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No.220の一覧
[0] よくある逆行者[べべ](2006/07/08 21:08)
[1] 第一話 「使徒襲来 後悔は後に来る」 改訂版[べべ](2006/11/23 17:09)
[2] Re:第二話 「使徒襲来 失語症患者登場!!」 [べべ](2006/07/08 16:17)
[3] Re[3]:第3話 「見知らぬ天井 私が出会った中で一番危険なヒト!!」 改訂版[べべ](2006/07/11 19:17)
[4] Re[4]:第4話 鳴らない電話 「インドの恐るべきパワー」[べべ](2006/08/27 18:41)
[5] Re[5]:第5話 鳴らない電話 「鞭はやっぱり痛い」 改訂版[べべ](2006/09/03 10:35)
[6] Re[6]:第6話 雨、逃げ出した後 「運命の交差」[べべ](2006/09/03 14:41)
[7] Re[7]:第7話  レイ、心の向こうに 「居候の仕事」[べべ](2006/09/04 19:02)
[8] Re[8]:第8話  決戦、第三新東京市 「レイとシンリの戦い」[べべ](2006/09/28 18:47)
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[220] Re[7]:第7話  レイ、心の向こうに 「居候の仕事」
Name: べべ 前を表示する / 次を表示する
Date: 2006/09/04 19:02
 対シャムシェル戦から一週間後――シンジとシンリは解体作業現
  場にやってきていた。

  「リツコさんいますかー」

  テントの垂れ幕を上げながら中に入ると・・・

  「いらっしゃい。シンジ君にシンリちゃん」

  「ご無沙汰してます」

  テントの中にいるリツコさんに律儀に挨拶するシンリちゃん。
  最近は使徒戦の事でヨツバたちと色々とあったが、また良好な信
  頼関係を築けて来ている。

  「そういえば、今日はうし・・・・葛城さんはどうしたんです?
   一応作戦本部長でしょう?」

  するとリツコはあきれたような顔をして

  「ミサトは二週間の禁固刑よ」

  「えっ、ミサトさんなんかしたんですか!?」

  たしか、牛は今回何もやってないような気がするが・・・

  「ミサトはあの戦闘の後『なんでシンリちゃんは自分の指令を聞
   かなかった』とか言って暴れ出したから捕まえたのよ」

  「そんな事で禁固刑ですか?」

  「さらにミサトにはマギにハッキングを仕掛けた容疑がかけられ
   ているの」

  「ハッキングですか?」
  
  「ええ、強力なウイルスでね・・・ただでさえ忙しくて徹夜続き
   だったのにあれのせいで大変な事になってね・・それで、ハッ
   キング先を調べたら、ミサトのパソコンが引っかかったって訳
   なの」

  あの、ウイルスそんな事になってたのか。良かった牛のパソコン
  経由でやって・・・

  「それで、ラファさんは?」

  シンリちゃんが一週間、自宅に帰ってこないラファの事を心配し
  ている。

  「前の戦闘であなた達二人の友達と同じような手口で出た二人組
   の尋問や、ミサトが抜けた分の書類整理をやっている筈よ」

  「そうなんですか・・・」

  「しかも、逃げ出した二人があなた達のクラスの生徒だったから
   保安部の監視に着いても見直されてるはずよ」

  それは多分トウジとケンスケだ。結局捕まったのか。

  何気なくコアがあった箇所の方へと向き直ったシンジの視界に、
  見覚えのある姿が入る――というか、見間違えようもない。あの
  特徴ある髭と趣味の悪いサングラスは。

  「何でこんな所に髭がいるんですか?」

  「倒した使徒の視察に来たんでしょう」

  あっさりと髭と呼んだ事は流されてしまった。

  「あの、リツコさん。父さんの手の平――火傷しているみたいで
   すけど、どうしたんですか?」

  シンリちゃんがおずおずとリツコに聞く。
  
  「ええ。零号機の起動実験の時のことなんだけど……」

  リツコは淡々と解説を始める。

  「へー、やっぱり髭にはロリコン属性があったんですね」

  「父さんやっぱり母さんの事を忘れて綾波さんと・・・」

  「二人とも少し言い過ぎじゃない」

  リツコさんが顔を引きつらせながら二人を制す。

  「でも、女性が結婚できるのは14歳からだし」

  「そうなると・・・綾波さんがお母さん!!やっぱり若い方がい
   いのかな」

  「・・・若い・・・婆さん・・・」

  あっ、あっちでリツコさんが変なトラウマスイッチ起動させてる。
  なんかブツブツ言ってるし・・・

  そんな日常の一コマだった。


   第7話 レイ、心の向こうに 「居候の仕事」

 
      ラファ邸 夕食

  夕食の席での事だった。

  「お前、明日からレイの家に住み込め!!」

  いつもいきなり突拍子な事を言うヤツだが今日のは度を過ぎてい
  た。

  「なぜだ?話の前後が全然見えないが・・・」

  「お前はチルドレンの護衛任務に就いているんだから、偶にはレ
   イの所にも行くべきだと思う」

  そういえばそうだった。いつも仕事がなくてつい忘れていた。

  「だから、明日から数日間、レイの家で住み込み家政婦として働
   け!!」

  「わーったよ」

  こうゆうときのヤツには何を言っても無駄だという事は分かって
  いる・・・
    翌日 放課後

  「久しぶりだなここも・・・」

  シンジは翌日、ラファの言うとおり綾波のマンションに来ていた。

  「402号室・・・ここか」

  相変わらずボロいアパートだな。エレベーターは動かないし、所
  々血痕が飛び散っている所もあるし・・・
  何か住み着いてそうだ。

  「綾波の事だから・・・開いた!!」

  思った通り綾波は鍵を閉めていないようだ。物騒な気もするが・・
  とりあえず綾波はまだ帰ってきてないし、まずは部屋の掃除から
  やるか・・・

  シンジはどかどかと綾波の部屋に入り掃除を始めた。

    
     二時間後

  「フー、やっと掃除が終わった」

  元からの家事能力の高さと前の世界で身につけた主夫としての能
  力の高さで何とか早く終わった。
  さすがに自縛霊とか自縛霊とか自縛霊とかに囲まれたときはかな
  り危なかったが・・・

  ガチャ

  「おかえりー」
  
  どうやら綾波が帰って来たようだ。少し驚いた顔をした綾波だっ
  たが
  
  「あなた、誰」

  という、冷静なツッコミを受けてしまった。
  そういえばまだ一度も自己紹介した事ない。
 
  「あー、俺は対馬シンジ。チルドレンの護衛をやっている。今日
   はラファからここで家政婦まがいの事をやって欲しいといわれ
   てきたんだが・・・」

  「・・・そう」

  あっさり返されてしまった。綾波とはあまり会話がつながらない
  から嫌いなんだ。

  「それじゃあ、俺は二、三日ここに泊まらせてもらうから」

  「好きにすれば」

  「じゃあ、今から夕ご飯作るから座ってて」

  これではどちらが家主か分からない。
  いつもはシンリに作らせてはいるが、腐ってもシンジは主夫。た
  いていのものは作れる。
  
  「ふ~ん♪ふ~ん♪今日の夕食は豆腐ハンバーグ♪」

  しかもシンジは久しぶりに料理が作れてご満悦だ。
  ここの生活も結構いいかも。と、思い始めているシンジだった。


    3日後 学校のとある教室

  最近学校ではシンジとあの綾波レイが付き合っているのではない
  かという噂が流れていた。

 
  「聞きましたか?今日も綾波と対馬が一緒に登校してたらしい」
 
  「私は昨日、綾波が対馬に弁当を渡しているのを見ました」

  「なんだ、ヤツはもてない私たちに見せつけているのでしょうか」

  「許すまじ事だよ諸君」

  『ぎ、議長』

  机の前に『01』と書かれたプレートを掲げた男がしゃべりだす

  この怪しい集団はもてない男たちを集めて行われる会議である。
  とある教室にて、各クラスのもてないヤツの代表が12人ほど集
  まり毎週行われている。
  
  ちなみに組織名はズーレというどっかで聞いた事あるような名前だ

  今日の議題は学校一の美少女とまで言われる綾波レイとそのレイ
  と付き合っているといわれる対馬シンジの事である。

  「ぎ、議長。対馬はいつも我々に綾波レイお手製と思われる弁当
   を見せびらかしながら食べています!!」

  「どうしますか?」

  机の前に『03』と書かれた男が答える。

  「裏切り者には制裁だろう」

  NO,1が答える。

  「そうだ、そうだ」

  「やはり対馬を召還しよう」

  NO,1の男が言う。

  「そうだ、我らに裏切りは不要だ」

  「もてない男たちのために!!」

  『もてない男たちのために!!!』


    昼休み 教室 シンジサイド

  ビクゥ・・・何か寒気がする。綾波と暮らし初めて早三日。だん
  だん綾波との生活にも慣れてきた。
  
  今日も俺の手作り弁当を渡して一緒に食べる。最近は二人で暮ら
  す事になってか綾波といる事が多くなった。
  ヨツバやユウキの放課後の誘いを断ったりしながらの生活だ。

  「綾波、美味しいか・・・」

  コクリ

  と、あまりしゃべろうとはしないが綾波との生活も悪くないもの
  になっている・・・

     シンリサイド

  「最近はシンジさんも私たちといる事が少なくなったね・・・」

  「いいじゃん、別に!シンジ君ぐらい」

  これだ、三日前からヨツバちゃんはご機嫌がよろしくない。
  どうも、綾波さんとシンジさんが一緒にいるのが気に入らないら
  しい。

  「確かに。でも任務だからしょうがないんだろ」

  ユウキ君は傍観を決め込んでいる。

  「あ~何かイライラする」

  それを私の弁当をつまみながら言う。出来ればやめて欲しい。
  
  「あっ、シンジさんの机に近づいているのって鈴原君じゃない」

  「ホントだ。シンジ君に何の用だろ?」

  シンジさんに少し話しかけてから一緒に教室を出て行く。

  「どこに行くんだろ?」

  ユウキ君だけが神妙そうな顔でドアを見つめていた。

  
    シンジサイド

  どこだここは。確かトウジに呼ばれて廊下を歩いていたら後ろか
  ら殴られて・・・

  「やあ、対馬君。どうだい気分は?」

  「議長!!!」

  驚いたか顔をして答えるシンジ。
 
  「クッ、生徒会ではなくズーレのお出ましとは・・・」

  「ところで対馬君、我々を裏切ったのかね」

  「いえ!?そんな事はありません」

  ズーレとは古くからこの第三中学を裏から操っている組織だ。
  少し前、隣のクラスのヤツから半ば無理矢理入れられたのだ。

  クソッやっぱり関わらなければ良かった。髭の気持ちがよく分か
  る。

  「さて、対馬君。最近君が綾波レイと付き合っているという疑惑
   が上がっているんだが・・・」

  「いえっそんな事は全くありません!!」

  ここで俺が裏切り者になったら俺がどんな目にあうか分からん。
  というより、椅子にM字開脚で縛られている時点で滑稽だが。

  「この場での不用意な発言は・・・死につながるよ」

  ヤバイヤバイヤバイ!議長その手にもってるイボイボは何ですか。
  やばいですってそれは。

  「早く制裁を加えましょう」

  「そうや、そうや」

  おい、待て、今この厳格な場で今関西弁が混ざらなかったか?

  「おい、13番。お前トウジじゃないか?」

  ギクゥ、という擬音と共に13番が揺れた。

  「な、なにいっとるんや。ワイがもてんっていいたいんか?」

  「やっぱり・・・」

  トウジめ、俺を殴れなかった腹いせにこんな事をするとは。
  許すまじ。トウジに対する殺意が50ポイントぐらいアップした
  気がする。
  その時だった、

  ビービービー

  「なんだなんだ」

   構内放送が始まった。

  『非常警報が発令されました。市民の皆様は速やかにシェルター
   に移動してください』

  「逃げろー」
  
  「皆のもの落ち着いて避難だ」

  ズーレの連中は次々と避難していく。

  「ちょ、縄といてけって。俺をおいてくなよ。外にだせって。リ
   ツコさんに改造されるから。やばいから。ちょうどいいわニュ
   ータイプにしてあげるとか言われそうだから。まってー」

  
  そして、縄を抜け出したときには既に戦闘は終わっていた・・・


     後書き

  あまり書けなかった。何か手抜きになりがちな今日この頃。
  次は使徒戦です。


   次回予告

  シンジ無しで始まった戦闘。ツッコミ役がいないため全く緊張感
  がない発令所!?どうなるシンリ!!!


  次回 決戦、第三新東京市 「レイとシンリの戦い」
  


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