<このWebサイトはアフィリエイト広告を使用しています。> SS投稿掲示板

オリジナルSS投稿掲示板


[広告]


No.1292の一覧
[0] とあるVRMMOのはなし(短編)[猫F](2005/08/13 14:54)
[1] Re:とあるVRMMOのはなし(短編)[猫F](2005/08/11 21:18)
[2] Re[2]:とあるVRMMOのはなし(短編)[猫F](2005/08/11 20:42)
[3] とあるVRMMOのはなし2[猫F](2010/08/25 02:10)
[4] とあるVRMMOのはなし2[猫F](2010/08/25 02:11)
[5] とあるVRMMOのはなし2[猫F](2010/08/25 02:12)
[6] とあるVRMMOのはなし2[猫F](2010/08/25 21:32)
[7] とあるVRMMOのはなし2[猫F](2010/08/26 14:15)
[8] とあるVRMMOのはなし2[猫F](2010/09/02 08:22)
[9] とあるVRMMOのはなし2[猫F](2010/09/02 08:22)
[10] とあるVRMMOのはなし2[猫F](2010/09/02 08:23)
[11] とあるVRMMOのはなし2[猫F](2010/09/07 00:08)
[12] とあるVRMMOのはなし2[猫F](2010/09/09 20:03)
[13] とあるVRMMOのはなし2[猫F](2010/09/12 21:19)
[14] とあるVRMMOのはなし2[猫F](2010/09/15 21:39)
[15] とあるVRMMOのはなし2[猫F](2010/09/19 14:20)
[16] とあるVRMMOのはなし2[猫F](2010/09/20 14:50)
[17] とあるVRMMOのはなし2・完[猫F](2010/09/20 16:18)
[18] とあるVRMMOのはなし2 おまけ[猫F](2011/06/15 21:06)
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

[1292] とあるVRMMOのはなし2
Name: 猫F◆9dc73d1b ID:df3a5d16 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/08/25 02:12


 今日はサブロウのじいちゃんと狩りに行ったのでその時のアレコレを書こうと思います。
 あのジジイ僕よりLV低いくせにメチャ強いでやんの。



 
  とあるVRMMOのはなし2




 まぁ狩りに行ったのです。
 じいちゃんのLVだとギリギリ死ぬランクの敵を狩りに。
 それを見ながらニヨニヨしようと思ってたはずなんですが。

 「ほいほいほいっと」
 「・・・・・・あっるぇー?」

 なんというジジイ無双。
 ゆらっと動いて敵と交差したかと思ったらガリガリ敵HPが削れていき、

 「よっこらしょーい」

 複数の敵に囲まれているはずがその攻撃を掠らせもせずにぬるぬるかわし。
 気が付けばラス1に止めを刺してるじいちゃんの姿。

 「ぬるいのぅ」
 「いやいやいやいや」
 
 使いまわしだけど超スピードとかそんな物ではなかった。
 むしろ緩やかなくらいの速度でしかない。

 なんなのこのジジイ。詐欺かしら。
 
 「やからうまいこと近づいて斬っただけやと言うとろうに」
 「いや、・・・・・・あっるぇー?」

 確かに傍から見てもその通りでした。
 でも納得は出来ません。
 
 「チートジジイ。只者ではない」
 「やかまし。ほれ今度はお前行ってこい」
 
 尻を蹴飛ばされて新しく沸いた敵に向かわされました。
 それじゃ今度は僕の華麗な回避を見せてやるぜ! と張り切ったところ見事返り討ち食らいそうになったので、
 涙目で逃げてから魔法で燃やしました。

 「へたれやのぅ」
 「もっと華麗に、そう、チキンとお呼び下さい」

 こうして上下関係は更新されました。

 
 その後も参考にすべくお爺様のお話を伺った所、
 お爺様のご実家の剣術流派はひたすら「自然」である事をお題目にしていると言う事でした。
 型とか漫画技とかもなく、ただ自然に動き自然に近づき、自然に剣を振り自然に斬り殺す。
 
 「剣は手の延長、痒い背中掻くのも敵斬るのも同じ感じで」
 「命、軽っ」
 「剣士なんてそんなもんや」

 実質教え教わるというのは無理なので、家ぐるみでその曖昧な感覚を子供の頃から仕込まれていたそうで。
 とはいえ現代社会で自然に帯刀なんぞ出来るわけもなく、あえなく流派廃絶となり。
 それでも剣を捨てられないお爺様はこうして風前の灯火オンラインにやってきたそうです。

 「全く参考になりません」
 「やわなぁ」

 お爺様はそう苦笑して、また沸いてきた敵に向かって自然に歩いていきました。
 その後姿を見て僕は思うのです。
 
 「ダメだこのジジイ早く何とかしないと」




前を表示する / 次を表示する
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

SS-BBS SCRIPT for CONTRIBUTION --- Scratched by MAI
0.023221969604492