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No.8576の一覧
[0] 東方天晶花 (東方project+オリ主)【完結+未来語りⅡ追加】[ラリアー](2011/04/19 08:33)
[1] 巻の起「はじまり はじまり」 ~Welcome the beginner of the fantasy~[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[2] 東方天晶花 巻の一「百聞は一見に如かず」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[3] 東方天晶花 巻の零点五「口は災いの元」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[4] 東方天晶花 巻の二「女心と秋の空」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[5] 東方天晶花 巻の三「人の振り見て我が振り直せ」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[6] 東方天晶花 巻の四「袖振り合うも多生の縁」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[7] 東方天晶花 巻の五「芸は身を助く」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[8] 東方天晶花 巻の五点五「知らぬが仏」[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[9] 東方天晶花 巻の六「帯に短し襷に長し」[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[10] 東方天晶花 巻の七「暗がりに鬼を繋ぐ」[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[11] 東方天晶花 巻の八「鬼が出るか蛇が出るか」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[12] 東方天晶花 巻の九「親しき仲にも礼儀あり」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[13] 東方天晶花 巻の十「身から出た錆」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[14] 東方天晶花 巻の十点五「親の心子知らず」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[15] 東方天晶花 巻の十一 「縁は異なもの味なもの」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[16] 東方天晶花 巻の十二「玉磨かざれば器を成さず」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[17] 東方天晶花 巻の十三「藪を突突いて蛇を出す」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[18] 東方天晶花 巻の十四「精神一到何事か成らざらん」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[19] 東方天晶花 巻の十五「竹馬の友」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[20] 東方天晶花 巻の十五点五「呉越同舟」[ラリアー](2012/01/16 10:42)
[21] 東方天晶花 巻の十六「鷺を烏」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[22] 東方天晶花 巻の十七「無用の用」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[23] 東方天晶花 巻の十八「羹に懲りて膾を吹く」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[24] 東方天晶花 巻の十九「上に交わりて諂わず下に交わりて驕らず」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[25] 東方天晶花 巻の二十「用心は勇気の大半なり」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[26] 東方天晶花 巻の二十一「烏に反哺の孝あり」[ラリアー](2012/01/30 18:40)
[27] 東方天晶花 巻の二十二「子は三界の首枷」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[28] 東方天晶花 巻の二十三「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」[ラリアー](2012/01/16 10:47)
[29] 東方天晶花 巻の二十三点五「画竜点睛」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[30] 東方天晶花 巻の二十四「情けは人の為ならず」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[31] 東方天晶花 巻の二十五「コチョウノユメ」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[32] 巻の承「それから それから」 ~The world of extending fantasy~[ラリアー](2009/11/21 02:27)
[33] 東方天晶花 巻の二十六「その日その日が一年中の最善の日である」[ラリアー](2009/11/06 15:56)
[34] 東方天晶花 巻の二十七「真の友愛においては、 私は友を自分のほうにひきつけるよりもむしろ自分を友に与える」[ラリアー](2009/11/06 15:56)
[35] 東方天晶花 巻の二十八「青春は短い。宝石の如くにしてそれを惜しめ」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[36] 東方天晶花 巻の二十九「時というものは、 それぞれの人間によって、 それぞれの速さで走るもの」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[37] 東方天晶花 巻の三十「不幸な人間は、いつも自分が不幸であるということを自慢しているものです」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[38] 東方天晶花 巻の三十一「食卓は、最初の間は人々が決して退屈することのない唯一の場所である」[ラリアー](2012/01/30 18:41)
[39] 東方天晶花 巻の三十二「軽信は大人の弱点であるが、子供にとっては力である」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[40] 東方天晶花 巻の三十三「怒りは他人にとって有害であるが、憤怒にかられている当人にとってはもっと有害である」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[41] 東方天晶花 巻の三十四「進歩とは、価値の置換によって生ずる錯覚にほかならない」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[42] 東方天晶花 巻の三十四点五「雨は一人だけに降り注ぐわけではない」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[43] 東方天晶花 巻の三十五「主よ、助けてくれとは申しません。私の邪魔をしないで下さい」[ラリアー](2015/01/19 22:38)
[44] 東方天晶花 巻の三十六「命と引き換えに金を欲しがるのは強盗であるが、女はその両方とも欲しがる」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[45] 東方天晶花 巻の三十七「苦痛には限度があるが、恐怖には限度がない」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[46] 東方天晶花 巻の三十八「成功する人は錐のように、ある一点に向かって働く」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[47] 東方天晶花 巻の裏側「教えろ! 山田さんっ!!」[ラリアー](2009/11/06 15:59)
[48] 東方天晶花 巻の三十九「事を行うに当って、いつ始めよう等と考えている時には、既に遅れをとっているのだ」[ラリアー](2009/11/06 15:59)
[49] 東方天晶花 巻の四十「善良な性格は法律よりもさらに信頼ができる」[ラリアー](2013/05/27 22:17)
[50] 東方天晶花 巻の四十一「人間が幸福であるために避けることのできない条件は勤労である」[ラリアー](2012/02/06 13:03)
[51] 東方天晶花 巻の四十二「良い判断は無分別な親切に勝る」[ラリアー](2013/05/27 22:20)
[52] 東方天晶花 巻の四十三「病気は千もあるが、健康は一つしかない」[ラリアー](2009/11/16 01:55)
[53] 東方天晶花 巻の四十四「この瞳を、どうしてにごしてよいものか」[ラリアー](2009/11/21 02:31)
[54] 東方天晶花 巻の四十五「公にされることを望む慈善はもう慈善ではない」[ラリアー](2013/06/10 19:50)
[55] 東方天晶花 巻の四十六「報酬への期待を行動のバネとする人にはなるな」[ラリアー](2013/04/22 19:40)
[56] 東方天晶花 巻の四十七「言葉で説教するよりも、あなたの生き方そのものがより良い説教となろう」[ラリアー](2013/05/06 23:58)
[57] 東方天晶花 巻の四十八「真実には特定の時などない。真実はどんな時代にも真実である」[ラリアー](2012/02/06 13:06)
[58] 東方天晶花 巻の四十九「正義は永遠の太陽である。世界はその到達を遅れさせることはできない」[ラリアー](2012/02/06 13:07)
[59] 東方天晶花 巻の五十「希望に満ちて旅行することは、目的地にたどり着くことより良いことである」[ラリアー](2010/01/07 20:28)
[60] 東方天晶花 巻の五十一「人間の真の性格は、彼の娯楽によって知られる」[ラリアー](2010/01/14 13:33)
[61] 東方天晶花 巻の五十二「恋愛は人を強くすると同時に弱くする。友情は人を強くするばかりである」[ラリアー](2013/05/06 23:58)
[62] 東方天晶花 巻の五十二点五「不思議なものは多い。しかし人間ほど不思議なものはない」[ラリアー](2010/01/24 18:04)
[63] 東方天晶花 巻の五十三「最強者の理屈が、いつも最も良いとされる」[ラリアー](2013/06/10 19:50)
[64] 東方天晶花 巻の五十四「怒りの結果は、怒りの原因よりはるかに重大である」[ラリアー](2010/02/07 06:05)
[65] 東方天晶花 巻の五十四点五「自負は常に他人の感嘆によって強化される」[ラリアー](2010/02/14 09:54)
[66] 東方天晶花 巻の五十五「友情は最初、残酷なほど明確にものを見る」[ラリアー](2012/02/18 15:06)
[67] 東方天晶花 巻の五十六「至上の処世術は、妥協することなく適応することである」[ラリアー](2010/02/24 21:21)
[68] 東方天晶花 巻の五十七「あまり道徳的になるな。自分を欺いて人生を台無しにしてしまう」[ラリアー](2010/03/03 17:18)
[69] 東方天晶花 巻の五十八「慣習とは反対の道を行け。そうすれば常に物事はうまくいく」[ラリアー](2010/03/10 21:29)
[70] 東方天晶花 巻の五十九「自尊心は美徳ではないとしても、それは多くの美徳の両親である」[ラリアー](2010/03/30 01:45)
[71] 東方天晶花 巻の五十九点五「まず事実をつかめ。それから思うままに曲解せよ」[ラリアー](2010/03/23 17:54)
[72] 東方天晶花 巻の六十「活動的な馬鹿より恐ろしいものはない」[ラリアー](2010/03/30 01:46)
[73] 東方天晶花 巻の六十一「行動するためには、いかに多くの事に無知でなければならぬ事か」[ラリアー](2012/02/26 08:32)
[74] 東方天晶花 巻の六十二「勇敢な行為は、決して勝利を欲しない」[ラリアー](2010/04/20 00:01)
[75] 東方天晶花 巻の六十三「忍耐とは、肉体的な小心と道徳的勇気の混じり合いである」[ラリアー](2012/02/26 08:56)
[76] 東方天晶花 巻の六十四「神の存在を立証しようとするあらゆる試みは、すでに神に対する冒涜である」[ラリアー](2012/02/26 08:57)
[77] 東方天晶花 巻の六十五「行動はいつも幸せをもたらすものではないが、行動なくしては幸せはない」[ラリアー](2012/03/03 12:21)
[78] 幻想郷うろ覚え童話「モモタロウ」[ラリアー](2010/05/08 00:56)
[79] 東方天晶花 巻の六十六「運命は我々の行為の半分を支配し、他の半分を我々自身にゆだねる」[ラリアー](2012/03/03 12:25)
[80] 東方天晶花 巻の六十七「王国を統治するよりも、家庭内を治めることのほうが難しい」[ラリアー](2010/05/20 10:28)
[81] 東方天晶花 巻の六十八「常識の有無は教育の有無とは関係ない」[ラリアー](2010/05/27 01:01)
[82] 東方天晶花 巻の六十九「不正の存在を前にして黙する人は、実は不在の共犯者にほかならない」[ラリアー](2010/06/02 00:17)
[83] 東方天晶花 巻の七十「馬は死ぬ前に売ってしまうことだ。人生のコツは、損失を次の人に回すこと」[ラリアー](2012/03/15 18:46)
[84] 東方天晶花 巻の七十一「人間は自分の知っていることなら半分は信じるが、聞いたことは何も信じない」[ラリアー](2013/05/12 23:50)
[85] 東方天晶花 巻の七十二「友人の失敗には目をつぶれ、だが悪口には目をつぶるな」[ラリアー](2012/03/15 18:47)
[86] 東方天晶花 巻の七十三「今が最悪の状態と言える間は、まだ最悪の状態ではない」[ラリアー](2012/03/26 23:52)
[87] 東方天晶花 巻の七十四「学校での成績がよいからといって、社会で認められるとは限らない」[ラリアー](2010/07/07 00:16)
[88] 東方天晶花 巻の七十五「神はあらゆる人間のうちに住むが、すべての人間は神のうちに住まず」[ラリアー](2010/07/21 10:29)
[89] 東方天晶花 巻の七十六「苦しんで強くなることがいかに崇高なことであるかを知れ」[ラリアー](2012/03/26 23:53)
[90] 東方天晶花 巻の七十六点五「家庭はどこで始まるか? 若い男と若い娘が恋愛に陥ることから始まる」[ラリアー](2010/07/28 01:23)
[91] 東方天晶花 巻の七十七「長いこと考え込んでいるものが、いつも最善のものを選ぶわけではない」[ラリアー](2010/08/04 00:06)
[92] 東方天晶花 巻の七十八「男に惚れられるような男でなければ、女には惚れられない」[ラリアー](2012/04/10 09:56)
[93] 東方天晶花 巻の七十九「二人の女を和合させるより、むしろ全西欧を和合させる事の方が容易であろう」[ラリアー](2010/08/25 00:02)
[94] 東方天晶花 巻の八十「友情は瞬間が咲かせる花であり、そして時間が実らせる果実である」[ラリアー](2010/09/07 22:54)
[95] 東方天晶花 巻の八十一「文学は商売と芸術が半々であるとき最も栄える」[ラリアー](2010/09/08 00:07)
[96] 東方天晶花 巻の八十一点五「さすらいと変化を愛するものは生ある者である」[ラリアー](2010/09/13 00:07)
[97] 東方天晶花 巻の八十二「絶望とは、闘う理由を知らずに、しかもまさに闘わねばならないということだ」[ラリアー](2010/09/27 01:22)
[98] 東方天晶花 巻の八十三「真の勇気というものは、極端な臆病と無鉄砲との中間にある」[ラリアー](2010/09/27 01:23)
[99] 東方天晶花 巻の八十四「今日は堂々と勇ましく、そして明日は墓の中」[ラリアー](2012/04/15 23:09)
[100] 東方天晶花 巻の八十五「賽は投げられた」[ラリアー](2012/04/23 22:15)
[101] 巻の転「むかし むかし」~the end of fantasy~[ラリアー](2010/10/20 23:50)
[102] 東方天晶花 巻の八十六「未知になるって言うのは、死んじゃうのと同意義なのさ」[ラリアー](2010/10/30 18:11)
[103] 東方天晶花 巻の八十七「宴には上等の酒と上等の肴があれば充分よ」[ラリアー](2012/04/23 22:24)
[104] 東方天晶花 巻の八十八「幻想郷は、宴会も自由だなぁ」[ラリアー](2010/11/06 11:22)
[105] 東方天晶花 巻の八十九「溜まったツケを払わないと、新しい事は始められないでしょ?」[ラリアー](2010/11/13 00:39)
[106] 東方天晶花 巻の九十「世間から必要とされない音楽はこうやって消えていくのね~」[ラリアー](2010/11/20 00:02)
[107] 東方天晶花 巻の九十一「この幸せ者共め! お代は聞いてのお帰りだよっ!!」[ラリアー](2010/12/02 00:44)
[108] 東方天晶花 巻の九十二「他人のペースに合わせて自分を見失ってはダメなの」[ラリアー](2010/12/09 00:03)
[109] 東方天晶花 巻の九十三「人や妖怪と一緒、家にも色んな形があるの」[ラリアー](2010/12/16 10:51)
[110] 東方天晶花 巻の九十四「まるで、巌流島の決闘みたいね」[ラリアー](2010/12/23 00:57)
[111] 東方天晶花 巻の九十五「きっと貴方自身ですら知らない秘密を教えてくれるわよ」[ラリアー](2010/12/30 00:21)
[112] お正月特別変「フタマルイチイチ、ヲトシダマ異変」[ラリアー](2012/05/14 17:48)
[113] 東方天晶花 巻の九十六「正直で結構! あたいも生きてる奴を運ぶほど暇じゃないからね」[ラリアー](2011/01/13 00:03)
[114] 東方天晶花 巻の九十七「半端な智慧は時として、無知よりも罪深き業となります」[ラリアー](2012/05/29 01:47)
[115] 東方天晶花 巻の裏側弐「スキマ妖怪が教えてア・ゲ・ル♪」[ラリアー](2011/01/26 10:35)
[116] 東方天晶花 巻の九十八「やがて辿り着く結果までは、この閻魔にも見通せません」[ラリアー](2011/02/02 00:55)
[117] 東方天晶花 巻の九十九「胸を張れとは言わないけどさ、お礼くらいはちゃんと受け取りなよ」[ラリアー](2011/02/09 00:02)
[118] 東方天晶花 巻の百「譲れないモノがあるなら死んでも守り切りなさい」[ラリアー](2011/02/16 00:20)
[119] 東方天晶花 巻の裏側参「もう一度教えろ! 山田さんっ!!」[ラリアー](2011/02/23 02:18)
[120] 東方天晶花 巻の百一「幻想郷らしく、力尽くで居場所を‘奪って’きます」[ラリアー](2011/03/01 00:02)
[121] 東方天晶花 幕間「誰が為に鐘は鳴る」[ラリアー](2011/03/08 11:09)
[122] 東方天晶花 巻の百二「つまりはいつも通り、一か八かの出たとこ勝負をするワケね」[ラリアー](2011/03/15 01:59)
[123] 東方天晶花 幕間・弐「久遠の空に舞い踊る風花」[ラリアー](2011/03/22 00:01)
[124] 東方天晶花 巻の百三「―――切り札ならありますよ。最低最強、とっておきの一枚がね」[ラリアー](2011/03/29 08:04)
[125] 巻の結「めでたし めでたし」~The fantasy continues~[ラリアー](2011/04/11 23:50)
[126] 東方天晶花 キャラ紹介(第九十五話まで[ラリアー](2012/05/29 01:48)
[127] 天晶花・昔語り①「晶と隙間とお茶会と」[ラリアー](2009/11/26 19:11)
[128] 天晶花・昔語り②「晶と隙間とお袋の味と」[ラリアー](2009/12/17 01:51)
[129] 天晶花・昔語り③「晶と巫女とカラオケと」[ラリアー](2010/08/18 04:29)
[130] 天晶花・昔語り④「早苗と神と悪戯メールと」[ラリアー](2010/11/27 00:04)
[131] 天晶花・未来語りⅠ「次代のユウウツ」[ラリアー](2012/06/04 21:40)
[132] 天晶花・未来語りⅡ「賢人のわりといつも通りな一日」[ラリアー](2012/06/04 21:41)
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[8576] 東方天晶花 巻の二十三「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」
Name: ラリアー◆536635cd ID:9d10842d 前を表示する / 次を表示する
Date: 2012/01/16 10:47
巻の二十三「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」




※CAUTION!!

  このSSでは、東方のキャラ達が少しおかしくはっちゃけております。
  そこらへん注意して閲覧するかどうかを決めてください。
  後、晶君は基本酷い目に遭う役目です。























 僕が紅魔館で怪我の治療を初めてから、一週間が経過した。
 とは言っても色々あって絶対安静を言い渡されていた僕には、あっという間に時間が過ぎていったという印象しかないんだけどね。
 ……あー、でもそうだなぁ。
 とりあえずもう、「文姉」と言う呼称に照れとか恥じらいとかは無くなったかな。
 あの人、ほぼ毎日居座って世話焼くんだもん。
 まぁ、アレは下の子が出来たばかりの一人っ子特有の一過性な甲斐甲斐しさだと思うから、あえて止めはしなかったけど。
 一過性だよね? これからずっとあんな感じじゃないよね? ね?



 ――――閑話休題。



 とにかく、この一週間治療に専念していた僕は、無事自由行動の許可を貰えるようになったワケです。
 良かった良かった、おしまい。
 ……そこで安寧に終わる事が出来れば、僕の人生もずっと楽になるんだろうけどなぁ。
 あくまで「絶対」が取れただけで、安静には違いないのだ。
 ただ、幽香さんの意向で動き回るようにしているだけの話で。
 もっとも、僕としてもこれ以上引きこもるのは精神衛生上大変よろしくない。
 タダ飯を食らい続けるのも、なにもしないで寝ているのも、小市民な僕には耐えられそうにないのだ。
 と、言うわけで――

「なにか、仕事もらえませんかね」

 僕はメイドさんに、仕事を貰おうとお願いしに行ったわけです。
 あ、紅魔館に泊まるに当たって、彼女とはちゃんと互いに自己紹介をしましたよ。
 十六夜咲夜と名乗った紅魔館のメイド長さんは、驚いた事に普通の人間でした。
 いや、どう考えても妖怪である美鈴より強そうなんですが。さすが、恐るべしは幻想郷の人間というべきか。
 ……って、そうじゃないそうじゃない。今は、やれる仕事を探してるんだった。

「………仕事、ですか」

 僕の言葉に掃除中の咲夜さんが硬直する。
 へ? 硬直?
 何で今の言葉で、咲夜さんが固まったりするのさ。
 ああ、一応客人である僕が、そんな事を言い出したりしたから驚いてるのか。
 ……と言う事は、やっぱり断られるのかなぁ。

「―――なるほど、つまりバイトがしたいと」

「いや、別にお金が欲しいワケじゃ」

 そんなに僕ってがめつく見えるのかな?
 僕がそう答えると、再び咲夜さんが硬直した。
 こ、今度は何だって言うんですか。
 いきなり咲夜さんに黙られると、何か粗相をしたんじゃないかと不安になるじゃないですか。

「そ、その、ただ寝泊まりさせてもらうだけじゃ悪いと思って」

「そのような事を、思ってくださったのですか」

「やっぱり……まずかったですかね?」

「いえ、その心遣いに感激しておりました。感謝の気持ちを表すために頭を撫でて良いでしょうか」

「は、はぁ、どうぞ」

 そしてまた、咲夜さんは僕の頭を撫でてくる。
 これもここに来てからほぼ毎日繰り返されている事柄だ。
 何故かは分からないけれど、彼女は僕の頭を撫でる時幸せそうな雰囲気を纏っているので、僕もされるがままに撫でられている。
 ちなみにこうやって子供扱いされているけれど、彼女と僕の年齢差は一年程度のものだ。
 もちろん、僕が年下で。

「あの、そろそろ話を進めて欲しいんですが」

「………申し訳ありません。しばらくお待ちを」

 今まで頭を撫でていた咲夜さんの姿が消えた。
 この、突然メイドさんが現れたり消えたりする現象にもだいぶ慣れたものだ。
 どういう理屈かは、未だに全然分からないけどね。

「お待たせしました」

「いえいえ、全然待ってないです」

 居なくなった時と同じくらい唐突に、咲夜さんが戻ってきた。
 その手に持っているのは……布?

「これを」

「はぁ」

「この布で、あの壺を磨いてください」

「はぁ」

 言われるがまま、壺を擦る様に布で磨いていく。
 おそらく何かのテストなんだろう。なにしろ、壺はほとんど汚れていないのだ。
 ……けど、もう終わるよコレ? そんなに大きくないしさ。
 これはあれかな。いろいろテストを重ねて適性を見ようとしているのかな。

「えーっと、こんな感じでいいんですかね? 壺の磨き方なんて知らなかったんですが」

「……割れてませんね」

「はぁ、割れてませんが」

 と言うか、布で壺を擦るだけでどう割るって言うのさ。
 僕には軽く力を込めるだけで壺を粉砕できるほどの腕力はないですよ?
 
「―――素晴らしいです」

「………はい?」

「本来ならお客様に仕事を任せるわけにはいかないのですが、久遠様のような有能な方が手伝ってくださるのなら、断るわけには参りません」

「いや、そんな大袈裟な」

 壺を磨いただけでそこまで持ち上げられるとは思わなかった。
 いったい何故、咲夜さんはこんなにも僕を評価しているんだろうか。
 あまりに不自然な賛辞に、僕は思わず身体を堅くする――が。
 彼女の背後を通り過ぎていくメイド服姿の妖精達を見て、賛辞の理由を把握してしまった。

「ああ、確かに有能だよね。言う事ちゃんと聞くし」

「…………お察しいただけましたか」

 紅魔館に勤めるメイドは、咲夜さんを除いて全て妖精である。
 何でも紅魔館の主であるレミリアさんが、幻想郷入りした際大量に雇ったらしい。
 「貴族たるもの、多くの者を傅かせてこそ一流だ」とは彼女の弁だけど……張りぼての石垣に威厳もへったくれも無いと思うのは、僕だけだろうか。
 ちなみにそういった経緯で紅魔館に居る妖精メイド達の実力は、「枯れ木も山のにぎわい」という言葉に真っ向から反抗するものだという事をあえて述べておく。
 ……もちろん、さっき受けたテストをクリア出来るメイドはいない。少なくとも、僕の知る範囲では。

「頑張ります。簡単な仕事しかできませんが」

「いえ、それで充分です。……それより、久遠様」

「な、なんでしょうか」

 あれ? 今、咲夜さんの目が怪しく光ったような。
 き、気のせいだよね。うん。

「仮とは言え紅魔館で働くのなら、紅魔館のルールに従っていただきます」

「う、うん」

「ですので久遠様には、この衣装を着てもらいます」

 また、どこからともなく物を取り出す咲夜さん。
 今度取り出したのは、丁寧に折りたたまれた服だった。
 なるほど、紅魔館で働くためのユニフォームなわけですか。何とか理解できますよ。
 うん、分かる分かる。だけど……。

「あのー、何でスカートとエプロンが僕の衣装に混ぜられているんでしょうかね?」

 畳まれた服からは、黒いプリーツスカートと白いフリフリ付きエプロンが覗いて見える。
 どう考えても男性用の衣装とは思えない。
 後、幾つか用途不明のパーツも見えるんですが。ぶっちゃけ嫌な予感しかしません。

「何故と言われましても……これが、紅魔館で働く正規の衣装だからですが」

「いや、明らかに違いますよね。これ、どう見ても咲夜さんや妖精メイドの衣装と違いますよね」

「気のせいです」

 言いきった! どう見ても違うのに、真顔で言い切った!
 いや、問題はそこだけじゃないしっ! 

「ソレ以前に、僕は男なんですよ!」

「はい、知っていますが」

「承知の上で!?」

「きっと久遠様に似合います。それだけで何の問題もなくなるでしょう?」

「むしろ増えるよ! 色々問題が増えまくりだよ!!」

 どうしよう。そりゃ、無駄飯食らい続けるのは嫌だとは言ったけどさ。
 まさかこんな試練が待ち構えていようとは。
 テストはさっき終了したんじゃないですか咲夜さん。

「そこまでですっ!!!」

「文姉!?」

 これまた突然現れたのは、最近僕の姉となった射命丸文さんだ。
 どこでこの騒ぎを察知したのか、鴉天狗の情報収集能力は本当に侮れない。
 とはいえ、ありがたい助けが現れたのも事実だ。
 とりあえず文姉から、男用衣装を用意してもらえるように口添えしてもらおう。

「あの文姉、実は……」

「ふっ、みなまで言わずとも分かっています」

「え?」

「咲夜さん! この私を抜きにして、『晶さん専用メイド服(Ver1.0)』の試着をしようとは言語道断です!!」

「ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええっ!?」

 味方だと思ったらそうじゃなかったー!?

「ふふっ、そうね。貴女と共にデザインしたこの衣装。着せる時は二人一緒の時に、という約束だったわね」

「まったく、危うく晶さんのナイスショットを取り逃すところだったではありませんか」

「……焼き増しは」

「お任せくださいっ」

 うわぁ、どう扱えと言うのですかこのやりとり。
 色々衝撃的過ぎて口を挟めないんですが、敵が増えたと把握してよろしいのでしょうか。

「さぁ、そういうワケで早速着替えましょうかね、晶さん」

「え、あ、う?」

「なんとこのメイド服、実はこっそりお揃いなんですよ、お揃い」

 確かに、黒いプリーツスカートと白いワイシャツは彼女の服と同じデザインをしている。
 ワザワザ僕に着せるため、同じものを用意したのだろうか。
 ……泣いていいですか。

「ちなみに、私のお古です」

 その告白を僕にどう扱えと言うんですか。
 顔を赤らめるその姿は大変可愛らしいのですが、内容は色んな意味で笑えません。

「……だけど晶さん、私より腰が細かったんですね。おかげでそのまま着る事ができませんでしたよ」

「ええっ? いつのまに図ったの!?」

「以前、汗を拭くときに軽く図らせていただきました」

 軽く図らせてもらったって、全然そんな素振り見せなかったじゃん咲夜さん!?
 その無駄に凄い能力をなんて事に使ってるのさアナタは。
 ……あと、僕を介抱している時点ですでに出来上がっていたんですか、このオカシナ同盟。

「そういうワケですので、腰はこちらのコルセットで固定してください」

「ううっ、少女としてはちょっと悔しいです」

 僕は、悔しいというより切ないです。
 まさかコルセットまで薦められるとは思いもしなかった。
 生まれて初めての体験ですよ。そして、一生したくなかった経験でもあります。
 ……この上でさらに、メイド服を着るという恥辱を重ねろと言うのですか、二人とも。

「まぁ、それはそれでアリなので涙を呑んで見逃します」

「良かったですね、久遠様。さぁ、着替えましょうか」

 すいません。何が「良かった」なのか、今の僕には何一つ理解できません。
 途方に暮れてしまった僕は、咲夜さんが渡してきた衣装をうっかり受け取ってしまった。
 こうなってしまうと、逃げだす事も難しくなってくる。
 そしてそんな僕に期待の目を向ける文姉と、無表情ながらも楽しそうなオーラを放ちまくっている咲夜さん。



 ――――この時、僕は本能で理解してしまった。



 ああ、僕はもう拒否する事ができないのだと。

「……着替えてきます」

「え、ここで着替えていいんですよ?」

「何ひとつ問題ありません」

 いや、本気で勘弁してください。
 そろそろ僕の中にある大切な何かが、音を立てて砕けそうです。




 





「着替えてきました……」

 近くの部屋に逃げ込み、与えられた服に着替えた僕のテンションは最低でした。
 思った以上に酷い。これは酷い。
 例えばあの用途不明のパーツ。これはなんと、二の腕の部分で固定する追加袖でした。
 ……いや、何の意味も無いでしょうコレ。ただ邪魔になるだけじゃん。
 フリフリエプロンや黒いコルセットと相まって、完全に服の原型消えてるよ。まぁ、残ってても何の救いにもならないけどさ。
 頭巾も無く、歯のついた靴も編上げブーツに差し替えられたこの服は、もう完全に文姉の服とは別物になっていた。
 改めて呼称するならば、「脇メイド服」とでも言うべきだろうか。……いや、やっぱ止めとこう、名付けるとさらに心が痛い。
 せめてもの情けがあるとすれば、それはスカートの下がドロワーズでなくスパッツになっているという事くらいだ。
 ……情、け? いやうん、情けだ。情けじゃ無いと泣く。
 とにかく、そうやって二人の望み通りの恰好をした僕に対し、当人達の反応はと言うと―――

「うーん、これはこれで良いんですが」

「何か物足りませんね」

 暴れたくなるような冷めたモノだった。
 もう本気で暴れるぞ。そしてトイレでひっそりと泣くぞ、オイ。

「色んな尊厳を失ってまで着たのに……」

「いえ、似合っているんですよ? 似合っているんですが……」

「画竜点睛を欠く、とはこの事を指すのでしょうか」

 この人達は自分らがどれだけ好き勝手な事を言ってるのか、分かっているのだろうか。
 
「ふんっ、情けないな」

「お嬢様!」

「レミリアさん!」

「……また増えたよ」

 唐突に―――もう出現手段とかどうでもいいや、レミリアさんです。
 必要以上にカリスマをばら撒いて現れた紅魔館の主は、もう最初っから頼れそうになかった。

「見せてやろう、貴様らに足りないものを!」

 そういって僕の背後に回ったレミリアさんが、髪の毛を一房握る。
 短めの髪を髪留めで無理やりポニーテールにした瞬間、二人の表情が変わった。
 ……怖いです、主に目が。

「ちょ、ちょんまげポニー!? 短い晶さんの髪を、あえてその結い方にっ」

「しかも、髪留めでもみあげの位置を調節する事でアホ毛まで!?」

「くっくっくっ。服と人、両者を歩み寄らせてこそ調和が取れるというものさ」

「さすがです、お嬢様! サイコーです、おぜうさまっ!!」

「今こそ言いきれます、レミリアさんはカリスマですっ!」

 吸血鬼を称えながら僕の写真を――主に斜め下から――撮りまくる文姉。
 鼻血を垂らしつつ、涙を流しながら主人に拍手を送る咲夜さん。
 そして、胸を張って自らの功績を自慢するレミリアさん。



 ―――ああそうか、ここは現実じゃないのか。



 そんな直視しがたい光景の中で、僕はそんな結論を出したのだった。
 僕の中で崩壊していく色んなモノの音を聞きながら、そうやって遠い世界に思いをはせてみる。
 ……だけど、世の中というヤツはとことん僕に優しく出来ていなかったらしい。
 呆然と留まっていた僕達の前に、この日最強最後の災厄が現れたのでした。



「あら、楽しそうな事をやっているわね」



 今日だけは、彼女をこの名称で呼ばせていただこう。
 ―――アルティメットサディスティッククリーチャーが来ちゃったぁー!?

「ニュー晶さんのお目見え式です!」

「へぇ……そうなの」

 ああっ、とても楽しそうな笑顔が、笑顔が。
 全方位を囲まれて逃げられない僕に、いじめっ子スマイルを固定させた幽香さんが近づいてくる。
 ……もう、鳴らなくていいよ。僕の脳内の災難察知レーダー。
 はっきり分かった。
 今日の僕は、天中殺真っただ中だ。





「―――――なら、これから晶の服はずっとそれでいきましょうか」





 こうして、幻想郷に『脇メイド(♂)』という禁忌の存在が生まれてしまったのでした。
 ……誰か夢だと言ってください。










「青い空に白い雲、とっても綺麗に流れていますねぇー。……今日は、気持ちよく眠れそうです」

「………掃除にきました」

「うひゃひゃうっ!? ね、寝ませんよ! 言ってみただけですよ!」

「………そうですか」

「あれ、咲夜さんじゃない? 貴女、新入りの子ですか?」

「しくしく」

「え゛っ!? ひょ、ひょっとして晶さんですか?」

「しくしくしくしくしくしくしくしく」

「な、何があったんですか?」

「しくしくしくしくしくしくしくしくしくしくしくしくしくしくしく」

「…………一緒にお茶でも飲みますか」

「………ありがと。美鈴だけだよ、そう言ってくれるのは」

「晶さんも大変ですねぇ……」

「ううっ、しくしく」







おまけ

晶君新規衣装設定画(修正に伴いリンクが張れなくなりました、絵はピクシブの天晶花らくがきに入ってます)


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