「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の上映が2021年1月23日に決まりましたね。゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚****- AD2008 - **** 「おとーさん」リビングに駆け込んで来たシンジが、新聞を読んでるゲンドウさんのもとへと。「…なんだ、シンジ」鉄面皮に見えるけど、内心どう扱って良いか判らず動揺しているのが見てとれる。「はい、これ」差し出したのは、紙片。「…なんだこれは」受け取って、書いてある文面を読み取ろうとしているが、シンジの拙い字では判別は難しかろう。「あのね、かたたたきけん」「何故だ」訝しさが眼光に表れて、ちょっと剣呑な表情。なのにシンジは微塵も恐れてない。普段、ゲンドウさんがどれだけ凄い人か、どんなに大変な仕事をこなしているか言い聞かせているので、素直に尊敬しているのだ。「あのね、きょう、ちちのひなの。だから」「…そうか」嬉しいのだろう。肩が震えているが、マフィアのボスが怒りに耐えているようにしか見えない。「いつでも、つかってね」「ああ…」とてとてとリビングを後にするシンジを、鋭い眼光が追っていく。正直、ゲンドウさんはいかり肩気味なので肩凝りとは無縁だろうが、息子から父の日を祝われた悦びの前には些細なことだろう。今も、ニタリと口の端を歪めている。「…ユイ」「却下です」「何故だ。私を拒絶するつもりか」睨み付けてくるが、内心は捨てられた仔犬のように震えてることだろう。「違います。 どうせ、シンジの誕生日が近いから盛大なパーティーを開こうとか、豪勢なプレゼントを用意しようとか、お考えでしょ」「ああ、問題ない」ため息。(o´д`o)=3「問題大有りです。子供の教育によくありません」「…そうか」「そうです。 普段の貴方に対する感謝の気持ちなんですから、毅然として受け取っておけばそれでいいんです」「こんな時、どんな顔をすれば良いのだ…」「笑えばいいと思いますわ」…ニタァ。こちらの視線に気付いて、途端に新聞をガサゴソと格好つけて読み出したが、照れ隠しなのだろう。本当、不器用な人だ。 オワリ