これはひどいオルタネイティヴⅡ 原案とても御無沙汰しております、最新話の投稿では無くて申し訳ない。今後、RPGツクールで作成しようと思っているフリーゲームの原案です。【あらすじ】マブラヴ・オルタネイティヴの世界の白銀武に憑依してしまった主人公(28)だったが、肖りとか原作知識とかで彼なりに色々と頑張った結果、無事に純夏と結ばれる事ができ、原作のキャラ達を誰一人死なせる事なく『桜花作戦』を成功させるに至った。多くの女性キャラのフラグを建てていたので、めっちゃ名残惜しいがコレで元の世界に帰れると思いきや、あら不思議、白銀武の肉体は消える事無くオルタの世界に留まっていた。原作でも有ったっぽい光に包まれていた時、幻覚かもしれないが、現実世界で自分の姿で年始に自宅でゴロゴロしている様子が見えた気がしたので、それなら元の世界の家族を心配させていないと確信した彼は、改めてオルタ世界で生きてゆく事を誓った。それに対して、泣くのを我慢していた純夏と霞が大喜びしたのは言うまでもない。その後、主人公は自分にケジメを付ける為に、神宮司まりも・篁唯依を始めとした、共に戦った仲間達に、自分の秘密を暴露した。自分は18歳の白銀武ではなく、本来の精神は28歳の別の人格であり、しかも死ぬ度にループしまくっていて、自分でも良く分からない存在になっている事を明かしたのだ。正確には『因果律量子論』が関わっているのはさて置き、本来死人だったにも関わらず『BETAに捕まっていたが奇跡的に逃げ延びた』等と彼女達を騙していた事には変わりなかったが、全員のヒロインたちが主人公の境遇に同情してくれ、かつ諦めずに人類の勝利に貢献してくれたのを心より感謝してくれた。唯依や冥夜の様な実長な人間は更に惚れ直し、まりもに至っては、実は年齢が近かった事で、年上を気にして距離を置こうとしていた事を思い直させるにも至った。ついでに参戦直後に大活躍した純夏も便乗して、自分が人間ではない事をカミングアウトしたが、『量子電導脳』と言われてもパッとしないし、各々の評価は良い意味で変わらなかった。(本作の純夏は00ユニットではなく、凄乃皇を操縦できるエースパイロットしてA-01に配属されていた)こうして、改めて人類の戦いが続いてゆくと思われたが……————桜花作戦の成功を機に、アメリカが大きく動いた。オルタネイティヴ計画の失敗を想定していた米国は、宇宙への離脱の準備を既に開始していたが、その莫大な資産を戦術機関連のマーケティング買収へと移したのだ。全てはBETAを駆逐した後、世界の主導権を握る為の先行投資である。そんな米国の本気に勝てる筈もなく、XM3やヴォールク・データの戦闘記録を始め、白銀武が提案した『頭部バルカン砲』や『フォールディング・バズーカ』等の数多くの版権を買収されてしまい、それは国連軍と技術開発で連携していた『帝国軍技術廠』とて例外では無かった。主人公の視点では、生き残るのに必死過ぎて予算の詳細など知る由もなかったが、実はとんでもなく切羽詰まっていた様で、改めて言われてみれば当然である。高性能な戦術機が次々と配備されたのも、主人公の部隊が突出して優秀だったからに過ぎず、特に凄乃皇に至っては値段では表せないレベルの負債となっていた。……かと言って、主人公は仲間達とBETAと戦い続ける事にした為、既存の技術のシェアは握られてしまったモノの、アメリカと同じ国連軍に所属しているので影響は少ないと思っていた。米国の戦術機部隊が買収した技術を活かし、数の暴力で大陸を蹂躙してゆくスタイルに変わった事で、どっかのニュータイプよろしく、主人公達には窓際部署に追いやられるが如く横浜基地配属の継続が決定されていたが、純夏の近くに居られる為、むしろ主人公にとっては好都合だった。(本作では横浜ハイヴが停止していないので、ODL浄化が可能で純夏が生き残っている)別に高性能機を取り上げられた訳でも無いし、たま~に温い戦場に派遣されつつ、純夏が生きてゆく為に必要な72時間毎のODLの浄化さえ行ってくれれば、彼にとっては十二分。唯依や水月など不満を口にする仲間は当然居たが、新たな兵器の開発等、BETAと直接戦う以外にも遣りようは幾らでも有るのだ。————しかし、米国は『鑑 純夏』(00ユニット)の身柄をも買収しようとした。脅威的な破壊力と防御力を持つ凄乃皇型を活かせば、数万ものBETAを容易に蹂躙できるので、米国の世界の主導権獲得に一気に近付くのだが、00ユニットの存在なしには不可能。逆に言えば、00ユニットが無ければ凄乃皇はデカいだけの役立たずなのである。(凄乃皇は桜花作戦でロストしているので、活かすには新たに生産する必要が有る)対して、権限を持つ『香月 夕呼』と純夏本人は幾ら金を積まれても断固として拒否。夕呼は『勝手を知らない者が使えば直ぐに機能停止するので、想定以上に苦戦した際の切り札として使うべきだ』と訴え、純夏も理不尽な戦闘や事故が原因で、折角巡り合えた武や仲間達と永遠に別れてしまうのは避けたかった。だが強固な姿勢を崩さない米国に対し、呆れた夕呼は国連軍に辞表を叩き付けて現在の地位を捨てた。シェアの(強制)売却で莫大な利益を得ていた夕呼には、手元の資産を全て費やせば純夏を渡さない事が出来たのだ。無論、00ユニットとしての純夏にも値段で表せない価値が有るが、重要なのは本人に従う意志が有るかであるし、夕呼にとっては初めから買収に抗える計算だったらしい。純夏がその気に成れば国連軍のシステムを無茶苦茶にする事も可能なので、米国の強行姿勢は初めから脅しに過ぎず、彼女達が認めない限りは素直に諦めるしかなかったのだ。それらによって、夕呼は国連軍を去る事となったが、主人公の選択肢も一つしかない。同じく辞表を提出して国連軍を去り、『以前の冥夜の立場』みたく横浜基地に人質とも撮れる状態で暮らす事となった純夏を、本当の意味で取り戻す戦いを始める事にした。国連軍の力を借りる事無く『何処かのハイヴ』を占領する事によって、純夏のODLの浄化を可能にするのが最終的な目標だ。一方、2人の突然の離脱に周囲は困惑したが、仲間達は事情を知ると野暮・水臭いと漏らしつつ次々と国連軍を除隊。人によっては、ある程度の準備と言う物が必要となるが、続々と合流してくれる事だろう。米国の行いに反感を持っていた帝国軍の後ろ盾も、『煌武院 悠陽』の名を元に容易に得る事ができ、チート人間とも言える夕呼と武の快進撃が始まると思われたが……ゼロから独立部隊を創り上げると言うのは、想像以上に難しいモノだった。基本的に収入は、戦術機の運用による、企業などから依頼された場所のクリアリングに加え、BETAを撃破した際の死骸から発生した資源を売却する事によって発生するが、その為にはユーラシア大陸の場所を転々としなければならず、その為の手間は語るまでもない。主人公は最初は某5121小隊っぽいとワクワクしていたが、移動やプレハブ建設に必要な人手や労力を目の当たりにして猛省する羽目となる。(余裕ができた最近になって、死骸の活かせる箇所を特定した為、相場が決定した設定とする)稼ぎ頭の戦術機にしても、最初に運用できるのは帝国軍が譲ってくれた撃震がたったの2機のみ。しかも、XM3や頭部バルカン砲などは買収されてしまったので、帝国軍に所属している以上は購入しなければ使用できず、新たな技術を開発しようにも資金が圧倒的に不足していた。純夏のODLの浄化の費用も発生するが、それは夕呼が内職で得た報酬によって賄われており、悠陽や巌谷中佐も『もしもの時は資金を提供する』と公言してくれてはいるが、既に様々な支援を受けているので、そこまで甘える訳にはいかないと言うのが総意だ。所謂、完全にゼロからのスタートとなるが、主人公としてはRPGの冒頭と思えば割と希望の有るスタートと言え、やはりヒロイン達を良い意味で勘違いさせるのだった。【システム】簡単に述べると、各地を転戦してBETAを倒しまくって資金を稼いでゆき、戦術機を増やしたり新しい兵器を開発したりして部隊を大きくして、自力でハイヴを制圧するのを最終目標とするRPGとなります。当然BETAが相手となりますが、設定的に攻撃を一発でも受けたら絶対に助からないので、HP=推進剤となり、敵の攻撃は全部回避しているのを基本とします。また、防御=機動性(1回の回避で推進剤が減る量を減らす)、素早さ=回避性(敵の行動を読んで推進剤を減らさずに避ける確率を増やす)となり、HP=推進剤がゼロに成ったらパイロットは事前に脱出して必ず生還します。また、アクティブ・タイム・バトルの場合は戦術機によって回ってくるターンが速くなりそうです。(撃震は遅めだが、吹雪や不知火は普通、ラプターは早い、武御雷はめっちゃ早い、など)この強引な設定は、夕呼先生が米国に買収されずに残しておいた、武の提案で純夏と極秘開発していた00ユニットを活かした最先端の技術であり、純夏は横浜基地で主人公達の戦闘を常にモニタリングしている為、推進剤が尽きて戦術機から切り離されて脱出する『改造されたコックピット』を、ラザフォード場で戦闘域を出るまで保護してくれます。勿論、00ユニット=純夏のチートが無なければ何の意味もない技術ですが、極めて便利だと思っており、この二次創作では今更此処まで来て誰も死んで欲しく無いので、この様な形で利用します。様々なRPGでの『部隊が大きく成ってくれば全員で蹂躙すれば良いじゃん』とかの疑問も、設定で純夏の保護できる人数を強引に決めれば、例えば常に4機編成だとしても納得できると思います。しかし原作的に、戦闘中は推進剤や弾薬を増やす手段は殆どなく、推進剤が尽きて脱出したら同機が復帰するのはまず不可能になるので、BETAが相手と言う事で連戦を強いられる仕様上、バランスとしてはなかなかシビアになる予定です。また『これはひどいオルタネイティヴ』に置いて、純夏以外で主人公に好意を持っているキャラは多いので、物語が進めば他のヒロイン達とのラブ・シーンが発生します。(この作品に置いて、純夏は他のヒロイン達の武に対する好意は必然だと思っている設定です)生憎人数が多すぎますが、絵師さんにskebみたいなので依頼して少しづつ描いて頂く予定です。【序盤の登場キャラクター】■白銀 武■主人公。元国連軍少佐。現在は帝国軍臨時少佐。及び帝国軍・特別遊撃小隊・隊長。ソリッド・スネークが如く伝説の天才衛士と呼んでも過言では無い人間だったが、ループしていた『原作白銀』の能力は失われてしまっている。RPG冒頭の典型・システムの都合とも言えるが、それでも謙虚な人間性から周囲の信頼は厚い。(ヒロインによっては、不調なのに撃墜されないからと無理して戦っていると思われる)夕呼先生があんな性格なので、半分強引に押し付けられた形の、小隊のトップである。基本的に喋らない主人公にする予定です。(スキルを使ったりしたら肖りテキストは有るかも)彼の偉業は義理の妹である唯依を通してユウヤ・ブリッジスの様な人間にも伝わっている。■香月 夕呼■元国連軍少将。現在は帝国軍臨時大佐、及び帝国軍・特別遊撃小隊・司令官。特別遊撃小隊の縁の下の力持ちに加えて、純夏の維持費を稼ぐ為に内職ばかりしている。(ODL浄化の際に得た情報を流せば無償で良いと言われているが、それは拒否している模様)今回はあまり頼る事が出来ないが、予算に余裕が出来れば兵器の開発に動いてくれるようになる。それでも、原作の地獄のハードワークよりは遥かにマシな状況みたいであり、新しい生活をそれなりに楽しんでいたりする。一日の平均睡眠時間は、何と原作の頃に比べて4時間も伸びた。■篁 唯依■元国連軍臨時中尉。現在は帝国斯衛軍中尉、及び帝国軍・特別遊撃小隊・隊員。初期メンバー。ゲーム開始直後の状況説明や、初戦闘でのアドバイスをしてくれる役割。まだまだ小隊の規模が小さいので(システム的に)ヒロイン達の合流が遅れる中、桜花作戦の終了直後からも、ずっと武の傍で彼を支え続けていた献身的な女性。全てが白紙に戻ったスタートと成りながら、彼と共に戦える事に誇りを感じている。■神宮司 まりも■元国連軍中尉。現在は帝国陸軍臨時中尉、及び帝国軍・特別遊撃小隊・隊員。初期メンバー。結果としては嬉しかったが、訳も分からず夕呼先生に連れて来られた被害者。武と実の年齢が近かった事に喜んでいながら、隙あらば夕呼先生に色々と手伝わされるので特に武との関係は進展していない。戦術機が2機しか無いので、冒頭はプレイヤーの好みで主に唯依と彼女の何方かを乗せるかを選ぶ事に成る。■社 霞■元国連軍臨時少尉。現在は帝国軍臨時少尉、及び帝国軍・特別遊撃小隊・所属。初期メンバー。夕呼先生の手伝いができる数少ない天才なので、強引に連れて来られた。兄の様な存在として慕う武の傍に居られて嬉しいが、横浜基地から動けない純夏に対して後ろめたさも感じている。ゲーム的にどんな役割を担わせるかは未定だが、キャラ的にゲーム進行のヒントを教えてくれるとかが良いかも。システム的には誰も死なないので、複座型を開発できれば戦闘に参加させる事も可能かもしれない。■イリーナ・ピアティフ■元国連軍臨時中尉。現在は帝国軍臨時中尉、及び帝国軍・特別遊撃小隊・所属。初期メンバー。PT編成や補給などの窓口を担当してくれるキャラの予定。夕呼先生が引き抜こうとする前に国連軍に辞表を提出していたりと、地味に行動力が有る。活動開始して間もない武が死に物狂いで訓練していた様子は、彼女の心を大きく動かしていた。■鑑 純夏■国連軍少尉。メインヒロイン。72時間ごとのODLの浄化がネックで横浜基地を動けないが、それで得たBETAの位置情報を提供してくれたりと、特別遊撃小隊を陰で支えてくれている。繰り返すが設定上『横浜基地から離れられない』のが本当に悔やまれる。操るべき強力な兵器とエネルギーが無ければ普通の少女な為、初期メンバーとしても使いたかった。逆にゲームが最終段階になると、専用の兵器でオルランドゥの如く大暴れしてくれるだろう。ちなみに、武達が戦闘をしていない時は、PXで京塚のオバハンの元で元気に働いている。