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No.8576の一覧
[0] 東方天晶花 (東方project+オリ主)【完結+未来語りⅡ追加】[ラリアー](2011/04/19 08:33)
[1] 巻の起「はじまり はじまり」 ~Welcome the beginner of the fantasy~[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[2] 東方天晶花 巻の一「百聞は一見に如かず」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[3] 東方天晶花 巻の零点五「口は災いの元」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[4] 東方天晶花 巻の二「女心と秋の空」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[5] 東方天晶花 巻の三「人の振り見て我が振り直せ」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[6] 東方天晶花 巻の四「袖振り合うも多生の縁」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[7] 東方天晶花 巻の五「芸は身を助く」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[8] 東方天晶花 巻の五点五「知らぬが仏」[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[9] 東方天晶花 巻の六「帯に短し襷に長し」[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[10] 東方天晶花 巻の七「暗がりに鬼を繋ぐ」[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[11] 東方天晶花 巻の八「鬼が出るか蛇が出るか」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[12] 東方天晶花 巻の九「親しき仲にも礼儀あり」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[13] 東方天晶花 巻の十「身から出た錆」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[14] 東方天晶花 巻の十点五「親の心子知らず」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[15] 東方天晶花 巻の十一 「縁は異なもの味なもの」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[16] 東方天晶花 巻の十二「玉磨かざれば器を成さず」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[17] 東方天晶花 巻の十三「藪を突突いて蛇を出す」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[18] 東方天晶花 巻の十四「精神一到何事か成らざらん」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[19] 東方天晶花 巻の十五「竹馬の友」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[20] 東方天晶花 巻の十五点五「呉越同舟」[ラリアー](2012/01/16 10:42)
[21] 東方天晶花 巻の十六「鷺を烏」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[22] 東方天晶花 巻の十七「無用の用」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[23] 東方天晶花 巻の十八「羹に懲りて膾を吹く」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[24] 東方天晶花 巻の十九「上に交わりて諂わず下に交わりて驕らず」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[25] 東方天晶花 巻の二十「用心は勇気の大半なり」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[26] 東方天晶花 巻の二十一「烏に反哺の孝あり」[ラリアー](2012/01/30 18:40)
[27] 東方天晶花 巻の二十二「子は三界の首枷」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[28] 東方天晶花 巻の二十三「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」[ラリアー](2012/01/16 10:47)
[29] 東方天晶花 巻の二十三点五「画竜点睛」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[30] 東方天晶花 巻の二十四「情けは人の為ならず」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[31] 東方天晶花 巻の二十五「コチョウノユメ」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[32] 巻の承「それから それから」 ~The world of extending fantasy~[ラリアー](2009/11/21 02:27)
[33] 東方天晶花 巻の二十六「その日その日が一年中の最善の日である」[ラリアー](2009/11/06 15:56)
[34] 東方天晶花 巻の二十七「真の友愛においては、 私は友を自分のほうにひきつけるよりもむしろ自分を友に与える」[ラリアー](2009/11/06 15:56)
[35] 東方天晶花 巻の二十八「青春は短い。宝石の如くにしてそれを惜しめ」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[36] 東方天晶花 巻の二十九「時というものは、 それぞれの人間によって、 それぞれの速さで走るもの」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[37] 東方天晶花 巻の三十「不幸な人間は、いつも自分が不幸であるということを自慢しているものです」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[38] 東方天晶花 巻の三十一「食卓は、最初の間は人々が決して退屈することのない唯一の場所である」[ラリアー](2012/01/30 18:41)
[39] 東方天晶花 巻の三十二「軽信は大人の弱点であるが、子供にとっては力である」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[40] 東方天晶花 巻の三十三「怒りは他人にとって有害であるが、憤怒にかられている当人にとってはもっと有害である」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[41] 東方天晶花 巻の三十四「進歩とは、価値の置換によって生ずる錯覚にほかならない」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[42] 東方天晶花 巻の三十四点五「雨は一人だけに降り注ぐわけではない」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[43] 東方天晶花 巻の三十五「主よ、助けてくれとは申しません。私の邪魔をしないで下さい」[ラリアー](2015/01/19 22:38)
[44] 東方天晶花 巻の三十六「命と引き換えに金を欲しがるのは強盗であるが、女はその両方とも欲しがる」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[45] 東方天晶花 巻の三十七「苦痛には限度があるが、恐怖には限度がない」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[46] 東方天晶花 巻の三十八「成功する人は錐のように、ある一点に向かって働く」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[47] 東方天晶花 巻の裏側「教えろ! 山田さんっ!!」[ラリアー](2009/11/06 15:59)
[48] 東方天晶花 巻の三十九「事を行うに当って、いつ始めよう等と考えている時には、既に遅れをとっているのだ」[ラリアー](2009/11/06 15:59)
[49] 東方天晶花 巻の四十「善良な性格は法律よりもさらに信頼ができる」[ラリアー](2013/05/27 22:17)
[50] 東方天晶花 巻の四十一「人間が幸福であるために避けることのできない条件は勤労である」[ラリアー](2012/02/06 13:03)
[51] 東方天晶花 巻の四十二「良い判断は無分別な親切に勝る」[ラリアー](2013/05/27 22:20)
[52] 東方天晶花 巻の四十三「病気は千もあるが、健康は一つしかない」[ラリアー](2009/11/16 01:55)
[53] 東方天晶花 巻の四十四「この瞳を、どうしてにごしてよいものか」[ラリアー](2009/11/21 02:31)
[54] 東方天晶花 巻の四十五「公にされることを望む慈善はもう慈善ではない」[ラリアー](2013/06/10 19:50)
[55] 東方天晶花 巻の四十六「報酬への期待を行動のバネとする人にはなるな」[ラリアー](2013/04/22 19:40)
[56] 東方天晶花 巻の四十七「言葉で説教するよりも、あなたの生き方そのものがより良い説教となろう」[ラリアー](2013/05/06 23:58)
[57] 東方天晶花 巻の四十八「真実には特定の時などない。真実はどんな時代にも真実である」[ラリアー](2012/02/06 13:06)
[58] 東方天晶花 巻の四十九「正義は永遠の太陽である。世界はその到達を遅れさせることはできない」[ラリアー](2012/02/06 13:07)
[59] 東方天晶花 巻の五十「希望に満ちて旅行することは、目的地にたどり着くことより良いことである」[ラリアー](2010/01/07 20:28)
[60] 東方天晶花 巻の五十一「人間の真の性格は、彼の娯楽によって知られる」[ラリアー](2010/01/14 13:33)
[61] 東方天晶花 巻の五十二「恋愛は人を強くすると同時に弱くする。友情は人を強くするばかりである」[ラリアー](2013/05/06 23:58)
[62] 東方天晶花 巻の五十二点五「不思議なものは多い。しかし人間ほど不思議なものはない」[ラリアー](2010/01/24 18:04)
[63] 東方天晶花 巻の五十三「最強者の理屈が、いつも最も良いとされる」[ラリアー](2013/06/10 19:50)
[64] 東方天晶花 巻の五十四「怒りの結果は、怒りの原因よりはるかに重大である」[ラリアー](2010/02/07 06:05)
[65] 東方天晶花 巻の五十四点五「自負は常に他人の感嘆によって強化される」[ラリアー](2010/02/14 09:54)
[66] 東方天晶花 巻の五十五「友情は最初、残酷なほど明確にものを見る」[ラリアー](2012/02/18 15:06)
[67] 東方天晶花 巻の五十六「至上の処世術は、妥協することなく適応することである」[ラリアー](2010/02/24 21:21)
[68] 東方天晶花 巻の五十七「あまり道徳的になるな。自分を欺いて人生を台無しにしてしまう」[ラリアー](2010/03/03 17:18)
[69] 東方天晶花 巻の五十八「慣習とは反対の道を行け。そうすれば常に物事はうまくいく」[ラリアー](2010/03/10 21:29)
[70] 東方天晶花 巻の五十九「自尊心は美徳ではないとしても、それは多くの美徳の両親である」[ラリアー](2010/03/30 01:45)
[71] 東方天晶花 巻の五十九点五「まず事実をつかめ。それから思うままに曲解せよ」[ラリアー](2010/03/23 17:54)
[72] 東方天晶花 巻の六十「活動的な馬鹿より恐ろしいものはない」[ラリアー](2010/03/30 01:46)
[73] 東方天晶花 巻の六十一「行動するためには、いかに多くの事に無知でなければならぬ事か」[ラリアー](2012/02/26 08:32)
[74] 東方天晶花 巻の六十二「勇敢な行為は、決して勝利を欲しない」[ラリアー](2010/04/20 00:01)
[75] 東方天晶花 巻の六十三「忍耐とは、肉体的な小心と道徳的勇気の混じり合いである」[ラリアー](2012/02/26 08:56)
[76] 東方天晶花 巻の六十四「神の存在を立証しようとするあらゆる試みは、すでに神に対する冒涜である」[ラリアー](2012/02/26 08:57)
[77] 東方天晶花 巻の六十五「行動はいつも幸せをもたらすものではないが、行動なくしては幸せはない」[ラリアー](2012/03/03 12:21)
[78] 幻想郷うろ覚え童話「モモタロウ」[ラリアー](2010/05/08 00:56)
[79] 東方天晶花 巻の六十六「運命は我々の行為の半分を支配し、他の半分を我々自身にゆだねる」[ラリアー](2012/03/03 12:25)
[80] 東方天晶花 巻の六十七「王国を統治するよりも、家庭内を治めることのほうが難しい」[ラリアー](2010/05/20 10:28)
[81] 東方天晶花 巻の六十八「常識の有無は教育の有無とは関係ない」[ラリアー](2010/05/27 01:01)
[82] 東方天晶花 巻の六十九「不正の存在を前にして黙する人は、実は不在の共犯者にほかならない」[ラリアー](2010/06/02 00:17)
[83] 東方天晶花 巻の七十「馬は死ぬ前に売ってしまうことだ。人生のコツは、損失を次の人に回すこと」[ラリアー](2012/03/15 18:46)
[84] 東方天晶花 巻の七十一「人間は自分の知っていることなら半分は信じるが、聞いたことは何も信じない」[ラリアー](2013/05/12 23:50)
[85] 東方天晶花 巻の七十二「友人の失敗には目をつぶれ、だが悪口には目をつぶるな」[ラリアー](2012/03/15 18:47)
[86] 東方天晶花 巻の七十三「今が最悪の状態と言える間は、まだ最悪の状態ではない」[ラリアー](2012/03/26 23:52)
[87] 東方天晶花 巻の七十四「学校での成績がよいからといって、社会で認められるとは限らない」[ラリアー](2010/07/07 00:16)
[88] 東方天晶花 巻の七十五「神はあらゆる人間のうちに住むが、すべての人間は神のうちに住まず」[ラリアー](2010/07/21 10:29)
[89] 東方天晶花 巻の七十六「苦しんで強くなることがいかに崇高なことであるかを知れ」[ラリアー](2012/03/26 23:53)
[90] 東方天晶花 巻の七十六点五「家庭はどこで始まるか? 若い男と若い娘が恋愛に陥ることから始まる」[ラリアー](2010/07/28 01:23)
[91] 東方天晶花 巻の七十七「長いこと考え込んでいるものが、いつも最善のものを選ぶわけではない」[ラリアー](2010/08/04 00:06)
[92] 東方天晶花 巻の七十八「男に惚れられるような男でなければ、女には惚れられない」[ラリアー](2012/04/10 09:56)
[93] 東方天晶花 巻の七十九「二人の女を和合させるより、むしろ全西欧を和合させる事の方が容易であろう」[ラリアー](2010/08/25 00:02)
[94] 東方天晶花 巻の八十「友情は瞬間が咲かせる花であり、そして時間が実らせる果実である」[ラリアー](2010/09/07 22:54)
[95] 東方天晶花 巻の八十一「文学は商売と芸術が半々であるとき最も栄える」[ラリアー](2010/09/08 00:07)
[96] 東方天晶花 巻の八十一点五「さすらいと変化を愛するものは生ある者である」[ラリアー](2010/09/13 00:07)
[97] 東方天晶花 巻の八十二「絶望とは、闘う理由を知らずに、しかもまさに闘わねばならないということだ」[ラリアー](2010/09/27 01:22)
[98] 東方天晶花 巻の八十三「真の勇気というものは、極端な臆病と無鉄砲との中間にある」[ラリアー](2010/09/27 01:23)
[99] 東方天晶花 巻の八十四「今日は堂々と勇ましく、そして明日は墓の中」[ラリアー](2012/04/15 23:09)
[100] 東方天晶花 巻の八十五「賽は投げられた」[ラリアー](2012/04/23 22:15)
[101] 巻の転「むかし むかし」~the end of fantasy~[ラリアー](2010/10/20 23:50)
[102] 東方天晶花 巻の八十六「未知になるって言うのは、死んじゃうのと同意義なのさ」[ラリアー](2010/10/30 18:11)
[103] 東方天晶花 巻の八十七「宴には上等の酒と上等の肴があれば充分よ」[ラリアー](2012/04/23 22:24)
[104] 東方天晶花 巻の八十八「幻想郷は、宴会も自由だなぁ」[ラリアー](2010/11/06 11:22)
[105] 東方天晶花 巻の八十九「溜まったツケを払わないと、新しい事は始められないでしょ?」[ラリアー](2010/11/13 00:39)
[106] 東方天晶花 巻の九十「世間から必要とされない音楽はこうやって消えていくのね~」[ラリアー](2010/11/20 00:02)
[107] 東方天晶花 巻の九十一「この幸せ者共め! お代は聞いてのお帰りだよっ!!」[ラリアー](2010/12/02 00:44)
[108] 東方天晶花 巻の九十二「他人のペースに合わせて自分を見失ってはダメなの」[ラリアー](2010/12/09 00:03)
[109] 東方天晶花 巻の九十三「人や妖怪と一緒、家にも色んな形があるの」[ラリアー](2010/12/16 10:51)
[110] 東方天晶花 巻の九十四「まるで、巌流島の決闘みたいね」[ラリアー](2010/12/23 00:57)
[111] 東方天晶花 巻の九十五「きっと貴方自身ですら知らない秘密を教えてくれるわよ」[ラリアー](2010/12/30 00:21)
[112] お正月特別変「フタマルイチイチ、ヲトシダマ異変」[ラリアー](2012/05/14 17:48)
[113] 東方天晶花 巻の九十六「正直で結構! あたいも生きてる奴を運ぶほど暇じゃないからね」[ラリアー](2011/01/13 00:03)
[114] 東方天晶花 巻の九十七「半端な智慧は時として、無知よりも罪深き業となります」[ラリアー](2012/05/29 01:47)
[115] 東方天晶花 巻の裏側弐「スキマ妖怪が教えてア・ゲ・ル♪」[ラリアー](2011/01/26 10:35)
[116] 東方天晶花 巻の九十八「やがて辿り着く結果までは、この閻魔にも見通せません」[ラリアー](2011/02/02 00:55)
[117] 東方天晶花 巻の九十九「胸を張れとは言わないけどさ、お礼くらいはちゃんと受け取りなよ」[ラリアー](2011/02/09 00:02)
[118] 東方天晶花 巻の百「譲れないモノがあるなら死んでも守り切りなさい」[ラリアー](2011/02/16 00:20)
[119] 東方天晶花 巻の裏側参「もう一度教えろ! 山田さんっ!!」[ラリアー](2011/02/23 02:18)
[120] 東方天晶花 巻の百一「幻想郷らしく、力尽くで居場所を‘奪って’きます」[ラリアー](2011/03/01 00:02)
[121] 東方天晶花 幕間「誰が為に鐘は鳴る」[ラリアー](2011/03/08 11:09)
[122] 東方天晶花 巻の百二「つまりはいつも通り、一か八かの出たとこ勝負をするワケね」[ラリアー](2011/03/15 01:59)
[123] 東方天晶花 幕間・弐「久遠の空に舞い踊る風花」[ラリアー](2011/03/22 00:01)
[124] 東方天晶花 巻の百三「―――切り札ならありますよ。最低最強、とっておきの一枚がね」[ラリアー](2011/03/29 08:04)
[125] 巻の結「めでたし めでたし」~The fantasy continues~[ラリアー](2011/04/11 23:50)
[126] 東方天晶花 キャラ紹介(第九十五話まで[ラリアー](2012/05/29 01:48)
[127] 天晶花・昔語り①「晶と隙間とお茶会と」[ラリアー](2009/11/26 19:11)
[128] 天晶花・昔語り②「晶と隙間とお袋の味と」[ラリアー](2009/12/17 01:51)
[129] 天晶花・昔語り③「晶と巫女とカラオケと」[ラリアー](2010/08/18 04:29)
[130] 天晶花・昔語り④「早苗と神と悪戯メールと」[ラリアー](2010/11/27 00:04)
[131] 天晶花・未来語りⅠ「次代のユウウツ」[ラリアー](2012/06/04 21:40)
[132] 天晶花・未来語りⅡ「賢人のわりといつも通りな一日」[ラリアー](2012/06/04 21:41)
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[8576] 東方天晶花 巻の六十八「常識の有無は教育の有無とは関係ない」
Name: ラリアー◆536635cd ID:5c171fc7 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/05/27 01:01


巻の六十八「常識の有無は教育の有無とは関係ない」




「皆ちゅーもーくっ! 特別臨時講師の晶せんせーだよっ!!」

「……同じく、アリス・マーガトロイドよ。ヨロシク」

「今日は慧音先生に変わって、僕達二人が皆の勉強を見てあげるよーっ!」

 元気を目一杯込めた僕の言葉に、同じく元気いっぱいの返事が返ってくる。
 ここは人里の寺子屋。今、僕達二人はたくさんの生徒の前で教鞭を握っていた。
 
「はぁ、何でこんな事に……」

 僕の隣で、アリスがウンザリとした声を出す。
 教師の真似事をやる事に、まだ納得していないのだろう。
 ここまでの成り行き上必然過ぎるそのボヤキを、残念ながら僕は聞き流すしかなかった。

 
 さて、事の起こりは数時間ほど前に遡る。


 紅魔館で呑気に休んでいた――死にかけていたとも言うけど――僕の所に、申し訳無さそうな顔の慧音さんがやってきた。
 時刻は早朝。レミリアさんが布団に入り、人里の農家の方々が朝食を済ませていたであろう頃の話だ。
 意外過ぎる来訪者の姿に僕が呆然としていると、慧音さんは僕に深々と頭を下げてきた。
 それも真っ先に。訳が分からなくなって、思わず同じ様に頭を下げ返した僕は悪く無いと思う。
 
『スマン。無茶な願いなのは分かっているんだが、他に頼れる人間が居ないんだっ!』

 唖然としたまま頭を下げている僕に構わず、慧音さんは話を続けていた。
 ……今思えば、相当焦っていたのだろう。
 お互い地面と見つめあったまま、彼女は僕に「お願い事」をしてきた。
 
『晶、今日だけ教師になって貰えないかっ!』

『……ほへ?』

 何でも、慧音さんはこれから緊急の用件で里を離れないといけないらしい。
 それだけなら特に問題は無いんだけど、運悪く今日は寺子屋の開催日でもあったとの事。
 慧音さんの寺子屋は人里の保育所も兼ねているので、急に休みを入れるのは難しいんだそーだ。
 そこで、代役として白羽の矢が立ったのが僕だったそうです。

『えーっと、妹紅さんや阿求さんはどうなんですか?』

『妹紅には里の警護を頼んでいるし、稗田殿は……言っては悪いが子供たちを相手に出来る体力がない』

『あー、なるほど』

『外来人は皆、「ぎむきょういく」とやらを受けているのだろう? だから、教師としても晶が最適だと思ったのだが……』

 その時言われて気付いたんだけど、幻想郷にある教育機関って慧音先生の寺子屋だけなんだよね。
 軽く教科書っぽいモノも見せて貰ったんだけど、こっちの小学校高学年で生徒全員の面倒が見れちゃうレベル。
 まぁ、慧音先生曰く日常で使える知識を中心に教えていると言う話だから、四則演算が出来れば微分積分なんていらないんだろうけどさ。
 
『な、簡単だろう? そう言うワケだから、頼むっ!!』

 結果としてその気安さが、僕にイエスと言わせる最大の原因になってしまったのだからにんともかんとも。
 

 以上、回想終わり。


 ちなみにお給料はちゃんと出るそうなので、さりげなく一文無しだった僕大歓喜。
 尚、話に一切絡まなかったアリスがココに居る理由ですが……。
 実は、僕が一つ我儘を言ったせいだったりします。本当に申し訳無い。

「それじゃあ、今日だけ一緒に遊ぶ事になったお友達も紹介しちゃうよーっ! はいどうぞーっ!!」

「えっと、フランドール・スカーレットです。よろしくお願いします」

 そう。僕自身忘れかけていたけど、現在フランちゃんは僕の魔眼で狂気を抑えている状態なのだ。
 当然僕が人里に出かければ、フランちゃんは平常心を維持出来ず……ここから先は言わなくても分かるだろう。
 それはさすがに悪いので、僕はレミリアさんと慧音さん、双方に無理を言って彼女を人里に連れてきた。
 もちろん、ただ面倒を見るためだけに連れてきたわけではない。
 紅魔館に居るだけでは殺伐としてしまうであろうフランちゃんの心を豊かにするため、幻想郷でも比較的‘普通な’人里を次の教育現場に選んだのである。
 ……まぁその、ここまで全部後から思いついた言い訳なんですがね。

「よりにもよって、悪魔の妹の面倒をみる羽目になるなんて……」

 アリスが改めて頭を抱える。
 フランちゃんを連れ込む条件として慧音さんが提示したのが、信頼のおける人物の付き添いだった。
 彼女の危険度を考えると、当然の措置であると言えよう。
 そこで僕は迷わずアリスの名前を上げ、慧音さんもあっさりと承諾したのだった。

「申し訳無い。アリスには常々ご迷惑をおかけします」

「そう思うなら、次からはちょっと自重しなさい。……対応策も含めて」

「いやぁ、さすがに普通の人間の中にフランちゃん一人だけ入るのはマズいと思ってさぁ」

「言いたい事は分かるけどね。これはやり過ぎよ」

 そう言って彼女は、呆れきった視線を目の前の光景に向ける。
 ……やっぱりそうかなぁ。
 僕も思いついた時は妙案だと思ってたけど、実際にやってみると確かに無茶だった気がしてきたよ。

「メディスン・メランコリー。人間は嫌いだけど、アリスが仲良くしろって言うから譲歩はしてあげるわ」

「あたいはチルノ! さいきょーの妖精であきらの親分よっ!!」

「だ、大妖精と言います。皆からは「大ちゃん」って呼ばれています。よ、よよよ、ヨロシクお願いしましゅ」

「因幡てゐでーっす! 今日は出来る限り皆――特に某吸血鬼と――仲良くなっちゃおうと思ってまーすっ!!」

「ウサギジチョウシロー」

 名付けて「木を隠すには森の中、フランちゃん隠すには妖怪の中」大作戦。
 とりあえず知り合いの中で、比較的寺子屋に混じっても違和感の無さそうな面子を選んで呼んでみた次第でございます。
 えっ、レミリアさんが居ないって? さすがに察しの悪い僕でもそれが死亡フラグである事は分かるからね?
 ちなみにアリスを呼んだのは、ある意味フランちゃん以上に厄介なメディスンの保護者だから、と言う理由もあったりする。
 ほ、ほら、やっぱり有る程度フランちゃんに近しい立場の妖怪も欲しいじゃん。
 ……やっぱり無謀だったかなぁ。もう完全に後の祭りだけど、今更ながら焦ってきたヨ。

「とりあえず、問題児二人と腹黒一匹には充分注意するとして……」

「ま、まだ何か?」

「何で妖精まで連れてきてるのよ。トラブルメイカーは少ない方が良いんだけど?」

 そう言って、アリスは親分と大ちゃんを呆れ顔で見つめる。
 むぅ、まさかそこを咎められるとは思わなかった。
 僕はちょっと不敵に、勿体付けてニヤリと笑う。
 ちなみに深い意味は無い。

「ふっふっふ、アリスさんは分かって無いですね。親分の恐るべき力を」

「……あの氷精に言うほど凄い力が有るとは思えないんだけど。あと親分って何よ」

「まぁ、見てれば分かりますよ。ふっふっふ」

「その無駄に余裕な態度がウザったいわ」

 今ちょっと傷ついた。自分でも大分ウザいとは思ってたけど。
 まぁ、それはともかくとして。
 五人が其々自己紹介すると同時に、寺子屋の子供たちがあからさまにザワつき始めた。
 何しろ、全員が妖怪ないし妖精と言うラインナップだ。
 慧音さんと言う半分妖怪みたいな存在に馴れてる子供たちでも、さすがにこの面子といきなり仲良くしろと言うのは厳しそうである。
 しかしそれくらい、すでに予想済みなのですよ。ふっふっふ。
 
「うぅっ、お、お兄ちゃん。皆キュッとした方がいいのかな」

「約束したでしょう? ここでは弾幕ごっこは禁止って。いきなり暴れちゃダメだよ」

「もー、騒がしいわねー。全員口を開く事さえ出来なくしてやろうかしら」

「止めなさい。と言うかお兄ちゃんって何よ……」

「どーでもいいから誰か静かにさせてよ。面倒くさいなー」

 フランちゃんが子供達のリアクションに過剰な反応を示し、メディスンがかなり危険な事を言ってアリスに咎められる。
 あっちもこっちも大混乱な状況で、今まで沈黙を保っていたチルノが、声高に両手を上げて叫んだ。

「黙りなさい! シャ……シャ……」

「――シャラップ?」

「それよ、シャラップ! 静かにしなさいっ!!」

 相変わらず、肝心な所で言葉に詰まる親分さんだ。
 そろそろチルノの補足に関しては、某グーグル先生ばりのあやふや検索が出来るかもしれない。
 ……正直、出来るからそれがどうしたって感じですが。

「アンタらどいつもこいつもきょーちょーせーが無さ過ぎよっ!!」

「それを、悪戯妖精のアンタが言うワケ?」

「いいっ! 例え一日とは言え、あたいの子分になるなら揉め事はげんきんよっ!!」

「チ、チルノちゃん。勝手にそんな事決めちゃダメだよ」

「文句があるなら、構わず言ってきなさいっ! あたいはいつでも受けて立つわっ!!」

 初っ端からチルノ節全開である。
 さすがに子供達も、彼女の発言を流す事は出来なかったらしい。
 一番年長らしい活発そうな女の子が、他の子に促される形で立ちあがった。
 ちなみに妖怪側の反応は、子分が何なのか分かってないのが二名、面白そうなので静観しているのが一名。喜んでいいのか悪いのか。

「あのさ。な、なんで私達が子分なの?」

「決まってるじゃない。アンタ達はあきらのせーとなんでしょう!?」

「う、うん」

「せーとってのは子分みたいなものよ。そして、あたいはそのあきらの親分! なら、アンタ達はあたいの子分って事になるわっ」

 いや、その理屈はおかしい。
 なにその「我が師の師は我が師も同然」みたいな超理論。
 さすがに子供達も納得出来ないのか、どうしたもんかとオロオロしている。
 まぁ、無理もあるまいて。さすがに僕もこの展開は予想出来なかった。
 正直ちょっとまずいかなーと、チラリと横目でフランちゃんの様子を覗いてみる。
 まさか、今のを挑戦と受け取ってドンパチ始めないよね……?

「ねぇねぇ、お兄ちゃん」

「な、なんでせうか?」

「親分さんは、お兄ちゃんの親分さんなんだよね?」

「そ、そうですじょ?」

「なら、私にとっても親分さんになるのかな?」

 ……いや、その理屈もおかしい。
 寺子屋が地獄絵図に変わる! みたいな展開は回避できたみたいだけど、フランちゃんの思考は大分おかしな事になっていた。
 
「そうよっ!」

 そして、そんな彼女の疑問に思いっきり無責任に頷く皆の親分。
 何も考えてないだけなんだろうけど、懐が広い様にも見えるから不思議だ。
 当然、フランちゃんはあっさりとチルノの主張を信じ、輝く瞳で彼女を見つめ始めた。

「そうなんだ……よろしくねっ、親分さんっ!!」

「よろしくしてあげるわっ、ふらんっ!!」

 ……さりげなくコレ、凄い光景なんじゃないだろーか。
 そんな事をおぼろげに考えていると、畳みかけるようにチルノに近づく影が一人。

「そして、晶と親友な私も当然子分の一人になるワケですね! 分かります!!」

「そうよっ!!」

「シクヨロ親分! てゐちゃんは色々役に立つ子だよっ!!」

「かんげーするわっ! ――やったね大ちゃん、子分が増えたわよっ!!」

「おめでとう、チルノちゃん」

「あ、私も私もー」

「どんどん来ると良いわっ! あたいは来る物コバルト無いだもの!」

 拒まないですよ親分。あえて指摘はしないけど。
 それにしても、兎詐欺さんは本当に抜け目がないなぁ……フランちゃんを抱きこんだチルノに早々と迎合するとは。
 メディスンもノリで子分になってるし。
 その行動に文句は無いんだけど、ちょっと妖怪側が纏まり過ぎな気も。
 このままだと、人間側と妖怪側で対立しちゃう可能性が……。

「さぁ、アンタ達はどうするのっ!?」

「え、ええっ、そ、そんな事言われても」

「仕方無いわねぇ……なら、勝負よっ!!」

 子供たちの不満げな反論に、チルノは胸を張って答え―――ってそれはマズいっ!
 チルノだけでも子供全員を氷漬けに出来るのに、超火力のフランちゃん、毒マスターメディスン、腹黒策士のてゐまで居る状態でそれは非常にヤバい!
 
「お、親分。さすがにここで暴れられるのはちょっと」

「安心なさい。あたい、弱い者イジメはしないわ」

「ほへ? それじゃあ一体何を……」

「正々堂々、けーどろでしょーぶよっ!!」

 ビシッと子供達に指を突き付けるチルノさん。
 そっかー、幻想郷にもドロケイあったのかー等と呑気に感心しつつ、僕は事の成り行きを見守る。
 出来れば穏便にすみますよーに、と神様に心中で祈っておく事も忘れない。
 とりあえず、大国主大神様あたりにお願いしておけば大丈夫だろうか。
 ……でもあの神様、やたらめったら色んな神様と統合されてるからイマイチ頼り辛いんだよね。
 そもそも、縁結び自体後付けみたいなものだし……。

「何ぼーっとしてるのよ」

「はっ、久しぶりに考えに没頭していた気がする」

「……別に良いけど、貴方の判断待ちよ」

「判断?」

「これから、あたい達とこいつらでけーどろ勝負するのよ! 負けた方が勝った方の子分になるのっ!!」

「えっと、特殊能力の使用は……」

「とーぜん無しよっ!」

 それなら、厄介な事態にはならなそうかな。
 子分云々の条件は、後々遺恨を残しそうな気もするけど……。
 僕はこっそりと、子供たちの様子を窺ってみた。
 突発的な話とは言え遊べるのはやはり嬉しいのか、皆ワイワイと作戦などを話し合っていた。
 ふむ、この様子だと遊んでるうちにどうでも良くなりそうだね。問題無し問題無し。

「よーしっ! それじゃあ一時間目は、皆でケイドロするって事でっ!!」

「そうこなくっちゃ! さすがあたい軍団のぐんしねっ!!」

「チルノちゃん、軍師のお仕事ってこんな感じなの?」

「良く分からないけどきっとそうよっ!」

「ねぇメディスン、ケイドロって何?」

「知らない。てゐは知ってる?」

「私も知らないから、アリス先生に聞きなよ」

「今、明らかに「面倒だから押しつけとこう」って顔してたわね、アンタ」

 それにしても……纏まりないなぁ、妖怪側の面々。
 個性強いし同じ所属でも無いから必然の流れとは言え、もう少し寺子屋の子供達みたいに協力しあっても良いんじゃないかなぁ。

「あの、スイマセン先生」

「あ、はいはい。何かな?」

「チルノさん達は飛ぶの有りですか? 正直、空高く飛ばれると手だてが……」

「うーん、とりあえず低空飛行くらいは有りにするつもりだけど、さすがにちょっと不利かな?」

「こっちが人数的に有利で、あっちは身体的に有利。つまりこれで1対2で相手有利か……」

「あ、そうなるのか。それじゃあ飛行は無しで―――」

「いえ、ちょっと待ってください。皆と話しあってきます」

 リーダー格の女の子が、ポニーテールを翻して仲間の輪に戻る。
 そして、何やら話を聞いていた他の仲間と一緒にアレコレ話し始めた。
 ……はて、おかしいなぁ。
 和やかな遊びのはずなのに、彼女等の背中に修羅が見えるぞ?

「みぃ、妖怪相手に鬼ごっこはしんどいのですよ」

「でもよ、飛行無しにした所で対して結果は変わらないと思うぜ?」

「そうだよね、妖怪さんは皆動き早いし。……はぅ~、それにしても皆かぁいいよぉ~」

「あの兎さんは少々油断ならない感じが致しますけどね。やっぱり、あえて飛行可能の有利は残すべきだと思いますわ」

「おじさんも同感かな。その代わりに、こっちも追加で何か有利な条件を貰うってのがベターな選択だと思う」

 ―――僕はなーんにも聞いてないからねー。
 慧音さん普段、この子らにどんな教育してるんだろう。
 何だか、違う意味で白熱しそうな感じがするなぁ。

「で? 計画通りに事が運んだ気分はどう?」

 早まったかなぁ。と何度目かの反省をしている僕の隣に、呆れ顔のアリスがやってきた。
 口調こそ責めるような感じだが、その口元には柔らかな笑みが浮かんでいる。
 むぅ、そうやって生温かな対応をされると逆に照れくさい。
 なので僕は、あえてアリスの質問を無視して別の事を尋ねた。

「メ、メディスン達は良いの? ケイドロ知らなかったみたいだけど」

「てゐに押しつけ返したわ。子分同士、親睦を深める良い機会でしょ。……あと、誤魔化せてないわよ」

「う、うぐぅ」

「こうなるの狙ってたんでしょ? 相変わらず、ボケっとしてる癖に策を練るのが上手いわね、貴方」

「とりあえず、褒められていると思っておく事にします」

「そうしなさい。……それにしても意外だったわ、チルノが橋渡し役になるなんてね。無知は時として最強の矛になるって感じかしら」

「んー、まぁアレだよ。親分はアレで結構、カリスマっぽいモノがあったりするワケです」

 少なくとも、慕われる要素は決して少なくないと思う。
 ……さすがに丸投げするのは危険かなー、とも思ったんだけどね。
 こういう子供同士の付き合いって、教師役が介入して良い結果を生み出す事は稀だからなぁ。
 嗚呼、いつの間にか僕もこっち側に来てしまったのね。等とボケるつもりは無いケド。

「それにいざとなったら、てゐにフォローして貰おうと思ってたから」

「……なるほどね。だからか」

「ほへ?」

「てゐから伝言。「貸し一つ」だって」

 そりゃ、読まれてますよね当然。
 最初からそのつもりだったから別に良いけど……やっぱりちょっと早まった気がしてきた。

「まぁ、メディスンにとっても良い経験になると思う。ありがと、あの子に代わってお礼を言っておくわ」

「い、いやいや、僕は単に最善と思われる選択肢を選んだだけですって。それに――」

「それに?」

「実は、自由にやらせ過ぎたかもと後悔してる所です」
 
「……選んで無いじゃない。最善」

 いやだって、まさかガチの勝負になるなんて思っても見なかったんだもの。
 どうして幻想郷の方々は、揃いも揃って勝負事になると目の色を変えるのでしょうか。
 子供達は「どこの特殊部隊だ」と言いたくなるくらい綿密な計画を立ててるし。
 ルールを把握した妖怪の方々も、分かりやすくテンションあがってきてるし。
 何より、双方本気で相手を子分にする気満々なのがどうしたものかと。

「ま、大丈夫よ。案ずるより産むが易し、きっと無難な所に落ち着くわよ」

「そうかなぁ……」

「そうそう、どっしり構えてなさい。せ・ん・せ・い」

 そう言って意地悪く笑いながら、僕の腋を肘で突くアリスさん。
 ……先生って大変なんだなぁ。
 変な所で、教職に就く大変さを学んだ僕なのでした。





 ―――ちなみにその後、わりと白熱したドロケイは、無事勝敗を有耶無耶にして終わったのでした。めでたしめでたし。
 

 







◆白黒はっきりつけますか?◆

 →はい

  いいえ(このまま引き返してください)










【色々教えろっ! 山田さんっ!!】


山田「あるべき所にあるべきものが戻りました。山田です」

死神A「もう二度と勘弁して欲しいです。死神Aです」

山田「今回は、ちょっと特殊な質問の解答となっております。ではでは早速」


 Q:今回の姉妹+晶君の遊びで能力、カードは増えましたか?


山田「これと同じように、風見幽香と戦った際のスペカ増加もありますか、と言う質問もありました」

死神A「省略された勝負が結構ありましたもんね」

山田「これに関する答えは全て共通です。「一切覚えていない」これに尽きます」

死神A「すっぱりですねぇ」

山田「東方天晶花に置いて、久遠晶のスキルコピーとスペルコピーは必ず本編中に明言される事になります。これは確定です」

山田「ただでさえ、彼は「こんな事もあろうかと」が容易に出来る人間ですから、最低限そこはしっかり締めておかないといけません」

死神A「でも、スペルコピーとスキルコピーだけなんですか」

山田「はい。能力複合技は総じて久遠晶の切り札的な存在になるので、事前提示はさすがに無しです」

山田「ですが。「○○の能力を覚えた」や「○○のスペカを覚えた」と言う結果は、本編中何らかの形で必ず口にされるのでご了承ください」

山田「なお、この制約に「覚えた能力により使用出来るスペカ」は含まれませんのでご注意を」

死神A「それは何でまた?」

山田「……やろうと思えばほぼ全部相手のスペカをコピー出来るからですよ。それもその場で」

死神A「……なるほど」

山田「まぁそういうワケなので、次にその手の質問が来ると作者が凹みます。ご注意を」

死神A「その、良く分からないメタ的脅迫?はなんなんですか……」


 とぅーびぃーこんてぃにゅーど




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