進め! へっぽこ勇者(?)様!第三十章 ~バカップル夫婦なご両親~・はいどうも。ユウキでございます。………え? なんか投げやり? あはは(汗)自己紹介もネタが尽きてきたんで…………―――閑話休題。全開…………じゃなくって前回。滝つぼに飲まれた俺は、気が付くと、ベッドに寝かされていた。「どこだ、ここ?」 目を覚まし、起き上がらぬままざっと周囲を見渡してみる。 ――――ぱっと見た感じ、ログハウス風の部屋だな。 まあ、ドラクエに出で来る家っぽいと言っちゃあ、家っぽい。 スラっちのやつは、俺の枕元で毛布に包まって寝てるようだ…………「おや、目が覚めたのかい?」 突然、ドアのほうから聞えてくる声。 ベッドから上体を起こして振り向けば……………「よっ」 ―――Tシャツ(へそ出し)にハーフパンツ、髪を金色に染めたエルゼさんの姿………「わーーーーー!?!?!?!?!?!」 俺、あわててベッドから飛び出して床に土下座。「エルゼさん! すいませんごめんなさい! いや、ホント一生懸命頑張ってますから! ちゃんとスカルスパイダーって言う化け物倒してますし! ちょっとずつがんばってますから! 修行はぁっ!? 修行だけはっ!? 連れ戻しに来たなんて言わんでください~!?!?!! 修行はもういやじゃぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」 残像が残るほどの勢いで土下座連発! っていうか本当に俺を連れ戻しに来たのかこの人は!? 弱すぎるし、いつまでたってもまともに戦えないし!? いやだ! 強くなれるかもしれんがあの修行はもうイヤじゃァっ!?!?!「あ~、キミ? もしもし……………」「すいませんごめんなさいすいませんごめんなさい!」「お~い、聞いてるかい?」「すんませんごめんなさい、いやほんとまじでがんばってますからなにとぞそのへんを……」 ―――ぶちっ!(なにかがキレる音) ―――どごすっ!(破砕音)「いいから落ち着いて話を聞きな~♪」 床にめり込んだ俺に、にっこり笑顔でほほえむエルゼさん。「い、いえっさ~…………」 俺は、よろよろと手を上げ、返事をした。・「まあ、なんだ、まずはあんたの誤解から解こうか」「は~い………」 かくして、床にどっかりと胡坐を書いて座り込んでるエルゼさんと対するように正座してる俺。 ちなみに、俺の頭には包帯が巻かれている。 ―――おかしいな………いつものエルゼさんなら呪文で吹っ飛ばした後、回復呪文を使うはずなのに…………? 今回は、傷口を消毒して包帯巻いただけだし…………「まあ、簡潔に行こうか、あたしはエルゼじゃないよ。」「え!?」 いきなり、目の前の美女(エルゼさん?)は、とんでもない事をさらりと言ってくれました。「いや、髪の色以外ドコからどう見たって…………」「ああ、まあ間違えるのもしょうがないね。なんたって姉妹だし」 ニカッと笑いながら、自分を指差し言う、美女(エルゼさん?)。「ええっ!?!?!」 爆弾発言、そのニ。「あたしは、ゴルゼ。エルゼ姉さんの妹に当たるんだ。その証拠にね――――」 パチン! と突然ゴルゼさんが指を鳴らす。 その瞬間、ゴルゼさんの体が光に包まれ…………「――――ほれ、納得出来たろ?」 ――――目の前にいたのは、一匹のゴールデンスライム。 モンスターズではスライム系最強。2でも第二位に位置するしていた、最強クラスの超レアモンスター!「は、はい。納得できました…………」 呆然としつつ、答える俺。 っていうか姉妹揃ってエボルシャスできるのかよ……………「【エボルシャス】ッ!」 再び目の前に閃光が走り、再び、金髪の美女が姿を現す。 あ。よく見ると頭にゴールデンスライムが付けているようなティアラが付いとるわ………… ドコとなく、ゴールデンスライムっぽいな、やっぱ。 ――――ってまてい!?! エルゼさんの妹ってことは…………… エルゼさんはスラっちの叔母さんだろ………… じゃあやっぱり……………!?!!?「ぴっっきゅっきゅきゅ~~~!!!!!(かあちゃぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!)」 いつの間に目を覚ましたのか、スラっちが勢いよく、ゴルゼさんに向かってダイブする! それをぼふん! と見事にキャッチするゴルゼさん。 抱きしめるというよりドッジボールを連想してしまうのは何故だろう…………「ぴきゅぴきゅぴきゅぴきゅぴぃ~~~!!(びぇぇ~~ん!!! かあちゃ~~ん! 久しぶりッス~~~!!)」 ゴルゼさんに必死ですりすりと、泣きながら甘えるスラっち。「おお、チビ、おまえ頑張ってたんだってな~! よしよし、いい子だいい子だ~♪」 同じく、スラっちをがっしりと抱きしめながらナデナデするゴルゼさん。 でもね、スラっち君。おっぱいに埋もれてするすりされるこたぁ無いでしょう!? ゴルゼさんもスラっちを思いっきりおっぱいに埋もれさせて抱きしめてるし! そりゃ、他意無いでしょうけど…………… ぽにゅん、もにゅん、ぽよん、ふよん。直視できないからなんとかしてぇっ!?!?! ――――親子感動の包容は、そのあと5分ぐらい続きました。「ぴきゅ? ぴきゅぴきゅぴぴ?(アニキ? なんで前かがみ何スか?)」「しらんっ!」・「まぁ、なんだ。うちのボウスが世話になったね、ユウキくん」 膝にスラっちを乗せて、優しく撫でながらいうゴルゼさん。 スラっちは…………猫のようにゴロゴロ言いながらトリップしてた。 「はい、まあ話したとおり、あばれうしどり事件で友情が芽生えまして…………」 かく言う俺はお茶なんぞをすすりつつ(←ゴルゼさんが淹れてくれた)ゴルゼさんと向き合ってお話をしているワケで。 っていうかスラっちって意外とすごい血を引いてるんだな…………… 母親がゴールデンスライムって…………メチャクチャサラブレッドやん…………「まあ、しかしなんだ。水浴びしてたらアンタとスラっちがどんぶらこっこと流れてきたときは驚いたよ。しかもアンタからは姉さんの羽根の匂いがしたからさ、とりあえず二人とも助けといたわけさ」「匂い…………これですか?」 ポケットからエルゼ門下の証……小瓶に入ったエルゼさんの羽を取り出す。「ああ、やっぱりか。弟子にトラウマ持たせるほどの修行をさせるのは、アタシが知る限りエルゼ姉さんくらいだからねぇ。はははははは」 からからと豪快に笑うゴルゼさん。 ―――う~ん、エルゼさんとはまたちがう方向に豪快な人だ。「ゴルゼさんはここに住んでるんですか? いや、つーか此処どこ?」 そういえば、俺滝に飲まれたんだったよな、覚えてる限りでは。「ああ、ここはプライムローズ近くの森の中にあるアタシの別荘」 プライムローズ…………俺が目指してた大都市の名前だ。 忘れかけてたけど…………「え、じゃあプライムローズけっこう近いんですか!?」「ああ、歩いて3時間くらいだよ」 ―――よっしゃ! 怪我の功名! 意外と近くに流れ着いたみたいだ。「でも今の時期にプライムローズ目指すなんてねぇ………運がいいやら悪いやら………(ボソッ)」「? なんすか?」――――いま、なんか言わなかったか? ゴルゼさん…………?「いや、なんでもないさ」 そっぽ向きながら言うゴルゼさん。 若干気にはなったが、追求する気にはならなかった。「ぴきゅ? ぴきゅぴーきゅぴぴ?(かあちゃん、とうちゃんはドコにいるッスか?)」 目を覚ましたスラっちが、ゴルゼさんに声をかける。 ………って父ちゃん!?「きゅぴー、きゅぴぴっぴきゅー。(今帰ったぞー!)」 玄関のほうから聞える、スラっちのものとは異なるスライムの声。 …………まさか!?「ぴきゅ、ぴきゅぴぴきゅきゅ?(おお、目が覚めたのかい、少年)」 玄関からひょこひょこ入ってきたのは一匹のスライム……………… っておいいいい!?!?!?! ヒゲが! ヒゲが!? ちょびヒゲがぁぁぁぁぁ!?!?!?! ス、スライムにヒゲが生えとる!? ちょびヒゲだ! ちょびヒゲスライムだ! なにあれ? 新種!? まさにパパだ…………かってに“パパっち”と呼ばせていただこう…………「ぴっきゅ~!(とーちゃん!)」「ぴきゅぴきゅー!(おお、息子よ! 元気だったか!)」 うーむ、ドコと無く威厳を感じさせる…………まさに“パパ”だ。 ん、なんかゴルゼさんがプルプルと震えてるけど……………「…………………ああ~ん! ダ~リィィィィィィィィン! おかえりなさぁ~い♪」「ぴぎゅっ!?」次の瞬間、別人になったかのような猫なで声で、スラっちを放り投げ、くねくねしながらパパッちに突撃するゴルゼさん。 ってスラっち!? ゴルゼさん! 息子はどうでもいいんですか!?「スラっちーーーーっ!?!?!」 吹っ飛んでゆくスラっちを辛うじてキャッチする俺。「ぴ、ぴきゅぴっぴきゅぴ!(た、助かったッス…………昔から母ちゃんは父ちゃんのことになると、周りが見えなくなるッス…………)」 冷や汗をかきながら言う、スラっち。「ダァリィィィィィン……………ゴルゼェ~さみしかったぁ~♪」思いっきりパパっちに抱きついて、すりすりゴロゴロと甘えまくるゴルゼさん。「ぴっきゅっきゅ。ぴきゅーぴっぴ。(はっはっは、ゴルゼは寂しがりやだな~コイツ~)」 パパっちもまんざらではないらしく、すりすりと甘え返している。 なに!? この真昼間ッからいちゃついてやがるバカップル夫婦!?「……………お前が実家にいたころもこうだったのか?」「ぴきゅ。ぴきゅぴーぴっきゅ。(そうッス。年中こんな感じだったッス)」 俺とスラっち、二人して冷や汗を垂らしまくる。「ぴきゅー、ぴきゅぴきゅぴぴ(コレがイヤで兄ちゃんと妹もオイラと同じく家を出たッス)」「そうなの!?」 意外な真実にビックリ。 たからおまえ草原にいたのか…………つーか兄妹いたんかい!?「ダ~リン♪」「ぴ~きゅぴ♪(ゴ~ルゼ♪)」 相変わらず、いちゃつきまくってるバカップル夫婦。 ぶっちゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ………………♪ なんかディープキスっぽい音すら聞えてきたような気が……………(汗) 完全に夫婦二人の桃色空間と化した部屋の中で、俺とスラっちは二人に背を向けて、呆然と立ち尽しているしかなかったワケで…………・「え~っと……………まあ、なんだ。…………今見たことは忘れな」 弱みを知られるのがイヤなのか、このノロケッぷりを目撃してしまった俺の眼を見つめて、誠心誠意、他言無用と、満面の笑みで説得するゴルゼさん。 例え今、俺が頭を持たれてぶら下げられていようと、首筋に【どくばり】が突きつけられていようと………………コレは脅迫ではなく、説得なんだそうです。(ゴルゼ談)「りょ、了解しました……………」 おとなしく、説得(?)されておく俺。 やはり命は惜しい。 まあ、てな感じで俺の説得(?)も終わり、今はリビングでパパっちとゴルゼさん、スラっちと俺でお茶を飲んでるしだいであります。 なお、今現在ゴルゼさん達は、夫婦水入らずでお忍びご旅行中だとか。「で、どうすんだいチビ………じゃなかった、いまはスラっちだったっけ。良かったねぇ。“名前”もらえてさぁ」 スラっちをグリグリと撫でながら言う、エルゼさん。 ――――ちなみに、モンスターにとって、“名前”と言うのは、信頼なり、友情なりの証として人間から貰う神聖なものであり、自分達でつけることは出来ないんだそうだ。 つまり、ゴルゼさんもエルゼさんも誰か昔の仲間(人間)から名前を貰ったらしい。「んで、お前これからどうするんだ? いっしょに【スライムのかくれざと】に帰るかい?」 ―――スライムの隠れ里? どんなモンがあるのか…………… イメージ的にスライムばっかりが暮してる村………って感じだよな………「ぴきゅ! ぴきゅぴー! ぴーぴっきゅ!(オイラは帰らないッス! アニキと一緒に世界を見て、冒険して、もっと強くなりたいッス!)」 きりっと表情を正して、両親にそう告げるスラっち。「ぴきゅ、ぴきゅぴぃぴぴきゅぴぃ。ぴ!(うむ、よく言った。何も言うことはない。がんばってこい!)」 父親らしく威厳を持った態度で言い放つパパっち。 うーむ、まさにオヤジたる貫禄だ。「ああ~ん、凛々しいダーリンも素敵………♪ じゅるり」(ヨダレ) ―――ゴルゼさん! スイッチが! スイッチが入りかけてますよ!?「…………はっ!? いかんいかん…………それはともかくだ、コイツこう言ってることだし、ユウキくん、うちのチビをよろしく頼むよ」「ぴきゅぴぃ!(セガレをよろしくたのむ!)」 両親から揃ってお願いされてしまう………チョコッとこそばゆいな。「わ、分かりました……………」 若干自信なさげな返事をしておく俺。「ぴきゅぴ! ぴきゅぴっぴ!(アニキ! これからもよろしく頼むッス!)」 かくして、ゴルゼさん夫婦に見送られ、俺とスラっちは一路、プライムローズを目指す。 ―――――あの時は、あの街で、あんな大事件に巻き込まれるなんて、全然思いもしなかったのに………………・・「でもさ、ダーリン。あそこまで資質が無い子ってのも珍しいわよね~、どう思う? スライム族最強のスライムとして」「ぴきゅぅ………ぴきゅぴっぴきゅぴぃ………(あそこまで資質が無いのは確かに珍しい…………才能も欠片も感じないし、今まで生き残ってきたのは奇跡だ………だが………あそこまでどん底だと、逆に大化けるする可能性もありそうだ…………)」「そうねぇ、だから姉さんトラウマになるほどしごきまくったのかなぁ?」「ぴきゅぴきゅぴぃぴきゅ(真実は分からんさ、一生ぺッポコで終わるかもしれんしな)」「そうね…………………さ、二人も見送ったことだし、それじゃあダ~リン♪ これからカジノでぱ~っとやりましょ、ぱ~っと!」「ぴきゅぴきゅ、ぴきゅぴーぴっきゅ。(おいおい、ちょうど路銀もなくなったから、帰ろうって言っていたばかりだろう?)」「うふふふふ、大丈夫よぉ~ん♪ さっき川で水浴びしてたときに、ゴールドがぎっしり詰まった袋拾ったの♪ さ、ぱーっとやりましょ、ぱーっと!」「ぴきゅきゅ………ぴきゅぴーぴきゅぴぃ(やれやれ………ま、でも拾ったものは自分の物が世界の掟…………ぱーっといこうじゃないかハニー♪)」「ああ~ん♪ ダーリン話が分かるぅ~♪(ちゅっ♪) じゃ、早速行きましょ!【ルーラ】!」 ――――バシュンッ! かくして、バカップル夫婦の珍道中は続く…………… ――――一方その頃……………「ああああああああああああああ!?!?!?!?! 無いっ!?!?! 命がけで稼いだゴールドがぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?!?!!」「ぴきゅぴぎぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!(アニキのドアホぉぉぉぉぉぉぉぉッスッ!!!!!)」へっぽこ一人と一匹の、壮絶な叫びが、空に木霊したとかしなかったとか…………… トコトン運が無い二人の冒険は……………続く、といいなぁ……・・【第三十章での主人公のパラメーター…らしきもの】【名前】そうま ゆうき【職業】まだまだへっぽこ剣士【称号】『エルゼの門下』【特技】せいしんとういつめいそう全力ダッシュによる逃亡意思の疎通【スライム系】にとうりゅうかすみのかまえ 全方位攻撃【さみだれけん】 一刀流・居合い【我流・まじんぎり】 【我流二刀・まじんぎり】 極限状況の中でとっさに編み出した一撃。光の刀装備時で無けりゃ使えない。つまり今後使えるかどうかも不明。【装備】 E?ひかりのカタナ(呪?)E せかいじゅのカタナE せいなるナイフE かわのカスタムジャケット (Tシャツはこの下に着ているので省略)E ジーパン E ショートブーツ 【持ち物】(リュックの中)てづくりのつりざお 20ツールナイフ うでどけい メリケンサックエルゼ門下の証キメラのつばさ×1くんせいにく×4携帯用もうふすいとう(800mlサイズ)【備考】 現在一文無し。 本当に勇者の素質があるかは……………たぶん不明。 少しは成長したかと思えば、まったく成長してないダメ男。 合いも変わらず運が悪い。 なんかもう、泣きたくなって来るほど。 最近、強くなるならないよりも、安定した生活を望み始めている。 ・・【名前】スラっち【種族】スライム♂【称号】『エルゼの門下スライム』【特技】 たいあたりものひろい ラリホー キアリー メラ・メラミ ギラ・ベギラマ ヒャド イオ バギ その他少々(エルゼからいろいろ覚えさせられたようだ)【特性】ぷにぷにとやわらかく、弾力があってショックを吸収するため、打撃攻撃に強い。スーパーボールのようによく弾むので、それを利用した攻撃が出来る。 なお、スラっちは本来“火”の性質を持つため、メラ、ギラ、イオはかなり得意だが、ヒャド、バギに関してはそれより上の呪文は覚えられない。実はスライム族でも五本の指に入る実力者ゴルゼ(ゴールデンスライム)が母親。 やはり潜在能力はかなり高そうだ。ひょっとしたらすでにユウキ以上?【備考】かなり強くなりましたね、スラっち。アニマルゾンビの群れを相手に一晩戦い抜いたことでかなりのレベルアップを果たした模様。母親から受け継いだ血が発現すれば、あっさりユウキを追い越しそうだ…………・・【第三十章・新規登場人物(?)のパラメーター……らしきもの】【名前】 ゴルゼ【種族】 ゴールデンスライム♀【年齢】 とっぷしーくれっと♪(おそらく、すでに100歳は超えていると思われるが、言ったら最後、殺られるので注意)【称号】 『クイーン・オブ・スライムウォリアー』(スライム族最強の戦士)【特技】 エボルシャス ルーラ 他少々(すこしくらい呪文は使えるらしい)【特性】ダーリン(夫)命のゴールデンスライム。ダーリンにあだなすものには容赦しない。 完全デレデレタイプ【備考】スライム族のなかでも5本の指に入る実力の持ち主。また、肉弾戦ではスライム族の中でも1,2を争うほど。スラっちの母親であり、エルゼや若いころは友情を結んだ人間と共に世界中を冒険していたため、かなりの修羅場を潜り抜けてきた歴戦の戦士でもある。若い頃はエルゼと共に、【ゴールゼン・エンゼル】の異名をとっていた。・・【名前】 エボルシャス・ゴルゼ(ゴルゼ人間形態)【種族】 ゴールデンスライム♀【年齢】 外見年齢・27歳【称号】 『エボルシャス・オブ・バトルマスター』(ゴルゼの思い描く最強のイメージ)【特技】 エボルシャス ルーラ 他少々(すこしくらい呪文は使えるらしい)【装備】 E TシャツE ハーフパンツ E ガーターベルト 【備考】ゴルゼが【エボルシャス】によって変身した、最強のイメージ。戦士タイプであるゴルゼにとって、やはり最強のイメージは『戦士』である。ビジュアルは、エルゼと同じくかつて共に冒険したとある女魔道士をモデルにしている。今は亡きその女性は、ゴルゼの親友でもあったようだ。なお、本来は様々な武器を使いこなすバトルマスターである。・・【名前】 パパっち(コレはユウキが勝手につけたものであり、本名は不明)【種族】 スライム♂【年齢】 人間年齢に換算して47、8歳くらい【称号】 『スライム・オブ・スライム』(スライムを統べし最強のスライム)【特技】 ギラ・ベギラマ・ベギラゴン あやしいひかり マダンテ ?????(とっておき。スライム族に伝わる、今現在パパっちにしか使えない究極最強の呪文。マダンテ、エボルシシャスをも超える呪文)【特性】 チョビヒゲは、実は付け髭。パパっちなりのおしゃれらしい。 なお、エボルシャスは使えない。【備考】 実は、スライム族最強のスライム。(スラっちは当然知らない) とっておきをつかった状態ならば、エボルシャス発動中&本気のゴルゼ、エルゼの姉妹を相手にしても無傷で二人を戦闘不能に追い込めるほど。 事実、過去のスライム族の武道大会では、ゴルゼ&エルゼの姉妹を破って優勝した。(ゴルゼがパパっちに惚れたのはこの時らしい) が、目立つのを嫌い、息子や娘にはそのことは隠し、里でも目立たぬようにひっそりと暮している。 かつて、“勇者”と共に、魔王を倒し、封印した伝説のメンバーの一人でもある。・【あとがき】ちょっと遅れました。すんません。さて、いよいよ次回からはプライムローズ編、スタートです!スラっちとユウキが待ち受ける大事件とは!そろそろ再登場して欲しいぞ僧兵のお姉さん!エルゼ&新弟子コンビも絡んできますぞ!こう、ご期待!感想たくさんくれると執筆スピードが上がるかもしれません…………では、また次回!・感想返信レスTAKさん>>ありがとうございます! これからの新章突入を楽しみに待ってて下さい! 今月中に次の話を投稿させていただきます。よろしく応援お願いします!紅龍さん>>お久しぶりです。彼女(?)が正ヒロインの立場を!? つーかあのセリフ、そんなに効きました? 「ご主人様………お願い………」ミナデイン級…………次はジゴスパーク級を狙います!(ニヤリ)でもヤバイな………しばらく出番無いぞ…………(汗)僧兵のお姉さんやエルゼ&新弟子を今度は活躍させようとたくらんでるんですが…………彼女の出番ももっと考えてみようかな? お姉さんに見とれたユウキに電気ショックとか(笑)…………どす黒い感情が!? 大目に見てやってさださいまし! タダさえ運が悪いんですから、それくらいは………ねぇ?(ペコペコ)合唱した手を叩き合って笑っていただけるなら、光栄中の至りです。これから応援よろしくお願いします!8月中は塾に缶詰…………受験頑張ってください!目指せ! 合格! ユウキともども応援しております!7月中の次回更新を目指します!では!