウッドインプの冒険者です。
薬物を塗った吹き矢を武器としています。
※ティリア
過去にエリスと共に旅をしていた半エルフの娘です。
エリスの同郷で親しい友人でしたが、伊達男の貴族に籠絡されてしまい、
南王国で高級娼婦となりました。
※リヴィエラ・ベーリオウル
辺境の郷士カディウス・ベーリオウルの次女。
フィオナ・クーディウスと親しい友人で、
パリス・オルディナスに対して仄かな好意を抱いています。
目鼻立ちの整った器量のよい娘で、辺境の民に多い鳶色の瞳。
編み込んだ金髪を背中に下げています。
捕虜のオークに喰い破られて右の耳朶が欠損しています。
野外でも、屋内でも、目立たない色の外套を好んで着込んでいます。
素手での格闘に長けています。
隠形にも卓越した技量を誇り、奇襲を得意とします。
二刀を使う剣士ですが、突出した力量は持ちません。
(上に兄と姉が一人ずついますが、兄妹仲は余り良くありません。
兄と姉は南王国の騎士団に出仕していますが、リヴィエラは都に行った際、
高慢な貴族に田舎者扱いされた経験から南王国を好いていません)
※カディウス・ベーリオウル
筋骨逞しい壮年の男性。くすんだ金髪。
辺境ではそれと知れた豪傑の一人であり、リヴィエラの父親。
かつて東国諸侯と南王国が沿岸部を巡って争った海道戦役で活躍し、
王国十勇士の一人として名を馳せていました。
(アリアの祖父の黒騎士と剣を交えた事があります。
顔の傷はその時のものですが物語には絡まない予定です)
※グ・スウ ※ジグ・ル ※ウィ・ジャ ※スー・ス
洞窟オークの子供たち。四人ひと組で行動することが多い。
※グーズ べーリオウル一族の郎党
※ルタン 辺境中西部:オーメル地方の北部の富裕な豪族。
切れ者として知られ、痩せた中年の男で見る者に鋭い印象を与える。
クーディウス家との交友がある。
※ギース 南王国を彷徨う腕利きの傭兵
クーディウス家の郎党ヘイスの旧友
ヘイスが伝手で、オークと戦う為に呼び寄せた。
★★★
槍アリア 9.5 戦乱のシレディア地方でも屈指の使い手です。
べーリオウル8 辺境で名の知れた豪傑です。オグル鬼と真正面から戦えます
アリア 7.5 手練の剣士 優れた剣士です
リヴィエラ 6.5 最初の不意打ちは9
並みの戦士 6 鍛錬を積んでいる剣士です
弱い戦士 5
エリス 3.5 一般人です。ゴブリンの盗賊を追い払えます。
数字が3離れていたら、まず太刀打ちできません。