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No.564の一覧
[0] NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/10 01:09)
[1] Re:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/12 20:37)
[2] Re[2]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/10 17:08)
[3] Re[3]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/10 22:32)
[4] Re[4]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/11 01:49)
[5] Re[5]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/14 15:21)
[6] Re[6]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/11 21:07)
[7] Re[7]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/12 21:16)
[8] Re[8]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/14 03:45)
[9] Re[9]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/15 01:40)
[10] Re[10]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/14 16:36)
[11] Re[11]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/14 23:54)
[12] Re[12]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/15 01:52)
[13] Re[13]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/15 02:50)
[14] Re[14]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/16 00:23)
[15] Re[15]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/16 18:22)
[16] Re[16]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/16 20:34)
[17] Re[17]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/17 00:25)
[18] Re[18]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/17 00:15)
[19] Re[19]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/17 15:50)
[20] Re[20]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/17 18:48)
[21] Re[21]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/17 19:29)
[22] Re[22]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/17 23:04)
[23] Re[23]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/18 20:04)
[24] Re[24]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/18 22:57)
[25] Re[25]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/19 01:25)
[26] Re[26]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/20 18:22)
[27] Re[27]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/20 21:20)
[28] Re[28]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/20 21:31)
[29] Re[29]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/21 01:54)
[30] Re[30]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/21 03:59)
[31] Re[31]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/21 14:48)
[32] Re[32]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2003/12/23 20:31)
[33] Re[33]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2004/01/08 23:15)
[34] Re[34]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2004/01/09 20:27)
[35] Re[35]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2004/01/09 22:03)
[36] Re[36]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2004/01/09 22:59)
[37] Re[37]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2004/01/10 20:54)
[38] Re[38]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2004/01/11 18:03)
[39] Re[39]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2004/01/11 16:18)
[40] Re[40]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2004/01/12 22:20)
[41] Re[41]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2004/01/12 23:47)
[42] Re[42]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2004/01/15 23:03)
[43] Re[43]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2004/01/19 21:26)
[44] Re[44]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2004/01/27 22:08)
[45] Re[45]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2004/02/04 21:50)
[46] Re[46]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2004/02/07 16:44)
[47] Re[47]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2004/02/07 18:10)
[48] Re[48]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2004/02/07 23:43)
[49] Re[49]:NARUTO 帰るべき場所[炎舞](2004/02/10 23:52)
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[564] NARUTO 帰るべき場所
Name: 炎舞 次を表示する
Date: 2003/12/10 01:09
闇が支配する時間 

-深夜-

不気味とも言えるほど静かで深い森

「終わり」

微かな声は幼いものだった

黒い雨合羽のような物を着てフードを被り、面に覆われた顔はわからない。だが、人物は小さかった。

そう──大人とは思えないほどに

その人物は呟くと胸の前で指を組んでいく。

と、周囲から炎が上がった。

決して木を焼かず、物言わぬ物体だけを燃やす炎が。


「綺麗だね」

突然掛けられた声にフードの人物は振り返る。

そこにいたのは1人の子供。
その子供は周囲の炎の1つを見ていた。
燃えているモノに構わずに

「争う気はないよ」

スッと横にずれた子供が言う。
子供が居た場所にはクナイが刺さっていた。

留まる事無く動く子供と刺さるクナイ。
そして姿の消えていた人物。

・・・・・・・・・・・・・

「終わり?」

立ち止まった子供の言葉。
向き合うように面の人物が立っている。

周囲には無数のクナイや針のようなものが刺さっている。

「何者だ?」

面の奥からくぐもった声が問い掛ける。

「さあ」
だが子供は臆した様子も無い。

「答えろ」
黒づくめの人物は殺気だっている。

「人に尋ねるからには自分も名乗るものだよ。名乗る気はあるの?」

面をつけ顔を隠し、髪の色や長さもわからぬようフードを被っている人間にそんなものがある訳は無い。
だが子供は聞きたいのなら其方も名乗れと言っているのだ。
そして「譲る気は無い」とも。

フウ

大きな溜息が静かな森にやけに響き、
フードと面が外される。

現れたのは金の髪と、青い目。

「木の葉のうずまきナルト」

能面のように表情の無い顔で名乗る。

子供は初めてにっこりと微笑み、

「御剣ライカ」

名乗った。

「どこの忍びだ。奴等の仲間か?」

「忍びじゃないしさっき燃えてた人達の仲間でもない。僕はどこにも属してなんかいない。ここには最近来たばかりだよ」

「最近?」

「3日前。こっちも1つ聞いていい?」

「なんだ」

「ここ木の葉って国なの?」

無表情だったナルトの目が僅かに見開かれる。
だがライカの表情は真面目に見える。

「・・・・・ここは火の国だ」

「ん~ じゃあ木の葉ってなに?地方名?」

「からかってるのか?」

「なにが?」
首を傾げる。
本気できいているようにしか見えない。

フウ

再び溜息を吐くとナルトは話し出す。

結局説明するあたりが親切だ。

「・・・・というわけだ。わかったか?」

「うん。ありがとう」
嬉しそうに笑うと礼を言う。

「・・・別に」
ナルトは呟くとそっぽを向く。

「照れてる?」

「別に」
ナルトの顔はうっすらと赤くなっている。

「もう1つ聞いて良いかな?君のことなんだけど」

ライカの言葉にナルトは僅かに顔を歪めた。

「君って幾つ?」
ナルトの様子には気付きながらもライカは尋ねた。
好奇心の方が上だったらしい。
「ちなみに僕は5歳だよ」
ちゃんと自分の歳も言うあたり「他人に聞く時は自分も言う」という先程の言葉を守っている。

「5歳だ」
その様子にナルトも答える。
「同じ歳だったんだ」
「そうだな」
互いに同じくらいだろうとは思っていたらしい。

「うずまき君って、さっき言ってたうちの、暗部なんでしょ?」

どうやら説明の中に忍者に関する事も入っていたらしい。

「ああ」
ナルトも素直に答える。
「暗部って上のほうだったよね?5歳でそれって、うずまき君って凄いんだね!」
本心から歓心している。が、
「皮肉か?」
ナルトの方は面白く無さそうだ。
「なんで?」
その言葉にライカは首を傾げる。
さっきから、ナルトの言葉にライカが首を傾げるのが定着しつつある。
「お前俺の攻撃全部かわしたじゃないか」
本気でやってかすりもしなかった相手に腕を誉められても複雑だろう。
「そう?けど5歳で暗部っていうのが凄いのは本当でしょう?だからうずまき君は凄いんだよ」
きっぱりと言い切る。
本心からの賞賛にナルトの耳が赤くなっている。表情には出ていないが照れているらしい。

「嬉しい?」

ライカがナルトの顔を覗き込む。

「別に!」
慌てて顔をそらす。が、そんな事をしては肯定しているような物だ。

「君って素直だね」

「うるさい!」
ナルトの顔は真っ赤だ。
だがライカは嬉しそうに笑っている。


「そろそろ帰る」
ナルトが立ち上がる。
2人は腰を下ろして話していた。
「そう」
ライカも立ち上がる。

「ライカはどうするんだ?」

「僕はもう暫くここにいるよ」

「そうか」

「また来てよ。ナルトなら何時でも歓迎する」

「わかった」

こうして、
九尾の狐を封印された少年、うずまきナルトと、御剣ライカは出会った。

-追記-

翌日から、ナルトは人知れずこの森に日参するようになる。
保護者とも言える三代目火影には「散歩」とだけ言っていたらしい。


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