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No.7985の一覧
[0] 【チラ裏から】白銀武の予想外の行動結果【移動しました】[浪速のおっちゃん](2009/04/18 17:07)
[1] 白銀武の予想外の行動結果39回目その1[浪速のおっちゃん](2009/04/18 16:12)
[2] 白銀武の予想外の行動結果39回目その2[浪速のおっちゃん](2009/04/18 16:15)
[3] 白銀武の予想外の行動結果39回目その3[浪速のおっちゃん](2009/04/18 16:19)
[4] 白銀武の予想外の行動結果39回目その4[浪速のおっちゃん](2009/04/18 16:21)
[5] 白銀武の予想外の行動結果39回目その5[浪速のおっちゃん](2009/04/12 21:45)
[6] 白銀武の予想外の行動結果39回目その6[浪速のおっちゃん](2009/04/18 16:28)
[7] 白銀武の予想外の行動結果39回目その7[浪速のおっちゃん](2009/09/08 19:58)
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[7985] 【チラ裏から】白銀武の予想外の行動結果【移動しました】
Name: 浪速のおっちゃん◆af385839 ID:4aa4e19c 次を表示する
Date: 2009/04/18 17:07
※注意※
この作品は思いつきのネタ・・・・・・でした(汗)
その為に設定等に不備が多々あるかと思いますので、
ご指摘いただけると大変助かります。

またこの作品には基本的に会話が存在しません。
事実の箇条書きが殆どで細かい部分は読者側の想像に委ねております。
ですから、この設定を流用したいという方が万が一いらっしゃっいましたら
好きに使っていただいて結構です。
いないと思いますけど念のため明文化しておきます。



虚数空間で観測者となった鑑純夏は怒りに震えていた。
ちなみにその怒りの度合いは視線でビッグバンが起こせそうなほどであるのだが、
彼女が何故そこまでの怒りを溜め込んだのか?
理由は至極単純である。
白銀武がとうとう100回目のループを迎えてしまったためだ。

彼女とていきなり1回目で自分を見つけてくれるとは思ってもいなかった。
というか、当初は観測者でもなく虚数空間で因果のみが漂っていただけであり、
所謂本能だけで白銀武をループさせていたのだ。

しかし、彼のループ回数が増えるに従って
彼女やその他の因果が虚数空間に溢れかえるようになった。
そして迎えた17回目のループで白銀武はG弾による自決を果たしたのだが、
それがある種の奇跡を起こし、虚数空間内で鑑純夏が実体を持つことになったのだ。

これにより彼女は白銀武がループする度に彼の一生を見ていく事になった。
最初は自分と結ばれなくとも彼の行動を見ているだけで喜んだりしていたのだが、
観測者となって10回くらいになると流石に嫌になってきたのだ。

想像してみればわかるだろう。
自分の想い人が他の女性と仲睦まじく過ごしている姿など好んで見たいだろうか?
誰だって見たくはないだろう。
しかも、濡れ場だってバッチリである。
更に言えばノーマルなプレイだけでなく
アブノーマルなプレイもたっぷりあったりする。
相手も自分の知る恩師から、年下の少女までバリエーションに富み、
時には複数人が相手の場合だってある。
鑑純夏は良く耐えていると言うべきであろう。

しかも、白銀武という存在は鑑純夏が想像していた以上に凄い人間であった。
37回目のループの時、彼は初めて誰とも恋仲という存在にならなかったのだが、
この時彼はオルタネイティヴ第4計画が頓挫したにも拘らず、
『XM3』、『XM4』という新OSの開発と
第四世代戦術機『焔』、第五世代戦術機『武尊』の開発に成功する。
これによりバビロン作戦後の絶望的状況から人類は
見事戦線を押し返すことに成功したのだった。
もちろん、あくまで戦線を押し返しただけであり、
地球奪還が成った訳ではなかったのだが、十分奇跡とも言える戦果であった。
彼自身最終的には准将にまで昇進し、幾度もハイブ攻略作戦に参加したのだった。
結果として彼は初めて戦死ではなく71歳に病死という形で人生に幕を下ろした。

そして彼はその知識を持って38回目のループを迎えた。
初めての知識継承である。
この知識継承には様々な条件があるが、一度継承した知識は消える事がない。
鑑純夏は自分と結ばれる日も近いと期待に胸を躍らせたのだが、
結論を言えば見事に裏切られることとなる。

理由は彼女の予想よりも遙かに凄まじい才能を
白銀武が発揮してしまう為だった。

彼女の予測では知識を継承したことによって第四計画の完遂を目標としてくれるはずだったのだが、
彼は独自路線を歩んでしまう。

そう、白銀武はループ直後に横浜基地へ向かうのが常套手段であるのだが、
彼はいきなり帝国軍へ行ってしまう。

早い話がオルタネイティヴ計画に見切りを付けてしまっていたのだ。
理由は第五計画の記憶が鮮明すぎたのだろうが、
計画に信頼が置けなくなっていた為である。

そして、受け継いだ知識を元に帝国軍にツテを作り出した彼は凄まじい働きをするのだった。
いきなり『XM2』を開発し信頼を勝ち取り、『XM3』と第四世代戦術機開発を推進。
第四計画頓挫後も帝国は沈黙を守り続け、2002年冬いきなり『XM3』と『焔』を発表。
同時に『佐渡島ハイヴ攻略作戦』を独自に発表したのだった。

ちなみに当時の情勢は世界的に絶望感が広がっていた。
何故ならバビロン作戦によるハイヴ攻略が頓挫した為だった。

作戦発動により米軍と国連軍は最初に甲26号目標『エヴェンスクハイヴ』、
続いて甲25号目標『ヴェルホヤンスクハイヴ』までは順調に奪還した。
だが、甲13号目標『リヨンハイヴ』でG弾を複数放つもBETAを殲滅しきれず、
結果として欧州に展開していた戦力の2割を失い撤退。
更に捲土重来を期して1ヵ月後に行われた作戦ではついにG弾そのものが無効化され、
参加戦力の7割を失うという歴史的惨敗を喫したのである。

これにより世界中で悲観論が生まれることになり、
世界は滅亡へのカウントダウンを迎えたと言われていた。

そんな中、大日本帝国だけはどの作戦にも参加せず、
兵士は錬度を高め、技術力を高め、戦力の拡大をはかっていた。

本来ならばこのような行為は許されるはずがないのだが、
帝国は第五計画に関する特権を全て返上し、
恩恵は一切受けない事を条件に許されていたのだった。
例を挙げれば、移民船には誰一人として日本人は乗っていない。
それでも当然反感は買うのだが、
本来最初に実施される予定であった甲21号のG弾による攻略戦も返上した為
渋々諸外国からも容認されていたのだ。

G弾による反攻作戦は航空戦力が無力化された件からもわかる通り、何れは無効化される。
よって軍人たちからすれば早ければ早いほど成功率が高い事がわかっていた。
その為最初に行う権利を返上というのは自殺行為に見えたのだ。
だからこんな勝手がまかり通ったとも言える。

結果として帝国は定期的な間引きによる損耗以外は受けず、
『焔』の斯衛軍への導入により、武御雷が斯衛軍以外のエースに行き渡り、
不知火は一般兵にまで行き渡ることとなった。
また『XM3』も導入された上に、アンチレーザーコーティングの開発や
電磁投射砲の完成もあり帝国の戦力は数倍に膨れ上がった。

そして迎えた2002年12月31日。
帝国軍と極東国連軍の一部による佐渡島奪還作戦が発動される。
リヨンでは降下部隊が全滅したこともあり、過去の作戦とは全く違った形が取られた。
海上からは戦艦による砲撃だけでなく、電磁投射砲による砲撃も行われ、
更には新造戦艦『草薙』に装備された『荷電粒子砲』まで砲撃を加えることとなった。

その後、戦術機の部隊が囮として上陸展開しハイブからBETAを引きずり出し、
戦艦の砲撃によってこれを殲滅するという形が数回行われた。

そして最後に特殊部隊によるハイブ突入が敢行されたのだった。
この部隊を率いていたのが白銀武中佐であり、
その中核には第四計画の頓挫で解体されたA-01と207Bのメンバーが多数参加している。

これは当然白銀武の策略が大きくかかわっていた。
当然第四計画が頓挫すればA-01や207Bのメンバーは扱いに困り邪魔者となる。
そこを帝国軍があの手この手で引き抜いたのだった。

その結果は見事反応炉の破壊成功であり、失った戦力もわずか2割弱という
過去に例のないものであった。

この結果に米国上層部は悔しさを隠そうとしなかったが、
同時に人類生存の可能性が出てきた事も事実であり複雑な心境となった。

一方国連は手のひらを返し『XM3』の導入を即時に決め、
第四世代戦術機開発も帝国の指導を仰ぐこととなる。

その後世界は帝国を中心に動いていく。
帝国軍は各地に援軍を派遣しつつ、技術を積極的に供与した。
その結果、失った戦力を回復させながら数年の間欧州戦線は膠着状態を保つのに成功する。
そして迎えた2008年人類は大反攻作戦を開始する。

この頃帝国は『XM4』が全軍に配備された上に
斯衛軍には第五世代戦術機『武尊』が配備されていた。
これにより世界中で彼等は一騎当千とも言える活躍を見せることとなる。

こうした結果、2010年の春には帝国軍を中心とした部隊で
甲1号目標『喀什ハイヴ攻略作戦』が発動されたのだった。
米軍や国連軍も当然最新鋭の技術や機体を惜しみなく導入していった結果、
人類は参加戦力の半数を失いながらも『あ号標的』の破壊に成功する。

尚、この作戦で目標を破壊したのは白銀武准将が率いる部隊であり、
彼は中将にまで昇進し、世界的な英雄として名を馳せる。

この後人類は残存ハイヴの掃討に力を注ぎ、
2012年ついに地球の全ハイヴを排除することに成功する。

そして、2020年人類は月奪還作戦を発動。
軍の総司令には白銀武帝国軍大将が任命された。

この作戦では宇宙戦闘用に開発された第六世代戦術機が中核となったのだが、
これは過去の戦術機とは比にならない動力と武装が開発された事による。
また、地球での戦いと異なり『戦術核』の使用に制限がないことも大きかった。
その結果2035年に人類は多大な損害を被りつつも月の奪還に成功する。

その後火星のBETAも排除する計画が持ち上がったが、
人的資源の問題と、国内と月面基地の再建が重要視された上、
火星まで戦力を運ぶのは困難という意見が大勢を占めた。
これにより『BETA大戦』は一応の終結を迎えた事になる。

白銀武帝国軍元帥52歳の事であった。

彼は忙しい日々を送り続けた結果、
両者合意の上での息抜き程度の遊びで女性と体を重ねた事はあったが、
婚姻どころかまたもや誰とも恋仲になる事がなかった。

当然戦後に多くの求婚を受ける事となったのだが、
彼は結局誰とも結ばれることはなかった。
さらに、長年の過労が祟ったのか57歳で病に倒れまもなく亡くなったのだった。

こうして白銀武はまたもや知識継承の条件を満たして39回目へ突入したのだが、
流石の彼も人類が地球奪還を果たしたにも拘らず、またもループした事に憤慨した。

結果、彼はちょっと弾けてしまう。
何故なら技術も知識も人類がBETAに勝てる要素は既に持っているのだ。
今まで苦労した分遊んでも良いよね?
という誘惑にかられてしまったのだ。

結果、彼は通算100回もループを繰り返しているのだが、
彼の主観的には常に3回目(39回目)にすぎなかったりする。
だが、遊んでいるようで38回目以降のループは全て最低でも地球奪還を果たしており、
ほぼ全てのループで天寿を全うしているのだ。

だが、観測者たる鑑純夏にとってはストレス以外の何物でもない。
このままではどうやっても彼は自分にたどり着くことはない。
半ば白銀武という存在に愛想を尽かしつつも、女としての矜持が諦めることを許さない。
また、不幸な事に最初に条件付けされた事柄は今更変更は不可能であり、
今更白銀武のループ終了条件は変更できないし、自分で観測者という立場を捨てることも不可能であった。

彼女はある種人生を謳歌する白銀武に対して怒りを溜めつつ、
この状況をどうやって変化させようかと悩み続けるのだった・・・・・・




あとがき
なんとなくネタが浮かんだので書いてみました。
当然ですが、続ける予定はありません・・・・・・でした。
(当初は一発ネタの予定だったのですが皆様からの感想に後押しされ連載化しました)
まあ、こんな武ちゃんと純夏がいてもいいんじゃないかな~
と、思って書いてみただけですがいかがだったでしょう?
感想をいただければ幸いです。


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