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No.9402の一覧
[0] 【本編・後日談完結】 小池メンマのラーメン日誌[岳](2015/04/25 21:41)
[1] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 一話 「知らせなき開幕ベル」[岳](2011/09/22 01:33)
[2] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 二話 「出会って別れて」[岳](2011/09/22 01:34)
[3] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 三話 「開店」[岳](2011/09/22 01:35)
[4] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 四話 「とある木の葉のラーメン屋台」[岳](2011/09/22 01:37)
[5] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 五話 「癒しを求めて三千里」[岳](2011/09/22 01:38)
[6] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 六話 「暗中飛躍」[岳](2011/09/22 01:40)
[7] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 七話 「橋の上の出会い」[岳](2011/09/22 01:40)
[8] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 八話 「新ラーメンと中忍選抜試験」[岳](2011/09/22 01:42)
[9] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 九話 「死の森にて」[岳](2011/09/22 01:42)
[10] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 十話 「入って乱れて」[岳](2011/09/22 01:43)
[11] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 十一話 「死の森を越えて」[岳](2012/03/15 21:52)
[12] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 十二話 「本戦予備選、試される下忍達」[岳](2012/03/15 21:53)
[13] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 外伝の壱 とある3匹の珍道中[岳](2009/06/14 20:30)
[14] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 外伝の弐 死闘!砂の里~赤い狐と緑の狸~[岳](2009/06/15 23:05)
[15] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 十三話 「人間距離」[岳](2012/03/15 21:54)
[16] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 十四話 「木の葉崩しに向けて」[岳](2012/03/15 21:55)
[17] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 十五話 「遭遇戦」[岳](2012/03/15 21:56)
[18] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 十五・五話 それぞれの一日[岳](2012/03/15 21:57)
[19] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 十六話 「嵐の前に」[岳](2012/03/15 21:59)
[21] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 十七話 「中忍選抜試験本戦・一試合目」[岳](2012/03/15 22:00)
[22] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 十八話 「中忍選抜試験本戦・三試合目。二試合目? え、なにそれ」[岳](2012/03/15 22:01)
[23] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 十九話[岳](2009/09/21 01:00)
[24] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 二十話[岳](2009/07/11 00:16)
[25] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 二十一話[岳](2009/07/11 16:28)
[26] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 二十二話[岳](2009/07/05 22:10)
[27] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 二十三話[岳](2013/08/14 23:24)
[28] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 二十四話[岳](2010/02/14 22:22)
[29] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 24.5話[岳](2009/07/15 01:55)
[30] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 二十五話[岳](2009/07/15 21:33)
[31] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 二十六話[岳](2013/08/14 23:14)
[32] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 二十七話[岳](2009/07/25 22:43)
[33] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 二十八話[岳](2009/08/01 15:05)
[34] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 二十九話[岳](2009/08/01 15:37)
[35] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 三十話[岳](2009/08/02 02:08)
[36] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 三十一話[岳](2009/08/03 07:50)
[37] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 三十二話[岳](2009/08/05 22:37)
[38] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 三十三話[岳](2009/08/05 22:35)
[39] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 三十四話[岳](2009/08/09 17:47)
[40] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 三十五話・前編[岳](2009/08/08 20:40)
[41] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 三十五話・後編[岳](2009/08/09 18:08)
[42] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 三十六話[岳](2009/08/16 23:02)
[43] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 三十七話[岳](2009/08/16 04:05)
[44] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 三十八話[岳](2010/05/02 01:14)
[45] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 閑話の1:その後、それぞれの一日[岳](2009/08/17 01:51)
[46] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 閑話の2:そして、そんな日々[岳](2009/08/18 23:35)
[47] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 幕間の1 ~我愛羅~[岳](2009/08/22 02:17)
[48] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 幕間の2 ~テマリ~[岳](2009/08/22 16:23)
[49] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 幕間の3 ~サスケと多由也~[岳](2009/08/23 19:42)
[50] 劇場版 SASUKE ~大疾走!雪姫忍法帳・その虹の先に~ 1[岳](2009/08/31 02:43)
[51] 劇場版 SASUKE ~大疾走!雪姫忍法帳・その虹の先に~ 2[岳](2009/08/31 02:52)
[52] 劇場版 SASUKE ~大疾走!雪姫忍法帳・その虹の先に~ 3[岳](2009/09/05 02:05)
[53] 劇場版 SASUKE ~大疾走!雪姫忍法帳・その虹の先に~ 4[岳](2009/09/09 18:46)
[54] 劇場版 SASUKE ~大疾走!雪姫忍法帳・その虹の先に~ 5[岳](2009/09/21 01:12)
[55] 劇場版 SASUKE ~大疾走!雪姫忍法帳・その虹の先に~ ep[岳](2009/09/13 22:52)
[56] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 幕間の4 ~宿は道連れ湯は色気・前編~[岳](2009/09/27 19:46)
[57] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 幕間の4 ~宿は道連れ湯は色気・後編~[岳](2009/09/21 06:09)
[58] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 閑話の3:夏祭り[岳](2010/03/16 00:36)
[59] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 三十九話[岳](2009/10/04 17:52)
[60] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 四十話[岳](2009/10/04 19:20)
[61] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 四十一話[岳](2009/10/11 15:59)
[62] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 四十二話[岳](2009/10/18 11:24)
[63] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 四十三話[岳](2009/10/14 01:45)
[64] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 四十四話[岳](2009/10/18 11:22)
[65] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 四十五話[岳](2009/10/24 16:26)
[66] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 四十六話[岳](2009/10/25 23:07)
[67] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 四十七話[岳](2009/10/27 19:39)
[68] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 四十八話[岳](2009/10/30 23:47)
[69] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 四十九話[岳](2009/11/07 14:45)
[70] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 五十話[岳](2010/02/25 00:35)
[71] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 五十一話[岳](2010/03/30 00:48)
[72] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 五十二話[岳](2010/02/14 13:24)
[73] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 五十三話[岳](2010/02/25 00:46)
[74] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 五十四話[岳](2010/02/25 00:53)
[75] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 劇場版・Ⅱ その壱[岳](2010/05/19 18:09)
[76] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 劇場版・Ⅱ その弐[岳](2010/05/19 18:12)
[77] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 劇場版・Ⅱ その参[岳](2010/05/19 18:16)
[78] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 劇場版・Ⅱ その四[岳](2010/05/23 14:07)
[79] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 劇場版・Ⅱ その終[岳](2010/05/19 18:21)
[80] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 五十五話 「うちはイタチ」[岳](2010/03/18 00:52)
[81] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 五十六話 「小池メンマのラーメン日誌」[岳](2010/03/21 17:38)
[82] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 五十七話 「別れと再会」[岳](2010/03/21 22:12)
[83] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 五十八話 「始まり」[岳](2010/03/22 21:09)
[84] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 五十九話 「因果の果てに」[岳](2010/03/28 11:12)
[85] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 六十話  「譲れないもの、ひとつだけ」[岳](2010/10/25 02:16)
[86] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 六十一話 「木の葉の忍び達」[岳](2010/04/02 21:58)
[87] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 六十二話 「地摺ザンゲツ」[岳](2010/04/04 18:49)
[88] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 六十三話 「泡沫の光彩」[岳](2010/09/15 03:49)
[89] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 六十四話・前 「乱戦」[岳](2010/04/07 00:59)
[90] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 六十四話・中 「混戦」[岳](2010/04/07 23:00)
[91] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 六十四話・後 「決戦」[岳](2010/04/09 23:41)
[92] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 六十五話 「犠牲」[岳](2010/04/11 22:16)
[93] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 六十六話・前 「宴の前」[岳](2010/04/17 23:07)
[94] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 六十六話・後 「多由也」[岳](2010/04/29 05:00)
[95] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 六十七話 「桃地再不斬×白」[岳](2010/04/26 00:05)
[96] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) ~章前~ 「始まりの終わり、終りの始まり」[岳](2010/05/01 22:17)
[97] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 六十八話 「月は見ていた」[岳](2010/05/06 00:58)
[98] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 六十九話 「錯綜する運命」[岳](2010/05/19 18:05)
[99] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 七十話  「疾走する宿命」[岳](2010/05/18 00:03)
[100] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 七十一話 「動き出した者たち」[岳](2010/05/19 18:05)
[101] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 七十二話 「薬と呪印と男と漢女」[岳](2010/05/22 11:45)
[103] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 七十三話 「慟哭、訪れた後に」[岳](2011/06/17 02:21)
[104] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 七十四話 「うちはサスケ」[岳](2011/06/17 02:20)
[105] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 七十五話 「事後処理と小騒動」[岳](2010/05/26 00:47)
[106] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 七十六話 「人の輪、外れた者」[岳](2010/05/29 09:21)
[107] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 七十七話 「五大国、隠れ里の動向」[岳](2010/05/30 21:40)
[108] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 七十八話 「木の葉にて・上」[岳](2010/07/30 01:27)
[109] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 七十九話 「木の葉にて・中」[岳](2010/06/20 22:53)
[110] 小池メンマのラーメン日誌 八十話 「木の葉にて・下」[岳](2010/07/19 02:30)
[111] 小池メンマのラーメン日誌 八十一話 「決戦を前に」[岳](2010/08/02 00:13)
[112] 小池メンマのラーメン日誌 八十二話 「最後の最後の第一歩・前」 [岳](2010/09/17 20:32)
[113] 小池メンマのラーメン日誌 八十三話 「最後の最後の第一歩・後」[岳](2010/10/11 17:49)
[114] 小池メンマのラーメン日誌 八十四話 「集結、予兆」[岳](2010/10/18 02:24)
[115] 小池メンマのラーメン日誌 八十五話 「五影会談」[岳](2010/11/03 18:56)
[116] 小池メンマのラーメン日誌 八十六話 「退けない一線」[岳](2010/11/06 18:23)
[117] 小池メンマのラーメン日誌 八十七話 「曇天、雪降る荒野にて」[岳](2010/11/21 21:15)
[118] 小池メンマのラーメン日誌 八十八話 「意志、燦燦と」[岳](2010/11/26 22:13)
[119] 小池メンマのラーメン日誌 八十九話 「その一歩、踏み出すのならば」[岳](2012/05/08 00:40)
[120] 小池メンマのラーメン日誌 九十話   「風に舞い」[岳](2010/12/11 20:25)
[121] 小池メンマのラーメン日誌 九十一話 「共に」[岳](2010/12/23 17:18)
[122] 小池メンマのラーメン日誌 九十二話 「十の尾、全の龍を前に」[岳](2013/08/15 02:48)
[123] 小池メンマのラーメン日誌 九十三話 「青い鳥となって」[岳](2013/08/15 02:51)
[124] 小池メンマのラーメン日誌 最終話 「夢の空へ」[岳](2013/08/15 03:01)
[125] 小池メンマのラーメン日誌 エピローグ 「そして………」[岳](2013/10/25 21:43)
[126] あとがきの1[岳](2011/01/31 23:03)
[127] 後日談の1 ~シカマル忍法帳~[岳](2011/02/06 16:35)
[128] 後日談の2 ~とある組織の花火職人~[岳](2011/02/18 22:05)
[129] 後日談の3 ~重なる黒と赤~[岳](2011/03/20 19:21)
[130] 後日談の4 ~帰ってきて~ [岳](2011/04/01 22:21)
[132] キャラクターシート(6/12追記)[岳](2011/06/12 23:54)
[133] 幕間 「小池メンマ 対 桃地再不斬」[岳](2012/03/15 22:04)
[134] 感想返信 (3/1追記)[岳](2011/03/01 22:18)
[135] 忍術一覧[岳](2011/06/12 23:53)
[136] 余談・裏話(6/19に追加)[岳](2011/06/19 01:32)
[137] 後日談の5・前 ~桃地再不斬と白~ [岳](2011/06/16 01:05)
[138] 後日談の5の幕間 ~密談~ (6/22・後半部を改訂、追記)[岳](2011/06/22 19:52)
[139] 後日談の5・後 ~手をとりあって~ [岳](2011/07/10 22:30)
[140] 後日談の6 ~あちこち色々ドタバタ模様~ [岳](2011/07/13 23:38)
[141] 後日談の7・前 ~サムライ達の訓練~[岳](2011/07/24 17:22)
[142] 超番外編 「MENNMA THE・MOVIE」[岳](2011/07/26 00:40)
[143] 後日談の7・後 ~サムライから侍へ~[岳](2011/08/09 23:25)
[144] 後日談の8 ~青空満月~[岳](2011/10/07 00:04)
[145] 後日談の9-1 ~永遠の意味・前編~ (1/29:タイトルだけ変更)[岳](2012/01/29 17:55)
[146] 後日談の9-2 ~永遠の意味・中編~[岳](2012/01/29 20:44)
[147] 後日談の9-3 ~永遠の意味・後編~[岳](2012/02/26 22:17)
[148] 後日談の9-4 ~永遠の意味・完結編~[岳](2012/03/20 20:52)
[149] 後日談の終 ~終わらない空に~[岳](2013/05/04 01:58)
[150] あとがき・その2[岳](2013/05/03 23:07)
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[9402] 小池メンマのラーメン日誌(ナルト憑依) 三十四話
Name: 岳◆3d336029 ID:6d0af7c1 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/08/09 17:47





とある屋敷の中、女の子達の声が飛び交う。



「しっかし、ご苦労だったわねえキリハ。大変だったでしょ?」

「ううん、そうでもなかったよ?」

キリハの家の中、テーブルを中心において、3人がそれを囲むように座る。。

いのとサクラとキリハ、いつものくの一3人組で談笑している。ヒナタは本家に用事があるとかで、来れなかった。

キリハの家は、波風ミナトが四代目火影に成ったと同時に移った家だ。日向本家までとは言わないが、それなりに広い家である。

「それにしても、さあ」

果汁水を飲みながら、いのがキリハに質問する。

「五代目火影は綱手様になるんだ・・・ねえキリハ、綱手様ってどんな人?」

自来也と大蛇丸を見たサクラだ。三忍の最後の1人について、なにか心配があるよう。おそるおそる、といったふうに訪ねる。

「うん。まあ・・・・・・・・・・・いいひとだったよ?」

「その間は何!?」

突っ込むサクラに、キリハはあははと笑う。

「大丈夫だよ? ・・・・強いし」

「念押しが必要なの!? っていうか大丈夫って何に対しての保証なの!?」

あと強さと人格関係ないわよね! と叫びながら、サクラが頭を抱える。

どうも大蛇丸の一件がトラウマになってしまっているらしい。

いのがため息をつきながら、言葉を挟む。

「うるさいわよサクラ。で、キリハ・・・・強いって、実際に力を見る機会があったってことよね。あんた、またやらかしたの?」

「・・・今回は向こうから来たんだよ。音の連中だった。それにしてもまた、って人聞き悪いなあ。来るのはいつも相手のほうからだって」

正直、対忍者という状況での戦闘が多すぎる。一介の下忍では、有り得ない回数だ。普通、もっと弱い相手・・・せいぜいが、山賊を相手にするぐらいなのに。

「ふーん、でも人間相手に戦闘した後だってのにアンタ、嬉しそうにしてるわねえ。何かあったの?」

「・・・え?」

とキリハが自分の顔をつねる。

「何か嬉しいことでもあった? ・・・たとえば、待ち人に会えた、とか」

いのが悪戯な笑みを浮かべる。

「・・・うん。実は。あのね、驚かないで聞いてくれる?」

キリハが俯きながら、何か落ち行かない様子をみせる。おずおずとしているそれは、まるでヒナタのようだ。

やがて、意を決したようにがばっと顔を上げた後、言う。


「うん?」


いのは、果汁水を口に含みながら返事をする。



「・・・あのね。むしろ・・・いのちゃんの方の待ち人に会っちゃった」

てへ、と舌を出しながら、爆弾発言。



「ぶっ!?」

それを聞いて驚いたいのは、思わず口に含んでいた果汁水をはき出す。

「眼があ!? 眼があああぁぁぁ!?」

果汁水の噴射攻撃を顔面に受けたサクラが、眼を押さえて床を転がる。

眼球にグレープフルーツはきつかったようだ。水遁・愚冷腐負流痛の術。

「ど、ど、どど」

「ど?」

いのは立ち上がり、キリハの肩を掴んで、力一杯前後に揺らす。

「どういうこと!? 何で!? ホワイ!? どうやって会えたの!? ていうか何で黙ってた!?」

錯乱するいの。キリハはがっくんがっく揺らされながらも、至福の表情を浮かべてほやー、と笑いつづける。

「うふふふふふ」

「え!? 何笑ってんの!? どういうつもり!? ・・・あんた、キリハ、もしかして!?」

「え? いやあ、まあ、それはないけどねえ・・・うん、格好良かったなあ。ぬふふ」

「何で頬染めてんのよ! ああもう、いいからきりきり説明しなさい!」

「うう・・・ハンマーで頭叩かれたみたい痛い・・・」

サクラは泣きながら、ハンカチで顔を拭いていた。


カオスだった。




もう、いのの正面には座らないとサクラのみ席替えをした。

話を仕切りなおす3人。

「で、そこで助けてもらったわけね?」

「うん」

「・・・・はあ。まったく」

会えなかった無念さもあるのだろうが・・・いのが、キリハの方を向き、心配そうに声をかける。

「あんたも、もう少し用心しなさいよ? 下忍のあんたが中・上忍クラス複数相手に乱戦とか・・・正直、正気の沙汰じゃないわよ?」

「うん、確かに・・・危なかった」

と、貫かれた手の方を見る。

「うん?どうしたの・・・って、医療忍術の後じゃない。あんたまさか」

「ちょっと痛かった」

てへ、と笑うキリハに、いのの拳骨が降る。

「みぎゃ!?」

「・・・・アンタは!」

怒るいのと言い訳するキリハ。いつもの、幼なじみのやりとりだ。

昔から無防備なところがあるキリハに、いのが注意する。何十回も繰り返されたやりとり。


「シカマルに同情するわ」

「うん? いのちゃん何か言った?」

「何も言ってないわよ」

それでもこの笑顔見ると怒る気なくすよのねえ、といのがため息を吐く。

「で、その人の名前は聞いたの?」

「えーっと・・・聞けなかった」

間が空いた上での返答。それにひっかかるものを感じつつも、いのは問いつめない。

「言えないなら言えないでいいわよ。どうみてもA級ランクに匹敵するの任務だったんだし。言えないっていえば、無理に問いつめないわ」

「でも・・・」

いのに悪い、という顔をするキリハ。それに、いのが腹を立てる。

「お互い下忍になったんでしょ? そんな事もあるわよ。私としてはひっっっっっっっっっっっじょーーーーーーーーーーに聞きたいことではあるけど・・・我慢するから」

「あはは・・・」

苦笑しか返せないキリハ。


その隣で、サクラが別の話を切り出す。

「そういえば砂隠れとの休戦協定、今日だっけ?」

「そう、今日。火影就任から2日経ったし、まあ言い頃合いなんじゃない? もちろん、含む気持ちはあるけど・・・」

「それでも、今揉めるのは得策じゃないよ。そこらへんはみんな分かってるから」

「でも、使者に来るのが・・・あの、我愛羅なんだよね」

中忍試験の時に起こった出来事を思いだし、サクラがため息を吐く。

「でも、前に比べると格段に落ち着いていたってアスマが言ってたわよ? 使者を迎える時に見たらしいけど・・・人柱力だっけ。その力を随分と使いこなせていたようだって」

「へえ、何かあったのかなあ」

「それは知らないけど・・・テマリにでも聞いてみようかなあ」

「・・・へ? いのちゃん、テマリさんと仲いいの?」

「はあ!? 仲なんて良くないわよ! あんな奴と!」

「そういえば、本戦の試合終わった後・・・いの、喧嘩してたよね。何かあったの?」

サクラの質問に、いのはああと手のひらを叩きながら、答える。

「大したことじゃないわよ。言ってなかったっけ? テマリとアタシはね・・・・」

「うん」

「何?」

二人はストローでちゅーちゅー果汁水を飲みながら、答えを待つ。


「所謂、あの人を巡る恋のライバルなのよ!!」

「ぶっ!?」

と、キリハが口に含んでいた果汁水を正面に吹き出す。


「眼があ!? 眼がああああああ、あああぁぁぁ!」

果汁水・蜜柑が全力でサクラの眼球に直撃。サクラは眼を押さえながら、床の上をのたうち回る。


「ど、ど、っっどお」

「うん?」

「どういうこと!? 何てお・・・」

「・・・お?」

訝しげに、いのが呟く。

「お、お、お」

「続きをいいなさいよ」

「・・・眼・・・・柑橘・・・・全力で・・・・」

二人とも、サクラはガン無視である。

やがてキリハは、何とか答えを口に出す。

「・・・お・・・大蛇丸」

「なぁ・・・・何てこというのよ! キリハ、アンタ、ちょっとそこに直りなさい!」

嫌な想像をしてしまったのか、いのが立ち上がり激昂する。

それを見て、キリハがすばっと後退する。

「いや、御免なさい! ついノリで・・・ん?」


と、手を前にしながら、後ずさるキリハの背中に、何かがぶつかる。



「あ、シカマル君だ」

「・・・何やってんだ? お前等」


床で転げ回るサクラと、殺気を放ってこちらを睨むいの。シカマルのその明晰な頭脳をもってしても、その状況は理解できなかったらしい。











「へえ、あの人に会ったのかキリハ」

「うん。シカマル君と同じ、二回目だね」

「・・・一回目はほぼ気絶寸前だったらしいじゃねえか。しかも死ぬ寸前だったとか。サクラとサスケから聞いたぞ」

キリハの言葉に、シカマルが不機嫌そうに答える。

「そうよ、キリハ。このむっつり、随分とアンタの事心配してたんだから」

何でもない風に言うんじゃないの、とキリハを叱るいの。

「・・・ごめんなさい」

と素直にシカマル頭を下げるキリハ。

「・・・まあ、お前が無事だったらそれでいいんだけどよ」

と頬を若干染めながら横を向くシカマルを見て、いのとサクラがひそひそ話す。



「あんなに慌ててた癖に、ねえ」

「やっぱりそうなんだ。で、幼なじみのいのから見て、あの二人はどうなの?」

「暖簾に腕押し。糠に釘。柳に風に、水遁に火遁」

全て手応えなし、という意味である。



「うるせえぞ、そこ」

聞こえてはいなくても、何を言われているか、気づいたのだろう。また不機嫌そうに、シカマルが言う。

「でも、格好良かったんだよ? 大蛇丸とも渡り合ってたし」

「・・・ま、あの人だからな」

うんうん頷くシカマル。

「・・・時にシカマル君。シカマル君は、あの人についてどう思っているの?」

「え? っと・・・だなあ」

「うん」

「まあ、憧れるよな。男の俺からしても、魅力的だと思うし」

あの背中が良いよなあ、と言うシカマルに対し、キリハは慌てながら告げる。

「同性愛は駄目だよ!? 非生産的な!」

「己の言動に責任もってるのかお前・・・ていうか、そんな言葉、誰から教わった?」

「え!? お・・・」

「お?」


「お父さん、とも言えないし・・・」

極々小さい声で、キリハが呟く。



「ん? 何か言ったか? 聞こえねえぞ」

シカマルが聞き返すと、キリハは慌てながら何とか答えを探す。

「えっとね。お、お、お・・・」

「お?」

口に茶を含みながら、シカマルがからかうように笑う。

「・・・大蛇丸」

「ぶはっ!?」

「今度は熱い!?」

ほうじ茶を全身に浴びたサクラが、床の上を転げ回る。


「・・・よりによってあの大蛇丸がそんな事言うわけねえじゃねえか! むしろ推奨するわ!」

オカマの三忍は随分と有名らしい。

「だよねえ」

えへ、と困ったように笑うキリハに、シカマルはすぐ引き下がった。

「まあ、それも言いたくなかったらいいんだけどよ・・・」

「このチキンが」

「何か言ったか、いの」

「いいええ、ちっとも?」

心底おかしそうに笑ういのに、シカマルがよりいっそう不機嫌となる。


「医者をー!? 医者を呼んでー!」

隣では、火傷したサクラが空に手を伸ばしながら叫んだ。






「で!?」

「いや、でっていうか」

三人ともサクラに拳骨を喰らったのか、頭のてっぺんから煙が立ち上っていた。

怒るサクラの気を紛らわそうと、シカマルが話題を変える。

「そういえば、火影の執務室前でサスケを見たぞ?」

「・・・サスケ君が? そうなんだ、退院したんだ」

何者かの襲撃にあって、入院していたサスケの事を聞いて、サクラが安堵のため息を吐く。

見舞いに行くと、何故か面会謝絶だと言われた。肋骨が折れていただけらしいので、サクラはそれを訝しみ心配していたのだ。

「ああ。なんか、自来也様と会っていたみたいだぜ。相変わらずのつんけんした態度・・・いや、いつも以上に険悪な空気を撒き散らしてた」

「そうなんだ・・・」

サクラがため息を吐く。キリハが、ぼつりと呟いた。

「誰に襲われたんだだろう・・・それに、4日前だったっけ。木の葉の森の外れの方で、大きな爆発があったのって」

「ああ。戦闘の後らしいな。起爆札を使った後らしいのが見つかったってアスマが言ってた」

「ああ、それ私も聞いた。でも、見回りの中忍の人が爆発音を聞いて辿り着いた時には、誰もいなかったって」

「そう、なんだ」

「戦後の処理も終わっていないのに・・・あ、そういえばカカシ先生と会ったよ。今日退院だったんだね」

「ああ・・・正確には昨日だったけどね」

後半だけ、小さい声で呟く。


「何言ってるんだキリハ? 『まっくのうち!まっくのうち!』って・・・何だそれ?」

何かの名前か?と首を傾げるシカマルの隣、サクラが不思議そうに呟く。

「そういえばなんか、カカシ先生の顔に青痣ついてたけど、アレ何だったんだろ」


「まあ! それはおいといて!」

と、強引に話を断ち切って、キリハは提案をした。





「これからお昼、食べに行かない?」

九頭竜に、というキリハの言葉に、全員が頷いた。







「あれ? 無いね、屋台。」

「あ、ほんとだ。どうしたんだろう・・・」

「ここ最近、休んでる日ってあったっけ?」

「定休日は今日じゃないよ。それに休むなら前もって言ってくれてた筈だけど」

首を傾げて不思議そうにするキリハ。


「どうしたのかなあ・・・・・・っ!?」


4人とも背後に何かを感じたのか、素早く振り返った。




「っ我愛羅!?」

「・・・と、確か、テマリだったっけ?」

キリハとサクラが驚いたように呟く。

「一応年上なんだから、さんを付けろよデコ助野郎」

「そうよ、デコ助野郎うおっ、眩しっ!」

呆れたように言うテマリと、しみじみと諭す風にサクラの肩を叩き、即座に仰け反るいの。

「あんた等・・・いい加減にしないと挽肉にしてくれんゾ?」

肩を震わせながら殺気を放ち怒るサクラ。ブラッドがヒートしている様子だ。デコから火が出そうとはこのことだろう。

テマリはため息を吐きながら、言う。

「それに、一応命の恩人だろう?」

「いや、その原因が横にいる状態で言われても・・・・」

サクラがじと眼になる。


「・・・正直すまん」

急に、我愛羅が頭を下げた。

だが、すぐに頭を上げて言う、


「と謝っても、今更意味が無いことは分かっている。これからは行動で示すこととしよう」

同盟は成ったのだから、と我愛羅は真剣な表情で言う。

「・・・言いたいことは山ほどあるけど、何もかもがも・・・今更、だしね」

肩をすくめながら、いのが呟く。

「ここで俺たちが諍いをおこして、木の葉と砂の同盟を台無しにするわけにもいかないしな」

シカマルがいのの言葉に同意する。

「・・・それより、だ。ここはラーメン屋じゃ無かったのか?」

「え? そうだけど」

我愛羅の言葉に、キリハが応えた。

「小池メンマさんのラーメン屋だよ。ラーメン屋台九頭竜。あなた、知っているの?」

「知っている、というか・・・」

我愛羅が、キリハの方をじっと見つめる。

「な、何?」

聞き返すキリハに、我愛羅は首を振って答えた。

「・・・いや、何でもない。ラーメン屋だが、今日は休みなのか?」

おかしいな、と首を傾げて言う我愛羅に、テマリがフォローする。

「そんな筈ないと思うけど。前にきたときはこの曜日で開いていたから」

「臨時休業みたい。何かあったのかな」

何気ない言葉に、我愛羅が舌打ちをする。






「やはり、あの時聞こえた声は・・・」

「え、何?」

呟く我愛羅に、テマリが聞く。

「何でもない・・・まあ、休みなら仕方ない」

いくぞ、という言葉と共に、我愛羅とテマリは去っていった。








「・・・どうしたんだろ」

「知らないけど・・・なんか、最後の方、焦ってたみたいだよ?」

我愛羅の方が、と呟くキリハ。

「ここにいても仕方ないな。ひとまず、街の方に戻るか」

「うん」












「どうしたの、我愛羅?」

「・・・大至急だ。5代目火影に会う」

「え?」

「伝えなければならんことがある」

急ぐぞ、と二人は走り出した。





火影執務室


「・・・失礼する」

木の葉の忍びに通されて、我愛羅が執務室に入ってくる。

「何だ? 本日の会見をする予定は無い筈だが」

「・・・大至急、話したい事がある。『とある友人』の事で、だ。悪いが、人払いをしてほしいのだが」

一呼吸おいて、綱手が答えた。

「・・・分かった・・・下がれ、お前等」


「綱手様?」

訝しむシズネに、綱手はいいから、と退室を命じた。





「で、どういう用件だ? お前の要件、人柱力に関する事のようだが」

眉間に皺をよせながら、綱手が我愛羅に訪ねる。

「・・・先ほど、だ。2時間程前の・・・そうだな、12時ぐらいだったか」

「ああ。何でも、お前の自信のチャクラが大きく乱れたそうだな。報告には聞いている」

まったく、という風に呆れる綱手に、我愛羅は真剣な表情で答える。






「別に、言い訳をしているんじゃない。あの時、チャクラが震えたのには原因がある」

「・・・原因?」


腕を組んて聞き返す綱手に、我愛羅は自分の頭を差して、いった。







「聞こえたんだ・・・・・ただ一言」


我愛羅にしては珍しく、恐怖に震えたかのような表情になる。














「『殺す』と」

















「・・・何?」


「氷より冷たい声だった。そしてその一言で、たった一言で、俺の中にいる守鶴が・・・まるで恐怖に震え上がったかのように、暴れ出した」


「・・・それを証明するものは?」


「無い。だからうずまきナルトに会って確認しようと思ったのだが」

「そういえば、知っているんだったな」

「会いに行ったのだが、いなかった。どうも今日は店を休んでいるらしいな。臨時休業だと聞いたが」

「ああ。確かに、そうだが・・・くそ」


綱では、胸を抑えながら毒づく。


「・・・どうにも、いやな予感がするな」

「まずはうずまきナルトと至急連絡を取って欲しい。あと、こちらでも対応するが・・・他の里の人柱力にも確認を取るべきだ。あの声、ただ毎じゃない」

「たった一言で、尾獣を震え上がらす、か」

お前が、そういう事でつまらない嘘をつく奴にもみえないしな、と綱手は了承の意を示す。



「分かった、至急・・・・」


と、呟いた時だ。






遠くで、遠雷のような音が聞こえた。


「何だ!?」





「・・・爆発による揺れ、か。かなりの規模みたいだが」



急ぎ、窓の外を見る二人。






「煙が・・・あそこ、か。くそ、妙な予感が収まらん」

胸を押さえながら、綱手はシズネを呼ぶ。


「至急、現場に急行しろ。上忍も何人か連れて行ってかまわん」

「承知しました」










木の葉の少し外れの森の中。そこは、爆風によって辺りの木々が蹂躙されていた。

「ここで爆発が起きたのか・・・」

シズネとアスマと紅、他中忍複数名が、現場に到着する。


「かなりの爆発だったようね・・・何かしらの建築物・・・家、かしら。あったようだけど、全て吹き飛んだようね」

「その割には、延焼の類は起きていないようだな。不幸中の幸いだったか」

「それにしても、この辺りに家なんてあったでしょうか?」

「どうも誰かの隠れ家みたいだな。それにしても・・・この有様は、なあ。容赦ってもんが無いやり方だ。これをやった奴は、相当にアレな野郎だぜ」

「・・・まあ、火遁ではないようだけどね。何かの秘術かしら・・・・・・あれ、これは?」


紅があるものを見つけ、立ち止まった。


「箱?」

吹き飛び損ねたのだろうが、あちこちぼろぼろになっている。


その焼け焦げた箱を、慎重に開き、中のものを確認した。


「これは・・・」











「で、見つけたのはこれだけか」

「はい。他のものは全て吹き飛んでいました。手がかりになりそうなものは、これだけです」

「そうか・・・」



「失礼します!」

そこに、キリハが執務室に入ってくる。

「おお、きたか」

「はい。あの・・・皆さんは?」

「ああ。先ほどの爆発跡を調査していた者達だ」

「とはいっても、ねえ。何もかも吹き飛んでいたし」

派手すぎるわよ、とアンコが愚痴る。

綱手が頭を抑え、愚痴るように言う。

「手がかりがこれだけっていうのもな・・・・キリハ?」

どうした? という言葉は繋がらなかった。







キリハの眼は、一点だけに固定され、動かなくなっていたからだ。

蒼白になっていく顔色。驚愕に染まっていく表情。





「っ!」




焼け焦げたそれに走りより、手に持って間近で確認する。






そして変わり果てたそれを確認すると、信じられないといった風に呟く。






「嘘だ・・・・」








何とか原型を留めていた球型。









焦げた表面の隙間に残るは、星空の下で遊んだ時に見た、あの模様。






「・・・・・・嘘だ!!!!!!!!!」







慟哭が響き渡る。涙がその球に落ちた。





それは、あの時4人で遊んだ時に使った、手鞠の成れの果ての姿だった。















突然の悲痛な叫びに、その場にいた全員が狼狽える。



そして、その慟哭が冷めやらぬ内に。


「失礼します!」



1人の暗部が、慌てた様子で火影の執務室に入ってきた。


「至急、報告します!!」


「今度は何だ!」


綱手は声を荒げ応答する。



「・・・うちはサスケが失踪しました! 里内の何処にも・・・その姿を確認できません!」


「何・・・・!?」

「何だって!?」


また、その場にいた全員が驚愕する。



「・・・確かか?」

嘘であってほしいと、聞き返す綱手。

「はい」


だが、答えは覆らなかった。



「・・・分かった。下がれ」




綱手は頭を抑えながら椅子に座り、呟いた。






「何が起こっているんだ・・・?」






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