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No.220の一覧
[0] よくある逆行者[べべ](2006/07/08 21:08)
[1] 第一話 「使徒襲来 後悔は後に来る」 改訂版[べべ](2006/11/23 17:09)
[2] Re:第二話 「使徒襲来 失語症患者登場!!」 [べべ](2006/07/08 16:17)
[3] Re[3]:第3話 「見知らぬ天井 私が出会った中で一番危険なヒト!!」 改訂版[べべ](2006/07/11 19:17)
[4] Re[4]:第4話 鳴らない電話 「インドの恐るべきパワー」[べべ](2006/08/27 18:41)
[5] Re[5]:第5話 鳴らない電話 「鞭はやっぱり痛い」 改訂版[べべ](2006/09/03 10:35)
[6] Re[6]:第6話 雨、逃げ出した後 「運命の交差」[べべ](2006/09/03 14:41)
[7] Re[7]:第7話  レイ、心の向こうに 「居候の仕事」[べべ](2006/09/04 19:02)
[8] Re[8]:第8話  決戦、第三新東京市 「レイとシンリの戦い」[べべ](2006/09/28 18:47)
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[220] Re[6]:第6話 雨、逃げ出した後 「運命の交差」
Name: べべ 前を表示する / 次を表示する
Date: 2006/09/03 14:41
  「お前の父ちゃん人殺しなんだってな?」

  「なんだ、お前人殺しの娘か」

  「人殺し♪人殺し♪」


  小学生だった頃、叔父さんの家に預けられてすぐの事だった。
  私の父さんが母さんを殺したという話題でみんなにいじめられた。

  最初は言い返していたが、それもだんだんエスカレートし最後に
  は自分の殻に閉じこもるようになった。

  そうなって数年、父さんにいきなり呼び出されて第三新東京市に
  来た。エヴァに乗る事になったり改造されそうになったりとこの
  数週間で色々な事があった。が一番の出来事はやはり擬似的とは
  いえ家族が出来た事だろう。

  ラファさんにシンジさんは私にとっての父か兄のような存在だ。
  それに、気が進まなかった学校に行き、友達が出来た。

  私はこの生活がいつまでも続くようエヴァに乗って頑張ろうと思
  う。


    第6話 雨、逃げ出した後 「運命の交差」


    ネルフ 発令所

  なんで、あそこにヨツバとユウキがいる。二人とも外に出るよう
  なヤツじゃあないのに。
  せめてトウジかケンスケなら・・・・

  その間にも使徒が鞭をふるってくる。その鞭を初号機が掴む。

  バチバチバチ

  腕の皮膚がどんどん溶け出している。

  「初号機活動限界まであと三分」

  オペレーターの声が響き渡る。

  発令所は軽いパニックになっている。当たり前だ、アンビカブル
  ケーブルが切れて制限時間があるのに二人の登場だ。どうする。

  「シンリ!!現場の判断に任せる。存分にやれ」

  その時、ラファがそんな指令を出した」

  「ちょっ、私が作戦本部長よ。勝手なことしないで!!!」

  「じゃあ、お前に何か策があるのか?」

  「え~と、それは~」

  「無いならしゃべるな!!」

  そんな怒号が響き渡る。確かにヤツに何かやらすと絶対失敗する
  から現場の判断がいいだろう。

  
    初号機サイド
  
  こういうときはどうすればいい。二人を安全なところに送る・・・  ダメ、初号機の手が塞がってるから・・・後は、
    発令所 

  「二人とも早く乗って!!」

  エントリープラグが開き二人はそこまで上っていく。

  「ま・・・!待ちなさい!!許可のない民間人をエントリープラ
   グに乗せられると思っているの」

  ビービービー

  「神経系統に異常発生!!」

  「異物を二つも挿入するから!!」

  どんどん状況が悪化していく。どうするシンリちゃん。

  
   エントリープラグ内

  ゴボゴボゴボ

  「何これ水?」

  「ゲホッ」

  二人が下を見るとそこにいたのは変なスーツに身を包んだシンリ
  がいた。

  『シンリちゃん!!』

  「二人とも少し静かにして!!!」

  ドンッ

  初号機が使徒を蹴り上げる。

  これからどうする。発令所からは指示が来ないし。どうする、ど
  うする・・・・・


    発令所

  「初号機、プログレッシブナイフ装備!」

  「な、なんでぇ~!?」

  「わあああああああああ」

  ガシャンガシャンガシャン

  初号機が使徒めがけて駆けていく。

  ヒュンヒュンヒュン・・・ズボッ

  初号機の腹に使徒の鞭が刺さる。

  「ああ~言わんこっちゃない」

  ヤツは何か言ったか?という疑問があったが、やはりシンリちゃ
  んはああなったか。


  ヒュッ、ガチン

  プログレッシブナイフが使徒のコアに当たる。

  「初号機、活動限界まで後30秒!!」

  バチバチバチ

  「活動限界まであと10秒!!」

  「9,8,7,6,5,4,3,2,1」

  ビー

  「エヴァ初号機活動停止!」

  「目標は・・・完全に沈黙しました・・・」
    初号機サイド

  ハァハァハァ

  「大丈夫、シンリちゃん」

  「うん、大丈夫・・」
     ブリーフィングルーム

  「色々あったが頑張ったな」
  
  「はい」

  使徒戦が終わり、シンジはシンリちゃんを連れてブリーフィング
  ルームにいた。
  この使徒戦のおとがめは特に無しだそうだ。
  連れてきたのはいいが話題が思いつかず重苦しい空気になる。
  
  「二人の処遇はどうなるんですか・・・」

  シンリちゃんが不安げに聞いてくる。

  「まあ、説教を食らって帰らされるんじゃあないかな」

  プルルルルル

  部屋に取り付けてある電話が鳴り出す。

  『もしもし』
   
  『俺だ、ラファだ。今、尋問室にいるが二人が外に出た理由はヨ
   ツバが外を見てみたいと言い出してそれにユウキというヤツが
   着いてきたという事らしい』

  そんな単純な理由で出てきたのか?あの二人はそれなりに頭がい
  いはずだが・・・

  『何か話したい事があったら来ていいぞ』

  『わかった。今から行く』

  ガチャッ

  「シンリちゃん、二人の所に行くかい?」

  コク
  
  首を縦に傾けたので行くと言う事なのだろう。


    尋問室前

  ガチャ

  尋問室の扉を開け中にはいると、ラファとヨツバとユウキの三人
  がいた。

  とりあえず外に出た理由について聞いてみる。

  「さて、何でシェルターの外に出たんだ?お前らなら警戒態勢中
   に外に出たらどうなるか分からない訳じゃあないだろう」

  すると、ヨツバが申し訳なさそうに話し出す。

  「えっとあのさ、前トウジがシンジ君がロボットのパイロットだ
   とか言ってたじゃん」

  確かにそんな事もあったな。

  「で、それがなんだ」

  「シンジ君がロボットのパイロットやってるって聞いたから外に
   出たの・・・ユウキを無理に連れて」

  なるほど。前のトウジたちと同じような理由か。

  「だが、実際にお前らは外に出たわけだしパイロットのシンリち
   ゃんに迷惑をかけたんだ」


  「ごめんなさい」

  「スマン」

  二人が謝る。確かに動機は不純だが分かれば二度とやらないだろ
  う。
  その時、

  パン!!

  いきなり、部屋に乾いた音が響き渡る。それがヨツバの顔をシン
  リちゃんがはたいた音だと気づくのに少しかかった。

  「なんで無茶するの!!私たちは友達でしょ。二人が死んだら私
   もシンジさんも悲しむんだよ。もっと自分たちの命を大切にし
   てよ」

  ビックリした。シンリちゃんがいきなりヨツバをはたいてこのセ
  リフ。多分シンリちゃんは新しくできた友達を失いたくないのだ
  ろう。
  
  俺はシンリちゃんと同じ過去を持っているから何となく分かる。
  やっぱり、一人は怖い。だからヒトは群体で生活をしている。
  俺だって使徒の体になりはしたが心のどこか隅では一人になるの
  は辛いと思っている。

  それに、前の世界の俺では絶対こんな事は出来なかった。俺は最
  後までシンリちゃんの成長を見届けてからでもこの世界を去って
  もいいんじゃあないかと今思った。

  「ごめんなさい。ごめんなさい」

  向こうではシンリちゃんとヨツバが抱き合って泣いている。

  「青春だな~」

  「ですね」

  向こうの隅では完全に忘れられたラファとユウキがいた。
    後書き

  やっとシャムシエルが終わりました。この6話は全くネタが思い
  つかず全くダメだった気がします。次の話からはレイの出番が増
  える予定です。
     次回予告

  使徒戦が終わり四人の絆はさらに強まる。ラファの陰謀によりレ
  イの家に居候する事になったシンジ。心配するシンリ。
  そして、シンジの前に前半最強の使徒が現れる。


  次回 レイ、心の向こうに 「居候の仕事」
  
        よろしく!!!
  


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