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No.28072の一覧
[0] 光菱財閥奮闘記!! 【9月25日 本編更新】[カバディ](2012/09/25 15:32)
[16] 第Ⅰ章<始動編> 2話 契約 《7/6改訂更新》[カバディ](2012/07/06 18:32)
[17] 第Ⅰ章<始動編> 3話 目標 《7/6改訂更新》[カバディ](2012/07/06 18:33)
[18] 第Ⅰ章<始動編> 4話 会議 《7/6改訂更新》[カバディ](2012/07/06 18:35)
[19] 第Ⅰ章<始動編> 5話 瑞鶴 《7/6改訂更新分》[カバディ](2012/07/06 18:36)
[20] 第Ⅰ章<始動編> 6話 初鷹 《7/6改訂更新分》[カバディ](2012/07/06 18:36)
[21] <第Ⅰ章>設定 1980年編 [カバディ](2011/10/13 18:12)
[22] 第Ⅱ章<暗躍編> 1話 商売 《10/28改訂更新分》[カバディ](2012/01/04 16:09)
[23] 第Ⅱ章<暗躍編> 2話 政治 《10/30改訂更新分》[カバディ](2011/10/30 15:50)
[24] 第Ⅱ章<暗躍編> 3話 戦況 《11/4改訂更新分》[カバディ](2011/11/12 16:50)
[25] 第Ⅱ章<暗躍編> 4話 量産 《11/8日改訂更新分》[カバディ](2011/11/19 16:59)
[26] 外伝《東欧の地獄編‐Dracula lui mormnt‐》 第1話  集結 [カバディ](2012/01/04 16:10)
[27] 外伝《東欧の地獄編‐Dracula lui mormânt‐》 第2話  東欧 [カバディ](2012/01/04 16:11)
[28] 外伝《東欧の地獄編‐Dracula lui mormânt‐》 第3話  戦場 [カバディ](2012/01/04 16:13)
[29] 第Ⅱ章<暗躍編> 5話 愚策 《11/12改訂更新分》[カバディ](2011/11/19 16:57)
[30] 外伝《東欧の地獄編‐Dracula lui mormânt‐》 第4話  場景[カバディ](2012/01/06 19:10)
[31] 外伝《東欧の地獄編‐Dracula lui mormânt‐》 第?話  日常[カバディ](2011/09/12 23:32)
[32] 第Ⅱ章<暗躍編> 6話 冷戦 《11/21改訂更新分》[カバディ](2011/12/03 14:27)
[33] 第Ⅱ章<暗躍編> 7話 現実 《12/3改訂更新分》[カバディ](2011/12/03 14:18)
[34] 第Ⅱ章<暗躍編> 8話 権威 《12/21更新分》[カバディ](2011/12/21 20:06)
[35] 第Ⅱ章<暗躍編> 9話 理由 《12/21更新分》[カバディ](2011/12/21 20:09)
[36] 外伝《東欧の地獄編‐Dracula lui mormânt‐》 第5-1話 乱戦[カバディ](2012/07/07 20:08)
[37] 外伝《東欧の地獄編‐Dracula lui mormânt‐》 第5-2話 調整 [カバディ](2011/10/26 19:36)
[38] 外伝《東欧の地獄編‐Dracula lui mormânt‐》 第5-3話 対立[カバディ](2012/01/06 16:08)
[39] 外伝《東欧の地獄編‐Dracula lui mormânt‐》 第5-4話 結末[カバディ](2012/01/06 19:29)
[40] 第Ⅲ章<奮闘編> 1話 新造 《7/8新規更新》[カバディ](2012/09/25 14:27)
[54] 第Ⅲ章<奮闘編> 2話 増援 《9/25新規更新》[カバディ](2012/09/25 15:32)
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[28072] 第Ⅰ章<始動編> 2話 契約 《7/6改訂更新》
Name: カバディ◆19e19691 ID:f630435c 前を表示する / 次を表示する
Date: 2012/07/06 18:32
「マブラヴ」という作品がある

ストーリーは主人公である白銀武が彼の生きていた世界の平行世界に迷い込んでしまい、その平行世界で世界を滅ぼそうとする、陸戦型劣化宇宙怪獣(BETAとも言う)と戦う物語。

それが俺が知る、俺が巻き込まれたこの世界のあらすじだ。

ここで浮かぶ一つの疑問、2030年から来た者である「俺」が、この世界であるマブラヴという作品をなぜ知っているのか。

だが、唯一の趣味となった「ネットダイヴ」で情報の海の中から掘り出した、30年以上前のレトロ小説書庫に入っていたからだと言えるだろう。

その中でもお気に入りとして登録していたマブラヴという作品。

その作品は原作で起こったエロゲーとは思えない頭パックンチョ事件は、ある意味で新しい次元を開発した作品だと個人では思っている。(えっ?)

そのマブラヴについてだが、この作品の本編を簡単に説明するにあたって、元の世界のギャルゲ風な話と平行世界の軍事的な話の一周目とその経験を活かした二周目の話に別れている特徴があげられる。

人気のある二周目(マブラヴ オルタネィティヴ)では、一周目の知識と後悔が大半となっている経験を活かし、主人公が地球を救うために努力し、結果、多大な血を流しながらもBETAの司令塔である上位存在を見事撃破して終わっている。

しかしその結末はハッピーエンドでは決してなく、
"多大な血"の中にゲーム内のヒロインほぼ全てが入っているという、エロゲーでも珍しい「ヒドい結末」が最も良い"結果"となるヒドく現実的なゲームでもある。

言ってしまえば、主人公が主人公らしく未来知識を活かしてオレTUEEE!!しようとした。

が、人類のウチワモメに巻き込まれるという現実的な流れによって主人公の働きも虚しく、BETAが人類に対してオレTUEEE返しをされる結果になる話だ。(えっ?えっ?)


そんな物語という物の中で、最強の概念生物である「主人公」でもハッピーエンドは無理であるストーリーの中に、紛れ込んだオレ…

未来の知識を持つだけの個人など、禁則事項ごと光線級によって薙払われるのは、必定であるこの世…

どうすんだょぉおおおお!!!!!である。


たまたまオレが昔の作品が好きな少年(決して金がないから無料電子図書で読み漁っていたからではない)だったから良かったものの、原作知識が無ければ調子にのって「オリシュュュュユ!!万歳っ!!」と叫びながら戦車級のお口にダイヴしていたはずだ。




そんなことでこの世界が「マブラヴの世界」であると知らされた俺だが、その後の数日も混乱が続いたのは言うまでも無いだろう。


最初の混乱もあったけどマブラヴ世界ってのが拙かった。なにせ若い奴らのほとんどが戦場で御臨終するこの世界。最前線では女子高生が銃を持って錯乱して、結果喰われているのがデフォな世界だ。

そんな世界を救ってほしいと言われたのだ。なんの冗談と思うだろう。

それから考え、己の立場を十分に説明せず「助けて」なんて義務だけ言われた時には

「生きていくには軍に入るのがデフォなんだろうな~」と他人事のように思えたことを今でも思い出す。

だがだ。俺はそこまで楽観主義者ではない。
まず俺が思ったのは俺が衛士になれるのか?という根本的な疑問だった。
原作やいろいろなパラレルワールドでは出てくる登場人物は当然のように戦術機に載れる衛士になれていたが、ちょっとまってほしい。

衛士というのはエリート中のエリート、身体能力に優れた戦闘機のパイロットでさえ、ほとんどが合格できない特殊な才能、衛士特性が必要なものなのだ。

文字通り万に一人しか持ちえない衛士特性を、この俺が持っているとはどうしても思えない。

それは虚弱体質であるこの体のこともあるが、何より乗り物酔いしやすい体質だったのだ。身体が戦術機を拒絶していたわけだな。

それを知らずに、恵理子というメイドに

「俺衛士になったとしてBETAを倒すとしたら、いつから軍に入れば良いか
な」と聞いたら、

「坊ちゃま…まずは身体を鍛えるところからはじめましょうね」
と優しい目で見られたことを忘れない。あれは絶対心の中でなれないことを確信していた目だ。

などと、もはや恥ずかしい黒歴史と化している。
他にも自慢じゃないが精神的にも俺は軍人には向かないと自負している。

このご時世、国民に愛国心を呼び掛け、半強制的に戦場に送り出す世の中に『愛国心』の欠片ももたない人間がなじめるはずないし、なにより俺は恐れている。

なにを?死ぬことをだ。


戦場、前線に出ることはすなわち死に行くようなこの世界。もし仮に俺が、スーパーエリートソルジャーであり超合金スーパーロボットに乗って来訪したとしてもBETAに勝てるなどという満心を抱くことはないと言いきれるだろう。確実に逃げる。


たかだか一機や二機程度でこの戦争を終わらせられるとは到底、思えないし、その操縦者が俺であればもしかしたら死ぬかもしれないからだ。

そしてその当時知らされていたのはただ、身体少し頑丈で頭の回転が良く、知識がたくさんあるということだけ。絶望したね。これは死ぬって。

知識など、十分に使える立場でなければ即座に情報を活用できるわけではない。

そこまで這い上がるには時間が必要だし、この体はたかが8歳。国や企業が素直にこちらの言うこと聞くとは思えない。ていうか聞いた方が不気味だ。

仮に身体が成長したとして、だ。

知識があるとしてどこかの企業に売り込むか、この世界であれば香月博士のような存在に売り込みにいくことがデフォだが、こんなきな臭い世界で売り込みなど電波男か、それとも解体されるかぐらいだろう。人づきあい上手くないからな。


たぶん上手くいかなければ早々にあきらめて一人でアメリカに移民するため画策するに違いなかった。これが現実だからだ

死ぬのは怖い。何よりもだ。俺は英雄でもなく『主人公』になれる勇ましさなど持っていないし、持とうとも思えない人間だ。

自分が生き残るのであれば他者を踏み台にしてでも生きていく愚劣で、卑怯な、ただの人と思っている。それにあのBETAがそう簡単に倒せるとはどうしても思えなかったのだ。

『原作通りに進めたとしても、どこかでぶり返しがあるのでは?』と考えずにはいられなかった。

最後のオリジナルハイヴ攻略作戦、桜花作戦にしても、ゲームであれば、あれぐらい手に汗握る展開じゃなきゃ燃えねえよ、と粋がっていたが、実際はなんて事のない負け戦。失敗する可能性が高い戦争に賭けたくはないのがリアルの反応だろう。

原作のヒロイン達が死ぬのは見たくない?だが一度、原作どおりの展開を望むのなら、何かしらの手を打った場合、それが後で歴史の流れを変化するかもしれないのだ。手をこまねるしかないだろう。

そして最悪、俺がいた時点でもう原作通りに進まないかもしれない。

というより原作はもしかしてBETAの親玉が復活して20年後には人類が滅んでいるかも。

考え出したらとまらない。

仮に軍人として大成したとしてだ。20年前としてもたかだか一人の少年でしかなく、例え天才であったとしても人類をあのBETAに勝てるように出来るとはどうしても思えない。日本を救うだけで終わらないのだから。

それに地球、人類が危機に陥り、初手でミスをしたとして、その後に曲がりなりにも協力している体制で負けている人類が負けているのだ。大勢対大勢の戦いの中では個人と言うのはひどく無力だ。どう考えても無理だろう。

等等、完全にネガティブな考えに汚染されているが、しょうがないだろう。怖いのだから。これから上手く生きなければ死ぬのだから。

悲観的で否定的。そして自己保身の塊と。他者からして優れているとはどう見ても思えない。

裸一貫に近い形で、この世界のルールは原作を知っているだけ。それに記されていないところはわからない常識知らず。

ご都合主義に任せられるものではないし、この世界があのマブラヴ、実際に世界が滅ぶことを肯定している世界であるからして、喰われて死ぬ未来しか見えない。一言で言えば泣きたいほど怖かったのだ。

で、こんな状態の人類には愛国心もなく、宇宙に脱出すること前提で、物事を考えていたはずだった俺だけど。





この憑依した身体の家がその考えを変えてくれた。

なんと皇帝陛下の近衛として先祖代々仕えてきた光宮家。(天皇陛下じゃないんだね)それの長男に俺が当たるらしいのだから。

ん?それがどうした。聞いたことないぞ?と思うかもしれない。

確かにこの家は血統としてはそれほどスゴイというわけではない。歴代で見ても結局は歴史が長いだけの下っ端。将家というわけでないのだから。

だがその家を一躍有名にし、今の日本で権勢をふるうまでに成長させたのはその第83代になってから。時代で言えば明治に入ってからになる。




それが第83代目頭首 光宮 弥太郎。ここまで言えばわかるかも知れないがあの有名な光菱財閥初代総裁の家系だったのだ。

日本国内最大規模の財閥、光菱の長男、それが俺なのだ。
そもそもの話、その弥太郎さんがいきなりこんな巨大財閥を作るまでに押し上げたのは、このマリヱさんの力のおかげらしく。

財閥の記念として森の大天樹に埋まっていた神器(まぁオーパーツってやつか?)を持ちかえったことから始るのがこの祭り。俺が憑依した日の儀式なのだ。

そんなわけでその財閥創設者たる弥太郎様以外、初めての契約者がオレ。

とんでもない坊っちゃんでもあり、なんて玉の輿!!なんて目が¥になってしまう感じだがそれに降りかかる義務も並大抵のものじゃないのだから少し肩がこりそうだ。

なにせ、あのBETAをどうにかしろと言っているのだから。


だがこの立場は今考える上で最高の位置と言えるだろう。

己の知識、力、技術などを活かす上で最高に地位を得て、人類の総力を上げるのにかなり有利な立場にいる。

まあ厳密に言えば、財閥のためにその技術などの力を手に入れたわけで逆なわけだけど。

それに将来、おしとやかな奥さんとめっちゃ綺麗な美女がより取り見取り、選び放題な立場であり、金も使い放題。

これにもし失敗した場合にも、『宇宙への脱出チケット』が付いてくる約束まで結んだんだ。全力で戦えるし、この星に骨を埋めてやるさ。


いやあ~この世界に来たことで運が尽きたと思っていたけど、その分の運は他の所に回ってきたらしい。人生、良く出来ているもんだ。


クズ?なんとでも言え。俺は保身が一番。据え膳は全て食す小市民なのだ。

とまあダレから見ても英雄にはふさわしくない俺なのだが、幸運なことが一つある。もう一人の人格、孝明君が良い子だったことだ。

なんと、この体に乗り移る時に同化した影響で己の欲求に孝明くんの欲求が入り込んでしまっているのだ。

その望みは「ヒーローになりたい」という可愛げでありながら、死ぬ瞬間まで思い続けた熱い意志。


そんな"漢"の意志を受け継ぐことが俺の唯一の贖罪であり、守らなければならない誓いであり呪縛なったわけで…そんなこんなでこれからの2度目の人生、唯一の"目的"になったのである。

全世界の人類諸君、孝明くんに感謝しろよ。俺が俺であれば悲惨な将来かもしれないんだからな。

で、その孝明くんの意志を遂行するためにもこの時に正式な契約をマリヱと契約したのだ。己の利と心、プライドを守るために。






・・・・・・・とここまでかっこよくまとめてみたが、ここで終わらないのが小市民クオリティー。一つ心残りがあったのだ。


それが元の世界にいた妹だ。なにそれ?と思うかもしれないが、以前に説明したとおり、俺は他の世界から記憶と人格だけ拉致された者だ。元の世界に一人残した妹が心配になるのは自然なことだろう。

だがそのことを「俺、帰らなくても妹は大丈夫なのか?」と聞いたらマリヱから驚きの答えが返ってきたのは今でも記憶に新しい。


「お主は厳密に言えばお主本来のコピー。お主の元いた世界は記憶、精神までもデータとして扱うことができたのだろう?

元の世界から有用で、それでいて親和性の高い人の記憶を無秩序にひっぱり込んでいたら、その人格までもがついてきてしまったわけだ。

このような例はなかったが…おもしろいケースではある。ああ、心配しなくとも元の世界のお主は何も知らず、普通の生活を営んでおるぞ?」だって…


またしても「はっ?」となったのは言うまでもないだろう。

その後の説明も変で

「"情報"とは在るだけで"意味"を持つ。」のだそうだ。

多重なる世界の中でも唯一干渉し合うのが、そのものの在り方を導く"情報"

そのため、平行世界と言った聊かしか違いがない世界などが在る。

"我思う故に我あり"という言葉にもわかる通り、自分を思うことで世界を自覚し、両者に影響を与えていることを表しているのだとマリヱは言う。

結局は物質を司る原子や、全てを照らす光子でさえ、波の顕現であり、それに"在"を与えるのが神であり、人でもあること示しているのだそうだ。

先に言った我の力はその世界の在り方を繋げている"情報の海"に我が繋がって、元の世界から光宮家の血脈の幹たる情報の塊、その記憶を写し取るということだ。

つまり簡単に言えば、
並列に並ぶ世界群の中から我が探そうとする情報に該当したモノを探し出し、

その情報をコピーし、

当事者に与える力をマリヱは持っていることで俺がこのようになっていると説明された。

そして最も情報という力を持つのが、そのモノの在り方を示し自覚できるモノ、自分を自覚できる人の記憶ということ。

しかし、主は情報としての記憶だけでなく、その人格さえ有益である情報としてコピーされたということだ。

「…おそらく主の世界は、人格さえも情報と捉えるほどに発達した高度情報化社会を形成する世界だったのであろう。 人物の人格と精神までコピーできるほどにな。」

だとさ。簡単に言ってもいないし、なにを言っているのかわからない。これがゆとりの弊害ってやつか?それともマリヱがおかしいのか…どちらにしてもマジでやってられなくなった瞬間である。




そんな義務を果たすために、数多ある知識を有効に使うためにも俺の脳も改造(?)されたらしく、膨大な知識が一人の脳に収まるわけが無いので、そこはマリヱさんと脳内でデータを共有する体制になっているんだと。

それに付随して演算能力や記憶能力など、脳のスペックが100均の電卓とスパコン並に違いになった俺なのだが…

他にも身体がショッカー並にいじくられている。

結果だけ言えば睡眠時間の貯蓄や、身体能力の成長操作…いわゆる老化防止と身体能力の大幅なアップが行えるということで、チートここにありっ!!といったものだろう。

まあ元の世界で己の身体は義体であったため、生身でここまでハイスペックなのは奇妙な感じがするが、そこまで驚いたわけではない。

今考えると、並列演算や記憶フォルダの活用など自然に出来たため気づいた時は「あっそうか。この身体生身だったんだっけ…」といった感じだった。

もちろんデメリットはある。

こんなハイスペック、人間の身体が持つわけがないってことはバカでもわかるが、1日、7時間以上の睡眠が必ず必要になるらしい。

なんて健康な生活っ!!と言えなくもないが、これにも理由があり改造された俺は簡単に言ってしまえば、脳を酷使すれば強制的に睡眠(レム睡眠)に陥ってしまうのだ。どのような状態でも、な。
 
その防止のために適度な睡眠が必ず必要であり、ただ暮らすだけなら一カ月寝なくても良いのだが、脳内でとんでもない演算を繰り返せば死んでしまうので予防装置としていきなり寝てしまうのだとか


緊急停止ってパソコンかって突っ込みたかったが、マリヱと一心同体である時点で半分パソコンだった。人間を本格的にやめている。


他にも、この身体に"マリヱ"が定着するまで能力の全てが使えるわけではないこと。
主人格の記憶の定着がすむまで、情報としての他世界の記憶が欠落していること。
一月に一回、定期的に我の神器と同化している天霊樹の樹液を飲まなければならないこと。(これが異常にマズイ)
マリヱが他の人間には見えないため、独り言のように気味が悪がられること。

あとは先ほど述べたが身体の持ち主だった「孝明くん」の感情に引っ張られることが上げられるらしい。


ではそのデメリットの代わりとしてこれからの武器となる知識だが、これがとんでもない。ここはマリヱさんの説明から抜粋するが、


俺の今の時点で思い出されている記憶、つまりマリヱと共有して閲覧できる情報は、おおよそ7世界あるのだとか。

ここまで聞いていれば意味がわからないが、俺の世界を基準にした並列世界、…いや作品を基準にした世界か。その一つがこのマブラヴの世界ということで、それ以外の世界から無秩序に使える情報を取り寄せる力を持っていたマリヱ。


それからの話を聞くに

この世界は、何週目かのマブラヴの世界であるってことらしい


どうやらオレがいた世界にあったスパロボでいうリアル系作品のうち、オレが将来あり得ると思っている、実現性の高い技術を基準にマリヱが情報を集めたということらしいんだわ…

変に現実的なところをフィクションに求めてしまうことがここに来て仇になるとは…スパロボのスーパー系なら真ゲッターロボ量産とかで楽勝なのになと思ってのは内緒だ。


まぁ…わかりやすく使えそうな情報の例とその情報の修復具合をあげるとするなら

1、宇宙世紀0090年時点のアナハイム重工 第二技術部 部長の複合素材技術を中心にした転用可能な情報の27%ほどの記憶とデータ

2、フルメタルパニック ミスリルのAS開発第一人者、大型潜水艦技術士から55%

3、フロントミッション、OCU側 坂田重工 電子関連技術及び無線誘導技術 20%

4、アーマードコア 有澤重工、 砲、砲弾加工及び誘導技術関連体系と水素による発電基礎技術体系の30%

5、エヴァンゲリオン NERV技術開発部兵器部門担当者と
戦自研 N2爆雷小型改良を担当した第二研究所、研究員、合成食糧開発第一任者の3人の記憶と周辺データ42%

6、俺がいた基準世界の拉致られた時点の、2030年陸海空軍の兵器技術体系と一般電子関連技術体系が68%

7、そして一番大切な
この世界の並列世界(マブラヴALかな?)
光菱重工 不知火改良に携わり、その時にボーニングとのコネを使って亡命し、第4、5世代機の戦術機開発に携わった亡命技術者を基準に使えそうな情報が34%

それ以外にも活用できるであろう、20年以上先の経済や組織の運営などの知識、etc,etc…


といった具合に情報が復活しているらしい。

他にも自己修復技術や重力操作技術などもあるけど10%を切ってるものが多く、使えそうにない情報が俺の脳内にインプットされているわけだ。

この修復の度合いというのは今現在の、この世界の技術体系と俺自身の記憶分野によって収集・修復されるため、行き過ぎた技術の獲得には、レベルを上げる必要があるというのもゲームっぽい縛りが効いている。

そして手に入れた情報も人一人の情報処理能力を大幅に超えたものであるため、時間をかけて実用化のための情報に消化していかなければならないところは変にリアルだ。


―――つまりは断片的な情報の種を使って、この世界の人という豊饒な大地でその種を育て、立派な技術体系を構築しろってことだな。


なぜこんなまどろっこしいことをする必要があるのかは、この当時説明されていなかったが、脳の三割が宇宙人のオーバーテクノロジーによって敵対的吸収合併されたオレは、人の域を軽々と超えた演算力等(チートとも言う)を持っている。

だがもっとも大切な部分というのはヒトで形作られた世界であるため、もっともむずかしい「ヒトの感情」を理解するための因子という役割らしい。


そのためにも、ヒトのまま人を超えなければならない矛盾と戦い続けなければならないんだと。

言ってしまえばBETAと戦うには、救世主(なんか恥ずかしいが本当にそうなんだからしょうがない…)である俺自身が人類内での役回りを果たさなければならないため、超絶チート技術を持つことも必要ではある。


だがそれ以上に、これから生み出されていく人類内での争いの中で、この技術を活かせるための外交力と政治力として「オレ」という人格が必要だったというわけだ。


俺がそうなるかもしれなかったコンピュータ生命体がこの場にいれば言うだろう、「なぜ、人は無駄や害悪になるとわかっていること率先してやり、必要と断言できるものから目をそむけるのか」と。


たった一人しか「オレ」の考えを理解してくれるモノがいない状態でBETAに勝つには、

一人で文字通り、万の働きを乗数倍して活かさなければならず、

ヒトでいる幸せを味わうことが唯一の楽しみとなる戦乱の世をオレは謳歌せねばならず、

それが俺が「オレ」でいられる唯一の世界となってしまったわけだ。

まぁそんな鬱?話は置いといて、先の未来情報についてである。


マリヱに「こんなリアル系知識じゃなくてスーパー系…例えばゲッターとかならBETAよゆうじゃね?」とつ込んでみたのだがここでも、適切なツッコミを頂いた。

「オマエ、この世界の技術力でそのスーパー系の技術を実用化できるのは何時なんだ?」と。

まぁ冷静に考えればスーパー系といった隔絶とした技術を持つ世界とは、1980年って言っても国全体の技術力を上げるには19年じゃあ~追いつくには短いし、それに賭けるのはリスクが高すぎるわな…と後で気づいたのは言うまでもないだろう。

なにより、世界全体の人口と経済力を維持したい自分からしたら、早期に実現できる、この世界の兵器体系に近いリアル系の兵器のほうが良い。
その技術の派生した民間技術を経済にいかせることがデカいからだ。


まぁ、その技術(チート)単体で考えても、良くある二次作品の転生or憑依オリ主からしたら、その作品の悲惨さを如何にして軽減させるために 神様 (俺の場合はマリヱを作った地球外生命体だな) その人が自分を満足or何か必要な自体が発生したから俺のような"救世主"を投入してるわけなので、ある程度のチートは必要だ。

一つ残念なのは、この世界からしたらチートの必要量がまったく足りてないことなんだけどね…

なんせ年に1国は地図から消えている悲惨さな世界がこのマブラヴ世界であるからして。

原作でも博打のような作戦でボスを倒したわけで、失敗したらリアルに人類滅亡コースなのだからたかだか一人、この世界に来たからと言って「勇者」になれるわけではない。…ジャンヌダルクにはなれそうだが。



それでもマリヱに我がまま…「スパロボ世界から一個艦隊持ってくれば実用化せずとも良いんじゃね?」と愚痴ったら


「…主が今考えている妄想のように、いきなりでもスーパー兵器をこの世界に持ってくることが出来たとして、補給と修理が出来ずにゴミ屑になってしまうのは目に見えている。」

「それほどまでに現代の延長線上にある兵器というのは単独ではひどくもろい。」

「ビーム兵器であれ超兵器であれ、何かを消費せずに運用できる兵器もなければ、使えば使うほど使用限界を迎えてしまうことは物質であれば当然のこと。

(※ちなみに36mm、120㎜の砲身寿命は1万発ほどと見られており、レールガンやビーム兵器になるほど熱による部品劣化が速くなるためそれ以下になる)」


「人類を救うほどの技術で作られた戦術兵器というのは、それを他の世界で作りだし、継続的に使用できなければ意味がない。

それを維持するために必要な技術水準と工作機を含めた工場、それらを含めると本体の重量と作りだした時間、その何十倍の質量と時間が必要になるとおもうのだ?

もし生み出せたとしても、だ。単艦でその部隊の運用・修理・補給ができるのは一、二回の作戦までで、それ以上は無理なのは知っていてほしかっただけだ。」

「自己修復能力?工作機を内蔵している?そんな今の人類が喉から手が出るほど欲しい兵器が目の前にあったら、部隊員何人か拉致してコマンド部隊で制圧させてるわっ!!!

人類の現状なめんなっ!!!国家の存亡のためだったら虐殺が肯定される世界だぞ?

兵器なら戦場に出すよりも先にオーバーホールされて戦場に出れるのは10年後だ!!

BETAに勝つには純粋な国力、技術、そして人類を導くための政治力じゃ!!! 一機体で趨勢が変わったらここまで苦労しておらんわ、ボケ!!!」

とキャラをブチギレながら答えてくれた。相当ストレスたまってたみたいね。



では次に俺の立場についてだ。


先ほど光宮家長男(本来は五男だったが…天霊祭というイカれた儀式によって孝明くんと一人の妹以外の姉、兄達が犠牲になったらしい…マジで鬼畜である)と言ったが、それは光菱財閥次期総裁に決していることを意味する。

その己の知識以外にもっとも力になるだろう、己のバックとなる組織、光菱財閥とは?だがまあ知っているとは思うが説明しておこう。

この世界では太平洋戦争が条件付き降伏だったことにより財閥解体が行われなかったため、日本では今なお三大財閥(満井、光菱、隅友)としてあげられるほど巨大財閥である。

重工業、電子産業、銀行、商業、土木、自動車等幅広く手がけており、今の時点で世界のベスト30に入る総合企業グループであり、総合企業としてならアジアでこの財閥を超える組織は存在しない。

しかしまあ...上位欧米10社とは隔絶した規模の差があるため…欧米企業からしたら只の大手総合グループでしかないのは悲しいところでもある。

その(日本では)巨大財閥である光菱財閥だが名前の通り、岩崎弥太郎氏が作った三菱財閥に酷似している


―――のだが、違う点も多く見られるようだ。


それは、この日本に未だに征夷大将軍がいることが絡んでくる。

倒幕派と将軍家が大同団結して大政奉還し、五摂家が形成した帝国議会、その上位執政機関たる元枢府が作られたこの世界

その日本の歴史では、その元枢府の長が政威大将軍なり、皇帝→政威大将軍→政府といった複雑な政治体系をとっている。

その政治体系が現代まで続いているのがこの世界であり、皇帝陛下の近衛の出である光宮家は、創設者、初代総裁、光宮弥太郎がマリヱの力を借りて明治維新の流れに乗って大きくなったとされている。


そんな巨大財閥の次期総裁に俺がなるとは驚きの一言だろう。

さすがに今すぐってわけではないが財閥内と限られた場所だけでは、すぐにでも総裁の次にすげぇ権限を持てるらしく、早い時期…言ってしまえば二十歳手前くらいで総裁就任らしい…

次期当主なのは…上の兄達がいなくなったためなのはわかるけど裏とはいえ、いきなり総裁ってなんというご都合主義…まあ一人だけとは言え、前例がありその知識量に関してある程度の試験が課されるらしいがそれでも破格だろう。


まぁ…慣れるまでは父親たる当主が助けてくれるって言ってたけどさ…


そんな感じで現状の説明をマリヱにされ、やっとこさこの世界に介入しようとしたのは次の日からだった。

それは大天樹の写し身たる俺が初めて現世の人(財閥関係者のことね)に会う降霊の儀なんてものが執り行われたからこそ、このような言い方になったわけだが…

これまたビックリ!俺が一番上の上座だよ?なにそれって感じだったわ…


まぁ初代総裁しか成功者がいなかったため、形式だけ決めてあった初儀式だったわけなんだけど…

感想として、王族とか皇族って羨ましいって思えないって感じだったねぇ。あんなかったーい儀式やらなんやらを年がら年中やらされるって、疲れるだろ!!

しかもこんなんじゃ、この世界で友達できそうにないんだけどどうしよう!?まさかボッチ確定申告されたのかオレ!?ってぐらい。

でその後に家族に合ったわけだ。生贄にした当事者の親に。

正直会いたくなかったね…だってそうだろ?例え国のためとは言え、自分の子供何人も生贄にささげた親。しかもその成功者は最初の人間以外おらず、何十人、表に出ない人間を含めれば百に迫る子が死んでいるのだ。

そしてその親というのが現光菱財閥総裁。

それが俺の父 光宮  天元(てんげん)だ。
52歳のおっさんなんだが脂の乗ったやり手でコワモテのおっさんなんだが…
  
降霊の儀の時も一人だけ次元が違うオーラ出てたよ…漢っ!!って感じでホルモンバランスぶっ壊れてる感じの俺の苦手な感じ…
死ぬときに「我が人生に一片の悔い無しっ!!!」とか言いそうなあんな感じ。

だけど人としての器が大きいし仕事は出来る人であることは間違いない。

なにせ戦争に負けた日本。その中でアメリカに力を削がれてしまった財閥を、この20年の高度高成長で持ち直し、一躍世界に名だたる大財閥にしたってんだから、仕事命の冷徹おじさんなんだろうってことは予測はつくわなぁ…

しかも今は三人目の妻光宮 日名子 28歳(若っ!?うらやま…)良いとこ出らしいお嬢様がおれの母らしいんだけど、男としてうらやまけしからん男なのである。

まあ子供の中身の半分が別人であることを考えるとどっこいどっこいなわけだが、二重の意味でそんな男との対面がギクシャクすんのは当たり前だろ!!!常識的に考えてさぁ~!!!

そんで当日、親父と初(?)の面会の会話をしたんだが…



「おぉ~孝明があの天霊祭を乗り越えるとはなぁぁ~
パ~パ、パ~パは、とっても嬉しいぞぉ~ヽ(´ー`)ノ♪♪」


…ただの親バカだった。

とても与し易いから良いんだが本当に意外だ。
そんで話をしてみたんだが、本当に子供には甘かったのだ。しゃべり方も声も覇王なのだが、子が続々死んで逝ってしまったためか、とても気遣われたのを覚えている。

母親のほうも

「孝明っ!私の愛しい孝明!良かった、良かったわ!!!
無事にあの天霊祭を終えることが出来て…
私の初めての子が、あの天霊祭を受けるなんて聞いたときなんて・・ママは、ママはもうっ!」

と言って泣き出す始末。その後は色気ムンムンのナイスバディーのお母様が
「母親失格ね」やら「ごめんなさい」やら言いながらそのデカイ何かを押しつけて抱きついたりして…
心の中ではおっ立ってながら(ワーイ♪)家族談議を続けていたのだが…

その後、肝心のこれからについての話を親父と二人ですることになった。場の雰囲気から考えて、俺から切りだしたのだが、その時の親父の空気の変わりようがすごかった。

俺が将来の財閥について…天主の力を得た立場で切りだすと、

「ほう…おもしろい…やはり力はあったか。明日にしようかと思うっておったが…良いだろう。おい、おまえ!!」

とギャングのボスのようにニヤリと禍々しさ露わにした俺の父…完全に悪役だったね…


その圧倒される空気はやはり財閥を復活させた器の持ち主なんだ。と自覚させてしまうほどで、ただ単にこちらの言うことを聞く人物ではないのは即座にわかったほどだ。

もう一方の母親のほうも違う意味でやばかったが、色気的な意味で。マジでバルサンみたいに色気げ噴出してて、完全に親として見れません。あれで将家のお偉いところから嫁いできた人らしいんだが、プロポーションは外国人にも負けないだろう。


…まあ話は戻して親父のことだが、自分の人格などは伏せ、特定の部分を拡大したり歪曲しながら自身の状態について説明したのだが、

…もう顔が怖かった。

商才に富み、愛国心溢れる父だからこそその事実が嬉しかったのだが、笑い方が完全に悪役でもうね。

結局、さっきの甘い顔の父親の一面も持ってはいることもわかったし、それを律しているだけで、無いわけじゃないってことも嬉しかった。

なぜかって?やっぱり父親が尊敬できる人間というのは嬉しいものだろう。

しかも他人ではなく52歳といった歳になってしまった父には、後継者を育てる段階に入り、後継者候補が1人状態の父親には嬉しい誤算のはずだ。

そうなれば自然、財閥の運営についての勉強もさせてくれるわけで、未来の知識等を知ってても財閥の運営など、経験がものをいう分野ではミスもでるだろうから、純粋な知的欲求として教わりたかったのだ。

そうして最初は実力がものをいう技術系を中心にし、運営は慣れながら徐々にいきたいと考えていた。


そうして俺と親との団欒は進み、いきなり別人のようになった俺に対してもそのことを表に出さずにしゃべってくれた親にも感謝をしながら飯を食っていたわけだが、

その日の最後に、俺は言わなければならないことを父に言った。

その言葉は、「明日、兄上と姉上の墓参りに行きたいのです」というものだ。

父も「……そうだな…息子たちも喜ぶだろうよ…」と言ってくれたわけだが、これは打算や策謀抜きにして、同じ被害者として、なによりも冗談みたいな計画をやり抜く意思表明として何としてでも行っておきたかったからだ。

なにより自分がそうなったかもしれない、という恐怖と決別するためにも必要な儀式であり、これなくしては実行に移ることは出来ない…と孝明くんの感情が俺に訴えてきたことでもあるのだろう。



これが俺が行動を始めた日、夕暮がやけに綺麗だった日のお話だ。



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次元管理電脳より追加報告

主人公が自身を自覚しました。ステータス情報が閲覧可能になりました。NEW!!

主人公とマリヱが契約しました。能力の一部解放が開始されました。NEW!!

《ステータス》
名前:光宮 孝明 年齢8周期…訂正8歳
身体能力:8歳レベル     
強化手術をうけていないため一般的な人類幼少期レベル内です。

言うなればザコです。

精神状態:不安定
身体元の精神との同化レベルが現在、84パーセントのため、精神がいちぢるしく不安定になっているものと思われます。

言うなればキ○ガイです。

特異情報:第1段階クリア

数多ある人類世界の記憶を呼び覚ましました。この世界に近い技術体系の吸収が早いようです。

記憶された情報を実現できれば戦況を変化させることは可能でしょう。…実現できればですが。




・主人公が「光菱財閥」グループに登録されました。NEW!

主人公が光菱財閥内各種実権を手に入れました。NEW!※財閥によって完璧に隠ぺいされています。

「光菱財閥」関連情報を公開しました。NEW!
※1979年度版です

世界大企業ランキング 30位 
国際特許取得数    15位
日本国内企業規模   2位
従業員数(日本)    2位

《有力企業》光菱重工 光菱商事 光菱東京銀行 光菱石油等が挙げられます。

《特徴》世界でも結束が強い企業グループとして有名で、アメリカからの財閥干渉により規模は縮小していますがが、結束力は依然堅く、政府との繋がりも強いようです。

ですが戦後直後のアメリカからの影響で、光菱財閥に属していた企業が独立していったケースや他社との合弁企業があるため、財閥の影響を強く残す企業とそうでない企業の差が激しいようです。

例:光菱財閥と距離を置く企業として 日本建設機械 ミコン 東洋塗料など

以上 次元管理電脳からの追加報告を終了します。
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