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No.8576の一覧
[0] 東方天晶花 (東方project+オリ主)【完結+未来語りⅡ追加】[ラリアー](2011/04/19 08:33)
[1] 巻の起「はじまり はじまり」 ~Welcome the beginner of the fantasy~[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[2] 東方天晶花 巻の一「百聞は一見に如かず」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[3] 東方天晶花 巻の零点五「口は災いの元」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[4] 東方天晶花 巻の二「女心と秋の空」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[5] 東方天晶花 巻の三「人の振り見て我が振り直せ」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[6] 東方天晶花 巻の四「袖振り合うも多生の縁」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[7] 東方天晶花 巻の五「芸は身を助く」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[8] 東方天晶花 巻の五点五「知らぬが仏」[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[9] 東方天晶花 巻の六「帯に短し襷に長し」[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[10] 東方天晶花 巻の七「暗がりに鬼を繋ぐ」[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[11] 東方天晶花 巻の八「鬼が出るか蛇が出るか」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[12] 東方天晶花 巻の九「親しき仲にも礼儀あり」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[13] 東方天晶花 巻の十「身から出た錆」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[14] 東方天晶花 巻の十点五「親の心子知らず」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[15] 東方天晶花 巻の十一 「縁は異なもの味なもの」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[16] 東方天晶花 巻の十二「玉磨かざれば器を成さず」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[17] 東方天晶花 巻の十三「藪を突突いて蛇を出す」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[18] 東方天晶花 巻の十四「精神一到何事か成らざらん」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[19] 東方天晶花 巻の十五「竹馬の友」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[20] 東方天晶花 巻の十五点五「呉越同舟」[ラリアー](2012/01/16 10:42)
[21] 東方天晶花 巻の十六「鷺を烏」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[22] 東方天晶花 巻の十七「無用の用」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[23] 東方天晶花 巻の十八「羹に懲りて膾を吹く」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[24] 東方天晶花 巻の十九「上に交わりて諂わず下に交わりて驕らず」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[25] 東方天晶花 巻の二十「用心は勇気の大半なり」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[26] 東方天晶花 巻の二十一「烏に反哺の孝あり」[ラリアー](2012/01/30 18:40)
[27] 東方天晶花 巻の二十二「子は三界の首枷」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[28] 東方天晶花 巻の二十三「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」[ラリアー](2012/01/16 10:47)
[29] 東方天晶花 巻の二十三点五「画竜点睛」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[30] 東方天晶花 巻の二十四「情けは人の為ならず」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[31] 東方天晶花 巻の二十五「コチョウノユメ」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[32] 巻の承「それから それから」 ~The world of extending fantasy~[ラリアー](2009/11/21 02:27)
[33] 東方天晶花 巻の二十六「その日その日が一年中の最善の日である」[ラリアー](2009/11/06 15:56)
[34] 東方天晶花 巻の二十七「真の友愛においては、 私は友を自分のほうにひきつけるよりもむしろ自分を友に与える」[ラリアー](2009/11/06 15:56)
[35] 東方天晶花 巻の二十八「青春は短い。宝石の如くにしてそれを惜しめ」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[36] 東方天晶花 巻の二十九「時というものは、 それぞれの人間によって、 それぞれの速さで走るもの」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[37] 東方天晶花 巻の三十「不幸な人間は、いつも自分が不幸であるということを自慢しているものです」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[38] 東方天晶花 巻の三十一「食卓は、最初の間は人々が決して退屈することのない唯一の場所である」[ラリアー](2012/01/30 18:41)
[39] 東方天晶花 巻の三十二「軽信は大人の弱点であるが、子供にとっては力である」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[40] 東方天晶花 巻の三十三「怒りは他人にとって有害であるが、憤怒にかられている当人にとってはもっと有害である」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[41] 東方天晶花 巻の三十四「進歩とは、価値の置換によって生ずる錯覚にほかならない」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[42] 東方天晶花 巻の三十四点五「雨は一人だけに降り注ぐわけではない」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[43] 東方天晶花 巻の三十五「主よ、助けてくれとは申しません。私の邪魔をしないで下さい」[ラリアー](2015/01/19 22:38)
[44] 東方天晶花 巻の三十六「命と引き換えに金を欲しがるのは強盗であるが、女はその両方とも欲しがる」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[45] 東方天晶花 巻の三十七「苦痛には限度があるが、恐怖には限度がない」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[46] 東方天晶花 巻の三十八「成功する人は錐のように、ある一点に向かって働く」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[47] 東方天晶花 巻の裏側「教えろ! 山田さんっ!!」[ラリアー](2009/11/06 15:59)
[48] 東方天晶花 巻の三十九「事を行うに当って、いつ始めよう等と考えている時には、既に遅れをとっているのだ」[ラリアー](2009/11/06 15:59)
[49] 東方天晶花 巻の四十「善良な性格は法律よりもさらに信頼ができる」[ラリアー](2013/05/27 22:17)
[50] 東方天晶花 巻の四十一「人間が幸福であるために避けることのできない条件は勤労である」[ラリアー](2012/02/06 13:03)
[51] 東方天晶花 巻の四十二「良い判断は無分別な親切に勝る」[ラリアー](2013/05/27 22:20)
[52] 東方天晶花 巻の四十三「病気は千もあるが、健康は一つしかない」[ラリアー](2009/11/16 01:55)
[53] 東方天晶花 巻の四十四「この瞳を、どうしてにごしてよいものか」[ラリアー](2009/11/21 02:31)
[54] 東方天晶花 巻の四十五「公にされることを望む慈善はもう慈善ではない」[ラリアー](2013/06/10 19:50)
[55] 東方天晶花 巻の四十六「報酬への期待を行動のバネとする人にはなるな」[ラリアー](2013/04/22 19:40)
[56] 東方天晶花 巻の四十七「言葉で説教するよりも、あなたの生き方そのものがより良い説教となろう」[ラリアー](2013/05/06 23:58)
[57] 東方天晶花 巻の四十八「真実には特定の時などない。真実はどんな時代にも真実である」[ラリアー](2012/02/06 13:06)
[58] 東方天晶花 巻の四十九「正義は永遠の太陽である。世界はその到達を遅れさせることはできない」[ラリアー](2012/02/06 13:07)
[59] 東方天晶花 巻の五十「希望に満ちて旅行することは、目的地にたどり着くことより良いことである」[ラリアー](2010/01/07 20:28)
[60] 東方天晶花 巻の五十一「人間の真の性格は、彼の娯楽によって知られる」[ラリアー](2010/01/14 13:33)
[61] 東方天晶花 巻の五十二「恋愛は人を強くすると同時に弱くする。友情は人を強くするばかりである」[ラリアー](2013/05/06 23:58)
[62] 東方天晶花 巻の五十二点五「不思議なものは多い。しかし人間ほど不思議なものはない」[ラリアー](2010/01/24 18:04)
[63] 東方天晶花 巻の五十三「最強者の理屈が、いつも最も良いとされる」[ラリアー](2013/06/10 19:50)
[64] 東方天晶花 巻の五十四「怒りの結果は、怒りの原因よりはるかに重大である」[ラリアー](2010/02/07 06:05)
[65] 東方天晶花 巻の五十四点五「自負は常に他人の感嘆によって強化される」[ラリアー](2010/02/14 09:54)
[66] 東方天晶花 巻の五十五「友情は最初、残酷なほど明確にものを見る」[ラリアー](2012/02/18 15:06)
[67] 東方天晶花 巻の五十六「至上の処世術は、妥協することなく適応することである」[ラリアー](2010/02/24 21:21)
[68] 東方天晶花 巻の五十七「あまり道徳的になるな。自分を欺いて人生を台無しにしてしまう」[ラリアー](2010/03/03 17:18)
[69] 東方天晶花 巻の五十八「慣習とは反対の道を行け。そうすれば常に物事はうまくいく」[ラリアー](2010/03/10 21:29)
[70] 東方天晶花 巻の五十九「自尊心は美徳ではないとしても、それは多くの美徳の両親である」[ラリアー](2010/03/30 01:45)
[71] 東方天晶花 巻の五十九点五「まず事実をつかめ。それから思うままに曲解せよ」[ラリアー](2010/03/23 17:54)
[72] 東方天晶花 巻の六十「活動的な馬鹿より恐ろしいものはない」[ラリアー](2010/03/30 01:46)
[73] 東方天晶花 巻の六十一「行動するためには、いかに多くの事に無知でなければならぬ事か」[ラリアー](2012/02/26 08:32)
[74] 東方天晶花 巻の六十二「勇敢な行為は、決して勝利を欲しない」[ラリアー](2010/04/20 00:01)
[75] 東方天晶花 巻の六十三「忍耐とは、肉体的な小心と道徳的勇気の混じり合いである」[ラリアー](2012/02/26 08:56)
[76] 東方天晶花 巻の六十四「神の存在を立証しようとするあらゆる試みは、すでに神に対する冒涜である」[ラリアー](2012/02/26 08:57)
[77] 東方天晶花 巻の六十五「行動はいつも幸せをもたらすものではないが、行動なくしては幸せはない」[ラリアー](2012/03/03 12:21)
[78] 幻想郷うろ覚え童話「モモタロウ」[ラリアー](2010/05/08 00:56)
[79] 東方天晶花 巻の六十六「運命は我々の行為の半分を支配し、他の半分を我々自身にゆだねる」[ラリアー](2012/03/03 12:25)
[80] 東方天晶花 巻の六十七「王国を統治するよりも、家庭内を治めることのほうが難しい」[ラリアー](2010/05/20 10:28)
[81] 東方天晶花 巻の六十八「常識の有無は教育の有無とは関係ない」[ラリアー](2010/05/27 01:01)
[82] 東方天晶花 巻の六十九「不正の存在を前にして黙する人は、実は不在の共犯者にほかならない」[ラリアー](2010/06/02 00:17)
[83] 東方天晶花 巻の七十「馬は死ぬ前に売ってしまうことだ。人生のコツは、損失を次の人に回すこと」[ラリアー](2012/03/15 18:46)
[84] 東方天晶花 巻の七十一「人間は自分の知っていることなら半分は信じるが、聞いたことは何も信じない」[ラリアー](2013/05/12 23:50)
[85] 東方天晶花 巻の七十二「友人の失敗には目をつぶれ、だが悪口には目をつぶるな」[ラリアー](2012/03/15 18:47)
[86] 東方天晶花 巻の七十三「今が最悪の状態と言える間は、まだ最悪の状態ではない」[ラリアー](2012/03/26 23:52)
[87] 東方天晶花 巻の七十四「学校での成績がよいからといって、社会で認められるとは限らない」[ラリアー](2010/07/07 00:16)
[88] 東方天晶花 巻の七十五「神はあらゆる人間のうちに住むが、すべての人間は神のうちに住まず」[ラリアー](2010/07/21 10:29)
[89] 東方天晶花 巻の七十六「苦しんで強くなることがいかに崇高なことであるかを知れ」[ラリアー](2012/03/26 23:53)
[90] 東方天晶花 巻の七十六点五「家庭はどこで始まるか? 若い男と若い娘が恋愛に陥ることから始まる」[ラリアー](2010/07/28 01:23)
[91] 東方天晶花 巻の七十七「長いこと考え込んでいるものが、いつも最善のものを選ぶわけではない」[ラリアー](2010/08/04 00:06)
[92] 東方天晶花 巻の七十八「男に惚れられるような男でなければ、女には惚れられない」[ラリアー](2012/04/10 09:56)
[93] 東方天晶花 巻の七十九「二人の女を和合させるより、むしろ全西欧を和合させる事の方が容易であろう」[ラリアー](2010/08/25 00:02)
[94] 東方天晶花 巻の八十「友情は瞬間が咲かせる花であり、そして時間が実らせる果実である」[ラリアー](2010/09/07 22:54)
[95] 東方天晶花 巻の八十一「文学は商売と芸術が半々であるとき最も栄える」[ラリアー](2010/09/08 00:07)
[96] 東方天晶花 巻の八十一点五「さすらいと変化を愛するものは生ある者である」[ラリアー](2010/09/13 00:07)
[97] 東方天晶花 巻の八十二「絶望とは、闘う理由を知らずに、しかもまさに闘わねばならないということだ」[ラリアー](2010/09/27 01:22)
[98] 東方天晶花 巻の八十三「真の勇気というものは、極端な臆病と無鉄砲との中間にある」[ラリアー](2010/09/27 01:23)
[99] 東方天晶花 巻の八十四「今日は堂々と勇ましく、そして明日は墓の中」[ラリアー](2012/04/15 23:09)
[100] 東方天晶花 巻の八十五「賽は投げられた」[ラリアー](2012/04/23 22:15)
[101] 巻の転「むかし むかし」~the end of fantasy~[ラリアー](2010/10/20 23:50)
[102] 東方天晶花 巻の八十六「未知になるって言うのは、死んじゃうのと同意義なのさ」[ラリアー](2010/10/30 18:11)
[103] 東方天晶花 巻の八十七「宴には上等の酒と上等の肴があれば充分よ」[ラリアー](2012/04/23 22:24)
[104] 東方天晶花 巻の八十八「幻想郷は、宴会も自由だなぁ」[ラリアー](2010/11/06 11:22)
[105] 東方天晶花 巻の八十九「溜まったツケを払わないと、新しい事は始められないでしょ?」[ラリアー](2010/11/13 00:39)
[106] 東方天晶花 巻の九十「世間から必要とされない音楽はこうやって消えていくのね~」[ラリアー](2010/11/20 00:02)
[107] 東方天晶花 巻の九十一「この幸せ者共め! お代は聞いてのお帰りだよっ!!」[ラリアー](2010/12/02 00:44)
[108] 東方天晶花 巻の九十二「他人のペースに合わせて自分を見失ってはダメなの」[ラリアー](2010/12/09 00:03)
[109] 東方天晶花 巻の九十三「人や妖怪と一緒、家にも色んな形があるの」[ラリアー](2010/12/16 10:51)
[110] 東方天晶花 巻の九十四「まるで、巌流島の決闘みたいね」[ラリアー](2010/12/23 00:57)
[111] 東方天晶花 巻の九十五「きっと貴方自身ですら知らない秘密を教えてくれるわよ」[ラリアー](2010/12/30 00:21)
[112] お正月特別変「フタマルイチイチ、ヲトシダマ異変」[ラリアー](2012/05/14 17:48)
[113] 東方天晶花 巻の九十六「正直で結構! あたいも生きてる奴を運ぶほど暇じゃないからね」[ラリアー](2011/01/13 00:03)
[114] 東方天晶花 巻の九十七「半端な智慧は時として、無知よりも罪深き業となります」[ラリアー](2012/05/29 01:47)
[115] 東方天晶花 巻の裏側弐「スキマ妖怪が教えてア・ゲ・ル♪」[ラリアー](2011/01/26 10:35)
[116] 東方天晶花 巻の九十八「やがて辿り着く結果までは、この閻魔にも見通せません」[ラリアー](2011/02/02 00:55)
[117] 東方天晶花 巻の九十九「胸を張れとは言わないけどさ、お礼くらいはちゃんと受け取りなよ」[ラリアー](2011/02/09 00:02)
[118] 東方天晶花 巻の百「譲れないモノがあるなら死んでも守り切りなさい」[ラリアー](2011/02/16 00:20)
[119] 東方天晶花 巻の裏側参「もう一度教えろ! 山田さんっ!!」[ラリアー](2011/02/23 02:18)
[120] 東方天晶花 巻の百一「幻想郷らしく、力尽くで居場所を‘奪って’きます」[ラリアー](2011/03/01 00:02)
[121] 東方天晶花 幕間「誰が為に鐘は鳴る」[ラリアー](2011/03/08 11:09)
[122] 東方天晶花 巻の百二「つまりはいつも通り、一か八かの出たとこ勝負をするワケね」[ラリアー](2011/03/15 01:59)
[123] 東方天晶花 幕間・弐「久遠の空に舞い踊る風花」[ラリアー](2011/03/22 00:01)
[124] 東方天晶花 巻の百三「―――切り札ならありますよ。最低最強、とっておきの一枚がね」[ラリアー](2011/03/29 08:04)
[125] 巻の結「めでたし めでたし」~The fantasy continues~[ラリアー](2011/04/11 23:50)
[126] 東方天晶花 キャラ紹介(第九十五話まで[ラリアー](2012/05/29 01:48)
[127] 天晶花・昔語り①「晶と隙間とお茶会と」[ラリアー](2009/11/26 19:11)
[128] 天晶花・昔語り②「晶と隙間とお袋の味と」[ラリアー](2009/12/17 01:51)
[129] 天晶花・昔語り③「晶と巫女とカラオケと」[ラリアー](2010/08/18 04:29)
[130] 天晶花・昔語り④「早苗と神と悪戯メールと」[ラリアー](2010/11/27 00:04)
[131] 天晶花・未来語りⅠ「次代のユウウツ」[ラリアー](2012/06/04 21:40)
[132] 天晶花・未来語りⅡ「賢人のわりといつも通りな一日」[ラリアー](2012/06/04 21:41)
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[8576] 東方天晶花 巻の十九「上に交わりて諂わず下に交わりて驕らず」
Name: ラリアー◆536635cd ID:9d10842d 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/11/06 15:54

巻の十九「上に交わりて諂わず下に交わりて驕らず」




 吸血鬼からアフタヌーンティーのお誘いを受けた僕らは、紅魔館の裏側へと案内されていた。
 何でもこの館の主は、典型的な吸血鬼らしく日の光が苦手なんだそうだ。
 そのため外でお茶をするためには、日陰に行く必要があるそうなんだけど……ここでその主が注文をつけてきたんだそうな。
 曰く、「陰気臭いところでお茶をするなんて絶対ヤダ」とのこと。
 ……なかなかに無茶を言う妖怪である。それでも条件を満たす場所を見つけたメイドさんは、凄いとしか言いようがない。
 そう言った経緯で出来たお茶会の会場は、当然と言うかなんというか結構な距離がある。
 だからおかげで、紅魔館の庭をゆっくり眺める余裕が出来たと言えば出来たんだけど……。

「ううっ、そりゃ居眠りしていた私も悪かったですけど。忠告よりも前に投擲ってのは乱暴すぎやしませんか、さすがに」

「あーはいそーですねー」

「分かってくれますか、嬉しいですよぉ。パチュリー様もレミリア様も、自業自得だとか言うだけで全然助けてくれないんです」

「あーはいそーですねー」

 シラフなのに酔っ払い状態な門番の相手をさせられているせいで、景色なんて見ていられません。
 一応お客扱いのはずなのに、何故。
 ちなみに門番は、紅魔館の主に職務怠慢を咎めてもらうためついてきているんだそうです。
 客人の前で部下を叱るってどうよとは思いましたが、幽香さんが受け入れたので僕も文句は言いませんでした。
 その際、幽香さんの瞳が怪しく光った気がするのは気のせい。きっと気のせい。

「そうですよね、そうですよねー。いやー、話の分かる妖怪さんですねー」

「いえ、僕は人間です。久遠晶と言います」

「へぇー、そうなんですか。私は紅美鈴、美鈴でいいですよー。よろしくお願いしますね、晶さん」

「よ、よろしく美鈴」

 えらい軽いノリで返されたなぁ。
 門番――美鈴は、先ほどまでリアル黒ヒゲ危機一髪な状況だったにも関わらず、能天気に上司の愚痴を零している。
 現在、彼女の上司が先頭を歩いているのにかかわらず、だ。
 ……凄い人、もとい凄い妖怪だ。やっぱり。

「ところで晶さん、人間なのになんでこんなところにいるんですか? しかもヤバい妖怪を二人も連れて」

「成り行き、としか説明できないけど……ヤバい妖怪って誰の事?」

「……え゛っ!?」

「ほへ?」

 なぜか、何気なく返したはずの言葉で驚かれてしまった。
 ナイフが突き刺さった時でさえ、何だかんだで落ち着いていた彼女が驚くとは。
 ……僕、何か変な事言ったかな?

「えーっと晶さん。聞いていいですか?」

「答えにくい事でなければ……」

「そこの鴉天狗について、どう思っています?」

「射命丸さんは誠実で親切な妖怪だと思ってるよ。色々面倒も見てもらってるし、頼れるお姉さんって感じかな」

「……フラワーマスターは?」

「幽香さんはちょっと厳しいところもあるけど、優しい妖怪だよね。尊敬してるよ」

「うぇぇぇええええええええええっ!?」

 うええってなんだよ、うえええって。
 自分で聞いておきながら、彼女はありえない叫び声を上げて後ずさる。何とも失礼な話だ。
 しかも美鈴はさらに、先頭のメイドさんの肩を揺さぶりながら僕を指さしてくるし。
 失礼の極みだ。これは訴えても許されるレベルじゃないか。

「さ、さささ、咲夜さん! あの人、あの人おかしいですよ!!」

「私もそう思うけど、お客様に失礼でしょう美鈴。少し落ち着きなさい」

「ぎゃふんっ!?」

 まぁ、当然の結果として美鈴はナイフの餌食になった。
 けど「私もそう思う」ってメイドさん……さりげなく酷いですよ。

「門番が失礼しました。礼儀のなっていない輩で……後で躾けておきます」

「あ、いえ、別に気にしていません。大丈夫です」

 と言うより、ナイフが刺さった時点で制裁は終わったと思っていたのですが。
 この上まだ何かするのでしょうか。
 紅魔館恐るべし。でも、身内に対してその恐ろしさを発揮するのは正直どうよ?
 美鈴も怯えてるよ? 半分以上自業自得だけどさ。

「そうね、躾はペットの教育に必要な事だから、十分気をつけなさい」

「その忠告は素直に受け取っておくわ。是非とも貴方には効率的な躾の仕方を教えてもらいたいものよ、フラワーマスター」

「ふふっ、アレは天然者、凄いでしょう? きっと貴女の主にも素敵で素っ頓狂な評価をしてくれるはずよ」

 メイドさんの言葉から何故かペット談義を始める幽香さん。
 そんな二人の視線は僕に。不思議っ!
 ……ああ、そういやペットって僕の事だったっけ。

「…………そうですね。期待させていただきます」
 
 メイドさんは軽く微笑んで、いつの間にか止まっていた歩みを再開させた。
 知ってますか? そういうのを、世間一般では無茶な前フリと言うんですよ?
 自分に良く分からない期待がさらにかけられたのを感じて、僕は小さくため息を吐いた。
 ああ、やっぱりただのお茶会で済みそうにないなぁ。

「頼りになるお姉さんですか。あやや、これは困りましたね」

「……う、ううっ、今日はナイフ飛来率が非常に高いです。厄日です」

 ところで、何故か惚けている射命丸さんと庭を真っ赤に染めんとしている美鈴は、ほっといてもいいんでしょうか?







   


「あちらが会場となっております」

「え、あそこ?」

「そうですけど……何か問題が?」

「い、いえ、何も」

 色々言いたい事はあるけど、あの矛盾した条件を満たす方法はこれしかなかったんだろう。
 僕は、思わず出かかった言葉を何とか引っ込める。
 確かに、‘ソレ’は日除けや雨宿りの目的を持って使われる代物だ。
 茶会に相応しい場所に立ててしまえばあっという間に吸血鬼専用の会場が出来上がるのだから、‘ソレ’見つけてきたメイドさんの根性は素直に賞賛するべきだと思う。
 だけど……。

「あれは何です? 鋼の骨で家を組み立て、布で屋根を作るだなんて」

「『スワローテント』というものらしいわ。贔屓にしている道具屋で買ったのよ」

 運動会とかで使うテントの下でアフタヌーンティーって……シュールにもほどがあるだろうに。
 どうやら幻想郷には、簡易テントというものが存在しないらしい。
 いや、テント自体はあるだろうけど、それが外の世界でどう使われているのかまでは知られていないようだ。

「道具屋? ああ、あの魔法の森にある……」

「大きすぎて扱いに困っていたみたいだから、格安で手に入ったわよ。布に書いてある文字が気になりはしたけどね」

「結構掠れてますね。読み取れるのは『小学校』の部分だけでしょうか。……小学校?」

「店主も意味は分かってなかったみたい。色々考察はしていたみたいだけど、興味無かったから覚えてないわ」

 ……あえてツッコミはすまい。
 ここで正直に言葉の意味と使用の意図を説明したら、きっと色んな角が立つ。
 幻想郷に来て磨かれつつある僕の直感が、そう訴えている気がした。
 射命丸さんとメイドさんのズレたやりとりは黙って聞き流そう、幻想郷で常識に囚われていたらやっていけない。
 僕は他の二人に倣い、黙ってメイドさんについていった。
 大した距離はなかったので、あっという間にテントの前に到着する。

「レミリアお嬢様、客人――久遠晶様と付き添い二名を連れてまいりました」

「ご苦労。下がって紅茶の準備を」

「畏まりました」

 メイドさんが移動する事で、テーブルに座った少女の姿が明らかになった。
 レミリア・スカーレット―――紅魔館の主にして『永遠に紅い幼き月』と呼ばれる吸血鬼。
 その容姿は、僕が考えていたよりも遥かに幼く。しかし、僕が考えていた以上の威厳に満ち溢れていた。
 病的なほど白い肌と宝石のような赤い瞳が、人形のような美しい顔立ちの彼女に人ならざる者としての魅力を与えている。
 しかしそれよりも目につくのは、薄い紅色で統一された服の背後から生えている蝙蝠の翼。
 なるほど、何とも分かりやすく吸血鬼しているじゃないか。
 少なくとも、要素ゼロで河童と主張する某N・Kや、何の妖怪かも判別付かない某Y・Kさんよりは親切な外見をしていると思う。
 あ、ごめんなさい幽香さん。何かを察してこちらに笑いかけるのは止めてください。ごめんなさい。

「ようこそ紅魔館へ。私はこの館の主、レミリア・スカーレットだ。突然の招きに応じてくれたお前に、まずは感謝の言葉を送らせてもらおう」

 レミリアさんは、そう言って妖しげに微笑む。
 紅魔館の主に相応しい威厳ある態度に、緩んでいた気分が引き締まった。
 彼女は思っていたよりもずっと、上流階級的な立ち振る舞いをする妖怪だ。
 いつも通りの態度を通せば、それだけで無礼者になってしまう。
 僕は佇まいを直し、招かれた人間に相応しい挨拶を返すことにした。

「こちらこそ、お招き感謝しています。私は外の世界よりこの地に訪れた人間、名を久遠晶と申す者です。以後、お見知り置きを」

「ふふっ、幻想郷で会った人間の中では一番社交的な態度だな。だが、そのように畏まった物言いではせっかくの紅茶の味も分からないだろう? 遠慮せず、お前本来の態度で振舞うと良い」

「自らを不相応な立場に持ち上げる気はありません。招待された身として、畏まる事は当然かと存じ上げます」

「そこに畏怖が混じっていれば、私もお前の態度を是としたろう。しかし恐れも敬いもしない者に畏まられても、私に不快以外の感情は生まれないよ」

「……えっと、一応僕なりに敬意とかそういうのを込めたつもりだったんですが」

「欠片も感じなかったな」

 無礼者ごめんなさい。
 思わず平伏しそうになる気持ちを抑え、苦笑だけをレミリアさんに返しておく。
 素直に謝罪しても、根本的な原因となった部分を理解していなければ誠意ある対応にならないだろう。
 にしても、畏怖も敬意も無いときますか。僕としては、どっちもある程度は入っていると思ってたんだけどなぁ……。

「晶ですものね」

「久遠さんですからね」

 いつのまにか席についていた二人が、ため息交じりに同じような意味合いのセリフを呟いた。
 何それ、僕であるってだけで不敬の理由になるの?
 それからほぼ初対面の美鈴さんや、僕の後ろで「なるほどなるほど」とか言って頷くのは止めてもらえませんか。

「この世界は、「在るがまま」を好む。あらゆる幻想を受け入れるためだな。おかげで、礼儀を弁えん輩が多くて困るよ」

「誰の事かしらねぇ」

「あやや、誰の事でしょうか」

「……猫かぶりの得意な妖怪は多いようだがな。だがそれもまた幻想郷の美しさだよ。無礼者ばかりでも、決して不愉快ではないね」

「この前、魔理沙さんに侵入された時には不愉快だってあぶっ!?」

「心のままに振舞え、それが幻想郷における最大限の礼儀だ。くくっ、簡単だろう?」

「はぁ……そうですね」

 なんだろう、すごい良い事を言っているはずなのにこの違和感。
 射命丸さんに「天狗になっちゃダメですよ」と忠告された時と同じ、お前が言うな的な気持ちが……。
 き、気のせいか。気のせいだね。気のせいという事にしておきますはい。
 だからメイドさん、密かに背後をとるのは止めてください。

「分かればいい。ならばお前も座り――」

「なんだ、まだ始まってなかったの」

「はぐっ!?」

「…………はぐ?」

 今、紅魔館の主らしからぬ鳴き声が聞こえてこなかった?

「ご、ごほん! 気にするな。気のせいだ」

「気のせい? でも……」

「気のせいだって言ってるでしょ! 流しなさいよっ!!」

「は、はひっ!? 分かりました気のせいですゴメンナサイ!」

「……ぷっ、くくっ」

「文、笑うのは二人に失礼よ。ふふふっ」

 そういう幽香さんはいつもより楽しそうですね。
 ここまで来ると、僕も何となく違和感の正体がつかめてくる。
 なるほど、猫かぶってたのは僕らだけじゃ無かったと言う事かぁ。
 ま、まぁ紅魔館の主という立場ある人間――もとい妖怪なら、そういう態度をとってしまうのも当然だよね。
 年齢相応の顔立ちになったレミリアさんを見ながら、僕はそんな事を考える。
 
「―――っ!」

 そしてそれは、しっかり彼女に伝わってしまったようだ。
 説教した手前僕には怒鳴れないのか、悔しそうな彼女は威厳を粉砕する原因となった彼女を睨みつける。
 薄紫の長髪と水晶のような瞳が特徴的な少女は、しかしレミリアさんの殺意ある視線を受けてなお飄々とした態度を崩さない。
 むしろそんな紅魔館の主を観察するように、淡々とした表情で彼女の眼を覗き込んでいた。

「……また、いつものカリスマごっこ?」
 
「カリスマごっこ!? 違うな、私は紅魔館の主として相応しい態度を――」

「その言葉づかい、変よ」

「パチェ、少しは私の話を聞きなさいよ! 今私は、こいつらに舐められないよう威厳をもって」

「はいはい、カリスマカリスマ」

「パーチェー!! もー! いいかげんにしなさいよぉー!!」

 わぁ、かわいー。
 すでにカリスマも威厳もへったくれもない様子の彼女に、出せる感想はこれしかなかった。
 射命丸さんは机に突っ伏して笑うのに夢中で、呼吸出来ているかも怪しそうだ。
 幽香さんも幽香さんで、この世の春と言わんばかりに満面の笑みを浮かべているだけで動こうともしないし。
 何とカオスなお茶会だろう。これが本当に、幻想郷における最大限の礼儀なのか。
 ……幻想郷は、まだまだ不思議で一杯なんだなぁ。

「ねぇ、貴方」

「ほへ?」

 現実逃避していると、カリスマブレイクの原因である少女が話しかけてきた。
 ちなみに、未だ憤ったままの吸血鬼はガン無視だ。

「貴方がレミィの招待した人間?」

「あ、はい。くお」

「名前はいいわ。特別仲良くする気も無いから、イエスかノーで答えて」

「……イエスです」

 流れをぶった切って要点だけを聞き出す少女。
 きっと彼女の辞書には、社交辞令という言葉が存在していないのだろう。
 ……なんかこのノリ、どっかの七色の人形遣いを思い出す。
 あっちはまだ取っ掛かりがあったけど、それでも全体的な雰囲気というか話題の切り出し方が何となく似ているような。

「『七曜の魔法使い』パチュリー・ノーレッジ。紅魔館の大図書館を管理する貴女が、なぜこんなところに?」

 射命丸さんの言葉で疑問が氷解した。
 なるほど似ているわけだ。彼女も魔法使いだったんだ。
 ……合理的で科学者気質な行動をとるのは、やっぱ魔法使い特有の傾向なのか。

「説明的ね、鴉天狗。いつからそんな親切になったのかしら」

「あ、あやや……」

「どう考えても影響はあの子でしょうね、ふふっ」

「……ふぅん」

 パチュリーさんが、こちらを探るように見つめ回してきた。
 彼女の、まるで心の奥底まで覗くような視線に何となく恥ずかしくなって一歩下がる。
 ……そういえば、主賓なのに僕だけ座らせてもらってないぞ。
 他二人の要領がいいだけなんだろうけど、何だか少し切なくなった。

「ま、そこらへんの事も試してみれば分かるわね」

「―――――はい?」

「まずは様子見。コレぐらい避けなさいよ?」

 

 ―――――――火符「アグニシャイン」



 一瞬で、僕の視界全てが赤色に染まる。
 理不尽な展開に疑問符をつける間も与えられないまま、巨大な炎が僕を包み込むのだった。
 
 




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