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No.4242の一覧
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[4242] とーたる・オルタネイティヴ
Name: よんごーごー◆62e7070d ID:cfc394f6 次を表示する
Date: 2008/09/20 18:32
とーたる・オルタネイティヴ




第1話 ~かみさまはやっぱりぼくがきらい~




これでもう、何度目のループなんだろう。
覚えている分だけでも両手両足の指の数じゃあ足りない筈だ。
これまで、俺に出来る事は何だってやってきたはずだ。

……ホントもう勘弁してください……

そんな、俺こと白銀武の心の叫びを誰かが哀れに思い、慈悲でもかけてくれたと言うのか?

―――今回のループは一味違っていた。





2001年10月22日

―副司令執務室―

「それじゃあ、あんたは本日付をもって207B訓練小隊に配属という事にしておくわ」

「……わかりました」

本来であれば、訓練生など飛び越して一足飛びに任官させて貰うよう願うべきなのだろう。
だが、この時俺はホント絶望のどん底だったのだ。
心境としては20年勤めた会社をある日突然リストラされました、とかそのくらい。
いや、俺は18歳(自称)だからそんな心境分からないんだけど。

とにかくそんなわけで、任官とか人類の未来とか、どうでも良いという心境だったのだ。

―――今くらいは良いだろう?

「今の時間ならグラウンドで訓練している筈よ。
 IDなんかは後で届けさせるから、顔出しでもしときなさい」

「そうします」

執務室を出た俺はトボトボと情けない足取りでグラウンドへと向かう。
正直、冥夜達には顔を合わせ辛い。何を隠そう前のループでは、俺は誰よりも早く死亡してしまう羽目になったのだから。
……正直、あのときの事は思い出したら穴の中に隠れたくなる。

―――訓練だからと調子に乗って曲芸飛行とかやらなきゃよかった……

考えようによっては、任官せずにかえって良かったのかもしれない。前の世界であんな死に方やらかした俺が、どのツラ下げて上官として振舞うのかと思っていたから。
ああいや、でも任官していれば少しの間は冥夜達に会わずにすむ。
……でもそうなったら今度は伊隅大尉達と顔合わせなきゃならんしな……

乱れに乱れる思考と格闘していても、いつかは必ずグラウンドへとたどり着く。

―――だが、俺はグラウンドでありえないものを見る。……いや、正確ではない。
そこには、在るべき筈の者が無く、全く知らない者達が存在していたのだ。






―――かみさま、そんなにぼくがきらいですか―――





「207B訓練小隊、集合!」

俺とまりもちゃんの傍に駆け寄ってくるしらないひとたち。
ヨーロッパ系の白人らしき女の子が三人。
南アジア系の浅黒い肌をした小柄な女の子。
そして、明らかに日本人であろう女の子。

―――初めの衝撃から立ち直って、改めて見てみるとなかなかの上玉揃い。
まさに、メンタンピン、イーペー、ドラドラ。
うん、跳ねてます。
……主に俺のムスコが。

―――相変わらず元気だね、マイサン。
まあ、しょうがない。だって、ノーブラのタンクトップに汗がうっすらと滲んでちくb……いや、なんでもない。

ともすれば前屈みになろうとする身体を必死に宥めつつ、自己紹介が進む。

篁 唯依
クリスカ・ビャーチェノワ
イーニァ・シェスチナ
タリサ・マナンダル
ステラ・ブレーメル

というのが、彼女達の名前らしい。

……というか、さっきからビンビンと感じるこの殺気はどういうこと?
視線の主は、たしかクリスカとかいう白人。あと、タリサとかいうチョビ。

―――おれなにかした?

対照的なのがイーニァとかいう子だ。目が合ったらにっこりと微笑んでくれました。
……えぇ子や……!彼女は207Bの癒し系マスコットに満場一致で決定しました。

―――まあ、冥夜たちがどうなったのか、と言う気掛かりはあるが、これはこれで面白そうだ。
少なくとも退屈だけはしないだろう。





紹介が終わった後、まりもちゃんは一緒に食事でもして親睦を深めろ、と言ってくれたのだが、俺は泣く泣くそれを断り、急いで副司令室へと向かった。
何のためかと言うと、彼女達の経歴を知るためだ。
真面目な話、冥夜達がおらず面識の無い人物がここに居ることに何か意味があるのかもしれないと思い、得られる情報は全て入手しておきたかったのだ。
―――あ、ちなみにこの事は先生には伝えてません。うまいことごまかして経歴書だけ貰ってきました。
―――俺だって、駆け引きくらいは心得ているんだよ?
この事は胸の内に秘めておいた方が良いと俺の勘がそう言っていたんだ。
……あとで、霞を買収しておかなきゃな。度重なるループで鍛えたこの人生経験!
炉利っ子の一人や二人、言い含めるなんざ楽勝ダゼ……!!

……それはさておき、この夕呼じるしの訓練生データ、ぶっちゃけ凄いです。
何が凄いってその情報量。
……ある程度詳しく載っているだろうなとは予測していたのだが、まさかスリーサイズはおろか男性経験、恋愛経験の有無まで書かれているとは思わなかった。
どうせ作成は鎧衣課長あたりだろうな。あの人ならノリノリでそういうことやりそうだし。

とりあえず、PXへと向かいながら経歴書を読み進める。





篁 唯依
本来であれば、帝国斯衛軍で黄色の武御雷が与えられる資格を持つ、由緒正しい武家の生まれらしい。
へえ、親父さんを亡くしているらしい。……気の毒にね。

性格は……国粋主義的な傾向があり。あと、極度の自省癖、か。
訓練部隊は外人ばっかだから苦労してるんだろうな。俺が癒してやらねば。

だが、問題はそんな事にあるのではない。マル秘と書かれた、彼女のあんな事実やこんな事実にこそある!
スリーサイズ……ふむ。良いものもってやがる……!けしからんな。
恋愛経験……なし!……ふっ、大義は我にあり!





クリスカ・ビャーチェノワ
ソビエト連邦からの出向で第三計画の関係者。どのように関っていたのかは塗り潰されていて読む事ができない。
まあ、大方第五世代あたりの能力者とか、その辺だろう。対処法は心得ているし、本当に知りたい事はそんな事ではない!

マル秘情報その1、スリーサイズ……くっ、連邦のちちは化け物か……!
その2、恋愛経験……なし!……なんともったいない。そのちち、決して無駄にはせんぞ!





イーニァ・シェスチナ
クリスカと同じソビエト出身。クリスカに対する極度の依存……か。おそらく彼女の生まれと能力に関係しているのだろう。
過酷な状況下で、クリスカただ一人が味方であったのか。……くそ、霞と重ねてしまう。
ええい、折れるにはまだ早いぞ!白銀武!

マル秘その1!……スリーサイズ……うん、まあ一部の層には根強い人気があるんだろうね。次行こう。
その2!恋愛経験当然なし!……ふっ、一人はいやなのだろう?心配するな、クリスカとまとめて相手をしてやろう。
俺様は同時に三人までなら大丈夫!





タリサ・マナンダル
ネパール出身で山岳民族グルカ族、か。確か、インドと中国の間の国だったな。
彼女も国土をBETAに追われてきた、ということか。優秀な戦闘民族だから、相当な覚悟を持っているんだろうな。

おまちかねのスリーサイズ!……つるぺた?……これで、『もじゃぺた』とかだったりしたら流石の俺もびっくりだな……。
恋愛経験は……やはりなしか。まあ、『つる』だろうが『もじゃ』だろうが俺に任せておけ!





ステラ・ブレーメル
スウェーデン出身か……。彼女も、国土奪還が悲願なんだろうな。
一見クールだが家庭的な一面も持ち料理が得意。何気にポイント高いぜ!

さて、と。スリーサイズは……たわばっ!くそっ、これであの強化装備を着用すると言うのか……!
冥土の土産につんつんさせてくれ!
れ、恋愛経験は……ステラ、おまえもか……。まかせろ、意外とお前のようなタイプは年上で包容力のある男に弱いと見た。
俺様のおとなちから、見せてやろう……!





経歴書を読み終え、顔を上げた俺は、たぶんすっごく良い笑顔をしていただろう。

―――ぜんりゃく、かみさま。
さっきはひどいこといってごめんなさい。
これは、あなたのぼくにたいするごほうびだったんですね?

わかりました。このごほうび、けっしてむだにはしません!
つぎのるーぷにいくまえに、かならずおれいにうかがいます。





―――かみさま、またまたごめんなさい。
どうやら、早速やっちまったようです。どうやら俺は、知らぬ間にうっかりスキルなどと言うものを習得していたらしい。
夢中で経歴書を読む内にPXまで来ていた。それはいい。
だが、目の前にはアルビノで、白い髪の毛を腰まで伸ばした女の子。
そして俺の手には夕呼じるしの経歴書。

この子は確か、イーニァ、と言った筈だ。一人で悦に入っていた俺をずっと眺めていたらしい。
つぶらな瞳を一杯に開き、小首を傾げている。

―――おもちかえりしちゃだめですか?……口封じ的な意味で。

「……うれしいの?」

だが、内心罵声が跳ぶものと覚悟していた俺にかけられた言葉は、予想外のものだった。
俺はいやな汗をかきながらもどうにか返事を返す。

「……まあ、嬉しいといえば嬉しいかな。
 そんな事より、もしかして、見た?」

イーニァは俺の問いには応えず、トコトコと近寄り俺の手を取った。

「たけるは、やさしいね。……それに、ほんとうはとてもかなしいひと」

俺は、衝動的に彼女の手を払いのけようとして、うっかり彼女の目を見てしまいそれを果たせなかった。
―――彼女の目に、涙が浮かんでいたから。

どうやら俺の本日最大級のうっかりは、彼女がおそらくはESP能力者だと感付きつつもなんら対策をとらなかったことに在ったらしい。
それも、彼女はかなりレベルの高いリーディング保持者らしい。
……深層意識まで読んじまうんだから。

「なあ、イーニァ。……俺の心は、みんなには内緒にしておいてくれないかな?」
「……クリスカにも?」
「ああ、クリスカにもだ。……俺とお前だけの秘密だ……できるか?」
「うん、わかった。……やくそく」
「うん、約束だ。―――日本では、約束するときはこうやるんだ」

俺はイーニァの手をとり互いの小指を絡めた。そしてお決まりの文句。

「これで、終わりだ。……破ったら針千本だからな、気をつけろよ?」
「うん。……クリスカがまってる。もういかなきゃ」
「ああ、またな」





……予想外のアクシデントが発生したが、どうやら全てをうやむやにする事に成功したらしい。
流石は俺様。恋愛原子核にレベルがあるとすれば今の俺様はSSランクだろう。
なにしろ、どうやらフラグを立てることにも成功したっぽいしね。
俺は良く知らんが、イーニァ攻略フラグとか、そんな感じ。

それにしても、先生には訓練生でいいとか言っちまったけど、これからどうしよう?
正直訓練生レベルの実地とか座学とかヌル過ぎると思うんだけど。

臨時少尉とか適当な理由付けて、空いた時間はヴァルキリーズにでも混ぜてもらおうかな。
うん、我ながらいいアイデアだ。

だが、俺はこのとき想像もしなかった。
207Bの面々が見知らぬ人間に代わっていたように、ヴァルキリーズの面々もまた同じように代わっているかもしれない、等とは。


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