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No.3960の一覧
[0] これはひどいオルタネイティヴ(ぶち壊し注意)[Shinji](2008/08/24 12:52)
[1] これはひどいオルタネイティヴ2[Shinji](2008/08/25 11:13)
[2] これはひどいオルタネイティヴ3[Shinji](2008/08/25 11:11)
[3] これはひどいオルタネイティヴ4[Shinji](2008/08/26 04:35)
[4] これはひどいオルタネイティヴ5[Shinji](2008/08/26 23:24)
[5] これはひどいオルタネイティヴ6[Shinji](2008/08/27 20:54)
[6] これはひどいオルタネイティヴ7[Shinji](2008/08/28 16:19)
[7] これはひどいオルタネイティヴ8[Shinji](2008/08/29 20:22)
[8] これはひどいオルタネイティヴ9[Shinji](2008/08/30 23:24)
[9] これはひどいオルタネイティヴ10[Shinji](2008/08/31 22:48)
[10] これはひどいオルタネイティヴ11[Shinji](2008/09/01 21:59)
[11] これはひどいオルタネイティヴ12[Shinji](2008/09/03 08:21)
[12] これはひどいオルタネイティヴ13[Shinji](2008/09/05 10:13)
[13] これはひどいオルタネイティヴ14(+用語ver1)[Shinji](2008/09/07 08:57)
[14] これはひどいオルタネイティヴ15(+伊隅戦乙女隊ver1)[Shinji](2008/09/09 12:53)
[15] これはひどいオルタネイティヴ16[Shinji](2008/09/11 14:52)
[16] これはひどいオルタネイティヴ17[Shinji](2008/09/13 17:38)
[17] これはひどいオルタネイティヴ18(+伊隅戦乙女隊ver2)[Shinji](2008/09/16 23:33)
[18] これはひどいオルタネイティヴ19[Shinji](2008/09/19 22:36)
[19] これはひどいオルタネイティヴ20[Shinji](2008/09/23 02:45)
[20] これはひどいオルタネイティヴ21(+用語ver2)[Shinji](2008/09/26 21:20)
[21] これはひどいオルタネイティヴ22(+第207衛士訓練部隊)[Shinji](2008/10/02 22:28)
[22] これはひどいオルタネイティヴ23[Shinji](2008/10/09 19:42)
[23] これはひどいオルタネイティヴ24[Shinji](2008/10/23 01:55)
[24] これはひどいオルタネイティヴ25[Shinji](2008/10/31 02:49)
[25] これはひどいオルタネイティヴ26[Shinji](2008/11/22 04:34)
[26] これはひどいオルタネイティヴ27[Shinji](2008/11/25 18:05)
[27] これはひどいオルタネイティヴ28[Shinji](2008/12/14 03:54)
[28] これはひどいオルタネイティヴ29[Shinji](2009/01/11 03:35)
[29] これはひどいオルタネイティヴ30(前編)[Shinji](2009/01/17 04:11)
[30] これはひどいオルタネイティヴ30(中編)[Shinji](2009/01/21 01:11)
[31] これはひどいオルタネイティヴ30(後編)[Shinji](2009/01/28 12:16)
[32] これはひどいオルタネイティヴ31 2009/02/08 00:31[Shinji](2009/05/17 17:57)
[33] これはひどいオルタネイティヴ32[Shinji](2009/02/19 03:33)
[34] これはひどいオルタネイティヴ33[Shinji](2009/04/10 04:03)
[35] これはひどいオルタネイティヴ34[Shinji](2009/03/26 08:07)
[36] これはひどいオルタネイティヴ35[Shinji](2009/03/30 03:38)
[37] これはひどいオルタネイティヴ36(前編)[Shinji](2009/04/08 22:44)
[38] これはひどいオルタネイティヴ36(後編) 2009/04/14 04:28[Shinji](2009/05/17 17:53)
[39] これはひどいオルタネイティヴ37 2009/04/24 06:26[Shinji](2009/05/25 00:10)
[40] これはひどいオルタネイティヴ38[Shinji](2009/05/10 00:10)
[41] これはひどいオルタネイティヴ39(前編)[Shinji](2009/05/12 20:01)
[42] これはひどいオルタネイティヴ39(中編)[Shinji](2009/05/14 23:55)
[43] これはひどいオルタネイティヴ39(後編)①[Shinji](2009/05/17 05:05)
[44] これはひどいオルタネイティヴ39(後編)②[Shinji](2009/05/25 02:35)
[45] これはひどいオルタネイティヴ40①[Shinji](2009/06/01 01:54)
[46] これはひどいオルタネイティヴ40②[Shinji](2009/06/05 02:47)
[47] これはひどいオルタネイティヴ40③[Shinji](2009/06/11 02:49)
[48] これはひどいオルタネイティヴ40④[Shinji](2009/06/14 06:03)
[49] これはひどいオルタネイティヴ40⑤[Shinji](2009/07/02 03:10)
[50] これはひどいオルタネイティヴ41(前編)[Shinji](2009/07/13 01:30)
[51] これはひどいオルタネイティヴ41(中編)[Shinji](2009/07/28 19:03)
[52] これはひどいオルタネイティヴ41(後編)[Shinji](2009/08/16 04:00)
[53] これはひどいオルタネイティヴ42[Shinji](2009/08/27 00:58)
[54] これはひどいオルタネイティヴ43(前編)[Shinji](2009/09/10 23:51)
[55] これはひどいオルタネイティヴ43(中編)[Shinji](2009/09/20 09:43)
[56] これはひどいオルタネイティヴ43(後編)①[Shinji](2009/10/07 07:49)
[57] これはひどいオルタネイティヴ43(後編)②[Shinji](2009/10/10 22:26)
[58] これはひどいオルタネイティヴ44(前編)[Shinji](2009/11/11 20:38)
[59] これはひどいオルタネイティヴ44(後編)[Shinji](2009/11/17 03:24)
[60] これはひどいオルタネイティヴ45[Shinji](2009/12/04 11:35)
[61] これはひどいオルタネイティヴ46(前編)[Shinji](2009/12/07 06:52)
[62] これはひどいオルタネイティヴ46(後編)[Shinji](2009/12/20 00:54)
[63] これはひどいオルタネイティヴ47(前編)[Shinji](2010/01/26 07:13)
[64] これはひどいオルタネイティヴ47(後編)[Shinji](2010/01/29 14:19)
[65] これはひどいオルタネイティヴ48(前編) 2010/02/20 03:44[Shinji](2010/02/23 04:16)
[66] これはひどいオルタネイティヴ48(後編)[Shinji](2010/03/04 12:24)
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[70] これはひどいオルタネイティヴ50 2010/04/08 07:58[Shinji](2010/04/10 03:15)
[71] これはひどいオルタネイティヴ51(前編)[Shinji](2010/04/18 14:51)
[72] これはひどいオルタネイティヴ51(中編)[Shinji](2010/05/25 05:31)
[73] これはひどいオルタネイティヴ51(後編)[Shinji](2010/06/26 00:51)
[74] これはひどいオルタネイティヴ52[Shinji](2010/07/27 04:27)
[75] これはひどいオルタネイティヴ53[Shinji](2010/10/06 05:34)
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[86] これはひどいオルタネイティヴ番外編②[Shinji](2009/10/15 18:11)
[87] これはひどいオルタネイティヴ番外編③[Shinji](2010/11/04 17:45)
[88] これはひどいオルタネイティヴ(登場人物+用語)[Shinji](2010/10/10 03:07)
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[3960] これはひどいオルタネイティヴ44(後編)
Name: Shinji◆9fccc648 ID:37b9b89a 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/11/17 03:24
これはひどいオルタネイティヴ44(後編)




(今回はマブラヴ・ヒートネイティヴと言っても良いかもしれません)




2001年12月08日 午後


「白銀少佐!」×2

「ん? あれは――――」

「先日は管制もしてくれた……」


PXにて唯依との昼食を済ませ、そろそろ動こうかと互いに立ち上がり食器を戻した時。

2人の見知った顔の人間が俺達の前方に現れ、見るからに自分等を探していた様子だった。

その"2人"は小走りで傍までやってくると、両人ともニコニコとしながら口を開いてくる。


「テレサ・ウォーケン中尉でありますッ!」

「姉のセレナ・ウォーケン中尉です」

「あぁ、どもども」

「――――ッ」←黙って敬礼する唯依

「香月博士から"お話"は聞いていますよ~?」

「元米軍の衛士3人はブリーフィング・ルームで待っています」

「へぇあ?」


……とイキナリ"そんな事"を言い出したウォーケン姉妹に首を傾げる仕草を取ってみると。

2人は ゆーこさんから指示を受けて、俺が例の衛士達と面会する下準備をしてくれたらしい。

そう言えば霞を連れて大部屋を出る際に"機嫌が良いから遣ったげるわ"とか言ってたんだった。

しかしイリーナちゃん辺りが準備してくれると思ったら、この姉妹が行ってくれるとは意外だ。

されど考えてみれば、イリーナちゃん以外となると"この姉妹"しか"例の事情"を知らないよな。

よって妥当なトコロなのかと顎に手を添えて思って居ると、テレサ中尉は微笑みながら言う。


「どうして私達が? ……と思われて居られたりしますか~? 白銀少佐」

「えっ? まぁ多少ですけど」

「ふっふっふ。ならば説明しましょう! 何故なら――――ァ痛ッ!?」

「本日より少佐が纏める"突撃機動部隊"の管制他 云々を私達が担当する事になった故です」

「なんと」

「……(やはりソレだけの評価を……でも私は……)」

「うッ……ち、ちょっと姉さん!! 叩くのは良いけど、話を遮らないでよッ!」

「馬鹿言いなさい。上官相手に何か企んだような目で言う事じゃないでしょ?」

「も~っ、姉さんは生真面目なんだから~ッ」

「いや問題無いですよ? 俺も堅苦しい事は嫌いなんで」

「うふふ。白銀少佐なら そう仰られると思いましたけどね」

「ともかく早速 御案内いたしま~す!」

「有難う」

「さあ篁中尉も」

「はい(……セレナ・ウォーケン中尉……とても綺麗な人ね)」


……確かにヴァルキリーズに対しての涼宮(姉)みたいに、ウォーケン姉妹の様な存在は必要だ。

正直イリーナちゃんが担当してくれると思ったが、彼女は ゆーこさんの秘書で多忙だったね。

そうなるとこの姉妹が管制してくれるのは妥当かもしれない。優秀な事には変わらないしな~。

イルマ少尉ダケでなく米軍3人娘との接点も有りそうだし、もし そうなら連携も安心だろう。

よって2人の部隊参加を喜びつつテレサ中尉の尻……いや後を追うんだが、ふと疑問が浮かぶ。


「(一応"前から"の意味で姉さんの事を"生真面目"って言ってあげたけど……)」

「あら……篁中尉の黒髪は近くで見ると、とても美しいんですね」

「そ、そうですか? 特に意識はしてませんけど」

「(実は……今だと思いっきり逆なんだよねェ……)」


――――思ってみればセレナ中尉は少し前はストッキングだったよな? 今は生足なんスけど。


「それにしても、やっと仕事らしい仕事が出来そうですよ~」

「……どう言う事なんスか? テレサ中尉」

「兄の推薦で横浜基地に臨時中尉として着任した迄は良かったんですけど、
 私達よりも優秀なイリーナに全部 大事な役割を持って行かれちゃってましたから」

「じゃあ、今迄は何をしてたんですか?」

「主に"上"から零れて来た仕事を適当に片付けていたダケですよ~」


――――余談だが彼女の言う退屈そうな"仕事"は、俺が10人居ても処理出来ないレベルでした。




……




…………




……5分後。


「此方ですッ」

「おィ~っス」


≪――――ガチャッ≫


「!?」×3

「みんな揃ってみるみたいだね」

「そりゃそうですよ~」

「……ッ……こ、この人は……?」

「まさか……白銀少佐か!?」

「!? そうよッ! 少しダケだけど見た事が有る……!!」

「け、敬礼!!」

「――――ッ」×2


雑談をしつつ歩く唯依とセレナ中尉を背後に、テレサ中尉に案内された部屋の扉を開くと……

ブリーフィング・ルームの中に居たのは予想通り3人の元米軍衛士で、既に国連軍の軍服姿だ。

彼女達は何やら3人で輪を作っており、俺達の入室に気付くと慌てて並んで此方に敬礼した。

左から金髪ポニテで青目の人。中央は赤い髪の色黒の人。右は青い短髪の少し背の低い人だ。

勿論どの女性も美人であり、年齢はイルマ少尉と同じらしい。……良い関係が築けると良いね。

俺は敬礼を返しながら そんな事を思いつつ左隣に立っているテレサ中尉に小声で話し掛けた。


「……ところで、彼女たちには何処まで話してるんです?」

「私の口からは"白銀少佐から話しが有る"としか言ってないです」

「成る程。じゃあ……もう国連軍の軍服を着込んで居るのは?」

「恐らく香月副司令が色々と口実を作って着せてしまったんだと思います」

「ふむ……」


≪3人ともアメリカ人でも無いし、餌を撒いたら見事に食い付いて来たわよ≫


――――そう言えば ゆーこさん"あんな事"言ってたな~。餌が何だかは分からないけど。


「…………」×3

「じゃあ……えっと、とりあえず自己紹介でも して貰えます?」


――――俺が再び顎に手を添えながら前述の台詞を言うと、左の金髪の女性が一歩踏み出した。


「はっ! 私はライト・ラーニング少尉であります!! 欧州出身のフランス人ですッ!
 ポジションは主に突撃前衛を担っております!! 貴官に御会い出来て光栄であります!!」

「!? ご、御丁寧にどうも……じゃあ次は……?」

「はっ! 自分はフレア・フレイドル少尉と言いますッ! 南米出身のブラジル人です!!
 ポジションは主に中衛全般を担当して居ます!! 主にスリーブスと2機連携を組みますッ!」

「スリーブス?」

「はっ! 私がスリーブス……ブリザ・スリーブス少尉です!! 北米出身のカナダ人ですッ。
 フレイドルと同様、主に中衛を担当! しいて言えば互いに強襲掃討を担う事が多いです!!」

「ほ、ほほ~っ」


3人の熱気が意外に感じた俺は思わず一歩 引いてしまった。右隣の唯依も押されている。

先ずリーダー的存在っぽいラーニング少尉は物静かなタイプに見えたのに結構な音量で自己紹介。

ポニーテールを震わせながら凛々しく口を開く その姿は、まさに熱血の2文字を表していた。

続く多少色黒のフレイドル少尉は見た目が熱血っぽいので左程 違和感は浮かばなかったんだが……

一見 何処ぞの零号機パイロットに似た雰囲気と思われたスリーブス少尉も、紹介では表情が一変。

前の2名と同様に眉を吊り上げ、凛々しく直立しながら同じ様に自分をアピールしたのだ。

よって意味も無く背後のセレナ中尉の方を見てみると、彼女も俺に小声で話し掛けてきた。


「白銀少佐」

「ぇあ?」

「彼女達は"少し"熱い所が有り、実戦経験も乏しいですが非常に優秀な衛士達です」

「(少し……?)」

「ですが"今回"の件が大きく裏目に出た事がショックだったのか、やや覇気が無いですね」

「ありゃ(……これで何時もより無いの!?)」

「……ッ……」←似たような事を思った唯依

「確かにそうですね~。どうにか元気付けて あげれれば良いんですけど」

「……( ゜д゜)」

「――――ッ」×3

「……(゜д゜ )」


そんなボソボソと唯依を他所に3人で話して居ると、米軍3人娘はソレが気になったか……

何やら眉を落として不安そうな表情を造っており、つい先程とのギャップが凄まじいんですけど?

また可愛く感じてしまったので彼女達を撫でる様に見てしまうと、ラーニング少尉が口を開いた。


「あ、あの……ところで白銀少佐」

「えっ? 何です? ラーニング少尉」

「我々は何の用件で……此処に呼び出されたのでしょうか?」

「妥当な質問ッスね」

「勿論。米軍を追われた私達を拾って頂いた事から、どんな過酷な任務を与えられ様と――――」

「いやいやいやッ! そんな死刑宣告みたいなモンをしに呼んだんじゃ無いですから!!」

「そ、それでは如何な御用で……?」

「……ッ……」×2


オドオドした様子で話すラーニング少尉と同様に不安そうな表情で此方を見る残り2名の少尉。

う~む。ラーニング少尉のネガティブな発言を考えると覇気が無いと言うのは間違い無いらしい。

ならば熱い自己紹介は何だったのかと問いたいトコロだが、深く気にしない様にするしか無いな。

ともかく今は目の前の3人を何とかして励ます事から始めた方が良いのかもしれないけど……

彼女達は聞いた話によると、イルマ少尉と共に自ら志願して帝国軍を援護しに来たは良いが、
既に戦いが終わって居たダケでなく彼女に出し抜かれた結果、米軍を追い出されてしまった。

BETAの事を真剣に考え、早く無益な戦いを終わらせようと出撃したと言うのに……不憫だ。

そう考えれば今ネガティブに考えているのも仕方ないかもしれない。だとすれば如何に励ます?

……そうだッ! 彼女達3人は根は"熱血"なんだから、ソレを俺も肖って励ませば良いのかも!

俺は一瞬のうちに前述の事を考え付くと、既に"某熱血漢"に再び成り切る事にしてしまった。


「……世間はさあ……冷たいよな~。 みんな君達の思いを感じてくれ無いんだよ」

「!?」×3

「どんなに頑張ってもさ、何で分かってくれないんだって思う時があるよねェ?
 ……俺だってそうだったよ。 以前は早く戦術機に乗りたいって言ったってさ――――」

「……ッ……」×3

「――――"お前じゃ早過ぎる"って言われたんだ」

「!?(こ、これは武さんの過去の話? こんな所で聞けるなんて……)」

「……(彼の事を調べようと思っても何も分からなかったけど、そんな過去も有ったんだ……)」

「……(イリーナの予想した通り、彼が此処に至るまで途轍もなく長い道が有ったのは確かね)」


――――勿論 今の台詞は"でっちあげ"なのは さて置き、盛り上がるのは次の言葉からだ!!


「でも大丈夫ッ! 分かってくれる人は、この横浜基地に居る!!」

『――――ッ!?』

「だから……そうッ! 俺について来てくれ!!」


≪――――バッ!!≫


「……ッ……」×3


そのキメ台詞を最後に俺は両腕を握り締めて前に突き出すポーズを取った。結構恥ずかしいです。

また元ネタ通りならバタンと真後ろに倒れなければならないが、セレナ中尉を巻き込むので却下!

しかし……コレで良かったのか? 米軍3人組は驚いた表情で固まっているんですわ? ……おっ?

よって更に恥ずかしくなってしまった為……俺は頭を掻きながら誤魔化す様な感じで弁解に移る。


「ま、まぁ簡単に言うと今日から君達は俺の部隊に入るって事だよ」

「え……えぇ~っ!?」

「自分達が……し、白銀少佐の部隊にッ?」

「……ほ、本当なのですか?」

「そりゃ~"その為"に呼んだんだし」

「や……やったァ!!」

「ついさっき"もしそうだったら良いな~"って話してたんですけど――――」

「ま、まさか現実になるなんて……!」


……すると大袈裟に喜ぶ容姿は大人の3人娘。俺の部隊ってマジそんな人気だったんですか?

メンバーは今現在だと僅か2人だよ? でもラーニング少尉なんて涙を浮かべて喜んでいる始末。

そうなると俺は調子に乗ってしまうではないかッ。故に自重のリミッターを再び解除すると……

今度は飛び上がったりして乳を揺らしていたラーニング少尉に近付いて彼女の肩に手を添えた。


≪――――ぽんっ≫


「!? あっ……」

「悔しかっただろ? 分かるよ」(キリッ)

「えっ?」

「思うように行かない事、沢山有ったよな? 苦労して石川……じゃなくて米軍に入った後、
 いざ目の前に美味しそうなカニ……いや日本に奴等が侵攻して来たとしても出撃出来ない!!」

「!?(……た、確かに……あの時は歯痒い思いを……)」←黄

「……(けどダメだった。結局 日本は救えずに多くの人間が死んだんだ)」←赤

「……(でも一番 悔しかったのは……彼みたいな人間なのかもしれない……)」←青

「でも我慢しなきゃイケない時だって有るんだよッ、人生 思うように行かない事ばかりだ!!」

「うぅッ」

「クゥッ」

「……っ」

「でも"此処"で頑張れば必ずチャンスが来るッ! ――――頑張れよ!?」

「は……はいッ!」

「が、頑張ります!!」

「了解しましたっ!」


どうやら再度 俺の"熱"は彼女達に伝わった様でラーニング少尉は目の前でガッツ・ポーズを取り。

フレイドル少尉も両腕の拳を握り締めつつ叫び、スリーブス少尉は凛々しく敬礼し応えてくれた。

成る程~。彼女達を励ますのは"このネタ"を使えば安易なのは確定的に明らかとなったZE。


「……(さ、流石は武さんね……)」

「……(こんなに簡単にライト達の蟠りを取り払っちゃうなんて……)」

「……(どうやら心配するダケ無駄だったみたいだわ)」←だがノーパンである


な、何だか左右と背後の視線が痛い気もするけどコレも新たな部下との信頼関係の構築の為!

だから好きで松岡ったワケじゃ無いんだ……まぁ再度 誤魔化すに限るな。今更感が有るけど。

故に俺は何事も無かった様に後ろを振り返ると、唯依に向って真面目な表情を造って口を開く。


「じゃあ今度は、こっちの自己紹介の番かなァ?」

「!?」×3

「先ずは……頼めるかい? 篁中尉」

「は、はい! 私は帝国軍より臨時中尉として着任している――――」




……




…………




……3時間後。


「以上で情報の提示を終わります」

「こ……こんなッ……」

「す、凄すぎるよ……!」

「これらを全て白銀少佐が……?」

「あははは。別に全部が俺ってワケじゃ無いですって」


自己紹介後3人が俺の部隊に編入すると言う事から、先ずはS型 等の情報を教える事にした。

内容は主に以前イリーナちゃんが巌谷さん&唯依に対して行ったモノと同じだ。(23話 参照)

勿論ソレらはラーニング少尉達には衝撃的だった様で、空いた口が塞がらないといった様子。

ちなみに情報の掲示はセレナ中尉 主導の下、テレサ中尉の補佐によって行われている。


「そんなワケで3人には、近いうちに合流する神宮司軍曹……いや中尉か大尉 辺りかな?
 ……に新しい概念の操縦 云々を教えて貰う事になると思うんで、頑張ってください」

「り、了解!」×3

「テレサ」

「は~い。資料を配るから近日のトライアル迄には暗記して置いて下さいね~?」

「はっ!!」×3

「されどトライアルでは見学になると思いますので、其処は御了承下さい」

「畏まりました。篁中尉」

「少し残念だけどなァ~」

「同感。でも我慢も大切」

「理解してくれてる様で何よりッスよ」


そんな情報収拾を終えた資料 片手の3名は、非常に物分かりの良いデキた娘達だった。

情報提示&解説中は次第にヒートアップして色々と口を挟んで来るのが予想出来たんだが、
ひたすら黙って真剣にモニターを凝視しており、俺の方が雰囲気を崩したくなった程である。

きっと資料を読んでソレでも分からない事が有れば聞くつもりなんだろう。こりゃ頭が下がる。


「それにしても……もう夕食の時間が近いみたい」

「えぇっ? も~そんな時間なの? 姉さん」

「少し張り切って説明し過ぎてしまったみたいだわ」

「だったら夕食にするかな~?」

「でもぉ、白銀少佐と篁中尉は3時間弱 前には食べられたんですよねェ?」

「いや……別に問題無いよ? 同席するダケで3人の質問に答えられる事も出来るし」

「そうですね。3人には少しでも多くの知識を仕入れて貰いたいですから」

「!? あ、有難う御座います!! 白銀少佐・篁中尉ッ!」

「うわっ、びっくりした」

「ら、ラーニング少尉……出来れば耳に響かない程度にして欲しいのですが……」

「あうっ。ご……ごめんなさい~っ」

「すみません。ライトったら以前から"こんな感じ"なんですよねェ」

「私も人の事は言えません……直ぐに熱くなってしまう癖を……直さないと……」

「まあ賑やかで良いじゃないか。なァ唯依~?」

「そ、それはそうですど……ぅあっ?」

「…………」×5


≪じ~~っ……≫


「ど、どうしたんです? 特にテレサ中尉とセレナ中尉ッ」

「別にぃ~?」

「何でも有りませんわ」

「と、とととところで白銀少佐ッ!」

「私の事も"フレイドル少尉"なんかじゃ無くって、フレアって呼んで下さいよ~!」

「……私も……ぶ、ブリザで良いです……」

「へぇあ」

「……ッ……(もう、皆の前で……武さんの馬鹿……)」

「嗚呼……これから白銀少佐と御食事……嗚呼ッ……」

「ち、ちょっとちょっと姉さん。帰って来てよ~ッ、まだ逝くのは早いよォ?」


……そんなワケで思った以上に元米軍3人娘と仲良くなれた俺達は、PXで会話を弾ませた。

そんなライト少尉・フレア少尉・ブリザ少尉の志は やはり俺のモノを大きく超越していた様子。

既に名前で呼んで良い様に成ったのは さて置き。ライト少尉は失った故郷を取り戻す為に。

フレア少尉はコレ以上 南米でウダウダしては居れず、本気で世界を救う為に米軍に入ったらしく。

ブリザ少尉はユーラシアで戦死した兄の仇を討つ為に、生まれつき弱い体ながら衛士となれた。

皆 何と言う努力の末でのエリート……こりゃ~俺も負けてられないね。色々と頑張らなければッ。

よって彼女達の歓迎会も兼ねた食事で、結局イルマ少尉の件が後回しになってしまったが……

思ってりゃライト少尉らは彼女の所為で米軍を追われたとも言えるし、今は急ぐべきじゃないな。

ンな訳で唯依達6名と別れた俺は、明日の任官式の事とかを考えつつ眠りに着くんだけれども。


「ゆーこさん……数式の礼は霞も入れて3Pにしましょう……アッーーーーッ!!!!」


――――今夜は勿論 数式回収 直後の ゆーこさんの胸の感触を思い出して抜いちゃったんだ☆


「ご、御免なさい白銀少佐ァ……セレナは下着も履かない変態なんですぅ~っ!」

「(私はネタが無いよぅ~……でも何だか姉さんの声で濡れてきちゃったよ……)」


―――― 一方セレナも白銀少佐を想って自慰り、結局テレサも姉に続いちゃったんだ☆




●あとがき●
先日から立てていた予定通り、イルマ少尉との面会は後日に引っ張ります。
次回は久しぶりに冥夜をはじめ207B分隊の話を書く事が出来そうですね~。
いやはや今回もつまらなくて本当に面目ない。でも回転は上げ様と思うので御勘弁をorz




●オリキャラ補足●
□テレサ・ウォーケン□
幼い頃から天才といわれる頭脳を持つ才女だが、能天気な上に極度のドMと言う変態。
見た目は金髪セミロングヘアの美人で年齢と身長はピアティフ中尉と同じ位で仲も良い。
白銀少佐には何時襲われても良いが、今は普通に会話が弾んでいるので満足している。
アルフレッドに対しては軽い弱みを握ってたり、泣き落としをしたりと遣りたい放題である。

□セレナ・ウォーケン□
テレサ以上の天才で一部の技術はピアティフ中尉を上回っていると評判である。
見た目はロングヘアの美女。身長はテスレフ少尉と同じ位で、多少面識も有るようだ。
以前は生真面目で完璧な人間だったが、白銀少佐に恋した結果 何故か露出癖が出た。
妹のテレサは彼女に関しては頭が上がらず、口でしか逆らえない。兄さんも同様らしい。

□ライト・ラーニング□
元米軍娘の一人目。見た目は金髪ポニテ&青目の美人。身長は伊隅と同じ位で胸は中の上。
見た目に反し生真面目な熱血漢で心無い人にはカマトト振っていると捉えられる事も有る程。
しかし本人は全く気にして居ない。ちなみに欧州出身な為3人娘の中ではリーダー的な存在。
米軍衛士にしては珍しく突撃前衛を担当している。よって速瀬中尉とは気が合うかもしれない。

□フレア・フレイドル□
元米軍娘の二人目。見た目は赤髪セミロングでやや色黒。身長は彩峰と同じ位で胸は普通。
南米よりBETAとの戦いを求め米国に入軍した努力家で、頭脳も人並み(白銀)以上に有る。
ちなみに3人とも日本語を多彩に操るので、最早 人並みドコロでは無いのはさて置いて。
見た目 通り典型的な熱血漢であるが、任務には忠実。だが流石に前の件は我慢ならなかった。

□ブリザ・スリーブス□
容姿は青髪ショートで綾○レイの様な癖毛が有る。体格は茜程でカナダ出身の珍しい衛士。
見た目通り普段は無表情で冷静そうに見えるが、BETAに対する思いは熱く直ぐ破顔する。
彼女達の年齢は皆テスレフ少尉と同じだが、身長が低いので本人は若干ソレを気にしていた。
しかし横浜基地に来た事で居心地が良くなったらしい。珠瀬を見ると抱き付きたくなる程に。

――――よって3人娘の共通点は皆が"熱血属性"だと言う事。名前は雷・炎・氷を司っている。


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