LCL、其れは人の材料、人を形作っているもの、それに魂を込めるということは生命を作るということ、人には禁じられた術、神のみが許された術、それ故に人はその力を求めその力を手に入れようともがく、其れが無意味なことだと知らずに・・・。(???の日記)「どうぞ、此方へ・・・」男に案内されるまま連れてこられたシンジ「教主様は忙しい身、なかなか時間が取れないのです、あなた方は運がいい」静かに言い放つ男の言葉が部屋に響く「悪いね、ちょっと聞きたいことが有ったから」答えるシンジ「・・・その必要はありません{パンパン!}」先を歩いていた男がマリアの甲冑の繋ぎ目に銃弾を打ち込む、飛び散る赤い液体、倒れるマリア。「ん?」後ろから棒で拘束されるシンジ「師兄!何をなさるんですか!!」突然の惨劇に驚きを隠せないロゼ「ロゼ、この者は我等神の子に災いと破滅をもたらす者、即ち悪だ!」言い放つ男「そんな!だからと言って教主様がお許しになられるはずが・・・」語尾が段々と弱々しくなりながら言うロゼ「教主様からの直々のご命令だ」フッっと笑いながら言う男。「教主様のお言葉は即ち神の言葉!神のご意志だ!!」言いながら銃身をシンジに向ける男「へー、その神様、マスターよりたちが悪いですね」僧兵達が振り向くと其処には一人の少女が立っていた。「お!お前何処から入ってき{ドガ!}ガファ!」銃を持っていた男が少女の鉄拳で吹き飛ばされる「「な」」シンジを拘束していた男も驚く、其処を見逃さず二人を足払いし其のまま頭を打ち気絶する男「ふー、意外とやばかったな、ありがとマリア」シンジが少女に言う「いえ、しかし困りましたまさかこんなに早くボディが壊れてしまうなんて・・・」見ると先ほど撃たれた鎧の継ぎ目がバチバチと帯電している「うーん、やっぱりあれこれ入れたら脆くなったかな?それより循環用のLCLで足りたの?」マリアに聞くシンジ「ええ何とか、でも量が少なくてこの体が精一杯ですね、マスターは私のボディの回収をお願いします」「仕方ないな・・・」そう言いながら鎧に手を置き其れをゆっくり上げていく、すると何層にも重積して表れる錬成陣、それが鎧の表面に陣を刻んでいく、あふれる光、光がやむと其処には小さくなった鎧が有った「はい、じゃマリアが持ってね♪」そう言って小さくなった鎧を渡すシンジ「有難うございます、重さは兎も角場所をとらなくなりました」そう言って体内に収納するマリア「ななな!なにがどうなって!!」やっと再起動したロゼが叫ぶ「どうなてって、こいつが鎧の中身になるのかな?」マリアの頭に手を置きながら言うシンジ「中身って!そんなに小さかったら「はいりませんって?」そうです!」息を荒がせていうロゼ「だってコイツ人間じゃないもん、まあ僕の作品って所かな?」「その作品に面倒見てもらってるんだから、ホント困りますね」ハアっとため息混じりに言うマリア「ま!深く考えないことだな!」はははっと笑うシンジ「それよりマスター、ここの神の正体見たり・・・ですね」「ああ、こりゃあかなりの悪者だな・・・」めんどくさそうに答えるシンジ「そんなの!何かの間違いですよ!」まだ信じようとするロゼ「まあ入ってみりゃあ判るだろ?」そう言いながら奥にある扉を見るシンジ、この先に何があるのか?________________________________思うことまだ続くのか・・・。