神様って一体何なんだろう?それに近しい存在になった僕でさえまだ判らない・・・神自身も自分の存在を認識しきれないんじゃ無いのか?己の力を使いこなせないんじゃないか?僕はこの過剰な力を封印する事によって自分を認識できた・・・、でも其のせいで人と同じく死せる肉体に変化した、でもS2が有るから老いないけどね(碇シンジの日記)「私は・・・わたしは・・・」その場に座り込み泣き始めるロゼ「ロゼ・・・」彼女の心の痛みが伝わってくる、掛ける言葉が見つからないシンジ「ふん!使えない女だ!悪いが私の教団を裏切った者と災いをもたらす者には死の制裁を与えなければな!」そう言いながら後ろの壁にあるスイッチを切り替える。「この賢者の石というのは全くたいした代物でね、こういう代物も作れるんだよ・・・・・あれ?」何時まで経っても出てこない「悪いけど・・・あの出来損ない、処分させてもらったから」代わりに聞こえてきたのは少年の声「!エド・・・なのか?」暗闇の中から聞こえてきた声に聞き返すシンジ「御名答っと、アルも一緒だぜ」そう言いながら暗闇の中から出てくる二人「き!貴様、どうやってあの部屋に入った!!」怒鳴りつける教主「ん?ああ、外から錬金術で穴掘って部屋に出たらさ、いきなり襲い掛かってきて、いやー、危なかったな!アル!」ハハハと笑いながら言うエド「何言ってんだよ兄さん!相手をしたのは僕でしょう!兄さんは{アルーがんばれー}って応援してただけどしょ!」鼻息を荒くしながら怒るアル「ふ!ふん!今更一人二人増えたところで変わらん!!くらえ!」持っていた杖を錬金してマシンガンを生成する教主「ぬえ!逃げるが勝ち!!逃げるぞマリア!!」そう言ってロゼを抱え走り始めるシンジ「了解」それを追うマリア「逃がすか!喰らえ!!」{ドドドドドドドドドドドドド}放たれる鉄の玉、舞う砂塵、しかし其れが肉体をえぐることは無かった煙が晴れると其処には一枚の壁が立っていた「悪いな、アイツにはちょっと悪いことしちまったから、ただ指くわえて見てる訳にはいかなくてな・・・」壁を錬成し、シンジ達に凶弾が当たらないようにしたアル「な!お前錬成陣無しで!」あの距離からして陣を書く時間は無い、それに驚く教主「エルリック兄弟・・・知ってるだろ?」壁の影から言うエド「な!鋼の錬金術師だと!国家錬金術師が町に入ったなんて知らぬぞ!!」驚きを隠せない教主「ふん、お前らみたいな雑魚に見つかるような行動はしなかったからな」「く!しかしその壁であいつらを庇っても扉の開閉はこちらが・・・」扉のほうを向きながら言うが其処には既に扉は跡形も無く砕けていた「んなあ!!馬鹿な!!あれは中に鉄の板が入っていたんだぞ!!」あからさまに動揺する教主「おい!貴様らがやった・・・」驚いている間に全員この部屋から退室してしまったようで静寂が流れる・・・虚しい。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~長い廊下を走りながら何か考えているシンジ「・・・・・・(!)なあロゼ、町のほう向いてる部屋、何処か判るか?」「はい・・・其処を右に曲がって真っ直ぐいった突き当たりの部屋です」何故か頬を赤くしながら答えるロゼ「そうか・・・、マリア!投影機使えるか?」「待ってください・・・・・・、はい使えます、幸いやられたのは駆動系のみのようですから・・・」答えるマリア「そうか{ニヤリ}」ゲンドウ張りの笑い方をするシンジ・・・怖い~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~シンジ達を追いかける教主「ハアハアハアハアハア」何時に無く走り続け、息が上がってる教主「ハアハア、此処だな・・・」{ギーーーー}扉を開けると窓際に立っているシンジが居た「小僧!もう逃がさんぞ!!」かなり怒っているようで肩がフルフルと震えている「もう諦めなよ教主さん、どうせこんなんじゃすぐボロが出て町中に広がるよ?」さげすむ様に言い放つシンジ「ぬかせ!教会内は私の直属の部下のみだ!馬鹿な信者などどうとでも騙せる!」興奮し本音が駄々漏れのようだ「教主さん、もう少し人を信じたほうが良いよ?」「だまれ!アホな信者など唯の戦の駒に過ぎん!使い捨ての駒だ!!奇跡の業などと言って錬金術で騙されるアホが悪いのだ!!」「あ~あ、言っちゃった・・・マリア?どうだった?」窓の外に居るマリアに声を掛けるシンジ「バッチリです!いまリピート再生しています」見ると壊れて動けない体を壁に背を付け目(!)から映像を空中に投影している。「なぁああぁあああぁあっぁぁぁ!!」何処からそんな声が出ているか知らないが凄まじい声を上げる教主「くくくそぉ!!死ねえ!」そう言いながら先ほど錬金した銃をシンジに向けようとするが{バキャ}凄まじい音がする、何とシンジが銃身を蹴り曲げてしまった「いってぇ!!」そう言いながら脛を押さえ片足で飛び跳ねるシンジ「く!しかしこの石がある限り私は負けん!!」そう言って壊れた銃を錬金しなおそうとするが、その時{パキ}何かが砕ける音がした「ぎゃああああああああああ!う!腕が!私の腕がーーーー!」錬金に失敗し腕と錬成途中の銃とが融合してしまった「あ~あ、やっぱり模造品か・・・オリジナルにしては力が弱いと思ったら・・・とんだ粗悪品を掴まされたもんだな・・きょうしゅさま」最後のところを何とも嫌みったらしく言うシンジ「なにーーーー!!」突然部屋の外から声が聞こえる「あ、エド・・・如何したの?」声の主を見て名前を言うシンジ「ちょ!ちょっと見せてくれ!!」そう言いながら教主の指にはめられている指輪を見るエド、其処には無残に割れた賢者の石が有った「な!おい爺!!こりゃあどういうことだ!完璧なる物質の賢者の石が壊れるはずが・・・ま・さ・か・・・偽者・・・」口から魂が抜けていくエド(ちゃ~んす!この餓鬼だけでも殺してやる!!)運良く(?)手には殺傷力を持てるだけの凶器は有る「ゆるせん・・・町の人を騙すのはどうでも良いが・・・俺を騙すとは!!許せん!!!天罰的中!!」建物を錬成し巨大な石造を作る、其れが教主を見下ろし、!鉄!拳!を振り下ろす(ドォン!)。・・・・「おい、何で助けるんだ!シンジ!!」見ると先ほど潰されたと思われた教主がシンジの手の中で気絶している「・・・無益な殺生はしない方が良いからな、それにこのままほっといた方がコイツには苦痛だ」「・・・け!勝手にしろ!おい!帰るぞアル!」扉の影に居るアルに声を掛けるエド「あ!待ってよ兄さん!・お世話になりましたシンジさん、あと・・・マリアさん?」マリアの方を見るが力なく座っているので少し声に不安の色が混じっている「ん、じゃあな!二人とも!」挨拶をさえれたら挨拶で返す、社会の一般常識だ!「・・・シンジさん」声を掛けるロゼ「・・・恋人のことは吹っ切れたかい?」やさしく声を掛けるシンジ「はい・・・、昔のことは胸にしって私は第二に人生を歩みます」シンジに熱い視線を送りなが言うロゼ「そ・そうかい、其れはよかった」(何かいやな予感が・・・・)「そう・・・、第二の恋人を見つけたんです!シンジさん!貴方です!!」そう言いながらにじりよって来るロゼ「えぇ!いやさ、その・・好意は嬉しいんだけど・・・その・・・ご!御免なさい!!」そう言いながら音速で去っていくシンジ「ああ!待ってください!シンジさーん!」此方も高速で追いかけていく・・・逃げられるのか?シンジ!「マスター・・・良い気味ですね(笑)」日ごろの不満からか、こんな言葉が自然と口から出てくるマリアであった~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~「くそ!くそぉ!あんな餓鬼達に私の計画が・・・崩されるとは・・・全てはあの方達の言うとおりにあのシンジとか言う餓鬼を入れたのが間違いだった・・・」そう言いながら知らず知らずのうちに最初にシンジ達と会った広間に来た教主「当たり前じゃない、貴方は当て馬・・・アイツの実力を図るためのね」暗闇から聞こえてきたのは女性の声だった、その女性が寄りかかっているのは大きな体躯をした男だった「あ!あんた達は・・・」驚く教主「まああれ位じゃあ何にも判らなかったけど・・・全く、使えない爺さんだこと、私達の叔父様とは大違い」見下すような口調で言う女性「うるさい!あんたらが本物の賢者の石を渡してくれれば今頃あんな餓鬼の一人や二人など物の数ではなかった!」今言われた言葉に怒りを露にし叫ぶ教主「全く、あんたみたいな三下以下に本物を渡すわけ無いじゃない・・・グラトニー、食べちゃいなさい、後は残さず綺麗にね♪」女性が自分の横にいる男に言う「いいの?じゃあ頂きます」そう言って教主に一歩一歩近ずくグラトニー「や!やめろ!おい!う!うぎゃああああぁぁぁぁ・・ぁ・・・・ぁ」だんだん声が小さくなる教主、後には生々しい音が部屋に響いていた________________________________思うこと誤字・脱字が多すぎて修正に時間がかかってしまった・・・け!決して「逆転裁判」シリーズにはまってなど・・・あ!で!ではさらばだ!