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No.3960の一覧
[0] これはひどいオルタネイティヴ(ぶち壊し注意)[Shinji](2008/08/24 12:52)
[1] これはひどいオルタネイティヴ2[Shinji](2008/08/25 11:13)
[2] これはひどいオルタネイティヴ3[Shinji](2008/08/25 11:11)
[3] これはひどいオルタネイティヴ4[Shinji](2008/08/26 04:35)
[4] これはひどいオルタネイティヴ5[Shinji](2008/08/26 23:24)
[5] これはひどいオルタネイティヴ6[Shinji](2008/08/27 20:54)
[6] これはひどいオルタネイティヴ7[Shinji](2008/08/28 16:19)
[7] これはひどいオルタネイティヴ8[Shinji](2008/08/29 20:22)
[8] これはひどいオルタネイティヴ9[Shinji](2008/08/30 23:24)
[9] これはひどいオルタネイティヴ10[Shinji](2008/08/31 22:48)
[10] これはひどいオルタネイティヴ11[Shinji](2008/09/01 21:59)
[11] これはひどいオルタネイティヴ12[Shinji](2008/09/03 08:21)
[12] これはひどいオルタネイティヴ13[Shinji](2008/09/05 10:13)
[13] これはひどいオルタネイティヴ14(+用語ver1)[Shinji](2008/09/07 08:57)
[14] これはひどいオルタネイティヴ15(+伊隅戦乙女隊ver1)[Shinji](2008/09/09 12:53)
[15] これはひどいオルタネイティヴ16[Shinji](2008/09/11 14:52)
[16] これはひどいオルタネイティヴ17[Shinji](2008/09/13 17:38)
[17] これはひどいオルタネイティヴ18(+伊隅戦乙女隊ver2)[Shinji](2008/09/16 23:33)
[18] これはひどいオルタネイティヴ19[Shinji](2008/09/19 22:36)
[19] これはひどいオルタネイティヴ20[Shinji](2008/09/23 02:45)
[20] これはひどいオルタネイティヴ21(+用語ver2)[Shinji](2008/09/26 21:20)
[21] これはひどいオルタネイティヴ22(+第207衛士訓練部隊)[Shinji](2008/10/02 22:28)
[22] これはひどいオルタネイティヴ23[Shinji](2008/10/09 19:42)
[23] これはひどいオルタネイティヴ24[Shinji](2008/10/23 01:55)
[24] これはひどいオルタネイティヴ25[Shinji](2008/10/31 02:49)
[25] これはひどいオルタネイティヴ26[Shinji](2008/11/22 04:34)
[26] これはひどいオルタネイティヴ27[Shinji](2008/11/25 18:05)
[27] これはひどいオルタネイティヴ28[Shinji](2008/12/14 03:54)
[28] これはひどいオルタネイティヴ29[Shinji](2009/01/11 03:35)
[29] これはひどいオルタネイティヴ30(前編)[Shinji](2009/01/17 04:11)
[30] これはひどいオルタネイティヴ30(中編)[Shinji](2009/01/21 01:11)
[31] これはひどいオルタネイティヴ30(後編)[Shinji](2009/01/28 12:16)
[32] これはひどいオルタネイティヴ31 2009/02/08 00:31[Shinji](2009/05/17 17:57)
[33] これはひどいオルタネイティヴ32[Shinji](2009/02/19 03:33)
[34] これはひどいオルタネイティヴ33[Shinji](2009/04/10 04:03)
[35] これはひどいオルタネイティヴ34[Shinji](2009/03/26 08:07)
[36] これはひどいオルタネイティヴ35[Shinji](2009/03/30 03:38)
[37] これはひどいオルタネイティヴ36(前編)[Shinji](2009/04/08 22:44)
[38] これはひどいオルタネイティヴ36(後編) 2009/04/14 04:28[Shinji](2009/05/17 17:53)
[39] これはひどいオルタネイティヴ37 2009/04/24 06:26[Shinji](2009/05/25 00:10)
[40] これはひどいオルタネイティヴ38[Shinji](2009/05/10 00:10)
[41] これはひどいオルタネイティヴ39(前編)[Shinji](2009/05/12 20:01)
[42] これはひどいオルタネイティヴ39(中編)[Shinji](2009/05/14 23:55)
[43] これはひどいオルタネイティヴ39(後編)①[Shinji](2009/05/17 05:05)
[44] これはひどいオルタネイティヴ39(後編)②[Shinji](2009/05/25 02:35)
[45] これはひどいオルタネイティヴ40①[Shinji](2009/06/01 01:54)
[46] これはひどいオルタネイティヴ40②[Shinji](2009/06/05 02:47)
[47] これはひどいオルタネイティヴ40③[Shinji](2009/06/11 02:49)
[48] これはひどいオルタネイティヴ40④[Shinji](2009/06/14 06:03)
[49] これはひどいオルタネイティヴ40⑤[Shinji](2009/07/02 03:10)
[50] これはひどいオルタネイティヴ41(前編)[Shinji](2009/07/13 01:30)
[51] これはひどいオルタネイティヴ41(中編)[Shinji](2009/07/28 19:03)
[52] これはひどいオルタネイティヴ41(後編)[Shinji](2009/08/16 04:00)
[53] これはひどいオルタネイティヴ42[Shinji](2009/08/27 00:58)
[54] これはひどいオルタネイティヴ43(前編)[Shinji](2009/09/10 23:51)
[55] これはひどいオルタネイティヴ43(中編)[Shinji](2009/09/20 09:43)
[56] これはひどいオルタネイティヴ43(後編)①[Shinji](2009/10/07 07:49)
[57] これはひどいオルタネイティヴ43(後編)②[Shinji](2009/10/10 22:26)
[58] これはひどいオルタネイティヴ44(前編)[Shinji](2009/11/11 20:38)
[59] これはひどいオルタネイティヴ44(後編)[Shinji](2009/11/17 03:24)
[60] これはひどいオルタネイティヴ45[Shinji](2009/12/04 11:35)
[61] これはひどいオルタネイティヴ46(前編)[Shinji](2009/12/07 06:52)
[62] これはひどいオルタネイティヴ46(後編)[Shinji](2009/12/20 00:54)
[63] これはひどいオルタネイティヴ47(前編)[Shinji](2010/01/26 07:13)
[64] これはひどいオルタネイティヴ47(後編)[Shinji](2010/01/29 14:19)
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[86] これはひどいオルタネイティヴ番外編②[Shinji](2009/10/15 18:11)
[87] これはひどいオルタネイティヴ番外編③[Shinji](2010/11/04 17:45)
[88] これはひどいオルタネイティヴ(登場人物+用語)[Shinji](2010/10/10 03:07)
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[3960] これはひどいオルタネイティヴ10
Name: Shinji◆9fccc648 ID:37b9b89a 前を表示する / 次を表示する
Date: 2008/08/31 22:48
これはひどいオルタネイティヴ10




2001年10月31日 午前


「ん? 今日は少し眠そうだな。」

「はい。 昨日……香月博士が五月蝿くて……なかなか眠れませんでした……」

「なるほど。」

「じゃ……またね。」

「またな~。」

「…………」


何時もの如く起こしに来てくれる霞。 もはや贅沢な目覚まし代わりだ。

最初2~3日には多少ドキドキしたけど、なんだか早くも慣れてしまった。

AFの御剣姉妹みたいな事されたら、ちょっとやそっとじゃ慣れないんだろうけどね。

そんな霞は相変わらず無表情だが、眠そうな仕草くらいは判るようになったし、
他にも変化は有るっ! "またね"からの退室に、若干タイムラグが発生しているのだ。

しかも、ピコピコと頭のアレが動いている。 これは礼を言わざるを得ないッ!!


「霞。」

「……?」

「何時もありがとな?」

「――――っ」


≪バタンッ≫


……でも、即効で退室されてしまった。

今のタイミングで声を掛けても、これ以上のコミュニケーションは難しいらしい。

よって室内に沈黙が訪れると、俺はベッドに腰掛けた姿勢でバイクに乗るような気分で言った。


「BETAが相手なら、覇王翔吼拳を使わざるを得ない。」


――――いや、例え使えても勝てませんよね。




……




…………




朝食時、まりもちゃんに速瀬の事を聞いてみると、バリバリ鍛えてやったらしい。

勿論 不知火S型には乗せてやらず、不知火同士での(強制)訓練だ。

階級は速瀬の方が高いのだが、終いには上下関係も逆転していたとの事。

ちょっと気の毒な事したかなあ……いや、むしろ速瀬の性格を考えれば復讐が怖いぜ。

今度 出会うまでには、少なくともエロスーツには慣れておかないとなぁ……


「おはようございま~す。」

「!? あ……あら、白銀じゃない。 何の用?」


何時もの様に麺類の朝食を済ませると、俺は執務室に向かった。

例の如くゆーこさんがおり、何か棚のガラスを見て両手で髪型を変化させていた。

その髪型じゃ今の以外 無理がある気がするけどな……なんで そんな事を? まぁ、いいや。

ゆーこさんはコホンッと気を取り直すのだが、何だか機嫌が良い気もする。


「えっと……不知火S型・新システム・新OSの状況が聞きたくて来ました。」

「ふ~ん。 じゃあ、順番に言ってあげようかしら?」

「お願いします。」

「まず不知火S型。 一昨日のうちに最優先で2機組むように指示しといたわ。
 長くてあと1週間もあれば、練習用の吹雪と一緒に搬入されて来る予定よ。」

「そうですか。」


訓練兵の実機はやっぱり吹雪か……まぁ、そりゃそうだろうな。

サブ射撃のシステムが出来上がって無いから、テストさえして無いんだし。


「でも、吹雪5機には頭部バルカン砲を付ける様に指示しておいたわ。
 胸部マルチ・ランチャーは機体の違いやコストの関係で拵えるのは無理だったけど、
 頭部を改造するダケなら、そんなに手間が掛かるってワケじゃないし。」

「おぉっ! 流石ですねー。」

「新しい吹雪の名前は……どうしようかしらね。」

「う~ん、吹雪F型とかで良いんじゃないんですか?」

「その理由は?」

「"元の世界"のゲームのハナシですけど"後期生産型"の意味でした。
 ま~それに胸部マルチ・ランチャーが加わればS型にでもすれば良いんじゃ無いんですか?」

「なら、面倒臭いし それで良いわ。」


かなり適当に考えたんだけどな……良いって言ってくれるなら問題無いか。

まぁ、S型より出回る事も無いだろうし、有って無い様な名前と思えば良い。

こっちの概念を考えれば、頭部バルカン砲だけでも強いとは思うんだけどね。


「システムとOSはどうですか?」

「殆どが済んでるから、タイミングは新型の搬入に余裕で合わせれるわ。」

「成る程。」

「……で、それだけ?」


個人的にはOSを先に仕上げて欲しいところだ、シミュレーターがつまらないしね。

でも……これから言う事を考えると、既に殆どを済ませて居てくれてマジ助かった……

S型と新システムが加わっても正史より遥かに仕上げるのが早いし、やっぱこの人は天才だ。


「いえ、まだあります。 B分隊の総戦技評価演習なんですが、
 11月3日から始めれませんか? 急で申し訳ないッスけど。」

「随分と気の早い話ね。」

「軍曹が言うに、欠点のチームワークは既に解消されてるみたいなんで、
 鎧衣が退院してくれば、さっさと次の段階に進んだ方が良いと思うんです。」

「鎧衣は何時戻るの?」

「明日だそうです。 だから2日に出発して3日に開始……みたいな。」

「ふ~ん……まぁ、バカンスが早まるだけね。 それで良いわよ?」

「有難う御座います。」


ありゃ? 思ったよりもアッサリOKしてくれたな~。

多分……不知火S型が予想以上に"使えそう"と判って気分が良いんだろう。

何せ伊隅以上の衛士を30秒……A-01のナンバー2を15秒で大破させたんだしな。

これで実戦で"結果"も出せば、XM3も相まって俺の事を信頼してくれるハズだ。


「ところで、あんたも行くの?」

「はい。」

「ふ~ん……」

「……?」

「ふぅ~~ん……」

「な、何ですか?」

「正直、アンタが行く必要は無くない?」

「ギクリ。」

「第一、白銀は関係無いじゃない。 別に まりもが居れば問題ないでしょ?」

「ゆ、ゆーこさんだって行くじゃないですか……」

「あたしは休暇よ、文句有んの?」

「無いです。 ……でも、B分隊の皆には行くって言っちゃったんですよ。」

「へぇ。 やる気を出させるのを口実にして、ノコノコと行くなんてやってくれんじゃない。」

「ご、後生です……連れて行ってください。」

「ふふん。 ま~良いわ、勝手にしなさい。」


……さ、流石ゆーこさんだ。 俺が8割は下心で行く事を見抜かれてしまったッ!

本気で生きたきゃXM3無かろうとシミュレーターやってろってトコロだが、
南の島に楽園が待っていると言うのに、俺はそれを見過ごすワケにはいかないのだ。

だが図星な事には変わらないので、俺は苦笑いをしながら話題を変える。


「けど……見合う働きはしますよ、新型が来たら直ぐ実戦で使わせて貰いますから。」

「……どう言う事?」

「最初"20日以内には決定的な証拠を出せる"って言いましたよね?
 "その時"が、そろそろ近付いて来ているって事です。」

「それは何時なの?」

「――――11月11日です。」

「揃ってるわね。」

「ど~してか揃ってます。」

「……で、何が起きるの?」

「佐渡のBETAが新潟辺りに上陸して来ます、結構な数で。」

「!?」

「だから、その時は俺を出撃させてください。 適当に捌いて帰って来ますから。
 もし それが外れたりしたら、俺を追い出すなり殺すなりしても構いません。」

「…………」

「ゆ~こさん?」

「……それだけ?」

「そ、それだけですけど?」

「ふ~ん……てっきりアンタの事だから、日本海の防衛ラインに、
 防衛基準体制2でも入れて~とでも言うと思ったんだけど。」


多くの衛士が死なない事を考えれば、必死にホントだとアピールして指示して貰うべきだ。

……でも、この時の俺は大人になっていた。 ゆーこさんの気持ちも理解できるからだ。

ゆーこさんに成り切って考えれば、正史ならともかく初対面で"あんな事"をした、
俺の言葉を信じるにしては、これはちょっと大きすぎる賭けだろう。


「別に良いですよ。 証拠は何もありませんから、ゆーこさんの好きにしてください。
 どっちにしろ出撃はしますから、それで俺の予知と覚悟を知って貰えると嬉しいです。」

「……そう。」

「それじゃ~失礼しま~す。」


それに何より……オルタの展開さえ知っている俺には、判っていた。

アピールしようがしまいが、予知に対する彼女の判断は決まっている……と言う事を。

俺は、そのまま考え込む ゆーこさんをそのまま、執務室を出て行った。


「(白銀……やっぱり割り切れる奴。 だったら、普段のアンタは……)」




……




…………




2001年10月31日 午後


午前に続いて、昼食後 俺は再びシミュレータールームに赴いた。

勿論 やる事はひとつ。 グヘヘヘヘッ、良い乳してまんな~。

今はこう言う冗談を考える事ができ、耐性がかなり付いてきたみたいだ。


「(し、少佐がまた見に来ているわっ!)」

「(ど……どうしよ~茜ちゃ~ん?)」

「(まいったなぁ~、流石に緊張するね。)」


そんなセクハラ発言を脳内でしながら眺めているのは、207A分隊の面々。

特に涼宮(妹)・築地・柏木の"美乳三連星"が俺の耐性を更に底上げしてくれる。

涼宮(妹)は十分スタイルが良いとは言え、他の女衛士と比べれば胸は普通な方だが、
築地と柏木……特に築地がヤバ過ぎる、最も巨乳なのは彩峰だと思ったが忘れていた。

何と言うロリ巨乳……君達は俺のオカズのネタをどれだけ増やせば気が済むんですか?

もう、こっちの世界だと履歴書で"趣味:自慰行為"って書ける自信ありますよ?

慣れていそうで何処か恥じらいがありそうな表情がたまんねぇ……右のサイドテールも斬新。

柏木もポイントガードやってるにしては乳デカ過ぎだろ、あぁ それはEXのハナシか。


「(とにかく、頑張るしか無いわ! 私達は違うって事を見せるのよッ。)」

「(そうだねぇ~。)」

「(は~っ。 最近 来た少佐が、横浜基地の質の低さに怒っていて、
 シミュレータールームで睨みを利かせてる噂は本当だったのかなぁ~?)」

「(そうみたい……お姉ちゃんの話だと、速瀬中尉をアッサリ大破させちゃったって……)」

「(う、うそぉ~っ!?)」

「(そんな風には見えないのに……最初は一人で訓練してたのもその為かぁ……)」


そう言えば此処最近、何故か訓練する衛士達の様子に違いが出てきた。

鈍い俺が違いに気付くんだから間違いない、皆がキビキビとシミュレーターに励んでいる。

なのに俺は長椅子に座って長々と視姦かよ……何と言うニート。

あっ!? や、ヤバイ……A分隊の連中が俺を見てヒソヒソと何か話している。

こうなったら逃げるが勝ちだッ! 俺は無表情で立ち上がると、スタスタとその場を離れた。

まぁ……最後に最高の訓練(?)が出来た。 A分隊よ……嫌いじゃなかったぜ、また会おうッ。




……




…………




――――夕食後。


「お疲れ様です、軍曹。」

「有難う御座いました。」

「これでもう、今のところ俺が口頭で教える事は無いですね。」

「そ、そうですか……」

「明後日には南の島に出発ですから、間に合って良かったです。
 明日は鎧衣の足りない点をB分隊 皆で補ってあげてください。」

「……わかりました。」

「あれ? 何か元気無いですね、疲れました?」

「そうでは無いんですけど……あの……」

「????」

「お……御暇な時で構いませんから、また個人的な指導をお願いできませんか?」

「そんなの全然 構いませんよ? 俺で良ければですけど。」

「ほ、本当ですかッ!?」

「もちろんさぁ☆」


嬉しかったのでキモそうな笑みで、ついOKしちゃったんだ☆、引かれなくて良かったZE。

そんなワケで……まりもちゃんと不知火S型や機動概念についての最終調整を行っていた。

少なくとも榊達に教える腕については、俺以上に適任になっただろう。 いや、元からか。

しっかし、まりもちゃんも熱心だよなぁ~。 やっぱり志が俺よりダンチだぜ。




……




…………




「御剣、頑張ってるな。」

「し、白銀少佐っ!?」


夜の訓練が終わると、俺は深夜のグラウンドにやって来た。

気配は消しながらゆっくりと。 すると白銀の情報どおり御剣が走っており、俺の姿を見て驚く。

冷静な御剣にしてはオーバー・アクションだな、実戦だともっと驚きの連続だぞ~?

あぁ……影で努力してたトコロを見られたから驚いたのかな? 天才はそう言うのを嫌うしね。


「ごめん、邪魔したか?」

「……いえ、そろそろ切り上げるところでした故。」

「しっかし、御熱心な事だな~。」

「この程度 大した事ではありませぬ。 私は一刻も早く衛士となり、
 戦場に立ちたいのです。 ……少佐のように。」


気のせいかもしれないけど、後者は小声だった気がする。

別に少佐だからって遠慮しなくても良いんだけど、そうもいかないか。


「じゃあ……何が御剣を"そうさせる"んだ?」

「それは――――」

「……?」


とにかく、このイベントでは御剣に"例の台詞"を言わせないといけない。

その後に確か白銀は恥ずかしい事を言ってたと思うけど、どんな内容かは覚えていない。

反面……御剣が毎晩 走っていると言う事さえ、白銀の口から出るまで忘れていたと言うのに、
御剣の"例の台詞"は、何となく印象に残っていたのだ。


「月並みですが、私にも守りたいモノがあるのです。」

「それは何だい?」

「この星、この国の民。 ……そして、日本という国です。」

「成る程ね。」


上官が相手なのか、オルタの時よりも畏まった雰囲気が有る。 当たり前か。

今の言葉を俺には言う権利すら無いけど、御剣が言うには様になってるなあ。

そう思って御剣を見ていると、彼女は表情を改める。 ……あれ、なんか可愛いぞ?


「……少佐。 宜しければ、貴方の守りたいモノとは何なのか、
 私に聞かせては頂けないでしょうか?」

「……っ……」


!? 俺の表情が強張る。 だって……何も考えて無かったんだもんっ!

え~と、何にしよう……"仲間"だとベタ過ぎるし、恋人だと御剣とのフラグが失われる。

適当に"少佐っぽい事"言わないとダメだな……御剣が頼り気な視線を向けて来てるし……


「…………」

「ひとつは"仲間"……もうひとつは"家族"さ。」

「……そうですか。」

「けど今は……どっちも居ないんだけどね。」

「――――っ!?」

「はははっ。 俺は……そんなところさ。」


≪――――くるっ≫


結局 俺はベタベタな事を返答し、後者のフォローを入れた。

そもそも仲間なんて元から居ないし、家族は"あっち"で健在だが"こっち"に居ないと言う意味だ。

これで御剣までとは いかずとも、"少佐っぽい事"にしては及第点だろう。

だが……仲間が居ないと言う事は"友達が居ない"と同じ意味なので悲しくなってしまった。

その為、ちょっと目が潤んでしまったみたいなので、視線を逸らしてしまうと――――


「……っ!!」


≪――――どっ≫


「み、御剣!?」


情けないから逃げようかな~と思うと、何故か御剣がタックルしてきた。

いやいやいや、抱き付かれたんだって! 何ですかこのイベント、聞いてませんよ!?

……と言うか、おっぱいがぁ……おっぱいが当たっているッ!!

思わず体を強張らせる俺。 必死に別の事を考えて、下半身に集まる熱を抑える。


「申し訳ありませんッ!」

「ぇあ?」

「少佐の御気持ちを考えず……無粋な事を言ってしまいました……!!」


≪――――ぎゅっ≫


「……!!」

「……お許しくださいッ。」


なんだ御剣……友達の居ない俺をこんなに気遣ってくれるなんて、なんて良い娘なんだ。

更に おっぱいを押し付けられた時は、もう襲おうかと思ってしまったが、
必死に冷静になると今の言葉に感動してしまい、逆に性欲が抜けてゆくのを感じた。

"許すが良い"じゃなくて"お許しください"なんだなと、意味の無い事も考える余裕もできた。

だが……未だに乳が当たっている事には変わり無い。 俺は硬い表情で静かに口を開く。


「いや……気にするな。 とにかく、離れてくれ。」

「!? し、失礼致しましたっ!!」


そうです、離れてください。 慌てて飛び引かれたのが、ちょっとショックだったけどね。

まぁ~俺を慰めてくれたダケだって言うのに、襲っちまったら元も子もないからな~。

でもなんか御剣の顔が真っ赤な気がするんですけど……暗くて良くわかんねェや。

さっき心臓もバクバク鳴ってたみたいだし、きっとランニングで疲れてたんだろうね。

それはそうと……上官として、慰めてくれた礼を言わなくてはならない。

御剣の魅力にも、これ以上負けてはいられない。 ここは視姦による訓練の腕の見せ所だ。


「……御剣。」

「は、はい?」

「ありがとう。」


≪――――ギュッ≫


「……!?」


俺はドキドキしながらも顔には出さず、御剣に近寄ると静かに抱きしめた。

ついさっき言った事と、今の行動が矛盾しているが、気にしないで下さい。

それはそうと正面から当たってる……当たってるんだが、
ここで勝たなくては、遥かに刺激の強いエロスーツにも負けてしまう。

礼のついでに抱きしめてしまってはいるが、理由として"もう一つ"の目的があった。


「……お前の守りたいモノが、守れるのを祈っているよ。」

「し、少佐……」


≪さわっ……≫


「(計画通り)」

「――――っ!?」


キザっぽい事を言いながら、俺はドサクサに紛れて御剣の髪を触った。

……そう! 目的とは、この変な髪形がどうなってるか触ってみたかったからだ。

う~む……一言でいえば普通。 元ネタのG●-02みたいに硬いと思ってたんだが……

恐らく奇跡が100回くらい重なって、このようなクセッ毛になったのだろう。

神様も髪型に奇跡を起こすぐらいなら、さっさと鑑を救ってやれよと思うんですけど。

そんな事を思っていると、御剣はカタカタと震えているようだ。 ――――むっ?

いかんいかん、そうだった! ピアティフちゃんみたいに尻を触る前に離れよう。


「…………」


≪――――ぱっ≫


「あっ……」

「それじゃ~御剣。 また明日な?」

「は、はいッ。」


……御剣は敬礼をして見送ってくれた。 とっても良ぇ娘や!!




……




…………




≪御剣も、いずれ解る。≫


「……白銀少佐……お許しください……私は、浅はかでした……」


≪誰にでも……失いたくない"モノ"があるのさ。≫


「……っ……お許し……ください……」


……その夜、何故か涙を拭いながら自室に戻る、御剣が目撃されたようだ。

あれ? あいつ影で努力してるトコロを見られるのが、そんなにショックだったのかッ?

珠瀬と言い御剣と言い、原作と違って変な設定が隠されてるモンだな~。


「(……冥夜様……一体、あの男は……?)」




……




…………




「折角だから、俺はあのおっぱいを選ぶぜ!!」


……さてさて、無事にイベントを終えた俺は、達成感を胸に自室へと戻っていた。

そしてベットに潜る中……思い出しまするは、御剣のおっぱいの感触。

"美乳三連星"のおっぱいズも素晴らしかったが、流石に生の感覚には敵うまい。


≪し、少佐ッ……何故、このような事ばかり……?≫


≪五月蝿い! お前は黙ってパイ擦っていれば良いのだァ!≫


――――だから 今夜も御剣をオカズに、つい犯っちゃったんだ☆


えっ? 毎晩毎晩、いい加減にしろだって? おまっ……仕方無いだろッ!?

俺が日中どれだけ我慢してると思ってるんだ!? 勘弁してくださいッ!!(涙)




●戯言●
美琴登場まで書く予定でしたが、冥夜とのイベントに行数を食ってしまったので以後次回。
ちなみに(馬鹿)主人公は人を苗字で呼ぶ癖があります。先生や軍曹のように年齢が近かったり、
社のように霞と呼んでもOKと言われれば名前で呼びます。(純夏は必須なので最初から名前)


●皆が白銀(馬鹿)をどう思っているのか●
副司令:????
ウサギ:????
軍 曹:尊敬できる上官
オペ娘:放って置けない
御 剣:尊敬→謙遜
 榊 :信頼できる上官
彩 峰:理想の上官
珠 瀬:格好良い上官
伊 隅:謎の上官
速 瀬:ギャフンと言わす
涼宮姉:興味ある上官


●追記●
同時23時頃、冥夜云々で矛盾点が有ったので修正しました。申し訳ないorz
彼女が深夜に毎晩走っていた事は、白銀本人に聞いたと言う事に変更しました。


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