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No.28072の一覧
[0] 光菱財閥奮闘記!! 【9月25日 本編更新】[カバディ](2012/09/25 15:32)
[16] 第Ⅰ章<始動編> 2話 契約 《7/6改訂更新》[カバディ](2012/07/06 18:32)
[17] 第Ⅰ章<始動編> 3話 目標 《7/6改訂更新》[カバディ](2012/07/06 18:33)
[18] 第Ⅰ章<始動編> 4話 会議 《7/6改訂更新》[カバディ](2012/07/06 18:35)
[19] 第Ⅰ章<始動編> 5話 瑞鶴 《7/6改訂更新分》[カバディ](2012/07/06 18:36)
[20] 第Ⅰ章<始動編> 6話 初鷹 《7/6改訂更新分》[カバディ](2012/07/06 18:36)
[21] <第Ⅰ章>設定 1980年編 [カバディ](2011/10/13 18:12)
[22] 第Ⅱ章<暗躍編> 1話 商売 《10/28改訂更新分》[カバディ](2012/01/04 16:09)
[23] 第Ⅱ章<暗躍編> 2話 政治 《10/30改訂更新分》[カバディ](2011/10/30 15:50)
[24] 第Ⅱ章<暗躍編> 3話 戦況 《11/4改訂更新分》[カバディ](2011/11/12 16:50)
[25] 第Ⅱ章<暗躍編> 4話 量産 《11/8日改訂更新分》[カバディ](2011/11/19 16:59)
[26] 外伝《東欧の地獄編‐Dracula lui mormnt‐》 第1話  集結 [カバディ](2012/01/04 16:10)
[27] 外伝《東欧の地獄編‐Dracula lui mormânt‐》 第2話  東欧 [カバディ](2012/01/04 16:11)
[28] 外伝《東欧の地獄編‐Dracula lui mormânt‐》 第3話  戦場 [カバディ](2012/01/04 16:13)
[29] 第Ⅱ章<暗躍編> 5話 愚策 《11/12改訂更新分》[カバディ](2011/11/19 16:57)
[30] 外伝《東欧の地獄編‐Dracula lui mormânt‐》 第4話  場景[カバディ](2012/01/06 19:10)
[31] 外伝《東欧の地獄編‐Dracula lui mormânt‐》 第?話  日常[カバディ](2011/09/12 23:32)
[32] 第Ⅱ章<暗躍編> 6話 冷戦 《11/21改訂更新分》[カバディ](2011/12/03 14:27)
[33] 第Ⅱ章<暗躍編> 7話 現実 《12/3改訂更新分》[カバディ](2011/12/03 14:18)
[34] 第Ⅱ章<暗躍編> 8話 権威 《12/21更新分》[カバディ](2011/12/21 20:06)
[35] 第Ⅱ章<暗躍編> 9話 理由 《12/21更新分》[カバディ](2011/12/21 20:09)
[36] 外伝《東欧の地獄編‐Dracula lui mormânt‐》 第5-1話 乱戦[カバディ](2012/07/07 20:08)
[37] 外伝《東欧の地獄編‐Dracula lui mormânt‐》 第5-2話 調整 [カバディ](2011/10/26 19:36)
[38] 外伝《東欧の地獄編‐Dracula lui mormânt‐》 第5-3話 対立[カバディ](2012/01/06 16:08)
[39] 外伝《東欧の地獄編‐Dracula lui mormânt‐》 第5-4話 結末[カバディ](2012/01/06 19:29)
[40] 第Ⅲ章<奮闘編> 1話 新造 《7/8新規更新》[カバディ](2012/09/25 14:27)
[54] 第Ⅲ章<奮闘編> 2話 増援 《9/25新規更新》[カバディ](2012/09/25 15:32)
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[28072] 第Ⅱ章<暗躍編> 2話 政治 《10/30改訂更新分》
Name: カバディ◆19e19691 ID:f630435c 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/10/30 15:50
今回は政治、国家戦略面の報告になる。

前回、民間のほうを中心に財閥が活躍していることを述べたが、これはある重大なことに気づいてしまったためだ。話の順序的な意味もあるのだが…まぁ良い。

そう、この世界の経済規模のままでは人類はBETAに勝てないということに。

いろいろと情報を収集するにあたって、徐々にこの世界の拙い構造と状況に気づいたわけだ。


戦争というのは国力が物を言う。

これは戦前、日本がアメリカに勝てなかった最大の理由として降りかかったものであり、変えられない事実として俺に、人類に降りかかっているのだ。

例えばだが、このままの社会体系のまま世界が進み、オレチート知識を軍事部門だけに力を入れた場合どうなるかだが、

端的に言えば、博打のような桜花作戦を行って、そのすきに敵のハイヴを多く攻略し、敵の指揮系統が復活し次第、また桜花作戦…という繰り返しになることが見込まれる。

…相手の成長を越える規模で技術成長できたらでだが…


そんなわけで、最終的に日本へBETA侵攻は避けられない事態に陥る可能性が高いというのが俺の考えでもある。

なぜかといえば世界全体の国力の成長力がBETAに負けているためだからというのが適切だろう。


ではこれからの未来において陥りやすい展開を簡単に述べてみると

1・先進国家を除いた前線国家のほとんどが、あと数年すれば軍事費の増大から"経済破綻"に。

軍事力を拠出できなくなった前線は弱い部分から雪崩のように抵抗力が消失してしまう。

2・そうなるとほとんどが難民となり他国経済のお荷物。並びに市場喪失。

3・難民によって余裕のある国家に余裕がなくなる。(いきなり総人口の1パーセント以上の移民吸収は治安・経済に悪影響)

4・それを統制するための法の施行と、それに対する難民の慢性的な暴動が発生。無駄な費用の増大

5・前線国家以外の国家規模の小さい国も次第に経済破綻、並びに長期的な不況突入

6・慢性的な世界不況突入

7・以降、経済発展がしずらい国家統制経済に各国が移行。世界成長率が低下。

という流れからBETAとの成長力の差によって人類の"総合軍事力"とBETAの"暴力"との差が如実に現れ、人類諸国家を各個撃破され人類弱体化。人類経済が縮小。(2000年時点でココ)

それによって経済成長の何の足しにもならない軍事費が増大。経済成長鈍化…以降ループ
に陥る。

これは俺がいた世界基軸世界の経済と比べると、余裕のない貧乏人の割合が世界基準で多くなってしまい、人類の成長を阻害しているのだ。

余裕とは成長のために必須のものであり、教育から始まり、技術の発展には余裕が必ず必要になる。

しかし今の国家には余裕が無く、軍事力を増大させることでその余裕を奪い、物量に物量で挑んでしまう人海戦術に近い戦法を取らざるをえない状態に陥っているのだ。

そして前線国家からはさらに金が逃げていき、成長に必要な投資が無くなってしまう。成長に必要な資金と時間が無くなれば成長はできなくなってしまうのだ。

そう。いくら手先の技術でBETAを倒そうとも、その戦力を形作る経済の発展が無ければいずれ負けてしまう。

それは資本主義でも社会主義でも人類の営みからすれば当然のことであるし、いくら素晴らしい技術でも当初のコストは高く、BETAの猛攻によって、それを使いこなす人間の練度が低い状態のまま、戦場に立たされる今の状態では豚に真珠状態に陥る。


そして一国の経済だけ(日本)が好転しても、世界経済からしたら焼け石に水状態である。


そこでその状態から脱するために、結果だけ述べると…









日本の中枢、政権与党と元枢府にこちらのシンパを増やして、現政権をこちらの味方で埋めてしまうことにしました。テヘっ♪



「てへっ♪ではないだろうっ!!…どうしてこうなった…」

「いやほら、なんかノリで」

「ノリとはなんだノリとはっ!!で、なぜこうも急激に行動に出たのだ?手伝っていた我が今言うのもおかしいものだが」

「もはや、1財閥だけで人類を救うのは無理だとわかった。なら手っ取り早くこの国の中枢をのっとる方針に決めた。終わり。」

「話にもならないわけだが…」

「前回の報告でも言った通り、国の行動をこちらが操作していたほうがいろいろとやりやすいんだよ。あたりまえだけど。だから国連やいろいろな産業に対して口出しができたわけだし。

もともと、光菱は政府との繋がりがとても強く、大政奉還を成功させるのに協力した政治的のも強い財閥でもある。…少し行動が速かったとは思うけどね。」

「そうだ。無理やりな介入はいらぬ憎しみを招く。日本の中にスパイを作るようなものだぞ?」

「そうなんだけど、時間がないんだ。本当に。悠長に時間をかけて国内を制御化に置くほうも考えたさ。そのほうが無理が無い。日本だけを見た場合それが最善だろうよ。





でもな。欧州は死ぬぞ?」

「…それは――――そうだが…」

その最善を目指したところで、一財閥が支援した体制ならば欧州・中東は1986年まで持たないだろう。経済的にも、軍事的にも。それほどまでに国家抵抗力を失った国はひどい。


「だからこそ、無理やりでも断行すると決めたんだ。俺は。
欧州という巨大なマーケットを失い、中東という経済の血である石油を失った後の世界は、もはや建て直すことは不可能だから、ね。

…時間がなかったとは言え、説明が不十分だったのは謝るよ。ごめん。」

「そうだな。そのほうが良いのは…理性ではわかる。だがな。その弊害でさきほどのニュースのようなことが起きたことも頭に入れておいてほしい。」

「…そうだね。…頭に入れておくよ、おかないとならないと思う。財閥を日本を主導する立場としてね」

「覚悟はあるようだな…ならば良い」


先ほどマリヱが言った"ある事件"とはこれまでの強硬策に関係してくる。

以前からその強硬策のためにも、広げてあった人脈と光霊祭のシンパを使って、所謂政治的な買収工作を行った光菱は


米国を心の底では嫌っている与野党幹部に対して、金と未来を知る上での適策をプレゼントしてこちらの味方につけ、

後援会の企業に対しては民間技術を渡す形になる合弁企業を設立。

俺が来た時の政権には退場頂き、国内のマスコミをも味方につけて新政権の総理には”カリスマ”だけ持つ演出家を選び選出。○泉総理の時と同じようにやらせて頂いたのが主な方法だ。

もちろん、そう簡単にのっとりなどできるわけがない

しかし、ここ最近の政治は自民党内での派閥争いが完全なドングリの背比べになっており、首相が1年持たないケースが非常に多かったのだ。

言うならば政治の空白期であり、その内情に付け込む形で、経団連の会長職がたまたまこちらのシンパであったことに加え、企業側を光菱派閥に染め上げ

日銀の総裁とも繋がりをもつことで、省庁に強い影響力を持つ大蔵省に味方を送り込み、さらに皇帝家の財産を預かる形になった光菱の力にあらがえる者はおらず、緩やかに、だが確実に政権を取ることができたわけだ。

企業側には民間技術と海外販路を、官僚側には軍の横やりを封じる代わりの代償を、

そして未だに強い発言力を持つ軍に対しては、こちらの技術を見せつけ、新しい戦術機とアメリカの庇護から抜け出す意志を見せつけることで、軍上層部を丸めこむことに成功。

5年の我慢をしてもらうことで国内のある程度の勢力に旨味を持たせた形になる。

もちろん弊害もあった。全てを丸く収めるほど万能ではなかったからだ。俺が。それが"事件"にかかわってくる。








―――前政権幹部らが、集団自殺したことだ。


その政治家たちが特に悪かったわけでもない。どんぐりの背比べのように悪さもしていた。が、良き行いもあったのだ。

それまで温めていたのだろう、アメリカとの関係改善。共産中国との関係修復。国内事業の整備。無理のない軍事費増大等、今で言うマニフェストはとても良かったのだ。己の政治生命を賭けたような出来だった。

しかし、こちら側に引き込んだ政界の長との中が悪かったのだ。
それに加えて交渉が上手くなく、良く言えば誠実、悪く言えばパッとしない政治家であり、味方も有能な者が少なく幹部数人でもっていたと言って良い。

しかし、そこまでやって首相になった時点では、いつもの与党政治家として見られる毎日。

出来る策は"癒着と妥協" そのすばらしい政策は、世論を味方にできなかった時点で無駄なぜい肉がつけざるを得ず、輝きを失っていた。

利害関係で政治が回らない事態に陥ってしまっていたのだ。

だから、追いつめた。

結局は依然までの日本の政策の延長線上でしかなかった策にのることもできず、これからの未来が見えている俺からしたら、負けが目に見えていた。

だから、それにしがみ付いていた"正しい政治家"共々この政界から退場してもらったのだ。


国がなにか大きな方向に変えるとき、世論を味方につけるには、"敵"としてなにかを切り捨てなければならない。

聞くわけのない忠告で、あきらめるわけのない正しい政治家。
そこから割り切り、それを餌にしたのだ。強硬策の必要な生贄にして。
悪人だけでなく、いらないとされた官僚、政治家、企業家。それらをすべて罠に嵌め、絡みとり、全て"悪"にした。


正に覇王。敵には恐怖を、それ以上に味方には利を。
そうすることで、一時的ではあるが"国"をこちらの組織の傘下においたのだ。

―――そうなることで自殺者が出ると知りつつも。

感情的な苦痛がなかったのか、と言われれば苦しんだものだ。罪悪感と言う独善に。

結果的に大勢の無罪の民の人生を破却することには変わらない訳で、それを切り捨てる覚悟というものが、ここまで心に来るものとは知らなかった。知らされていなかった。

所詮、マリヱの願いによってこの世界に来た俺は、その場の雰囲気で契約し、

その目的のため"自分が生き残ることを第一"に技術や国家の道を練り上げてきた俺に対し、その覚悟があるはずもなかったのだ。

己の所業によって確かに国は、人は救われるだろう。なにせそのための知識や力があるのだから確信がある。

だが、いくら成功と言ったって、その過程で人生を壊される人間がいるし、自分がそれを決断したから死んだ者もいる。そのことをただ知識として知っていて、理解しようとせず、ただのうのうと皆が、褒め称えることに、自身が成した業績に酔っていたのだ。

まったくと言って度し難い。己のやったこの覇道。その中で生まれるであろう不幸に目が行かなかったのだ。

だが政治家として、今の方向性が間違っていなかった、とは思っていない。冗談ではなく日本と言う母国に無理をさせて成長させてまで、人類を救おうとしないかぎり、BETAに勝てない事実はあらゆるデータが証明しており、だからこそ今の計画に後悔はない。

だが、その道に生まれた犠牲に目を向けずに歩み続ければ、いずれその犠牲の中に自分が入ることも考えて行かなければ人間ではいられなくなるだろう。

所詮は気持ちの持ちようだが、やりようによっては最善が次善の策に劣ることもあることを知らなければならないと、今回のことで教わった。人とは集団としての合理的な行動よりも、自己の利己的な利益に走るものなのだから。


そうした覚悟がなく行った、血を生贄に時間を削った強硬策。

それが成功したことで、日本の意志決定に口をだせるようになった俺は、あたらしい政権、国民の人気を集めている首相にはピエロになってもらい、これまでのアメリカ追随をしつつ国力を増加させていく道ではなく、一大方針転換を国是としてもらった。


「その生贄によって生まれたのが、日本による官民合わせた前線国家への支援強化か…自殺した閣僚はお主を呪うぞ」

「確かに国内経済を第一にしていた前政権からすれば、笑えない冗談だね。でもこのままだったら持たない。なら補強してやるしかないじゃないか。」

そうした覚悟の元、後の世でいる国際協調路線を日本は1981年より打ち出すことになる。

これは日本とアメリカとの間に発生している貿易摩擦解消の言い訳としつつ、欧州、中東の資源や財産を担保に円安輸出攻勢を行うことと言える物で、金をこちらの思惑で回しつつ、前線諸国の防備を強化しようというものだ。

以前までの日本であれば国力を温存する形を取り、国内の整備ならびに軍備の強化にまい進し、やがてその重みで経済は縮小。再度の軍事国家に堕ちて行った。

それを方針転換して、輸出企業、特に軍事産業とゼネコンに対する国内企業に還元するODAを行い、相手国の防衛力を強化。

内閣の人気に乗る形で実施した政府発行紙幣を使って国内の産業育成を促進させることを同時に行ったのだ。

この中に前回説明した「先進国家庭に一家に一台、パソコン計画」など国連を仲介した各種産業が入っており、

国内だけで言えば、パソコンを教育から、地方行政にまで配ることで、パソコンによる国家、地方公務員、国営企業に近い組織から特別財政法人までの効率化の促進。…に隠れてそのネットのパソコンによる情報網によって改善と無駄や不正を省く体制を確立することにも成功した。

(これによって摘発された者、内々に処罰された者を含めば万にも及び、国内改善を進めるにあたって大きな手助けとなった。)


これ以外にも、予算使用等に置いて改善を行った部署に対し、ボーナスが支払われたり、慈善事業を行う企業に関してその分の減税に踏み切るなど、あらゆる点を改める動きが活発化しており、国内経済の流動性も上がってきている。


「…そういえば軍政についてはどうしたのだ?確かお主の記憶では1981年に徴兵制に日本は移行していたではないか?今はまだ志願制だが、軍からの突き上げはどう説得したのだ?やはり金か?」

「…なんかマリヱの中で、俺は説得する時にすぐ賄賂使うキャラが定着してるね。そんなことしてないよ。」

「だがどうしたのだ?軍が徴兵制をもとめる以上、生半可な理由では奴らは矛を収めんだろう」


「そりゃあ大変だったさ。
志願制のままにしたのはそれを公約に織り込むことで、国民からの人気を上げられるっている政争に勝つためでもあったけど、なにより移民兵を導入することが先だと思ったからなんだよね」

「移民兵か…日本は外国の難民受け入れ数が少ないからの」

「まあ単一民族に近いせいで、外国人の受け入れは日本ではいらぬ問題をはらむものだからね。慣れてないから。

それでも世界の流れとして国連が提唱している移民受け入れを日本が拒否し続けるのも悪いっていうんで、この機に移民兵制度を取り入れようってことになったんだ。軍も将来の軍人の数が足らないって言っていたわけだし。」

「悪党だな」

「何とでもどうぞ。国益のためならなんだってするさ。これまでそうして犠牲にしてきたんだから、ここで歩みを止めていられない。」

この言葉の通り、後に作られる移民軍のため、最初は士官充足率を重視た軍政に変更した形を目指すよう政府は軍部を動かそうとし、徴兵制に対し断固とした否定的な態度を取ったのだ。


しかしこの動き、もちろん軍は反対し、その反対運動は激化の一途をたどった。

一刻も早い兵員の充足こそが将来くるBETAにあらがえる唯一の術であると声高に叫び、
己の進める行いが正義であり今の世の中、将来のことを考えれば、民に犠牲を払わせるのは仕方なく、兵役と言うのは国民としての当然の義務であると。


確かにその言葉、その通りではある。
BETAによる侵攻が止まらない今、その歴史によって兵力の増強として一番理に適っているのは人員の拡充だ。

それに国家、その集団のために一人一人が義務を行うのは、高度な協力体制の元、進歩してきた近代国家の造りからして、当然のことでもある。


しかし、国内の景気がよくなっている時の徴兵は害でしかないのは自明の理。その徴兵を行わずにすむ方法が無いわけではなく、そちらの方に国家が一大展開すれば、いらぬ軍に命と金をかける必要もないのだ。



だからこそ最初に、軍に"理"を説いた。


日本の国際発言力を増加させつつ、日本の防波堤となる前線国家への日本兵器の輸出とその補助は、良き時間稼ぎになると。

そうして東南アジア、中東、欧州を主とした国を味方に引き入れ、米国の守護から外れる一歩と成り得るのだから、それを削ぐ徴兵制は時期早々であり、兵器開発費の増額や、整備更新費用に重点を裂くべきだと言ったのだ。


他にも軍の利として、代わりに装備開発や施設などの費用増額を認めることで、アメリカとの差が大きかった各分野の技術、特に自動化への技術を向上。兵器技術の向上による輸出増と、そのコスト低下による装備拡充を約束したのも大きい。


また全軍にはびこっていた軍人数に対しての回答として、

国内の軍学校の数を増加と無償化、苦学生に対する生活費一部負担まで織り込み、

奨学金枠の増大と奨学金を貰う義務として予備役編入が付随されることや

無職者や低所得者、成績不適合者などから選択しての限定徴兵制度にすることで数は満たせるとし、

それでも収まらない軍に対し

増加の一途をたどる難民を積極的に登用する移民兵制度を導入することで、今まで限定していた難民問題を解決しつつ、人件費削減と人員増加の手助けになると説得したのだ。

これに経団連をはじめ、国連の流れに乗ることでさらに事業拡大がなる組織や企業が賛成。

その策を知ってはいたが、移民と言う不確定要素に兵器を握らせる不安をぬぐえなかった軍はひた隠しにしてきた部分を突かれ、

世界の流れとして、移民を受け入れる必要性を世界各国から言われ続けた日本からして、いくら軍部でもこちらの答えに違う回答で答えられては反対続けられるわけがなかったのだ。



他にもBETAの侵攻による軍人の死傷者上昇数を公開し、大陸での経験を持たない国家軍と、歴戦国の新人平均生存率と混乱に落ちいる者を比較。

それによって安全な今のうちに実戦経験を持つ軍人、とくに尉官から佐官の教育が必要であると説いたのも大きい。

なにせ国際連合軍に属するからには、中隊単位(中尉)で政治判断を迫られるたり、逆に軍団規模の軍を日本将官が任されるケースは少なくない。

そのためにも将来、日本を支える士官という中間層が大事になってくるのだ。

そう説明することで将来の大陸派遣軍の創設に前向きになってもらった。(さすがに今の生存率の低さでは派遣などさせないが)

まぁ…帝国軍の方も徴兵制に対して不満のある者は多く(新人がゆとり的な意味で)どちらかといえば誰かに諭してほしかったのかもしれない。

それに現政権の真意が米国追従を是としていないことが聞けたのが軍上層部はたぶん一番良かったんだと思う。

そうして一番厄介だった軍を説得、国内の組織をなだめつつ、新しい国家の在り方へとやっと、かじを切れるっ!!

―――わけがない。

そう、最後に一番日本に影響を持つ組織

米、世界最強国家アメリカが残っていたのだ。


史実以上の覇権超大国となる米帝様がそうそう、こちらの思い通りなるわけがない。

こちらの思惑がわかっているわけではないだろうが、日本の急転換についてアメリカがなにかしらのアクションを取るのは目に見えていたからだ。


そのアクションに対する対応策だが…以外だが今の世界では完全なアメリカの天下…になっているわけではないのが大きく作用した。





そのアメリカについてだが、この世界のアメリカも1981年から1989年まで共和党が政権を取り、元俳優のロナルド・レーガンが大統領となる予定であり、歴代大統領で比べても五本の指に入る高い人気を誇る人が今もアメリカを仕切っている。

史実世界では以前までのデタントに対して、反共と叫び、強いアメリカを目指して軍拡。

内政ではレーガノミックスに代表される減税と規制緩和、歳出拡大、財政赤字の増大という借金で軍事力を増大させる方針をとっている。

ではこの世界ではどうなのか。

70年代から始まるアメリカ以外の英・仏・ソ・中の4常任理事国の弱体化と、BETAをここまで大きくした4ヶ国の責任を上手く利用して、1979年のバンクーバー協定(ハイヴ攻略作戦時の国連の指揮権が上位に位置することが原則となる)というアメリカの意向に沿った形で作られた国際常識を作ることに成功したアメリカ。

これはアメリカの国力が確かに史実より増していることは証拠となるだろう。

だがしかし、未だ東西冷戦が抜けきっていないこの世界でも、アメリカの裏庭である中南米諸国で反米政権は生きているのが1980年の実情であり、これから「汚い戦争」と呼ばれる共産政権潰しが始まるのである。

(※90年代に入るときには中南米は完全に米軍の保護下に入る形になり軍事力の放棄、米州安全保障地域条約SAASTを結んでいる)


そして日本の立場は極東の東西情勢の急変で戦略的重要性の高くなっている現在、そんな国際情勢に乗る形で話を優位に進める必要がある。


そんな情勢の中で日本がした行動は、国連と世界への働きかけである。

この作品を知っている方は国連はアメリカの元にある。と言うだろうが、今の現状ではまだ違っている。

なにせ、バンクーバー協定を施行してからまで1年たらず、前線国家に睨まれて国連がすぐにアメリカの管理下におかれるだろうか。

―――答えは否だ。

そんな前線国家をなだめるためにレーガン政権は軍事プレゼンスを強化するために、前線国家への兵力と兵器の売買を国連を仲介して促進するわけだが、すぐに上手くいくわけがない。あからさま過ぎるからだ。


だからこそ、アメリカが国連を良いようにできるには時間がかかる。

それは中国、ソ連、フランス、イギリスといった常任理事国全て、国土が蝕まれ、アメリカの支援無しには立ち行かなくなってからであり、

1987年後半、同時にできる「純粋な国連軍の創設」による『国連統合軍』が発足するまでのことである。

そうなってからは国連と言う組織を仲介しつつ、亡国となった軍を養い、指揮権だけは握るアメリカに対し、逆らえる国家はいなくなり、次第に国連はアメリカの物になっていくのだ。


ならば、その前に対策をする必要があるとして、先の"国際協調路線の本分"

日本を中心に、アメリカの正義で形作られたバンクーバー協定という"善意"を利用して、前線であるソ連、東欧、中東、インド、欧州に対して、反米国家などが連盟で大々的な支援とその恒常的な体勢を作る必要があると国際世論に発表したのだ。

これには世界の過半数が賛成し、

まず日本が先駆けて、経済支援を主導。

ネットとそれに通ずる販路を形成した日本は、前線国家の外貨獲得手段の各品を世界に回す形をネット内に整えるのと同時に、

各資源地や市場への進出、及び提携を結ぶことで前線国家への経済成長を促し、

その経済黒字で発生した余剰資金(外貨準備高や米債)、切り札とした政府発行紙幣、これらを使った前線国家への無償、有償を含むODAと前線国家への財政積極投資を促すことにしたのだ。

そうすることで後方国家と前線国家間の結びつけが容易になった国際社会は中南米、アフリカの反米諸国や心の底では反米である諸国を巻き込んで、

「国家規模に比例した後方支援国家による、前線国家の支援を自主的に行う」

ということ“世界共存”を謡った、「京都協定」あのアメリカのバンクーバー協定を踏襲した協定が国連で生み出されたのだ。

(※これに乗る形で前回説明した国際法を施行してもらったから、あそこまですんなりいったわけでもある)


これならば、アメリカの世論も納得するだろう。


"人類が皆協力する聖戦"
           
           それには誰しもが酔う。


日本が協力することができない中ソには世界の共産国家が支援し、

中東、欧州、インドは西側諸国が支援すれば良い。

そうしてアメリカとの危機間を増大させている反米各国は前線国家を支援することで、アメリカに介入されない大義を得ることにも繋がり、アメリカの反米国家叩きを断念せざる得ない状況に追い込まれることになるのだ。

そう、アメリカが叩く国家は例外もなく"悪"なのだから。


そうすることでアメリカ世論を国際協調路線に誘導することに成功した日本。


そもそもアメリカはいろいろな顔と脳を持つ。

以前までのアメリカだったら、これまでの歴史通り、

パレオロゴス作戦の失敗から嫌戦気分が蔓延し、移民を主とした兵の派遣と、強いアメリカ、強いドル政策による高価な物資輸出を国益とする方針に転換するはずだった。

前線国家から金を発言力を吸い上げる政策にシフトし、あの嫌なアメリカになり下がるわけだ。

しかし、それを満面の笑みで行ったものかと聞かれるとそうではなく

アメリカに残る「善意による国際協調路線こそ国益だ」

とする一派を支援し、ロビー活動を行い、前線の状況を一部公開することと合わせて、国際世論に乗せた形でアメリカの方針を転換させたのだ。


それにより一層の国連軍への派遣に踏み切ったアメリカは日本の政策に横やりをいれることができずに、むしろ協力して後方支援国家の支援の協定を組んでくれたわけだ。

それから日本は、国際協調路線と呼ばれる政策を用いて、東南アジア、オセアニア各国と協力して経済同盟に結ぶことに成功しており、

経済協定から相互支援協定の二国間協定、

果てには地域経済同盟まで発展しており、近い将来、BETAを前提とした地域連合を生むことになるだろうと予測されているほどだ。


他にも、中南米に親日国家を誕生させることに成功させ、民政に移行したチリやブラジル等を支援しインフラ事業や一部兵器の輸出を請け負うことに成功している。


そう、この国策の大きな利点、「聖戦」ジハード

それを形作ったのが日本であるという点を活かしたのである。

これは日本が世界に導くリーダーの一人になる大きな一歩となり、

アメリカが高圧的行けばいくほど日本の国際重要度が高くなるというおいしい策で、その地位は金で買えるものではない。


そしてなによりの成功とするのが、マブラヴ史実よりも前線国家の武器弾薬の充足率の上昇と各国の義勇軍の派遣が適ったことだ。

(※1982時点の各国から派遣される以外の国連軍の規模は以外にも小さい)

アフリカや中南米の各国は発言力とアメリカからの睨みから逃れたいがために、この活動に積極的であり日本内部でも海外派遣がマスコミを通じて叫ばれ始めている。

もちろんその義勇軍のほとんどが砲兵主体の後方支援部隊だが、ないよりはマシだ。

本来なら80年代まで未だ発展途上国の域をでない各国が、
「その貴重な機甲部隊を前線に出すものか?」や、
「砲兵を満足に運用できるものなのか?」

といった問題が発生するが、この義勇軍にはまだカラクリがある。

もともと南米諸国やアフリカを始めとする、列強に属さなかった国において、BETAから遠ければ遠いほど、その軍事力は史実以上に弱体化しているのだ。

これは、それまで欧州各国はパレオロゴス作戦の失敗から、元植民地だったアフリカや中南米各国に対してこれ以上の発言力低下を嫌っていたことが関係してくる。

強気に出られてそれ以前の損害賠償を請求されることや不当な貿易関係になることを恐れていたからだ。

それに乗る形でアメリカが

「BETAが来た今、後方の国家が戦争をしている場合ではない。」として1970代後半から後方国家各国は兵器保有量が制限され始めており、軍が弱体化していく途中、という理由があったのだ。

しかし今回の第三者、日本の提言である今回の協定によって中南米やアフリカ各国の制限が一部解除。

前線国家への派兵部隊に関しては制限をフリーとし、

「派兵部隊は前線から帰ってからは解体する」という約条がないために実質、派遣したその部隊を自国内配備することを許されるという流れが生まれたのだ。

そうして派兵さえすれば、強力な軍の所持が可能というカラクリの元、発展途上国を筆頭に世界中で自国軍を拡大することになる。

だが国際協定による軍の弱体化によって5年ほどのノウハウが不足、悪ければ軍の技術が失われた国が続出。

それをどうにかするために日本が推薦する形で、昨今進められている前線国家の避難民受け入れ処置を拡大。

前線国家の軍需・物資生産プラントを後方国家に置く契約を結ばせることで

旧式化や不足している装甲戦闘車両、戦術機を始め、前線国家のメーカーが後方国家に売る体制を構築。後方国家としても税をとれるため、実質安く高価な兵器が手に入り、

前線国家としても安全で安定した土地での生産を臨むことが出来、外貨も獲得できるまたとない契約を結べる運びなったのだ。

そうして派遣および、前線国家の各プラント受け入れを表明した国は多く、

特に大きな動きを見せいているのがブラジル、アルゼンチン、チリ、ベネズエラ、エジプト、南アフリカ、リビア、メキシコの8カ国で、以前からアメリカの締め付けに強行に反対していた地域大国達だった。

その流れもあり、今回の京都協定によって国際規格と、後方各国の同時購入を促進させる動きが活性化。

欧州やソ連、インドから始まり、中東の合弁企業などからも後方国家兵器を買う状況になり、前線国家に金と義勇軍が手に入ることになったのである。

また日本は

「各国内に置かれる予定の軍需・物資プラントを、ある程度集中させる必要がある」として、先の八カ国に加え、全世界38か所に新造の街を作る援助を行った。

もちろんそこに日本企業が投資するためであり、発展途上国国境沿いに作られた経済特区を作るようになる。

そうして、産業の集中がなされることで、武器製造量が増加、前線国家の生産工場に対する共同融資により、拡大生産を実施。前線国家への兵、ならびに兵器までもこの一連の流れで増加したことになるのだ。


(※「すぐに使えるものではない」という指摘も、古参兵士の少なくなった欧州では、新人でも早期に戦力化できる方針にシフトしている影響とデータリンクシステムの確立もあり、以前より早期に部隊を戦力化できる体制ができている。)

他にも兵站問題に対しては超大国でありアメリカと、それをWW2で学んだ日本の補給部隊が派遣されており、前線より一歩引いた場所に大規模な各国共同部隊による砲兵陣地を見るケースも多くなっている。

これに大きな効果を上げているのが、この世界の自動翻訳技術だ。

以前ならば言語が通じないのがざらであったが、未来知識で強化したマブラヴ世界の自動翻訳機を実現して、多国籍部隊の運用をスムーズにする一助となっている。

こうなれば、あとは速い。

あのアメリカと日本という経済大国1位と2位の物資生産能力。大きな成果を上げられるだろうさ。



「そんなこんなで、世界の市場としての『欧州』と原油基地である『中東』を絶対に失わせないことに決定したからこそ、さっきの事件を起すまでの強硬策に出たわけで…

しょうがないとは言えないけど、最低限の犠牲で済んだ…って俺は思うよ。」

だから欧州と中東に対して3~4年程度しか持たないドーピング(国債やら特別債やら)と、

〈アフリカ、中南米〉→〈欧州〉→〈アメリカ・日本〉→〈資源を持つ前線国家〉

という金の流れを前回のネット網を合わせて作り上げたのであり、この時間稼ぎの策で、戦力をひねり出してからの一気打開の策を講じている最中なのだ。


「そうか…欧州と中東を失うことが前提ではないのだな…
それだけ聞けて良かった。

それに日本が手を出せないところには外交を使って、金の流れを作ることが前線にとって大きな成果があるとは思わなんだ。

てっきり技術が成熟するまで海外に手を出さないと思っていたのだがな。」

「そんな時間なかったでしょ…それにそんな悠長なことしてたら欧州・中東が死んじゃうよ?

だから民間と政治に注力して強硬策に走ったわけで、もうこんな無理のある方法はとりたくないよ。ホント…」

「たしかにな。無理があったことは我も認めよう。」

「今は良いよ。政策として成功しているからね。当時は売国~売国~って騒がれてたんだから。」

「それを強引に黙らしていたのはお主ではないか」

「…心が荒む…こんな歳から謀略の片棒を継がせようとは、ホントこの国終わってるよ。だれか美少女つれてきて~癒されたいよ~」

「(こんな者が日本の命運を握っていていいのか、弥太郎よ…)」


つづく…


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次元管理電脳より追加報告です。

1983年時点の改善点をご報告いたします。

《日本国内政治》

・国家指揮力が56ポイント上がりました。NEW!

※先進国最大となりました。
外国から独裁体制と批判が上がっています。
フランス・アメリカ内の3派閥が《敵対的》態度に変化しました。

ブラジル・インドネシア・エジプト・イギリス内の6派閥が《友好的》態度に変化しました。

・政治による経済補助成長率がプラスに変化しました。NEW!

(※経済成長率に対し1.12倍の修正が入る模様です。
原因は首相人気・派閥独裁による即時判断力が上がったこと・政府資産の流動性が上がったこと・官僚体制に対し、"粛清"した結果、作業効率がアップしたことが挙げられます。)

・上記の変化により政治状態が「混乱しています」→「安定しています」に変化しました。NEW!

・主人公が所属するグループが日本の政治中枢を抑えました。NEW!

・日本の政治方針が「アメリカ追従・内需拡大政策」→「国際協力・輸出中心政策」に変更になりました。NEW!

※赤字国債・国庫資産を流動的に運用しており、内需・外需を合わせて成長させようとしています※



軍の方針が"開発主導"となりました。NEW!

※軍人増加数が前年度を大きく割りました。予算が14%増加しました。アメリカとの各種軍事技術格差が縮まり始めました。経済に対して好影響を与えています。光菱重工に対する研究投資が増加されました。

・国内において"恨み"を持つ反対派閥が形成されました。NEW!
※軍部の一部が《敵対的》になりました。クーデター発生率が24%上昇しました。



《世界》

日本によって国際ルール《京都協定》が結ばれました。NEW!
※後方支援国家と前線国家との金の流れが促進されました。世界経済・成長率がプラス6%修正されました。(-4%→2%)

国際世論が「人類による聖戦」によって一時的に「人類共闘」主義に入りました。NEW!

※中南米・アフリカの軍備の制限が解除されました。軍需産業全体の規模・成長率が大幅の上方修正されました。これまで以上に供給が需要に追い付けなくなる可能性が高くなります。


日本を中心にした前線国家に対する経済カンフル剤が投与されました。NEW!
※前線国家政府の短期運用資産が34%上昇しました。金融市場が一部混乱しています。国内資金が一部不足する事態が発生しています。


日本の国際発言力が32ポイント上昇しました。NEW!
※経済・政治にプラス修正が入ります。

アメリカ、一部派閥において日本に対する態度が悪化しています。対米輸出に対して何らかの悪影響が出る可能性が高くなっています。


次元管理電脳からの追加報告を終了致します。

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※筆者です。

やっと前線国家への支援ができました。技術ではなく政治でですが…  長かった…本当に長かった。

主人公はこの2年間これを考えて整えてきたからこそ、この無理ができた…ことにしたいと思います。ずいぶんと無理がありますがご容赦を。

アメリカの大統領がレーガンさんなのは米海軍の正規空母、ニミッツ級の名前が本当にいた大統領だったので、史実に準じる形にしました。


それでは次回にて。


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