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No.44の一覧
[0] スナフキン伝説[さんばー](2003/03/06 01:21)
[1] Re:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/06 01:23)
[2] Re[2]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/06 01:23)
[3] Re[3]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/06 01:24)
[4] Re[4]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/06 01:24)
[5] Re[5]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/06 01:25)
[6] Re[6]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/07 04:47)
[7] Re[7]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/06 01:26)
[8] Re[8]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/06 01:26)
[9] Re[9]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/06 01:27)
[10] Re[10]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/07 04:51)
[11] Re[11]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/06 01:28)
[12] Re[12]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/09 15:07)
[13] Re[13]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/09 15:12)
[14] Re[14]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/06 12:48)
[15] Re[15]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/07 05:01)
[16] Re[16]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/07 15:23)
[17] Re[17]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/07 23:36)
[18] Re[18]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/13 02:13)
[19] Re[19]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/15 21:48)
[20] Re[20]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/30 15:39)
[21] Re[20.5]:スナフキン伝説[さんばー](2003/03/26 01:17)
[22] Re[21]:スナフキン伝説[さんばー](2003/04/13 23:26)
[23] Re[22]:スナフキン伝説[さんばー](2003/04/13 00:57)
[24] Re[23]:スナフキン伝説[さんばー](2003/05/03 02:23)
[25] Re[24]:スナフキン伝説[さんばー](2003/05/08 21:49)
[26] Re[25]:スナフキン伝説[さんばー](2003/05/25 16:36)
[27] Re[26]:スナフキン伝説[さんばー](2003/06/15 22:23)
[28] Re[27]:スナフキン伝説[さんばー](2003/08/31 03:43)
[29] Re[28]:スナフキン伝説[さんばー](2003/11/12 23:34)
[30] Re[29]:スナフキン伝説[さんばー](2004/02/02 00:13)
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[44] Re[13]:スナフキン伝説
Name: さんばー 前を表示する / 次を表示する
Date: 2003/03/09 15:12
プシュ

空気の抜ける音と共に開くドア。
暗い。
「足元に気をつけて。冷却液の中に落ちるわよ。」
「ああ、水着はそこで作業してたからですか。」
「そうよ。ライトつけて。」
照らし出されるケージ。
シンジの目に巨大な鬼の顔が映る。
無言のシンジ。
ミサトは黙って少年の顔を窺う。
驚いているのだと思った。
エヴァを見て驚いているのだと、そう思った。
超然とした風を装っているが彼はまだ中学生なのだから。
軽く気をほぐしてあげるべく声をかけようとした。
だが、彼女の唇からは呼気が漏れるだけで言葉がつむがれる事は無かった。

少年の目。

黒い瞳。

なんて色。

なんて色合い。

驚いた。理由はわからない。
わからないが自分達は少年を傷付けてしまった。
そう思った。
訳もわからず胸が苦しくなった。
声をかけなくちゃ。
でも声が出なくて。
「・・・っ」
無理矢理声を絞り出そうとする。
でも、それも遮られてしまった。
「人の創り出した究極の汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン。
その初号機。建造は極秘裏に行われた、我々人類最後の切り札よ。」
リツコの科白。
シンジも先ほどまでの飄々とした、しかし不敵な顔に戻る。
この子は・・・・。
ミサトの心に何かシミのような物が広がっていく。
「父の仕事なんですね?」
と、シンジ。
「そうだ。」
と、上から声が降ってくる。
見上げる。
エヴァの向こう、管制室の後ろに髭を生やしサングラスをかけた男。
「久しぶりだな、シンジ。」
「父さん。」
父、碇ゲンドウを見る少年の相貌がミサトに動揺を与えたものに変化する。
その顔を見てリツコもギクリと体を強張らせる。
しかし、ゲンドウの管制室からは暗がりになっておりシンジの顔を確認することは出来ない。
だから、言葉を続けられたのかもしれない。

「出撃。」

意味を悟ったミサトの額から頬を伝って大粒の汗が零れ落ちていた。


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