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No.220の一覧
[0] よくある逆行者[べべ](2006/07/08 21:08)
[1] 第一話 「使徒襲来 後悔は後に来る」 改訂版[べべ](2006/11/23 17:09)
[2] Re:第二話 「使徒襲来 失語症患者登場!!」 [べべ](2006/07/08 16:17)
[3] Re[3]:第3話 「見知らぬ天井 私が出会った中で一番危険なヒト!!」 改訂版[べべ](2006/07/11 19:17)
[4] Re[4]:第4話 鳴らない電話 「インドの恐るべきパワー」[べべ](2006/08/27 18:41)
[5] Re[5]:第5話 鳴らない電話 「鞭はやっぱり痛い」 改訂版[べべ](2006/09/03 10:35)
[6] Re[6]:第6話 雨、逃げ出した後 「運命の交差」[べべ](2006/09/03 14:41)
[7] Re[7]:第7話  レイ、心の向こうに 「居候の仕事」[べべ](2006/09/04 19:02)
[8] Re[8]:第8話  決戦、第三新東京市 「レイとシンリの戦い」[べべ](2006/09/28 18:47)
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[220] 第一話 「使徒襲来 後悔は後に来る」 改訂版
Name: べべ 前を表示する / 次を表示する
Date: 2006/11/23 17:09
 国連軍の将校やネルフのトップ二人が作戦を眺めていた。
 
   そんな中、オペレーターの声が響きわたる。

  『正体不明の物体は依然本所に向かって進行中』

  『目標を映像で確認、主モニターに回します』

  正面の大きなモニターに映し出される巨大な物体。

  それを見た初老の男、ネルフ副指令冬月コウゾウが隣の男に向か
  って呟く。

   「15年ぶりだな」

 それを聞いたサングラスをかけた髭面の怪しい男、ネルフ総司令碇
 ゲンドウが答える。

  「ああ、間違いない。使徒だ」


  駅前 

    ジーワ

    ジーワ

    ジーワ

    ジーワ……
     夏の風が、シンジの髪を撫でた。
     気がついたらここに落とされていた。
     
   「何でこんな事になったんだろう。」
    
    シンジは一人で自問した。 

     綾波に半ば無理矢理過去に戻されたようだが、間違いなく
     めんどくさい事になりそうな事受け売りだった。


     「たしかこの後、ミサトさんこと、牛が来てネルフに連れ
      て行ってくれるんだっけ」


     よく見てみれば空には戦闘機が ビュンビュン飛び交っていた。

     このままバックれてやろうと思っていた矢先、近くのベンチに・・・・・・・・僕が
     居た。
     
「あそこに、僕が居る」


    よく見ればあっちの方が女性っぽい顔をしている気がする。
    そういえば 綾波が友達が居るって言った気がするな~。


      あれが友達なのか、多分そうだ。綾波のことだからわか
     りやすい顔になっているんだろう。

      綾波の友達に元の世界に戻れるよう頼んでみよう。

      そうとなれば善は急げだ。つかつかと彼女の所まで歩い
      て行き、


      「僕を元の世界に戻して下さい。」


      直球過ぎたか。彼女がものすごい 意外そうな顔でこち
      らを見返してくる。どちらかというと こいつは何を言
      っているんだと言う顔だ。

     「あ、新手のナンパなら待ち合わせをしているので。」


     まさか、人違いをしたのだろうか。多分そうだろう。そう
     するとこの子はこちらの世界の碇シンジなのだろうか。

     「失礼、僕の名前は碇シンジどうやら人違いをしてしまっ
      たようです。貴女のお名前は。」


     決まった!!!! あの世界で暇つぶしにやった恋愛ゲー
     ムの経験がここで生きてくるとは。

     彼女の反応もあながち悪くない....はずだ。
     
     「私の名前は碇シンリですけど。」


     思ったとおり彼女は名字から この世界の碇シンジっぽい。
     なぜ女なのかは分からないが。
     そのとき突然、青いルノーが飛び出してきた。
     
「出た。」


     自分の復讐のためにチルドレンを使ったり、家族ぶったり
     したヤツである。
       
     思い出されるあのころの日々、コンフォート17の腐海,
ビワ樽、何度彼女の作戦で殺されかけたか分からない。

      
     そして、予想に反して出てきたのは男だった。

     なぜここまで過去が変わっているのだろうか。しかも男は
     身長180㎝ぐらい、金髪紅眼、アクセサリーなどをチャ
     ラつかせいかにもまともな人じゃない。
     このパターンは、まさかカツアゲとかではないだろうか。
     有り得る、僕は人からかなり貧弱そうに見えてるはずだろ      う。しかも、今は持ち合わせはないので間違いなく相手は
     キレるだろう。
     
     見ろ、シンリちゃんなんてこの世の終わりのような顔をし
     ている。
     「あー、俺の名前はラファエル・ラース、ネルフの作戦副
     本部長をやっている。階級は二尉だ。」


     あの危なさ全快の人がネルフの人。というより名前から彼
     が綾波の友達かな。


     「ここに来るはずだった葛城一尉が寝坊をしたので俺が代
     わりに来た。」


     なるほどあの人がやりそうな事だ。どうせ、また飲み過ぎ
     たのだろう。 だが、あの青いルノーはミサトさんのもの
     だったはずだが・・・。
     
「ドン!!ドン!!ドン!!」


     ビクゥ、トランクの中から音が聞こえてきた。何かトラン
     クの中に居るようだ。
      

     「チッ、ここに来る途中でバイクに乗っている俺をひきや
     がったやつがいたのでな。彼女には特等席にのって          もらった。」

     いわゆるこれは、犯罪なのではないのだろうか、そして多分特等席に乗っているのはあの人だろう。


     「あの~、本当に大丈夫ですか。」
     
   シンリちゃんのことを忘れていたが、それを聞くのは野暮って
  ものだろう。


     「大丈夫だ。死にはしないだろう。」


     まあ、あの人ならどんな環境でも生きていけるだろう。
     

     「では、二人とも早く乗れ。」


     「え~、二人ですか?」


     「ついでだ、男の方も早く乗れ。」


      そんなのでいいのだろうかと思いながら車に乗った。
      
     ここで断れないのは、やはり彼の本能だろう。

      
      第一発令所
   作戦本部でその様子を見ている者たちの耳にオペレータ-から報
  告が届く。

   『目標は依然健在。第三新東京市に向かい進行中』

   『航空隊の戦力では、足止めできません』

   「総力戦だ。厚木と入間も全部上げろ」

   「出し惜しみは無しだ。何としてでも目標を潰せ!!」

   軍人の一人は鉛筆をへし折りいらだちをあらわにする。

   そんな中、さらに攻撃は続く。

    しかし、効果は無いに等しく、使徒は平然としていた。

   「なんだと!?直撃のはずだ!」

   「戦車隊は壊滅…誘導兵器、砲爆撃も効果が無い…」

   「駄目だ!この程度の火力では埒があかん!」

   目の前で軍人たちがわめき散らす中、後ろに立っている冬月が
   話しかける。

   「やはり、ATフィールドか?」

   「ああ、使徒に対して通常兵器は役に立たんよ」

    同じように冷ややかに見ながら、ゲンドウが答える。

    そして、軍人たちに電話がかかってきた。

    「…了解しました。予定どうり発動いたします」

      電話を受け取った軍人の顔には苦渋の色がありありと浮
    かんでいた。


   車中

   この後に国連がN2地雷を使うのだろう。ATフィールドを使
  えば安全だが。


   向こうの方にいるサキエルを見ていると戦闘機が遠ざかって居
   るのが見えた。
   
  「あの~、戦闘機が怪物から遠ざかっているのが見えるんです
  けど。」

   「なにぃ!!まずい伏せろ。」


    第一発令所
    「やった!!」

    軍人の一人が立ち上がって叫ぶ。

    「わははは…」

    『衝撃波、来ます』

    センサーとモニターから映像が消える。

     そして、後ろにいる二人に向き直る。 

    「見たかね!!これが我々のN2地雷の威力だよ。これで君
    の新兵器の出番は無くなったと言う訳だ」

    『電波障害の為、目標確認まで今しばらくお待ちください』

    オペレーターの報告があり、軍人の一人が自慢げに言う。

    「あの爆発だ、ケリはついてる」

     『センサー、回復します』

     『爆心地に、エネルギー反応!!』

     「なんだと!?」

      オペレーターの報告に、軍人の一人が立ち上がって叫ぶ。

     『映像回復します』

     モニターにはほとんど原形を保ったままの使徒が映し出される。
  
     使徒は少しだけ焼けただれ、顔らしきものが一つ増えている。
 
    それを見て立ち上がって驚愕する軍人たち。
  
    「我々の切り札が……」
  
    「町を一つ犠牲にしたんだぞ!!」
  
    「なんて奴だ…」
   
    「化け物め…」
    
     小高い丘
    「シンリちゃん大丈夫?」
   
  
    「なんとか」
  
  
    「ラファエルさんは大丈夫ですか?」
  
  
    しかし返事がない。気絶しているのだろうか。
  
    すると、外から
  
   
    「二人とも大丈夫か?」
    
    「え~、あなたはなぜ、外に居るんですか?」
  
   
    もしかしてこのヤロウ、
   
  
     「タイミングよく教えてくれたおかげでな、ギリギリ飛び
     降りれた。」


    こいつ最悪だ。自分だけ逃げようとしやがった。あの牛だって守ろうとしてくれたのに。
  
  
    「つまり、あなたは僕等を見捨てて飛び降りたと。」
    
    「いや~、俺もなんかの映画見たく、こういうシーンで飛び
    降りてみたくてな。」
  
       
     恐ろしくテンションが下がってきた。こいつ正気か。
  
   
    「さあ、とっとと、車を起こして愛と平和を守る為にネルフ
    へ行こう。」
  
      
    クソさわやかな笑顔で臆面もなく言われてもな。殺意がわい
   てくる。
  
  
    シンリちゃんは呆然とした顔をしている。
    果たしてこのメンバーでこの先、大丈夫なのかと思う今日こ
  の頃だった。
   

   作者感想
    
  書いてしまいました、逆行モノいろいろな感想がありましたが頑
  張っていきたいです。
  
  
 次回予告
  
 ついにネルフに到着するシンジ達、金髪女や髭の精神攻撃、耐えら
 れるのかシンリちゃん、果たして戦闘は始まるのか。 
 
次回「使徒襲来 失語症患者登場!!」 
  
         よろしく!!!
       
             
       


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