巻の五十六「至上の処世術は、妥協することなく適応することである」 前回に引き続きスーパー説明タイムです。前回って何さ。 まぁ冗談はさておき。この魔法の鎧、思いのほか高等な技術が使われているらしいのです。 それに関しては、魔法的観点とか技術面とかで色々語って貰えたんですが。 とりあえず結論だけ言うと、こんな感じになります。「つまり、いつも通りのノリで良いって事だよね?」「……身も蓋もない事をハッキリ言わないでよ」 いや、鎧ありきで何も変わらなくて良いって言う事が、相当凄いのは分かるんだけどね? 分かりやすく言うと、どうしてもそういう言い方になっちゃうんですよ。 「ま、その通りだから否定はしないけど。……一応、使えそうな機能も追加しているのよ?」「ほへ? この鎧、まだ何かあるの?」「何かある――と言うよりも、その何かを補助をする機能があると言った方が正しいかしらね」 そう言ってニヤリと笑ってみせるアリスさん。 どうやら余程、その『機能』とやらに自信があるのだろう。 ……だからと言って、勿体付けられても正直困る。 自分の命を預ける鎧に不思議機能を過積載されて喜ぶ趣味は、残念ながら僕には無い。「とりあえず、もうちょっと分かりやすく教えてくれませんか? 僕にはさっぱり意味が分からないんですが」「貴方、氷による武器作成を得意としてたでしょう?」「得意なのかどうかは分からないけど……使える幅が広いから、色々と重宝してはいますヨ?」「その鎧には、その武器作成を補助する機能が備わっているのよ。もっとも、鎧を介していないと意味はないんだけどね」 武器作成の補助ときましたか、なるほど。 確かにあの能力は色んなタイミングで使っているから、それはあると助かるかもしれない。 けど、『鎧を介して』って……どういう事だろう?「えっと、具体的にはどうするのかな」「仕込み武器みたいなものよ。それで分からないかしら」「ああ、つまりこういう事?」 腕の鎧に、氷の刃を張り付けてみる。 イメージとしては、漫画の忍者なんかが持ってる仕込み手甲に近い。 逆手持ちの刃みたいな形のソレは、なるほど確かに通常の武器より遥かに……。 遥かに………どうだろう? 僕には普通のソレと何か変わったようにはみえないんだけど。 言われてみると、氷の刃がいつもより澄んでいるような気がしないでもない。 「そういう事よ。うんうん、中々良い出来じゃないの」「そーなのかー」 生成された氷の刃を見て納得したように頷くアリス。全然ワケがわかりません。 いや、でも気は通しやすくなってるかもしれない――かなぁ? 「どう? 中々に便利な機能でしょう?」「……そうですね、有効に活用させて行きたい所存であります」「何よ、その奥歯に物が挟まったような言い方は」「お気になさらずー」 ただちょっと、己の目の節穴加減に呆れていただけデス。 僕は反対の手に氷のナイフを生成して、腕の氷刃と見比べてみる。 ……うん、サッパリ分からん。 まだまだ僕は修業が足りないらしい。まぁ、これに関しては足りなくても良い気はしますが。「それにしても、凄い高性能っぷりだね」「ふふん、そうでしょう?」「ここまで優遇されちゃうと、何か裏があるんじゃないかって思っちゃうねー」「………」「……アリスさん?」 あの、そこは「そんなワケ無いじゃない」と笑う所では? 何でそんな冷や汗ダラダラ流しながら、露骨に顔を逸らそうとするのですか?「え、なに? 実はこの鎧、やっぱり呪われて……」「ちっ、違うわよ? それはお詫びって言うか、迷惑料って言うか」「何その不吉な響きっ!?」 信用しろって言った直後にソレは、さすがに酷いと思いますよ!? 戸惑う僕の姿に、アリスは苦笑しながら頬を掻く。 彼女は少し躊躇いながら、それでも自らの言葉の意味を説明し始めた。「ほら、貴方の着てるメイド服って、パチュリーが色々細工していたでしょ?」「そうだけど……それが?」「つまり貴方の服には、パチュリーの持つ技術が山ほど注ぎ込まれている。ここまでは理解可能?」「さすがに、それくらいの理解力はあるつもりです」「それは僥倖。なら迷惑料の意味も、何となく理解出来るんじゃないの?」 ふむ、迷惑料って言葉はパチュリーと関係していると。 ……何だろう。実は魔法使い同士でそりが合わないのかな?「――忘れてたわ。貴方ってこういう問題では勘が働かないのよね」 呑気に考え込んでいると、呆れ顔のアリスが肩を竦めた。 とても失礼な事を言われている気がするけど、概ねその通りっぽいので特に反論はしない。 我ながら、惚れ惚れするほど潔い白旗の上げっぷりである。 ははは、僕にその手の類の考察は出来やしないんだぞー。「ちなみに最終的に出た結論は、「パチュリーとアリスは血を分けた姉妹?」でした」「頭の中に春告精でも住みついてるんじゃないでしょうね」「うっす! 大人しく聞き役に徹してます!! 答えどーぞっ!」「……答えは「私はそのメイド服を思う存分弄った」よ」「ほへ?」 そりゃこれだけ色々やったんだから、当然メイド服も弄ってるでしょうさ。 実際、服の着心地自体だいぶ変わってるワケだし。 ―――んんっ? 待てよ? つまりアリスは、「パチュリーの技術が山ほど注ぎ込まれた服」を弄り倒したんだよね。 魔法使いである彼女が、同じ魔法使いの技術が使われた服を弄る。 ……それって、地味に問題があるんじゃない?「ねぇアリスさん。魔法使い代表として一つ聞いて良いですか?」「どうぞ」「自分の技術を他の魔法使いに研究されるって、ぶっちゃけどういう気持ちですかね」「殺意が湧くわね」「湧かれますか」「今回のケースだと、弄った私と渡した貴方に湧かれるわね」「わぁ、やっぱりそうなりますか」 深く考えずアリスに渡していたけど、冷静に考えるとまずかったのかもしれない。 確かにそうだよね。魔法使いって言うのは一種の研究職なんだから、自分の研究結果を他の魔法使いに知られたくは無いよねー。 参った参った。あははははー。「って、どうするのさそれーっ!? 僕パチュリーに殺されちゃうよっ!?」「落ち着きなさい。そのためにその鎧をあげたのよ!」「えっ!? この鎧にパチュリーを宥める効果がっ!?」「……彼女にとっても貴重なアイテムだから、上手い具合に交渉に使ってね」「まさかの示談金扱い!?」 道理で羽振りが良いワケですよ! 肝心な所は僕に丸投げじゃないかっ!! せめて、せめて責任の一端を担う者としてもう少し力を貸してくれても良いと思いますよっ!? っていうか、あの知識量だけで言えば幻想郷でも一、二を争いそうな七曜の魔法使いと交渉させないでください! 正直勝てる気が欠片も致しませんよ?「うわぁぁんっ! こんな鎧なんかで、本当にパチュリーの怒りを止められるのーっ!?」「そ、それは大丈夫よ、多分。私と彼女の技術が合わさった服は、彼女にとっても良い研究材料になるもの、多分」「多分二回言ったーっ! チクショウせめて話し合いに参加する意思ぐらいみせろーっ!!」「確実に揉めるからイヤ」 ――鬼だ、この魔法使い。 僕の脳内ではすでに、修羅と化したパチュリーが何やらトンデモない魔法を唱えていた。 ヤバい死ねる。色んな意味でこのままだと死ねる。 命の危機を察した僕は、泣き崩れた姿勢のままアリスに縋りつく。 彼女は顔を真っ赤にして動揺しているようだけど、はっきり言ってそんな事は気にしていられない。「ちょ、離れなさいよ暑苦しい!」「いやだーっ! アリスが話し合いに参加するまでずっと粘着してやるーっ!!」「ああもう鬱陶しい。別に私は、貴方を見捨てたワケじゃないのよ? むしろ私が居る方が話がややこしくなるから、苦肉の策として」「でも、面倒臭いとも思ってるんでしょう?」「――貴方、本当にこういう時にはやたら勘が冴えてるわね」「絶対離してやるもんかっ!!」 がっしりと彼女の身体をホールドする。 アリスは何とか引きはがそうとするけれど、純粋な身体能力は僕の方が上なのだ。 僕は必死に歯を食いしばり、アリスの身体にしがみつき続ける。「いい加減にしなさい! こんな姿勢、てゐ達が帰ってきたら要らぬ誤解を与える事に――」 「ただいまー、アリス!」「今帰ったよー」「……嘘でしょう」 元気よく扉を空けて現れる、メディスンとてゐのコンビ。 場の空気が、一瞬にして凍りついた。 「わー、とっても楽しそう」 メディスンののほほんとした言葉で、全員の硬直が解ける。 急いでアリスから離れる僕と、慌てて言い訳を始めようとするアリス。 しかしそれよりも早く、全てを悟ったような笑みを浮かべたてゐが動いた。 達観した表情でメディスンの肩を掴み、彼女は信じられない程優しい口調で僕等に問いを投げかける。「とりあえず、一時間ほど席を外すね?」「理解を示さないでよっ!?」「大丈夫。私結構長生きしてるからさ、そういう恋愛の形も理解はしてるの。受け入れはしないけど」「何の話ですかっ!?」「別にコイツとはそういう関係じゃないわよ!」 メディスンには毒だ、と言わんばかりに彼女を遠ざけようとする優しいてゐさん。 何と言う紳士的な心遣いだろうか。少女だけど。 もっともそんな紳士の心遣いは、アリス大好きなメディスンには通じなかったようだ。 露骨に不満そうな表情で、彼女は部屋から押し出そうとするてゐに抗った。 「私、もう散歩はしたくないんだけど」「ダメダメ、メディスンはそっちに転ぶ恐れがあるからね。ここに居させるワケにはいかないよ」「なによそれーっ、私もアリスに抱きつきたい!」「もう、そんな事言っちゃダメだって。三人同時対戦とかワクワクして来ちゃうじゃん」 訂正する、紳士じゃなくてオッサンだった。少女だけど。 と言うかそっちってどっちさ。前から思ってたけど、てゐと僕の間にはわりと致命的な認識の違いがあるような気がする。 ……残念ながら、その認識の違いを問い詰める事は出来なさそうだけどね。 下卑た笑みを浮かべながら、態度だけは紳士的なままこの場を後にしようとするてゐ。 そんなある意味拷問のような振る舞いをされ続けて、誇り高き七色の魔法使いがいつまでも黙っているはずがなかった。 「い・い・か・げ・ん・に・し・な・さ・い・よ・て・ゐぃぃぃぃ」「――うわっちゃ、からかい過ぎたか」 あ、やっぱりワザとだったんだ。 何となくそんな気はしていたので、あまり驚きはしない。 驚きはしないけど……アリス相手にその態度は、さすがに命知らずじゃないだろうか。 「油断していたとは言え、鈴仙の時と同じ感覚で煽ってしまうとは。――ふっ、てゐちゃんも老いたモノよのぅ」 そういって、肩を竦めながらニヒルに微笑む悪戯兎。 仕草は相当格好良いけど、単に調子に乗り過ぎただけの話ですよね? 「確認しておくけど――辞世の句はソレで良いのね?」「ハラワタヲクライツクシテヤルー」 もちろんそんな小芝居にアリスが引っかかるはずもなく、彼女はニッコリ笑顔に殺意を籠めててゐににじり寄った。 台詞の内容はどう考えても穏やかで無いのに、声の調子だけは落ち着いているのが超怖い。 しかもその背後には、武器を構えた上海プラス人形軍隊。 僕なら迷わず土下座している光景だ。「どうもスイマセンでしたーっ!」「まさかのジャンピングスパイラル土下座!?」「わー、てゐすごーい」 ――さすがはてゐだ、容易に僕の上を行ったぜ。主にダメな方向で。 華麗に飛びあがり、クルクルと横回転しながら土下座の姿勢に移行するてゐ。 謝るという行為が芸術にまで昇華された瞬間である。馬鹿にされてる気もするけど。 しかしここまで見事に謝られると、怒りも失せてしまうと言うものだ。 気勢を削がれたアリスは、不機嫌そうに怒りと人形軍隊を収めた。 てゐのこういう的確な空気の読み方は、本当に凄いと感心してしまう。読めてるからタチが悪いとも言えますが。「まったく、謝るくらいなら最初からからかうのを止めなさいよ」「そこはほら、イタズラ兎のアイデンティティと言うか」「……そんなアイデンティティ、犬にでも食わせてやりなさい」 うーむ。自分に被害が来ると分かっていても、悪戯する事を止められないイタズラ兎の悲しき宿命。 ―――深いね。「そこの腋メイドも、間の抜けた事考えないの」「あいてっ」 アリスが僕の頭を軽く小突く。いやまぁ、確かに本当に深いとは思っていませんでしたが。 それにしてもどうしてこう、僕の考えは皆に読まれてしまうのだろうか。 僕が頭を抑えながらそんな事を考えていると、ニヤニヤ顔のてゐがコッソリ僕に耳打ちしてきた。「見事に尻に敷かれてるみたいだねー」「……反省したんじゃなかったの?」「ま、晶はこれくらいじゃ怒らないでしょ?」 本当に、てゐの空気の読み方は職人芸の域に達してると思うよ。 僕と言う人間の性格を見事に掴んでいる彼女のプロファイリング能力に、思わず苦笑してしまう。「ところで晶、ちょっと良いかな?」「ほへ? 何か御用?」「ちょっとした連絡があるんだけどさ。良い知らせと悪い知らせ、どっちから先に聞きたい?」「イヤな前振りだなぁ。……とりあえず、良い方から先に」「分かった、じゃあ良い知らせから。―――おめでとう、そろそろししょーのドキドキ御勉強会が開催出来そうです」「お師匠様の?」 そういえば弟子になってみたものの、未だに何も教えてもらって無いんだよね。 まぁ、勉強しに行こうにも……レイセンさんが居るからなぁ。 いや別に、彼女の事が嫌いってワケではないんだけど。 殺意満載の視線を受けながら勉強しようと思える程、僕は熱心な生徒ではございません。 けど、そこらへんの事情を知ったてゐが出来るって言うのなら、その問題はどうにかなったって事なのかな?「ちなみに、悪い知らせって言うのは?」「時間を置いた事で、鈴仙の対晶感情が最悪になりました」「お腹痛い。その日のお勉強はお休み致します」 回れ右して逃げ出そうとする僕の肩を、わりと同情的な顔したてゐが掴んで押し留める。 僕の気持が分かると言うなら、そこは素直に逃がしてください。「気持ちはよーく分かるけど、話は最後まで聞きなって」「いやー! もう狂気の魔眼はイヤーっ!!」「落ち着けと言うとろうがっ」「はうあっ!?」 思いっきり二の腕摘ままれた、これは痛い。 と言うか、やっぱりこの鎧極一部が守れて無いよっ!? 僕はてゐから距離を取り、自らの腋を守る様に自分の身体を抱きしめた。「なーに遊んでるのよ、貴方達」「遊んでないです。てゐに苛められてるんです」「ははは、御冗談を。てゐちゃんに苛められるほど繊細な神経してないでしょうに」「図太いわよね。色んな意味で」「晶って落ち込むの?」「……思いの外、酷い認識されてたのですね。僕は」 アリスとてゐが冷やかに笑い、メディスンがキョトンと首を傾げる。 どうやら僕は、かなり図太い人物だと思われていたらしい。 失礼な話だ。僕にだって、ちゃんと繊細な所があると言うのに。 例えば……………まぁ、特に出てこないけど。あると言えばあるのですよ。「それで、何の話してたの?」「永遠亭の話だよ。そろそろ鈴仙の印象が最悪になりそうだから、晶に顔を出して貰おうと思ってね」「なによそれ? 鈴仙の奴と殺し合いでもさせるの?」「ううっ、本当にお腹が痛くなってきた。療養のため家に籠って良いですか」「だから話は最後まで聞けってば、印象が悪いからこそ顔を合わせるべきなんだよ」「……ほへ? どういう事?」 僕の問いかけに、てゐはニヤリと笑って見せる。 うわぁ、超悪い顔してるよこの人。悪だくみする時のてゐは、本当に輝いているなぁ。「妖怪だって、人間同様時間の推移で記憶があやふやになるもんさ。魔法使いもそうだろう?」「そうね。求聞時の能力でも持ってない限り、例え妖怪と言えど記憶の変化を抑える事は出来ないでしょうね」「そう。そして記憶が変われば、その記憶に起因する印象も変わっていく」「……その理屈で言うと、レイセンさんの中の僕って相当な極悪人になってるんじゃないですかね?」「あ、私知ってるよ? 前にうどんげちゃんと、晶の事でお話ししたもん」 今まで黙って聞いていたメディスンが、元気良く手を上げて話に混ざってきた。 そういえば、メディスンは結構な頻度で永遠亭に行ってたっけ。 それならレイセンさんと話した事があるのも道理か。レイセンさん、面倒見は良さそうだったしね。「ちなみに、レイセンさんは僕の事何て言ってたの?」「最低最悪の卑怯者だって」「……ねぇ、そろそろ僕の心が折れそうなんだけど、ここからどうやって評価を上方修正させるのさ」「別にどうもしないよ? いつも通りで居れば良いのさ」「――どういう事?」「晶は根っからの悪党ってワケじゃないからね。普通にしてれば、鈴仙の方が勝手に評価を上方修正してくれるよ」「はぁ、良く分からないのですが」「なるほどね。鈴仙の持つイメージと本人の、ギャップを利用するワケか」「その通り! 名付けて『普段悪い奴が良い事をすると必要以上に印象が良くなる』大作戦!!」「……嗚呼なるほど、劇場版ジャイアンの法則ですね」 小難しい事を言ってるから、何を企んでいるのかと思っちゃったよ。 要するに、実際の僕はそんなに悪い奴じゃないとアピールすれば良いと。 何だ。分かってみれば簡単な事だなぁ。 ……実行出来るかどうかは、また別の話ですが。「じゃいあ……?」「何でも無いっす。お気になさらず」「……貴方、たまに変な事を口走るわね」「まー、大まか理解できているなら良いさ。この作戦は、晶に何かさせるワケじゃないからね」「ういっす! がむばりますっ!!」 正直、不安はたくさんあるんですが……。 レイセンさんと仲直りするチャンスだって言うなら、やるしかないよね! 僕は明後日の方向を見ながら、強く気合い入れるのだった。「ところでてゐ。貴方の作戦だと、晶はしばらくの間印象最悪な鈴仙と一緒に居る事になるんじゃ――」「しっ! 本人が気付いてないんだから良いんだよ!!」「……貴女、結局面白がってるだけでしょう」 それにしても、何だか背中が寒いなぁ。風邪でも引いたかな? ◆白黒はっきりつけますか?◆ →はい いいえ(このまま引き返してください)【色々教えろっ! 山田さんっ!!】山田「どうもこんにちは、皆の裁判官山田です」主人公「どうもこんにちは、皆のヒロイン主人公です。……あの、山田さん?」山田「なんですか?」主人公「何で僕がここにいるんですか? まだ死んでませんよ?」山田「アシスタント不在のため無理やり連れてきました。後で生き返らせます」主人公「色々衝撃的過ぎる!! いつもの死神さんは?」山田「療養中です」主人公「何があったの!?」山田「説明するのは面倒なので、前回を参照してください」主人公「前回ってなにさ……」山田「では、早速今回の質問です」 Q:山田さん、胸囲よりも身長が知りたいです山田「まったく、ここの読者は皆ドSですね。死んだ後覚えてろよ」主人公「山田さんストップ! ストップ! 毒吐き過ぎですって!!」山田「まぁいいです、白黒ハッキリつけましょう。地獄落とす」主人公「色々洒落にならないなぁっ!?」高 死神A 紅美鈴 八雲紫 八意永琳 風見幽香 ↑ 射命丸文 アリス・マーガトロイド パチュリー・ノーレッジ 上白沢慧音中 久遠晶 十六夜咲夜 鈴仙・優曇華院・因幡 蓬莱山輝夜 藤原妹紅 小悪魔 河城にとり↓ メディスン・メランコリー 山田 大妖精 因幡てゐ 稗田阿求 レミリア・スカーレット 低 チルノ ルーミア主人公「し、身長は僕が基点になるんですね」山田「些細な差ですがね。ちなみに、前回の乳くらべと見比べると色々悲しくなります」主人公「山田さん、今回のランキングだと一気に色んな人を追い抜きましたね」山田「ふ、ふふふふふ……カップサイズと身長の大きさは、必ずしもイコールになるとは限らないんですよ」主人公「その……今回のランキングで順位が下がってる人は、通常より胸大きめと言う認識で良いのでしょうか?」山田「それを六人抜きした私に聞きますか。ちなみに私以下の方々は、わりと身長通りの膨らみ具合デスよ?」主人公「ご、ごめんなさい」山田「まぁいいです。では、次の質問に参ります」 Q:というか山田さんが1位になるランキングが見たいです(貧乳除く)主人公「この場合、身体データと言う扱いになるんですかね?」山田「それなら、昇順だと確実に上位に入れます」主人公「悲しくなるような事を言わないでください!」山田「ふふっ、でも私は完全な幼女キャラでは無いので、一位は取れないのですよ……」主人公「幼女って言うよりは少女ですからねぇ。山田さんは」山田「半端な立場と笑うが良いです! 実際作者も色々考えて結局一位を思いつけなかったとい」主人公「それはメタ過ぎです! アウト! アウトーっ!!」山田「ふふふ、以上で今回の質問は終了です。何か言い残す事はありますか?」主人公「涙無しには聞かれないなぁと……最後?」山田「さぁ、お約束通り還してあげますよっ! 天にっ!!」主人公「わぁっ、やっぱりそうなるのねーっ!?」山田「せーのっ、地獄へ落ちろーっ!!」 主人公「生き返るのに殺されるーっ!? 助けて死神さぁーんっ!!」 とぅーびぃーこんてぃにゅーど