ども、ユウキ☆ミです。
今日は新人さん歓待パーティ代わりに狩りに行ったときのお話です。
とあるVRMMOのはなし2
「ガン=カタ出来ない二丁拳銃とか(笑)」
「かっこわらい言うな」
新人のヨザクラさんに戦闘を仕込もうとした所、
既に彼女は自分の武器を入手していました。
なんかごっついハンドガンです。
「ガン=カタ出来ない二丁拳銃とか(悪)」
「かっこわるい言うな。大事な事でも2回言うな」
厨ニ志望な彼女は当然テンプレで両手に銃を構えます。
意味無く交差させます。
そして当たりません。
むしろ自分の足とか撃ってます。
たまに僕の頭とか撃ってきます。
これはしばらく修行の必要があるようです。
という事で、操作魔法発動。
ヨザクラさんの身体の自由を奪い、勝手に動かしてみます。
これで感覚を掴ませるという画期的なアイディアです。
「そうりゃ突っ込めーい」
「ちょ、待っ」
鮮やかに舞うヨザクラさんの身体。
予想に反して見事に戦う様子に、本人も次第に目を輝かせていきます。
「ふぉおおお、凄い!」
「伊達に死んだじいちゃんに鍛えられていたわけではないのです」
自分で体動かすのは苦手ですが、魔法で他人を動かす分には楽勝です。
「おおっと、ここでタイムアップだー」
「っと、よしコツは掴んだ! ここからは私の時間だ!!」
急な魔法切れも予想済みだったのか、即座に対応されました。
そして勇ましく敵へ向かうヨザクラさん。
目覚しい成長っぷりです。
「うおおおぉぉぉぉ!!」
ですが残念なお知らせです。
この狩り場はそもそも貴女のLVでは生き残れません。
僕の強化魔法なしでは。
「ぶべっ」
あ、なんかメール来ました。