白い悪魔、当局が調査した結果彼の姓名が判明した、「イカリシンジ」・・・、イシュバール内乱以前はイシュバール人と共に暮らしていた模様、しかしその彼が何故大虐殺を行ったかは今だ不明である。白い悪魔の系譜・その背後関係(調査中)「なぁマリア・・・なんでこんな所に居るんだろう僕達」「はぁ・・・列車から出たらいきなり{ボン!}っと炎が、それから銃を持った兵隊がわんさかといて・・・、あれよあれよと言う間に牢ににぶち込まれて・・」「いや・・・、何でこんな目に会わなくちゃ行け無いの?って意味でさ」「さぁ?」黄昏ている二人であるが此処は東方司令部地下特別危険犯罪者専用牢獄である、通常の木製の扉ではなく金属製、しかも壁まで・・・その上対錬金術師用に壁には錬金反応が起こせないように特別な陣が描かれている。「おい!お前ら先程から煩いぞ、それから大佐から尋問の要請だ・・・」そう言って扉を開けてなだれ込んでくる兵士「うわぁ、随分いっぱい居るんですね」暢気なシンジ君そう言っているとその兵士の間からやたらと偉そうな男とよぼよぼの爺さんが出てきた「ん?貴方ですか?僕を捕まえるように命令したのは?」老人に話しかけるシンジ「いや違う、こっち」そう言って偉そうなつり目の男を指差す「おい!お前!将軍に気安く話しかけるな!」「そう言うアンタは誰だ?其れに老人には席を譲れ」辺りに静寂が満ちる、見るとマスタング大佐が椅子に座っている「私の名はロイ・マスタング、階級は大佐だ」椅子を立ちながら言うマスタング大佐「じゃあロイ!何で僕を捕まえた」いきなりファーストネームかよ!「・・・」こめかみに指を当てながら無言のマスタング大佐、よく見ると青筋が立っている「あ!怒った?駄目だよその位で怒っちゃさ!其れに冗談だよ、じょ・う・だ・ん!判った?」「まったく、このままでは埒があかん・・・、聞くが君の名前は?」「イカリシンジです!年は秘密、趣味は実験と開発、好きな食べ物は「言わなくて良い」何だよ!」言葉を遮るマスタング大佐「・・・率直に言う、君には将校238人、一般兵820人、国家錬金術師18人、一般人多数の殺害の疑いが有る」「へ?」「いまから数年前に東で起きたイシュバールの内乱時にイカリシンジ、通称{白い悪魔}が殺害した人数だ・・・、君は同姓同名、当然内乱終了後大陸全土を調査したがその様な変わった名前を持った者、外見が一致する者は居なかった・・・そして今君が現れたっと言うわけだよ」「・・・僕が犯人だと?」「そう言いたい所だが残念ながら証拠が無い、絶対的な証拠がな・・・、だから君には保護監察官を付けたいと思う、どうかな?」「拒否権は?」「無い、もし拒否すれば二度と太陽が拝めなくなるだけだ」「・・・監察官って誰?」「もうそろそろ来るはずだ」そういったマスタングの顔色は優れなかったそう言ってから数分後部屋の中にホークアイ中尉が入ってくる「大佐、マイ・アーヴェイ少佐を連れてきました」その瞬間「うをおおおおおおおおおおおお!感度っす!」そう言って入ってきたのは以外にも少女だった「本物っす!白い悪魔の!!サインほしいっす!でもすぐ死刑っす!悪いやつっす!!」煩いな・・・「黙れマイ少佐」そう言いながらマスタング大佐が問答無用で発火布をすりマイ少佐は火だるまになる「「「「「・・・・・」」」」」(((((し・死んだ!)))))その場に居る兵士が全員そう思った「い・痛いっす、マスタング大佐酷いっす」そう言ってむくりと起き上がる少女「君がその程度で死ぬはずが無いからな不死身の錬金術師君、さて・・・君に下された命令はもう知ってるな?」「当然っす!白い悪魔の死刑しっこ{ボン!}あちゃぁぁぁぁぁぁぁ」またしても火だるまになるマイ少佐「違うだろ!まだ確証が無いからそんな長期に渡って捕らえられない!だからお前はコイツと一緒に外で行動し尻尾を掴むんだろ!・・・あ!」怒りが頂点に達しつい口を滑らしてしまうマスタング大佐であった「無能ですね」突っ込むホークアイ中尉「む・無能」ガーーン!!その場に座り込みいじけ始めるマスタング大佐「さて、この人はほって置いて、あなた」ホークアイ中尉がシンジを指差す「・・・・・・・ん?何ですか」あまりの喜劇に声を失っていたシンジ「釈放です、しかし先程も言いましたがこのマイ少佐と一緒に行動してもらいます、週に一度の連絡が彼女から無ければ軍が派遣され発見しだい射殺されますので」「ハーーイ、マリア行くぞ」そう言って後ろを見ると軍の兵隊にナンパ(汗)されているアリアの姿が「ねー、こんな餓鬼とじゃなくて俺達とどっか行かない?」「それいいね!」「行こう行こう!」「結構です」切って捨てるマリアであったが彼らは禁句を言ってしまった「餓鬼っていうなー!」「「「うぎゃー!!」」」三人ともボコボコにされましたとさ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~「うーん!娑婆の空気は旨いな!」背を伸ばすシンジ「そうですね」答えるマリア「叫びたくなるっす!」なんか違うぞ!「さてと!当初の目的どうりセントラルシティーに行くか!思わぬ収穫も有ったしな!」「収穫?」疑問詞を浮かべるマリア「そ!俺と同じ姿で同じ名前の奴が居るってこと!そいつの正体も気になるがとにかく絶対的に情報が足りない、セントラルシティに行けば何かわかるかもしれないし」そう言って歩いていくシンジ達、新しい仲間(?)も増えてこの後どうなる??________________________________思うことやっとこさ更新です・・・バイトで忙しい!