巻の六十八「常識の有無は教育の有無とは関係ない」「皆ちゅーもーくっ! 特別臨時講師の晶せんせーだよっ!!」「……同じく、アリス・マーガトロイドよ。ヨロシク」「今日は慧音先生に変わって、僕達二人が皆の勉強を見てあげるよーっ!」 元気を目一杯込めた僕の言葉に、同じく元気いっぱいの返事が返ってくる。 ここは人里の寺子屋。今、僕達二人はたくさんの生徒の前で教鞭を握っていた。 「はぁ、何でこんな事に……」 僕の隣で、アリスがウンザリとした声を出す。 教師の真似事をやる事に、まだ納得していないのだろう。 ここまでの成り行き上必然過ぎるそのボヤキを、残念ながら僕は聞き流すしかなかった。 さて、事の起こりは数時間ほど前に遡る。 紅魔館で呑気に休んでいた――死にかけていたとも言うけど――僕の所に、申し訳無さそうな顔の慧音さんがやってきた。 時刻は早朝。レミリアさんが布団に入り、人里の農家の方々が朝食を済ませていたであろう頃の話だ。 意外過ぎる来訪者の姿に僕が呆然としていると、慧音さんは僕に深々と頭を下げてきた。 それも真っ先に。訳が分からなくなって、思わず同じ様に頭を下げ返した僕は悪く無いと思う。 『スマン。無茶な願いなのは分かっているんだが、他に頼れる人間が居ないんだっ!』 唖然としたまま頭を下げている僕に構わず、慧音さんは話を続けていた。 ……今思えば、相当焦っていたのだろう。 お互い地面と見つめあったまま、彼女は僕に「お願い事」をしてきた。 『晶、今日だけ教師になって貰えないかっ!』『……ほへ?』 何でも、慧音さんはこれから緊急の用件で里を離れないといけないらしい。 それだけなら特に問題は無いんだけど、運悪く今日は寺子屋の開催日でもあったとの事。 慧音さんの寺子屋は人里の保育所も兼ねているので、急に休みを入れるのは難しいんだそーだ。 そこで、代役として白羽の矢が立ったのが僕だったそうです。『えーっと、妹紅さんや阿求さんはどうなんですか?』『妹紅には里の警護を頼んでいるし、稗田殿は……言っては悪いが子供たちを相手に出来る体力がない』『あー、なるほど』『外来人は皆、「ぎむきょういく」とやらを受けているのだろう? だから、教師としても晶が最適だと思ったのだが……』 その時言われて気付いたんだけど、幻想郷にある教育機関って慧音先生の寺子屋だけなんだよね。 軽く教科書っぽいモノも見せて貰ったんだけど、こっちの小学校高学年で生徒全員の面倒が見れちゃうレベル。 まぁ、慧音先生曰く日常で使える知識を中心に教えていると言う話だから、四則演算が出来れば微分積分なんていらないんだろうけどさ。 『な、簡単だろう? そう言うワケだから、頼むっ!!』 結果としてその気安さが、僕にイエスと言わせる最大の原因になってしまったのだからにんともかんとも。 以上、回想終わり。 ちなみにお給料はちゃんと出るそうなので、さりげなく一文無しだった僕大歓喜。 尚、話に一切絡まなかったアリスがココに居る理由ですが……。 実は、僕が一つ我儘を言ったせいだったりします。本当に申し訳無い。「それじゃあ、今日だけ一緒に遊ぶ事になったお友達も紹介しちゃうよーっ! はいどうぞーっ!!」「えっと、フランドール・スカーレットです。よろしくお願いします」 そう。僕自身忘れかけていたけど、現在フランちゃんは僕の魔眼で狂気を抑えている状態なのだ。 当然僕が人里に出かければ、フランちゃんは平常心を維持出来ず……ここから先は言わなくても分かるだろう。 それはさすがに悪いので、僕はレミリアさんと慧音さん、双方に無理を言って彼女を人里に連れてきた。 もちろん、ただ面倒を見るためだけに連れてきたわけではない。 紅魔館に居るだけでは殺伐としてしまうであろうフランちゃんの心を豊かにするため、幻想郷でも比較的‘普通な’人里を次の教育現場に選んだのである。 ……まぁその、ここまで全部後から思いついた言い訳なんですがね。「よりにもよって、悪魔の妹の面倒をみる羽目になるなんて……」 アリスが改めて頭を抱える。 フランちゃんを連れ込む条件として慧音さんが提示したのが、信頼のおける人物の付き添いだった。 彼女の危険度を考えると、当然の措置であると言えよう。 そこで僕は迷わずアリスの名前を上げ、慧音さんもあっさりと承諾したのだった。「申し訳無い。アリスには常々ご迷惑をおかけします」「そう思うなら、次からはちょっと自重しなさい。……対応策も含めて」「いやぁ、さすがに普通の人間の中にフランちゃん一人だけ入るのはマズいと思ってさぁ」「言いたい事は分かるけどね。これはやり過ぎよ」 そう言って彼女は、呆れきった視線を目の前の光景に向ける。 ……やっぱりそうかなぁ。 僕も思いついた時は妙案だと思ってたけど、実際にやってみると確かに無茶だった気がしてきたよ。「メディスン・メランコリー。人間は嫌いだけど、アリスが仲良くしろって言うから譲歩はしてあげるわ」「あたいはチルノ! さいきょーの妖精であきらの親分よっ!!」「だ、大妖精と言います。皆からは「大ちゃん」って呼ばれています。よ、よよよ、ヨロシクお願いしましゅ」「因幡てゐでーっす! 今日は出来る限り皆――特に某吸血鬼と――仲良くなっちゃおうと思ってまーすっ!!」「ウサギジチョウシロー」 名付けて「木を隠すには森の中、フランちゃん隠すには妖怪の中」大作戦。 とりあえず知り合いの中で、比較的寺子屋に混じっても違和感の無さそうな面子を選んで呼んでみた次第でございます。 えっ、レミリアさんが居ないって? さすがに察しの悪い僕でもそれが死亡フラグである事は分かるからね? ちなみにアリスを呼んだのは、ある意味フランちゃん以上に厄介なメディスンの保護者だから、と言う理由もあったりする。 ほ、ほら、やっぱり有る程度フランちゃんに近しい立場の妖怪も欲しいじゃん。 ……やっぱり無謀だったかなぁ。もう完全に後の祭りだけど、今更ながら焦ってきたヨ。「とりあえず、問題児二人と腹黒一匹には充分注意するとして……」「ま、まだ何か?」「何で妖精まで連れてきてるのよ。トラブルメイカーは少ない方が良いんだけど?」 そう言って、アリスは親分と大ちゃんを呆れ顔で見つめる。 むぅ、まさかそこを咎められるとは思わなかった。 僕はちょっと不敵に、勿体付けてニヤリと笑う。 ちなみに深い意味は無い。「ふっふっふ、アリスさんは分かって無いですね。親分の恐るべき力を」「……あの氷精に言うほど凄い力が有るとは思えないんだけど。あと親分って何よ」「まぁ、見てれば分かりますよ。ふっふっふ」「その無駄に余裕な態度がウザったいわ」 今ちょっと傷ついた。自分でも大分ウザいとは思ってたけど。 まぁ、それはともかくとして。 五人が其々自己紹介すると同時に、寺子屋の子供たちがあからさまにザワつき始めた。 何しろ、全員が妖怪ないし妖精と言うラインナップだ。 慧音さんと言う半分妖怪みたいな存在に馴れてる子供たちでも、さすがにこの面子といきなり仲良くしろと言うのは厳しそうである。 しかしそれくらい、すでに予想済みなのですよ。ふっふっふ。 「うぅっ、お、お兄ちゃん。皆キュッとした方がいいのかな」「約束したでしょう? ここでは弾幕ごっこは禁止って。いきなり暴れちゃダメだよ」「もー、騒がしいわねー。全員口を開く事さえ出来なくしてやろうかしら」「止めなさい。と言うかお兄ちゃんって何よ……」「どーでもいいから誰か静かにさせてよ。面倒くさいなー」 フランちゃんが子供達のリアクションに過剰な反応を示し、メディスンがかなり危険な事を言ってアリスに咎められる。 あっちもこっちも大混乱な状況で、今まで沈黙を保っていたチルノが、声高に両手を上げて叫んだ。「黙りなさい! シャ……シャ……」「――シャラップ?」「それよ、シャラップ! 静かにしなさいっ!!」 相変わらず、肝心な所で言葉に詰まる親分さんだ。 そろそろチルノの補足に関しては、某グーグル先生ばりのあやふや検索が出来るかもしれない。 ……正直、出来るからそれがどうしたって感じですが。「アンタらどいつもこいつもきょーちょーせーが無さ過ぎよっ!!」「それを、悪戯妖精のアンタが言うワケ?」「いいっ! 例え一日とは言え、あたいの子分になるなら揉め事はげんきんよっ!!」「チ、チルノちゃん。勝手にそんな事決めちゃダメだよ」「文句があるなら、構わず言ってきなさいっ! あたいはいつでも受けて立つわっ!!」 初っ端からチルノ節全開である。 さすがに子供達も、彼女の発言を流す事は出来なかったらしい。 一番年長らしい活発そうな女の子が、他の子に促される形で立ちあがった。 ちなみに妖怪側の反応は、子分が何なのか分かってないのが二名、面白そうなので静観しているのが一名。喜んでいいのか悪いのか。「あのさ。な、なんで私達が子分なの?」「決まってるじゃない。アンタ達はあきらのせーとなんでしょう!?」「う、うん」「せーとってのは子分みたいなものよ。そして、あたいはそのあきらの親分! なら、アンタ達はあたいの子分って事になるわっ」 いや、その理屈はおかしい。 なにその「我が師の師は我が師も同然」みたいな超理論。 さすがに子供達も納得出来ないのか、どうしたもんかとオロオロしている。 まぁ、無理もあるまいて。さすがに僕もこの展開は予想出来なかった。 正直ちょっとまずいかなーと、チラリと横目でフランちゃんの様子を覗いてみる。 まさか、今のを挑戦と受け取ってドンパチ始めないよね……?「ねぇねぇ、お兄ちゃん」「な、なんでせうか?」「親分さんは、お兄ちゃんの親分さんなんだよね?」「そ、そうですじょ?」「なら、私にとっても親分さんになるのかな?」 ……いや、その理屈もおかしい。 寺子屋が地獄絵図に変わる! みたいな展開は回避できたみたいだけど、フランちゃんの思考は大分おかしな事になっていた。 「そうよっ!」 そして、そんな彼女の疑問に思いっきり無責任に頷く皆の親分。 何も考えてないだけなんだろうけど、懐が広い様にも見えるから不思議だ。 当然、フランちゃんはあっさりとチルノの主張を信じ、輝く瞳で彼女を見つめ始めた。「そうなんだ……よろしくねっ、親分さんっ!!」「よろしくしてあげるわっ、ふらんっ!!」 ……さりげなくコレ、凄い光景なんじゃないだろーか。 そんな事をおぼろげに考えていると、畳みかけるようにチルノに近づく影が一人。「そして、晶と親友な私も当然子分の一人になるワケですね! 分かります!!」「そうよっ!!」「シクヨロ親分! てゐちゃんは色々役に立つ子だよっ!!」「かんげーするわっ! ――やったね大ちゃん、子分が増えたわよっ!!」「おめでとう、チルノちゃん」「あ、私も私もー」「どんどん来ると良いわっ! あたいは来る物コバルト無いだもの!」 拒まないですよ親分。あえて指摘はしないけど。 それにしても、兎詐欺さんは本当に抜け目がないなぁ……フランちゃんを抱きこんだチルノに早々と迎合するとは。 メディスンもノリで子分になってるし。 その行動に文句は無いんだけど、ちょっと妖怪側が纏まり過ぎな気も。 このままだと、人間側と妖怪側で対立しちゃう可能性が……。「さぁ、アンタ達はどうするのっ!?」「え、ええっ、そ、そんな事言われても」「仕方無いわねぇ……なら、勝負よっ!!」 子供たちの不満げな反論に、チルノは胸を張って答え―――ってそれはマズいっ! チルノだけでも子供全員を氷漬けに出来るのに、超火力のフランちゃん、毒マスターメディスン、腹黒策士のてゐまで居る状態でそれは非常にヤバい! 「お、親分。さすがにここで暴れられるのはちょっと」「安心なさい。あたい、弱い者イジメはしないわ」「ほへ? それじゃあ一体何を……」「正々堂々、けーどろでしょーぶよっ!!」 ビシッと子供達に指を突き付けるチルノさん。 そっかー、幻想郷にもドロケイあったのかー等と呑気に感心しつつ、僕は事の成り行きを見守る。 出来れば穏便にすみますよーに、と神様に心中で祈っておく事も忘れない。 とりあえず、大国主大神様あたりにお願いしておけば大丈夫だろうか。 ……でもあの神様、やたらめったら色んな神様と統合されてるからイマイチ頼り辛いんだよね。 そもそも、縁結び自体後付けみたいなものだし……。「何ぼーっとしてるのよ」「はっ、久しぶりに考えに没頭していた気がする」「……別に良いけど、貴方の判断待ちよ」「判断?」「これから、あたい達とこいつらでけーどろ勝負するのよ! 負けた方が勝った方の子分になるのっ!!」「えっと、特殊能力の使用は……」「とーぜん無しよっ!」 それなら、厄介な事態にはならなそうかな。 子分云々の条件は、後々遺恨を残しそうな気もするけど……。 僕はこっそりと、子供たちの様子を窺ってみた。 突発的な話とは言え遊べるのはやはり嬉しいのか、皆ワイワイと作戦などを話し合っていた。 ふむ、この様子だと遊んでるうちにどうでも良くなりそうだね。問題無し問題無し。「よーしっ! それじゃあ一時間目は、皆でケイドロするって事でっ!!」「そうこなくっちゃ! さすがあたい軍団のぐんしねっ!!」「チルノちゃん、軍師のお仕事ってこんな感じなの?」「良く分からないけどきっとそうよっ!」「ねぇメディスン、ケイドロって何?」「知らない。てゐは知ってる?」「私も知らないから、アリス先生に聞きなよ」「今、明らかに「面倒だから押しつけとこう」って顔してたわね、アンタ」 それにしても……纏まりないなぁ、妖怪側の面々。 個性強いし同じ所属でも無いから必然の流れとは言え、もう少し寺子屋の子供達みたいに協力しあっても良いんじゃないかなぁ。「あの、スイマセン先生」「あ、はいはい。何かな?」「チルノさん達は飛ぶの有りですか? 正直、空高く飛ばれると手だてが……」「うーん、とりあえず低空飛行くらいは有りにするつもりだけど、さすがにちょっと不利かな?」「こっちが人数的に有利で、あっちは身体的に有利。つまりこれで1対2で相手有利か……」「あ、そうなるのか。それじゃあ飛行は無しで―――」「いえ、ちょっと待ってください。皆と話しあってきます」 リーダー格の女の子が、ポニーテールを翻して仲間の輪に戻る。 そして、何やら話を聞いていた他の仲間と一緒にアレコレ話し始めた。 ……はて、おかしいなぁ。 和やかな遊びのはずなのに、彼女等の背中に修羅が見えるぞ?「みぃ、妖怪相手に鬼ごっこはしんどいのですよ」「でもよ、飛行無しにした所で対して結果は変わらないと思うぜ?」「そうだよね、妖怪さんは皆動き早いし。……はぅ~、それにしても皆かぁいいよぉ~」「あの兎さんは少々油断ならない感じが致しますけどね。やっぱり、あえて飛行可能の有利は残すべきだと思いますわ」「おじさんも同感かな。その代わりに、こっちも追加で何か有利な条件を貰うってのがベターな選択だと思う」 ―――僕はなーんにも聞いてないからねー。 慧音さん普段、この子らにどんな教育してるんだろう。 何だか、違う意味で白熱しそうな感じがするなぁ。「で? 計画通りに事が運んだ気分はどう?」 早まったかなぁ。と何度目かの反省をしている僕の隣に、呆れ顔のアリスがやってきた。 口調こそ責めるような感じだが、その口元には柔らかな笑みが浮かんでいる。 むぅ、そうやって生温かな対応をされると逆に照れくさい。 なので僕は、あえてアリスの質問を無視して別の事を尋ねた。「メ、メディスン達は良いの? ケイドロ知らなかったみたいだけど」「てゐに押しつけ返したわ。子分同士、親睦を深める良い機会でしょ。……あと、誤魔化せてないわよ」「う、うぐぅ」「こうなるの狙ってたんでしょ? 相変わらず、ボケっとしてる癖に策を練るのが上手いわね、貴方」「とりあえず、褒められていると思っておく事にします」「そうしなさい。……それにしても意外だったわ、チルノが橋渡し役になるなんてね。無知は時として最強の矛になるって感じかしら」「んー、まぁアレだよ。親分はアレで結構、カリスマっぽいモノがあったりするワケです」 少なくとも、慕われる要素は決して少なくないと思う。 ……さすがに丸投げするのは危険かなー、とも思ったんだけどね。 こういう子供同士の付き合いって、教師役が介入して良い結果を生み出す事は稀だからなぁ。 嗚呼、いつの間にか僕もこっち側に来てしまったのね。等とボケるつもりは無いケド。「それにいざとなったら、てゐにフォローして貰おうと思ってたから」「……なるほどね。だからか」「ほへ?」「てゐから伝言。「貸し一つ」だって」 そりゃ、読まれてますよね当然。 最初からそのつもりだったから別に良いけど……やっぱりちょっと早まった気がしてきた。「まぁ、メディスンにとっても良い経験になると思う。ありがと、あの子に代わってお礼を言っておくわ」「い、いやいや、僕は単に最善と思われる選択肢を選んだだけですって。それに――」「それに?」「実は、自由にやらせ過ぎたかもと後悔してる所です」 「……選んで無いじゃない。最善」 いやだって、まさかガチの勝負になるなんて思っても見なかったんだもの。 どうして幻想郷の方々は、揃いも揃って勝負事になると目の色を変えるのでしょうか。 子供達は「どこの特殊部隊だ」と言いたくなるくらい綿密な計画を立ててるし。 ルールを把握した妖怪の方々も、分かりやすくテンションあがってきてるし。 何より、双方本気で相手を子分にする気満々なのがどうしたものかと。「ま、大丈夫よ。案ずるより産むが易し、きっと無難な所に落ち着くわよ」「そうかなぁ……」「そうそう、どっしり構えてなさい。せ・ん・せ・い」 そう言って意地悪く笑いながら、僕の腋を肘で突くアリスさん。 ……先生って大変なんだなぁ。 変な所で、教職に就く大変さを学んだ僕なのでした。 ―――ちなみにその後、わりと白熱したドロケイは、無事勝敗を有耶無耶にして終わったのでした。めでたしめでたし。 ◆白黒はっきりつけますか?◆ →はい いいえ(このまま引き返してください)【色々教えろっ! 山田さんっ!!】山田「あるべき所にあるべきものが戻りました。山田です」死神A「もう二度と勘弁して欲しいです。死神Aです」山田「今回は、ちょっと特殊な質問の解答となっております。ではでは早速」 Q:今回の姉妹+晶君の遊びで能力、カードは増えましたか?山田「これと同じように、風見幽香と戦った際のスペカ増加もありますか、と言う質問もありました」死神A「省略された勝負が結構ありましたもんね」山田「これに関する答えは全て共通です。「一切覚えていない」これに尽きます」死神A「すっぱりですねぇ」山田「東方天晶花に置いて、久遠晶のスキルコピーとスペルコピーは必ず本編中に明言される事になります。これは確定です」山田「ただでさえ、彼は「こんな事もあろうかと」が容易に出来る人間ですから、最低限そこはしっかり締めておかないといけません」死神A「でも、スペルコピーとスキルコピーだけなんですか」山田「はい。能力複合技は総じて久遠晶の切り札的な存在になるので、事前提示はさすがに無しです」山田「ですが。「○○の能力を覚えた」や「○○のスペカを覚えた」と言う結果は、本編中何らかの形で必ず口にされるのでご了承ください」山田「なお、この制約に「覚えた能力により使用出来るスペカ」は含まれませんのでご注意を」死神A「それは何でまた?」山田「……やろうと思えばほぼ全部相手のスペカをコピー出来るからですよ。それもその場で」死神A「……なるほど」山田「まぁそういうワケなので、次にその手の質問が来ると作者が凹みます。ご注意を」死神A「その、良く分からないメタ的脅迫?はなんなんですか……」 とぅーびぃーこんてぃにゅーど