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No.11659の一覧
[0] [完結]冒険の書に記録しますか?(現実→DQ3っぽい世界)[社符瑠](2009/11/14 12:14)
[1] 01[社符瑠](2009/09/06 23:15)
[2] 02[社符瑠](2009/09/08 21:33)
[3] 03[社符瑠](2009/09/10 21:43)
[4] 04[社符瑠](2009/09/12 16:05)
[5] 05[社符瑠](2009/09/13 19:02)
[6] 06[社符瑠](2009/09/16 21:46)
[7] 07 アーリハーン編終わり[社符瑠](2009/09/19 17:44)
[8] 08[社符瑠](2009/09/28 21:10)
[9] 09[社符瑠](2009/09/28 21:12)
[10] 10[社符瑠](2009/09/28 21:30)
[11] 11[社符瑠](2009/10/01 21:16)
[12] 12[社符瑠](2009/10/07 21:14)
[13] 13 ロマルア編(とりあえず)終わり[社符瑠](2009/10/07 21:50)
[14] 14[社符瑠](2009/10/10 15:39)
[15] 15[社符瑠](2009/10/13 21:20)
[16] 16[社符瑠](2009/10/16 21:10)
[17] 17[社符瑠](2009/10/19 21:04)
[18] 18[社符瑠](2009/10/22 21:16)
[19] 19[社符瑠](2009/10/25 18:00)
[20] 20 ダァマで仲間と合流&精霊達とラーミア編終わり[社符瑠](2009/10/28 21:36)
[21] 21[社符瑠](2009/10/31 22:07)
[22] 22[社符瑠](2009/11/03 22:57)
[23] 23[社符瑠](2009/11/14 11:47)
[24] 24 らすとばとる[社符瑠](2009/11/14 12:25)
[25] 25 えんでぃんぐ[社符瑠](2009/11/14 11:55)
[26] 26 あとがき[社符瑠](2009/11/14 12:07)
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[11659] 15
Name: 社符瑠◆3455d794 ID:5aa505be 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/10/13 21:20


ダァマに着いて仲間と合流できた事だし、ここらで状況をまとめてみよう。


この世界は俺達の世界のゲームのドラクエ3に非常に似ていて、現在ヴァラモスというモンスターに支配(?)されている。

精霊であるルヴィスが様々な世界へ旅をしていて、俺達の世界で予定以上に留まってしまった間に奪われてしまったとの事。

そう言えば、何の目的で世界を旅する事になったのか聞いてなかったな… どうでもいいけど。


で、この世界には精霊が3人。(1人、2人という数え方で良いのかは不明。)

それぞれアーリハーンと世界樹とエルフの隠れ里に居て、穢れを浄化し続けている。 面識があるのはアーリハーンのルヴィスだけ。

俺以外の仲間(1人除く)は世界樹の精霊と面識がある。


ルヴィスによってこの世界に拉致されたのは44人。
内22人は死亡(元スライム現バブルスライム含む)。 7人は生死不明。

そして、ダァマに集まった俺達『精霊に選ばれた者』は全員で15人。 それぞれ何かしらの『力』に目覚めている。


1人目は『すごく遠い場所も見える』リーダー(僧侶レベル9)

黒髪ロン毛の女性。 年齢不詳。

その力でモンスターの群れが襲ってくるのを誰よりも先に見つけていたら、いつの間にかリーダーだったらしい。

…みんなをなんとかまとめている苦労人。 毒舌になるのも仕方ない、と思っておく。



2人目は『日の光に当たると空が飛べる』使いパシリの童顔チビ(僧侶レベル8)

ロマルアやイススでニフラムをして回っている。
もしかしたらこのメンバーの中で一番忙しく働いている人。

子供のフリをしている。 それが上手くいってカンタダに『立派な人』と言われていた。

俺のルーラで精霊に会いに行ける事をすごく喜んでいた。 レベルアップがしたいらしい。



3人目は『ものすごく速く走れる』うざいおやじ(武道家レベル11)

喋り方がうざい。 もう二度とおんぶされたくない。 でもその足の速さは少し羨ましい。

レバの村でダァマに仲間が居る事を知って、1人でダァマまで走ったと言っていた。
リーダー達による救助活動が終了してから合流した最初の1人らしい。


「その足の速さがあれば、アーリハーンに戻ってレベルアップできたんじゃ?」


そう俺が聞いたら、


「1人だけレベルアップしたら皆に悪い気がして…」


魔法使いに転職してルーラを覚える方がよっぽど『皆のため』になったと思うんだが?

まあ、童顔チビをロマルアからイスス、イススからダァマに運び、またロマルアに走ると言う生活をしていては無理か。



4人目は『影に入ると怪力になる』おかっぱ娘(武道家レベル14)

高校三年生らしい。 出席日数計算したら今すぐ戻れても留年だと愚痴られた。


「大丈夫、ココにいる皆は全員捜索願が出されているさ。」と言ったら殴られた。 レベル高くなかったら骨折していたな。


おそらく対ヴァラモス戦で… というか屋内での戦闘全てにおいて一番の火力。

世界樹やロマルア、その他に僧侶をぶん投げるお仕事ご苦労様です。



5人目は『世界樹の葉を使って結界を張れる』引篭もり(僧侶レベル2)

世界樹の葉を見たときにキュピーンと感じたのだそうだ。

その力でダァマを守っている。
一度結界を張ったら効果がきれるまで放置してもいいのにずっと部屋に篭っている。


「戦闘だりぃ」と言っていた。


たまに神殿内をニフラムで浄化している。 レベルを2に上げたのはそれが目的だったんだな?



6人目は『話しかける事で植物の成長を促進する』ダァマの食料事情を支えるゲーマー娘(武道家レベル3)

植物は話しかけたり、音楽を聞かせたりすると良く育つという説を実践している高校三年生。 先に紹介したおかっぱ娘と仲がいい。

…いろいろ考えると『植物を操る』のが本当じゃないかと皆思っているが、ダァマやアーリハーンの人達との交渉の要なので誰も突っ込まないのだそうだ。

植物を育てるのに忙しいので神殿で見かける事は少ない。



7人目は『問答無用で経験値を浄化する』永遠のレベル1(僧侶)

最初はどうしようもない足手纏いだと思われていたが、キメラの翼が無くなってからは浄化要員として大活躍中。

一度挨拶しただけなのでそれ以上の事はわからない。 とっても忙しいらしい。

可憐な美少女だったら間違いなくヒロインな『力』なのに、残念ながら痩せている男。 大卒のプー。



8人目は『魔法の威力or効果を増加する』高所恐怖症(魔法使いレベル9)

メラなのにメラミよりもすごい炎だった。
ギラなのにベギラマよりもすごい炎だった。

だけど高所恐怖症。 神殿の階段の上り下りさえ怖いらしい。

こいつがルーラを使えれば救えた命がどれだけあったか… 本人もそれを自覚しているから言わないけどね。

最大の火力キャラ。 …MPさえあれば。



9人目は『未だ不明』自称社長(戦士レベル12)


「昔、野球少年だったんだ。」


そう言って特注の鉄の棒を振り回していた。

…野球って、バットを横に振る事はあっても縦に振る事は無いと思うんだ。

危険人物その1



10人目も『未だ不明』コンビニ店員(戦士レベル12)


「剣で切ると血で汚れるから」


そう言って、自称社長と一緒に鉄の棒を振り回していた。

血以外の物が滅茶苦茶飛び散っているんだが、それについてはどう思っているんだ?

危険人物その2



11人目も『未だ不明』腐女子?(戦士レベル15)


「おんぶ紐で固く結ばれる2人…」


ハァハァと荒い呼吸をしながらそう言っていた。
ネタなのか、それとも本性なのかわからないが、どちらにしても変人。

何気にレベルも高い。

危険人物その3



12人目も『未だ不明』空手家(武道家レベル15)
13人目も『未だ不明』空手家の弟子(武道家レベル11)

2人、神殿の外で鍛錬していた。 この世界に来てから師匠と弟子になったそうだ。


「はっ! はっ! はっ! はっ!」


ダァマの神官達が、朝の早い時間から訓練をするのはいいのだけれど…と前置きした上で、五月蝿いのをどうにかできないか?と文句を言っていた。



14人目も『未だ不明』ニフラム大好き(僧侶レベル8)

前衛が倒した敵にニフラム。 弱った敵にニフラム。

それだけなら問題無いのだが、元気な敵にもニフラムをする問題児。

確かに、ニフラムで敵は弱体化するけど、ルカニのほうが効率がいいぞ?



最後に『死んだら冒険の書に記録した時点の状態に戻る』『1歩ごとに1ずつ経験値が入る』俺(戦士レベル15、魔法使いレベル26)

最近覚えたマヒャドで敵を凍らせてバイキルトで強化した攻撃で砕く!
鎖かたびらと皮の鎧を着け、さらにスカラで防御力上げているので大怪我もしない。

ルヴィスの改造のおかげでMPは徐々に回復するし、切れても近接攻撃をしながらマホトラで回復する。

これで回復魔法とピオリムがあればなぁ…



――――――――――



「どうしました?」
「なんでもない。」


…ちょっと現実逃避をしていただけだ。


「そうですか? それじゃあ、ささっと終わらせましょう。」
「はいはい。」



キメラの翼の作り方。


用意するもの

①強めのモンスター数匹(雑魚でもいいが、その場合大量に必要。)

②そのモンスターを遠距離で倒せる戦力。

③ヒヨコっぽい何か

④翼を傷つけないようにキメラモドキを倒せる戦力。

⑤職人と専用の道具



手順


①遠距離から大量のモンスターを倒します。

②モンスターから穢れが出るのでヒヨコっぽい何かを投げます。

③一時間ほど待つと、ヒヨコっぽい何かに穢れが集まってキメラモドキに変化します。

④変化した直後はそんなに強くないので翼に傷をつけないようにキメラモドキを倒します。

⑤職人が翼に特殊な処理をします。

完成

戦力に問題が無いなら、倒したキメラモドキから出る穢れにヒヨコっぽい何かをまた投げて繰り返しましょう。





「バイキルト」
「スカラ」


自分にバイキルトをかけ、高所恐怖症にスカラをかけてもらう。

戦士は3人いるのに剣を使えるのが俺だけとか… 何の罰ゲームだよこれ…


ごおおお


「ヒャド」


火の息を吐こうとしたので嘴を凍らせる。

最初の一匹、ヒヨコっぽい何かの変貌ぶりに驚いていたらいきなり喰らってしまったが、同じ失敗はしない! …まあ、喰らったところでそんなに痛くないのだけれど。


「くそったれ!」

ざしゅっ

すっかり使い慣れた鋼鉄の剣は『叩き切る』タイプの剣なので今回は使えない。

なので専用の剣を振り下ろして右の翼を切り落とす。 幅広片刃の… 刃渡り1メートルほどの中華包丁と言えばわかるかな?


「もーうっ いっちょぉぉおおお!!」


ざしゅっ

下から切り上げて左の翼を落とす。


「確保ーー!!」
「おおおーーー!!」


落とした翼をその足の速さを活かして回収するおっさん。


「ヒャド!」

カチーーン!!


地面に落ちたキメラから距離を取ると、高所恐怖症が止めを刺した。


「元気に育てー。」
「すぐに切られるけどねー。」


すぐさまヒヨコっぽい何かを投げる高三女子ズ。

最近の子って…


「これで翼が6個。 遠距離で倒せているので… 翼に残ってしまう分を考えても後三回はヤレますね。」


うげぇ… まだ続けるのk

ん?


「なあ…」
「なんでしょう?」
「疑問に思う事があるんだが?」
「お前達、キメラの翼を100個以上使ったんだよな?」
「はい。 それがどうかしましたか?」


わからないのか?


「肉体改造もレベルアップもしない奴らが50匹以上もアレを倒したのか?」


それほど強くは無いけれど… 普通の魔法使いが使えるのはメラという事や、俺達と違ってレベルアップできない事などを考えると連戦も難しい…


「ああ、それはですね」


俺の疑問に笑顔で答えるリーダー


「この翼、かなり大きいでしょう?」
「それが?」
「これ1個でキメラの翼が20個は作れるらしいですよ?」





「あらかじめ翼に切れ目を入れて、火の息に気をつければガチガチに固めた戦士10人で何とかなるそうです。」





「あの、どうしました? 急に黙り込んじゃって。」





「もしもーし?」





「どうしまs」
「俺がルーラ使えるんだから、20個もあれば十分だっただろうが!!」





091013/初投稿


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