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No.3960の一覧
[0] これはひどいオルタネイティヴ(ぶち壊し注意)[Shinji](2008/08/24 12:52)
[1] これはひどいオルタネイティヴ2[Shinji](2008/08/25 11:13)
[2] これはひどいオルタネイティヴ3[Shinji](2008/08/25 11:11)
[3] これはひどいオルタネイティヴ4[Shinji](2008/08/26 04:35)
[4] これはひどいオルタネイティヴ5[Shinji](2008/08/26 23:24)
[5] これはひどいオルタネイティヴ6[Shinji](2008/08/27 20:54)
[6] これはひどいオルタネイティヴ7[Shinji](2008/08/28 16:19)
[7] これはひどいオルタネイティヴ8[Shinji](2008/08/29 20:22)
[8] これはひどいオルタネイティヴ9[Shinji](2008/08/30 23:24)
[9] これはひどいオルタネイティヴ10[Shinji](2008/08/31 22:48)
[10] これはひどいオルタネイティヴ11[Shinji](2008/09/01 21:59)
[11] これはひどいオルタネイティヴ12[Shinji](2008/09/03 08:21)
[12] これはひどいオルタネイティヴ13[Shinji](2008/09/05 10:13)
[13] これはひどいオルタネイティヴ14(+用語ver1)[Shinji](2008/09/07 08:57)
[14] これはひどいオルタネイティヴ15(+伊隅戦乙女隊ver1)[Shinji](2008/09/09 12:53)
[15] これはひどいオルタネイティヴ16[Shinji](2008/09/11 14:52)
[16] これはひどいオルタネイティヴ17[Shinji](2008/09/13 17:38)
[17] これはひどいオルタネイティヴ18(+伊隅戦乙女隊ver2)[Shinji](2008/09/16 23:33)
[18] これはひどいオルタネイティヴ19[Shinji](2008/09/19 22:36)
[19] これはひどいオルタネイティヴ20[Shinji](2008/09/23 02:45)
[20] これはひどいオルタネイティヴ21(+用語ver2)[Shinji](2008/09/26 21:20)
[21] これはひどいオルタネイティヴ22(+第207衛士訓練部隊)[Shinji](2008/10/02 22:28)
[22] これはひどいオルタネイティヴ23[Shinji](2008/10/09 19:42)
[23] これはひどいオルタネイティヴ24[Shinji](2008/10/23 01:55)
[24] これはひどいオルタネイティヴ25[Shinji](2008/10/31 02:49)
[25] これはひどいオルタネイティヴ26[Shinji](2008/11/22 04:34)
[26] これはひどいオルタネイティヴ27[Shinji](2008/11/25 18:05)
[27] これはひどいオルタネイティヴ28[Shinji](2008/12/14 03:54)
[28] これはひどいオルタネイティヴ29[Shinji](2009/01/11 03:35)
[29] これはひどいオルタネイティヴ30(前編)[Shinji](2009/01/17 04:11)
[30] これはひどいオルタネイティヴ30(中編)[Shinji](2009/01/21 01:11)
[31] これはひどいオルタネイティヴ30(後編)[Shinji](2009/01/28 12:16)
[32] これはひどいオルタネイティヴ31 2009/02/08 00:31[Shinji](2009/05/17 17:57)
[33] これはひどいオルタネイティヴ32[Shinji](2009/02/19 03:33)
[34] これはひどいオルタネイティヴ33[Shinji](2009/04/10 04:03)
[35] これはひどいオルタネイティヴ34[Shinji](2009/03/26 08:07)
[36] これはひどいオルタネイティヴ35[Shinji](2009/03/30 03:38)
[37] これはひどいオルタネイティヴ36(前編)[Shinji](2009/04/08 22:44)
[38] これはひどいオルタネイティヴ36(後編) 2009/04/14 04:28[Shinji](2009/05/17 17:53)
[39] これはひどいオルタネイティヴ37 2009/04/24 06:26[Shinji](2009/05/25 00:10)
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[43] これはひどいオルタネイティヴ39(後編)①[Shinji](2009/05/17 05:05)
[44] これはひどいオルタネイティヴ39(後編)②[Shinji](2009/05/25 02:35)
[45] これはひどいオルタネイティヴ40①[Shinji](2009/06/01 01:54)
[46] これはひどいオルタネイティヴ40②[Shinji](2009/06/05 02:47)
[47] これはひどいオルタネイティヴ40③[Shinji](2009/06/11 02:49)
[48] これはひどいオルタネイティヴ40④[Shinji](2009/06/14 06:03)
[49] これはひどいオルタネイティヴ40⑤[Shinji](2009/07/02 03:10)
[50] これはひどいオルタネイティヴ41(前編)[Shinji](2009/07/13 01:30)
[51] これはひどいオルタネイティヴ41(中編)[Shinji](2009/07/28 19:03)
[52] これはひどいオルタネイティヴ41(後編)[Shinji](2009/08/16 04:00)
[53] これはひどいオルタネイティヴ42[Shinji](2009/08/27 00:58)
[54] これはひどいオルタネイティヴ43(前編)[Shinji](2009/09/10 23:51)
[55] これはひどいオルタネイティヴ43(中編)[Shinji](2009/09/20 09:43)
[56] これはひどいオルタネイティヴ43(後編)①[Shinji](2009/10/07 07:49)
[57] これはひどいオルタネイティヴ43(後編)②[Shinji](2009/10/10 22:26)
[58] これはひどいオルタネイティヴ44(前編)[Shinji](2009/11/11 20:38)
[59] これはひどいオルタネイティヴ44(後編)[Shinji](2009/11/17 03:24)
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[61] これはひどいオルタネイティヴ46(前編)[Shinji](2009/12/07 06:52)
[62] これはひどいオルタネイティヴ46(後編)[Shinji](2009/12/20 00:54)
[63] これはひどいオルタネイティヴ47(前編)[Shinji](2010/01/26 07:13)
[64] これはひどいオルタネイティヴ47(後編)[Shinji](2010/01/29 14:19)
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[86] これはひどいオルタネイティヴ番外編②[Shinji](2009/10/15 18:11)
[87] これはひどいオルタネイティヴ番外編③[Shinji](2010/11/04 17:45)
[88] これはひどいオルタネイティヴ(登場人物+用語)[Shinji](2010/10/10 03:07)
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[3960] これはひどいオルタネイティヴ47(前編)
Name: Shinji◆9fccc648 ID:37b9b89a 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/01/26 07:13
これはひどいオルタネイティヴ47(前編)




2001年12月10日 早朝


「すぅ……すぅ……」

「まただよ(笑)」


何時の間にかオナジミになってしまったが、自然と目が覚め視線を移してみると、
布団の中に"持ち前の影の薄さ"を活かして何時の間にか進入して来た霞がスヤスヤと寝息を立てている。

12月01日から始まり、まだ片手で数えられる程度の回数でしか無いが俺も慣れたモンだ。(35話 参照)

されど朝起こしたり飯を食べさせてくれるのは良いとして、何故 彼女はベッドに潜り込むんだろうか?

前者は"鑑 純夏"の脳をリーディングして浮かんだビジョンを自分が再現しようとしたからだろうが……

確か後者は原作だと ゆーこさんに命令されて遣ってたハズ。……でも俺は そんな話は聞いてないぞッ?

よって俺に話を通さなかった線が強いのかな? 彼女が潜り込んで来た その日に数式回収に旅立ったし。

でも"数式"は既に回収しているので霞が"此処"で寝ている意味が良く分からん。まぁ……眼福だし別に良いか。


≪――――ガチャッ≫


「武さん……あ、あのッ」

「お、おはようございます」

「おィ~ッス。おはよう」


そしてネボけている霞の支度を手伝いドアを開くと、出迎えてくれるのは2人の美人さん。

言うまでも無く唯依とイリーナちゃんであり、霞と同様コレも定着してしまいそうな気がする。

唯依は真面目さから来てるっぽいのでともかく、イリーナちゃんが訪れているのは妙なんだが……

きっと俺を慕ってくれているんだろう、何気にキス☆もしてるし。……すみません調子こきました。


「今日は霞も朝飯を ど~だ? 忙しくなかったらで良いけど」

「大丈夫です……私がするべき"明日"への仕事は殆ど終わっていますから……」

「だったら決まりだな」

「はい、お兄さん」

「……ッ!?」(ドキュン)

「(お、お兄さん!?)」×2


――――ちちちちょっと霞、何を言っているだァーッ!? 激しく動揺したが相変わらず顔には出てない俺。


「霞」

「は、はい?」

「ゆーこさんに何か言われたか?」

「いえ特には(……私が篁さんの思考を読んだダケですし)」(25話 参照)

「そっか~」


≪社。数式の回収は終わったけど、これからも白銀の所で寝たければ好きにしなさい(……靡けば儲けモノね)≫


「……(何か嗾けられた様な気はしましたけど)」

「まあ、お兄さんって呼びたきゃ好きに呼んで良いぞ? 変な誤解されるのは御免だけどね」

「あ、有難う御座います」

「別に礼なんて良いって。……じゃあ、2人とも行こうか~?」

「はいッ」×2


≪まぁ、細かい事は気にしなくて良い。 とにかく"呼ばれた"からには純夏を助ける。
 そんでもって、BETAをやっつける! ……だろっ?≫(5話 参照)


「(相変わらず白銀さんは、優しくて冷静な人……でも、やっぱり私には魅力が……残念です……)」

「(社の言葉に対する武さんの反応……彼の言った通り、彼女は武さんの妹みたいな存在なのね)」

「(白銀さんの部屋を訪ねてしまうようになったけど……何も言われないという事は構わないのかしら?)」


……まさか、このタイミングで霞に"お兄さん"と呼ばれるとは予想外だったぜッ。萌え殺す気ですか?

されど唯依とイリーナちゃんも居るので、今は兄貴風を吹かせて霞の頭を撫でたり出来そうな空気じゃない。

今後2人で遊んだ時に十分モエモエする事にして、既に待っていると思われる まりもちゃん達と合流しよう。
(ちなみに まりもちゃんはトライアルに参加する元B分隊の指導が残って居るので午後は空いていないらしい)

そんなワケで自然とライト・フレア・ブリザに妹分 改め社 霞を紹介する事から始めようとしたんだけれども。


「た、大将。その娘は どちらさんで?」

「霞~ッ。自己紹介」

「はい……初めまして……社 霞です」

「(ど、どうして こんなに可愛い……いえ幼い娘が横浜基地に……?)」←ライト

「!?!?」

「……って、どうしたのよ? ブリザ」

「かッ、可愛い……!!」


≪――――がばぁっ!!!!≫


「ブリザ少尉ッ?」

「あが~っ」


……ブリザにとって霞の可愛さはツボだったらしく、イキナリ抱き付いてしまうハプニングが有った。

コレは自重しろと言いたいトコロだが、俺も"本当の意味"で霞の姿を初めて見たら同じ事をしたかもしれん。

また正気を取り戻したブリザは顔を真っ赤にして恥ずかしがっていたので、特に責める事はしなかった。

そんな彼女も背丈は涼宮(妹)と同じ位とは言え、しっかり霞の顔を胸で挟んでいたので侮れないぜッ!!




……




…………




2001年12月10日 午前


朝食を終えると霞&イリーナちゃんと別れ、俺達8人はシミュレータールームに集まっていた。

メンバーは俺・唯依・まりもちゃん・ウォーケン姉妹・米軍3人娘となっており、今後お馴染みとなるだろう。

何気に元B分隊も別の場所で自主訓練中。明日のトライアルに備えて まりもちゃんが与えた課題を行っている。

さて置き。今現在は正面のライト・フレア・ブリザは勿論の事、俺と左右の篁&まりもちゃんも強化装備姿だ。

正面の3人は距離があるのでともかく、左右の2人は真横に居るので女の色気がヒシヒシと伝わってくるZE。

んで……今から何をするのかと言うと……大まかなライト達3人の技量を測ろうと言うワケだ。主に俺が直々に。


「じゃあ、早速 君たち3人が"どれ位"かを試させて貰うよ」

「――――はっ!」×3

「そうだな……先ずは一人づつ俺が相手をしよう」

「えぇっ!?」

「大将が直々に? そりゃ有り難いですけど……」

「し、勝負になるのかな……?」

「(確かに一理 有るわね)」

「(私も30秒 持たなかったし……ハァ)」

「はははっ、大丈夫だよ。俺はXM3無しの撃震に乗るから、不知火S型とだと勝負にはなるだろ?」

「そう言う事ならば……」

「ま、負けないように頑張りますよ!」

「き……緊張します」


相変わらず熱血なのか小心者なのか良く分からない反応をする3人だけど、俺も十分に緊張している。

何せ一人の相手をしている時に6人のギャラリーの目に入るのだッ。しかも誤って負けると恥ずかし過ぎる。

よって撃破されても何とでも言い訳の利く"撃震"を選択するまで落ちぶれた俺を、どうか許してください。


「武くんは撃震を選択……ねぇ、姉さんコレって~」

「一昨日のデータ掲示に続いて、彼女達の常識を根本的に覆すつもりのようね」

「う~ん……テクニック次第では旧OSの撃震でもXM3仕様の不知火S型を撃墜できるって?」

「えぇ。機体の性能は間違いなく重要だけど、彼の生み出した新たな機動概念は体でも経験しないとね」

「カラダで体験……何だか卑猥な響き」

「馬鹿な事 言うんじゃないの。あと流石に今は"くん付け"は止めなさい」

「は~い」


――――先ずはライトが相手になる様に指示すると彼女は筐体の中へと入ってゆき、俺も視線を背に続く。


「如何見られますか? 神宮司中尉」

「それは勝敗に ついての話ですか?」

「両方の意味で……ですね」

「勝負については不知火S型に大きな分があるでしょうが、少佐の意図は解りかねます」

「そ……そうですよね」

「でも不思議と白銀さんが負けるような気はしません」

「!? 確かに性能差を考えると、S型でなくとも撃震が不知火に抗うのは殆ど不可能なのですが……」

「はい。例え撃破されても不思議には感じないでしょうが、彼なら理屈無しに何とか出来ると思えるんです」

「信頼しているのですね、武さんを」

「生憎 篁中尉ほどでは有りませんが」

「じ、神宮司中尉ッ!」

「ふふふっ。私も早く少佐と共に戦場に赴きたいモノです」

「うッ……(そ、そう言えば以前 頭を撫でて貰っていた所を……)」(36話 前編 参照)

「ともかく、今は様子を見て意図を考えるしか有りませんね」

「は、はい」

「……(きっと私達にも伝えたい"何か"有るんだわ。しっかり見る事にしないと)」




……




…………




……俺が乗る機体は撃震。不知火S型と比べてしまえば( 凸)とガン●ムくらいに差が有るだろうねェ。

されど負けないに越した事は無いので気合は入れるべき。よって搭乗機はアレでも肖る者は強い人にしよう。

見た目ダケなら撃震は旧型の量産機とは思えなくらい格好良いしね。いや戦術機が全体的にイカついのだ。


「なっちゃいないッ! 本当になっちゃいないぞ!?」

『そ、そんなッ!? この性能差なのに捉えられないなんて……!!』

「酔舞……(再現江湖デッドリーウェイブッ!!)」

『くっ!? し……しまった!!』


――――さて置き。模擬戦&肖りが始まると俺は突撃前衛 仕様のライトの機体を何とか"爆発!!"し。


「どうしたッ? 俺は此処だ、此処に居る!!」

『くそ~ッ、一発くらい当たってくれたって……』

「とぉおっ!(ダークネスショット!!)」

『うぁっ!? 嘘だろッ? あ、あの体勢で当てられるなんて……!!』


――――必死の思いで両手の36ミリによる弾幕を掻い潜った苦し紛れの反撃でフレア機を墜とし。


「ほ~らほら、もっと良く狙わないかッ!」

『一昨日聞いたキャンセル……白銀少佐は、その機体でも"似た様な事"が出来るの!?』

「逃がしはしないぞ!!」

『くぅっ!?(……ダメ、まだまだ乗りこなせないみたい)』


――――運良く接近戦を警戒して180ミリを多用して来たブリザも、射撃を避けつつ硬直を取って仕留めた。


「ブリザ機 致命的損傷・大破。状況終了」

「ホントに勝っちゃった。やっぱり凄いね姉さん」

「……全くだわ」

「戦闘中は相変わらず雰囲気が変わってるけど、其処が また良いんだよね~」


ちなみに最も撃破に苦労したのはライト機。主に接近戦を挑んで来たのでマルチ・ランチャーが脅威だった。

でも適した使い方をまだ分かっていなかったので、唐突に宙で"変な機動"をする事で彼女の注意を誘い……

撃震を加速させ一気に距離を詰め、彼女がマルチ&頭バルを使う"判断"を下す前に仕留めたと言うワケだ。

それが幸いしてかフレアとブリザは接近戦を警戒してくれたので、後は"師匠"の肖りも有り何とかなりました。


「さ、流石は"白銀少佐"ですね」←唯依

「はい(……いくらサブ射撃の概念に慣れていないとは言え……)」

「……(ライト少尉達の腕は消して悪くは無かったと言うのにッ)」

「……(気迫も断然 私達とは違う。やっぱり彼が潜り抜けた道は……)」


――――しかしながら、模擬戦が終わったというのに肖りによる"熱さ"が消えていなかった結果。


「さあッ、次々と掛かって来んかぁ!!」

『!?』×3

「何なら3機同時でも構わないぞ!?」

『そ、それなら勝ち目は有るかもッ!』

『アハハハ。こうも実力も自信も違いすぎると清々しいねェ』

『もう……恥は忍んでいられません』


――――その場のノリだけで3機同時に相手にすると言い出してしまい、普通にライト達が乗った事で。


≪ドオオオオォォォォンッ!!!!≫


「ぐはっ!? な、何だと こんな馬鹿な……この、白銀 武が……!!」

『白銀機 致命的損傷・大破。状況終了』

「見事だ。そのセンス、やはり野(や)にして置くには惜しかった……」

『あ、有難う御座います!』

『流石に勝てて当然だと思いますけどねェ』

『……(でも自信には……繋がりました)』


当然 勝てるハズも無くアッサリと墜とされちゃったんだ☆ 威勢良く言った反面 恥ずかし過ぎる。

内容としては何とかフレアとブリザの射撃を避けている最中、ライトに距離を詰められたカンジです。

でも苦し紛れに3人を労って締めてみる。俺と落とせたのは君達の連携が凄過ぎるダケなんだ。コレ決定。


「成る程……(流石は武さんね)」

「ま、まさか彼女達に"自信を付けさせる為ダケ"に自ら勝てない勝負に挑むなんて」

「本来 斯衛であれ佐官にもなると立場的なモノもあり、下仕官と1対1で戦う事さえ稀です」

「それなのに部下の為に自ら負けようとするなど、私が同じ立場でも行ったかどうか……」

「されど戦うからには実戦と同じ様に全力で挑む……あの人らしいです」

「あの気迫は3体1でさえ覆すモノを感じました(……初めて白銀さんの機動を見た時の様に……)」


ともかく相手をしてみたトコロ、大体ライト達の技量は涼宮(妹)達 以上 宗像&風間 未満と言ったトコロ。

二十歳を越えている年齢にしては宗像&風間と比べると分が悪いが、逆にA-01が凄過ぎるとも言える。

まぁ米国からアメリカ人でも無いのに日本での戦いに漕ぎ着けたのは簡単な経緯じゃ無いだろうし仕方ないか。

……とは言えシッカリ鍛えてやれば問題なくヴォールク・データもクリア出来るレベルなのは間違い無かった。

原作だと皆が死ななくてすんだ技量だった言うのに、様々なトラブルで戦死してしまっている印象が有ったな~。

つまり未来を知る俺の采配 次第で彼女達は一人も死なせずに済ませるに限る。旨く行くかは全く知らんけど。

さて置き。肖った人が人だったので小さくなって筐体を出てくると……唯依がパタパタと近付いて来ますよ?

強化装備姿なので目のやり場に困るのも さて置き。彼女は合成茶の入ったペットボトルを差し出してくださる。


「武さん、御疲れ様でした」←小声で

「おっ? 有難う」

「……どうでしたか? 彼女達は」

「ゴクゴクゴク……流石に元米軍のエリートだけ有って悪くは無いね。早速ヴォールク・データに移ろう」

「分かりました」

「飲む?」

「け、結構ですッ」


――――俺の言葉に顔を真っ赤にする唯依。彼女を からかう巌谷さんの気持ちが何だか理解 出来る気がする。


「3人とも少し休んだら次のステップに移るよ~?」

「はっ!」×3

「ちょっと気の早い話かもしれないけど、ヴォールク・データの攻略を始める事にする。
 でも初っ端は それぞれ俺達3人の背中を追ってくれるダケで良い。慣れたらフォローもして貰う」

「で、出来るのかな? あのヴォールク・データをッ」

「まぁ焦らず行こうよ~ライト」

「最初は……後を追うダケで良いそうだし……」

「じゃあ、先ずは誰が俺の後ろに付くかだけど?」

「!? そ、そそそそれなら私が希望したいです!!」

「勝手に決めるなよライトッ! 大将の後ろは私が――――」

「あ、あの……私もタケルさんの……」

「おいおい。俺は一人しか居ないんだZE?」


続いてヴォールク・データに移ろうとする中、俺の背後のポジションを巡って言い争いを始める3人娘。

どうしたこうなった? どうしてこうなった? でも普通に嬉しいな、俺の部下が こんなにも増えたのだから。

以前 連携を組んでいる様子を羨ましそうに眺めていた自分が嘘の様だ。よって今の光景は逆に微笑ましい。

そんな現在の俺は先程の肖りの恥ずかしさでナイーブになっていたのか、思いもしない事を呟いてしまった。


「"仲間"……か……」

「……ッ?」×2

「……もう再度と……そう思っていたんだがな……」(by黒い剣士)

「!?!?」×2


――――ちなみにコレは無意識で言った台詞な上、唯依&まりもちゃんに聞かれた事にも気付かなかった俺。


「と言う訳で白銀さんッ! 私が背後に位置取らせて頂きます!!」

「何が"と言う訳で"か分からないけど、ライト少尉だね? 了解・了解」

「ちぇッ、仕方ないな~。宜しく頼みます"篁 中尉"」

「……ジャンケン……負けてしまいました」

「……(私達と同じ事で決めたのね)」×2

「……(今の武さんの言葉……き、聞き間違いじゃ無いわよねッ? 仲間を もう"二度と"なんて!!)」

「……(さ、流石に心の中に閉まっては置けないわ。夕呼にも伝えて置こうかしら? 今の言葉……)」

「んっ? 何ボーッとしてるんだ? 唯依。フレア少尉の事 無視しちゃダメだって」

「えっ!? あっ……す、すみません」

「ホラまりもちゃ……いや神宮司 中尉も」

「し、失礼しましたッ」




……




…………




……3時間後。今回は時間も無いと言う事で、ライト達は俺達の背を追いハイヴ内を進む事だけを心掛けた。

しかし最初は必要最低限の機動にすら翻弄され付いて行けず、BETAに撃破される事が多々有ったのだが……

次第に不知火S型に慣れ始めたのか、下層までは付いてくる事が出来る様になっていた。流石ですね~マジで。

されど今は反応炉への到達は勿論、連携への組み込みも当然 無理だが、訓練を重ねて成長して貰うしかない。


「さて……今回は こんなトコかな~? 俺達は午後に予定が有るから抜けちゃうけど、
 ライト少尉たちは昼食を終えても引き続きハイヴ内での"機動"に置いて訓練を続けて置いてくれ」

「了解!!」×3

「セレナ中尉・テレサ中尉。宜しく御願いしますね?」

「畏まりました」

「任せてくださ~い」

「じゃあ、反省会も兼ねて皆で飯にしようか?」

「……ッ……」×2

「んっ? 今度は どうしたの? 2人とも」

「えっと、その……武さん。私達には急遽 私用が出来まして」

「昼食は後ほど摂ろうかと思っています。申し訳 有りません」

「仕様って何さ?」

「!? そ、それは――――」

「まぁ良いか。午後には遅れないでくれよ?」

「はいっ!」

「それでは失礼します、白銀さん」


昼食を断り、敬礼後 去ってゆく唯依&まりもちゃん。そう言えば訓練の合間に何かボソボソ話してた気がする。

も、もしかして隠れて俺が"痛い奴"とか言ってたんじゃ!? 彼女達に限ってソレは無いだろうが気になるZE。

しかしCOOLな俺は深く訪ねない事を選択すると、2人は並んで その場を歩き去って行ったのだった。まる。




……以下2時間前の出来事。




≪――――ヴンッ≫


『突然の秘匿回線すみません、神宮司 中尉』

『篁中尉?』

『今日の朝食時での話によると、神宮司 中尉は香月 副司令と友人関係で有るとの話ですが?』

『一応そうですけど……それが何か?』

『先程の武さんの言葉で思う所が有り……その件で副司令に取次ぎを御願いしたいと思いまして』

『!?』

『何と言うか……あの言葉で彼の事が"どうしても"もっと知りたくなったんですッ』

『は、はあ』

『しかし直接 尋ねるのは躊躇われるので……副司令に聞いてみようかと……その……
 彼に聞かず、彼女には聞くと言うのも可笑しな話なのですが……それしか思い浮かばなくって』

『……(篁中尉も私と同じ事を考えて居たのね)』

『ですからっ』

『分かりました。午前の訓練が終わったら取り次いで見る事にしましょう』

『ほ、本当ですかッ?』

『正直なところ、私も非常に気になりました。……白銀さんの"あの言葉"……聞き違いでは有りません。
 今は皆を柔軟に受けて止めて居るようにしか見えませんが、過去に一体どんな惨状があったのか……』


≪9回で良い≫(謙虚)


『さ、されど今の武さんは私たちを受け入れてくれている。そう思って良いんでしょうか?』

『その答えも踏まえて副司令に尋ねてみるのが良いかもしれませんね』

『そうなれば、神宮司中尉ッ』

『はい。取り合えず今は訓練に集中する事にしましょう』




……




…………




……15分後。


「ハァ。お腹空いちゃったわね」

「此処の食事は美味しいからね。今から楽しみでならないよ」

「餡かけチャーハン……また食べたいです」

「でも、横浜に拾って貰って正解だったわねッ」

「あァ。大将に付いて行けばハイヴ制圧も夢じゃないさ。そうだろ? ブリザ」

「は、はい……タケルさんは……尊敬できる人です……」


午後はクーデターで知ってのとおり、イルマ・テスレフを俺と唯依で面会し味方に引き込でしまう予定だ。

突撃機動部隊 加入の暁にはライト達が五月蝿そうだけど、ソレさえ凌げば部隊は更に強力になる筈。

よって俺が危険な目に合わなくてもハイヴを落とせるのだッ! ゴメン嘘、皆は俺が必ず守るぜ?(キリッ)

ちなみに今は皆が着替え終えるのを待った後、昼飯を食うべくPXにへと向っている最中なんだが……


「ね、ねぇテレサ」

「何よ? 姉さん」

「今回もバレてない? バレてないわよね?」

「気になるなら直接 本人に聞いてみれば?」


――――午後や今後の実戦の事で頭が満杯な俺は、案の定 後ろの5名の話など全く耳に入らなかった。




●戯言●
仕事やら絆(+動画)やら浮気やら書き直しやらで大幅に更新が遅れてしまいました、面目ないです。
次回は副司令らの勘違いが炸裂&イルマさんの出番です。次回の更新は急ぎます。相変わらず微妙ですがorz
また呼称が所々変わっている時が有りますが(例:米軍3人娘→唯依=唯依)意図的なモノであります。


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