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No.5245の一覧
[0] エヴァ、乗ってみました (最新話4-5:投稿)[ユスケ](2010/12/20 03:06)
[1] エヴァ、乗ってみました 2[ユスケ](2009/04/17 03:35)
[2] エヴァ、乗ってみました 3[ユスケ](2009/04/17 03:35)
[3] エヴァ、乗ってみました 4[ユスケ](2009/04/17 03:36)
[4] エヴァ、乗ってみました 5[ユスケ](2009/04/17 03:36)
[5] SWITCH!あの子のハートを打ち砕け! 1[ユスケ](2009/03/02 01:04)
[6] SWITCH!あの子のハートを打ち砕け! 2[ユスケ](2009/03/02 01:05)
[7] SWITCH!あの子のハートを打ち砕け! 3[ユスケ](2009/03/02 01:02)
[8] SWITCH!あの子のハートを打ち砕け! 4[ユスケ](2009/03/06 19:56)
[9] SWITCH!あの子のハートを打ち砕け! 5[ユスケ](2009/04/17 03:36)
[10] ハハキタク、スグカエレ 1[ユスケ](2009/04/18 02:22)
[11] ハハキタク、スグカエレ 2[ユスケ](2009/04/20 19:10)
[12] ハハキタク、スグカエレ 3[ユスケ](2009/07/05 23:09)
[13] ハハキタク、スグカエレ 4[ユスケ](2009/08/29 13:53)
[14] ハハキタク、スグカエレ 5[ユスケ](2009/08/28 19:09)
[15] 人の創りしうんたらかんたら 1[ユスケ](2009/09/03 18:30)
[16] 人の創りしうんたらかんたら 2[ユスケ](2009/11/08 04:53)
[17] 人の創りしうんたらかんたら 3[ユスケ](2010/02/11 03:32)
[18] 人の創りしうんたらかんたら 4[ユスケ](2010/03/02 22:05)
[19] 人の創りしうんたらかんたら 5[ユスケ](2010/12/20 15:58)
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[5245] ハハキタク、スグカエレ 5
Name: ユスケ◆6e34495b ID:85176eb0 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/08/28 19:09
エヴァが発進し、射出口をレールにそって上昇していく。

目指すは使徒の真下。

使徒に一番近い射出口だ。

作戦は至って簡単。

使徒の最大火力である砲撃を行えない地点である、使徒の真下にエヴァを射出。

そのままATフィールドを中和し、敵を倒す。

さてと。

リベンジマッチだ!



その時である。



マヤさんが声高に叫んだ。

「使徒内部に高エネルギー反応!」

「え…冗談だろ?」

なんかデジャヴなんだけど。

高エネルギー反応って…

ここ真下だよ?

波動砲…撃てない…よね?

ミサトさんも叫ぶ。

「ちょっと…戦力調査の時は下になんて撃たなかったじゃないの!」

その通りだ。

戦力調査を改めて行った際、どこから攻撃しても敵の波動砲で一撃粉砕だったんだけど、唯一攻撃が行われなかった場所。

それが真下なのだ。

て言うかあの形状で真下にも撃てるとか有り得ないだろ!

ぐんぐんと上昇していくエヴァ初号機と使徒のエネルギー反応の間に挟まれながら、なんだか僕の脳内に使徒の声が響いた気がした。



質問だ…どこに撃つのか…当ててみな。



「真っ直ぐだよね?」

撃てないもんね?下。



NO!



「う、上かな?」

撃てない…よね?



NO!NO!



ちょっと…まさか…

「し、下?」



YES!



「全方向いけちゃう感じですかぁー!?」

じょ、じょ…



YES!YES!YES!




冗談だろ!




「OH!MY!GOD!」

地上に出た瞬間、僕の視界は真っ白に染まった。

















ハハキタク、スグカエレ その5
















「チートだろ!こんなの!」

咄嗟にATフィールドを全力展開したけど、使徒の波動砲は使徒の体の外周、つまりいつも撃っている場所から体に沿うようにして訳の分からない角度で飛んできた。

こんなのありかよ!

おかげでATフィールドで真正面から受け止められなかった僕はその衝撃に吹き飛ばされる。

体感で大体300M位吹き飛ばされたところでやっと止まった。

何て威力だよ…

直撃ではない今の一撃で、既に僕もエレクトラも満身創痍だ。

「シンジ君!」

ミサトさんが呼びかけてくるけど、返事をしてる余裕なんてない。

「う…ぐぅ…」

熱い、ともかく熱い。

LCLの温度が急上昇した所為だ。

やっば、このままだとホントに茹で死開拓しちゃうかも…

変なおじさんが「☆☆五右衛門状態☆☆」だとか騒いでる幻覚まで見えてきた。

回線からもオペレーターの人達が騒いでるのが聞こえる。

「ケーブル破損!初号機内部電源に切り替わります!」

「シンクロ率54.3%に低下!」

「プラグ内LCL温度上昇!」

「こちらからも放熱急いで!維持装置だけじゃ間に合わないわよ!」

うへ、54%か。

こりゃ本格的にヤバいかも。

100%のATフィールドで受け止めてこれだもんな。

まあでも吹き飛ばされて正解だったかもしれない。

パニくってATフィールドを張ったけど、正面から受け止めていたら死んでたかも…しれない…し…


















んぁ?













僕は…



アホか。



「…フハハッ」

思わず笑った。

「シンジ君?」

ミサトさんが戸惑ったような声で通信してくる。

でもごめん。

「クックックッ」

笑いが止まらない。

「シンジ君!返事しなさい!」

「ヒヒヒヒヒケケケケケ、ノォホホノォホ、ヘラヘラヘラヘラ、アヘアヘアヘ」

「今回は冗談で済ます余裕無いわよ!シンジ君!」

いや、だってさ。

ちょっとアメコミ読み過ぎたのかも。

ここまでアメリカンでダイナミックな戦い方する必要なかったんだ。

使徒の内部にまた高エネルギー反応。

「…避けれない」

でもさ。

「かといって、受け止めれない」

わざわざ真正面から力比べするような文化じゃないよね!日本って!

「じゃあ受け止めなきゃいいんだよねえ!?」

そう言って僕はATフィールドを全力で展開する。

視界が歪む。

強力な空間歪曲。

マヤさんが叫ぶ。

「第二射!来ます!」

さあ来いよ。

「その攻撃…」

この勝負。

「覚えたぞっ!」

僕の勝ちだね!

そして波動砲が放たれる。

視界が真白に染まる。

計器系が悲鳴を上げる。

「シンジ君!」

それでも、思わず僕は叫んでいた。

「ATフィールド!どうも不可思議なもんかと思ってたら、入射角!反射角!ベクトル!サイン!コサイン!タンジェント!ちゃんと物理してるじゃんか!きてるぜ!きてるぜぇー!碇シンジ始まったなぁー!」

LCLの温度上昇を感じない。

関節は相変わらず軋んでいるけど、耐えられる。

視界は真白で何も見えないけど、それでも使徒の波動砲を食らいながら、僕は前へと進んでいった。

通信でミサトさんが叫ぶ。

「どうなってるの!?」

「光度調整中です!」

そうか、これだけ波動砲に包まれてたら外からのモニターじゃ何が何だか分からないか。

でもやってる事は超簡単。

「認めてやる!出力じゃそっちの方が上さ!防ぎきれる気しねーし!でも!勝てないのに真正面から相手してやるほど僕は熱血アニメしてないっつうの!」

どうもムキになって真正面から受け止めてたのがいけなかった。

そう。

「気付くのが遅すぎたよ」

受けれないなら。

「こんな方法!小学生でも思いつくエヴァ!」

受け流せばいい!

僕がやっているのは、使徒の波動砲に対して出来る限り水平にATフィールドを張り、そのベクトルをやや上方向に逸らす。

ただそれだけだ。

その分押さえつけられる力がかかるけど、直撃に比べりゃ全然大した事ないね!

そして、テンションが上がりきった僕に、冷静にミサトさんが言う。

「いや、それ流行らないってば」

ヴァーヴァー、聞こえない。

「どうだ!この咄嗟の閃き!まさに主人公!まさにスパシンテンプレ!上級ボーガーの前じゃその程度の攻撃無意味なんだよ!」

使徒がムキになって出力を上げていっているのを感じる。

でも、効かない。

撃たれた波動砲は、ATフィールドに受け流され後方に吹っ飛んでいく。

「イイぞっ!とてもイイッ!実になじむぞ!」

て言うかそんなに全力で撃っちゃって。

次すぐに撃てるのかな?

そう思った瞬間、使徒の砲撃が止んだ。

同時に全力で使徒へと走り出す。

「最高にハイッって奴だ!」

飛び上って使徒の上空へと舞いあがる。

予想通り堅固なATフィールドが僕を防ぐけど、何となく分かった。

そこまで硬くない。

あくまで予想だけど。

こいつは攻撃と防御、同時に最高出力には出来ない。

全力で波動砲を撃ったばかりの今はATフィールドの出力も弱まってるんだ。

だから全力でATフィールドを叩きつける。

「この一撃は…オーバースキルによるもの!」

「ATフィールドでしょ?」

「…」

無視だ!

「うおおぉぉおおおぉおぉおおぉおおぉお!」

「あ、シンクロ率100%に上昇」

テンションって大事だよね!

僕とエレクトラのATフィールドと使徒のATフィールドがぶつかり合って、世界が歪んでいく。

空中で僕の拳がメリメリとATフィールドに食い込み、破っていき。



そして、数秒後。



勝ったのは僕達だった。

使徒のATフィールドが砕け散って、僕は使徒の頂上へと落下していく。

「お前にはテンプレコースがお似合いだ!エレクトラ!あれを使うよ!」

上下逆さの状態からクルリと回り、全力で、全力で右足へとATフィールドを集める。

「震えるぞハート!燃え尽きるほど以下略!」

行くぞ!テンプレ!

「スゥゥゥゥゥウウゥゥウゥゥゥウパァァァァァァアアァァァア!フィールドキィィィイイイイィィィィィイィィィイック!」

そして僕は落下の勢いのまま極限までATフィールドを纏った右足を、使徒へと叩き込んだ。

ATフィールドが使徒の体を砕き、破壊し。

初号機が使徒の体を貫通し、大地へと着地する。

そして、崩れ落ちる使徒に背を向け僕は言った。

「悪いけど、僕って打たれ強く出来てんだよね!」

「決め台詞が泣ける…」

ヴァーヴァー全然聞こえない。

あ、そう言えば「うわああああああああ!」って言い忘れた。

僕とした事が…

そんな事を考えながら撤収しようとしていたら、エレクトラがビクンと何かに反応した。

「エレクトラ?」

どうしたって言うんだろ。

そして、次の瞬間通信からレイたんの声が響く。

「…まだ」

「え?」

「パターン青…健在です!シンジ君!まだ終わってない!」

「んあ?」

思わず後ろを振り向く。

僕は間違いなく使徒のど真ん中をぶち抜いた。

現に使徒はガラガラと音を立てながらその体を崩壊させ…て…



いや…



浮いてる。

巨大だった使徒の体は見る影もないけど、崩れ落ちた破片の中、一つだけ宙に浮いている物体がある。

それは赤い直径3m程の小さな球体。

まさか…コア?

気がつけば粉々になった破片が宙へと浮かび上がっている。

一瞬また結合して元の姿に戻るのかと思ったけど、違った。

まるで粉雪のようにさらさらと舞いながら、広大な空間をその破片が埋め尽くした。

気分的には使徒の体内にいるみたいだ。

「何か…嫌な予感…」

次の瞬間、丸くなった使徒の体からまたもや高エネルギー反応が出た。

僕のセンサーがメギャンメギャンと警戒音を立てる。

先手必勝!

「うらぁぁあぁあああぁあぁぁあぁああぁ!」

叫び声とともにエヴァスラッシュを撃とうとしたその時だった。

使徒の体が輝く。

とっさに攻撃に回そうとしていたATフィールドを全力で前方に展開した。

しかし。

使徒の波動砲は来なかった。

代わりに丸い使徒の体から四方八方に細い光線が伸びたかと思うと、それぞれがピンボ-ルのように跳ね返り跳ね回り、前後左右上下全ての方向から僕を襲ったのだ。

「冗談だろ!」

それを見た瞬間、僕は走り出していた。

フィールドを張って前方からくる光線をかき消しながら、高速で使徒の足元を逃げ回る。

しかし、当然その程度で避けられる量じゃない。

光線の太さが極端に細くなったせいか、威力も格段に落ちている。

だからと言って100本以上ありそうな光線の雨の中、それほど長時間は生きられない。

しかも使徒はその細い光線を継続的に放出し続けているから手に負えない。

どういう原理か知らないが、使徒は放った光線をそれぞれ破片となった己の体で反射させ、自由自在な方向から攻撃を仕掛けているのである。

もしかしてこいつ…

僕がATフィールドで波動砲を反射させて受け流していたのを見て学習した…?

いや、そんな事どうでもいい。

というかそんな事を考えてる暇はない。

「お!ま!え!は!フリーザかっつうの!」

私はあと2つ変身を残している。

「うわ!ダメ!今のフラグ無し!」

その光景に唖然となっていた指令室の中で、リツコさんが真っ先に口を開く。

「変形?…進化かもしれないわね」

窮地に進化って!どこの熱血アニメだよ!

「ミ、ミサトさん!どうすんの!?」

自分で考えようにも本当にそんな暇はない。

数秒、ミサトさんは黙っていたけど、やがて意を決したように口を開いた。

「このまま逃げ回ってたってジリ貧よ!折角敵さんが弱点絞ってくれたんだから、攻めるしかないわ!」

それもそうだ!

「了解っ!」

そう言って進行方向を反転すると、僕は一直線に使徒へと走り出す。

鬼のような数の光線が僕へと降り注ぐ。

でも、正面から来る光線は全てATフィールドで掻き消えている。

やっぱり光線の威力自体は相当下がっているんだ。

…だったら。

物は試し!やった事ないけど!

敵が全方向で来るなら!こっちも全方向だ!

うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!マッガーレ!

前面に展開していたATフィールドを引き延ばす。

出来るかどうかも分からないし、やった事も無かったけど。

僕はATフィールドを自分の身体から放出するイメージで球形に張り巡らせた。

よっしゃあ!ぶっつけ本番オッケイ!

面積が広くなってその分強度の落ちたATフィールドじゃ使徒の光線を完全には防げないし、集中力もいるから長持もしないけど…

その間に僕の手は使徒に届く。

「当てれるようになったって、威力落ちてりゃ世話ないね!不思議な飴レベルアップは能力値上昇少ないんだよ!」

ポケモン赤青からやり直して来い!

またもや全力で跳躍。

そして僕の手が球体の使徒を鷲掴みにする。

「喰らえ!零距離!」

防御用のATフィールドが切れて光線が体を貫くのも構わずに、僕は掴んだその手に全力でATフィールドを集めて。



解き放った。



「エヴァスラァァアアァァアァァァァアアァァァァアアァァッシュ!」



溢れ出す光と共に使徒の身体にヒビが入り。

そして、爆散した。

同時に宙に浮いていた破片もパシャンという音と共に赤い血のような液体へと姿を変える。

僕の着地と同時に、それは雨みたいに第三真東京市へと降り注いだ。

ありがと、青水君。

なんか器用になれたよ、お陰でさ。

よっしゃ、とりあえずは。



完全撃破!





























使徒戦終了後、撤収した僕は暫くエレクトラと雑談した後、エントリープラグから外に出た。

今回はエレクトラにいっぱい怪我させちゃったからちょっと申し訳ない。

「またね、エレクトラ」

そう言ってエヴァの傍を離れる。

そして、数歩歩いた時だ。

「んにゃ?」

視界がぐにゃりと歪んだ。

こちらに走ってくるレイたんが見えるけど、その姿が二重三重に、しかも斜めに見える。

「ちょ…っと…何だ…これ」

あ、違った。

レイたんが斜めなんじゃないや。

これ、斜めなの僕じゃんか。

こいつはどう考えても失神フラグ!

そして予想通り急激に視界がぼやけて。

「あ、やば、乙る」

僕はそのまま意識を失った。






第三話、完















あとがき

んーむ…

何ていうか…足りない…



↓以下、作品とはあまり関係ない個人的なお話。

僕は基本的にエヴァという作品自体が好きで、大好きじゃないキャラはいても嫌いなキャラというものがいません。

というより僕が好きな全てのアニメで、嫌いなキャラというのがいた事がないです。

むしろ全部好きです。

目の前にキールローレンツが現れたら僕はきっと盛大なハグを行うことでしょう。

だからこの先アンチ気味に動いたり等は無いのでご安心を??

この作品のゲンドウのようにネタの上でいじったりはあると思いますがw

まあそもそもこのSSのシンジ君がアンチ系に動くキャラではないですしね。

何でこんな事を言ったかと言うと、とある人に

「ゲンドウいじめてるけど、嫌いなの?」

と言われたのと、エヴァSS氷河期である昨今、過去の様々なSSを拝見していた時に

(ミサトやゲンドウのアンチ系って多いんだなぁ…)

と思ったからです。

実はあまりSSって読んだ事ないのです。

まあそんなこんなでこういう話をした訳ですが。

結論から言うと…



でっていうwww



更に蛇足:僕が改行を多めに使うのは紙媒体の文と違って、行間を開けた方が読みやすいかなぁという考えの下です。

でも最近明らかに開けすぎているので反省しています(*'ω'*)



*更にでっていうwwwな話。
本当にどうでもいいんですが、ニューカマーって新人ってだけで別にエース的な意味(凄さとか)は含まれてないんですね。


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