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No.16077の一覧
[0] Muv-Luv Alternative TOTAL ECLIPSE その手で守る者(本編更新)[鬼神「仮名」](2011/07/13 02:23)
[1] 第1話(1999年編)[鬼神「仮名」](2010/05/22 01:30)
[2] 第2話(1999年編)[鬼神「仮名」](2010/05/22 01:30)
[3] 第3話(1999年編)[鬼神「仮名」](2010/05/22 01:31)
[4] 第4話(1999年編)[鬼神「仮名」](2010/05/22 01:31)
[5] 第5話(1999年編)[鬼神「仮名」](2010/05/22 01:31)
[6] 第6話(1999年編)[鬼神「仮名」](2010/05/22 01:31)
[7] 第7話(1999年編)[鬼神「仮名」](2010/05/22 01:32)
[8] 第8話(1999年編)[鬼神「仮名」](2010/05/22 14:59)
[9] 第9話(1999年編)[鬼神「仮名」](2010/07/07 04:56)
[10] 第10話(1999年編)[鬼神「仮名」](2010/08/24 04:03)
[11] 第11話(1999年編)[鬼神「仮名」](2010/09/13 04:05)
[12] 設定(1999年時)[鬼神「仮名」](2011/03/17 08:27)
[13] 第12話(TE編)(1)[鬼神「仮名」](2011/07/13 02:25)
[14] 第12話(TE編)(2)[鬼神「仮名」](2011/08/16 03:37)
[15] 本編関係無しネタ ウィル達を勝手にすくってみました[鬼神「仮名」](2010/08/13 18:04)
[16] 思い付きでDAY AFTER EPISODE01での黒田たちを書いてみた(1)[鬼神「仮名」](2011/06/28 03:19)
[17] 思い付きでDAY AFTER EPISODE01での黒田たちを書いてみた(2)[鬼神「仮名」](2011/07/09 18:06)
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[16077] 思い付きでDAY AFTER EPISODE01での黒田たちを書いてみた(1)
Name: 鬼神「仮名」◆af4fba6e ID:692cc713 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/06/28 03:19
本編はDAY AFTERとは特に関係性はありません。
今作は勝手にウィルたちを救ってみたの続編に値します。
思い付き&速攻で描いたものなので拙いですがよろしければご覧ください。
なお戦闘は今回はありません。

2005年10月6日
太平洋のどこか

『大尉、地下より振動を感知。距離15km、北東に向かって移動中です』
「分かった。引き続きセンサーの監視を続けてくれ」
『了解』
部下からの通信を切り、黒田は今ある情報をまとめていた。
(BETAの進行方向が北東となれば、おそらく向かっているのはアメリカ大陸か?)
バビロン作戦によって引き起こされた大規模重力偏差によって、海水は移動しユーラシアは水の底へと消えていった。
祖国である日本も例外なく沈むこととなった災害を人類は『大海崩』と呼ぶようになった。
ユーラシアにあるハイヴはBETAと共に海中へと消えたと思われていたが、2004年6月にその姿を発見した。
以来、人類は自らが生きるための場所を守るべく必死の抵抗を行っている。
(最後の戦闘がハワイより北東1500kmぐらいの場所だったから・・・・・・かなり広範囲に動いてるわけか)
BETAの姿を確認した2004年6月のJFKでの戦闘以来、黒田たち斯衛軍第12戦術機甲大隊は塩の砂漠と化した太平洋を動き回り続けている。
これはBETAの情報を集めると同時に各国の状況を窺うためでもあった。
(こんなときまで人類同士の戦争を持ちこむなってんだ)
本来この緊急事態に人類同士が戦っている余裕などないはずなのだが、どうにもこの世界は戦争が好きなようでフランス・カナダ連合とアメリカでの対立が起こっている。
日本はアメリカの同盟国としてこの戦闘に加わったが多大な損害を出しただけだそうだ。
ただでさえ貴重な戦術機を多く失ったこの戦いはアメリカにも日本にとってっも痛恨の一撃となったはずだ。
だが、いまだに対立は続き依然として睨み合っている。
日本としてもアメリカとの同盟関係がある以上無下にはできない。
(手痛い板挟みか)
『WG12よりWG01へ。反応弾の爆発を観測。おそらくシアトルの方でBETAとの戦闘があった模様』
「向こうも形振り構ってられない状況か。緑の地球をいつか取り戻すんじゃなかったのか?」
『しかし大尉、生き残らない限り無理な話ですよそれは』
「そうだな」
人類が全滅したら後に残るのはBETAに食いつくされた何もない大地だけだ。
『それで、戦闘に参加しますか?距離からして輸送機を使えば約2時間で着くと思いますが』
「いや、補給物資の量も大分少なくなっているし、戦術機の損失も少なくはない。今は新たな補給を待ちつつ状況を見極めるべきだ。それに、向こうには米軍がいる。そう簡単に負けはしないだろう」
『了解です』
(確かにシアトルには日本人が大勢住んでいる。俺たちが動く理由としては十分だが、今ここで俺たちの存在を知られるわけにはいかないからな)
俺たちが独自に動いている最大の理由は、俺の乗っている戦術機と兵器によるものが最も大きい。
YF-23NSBと電磁投射砲だ。
核反応炉を持った半永久活動エンジンに突撃級の装甲すら簡単に貫通させる威力を持つ電磁投射砲を装備しているとすれば米国は喉から手が出るほど欲しがるだろう。
米国だけじゃない。
世界各国が欲しがるはずだ。
だからこそ俺たちはこの何もない太平洋を動き回っている。
人類同士の戦争に使われないように。
『あれ?おかしいな』
「どうした?」
『それが、先ほど感知した振動とは別の振動を検知したんですが、1秒も満たないうちに消えました。位置は地下20kmほどでここより北東20kmの位置です』
「もう一度確認してくれ」
俺は観測手と通信を接続したままもう一つ回線を開く。
「鈴乃、現在使える戦術機は何機残っている?」
『はっ、現状使用できるのは不知火5機にラファール2機、EF-2000が1機です。整備中の不知火は後2時間すれば先頭に問題ない程度には仕上げられると思います』
(俺を含めて9機か)
大隊だったころを考えると大分減ったな。
「ガンシップと輸送機は直ぐに飛べるな?」
『ガンシップは榴弾砲を積み込めば飛べます。輸送機はいつでも』
「分かった、整備班には悪いが急ぐように伝えてくれ」
『了解です』
『あの、大尉どうしたのですか?』
センサーの観測手が不安な表情を浮かべていた。
「可能性の話だが、BETAが接近している。あのでかいやつがな」
『あれが、ですか!?』
「だから、ほんの僅かな反応でも逃さないでくれ」
『りょ、了解!』
(あれがまた来るのか)
大隊だったこの部隊が一気に中隊規模になってしまった原因。
(空母級・・・)
どう呼ばれているか分からないが、俺たちはあのBETAを空母級と呼んでいる。
200mもの大きさを持つ口のようなものから要塞級などを吐きだすあのBETAは脅威だ。
全長がいくつあるか知らないが要塞級を10体以上吐きだしたことを考えるとかなりの長さがあるだろう。
(あのときはS‐11を使って辛うじて倒せたが、それが無い今どうやってあれを倒す?)
戦術核並みの威力を持つS‐11に匹敵する威力を持つ装備などこの隊には無い。
電磁投射砲も120mmならまだしも36mmでは効果は薄い。
(とにかく急いでこの場を離脱しなければっ)
『た、大尉!!振動が大きくなってきてます!これは間違いなくBETAです!』
「地表への出現予想時間とポイントは!」
『ここより南東2km先におよそ10分で出現します!』
(早い!早すぎる!)
このままではこちらが離脱する前にBETAが地面から噴き出してくる。
まだ榴弾砲の積み込みは終わっていない。
飛ぶことも考えると最低でも後40分は必要だ。
(どうする!榴弾砲を捨てるか?・・・いや、ここで捨てたら今後の戦闘がより厳しいものになる・・・・・・時間稼ぎが必要だ。BETAの出現予想ポイントはここから南東約2km。一番早い突撃級さえ足止めできればどうにかなるか?)
飛んでさえくれれば後はこの場から逃げればいい。
それまでに光線級に照射されないようBETA共の死体の壁さえ作れば逃げ切れる。
(スピード勝負だな。だが、やらなきゃならないだろう)
作戦は決まった。
「WGリーダーより各員に通達。これより防衛戦を展開する。B小隊は輸送機の護衛だ。全輸送機が離脱し安全を確保するまで全力で守れ」
『了解!死んでも守ります!』
「勝手に死ぬな。お前を殺すのは俺だ!っと、A小隊は一番に突っ込んでくる突撃級を止めるぞ。殺さず足だけを狙え。奴らの壁を作り時間稼ぎを行う。出来る・・・よな?」
『大尉、何をあたりまえなことを。私の腕は存分に知っているはずですが?』
と、少し拗ねて応える鈴乃。
「別に鈴乃の腕を疑った訳じゃないが」
『黒田さんは心配し過ぎなんですよ』
楽天的な回答をよこすミリィ。
「ミリィは心配し無さ過ぎなんだよ!少しは緊張感を持て!!」
『黒田大尉、もっと私たちを信用してください!もっと見てください!』
何故か怒っている彩。
「いや、そんなに怒らなくても・・・てか、見てってなんだ?」
『あぁ~、彩さん大胆発言~』
『えっ、そそそそそんな意味で言ったわけでは!?』
『人の婚約者に勝手に手を出さないでくださいませんか?』
『元だけどねぇ~』
『テルミドール中尉!?』
「おーい、お前ら俺の話聞いてるかぁ~」
俺の話を無視して何やら言い合いを始める3人。
(なんでこんな状況下でこう緊張感のない小隊なんだよ俺たちは)
後数分足らずでBETA出てくるのに。
『輸送機、離陸を開始します』
「分かった。よし、和やかタイムは終わりだ!異星人どもを俺たちの後ろに1体も逃すなよ!」
『『『了解!!!』』』
2人の透き通った返答が、インカム越しに響いた。





お久しぶりです。
鬼神「仮名」です。
本編を貯めていたHDDを紛失したため今急いで本編を書き直してます(笑)
さらには就職活動も重なりかなりのハードワークとなってしまってましたOTL
そんな中クロニクルズ02を買って今作を思いついて速攻でかいてみました。
とりあえず(1)とはしてみたものの次を書く時間がいつできるか分かりませんw
なのでこの先黒田たちがどうなるのかは今のところはごぞ想像にお任せしますw
それでは次回の更新で本編が上げられるよう最大級の努力をすることを誓いつつ今回はこの辺でお暇させていただきます。
それでは


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