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No.27656の一覧
[0] もう一度ナデシコへ(ts転生 逆行 再構成)[メランド](2011/07/27 21:32)
[1] 01[メランド](2011/07/27 21:29)
[2] 02[メランド](2011/07/27 21:30)
[3] 03[メランド](2011/05/07 22:51)
[4] 04[メランド](2011/05/07 22:53)
[5] 05[メランド](2011/05/07 22:54)
[6] 06[メランド](2011/05/10 23:01)
[7] 幕間[メランド](2011/05/12 23:44)
[8] 07[メランド](2011/05/15 23:20)
[9] 08[メランド](2011/05/18 23:23)
[10] 09[メランド](2011/05/23 00:20)
[11] 10[メランド](2011/05/31 00:11)
[12] 11[メランド](2011/07/27 21:30)
[13] 12[メランド](2011/06/29 23:02)
[14] 13[メランド](2011/07/14 20:40)
[15] 14[メランド](2011/07/13 22:50)
[16] 15[メランド](2011/07/27 00:06)
[17] 最終話[メランド](2011/08/13 00:47)
[18] エピローグ[メランド](2011/10/23 20:44)
[19] 第2部~プロローグ~[メランド](2011/12/04 23:08)
[20] 番外編 01[メランド](2012/08/26 23:39)
[21] 01[メランド](2012/08/19 23:20)
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[27656] 最終話
Name: メランド◆1d172f11 ID:8130f83e 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/08/13 00:47



 ガイに抱きしめられた時。
 自分が何をされているのか。また、自分が何をしているのか分からなくなった。
 頭が真っ白になり、それでいてどことなく居心地のいい空間。
 そんな甘美な空間がそこにはあった。


 一瞬、投げ出したくなった。
 いいんじゃないか? そもそもなぜ私がこんなことを? 関係ないのに。


 いや違う。関係ある。ユリカの幸せのために私はありとあらゆる物を利用しなければならないのだから。
 そう、私はやらなければならないのだ。それこそが私の使命。私の運命。私の……望み?


 目の前には目で数えるのも億劫になるほどの数の木星蜥蜴の数々。
 やられない。あの男が、北辰が見ている前でやられてたまるものか。
 空戦フレームで出撃した私のエステは素早く旋回するとそのまま横滑りしながらラピット・ライフルをバッタの腹部に叩き込む。


 爆破。そうなるはずだったが、


『これは……ディストーションフィールド!? そんな!! バッタもジョロも、性能が強化されている!?』


 珍しく慌てるようなルリちゃんの声。
 残念ながら、エステのライフルくらいじゃあバッタとはいえ簡単に沈まなくなっていた。


『ユ、ユリカ……。グラビティブラストで一掃したほうがいいんじゃあ……』
『ダメです。仮に一掃できたとしてもすでに敵は扇状に展開してるから、ディストーションフィールドの出力が上がらないナデシコじゃあ落とされちゃう。リンちゃん! なんとかできそう!?』


 スピーカーを通していつもよりやや緊張した声のユリカの声が響く。
 なんとかできるか? そう問われると、私はこう答える。


「任せろ」と。


 これが私の運命なら。望みなら。使命なら。
 やってみせる。歴史を変えてみせる。


 ―――――本当の英雄にすら、なってみせよう。














 最終話 『ファイナル・ゲキガン・フレア』














『なんだよコイツら!? 装甲が……!?』
『リョーコちん、コッチも簡単にお花畑にならないよ!! フォロー頼める!?』
『バカか!? 自分で手一杯だっての!! イズミ!! 頼む!!』
『…………!! やってる!! でも、攻撃が通らない!!』


 エステ三人娘の苦戦の声が響く。
 初めての苦戦。初めての規模の戦いに、経験少ない3人は舞い上がっていた。


 ナデシコ後部ではアタフタ慌てるアキトと力ずくでバッタを破壊するガイがいた。
 しかし、2人で連携しつつもやはり苦戦。ナデシコは戦闘開始早々、苦戦を強いられていた。


「慌てるな!! いかにディストーションフィールドといえど、入射角を誤らなければ突破が可能だ!! 皆、私に続け!!」


 ライフルを牽制に、右手にイミディエットナイフを掲げバッタに隣接。
 そのままフィールドごとバッタを切り裂いた。
 爆発。そのまま勢いを止めることなく3機、4機と次々と撃墜していく。


「戦艦クラスでも同じことだ!! 沈め!! カトンボ!!」


 先ほどと同様の手口でフィールドを突破し、戦艦クラスであるカトンボすらも簡単に撃墜させる。
 無人兵器との戦い、扱いは心得ている。ここまでミスミスの私が、これ以上失態を演じるワケにはいかない。
 どんな敵でも、どれだけいたとしても、


「全部、落としてみせる!!」


 敵の性能が上がろうと、まだエステの方が性能自体は上。更にこちらは有人機。負けるわけにはいかない。
 私の描く軌跡に、木星蜥蜴の爆破による花火が次々と巻き上がる。
 私のエステバリスは、まるで踊るように戦場を蹂躙していったのであった。









<side ルリ>






「…………すごい」


 思わず口から漏れる言葉。
 リンさんの腕がいいのはシミュレーターを通して知っていたが、ここまで圧倒できるものなのか?
 正に鬼気迫る迫力で木星蜥蜴を圧倒、ナデシコに近寄らせていない。


 そんな彼女の気迫に後押しされてか、ナデシコクルー、パイロット共にモチベーションをキープ。なんとか皆切れずに頑張っている。


「全砲門開いて!! ミサイル発射!! ナデシコは引き続き微速前進!! ディストーションフィールド全開!!」


 艦長からの命令も、最早奇を狙うような手も打てず、急がず慌てずできることをするのみといった気迫を感じられるようになった。
 が、


「…………後どのくらい持つかしらね?」


 私の後ろでイネスという火星の避難民がうっすらと笑みを作っていた。
 ここまで他人事のように言われるとさすがに腹が立ち、ジロリと睨むが、


「あら、ごめんなさい。私、割と自分の生き死にとかどうでもいいものだからつい、ね。でも、あなただったら分かるはずでしょ? ねえ、ホシノルリ?」


 彼女はジッと画面を見ていた。
 他の避難民はリンさんの活躍に酔いしれていた。正に彼女を女神のように崇め、きっと自分達を救ってくれると信じきっている。
 が、このイネスさんは違うようだ。


 リンさんのことを信用しつつも、リアリストなのだろうか? 常に現実を探っている。
 そう、わずかにだが、リンさんの動きが悪くなってきているのだ。
 怪我とかじゃないだろう。単に、スタミナが切れ掛かっているのだ。


 リンさんは私より大きいとはいえそれでも小柄な方。よく訓練が終わったらグッタリしているのを何度か見かけたことがある。
 つまり、元々スタミナがないのだろう。それに加え、この数である。最早いつ撃墜されても不思議ではなくなっていた。


「…………やっぱり、奇跡なんて起こらないものね。彼女ならもしかして、と思ったけど。まあ、十分やれてるほうじゃない? 私の計算では、もう機体が限界に達するはずだし?」


 ついにイラッときて反論しかけたその時、メグミさんから悲鳴のような声が挙がる。


「リン機、被弾!! 中破の模様!! サポートを!!」


『…………コッチだって手が空かないわ!!』と珍しく焦った声のイズミさん。
 

 私は遥か先にあるチューリップを見つめた。
 チューリップからはどういう仕掛けなのか、うじゃうじゃと新たなバッタやらカトンボやらが出現していた。


 私は思った。
 もう、リンさんだけじゃない。私たちは、ここで終わるかもしれない、と。











 <side リン>







「あぐっ!!?」


 油断などしていないはずだった。
 それでも、気がつけばミサイルの雨にさらされ、被弾していた。
 咄嗟にディストーションフィールドを全開にしたから左手が吹き飛ぶだけで済んだが、少し遅れれば命がなかっただろう。
 しかし、今の衝撃でライフルとナイフを落とした。この武装ではナデシコを護れない。
 …………どうする?


 頭の回転が悪い。最早スタミナも限界を向かえ、疲労により身体は重たくなっている。
 それでも私はあきらめない。いや、あきらめていいはずがない。
 まだ終わるわけにはいかないんだ。
 私は格納庫へのチャンネルを開き、セイヤに呼びかけた。


「セイヤ!! 予備の空戦フレームを射出してくれ!! 今すぐにだ!!」
『あん!? 空中で換装しようってのか!? そりゃ無茶だリン!! 的になるだけだぞ!?』
「このままここにいても的なのは変わらん!! 急げ!! リョーコ、ヒカル、イズミ!! 頼む!!」


 私はフォローを皆に頼みナデシコ近くに舞い戻る。
 そして私の無茶を通してくれたセイヤからフレームが射出される。
 当然、それにあわせてバッタとジョロが群がってくるが、


『コッチだってフォローできる余裕なんてないんだぞ!? このバカ!!』
『借りは今度生きて帰ったらでいいよ? イヒ』
『…………アンタが落ちたらナデシコは終わりよ。まだ、死ぬには早いでしょ?』


 わずかな隙間を縫ってフォローしてくれるエステ三人組。
 そうだ。まだ終わりじゃない。例え可能性がほとんど無くっても、私は戦うんだ。


 いよいよチューリップが視認できるようになってきた。
 もう少し。もう少しで、越えられる。


 見れば、エステ三人組の機体も小破していた。
 もうみんなが満身創痍。私の体力も限界を超えた。それでも、もう少しだけ。
 奇跡よ、起こして見せるんだ。











 <side other>






 ガイはナデシコを見た。
 どれだけエステ隊が頑張ろうと、それでも攻撃はナデシコまで届いていた。
 やはり、敵の集団の中中央突破なんて不可能だったのだろうか? 
 無茶なはなしだったのだろうか?


 いや、違う。中央突破は可能なのだ。
 あの忌々しいチューリップさえいなければ。


「…………なんだ、簡単じゃねえか」


 ガイは呟いた。
 すでに自身の機体はボロボロだった。無理に接近戦を挑み続け右腕は消失。それでも残る片腕で戦い続けてきた。
 チラリと隣を見る。ピンクのアキトの機体は、危なっかしくもちゃんと戦っていた。
 リンは心配していたようだが、中々どうして。すでにアキトもパイロットなのだ。


「オイ、アキトォッ!! まだまだやれるかァッ!?」
『お、おう!! なんとか!!』


 ニヤリとガイは笑う。
 俺の相棒は俺が護ってやるほど弱くはないようだぜ、と呟く。
 そして、


「…………俺が護るのは…………」


 IFSが淡く光っている。
 ヒーローになりたかった。ゲキガンガーのように、強く正しきヒーローに。
 バカだのアホだの言われようと、彼の生き方は変わらない。ただ、護るために。


 ――――彼は命をかけるのだ。




「アキトォ!! ここは任せたぞ!! 俺は行く!!」


 ガイのエステバリスはナデシコに向けて飛んでいった。
 アキトは「どぇぇっ!? ちょ!? ガイ!!?」なんて言っていたがガイは気にしない。彼はそのまま格納庫に連絡を取る。


「博士。ゲキガンフレームの出撃準備を」









<side セイヤ>





 ゲキガンバカから連絡が入ったのはリンが無事空中換装を行った直後のことだった。
 なんでも、ゲキガンフレーム――――ようするに、対艦フレームを準備しろとのこと。


 まあ、換装だけならすぐにできるが、そもそもこのフレームはリンの物。
 あのゲキガンバカに遊びで壊されてはかなわない。だから、顔を見たら怒鳴って戦場に追い返そうと思ったが、


「――――博士。俺にゲキガンフレームを貸してくれ」


 あまりに真摯に迫るその迫力に俺はなにも言えなくなってしまった。
 俺はチッと舌打ちし、戸惑いを誤魔化すように、


「今はこのフレームの出番じゃないだろ? そもそもこのフレームはまだ大気圏内でのテステを行っていない。だから今はまだ――――」
「頼む、博士。間に合わなくなる前に。後悔する前に。頼む」


 その真剣な瞳の前に、俺はハンパなことが言えなくなってしまった。
 気がつけば、他のクルーが山田に圧倒されるようにフレームをあいつのエステに取り付けている。
 俺はため息をつくと、


「さっきもいったがこのフレームはまだ試験段階だ。だからよ、必ず壊さず持って帰ってくること。それがこれを貸す条件だ。守れるか? ヤマダ?」
「ああ。必ず守ってみせる。その約束も、ナデシコも。というか、俺の名前は――――」
「ヤマダだろ? もしもガイって呼んでほしけりゃ…………」


 フレームを見上げる。
 巨大なドリルは俺の魂を移したかのように輝いている。
 ヤマダはそのままコックピットに乗り込むと、発進準備を開始した。


「…………生きて帰ってきな。そしたら、いくらでもその魂の名ってのを呼んでやる」


 そういうと、ヤマダは不敵に笑った。
 そのまま右手の親指を突き上げると、


『ダイゴウジ・ガイ!! エステバリスゲキガンフレーム、出るぞ!!』


 そのまま発進した。
 俺は苦笑すると、


「だから、対艦フレームだっての。ったく、人の話きかねえ奴だな」


 そのまま火星の空を眺めていた。
 帰ってこいよ、ガイ。機体なんて壊れてもいい。俺がまた直すから。
 だから、帰ってこい。おまえは治せねえから。ヒーローだってんなら、護ってみせろ。








<side other>





『エステバリス、発進しました。…………これは、対艦フレームです!!』
「なにっ!?」


 対艦フレームが出た!? この殲滅戦闘でか!?
 リンが驚き見る視線のその先には、いきなり全速全開で空を飛ぶ蒼い機体の姿。
 一回り大きなフレームには巨大なドリル。そのまま敵陣目掛けて突撃しようとしている。


「バカか!? 囲まれるぞ!?」


 やはりというか、あっという間に囲まれる。
 しかし、蒼の機体は止まらない。それどころか回線を開き、


『頼むぜブラック!! 道を開いてくれ!!』


 なんてことをずうずうしくも言ってのけた。
 「このバカ!!」とリンは毒づきながらもガイ機に寄り付こうとする木星蜥蜴を一掃。


「戻れガイ!! その武装では無理だ!!」


 しかしガイは戻らない。それどころか、更に速度を上げる。


「さすがだぜ、ブラック!! やっぱ俺とおまえはサイコウのパートナーだぜ!!」


 唸りをあげ機体は最高速度に達する。
 正にチューリップ目掛け一直線。
 そこで、リンはガイが何をやろうとしているのかにようやく気がついた。


「バカ!! ガイ!! 止めろぉぉぉッ!!」


 追いかけようと思うが、既に追いつけない速度まで対艦フレームは速度を上げていた。
 旋回能力は低い対艦フレームだが、推進力自体は実はどのフレームよりも上。すでにリンの機体では追いつけなくなる範囲まで出てしまっていた。


『ちょ、ちょっとヤマダさん!? 何してるんですかぁ!?』


 ユリカの慌てたような声が響く。


「ユリカ!! ガイを止めろ!! アイツ、特攻する気だ!!」
『…………へ? 特攻? 特攻って…………えぇぇぇぇっ!? ル、ルリちゃん!?』
『無理です。回線は拒否されています。……というか、ヤマダ機、第2陣に囲まれました』


 リン機により突破を許したが、今度はリンのフォローは受けれない。
 大量のミサイルがガイの機体目掛け雨のように降り注ぐ。
 しかしそれでもガイは機体の速度を緩めない。


 すべてのミサイルが、闇雲に直進するガイの機体に直撃する。


「ガイッ!!」


 リンの叫びが、虚しく響く。


 煙を上げ、辺りは一瞬の静寂に包まれる。
 しかし、次の瞬間、煙の中から蒼のエステが姿を見せる。


『…………何のための装甲だと思ってんだァ? その程度じゃあゲキガンガーはオチねえぜ』


 機体からは火花が散っていて、左手のドリルはすでにとれ拳になっている。
 それでもスピードを緩めぬガイの機体は、包囲網を突破。
 そのまま一気にチューリップまで加速する。


『…………俺はよ、ヒーローになりたかったんだ。今でもそれに変わりはねえ』


 ドリルが回転する。
 その回転に合わせ、3倍近く膨れ上がるドリル。
 激しい音を立てながら、機体を軋ませながらドリルは回転する。


『だがなぁ、おまえはヒーローになんかなりたくねえんだろ? 無駄な物なんて背負おうとすんじゃねえ。俺が背負ってやる』


 カトンボがガイの機体の前に滑り込みジャマをするように立ちはだかる。
 しかし、回転数を上げたドリルの前に、カトンボは紙くずのように貫かれる。


『すべてを貫いてやる。おまえの重荷も、火星の皆の期待も、苦しみも!! コイツはそれを貫くための…………!!』


 チューリップは光のような速さで接近する蒼の機体目掛け触手をウネウネと伸ばすが、ときすでに遅し。
 閃光のようにIFSが光り輝き、その気迫に応えるが如くドリルが唸る。
 ガイ機は、そのままチューリップに肉薄し、


『ドリルなんだよぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!』







 すべてが光に包まれた。
 クルーの誰もがその瞬間を見ようと、動きを止める。
 一番早くに異変を察知したのは、開発に長く携わっていたセイヤだった。


「…………な!!? いかん、あれじゃあドリルが!?」


 ピシリとヒビが入る。
 ヒビが入ったのはドリルではない。支えるべき右腕にヒビが入った。
 その圧倒的な破壊力に、支えるべき腕の強度が追いついていないのだ。


 バキバキ、と嫌な音が響いた気がした。
 火花を上げ、ガイ機の腕が壊れる。そして壊れ落ちるギガ・ドリル。
 誰もが言葉をなくす中、ルリが呟いた。


「…………失敗?」




『失敗なんかじゃねえよ、チビッコ』


 聞こえていたのかどうかはルリには分からない。しかし、確かにガイはそう言った。


『見ろよ、ホラ。ヒビが入っただろ? コイツで十分だ。誰か一人の力じゃねえ。皆の力が合わされば、この通りよ』


 右手肩口から無くなり、全身から火花が散り機体は満身創痍。それでもガイは笑う。


『悪いな、博士。やっぱゲキガンガー最後の技はコレだわ。これが最後の…………』


 残る左手を天高くかざす。
 バッタも、ジョロも、チューリップの触手もすべてが間に合わない。


『これが俺の、ファイナル・ゲキガン・フレアだぁぁぁぁッ!!』


 その瞬間、再び火星は光り輝いた。




 この光と共に、歴史は大きく変わることになる。


 この先どうなっていくのか、もう私には分からない。


 ただ一つ分かること。それは、この時代では初めて、単独でチューリップを落とした機動兵器がでたということ。


 それは、一人の男の命と引き換えに得た奇跡ということだった。













 ―――――――The End












 あとがき


 と、言うわけで。
 エピローグを残し、ここで最終話となりました。
 いや、時間かかりましたね。もしかしたら加筆修正するかもしれませんが、とりあえずはここで終わりです。


 色々話はありますが、それはまた次回エピローグ後に書くことにします。
 なんか変な文章、誤字等ありましたら言ってください。


 最後に、作者はあの熱血感動ドリルアニメ信者です。ので影響受けまくりです。
 それではまた次回で。









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