この小説は北欧神話をベースとしたファンタジー世界を舞台としたオリジナル小説です。
オリジナルの世界でオリジナルの登場人物たちがオリジナルの物語を繰り広げる。そんな小説です。
と、いっても話のパーツパーツやストーリーの材料はどこかで見たありふれたものです。
「勇者」がいて「魔王」がいて、助けを求める人がいて、冒険があって、世界の平和が訪れる。
しかし、この物語は、それらのパーツや材料をわざと間違って組み立てた物語です。
間違っているから正しく機能しない。エラーを起こしてしまった物語です。
勇者は勇者でありながら許されない罪を犯して、不安定な精神と殺伐とした現実をさまよい歩き。
魔王は可愛らしいドレスに身を包み、何もかもから浮遊しながら世界を掌握せんとほくそ笑みます。
助けを求める人々はもはや過去のものです。
なにせもう世界に平和が訪れているのですから。少なくとも人の視界から見える範囲内では。
ですが、この物語の筋道は至極単純なありふれたものです。たとえやり方を間違えていたとしても。
これは、ひとりの少女が多くの苦難を乗り越えていく物語です。
これは、ひとりの少女が世界を救う物語です。
これは、ひとりの少女がもう一度ひとりの人間として立ち直り、そして大人になっていく物語です。
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※旧題はユノ・ユビキタスの異世界譚です。
※この作品は小説家になろうでも連載されています。特に内容に大きな違いはありませんが、ルビが振ってあります。気になったらどうぞ
※ご無沙汰しております!
職業と社会的地位から解き放たれた男、からあげレモン(無職・年齢不詳)でございます!
将来がやべえ状態だってのになんだかすっげえワクワクしてきたぞ!
どんどん更新しちゃうわよー!