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No.8576の一覧
[0] 東方天晶花 (東方project+オリ主)【完結+未来語りⅡ追加】[ラリアー](2011/04/19 08:33)
[1] 巻の起「はじまり はじまり」 ~Welcome the beginner of the fantasy~[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[2] 東方天晶花 巻の一「百聞は一見に如かず」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[3] 東方天晶花 巻の零点五「口は災いの元」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[4] 東方天晶花 巻の二「女心と秋の空」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[5] 東方天晶花 巻の三「人の振り見て我が振り直せ」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[6] 東方天晶花 巻の四「袖振り合うも多生の縁」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[7] 東方天晶花 巻の五「芸は身を助く」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[8] 東方天晶花 巻の五点五「知らぬが仏」[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[9] 東方天晶花 巻の六「帯に短し襷に長し」[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[10] 東方天晶花 巻の七「暗がりに鬼を繋ぐ」[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[11] 東方天晶花 巻の八「鬼が出るか蛇が出るか」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[12] 東方天晶花 巻の九「親しき仲にも礼儀あり」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[13] 東方天晶花 巻の十「身から出た錆」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[14] 東方天晶花 巻の十点五「親の心子知らず」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[15] 東方天晶花 巻の十一 「縁は異なもの味なもの」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[16] 東方天晶花 巻の十二「玉磨かざれば器を成さず」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[17] 東方天晶花 巻の十三「藪を突突いて蛇を出す」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[18] 東方天晶花 巻の十四「精神一到何事か成らざらん」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[19] 東方天晶花 巻の十五「竹馬の友」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[20] 東方天晶花 巻の十五点五「呉越同舟」[ラリアー](2012/01/16 10:42)
[21] 東方天晶花 巻の十六「鷺を烏」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[22] 東方天晶花 巻の十七「無用の用」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[23] 東方天晶花 巻の十八「羹に懲りて膾を吹く」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[24] 東方天晶花 巻の十九「上に交わりて諂わず下に交わりて驕らず」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[25] 東方天晶花 巻の二十「用心は勇気の大半なり」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[26] 東方天晶花 巻の二十一「烏に反哺の孝あり」[ラリアー](2012/01/30 18:40)
[27] 東方天晶花 巻の二十二「子は三界の首枷」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[28] 東方天晶花 巻の二十三「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」[ラリアー](2012/01/16 10:47)
[29] 東方天晶花 巻の二十三点五「画竜点睛」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[30] 東方天晶花 巻の二十四「情けは人の為ならず」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[31] 東方天晶花 巻の二十五「コチョウノユメ」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[32] 巻の承「それから それから」 ~The world of extending fantasy~[ラリアー](2009/11/21 02:27)
[33] 東方天晶花 巻の二十六「その日その日が一年中の最善の日である」[ラリアー](2009/11/06 15:56)
[34] 東方天晶花 巻の二十七「真の友愛においては、 私は友を自分のほうにひきつけるよりもむしろ自分を友に与える」[ラリアー](2009/11/06 15:56)
[35] 東方天晶花 巻の二十八「青春は短い。宝石の如くにしてそれを惜しめ」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[36] 東方天晶花 巻の二十九「時というものは、 それぞれの人間によって、 それぞれの速さで走るもの」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[37] 東方天晶花 巻の三十「不幸な人間は、いつも自分が不幸であるということを自慢しているものです」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[38] 東方天晶花 巻の三十一「食卓は、最初の間は人々が決して退屈することのない唯一の場所である」[ラリアー](2012/01/30 18:41)
[39] 東方天晶花 巻の三十二「軽信は大人の弱点であるが、子供にとっては力である」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[40] 東方天晶花 巻の三十三「怒りは他人にとって有害であるが、憤怒にかられている当人にとってはもっと有害である」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[41] 東方天晶花 巻の三十四「進歩とは、価値の置換によって生ずる錯覚にほかならない」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[42] 東方天晶花 巻の三十四点五「雨は一人だけに降り注ぐわけではない」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[43] 東方天晶花 巻の三十五「主よ、助けてくれとは申しません。私の邪魔をしないで下さい」[ラリアー](2015/01/19 22:38)
[44] 東方天晶花 巻の三十六「命と引き換えに金を欲しがるのは強盗であるが、女はその両方とも欲しがる」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[45] 東方天晶花 巻の三十七「苦痛には限度があるが、恐怖には限度がない」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[46] 東方天晶花 巻の三十八「成功する人は錐のように、ある一点に向かって働く」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[47] 東方天晶花 巻の裏側「教えろ! 山田さんっ!!」[ラリアー](2009/11/06 15:59)
[48] 東方天晶花 巻の三十九「事を行うに当って、いつ始めよう等と考えている時には、既に遅れをとっているのだ」[ラリアー](2009/11/06 15:59)
[49] 東方天晶花 巻の四十「善良な性格は法律よりもさらに信頼ができる」[ラリアー](2013/05/27 22:17)
[50] 東方天晶花 巻の四十一「人間が幸福であるために避けることのできない条件は勤労である」[ラリアー](2012/02/06 13:03)
[51] 東方天晶花 巻の四十二「良い判断は無分別な親切に勝る」[ラリアー](2013/05/27 22:20)
[52] 東方天晶花 巻の四十三「病気は千もあるが、健康は一つしかない」[ラリアー](2009/11/16 01:55)
[53] 東方天晶花 巻の四十四「この瞳を、どうしてにごしてよいものか」[ラリアー](2009/11/21 02:31)
[54] 東方天晶花 巻の四十五「公にされることを望む慈善はもう慈善ではない」[ラリアー](2013/06/10 19:50)
[55] 東方天晶花 巻の四十六「報酬への期待を行動のバネとする人にはなるな」[ラリアー](2013/04/22 19:40)
[56] 東方天晶花 巻の四十七「言葉で説教するよりも、あなたの生き方そのものがより良い説教となろう」[ラリアー](2013/05/06 23:58)
[57] 東方天晶花 巻の四十八「真実には特定の時などない。真実はどんな時代にも真実である」[ラリアー](2012/02/06 13:06)
[58] 東方天晶花 巻の四十九「正義は永遠の太陽である。世界はその到達を遅れさせることはできない」[ラリアー](2012/02/06 13:07)
[59] 東方天晶花 巻の五十「希望に満ちて旅行することは、目的地にたどり着くことより良いことである」[ラリアー](2010/01/07 20:28)
[60] 東方天晶花 巻の五十一「人間の真の性格は、彼の娯楽によって知られる」[ラリアー](2010/01/14 13:33)
[61] 東方天晶花 巻の五十二「恋愛は人を強くすると同時に弱くする。友情は人を強くするばかりである」[ラリアー](2013/05/06 23:58)
[62] 東方天晶花 巻の五十二点五「不思議なものは多い。しかし人間ほど不思議なものはない」[ラリアー](2010/01/24 18:04)
[63] 東方天晶花 巻の五十三「最強者の理屈が、いつも最も良いとされる」[ラリアー](2013/06/10 19:50)
[64] 東方天晶花 巻の五十四「怒りの結果は、怒りの原因よりはるかに重大である」[ラリアー](2010/02/07 06:05)
[65] 東方天晶花 巻の五十四点五「自負は常に他人の感嘆によって強化される」[ラリアー](2010/02/14 09:54)
[66] 東方天晶花 巻の五十五「友情は最初、残酷なほど明確にものを見る」[ラリアー](2012/02/18 15:06)
[67] 東方天晶花 巻の五十六「至上の処世術は、妥協することなく適応することである」[ラリアー](2010/02/24 21:21)
[68] 東方天晶花 巻の五十七「あまり道徳的になるな。自分を欺いて人生を台無しにしてしまう」[ラリアー](2010/03/03 17:18)
[69] 東方天晶花 巻の五十八「慣習とは反対の道を行け。そうすれば常に物事はうまくいく」[ラリアー](2010/03/10 21:29)
[70] 東方天晶花 巻の五十九「自尊心は美徳ではないとしても、それは多くの美徳の両親である」[ラリアー](2010/03/30 01:45)
[71] 東方天晶花 巻の五十九点五「まず事実をつかめ。それから思うままに曲解せよ」[ラリアー](2010/03/23 17:54)
[72] 東方天晶花 巻の六十「活動的な馬鹿より恐ろしいものはない」[ラリアー](2010/03/30 01:46)
[73] 東方天晶花 巻の六十一「行動するためには、いかに多くの事に無知でなければならぬ事か」[ラリアー](2012/02/26 08:32)
[74] 東方天晶花 巻の六十二「勇敢な行為は、決して勝利を欲しない」[ラリアー](2010/04/20 00:01)
[75] 東方天晶花 巻の六十三「忍耐とは、肉体的な小心と道徳的勇気の混じり合いである」[ラリアー](2012/02/26 08:56)
[76] 東方天晶花 巻の六十四「神の存在を立証しようとするあらゆる試みは、すでに神に対する冒涜である」[ラリアー](2012/02/26 08:57)
[77] 東方天晶花 巻の六十五「行動はいつも幸せをもたらすものではないが、行動なくしては幸せはない」[ラリアー](2012/03/03 12:21)
[78] 幻想郷うろ覚え童話「モモタロウ」[ラリアー](2010/05/08 00:56)
[79] 東方天晶花 巻の六十六「運命は我々の行為の半分を支配し、他の半分を我々自身にゆだねる」[ラリアー](2012/03/03 12:25)
[80] 東方天晶花 巻の六十七「王国を統治するよりも、家庭内を治めることのほうが難しい」[ラリアー](2010/05/20 10:28)
[81] 東方天晶花 巻の六十八「常識の有無は教育の有無とは関係ない」[ラリアー](2010/05/27 01:01)
[82] 東方天晶花 巻の六十九「不正の存在を前にして黙する人は、実は不在の共犯者にほかならない」[ラリアー](2010/06/02 00:17)
[83] 東方天晶花 巻の七十「馬は死ぬ前に売ってしまうことだ。人生のコツは、損失を次の人に回すこと」[ラリアー](2012/03/15 18:46)
[84] 東方天晶花 巻の七十一「人間は自分の知っていることなら半分は信じるが、聞いたことは何も信じない」[ラリアー](2013/05/12 23:50)
[85] 東方天晶花 巻の七十二「友人の失敗には目をつぶれ、だが悪口には目をつぶるな」[ラリアー](2012/03/15 18:47)
[86] 東方天晶花 巻の七十三「今が最悪の状態と言える間は、まだ最悪の状態ではない」[ラリアー](2012/03/26 23:52)
[87] 東方天晶花 巻の七十四「学校での成績がよいからといって、社会で認められるとは限らない」[ラリアー](2010/07/07 00:16)
[88] 東方天晶花 巻の七十五「神はあらゆる人間のうちに住むが、すべての人間は神のうちに住まず」[ラリアー](2010/07/21 10:29)
[89] 東方天晶花 巻の七十六「苦しんで強くなることがいかに崇高なことであるかを知れ」[ラリアー](2012/03/26 23:53)
[90] 東方天晶花 巻の七十六点五「家庭はどこで始まるか? 若い男と若い娘が恋愛に陥ることから始まる」[ラリアー](2010/07/28 01:23)
[91] 東方天晶花 巻の七十七「長いこと考え込んでいるものが、いつも最善のものを選ぶわけではない」[ラリアー](2010/08/04 00:06)
[92] 東方天晶花 巻の七十八「男に惚れられるような男でなければ、女には惚れられない」[ラリアー](2012/04/10 09:56)
[93] 東方天晶花 巻の七十九「二人の女を和合させるより、むしろ全西欧を和合させる事の方が容易であろう」[ラリアー](2010/08/25 00:02)
[94] 東方天晶花 巻の八十「友情は瞬間が咲かせる花であり、そして時間が実らせる果実である」[ラリアー](2010/09/07 22:54)
[95] 東方天晶花 巻の八十一「文学は商売と芸術が半々であるとき最も栄える」[ラリアー](2010/09/08 00:07)
[96] 東方天晶花 巻の八十一点五「さすらいと変化を愛するものは生ある者である」[ラリアー](2010/09/13 00:07)
[97] 東方天晶花 巻の八十二「絶望とは、闘う理由を知らずに、しかもまさに闘わねばならないということだ」[ラリアー](2010/09/27 01:22)
[98] 東方天晶花 巻の八十三「真の勇気というものは、極端な臆病と無鉄砲との中間にある」[ラリアー](2010/09/27 01:23)
[99] 東方天晶花 巻の八十四「今日は堂々と勇ましく、そして明日は墓の中」[ラリアー](2012/04/15 23:09)
[100] 東方天晶花 巻の八十五「賽は投げられた」[ラリアー](2012/04/23 22:15)
[101] 巻の転「むかし むかし」~the end of fantasy~[ラリアー](2010/10/20 23:50)
[102] 東方天晶花 巻の八十六「未知になるって言うのは、死んじゃうのと同意義なのさ」[ラリアー](2010/10/30 18:11)
[103] 東方天晶花 巻の八十七「宴には上等の酒と上等の肴があれば充分よ」[ラリアー](2012/04/23 22:24)
[104] 東方天晶花 巻の八十八「幻想郷は、宴会も自由だなぁ」[ラリアー](2010/11/06 11:22)
[105] 東方天晶花 巻の八十九「溜まったツケを払わないと、新しい事は始められないでしょ?」[ラリアー](2010/11/13 00:39)
[106] 東方天晶花 巻の九十「世間から必要とされない音楽はこうやって消えていくのね~」[ラリアー](2010/11/20 00:02)
[107] 東方天晶花 巻の九十一「この幸せ者共め! お代は聞いてのお帰りだよっ!!」[ラリアー](2010/12/02 00:44)
[108] 東方天晶花 巻の九十二「他人のペースに合わせて自分を見失ってはダメなの」[ラリアー](2010/12/09 00:03)
[109] 東方天晶花 巻の九十三「人や妖怪と一緒、家にも色んな形があるの」[ラリアー](2010/12/16 10:51)
[110] 東方天晶花 巻の九十四「まるで、巌流島の決闘みたいね」[ラリアー](2010/12/23 00:57)
[111] 東方天晶花 巻の九十五「きっと貴方自身ですら知らない秘密を教えてくれるわよ」[ラリアー](2010/12/30 00:21)
[112] お正月特別変「フタマルイチイチ、ヲトシダマ異変」[ラリアー](2012/05/14 17:48)
[113] 東方天晶花 巻の九十六「正直で結構! あたいも生きてる奴を運ぶほど暇じゃないからね」[ラリアー](2011/01/13 00:03)
[114] 東方天晶花 巻の九十七「半端な智慧は時として、無知よりも罪深き業となります」[ラリアー](2012/05/29 01:47)
[115] 東方天晶花 巻の裏側弐「スキマ妖怪が教えてア・ゲ・ル♪」[ラリアー](2011/01/26 10:35)
[116] 東方天晶花 巻の九十八「やがて辿り着く結果までは、この閻魔にも見通せません」[ラリアー](2011/02/02 00:55)
[117] 東方天晶花 巻の九十九「胸を張れとは言わないけどさ、お礼くらいはちゃんと受け取りなよ」[ラリアー](2011/02/09 00:02)
[118] 東方天晶花 巻の百「譲れないモノがあるなら死んでも守り切りなさい」[ラリアー](2011/02/16 00:20)
[119] 東方天晶花 巻の裏側参「もう一度教えろ! 山田さんっ!!」[ラリアー](2011/02/23 02:18)
[120] 東方天晶花 巻の百一「幻想郷らしく、力尽くで居場所を‘奪って’きます」[ラリアー](2011/03/01 00:02)
[121] 東方天晶花 幕間「誰が為に鐘は鳴る」[ラリアー](2011/03/08 11:09)
[122] 東方天晶花 巻の百二「つまりはいつも通り、一か八かの出たとこ勝負をするワケね」[ラリアー](2011/03/15 01:59)
[123] 東方天晶花 幕間・弐「久遠の空に舞い踊る風花」[ラリアー](2011/03/22 00:01)
[124] 東方天晶花 巻の百三「―――切り札ならありますよ。最低最強、とっておきの一枚がね」[ラリアー](2011/03/29 08:04)
[125] 巻の結「めでたし めでたし」~The fantasy continues~[ラリアー](2011/04/11 23:50)
[126] 東方天晶花 キャラ紹介(第九十五話まで[ラリアー](2012/05/29 01:48)
[127] 天晶花・昔語り①「晶と隙間とお茶会と」[ラリアー](2009/11/26 19:11)
[128] 天晶花・昔語り②「晶と隙間とお袋の味と」[ラリアー](2009/12/17 01:51)
[129] 天晶花・昔語り③「晶と巫女とカラオケと」[ラリアー](2010/08/18 04:29)
[130] 天晶花・昔語り④「早苗と神と悪戯メールと」[ラリアー](2010/11/27 00:04)
[131] 天晶花・未来語りⅠ「次代のユウウツ」[ラリアー](2012/06/04 21:40)
[132] 天晶花・未来語りⅡ「賢人のわりといつも通りな一日」[ラリアー](2012/06/04 21:41)
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[8576] 東方天晶花 巻の五十二点五「不思議なものは多い。しかし人間ほど不思議なものはない」
Name: ラリアー◆536635cd ID:9d10842d 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/01/24 18:04


巻の五十二点五「不思議なものは多い。しかし人間ほど不思議なものはない」




文「……晶さん分が足りない」

にとり「なにさ、その不可思議な成分は」

文「晶さん分はお姉ちゃんの魂とも言える重要なエネルギー源よ。晶さんをモフモフしたりクンカクンカしたりすると溜まっていくの」

にとり「あー、うん。聞かなければ良かったと後悔してる」

文「そんな事言うと、分けて上げないわよ?」

にとり「遠慮しとくよ。……まったく、以前は一緒に風呂へ入るのも恥ずかしがっていた文が、ここまで変わるとはね」

文「いえ、さすがにそれは今でも恥ずかしいわ」

にとり「――ゴメン。文の基準がさっぱり分からない」

文「男の子を感じさせるスキンシップはダメなのよ。男の娘なら大丈夫なんだけど」

にとり「私には、同じ言葉を言ってる様にしか聞こえなかったよ?」

文「やれやれ、にとりにはこの壮大な違いをしっかり教え込まないといけないみたいね」

にとり「冗談じゃない。私はまだ普通でいたいよ」

文「むむっ、それはどういう意味――」

?「失礼。にとり殿、文様はこちらに?」

にとり「おっ、椛ナイスタイミング。禁断症状出かかってる姉ならここにいるから、遠慮なく持っていって」

文「酷い言い様ね。だけど今日の私はサボりじゃないわよ?」

椛「存じております。私も今日は私用で参りました」

文「私用? 大将棋の相手……なら、私じゃなくてにとりを呼ぶわよね。一体何の用?」

椛「風の噂で文様が姉弟の契りを交わしたと聞きまして。ならば部下として是非、文様に祝いの言葉をと思い駆けつけた次第です」

にとり「椛は相変わらず態度が固いねぇ。文の部下とは思えないよ」

文「どういう意味よソレは。……にしても、もう貴方の耳まで届いているのね、その話」

椛「すでに妖怪の山中で話題になっております。‘あの’射命丸文に弟が出来たと」

文「ちなみに、噂の出所は?」

椛「天魔様です」

文「……あんの衆道天狗。いい年してどれだけ口が軽いのよ」

にとり「天狗だしね」

椛「文様にも、同様の事が言えると思われます」

文「私は良いのよ。清く正しい射命丸だから」

にとり「………はぁ、人の振り見て我が振り直せとはこの事か」

文「本当に酷い言い様ね。ほら、椛からも何か言ってやりなさいよ」

椛「文様の部下として、上司の不利になる発言は出来ません」

文「貴方の忠誠心に涙が止まらないわ」

にとり「はいはい、漫才はそこまで。その様子だと、言いに来たのはそれだけじゃないんでしょ?」

椛「はい。……実は今回の流れを、快く思っていない輩がいるようでして」

文「何かと思えばそんな事? その輩達は、私が何をしようと快くは思わないわよ」

椛「しかし――」

文「派閥だとか一門だとかグチグチと。結局あいつ等は、自分達が大多数で無いと落ち着かないだけなのよ」

にとり「……天狗の縄張り事情は知らないけど、そんなに閉鎖的なのかい?」

椛「その、私からは何とも」

文「右も左もお山の大将だらけよ。天狗としての集まりの中で、各々が勝手に派閥を作っているんだから」

にとり「それはなんというか……大変そうだねぇ」

文「ふんっ、私だって群れる有用性を否定する気は無いわ。だけどあいつ等は、それを他人に強制するから気に食わないのよ」

椛「文様は如何なる派閥にも所属していませんから、風当たりも強いんですよね」

文「それがジャーナリズムってものよ、椛。私はあいつ等みたいに、新聞を権力闘争の道具にする気は一切無いの」

にとり「そういや、他の天狗の新聞は酷いもんだったね……文のも結構アレだけど」

椛「文様の意見は少し極端ですが、天狗の新聞が身内ウケを優先して作られているのは事実です。……中には確かに、ご機嫌伺いになってる新聞もありますね」

文「そういうのは勝手に淘汰されるけどね。偏った目で作られた、偏った新聞は意外としぶとく生き残るのよ」

にとり「おお怖っ、この話題は地雷だったかな」 

椛「いつもの事です、お気になさらず。文様と彼らは文字通りの犬猿の仲ですから」

文「私は別に相手にしてないわよ。無視してもあっちが絡んでくるの、まったく忌々しい」

椛「しかし彼らの気持ちもそれなりに分かります。何しろ文様は、天狗の中でも天魔様に次ぐ実力者です」

にとり「なるほどね。そんなどこかの派閥に所属すれば一発でバランスを崩すような奴に、宙ぶらりんで居て欲しくないって事か」

椛「そうです。しかし自分の所に来られたら、トップの座を取られてしまうから困る。他の人の所に行かれたら、パワーバランスが変わってもっと困る」

文「そして新たに派閥を作られたら、勢力図が入れ替わって一番困る。……ハタ迷惑な話よね。こっちは最初から関わる気なんてないのに」

にとり「あー、つまりそいつ等が今回の流れを快く思ってない理由ってのは」

文「ついに私が派閥を作り始めたんじゃないのかって、お山の大将たちが騒いでいるだけの話よ」

椛「……違うのですか?」

文「違うわよ。私はあくまで新聞記者、今の立ち位置を変える気は無いわ」

椛「それを聞いて安心しました。これで素直に祝いの言葉を口にする事が出来ます」

文「……一応聞いておくけど、私が「この腐った天狗の世界に風穴を空けるわ!」とか言い出したらどうする気だったの?」

椛「部下として、命をかけて文様を止めるつもりでした」

文「貴方の忠誠心に涙が止まらないわ。出来れば、もう少し上司を信じる心も持って欲しかったけどね」

にとり「相手が文じゃあ疑いもするって」

文「いうわね。友人としての言葉がソレだなんて、私はなんて友達思いの河童を持ってるのかしら」

椛「おめでとうございます、文様」

文「そこ、少しくらい空気を読もうとしなさいよ」

椛「ところで文様。少々尋ねたいことがあるのですが」

文「……なによ。部下の制御も出来ない私に教えられる事があるのかしら?」

椛「そう拗ねないでください。私は文様の弟君の事を教えて欲しいだけなのですから」

文「晶さんの事ねぇ……」

椛「人間だと言う話は噂に聞いています。ですが、文様が弟と認める方です。ただの人間では無いのでしょう?」

にとり「結構男前なヤツだよ。努力家でいつも一生懸命だし、何より心根が真っ直ぐな所が良いね」

文「かなり可愛い人よ。天才肌で気まぐれな所はあるけど、愛嬌の良さは一級品ね」

椛「……早速評価が噛み合わないのですが」

にとり「文は姉馬鹿だからね。弟びいきな評価するから、話半分で聞いといた方が良いよ」

文「そういう貴方は友達馬鹿でしょうが。身内びいきな評価するから、にとりの話こそ半分にして聞くべきよ」

椛「結局、正当な評価は誰もしてくれないのですね」

にとり「まぁ……アキラはどうにも説明のし辛い人間だからなぁ」

文「他人の評価では、その人の本質など分からないものですよ」

椛「せめて取っ掛かりくらいは頂きたいのですが――結局、どんな人間なのですか?」

にとり「どんなって……」

文「そりゃ……」

二人「――――うっかり屋?」

椛「……左様ですか」

にとり「左様です」

文「さて、そんなこんな言ってる間に休憩も終わりみたいね。――ああ、また退屈な見回りの時間が始まるわ」

椛「文様は実質待機状態ではないですか。実際に哨戒しているのは、我ら白狼天狗なのですよ?」

文「はいはい。感謝してるわよー」

にとり「そういや、天狗達はまだ警戒中なんだよね。私はあれから工房に籠り切りだったんだけど、今どんな感じなんだい?」

文「山の上の神様とは、お互い妥協し合って何とか境界線を引けたみたいね。あっちも力尽くでどうこうする気はなかったみたいで、とりあえずは一安心よ」

にとり「あの神様は似たようなケースで侵略してるからねぇ。ま、平和的に解決したならそれで良いけどさ」

椛「……そうもいかないかもしれません」

にとり「へ? どういう事だい?」

文「縄張りの問題は一応解決したけど……他がね。あっちも布教する気満々みたいだし、下手すれば異変になるかもしれないわ」

椛「最近、豊穣の神が弾幕ごっこで倒されたという話も聞きます。当分は大将棋に耽る事も出来なさそうです」

にとり「そっか……じゃあ、私もちょっと見回りをしてこようかな」

文「そんなに気を使わなくてもいいわよ? 本格的にヤバくなったら巫女が動くでしょうし」

にとり「なに、山の住人としてじっとしていられないだけさ。私にだって、無関係な人間を山から遠ざける事くらいは出来るだろう?」

文「まったく人が良いんだから……」

椛「そこが、にとり殿の良いところなのだと思いますよ」

にとり「ははは、そう言われると照れるねぇ」

文「それじゃ、今日も一日お勤め頑張りましょうか!」

にとり「おーっ!!!」

椛「はいっ!!」





椛「(―――それにしても、今日はやけに山が騒がしい。何事も無ければ良いのだが)」










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