俺たちは中将閣下の軍隊で、中佐殿の軍隊だ。
「オデッサ」で結ばれた俺たちは、誰も死なせる気はなかったし、誰にも負けるつもりも無かった。
例えどんな状況であろうとも、俺たちは一人じゃない。
俺たちには彼がいて、彼には俺たちがいる。
彼が居れば、戦える。
彼となら、勝てる。
彼となら、死ねる。
俺たちは「マ・クベの斬込隊」
他の何者でもありえぬ。
「斬込隊秘録」より
――― 国連軍横浜基地 シュミレーター管制室
その、さして広くない部屋の中で、夕呼は言葉を失っていた。室内は、同種の沈黙に支配され、オペレターのピアティフ中尉や涼宮中尉は、一瞬の核融合の閃光によって顔を背けたままだ。
負けた、そんな言葉が、夕呼の頭の中に響いていた。
「……帝国軍二個戦術機甲師団消滅。基地地上施設全壊…」
われに返った涼宮中尉が、戦況を読み上げる。ピアティフが、困惑仕切った顔で夕呼を見た。
「!? 敵戦術機部隊、主縦坑を上昇し、再び地上に出現しました」
「な!?」
夕呼がモニターを見ると、巨大な斧を持った異形の戦術機と、先ほどとは別の戦術機が巨大な銃を担いで地上に降り立った。先ほどの生き残りらしき機体も、上がってくるが機体は全て黒備えで、地獄の底より、這い出た悪鬼の集団というていである。
新たな影の持つ電磁投射砲らしき兵器は、先の対BETA演習で数千の軍勢をなぎ払ったものだ。
「白いバラ、いえ、百合?」
無骨な機体の肩に描かれた可憐な白い花に、一瞬、目を奪われて、ピアティフはハッとした。
黒い機体がその長柄の戦斧をある方向へと、突き出したのである。
一同は迷うことなくそちらを向き、機体の背中につけられた推進ユニットが、噴射を始める。
指示した機体こそは先の演習で、この恐るべき部隊の戦闘能力を完全に開放させた指揮官機であった。
わずかに一個大隊に満たぬ小部隊であるはずなのに、並々ならぬ鬼気のようなものが、その単眼からあふれ出ていた。
画面越しですら伝わってきた天を焦がさんばかりの士気は、まるで先ほどの決死隊が乗り移ったかのようだ。
鮮紅色の単眼は、静かな殺意のともし火をたたえ、手にする獲物は血に飢えて、鈍く光っている。
巨大な斧を持った指揮官機を先頭にして、漆黒の軍勢は飛び立った。
推進器の灯が漆黒の鎧甲を照らす。彼らが飛び立った場所には、もう何も残ってはいない。
向かった方角は、帝都。
そして彼らを阻むものは……否、阻めるものは、何もない。
「ピアティフ演習を終了させなさい。こちらの負けよ」
夕呼は唇をかみ締めながら、己が自分の副官に告げた。
彼らが例え造反したとしても、死に物狂いでこちらが鎮圧に掛かればただではすまない。
こちらの本気を見せてやるつもりだったのである。そのためのA01投入であり、そのための2個師団の伏兵だった。その2個師団は灰も残らず焼き尽くされている。
現実的に考えれば、帝國が横浜基地内の造反に対して、近在の相模原基地の1個師団にくわえて帝都防衛の戦力である帝都の守りである師団を出す事など、ありえない。それでも、こちらの本気がどれほどのものか分からせる事が出来るはずだった。
一つ誤算だったのは、相手も徹頭徹尾、本気だったことである。本気でこちらを倒しに来たのだ。戦術機と言う兵器に関して素人である夕呼の目から見ても。彼らの機体の方が優れている事は一目瞭然だった。
だというのにも関わらず、彼らには、おごりも、油断もなかった。
それどころか、文字通り命を賭してこちらを叩き潰すという彼らの本気を、逆に見せ付けられてしまった。
何より、恐ろしいのは、これが「たまたま演習」だったと思わせるところである。彼らは実戦でもきっと同じ事をやる。そして、それ以上の成果を上げるだろう。
なにせ、その時こそ、この場に居る彼らの敬愛する上官が率いているのだろうから。
「……香月大佐」
沈黙を破ったのは、常と変わらぬ冷徹な声音だった。
「契約に関して、いくつかお話したい事が在りますので」
そう言って、マ・クベ中佐は出口の方を見た。
「ええ、私のオフィスで伺いますわ」
ハッとわれに返った夕呼は、出口の方へ向かった。
これが最後の戦いだ。まだ、この後の交渉によっては、まだ有利な条件を引き出せるはずだ。
キリキリと痛む胃を引きづりながら、機密区画へのエレベーターへと続く廊下を歩いた。
エレベーターの室内はやはり静寂に満たされていた。目の前の男は一言も口を聞こうとしない。
別段、それに対して気まずさを覚える夕呼ではないが、男が一体なにを考えているのか、彼女には分からなかった。
(社じゃるまいし、人の頭の中なんて覗き見するのは無理ね)
ため息に似た呟きを心の中で洩らしながら、夕呼は目の前の男をジックリと観察した。スラリとした長身で、いささか不健康にも見える痩躯だが、その双眸からは良い知れぬ迫力のようなものが感じられる。
だが、やはり同見ても謀略に長けた智将という感じはしても、部下にこよなく愛される猛将や名将という感じはしない。不思議な男だ。
なんとなく、霞が彼に興味を持つのが分かるような気がする。
(それにしても……社を置いてきて正解だったわね)
あの人の心に敏感な霞のことだ。ああも殺気だった環境においておいたら、どれほどの負荷が掛かるか分からない。
夕呼は、ふと自分が霞の顔を見たがっていることに気づいた。
(勝手なものね……私も)
ふと、体に掛かっていた僅かな浮遊感が消えた。気づけば地下19階についていたらしい。
エレベーターの扉が開く。目に飛び込んできたのは、驚くべき光景だった。
完全武装の兵士と彼らの銃口がこちらを睨んでいる。
「何のつもり?」
とっさに聞きかえすと、相手は一斉に銃を下げた。
「失礼しました! 自分はジオン・インダストリー警備部 第三警備中隊第7小隊隊長のクルト・マイヤー少尉であります!!」
踵を打ち鳴らしながら敬礼すると、マイヤー少尉は、マ・クベのほうへ向き直った。
「マ・クベ中佐! お迎えに参りました!!」
マ・クベ中佐はことさら咎めるでもなく、穏やかに答えた。
「気が早いな…少尉、まだ交渉にも入っておらぬ」
「それは、失礼致しました…マ・クベ中佐」
そう言ってマイヤー少尉がにやりと笑った。
その笑みを見た瞬間、夕呼の背に冷たいものが降りた。
彼らの持つ銃は、相変わらず冷たく光っている。彼女を射殺して、ここから立ち去るまでにいったいどれほどの時間が必要だろうか。
もし、ここに霞がいれば、このような展開にはならなかったものを、そう思って夕呼はハッとした。
もし、彼らが霞を殺していれば、その時点で第4計画は頓挫したも同然だ。
「陽動作戦」そんな言葉が彼女の頭をよぎった。この段になってようやく彼女は気づいた。これが、これこそが、目の前の男の「本気」なのだ。
演習でその戦闘能力を駆使して、こちらを恫喝し、かつそれをおとりにして、物理的な手段でもこちらにチェック(王手)をかける。
夕呼は自分の心の中で、何かかが折れたのを感じた。もはや、チェックメイトは避けられない。
「……で、何がお望みかしら?」
いささか、疲れたように夕呼が言うと、相手はこちらを軽んじるでもなく、あくまで真剣な表情で答えた。
「信頼できる医師と信用できる交渉相手を」
真剣な視線と共に差し出された右手は、出し抜けに差し出されたマリッジリングのようだった。
「お話を聞かせていただけて?」
意外にも力強い相手の手の温もりを感じながら、彼女は、なぜか背に載っていた重いものが、少しだけ軽くなったような気がした。
――― ジオンインダストリー本社 「ザンジバル」格納庫―――
3時間にも及ぶ交渉を満足させられる形で終わらせたマ・クベは、演習に参加した部下たちを集めた。
労いの言葉は指揮官たちのもので十分であろう。壇上に立って、マ・クベの胸中は形容しがたいものであった。だが、言わずに折れない。
そう思うところがある以上、黙っているわけには行かなかった。
集まった兵たちは、みな一様に隊長の顔を見て、ほっとしたように表情を和らげた。一人、メルダース中尉は浮かぬ顔をしていた。
「諸君、のおかげで、交渉の目標は達した」
瞬間に沸き起こる歓声のままに、眼下の部下たちはお互いに抱き合い。肩を叩き合った。
マ・クベはその様子を黙ってみていた。そんな彼の姿に、歓声はすぐに静まり、男たちは怪訝そうに見返した。
「メルダース中尉、貴官は私の留守を任されておりながら、ノリス大佐の命令に背き、自爆攻撃を行った」
凍りついたようにその場が静まり返る。困惑と失望の入り混じった視線がマ・クベに注がれるが、そんなことは関係ないと言わんばかりの表情で、言葉を続けた。
「結果、貴君らは、地上戦力2個師団と引き換えに、貴重な7機のMSとベテランパイロットを失った」
「……そのとおりであります」
メルダース中尉が短く答えた。どよめきと喧騒の中に戸惑いが波紋のように広がる。
「ヨアヒム・メルダース中尉、君を斬込中隊副長の任を解く」
「そんな!」
「中佐っ!」
部下たちが口々に、異論を唱える。しかし、マ・クベは全て無視した。
まだ言わなければならないことは残っている。
「貴様らも同罪だっ!」
突然、大声を出したことに驚いたのか、生まれかけた喧騒が一瞬で静まり返る。
「私は貴様らに勝てといった。勝者とは戦の後に立っているもののことだ!!」
一度、言葉を切ると男は、きつくこぶしを握った。
「自分が倒れればそれは敵を倒そうと、相打ちに過ぎん。そんなことも分からんのか!!! …諸君は、そんなに私を死神にしたいのかね」
頬を打ち据えられたような表情で立ち尽くす、男たちにマ・クベは淡々とした口調で告げた。
「全員、3日間の営倉禁固を命ずる」
男たちの泣き出しそうな視線が、マ・クベの胸に突き刺さる。胃はキリキリと痛み。頭はどす黒霧が渦を巻いているかのようだ。それでも、彼らのとった行動をほめるわけには行かなかった。
マ・クベはあっけにとられている隊員たちに向き直ると、よく通る声で言った。
「……話は以上だ。営倉へ向かえ」
いの一番に動いたのは、やはりメルダースだった。
「……まったく、何がしたいのだろうな。私は」
一人格納庫の中で、物思いに耽りながら、マ・クベは深いため息をついた。冷静に考えれば、彼らを攻める必要などかけらもなかったはずだ。
事実、香月大佐には当初の予定以上の心理的圧力をかけることが出来たし、そのおかげで交渉も最初予定していたよりもスムーズに進んだことは否定できない。
(だが、「これ」が彼らの答えなら……)
自分はそれを受け入れるわけには行かない。そう思ってしまうのは何故だろう。
もう一度深いため息をついて、マ・クベは静かにたたずむ愛機を見上げた。鋼鉄の巨像「は何も答えることなく、ただ、主の視線を受けいれた。
「だいぶ締め上げたようだな」
「……バウアーか」
「少し責めすぎなんじゃないか? 一個中隊で2個師団を殲滅したんだ。ジオン十字勲章を申請したって良いくらいだぜ」
なぜだろう。妙に冷静な物言いが、なぜか今日に限っては癇に障る。
「……それに何の意味がある?」
「なに?」
「生きてもらわぬ勲章に…いったい何の意味があるというのかっ!」
気づけば、驚くほどの短慮で声を荒げていた。
「せいぜい僅かな特進と、そこに準じた遺族年金がつくだけではないか…」
まったく理にかなわぬ論だというのは、理性ではわかっているはずなのに、口をついて出てくるのは、胸にわきあがる感情そのままの言葉だった。
「履き違えるな」
珍しく、怒ったような調子で、バウアーがさえぎる。
「勲章は貴様のものじゃない。命を懸けた兵士が、唯一残せる足跡だ。そこに命をかけて何が悪い!」
「……」
「ぐだぐだ理屈こねるんじゃねぇよ。貴様は指揮官だろ! だったら後悔する暇を惜しめ!
死なせたくねえと思うなら! やつらの命の対価が少しでも重くなるように、
その小器用なおつむを使ってみろ!!」
片方しかない目が強烈にマ・クベを睨み付ける。まるで新兵に活を入れるように、男はどら声で叫んだ。
「いまさらビビるな兵隊っ! 俺たちは「指揮官」なんだ…。貴様についてくる奴らには、
ヴァルハラの門を開いてやれ。
たとえそれで、俺たちがヘルへイム(地獄)へ赴く事になろうとも、な」
「……そうだな」
諦観ともとれる微笑を浮かべながら、マ・クベは頷いた。つまるところ、男は筋金入りの健啖家なのだ。
縦になった天秤以外では、己の部下の価値を計らぬほどに。こちらの金の一粒に見合すならば、万の砂では足らぬのだ。
「……隊長、泣いてたな」
薄暗い牢の中で一人がつぶやいた。
「ああ、それに本気で怒ってた」
ああ、また一人がうっそりと言う。
「やっぱり、俺たちが『あれ』をやったからか?」
「……」
「そりゃ、仕方ないだろ。覚悟の上さ」
しばらくして、押し殺したような声で誰かが言った。
「でも、怒ってくれたな」
「ああ、怒ってくれた…」
搾り出すような声で、別の者が答える。
「…泣いてくれたな」
「ああ、泣いてくれた」
男たちの声がだんだんと震えてくる。
「……ありがてぇな」
「ああ、ありがてぇ」
薄闇の中、誰かが鼻をすする音が聞こえた。
この声が聞こえているはずなのに、咎める看守の声は聞こえてこなかった。
「……泣くなよ軍曹」
薄闇の中で、ひそひそと声が上がる。
「しょ、小隊長こそ、目が赤いですよ」
う、と図星を疲れたような声がして、最初の声が
「お、俺はその、なんだ、目にごみがだな」
「あの、お二人ともあんまり騒ぐと、あちらに聞こえますよ」
その晩、独房入りとなった男たちを見張った看守達の、監視記録には、誰の涙も記載されることはなかった。
――― 翌日 国連軍横浜基地下機密区画
自室のドアをたたくノックの音に気づき、夕呼は書類から顔を上げた。
「入りなさい」
けだるげな声で言うと、入ってきたのは、見知った顔である。
「神宮寺まりも軍曹! 出頭いたしました!!」
型どおりの敬礼を見せるのは、現在、訓練教官を行っている親友だ。
夕呼は敬礼も返さず、唐突に言った。
「まりも、あんた教官くびね」
「……それは、どういう意味でしょうか香月博士」
まりもの目がいささか剣呑になる。
(冗談なら、今のうちにやめておけ)
と言わんばかりだ。しばし、無言でその視線をやり過ごしていると、冗談のつもりではない事を悟ったのか、今度は困惑し、傷ついたような目で彼女を見た。
「そんな、捨てられた子犬みたいな目で見ないでよ」
「だ、だれが捨てられた子犬よ! し、失礼しました博士。・・・私が解任される理由をお聞きしても?」
「あんたには、他にやってもらいたいことがあんのよ」
とたんにまりもが怪訝そうな顔をする。
「やってもらいたいこと?」
「ええ、地下の連中との交渉で、一人医師を派遣することになりました」
夕呼が淡々と言うのを、まりもは食い入るように聞いている。
「この状況で医師って、夕呼、あなたまさか……」
もはや敬語を使うのも忘れて、まりもがたずねる。夕呼はいたずらっぽく笑って頷くと、まっすぐまりもを指差した。
「で、あんたにはその医師を護衛しつつ、看護の手伝いもしてもらいます」
「か、看護ってあたし衛生の基礎訓練しか受けたことないわよ」
まりもがあたふたしながら言うと、夕呼は面白そうな目で彼女を見た。
「看護婦って体力勝負って言うし、あんたならぴったしじゃない。……ああ、患者は連中のところの司令官だから、変などじ踏まないでよ」
「し、司令って!?」
「たしかギニアス・サハリン中将だったかしら、あの金髪の、何? 気になるの?」
「そ、そ、そ、そんな分けないじゃない」
驚愕のためか、まりもの声が裏返っている。内心、馬鹿笑いしたいのをこらえて、夕呼はなぶるように慌てふためく親友の姿を見た。
「なら良いけど、じゃ、頼んだわよ」
片手を入り口のほうへ振る。退出してよし、という合図だ。
「え? り、了解しました!」
またもシャチホコばった敬礼をくれると、神宮寺軍曹はきびすを返した。
その背中を見ながら、夕呼は思い出したようにダメ押しの一言をくれた。
「あ、結構いい男だったから、手を出してもかまわないわよ。…むしろ、やりなさい!」
盛大にずっこけそうになったのを持ち直したのはさすがだが、まりもはそのままの勢いで部屋から出て行った。
「なっ!! なんてこと言うのよ!!! ・・・・」
振り返りざまに叫んだ言葉は、なんと言っているのかはわからなかったが、珍しく立場を忘れた金切り声と、これ異常ないほどに真っ赤にした顔が、香月博士の腹筋を完膚なきまでに崩壊させた。
数分後、荒い息をつきながら、夕呼は何とか正常な呼吸を回復させた。
「まったく、まりもの奴、あたしを殺す気かしら?」
思い出せば、また噴出しそうになるのをこらえながら、夕呼はそれでもにやにやとゆるんだ顔を引き締めるのに相当の努力を要した。
深く深呼吸をして、気持ちを切り替えると、夕呼は静かに電話を取った、
「……ああ、姉さん? 少し頼みたいことがあるの。可愛い妹と全地球人類のためにね」
あとがき
純夏「3!」
リディア「2!」
純夏「1!」
パイパー「状況開始!」
純夏「…これテンプレにするんですか?」
パイパー「知らん、そんなもん書いてる本人に聞け」
純夏「……き、気を取り直して、UNLuck・ラジオは~じま~るよ~♪」
パイパー「ところでリトヴァク少佐はどうした」
純夏「…その、また出番なかったって拗ねてて」
パイパー「あったじゃないか、冒頭の方に」
純夏「あんなの出番じゃないって…出たのは機体だけだし」
パイパー「私もそうなんだが、そこんところを理解しとるのか奴は?」
純夏「大佐はいいじゃないですか! これらから嫌でも出番あるんだから」
パイパー「貴様も一応レギュラーキャラだろ」
純夏「こないだ、作者が、可愛い純夏や可愛い女性キャラは他の作品で見れるし、ぶっちゃけ女動かすのメンドイって、言ってました」
パイパー「・・・・」
純夏「お願いですから、何か言ってください」
パイパー「UNLuck・ラジオでは、諸君ら忠勇なる読者諸氏の質問のお便りを募集している。
読者諸君の疑問や質問に答えつつ、感想をもらおうと言う作者の浅知恵だが、どうか付き合ってやって欲しい!」
純夏「う~~、無視して続けないでくださいぃぃぃ」
パイパー「それでは諸君、また会うときまでに健勝なれ! ジークジオン!!」
純夏「じ、じーくじおん(な、流された…)」
ええ、皆々様大変にお待たせいたしました。本作品もついに本編20話目を迎えまして、皆様のご愛顧を心より感謝申し上げます。皆様、いつも読んでくださりありがとうございます。改名はいたしましたが、これからもご愛顧いただけるようお願い申し上げます。