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No.8576の一覧
[0] 東方天晶花 (東方project+オリ主)【完結+未来語りⅡ追加】[ラリアー](2011/04/19 08:33)
[1] 巻の起「はじまり はじまり」 ~Welcome the beginner of the fantasy~[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[2] 東方天晶花 巻の一「百聞は一見に如かず」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[3] 東方天晶花 巻の零点五「口は災いの元」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[4] 東方天晶花 巻の二「女心と秋の空」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[5] 東方天晶花 巻の三「人の振り見て我が振り直せ」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[6] 東方天晶花 巻の四「袖振り合うも多生の縁」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[7] 東方天晶花 巻の五「芸は身を助く」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[8] 東方天晶花 巻の五点五「知らぬが仏」[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[9] 東方天晶花 巻の六「帯に短し襷に長し」[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[10] 東方天晶花 巻の七「暗がりに鬼を繋ぐ」[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[11] 東方天晶花 巻の八「鬼が出るか蛇が出るか」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[12] 東方天晶花 巻の九「親しき仲にも礼儀あり」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[13] 東方天晶花 巻の十「身から出た錆」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[14] 東方天晶花 巻の十点五「親の心子知らず」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[15] 東方天晶花 巻の十一 「縁は異なもの味なもの」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[16] 東方天晶花 巻の十二「玉磨かざれば器を成さず」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[17] 東方天晶花 巻の十三「藪を突突いて蛇を出す」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[18] 東方天晶花 巻の十四「精神一到何事か成らざらん」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[19] 東方天晶花 巻の十五「竹馬の友」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[20] 東方天晶花 巻の十五点五「呉越同舟」[ラリアー](2012/01/16 10:42)
[21] 東方天晶花 巻の十六「鷺を烏」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[22] 東方天晶花 巻の十七「無用の用」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[23] 東方天晶花 巻の十八「羹に懲りて膾を吹く」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[24] 東方天晶花 巻の十九「上に交わりて諂わず下に交わりて驕らず」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[25] 東方天晶花 巻の二十「用心は勇気の大半なり」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[26] 東方天晶花 巻の二十一「烏に反哺の孝あり」[ラリアー](2012/01/30 18:40)
[27] 東方天晶花 巻の二十二「子は三界の首枷」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[28] 東方天晶花 巻の二十三「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」[ラリアー](2012/01/16 10:47)
[29] 東方天晶花 巻の二十三点五「画竜点睛」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[30] 東方天晶花 巻の二十四「情けは人の為ならず」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[31] 東方天晶花 巻の二十五「コチョウノユメ」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[32] 巻の承「それから それから」 ~The world of extending fantasy~[ラリアー](2009/11/21 02:27)
[33] 東方天晶花 巻の二十六「その日その日が一年中の最善の日である」[ラリアー](2009/11/06 15:56)
[34] 東方天晶花 巻の二十七「真の友愛においては、 私は友を自分のほうにひきつけるよりもむしろ自分を友に与える」[ラリアー](2009/11/06 15:56)
[35] 東方天晶花 巻の二十八「青春は短い。宝石の如くにしてそれを惜しめ」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[36] 東方天晶花 巻の二十九「時というものは、 それぞれの人間によって、 それぞれの速さで走るもの」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[37] 東方天晶花 巻の三十「不幸な人間は、いつも自分が不幸であるということを自慢しているものです」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[38] 東方天晶花 巻の三十一「食卓は、最初の間は人々が決して退屈することのない唯一の場所である」[ラリアー](2012/01/30 18:41)
[39] 東方天晶花 巻の三十二「軽信は大人の弱点であるが、子供にとっては力である」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[40] 東方天晶花 巻の三十三「怒りは他人にとって有害であるが、憤怒にかられている当人にとってはもっと有害である」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[41] 東方天晶花 巻の三十四「進歩とは、価値の置換によって生ずる錯覚にほかならない」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[42] 東方天晶花 巻の三十四点五「雨は一人だけに降り注ぐわけではない」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[43] 東方天晶花 巻の三十五「主よ、助けてくれとは申しません。私の邪魔をしないで下さい」[ラリアー](2015/01/19 22:38)
[44] 東方天晶花 巻の三十六「命と引き換えに金を欲しがるのは強盗であるが、女はその両方とも欲しがる」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[45] 東方天晶花 巻の三十七「苦痛には限度があるが、恐怖には限度がない」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[46] 東方天晶花 巻の三十八「成功する人は錐のように、ある一点に向かって働く」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[47] 東方天晶花 巻の裏側「教えろ! 山田さんっ!!」[ラリアー](2009/11/06 15:59)
[48] 東方天晶花 巻の三十九「事を行うに当って、いつ始めよう等と考えている時には、既に遅れをとっているのだ」[ラリアー](2009/11/06 15:59)
[49] 東方天晶花 巻の四十「善良な性格は法律よりもさらに信頼ができる」[ラリアー](2013/05/27 22:17)
[50] 東方天晶花 巻の四十一「人間が幸福であるために避けることのできない条件は勤労である」[ラリアー](2012/02/06 13:03)
[51] 東方天晶花 巻の四十二「良い判断は無分別な親切に勝る」[ラリアー](2013/05/27 22:20)
[52] 東方天晶花 巻の四十三「病気は千もあるが、健康は一つしかない」[ラリアー](2009/11/16 01:55)
[53] 東方天晶花 巻の四十四「この瞳を、どうしてにごしてよいものか」[ラリアー](2009/11/21 02:31)
[54] 東方天晶花 巻の四十五「公にされることを望む慈善はもう慈善ではない」[ラリアー](2013/06/10 19:50)
[55] 東方天晶花 巻の四十六「報酬への期待を行動のバネとする人にはなるな」[ラリアー](2013/04/22 19:40)
[56] 東方天晶花 巻の四十七「言葉で説教するよりも、あなたの生き方そのものがより良い説教となろう」[ラリアー](2013/05/06 23:58)
[57] 東方天晶花 巻の四十八「真実には特定の時などない。真実はどんな時代にも真実である」[ラリアー](2012/02/06 13:06)
[58] 東方天晶花 巻の四十九「正義は永遠の太陽である。世界はその到達を遅れさせることはできない」[ラリアー](2012/02/06 13:07)
[59] 東方天晶花 巻の五十「希望に満ちて旅行することは、目的地にたどり着くことより良いことである」[ラリアー](2010/01/07 20:28)
[60] 東方天晶花 巻の五十一「人間の真の性格は、彼の娯楽によって知られる」[ラリアー](2010/01/14 13:33)
[61] 東方天晶花 巻の五十二「恋愛は人を強くすると同時に弱くする。友情は人を強くするばかりである」[ラリアー](2013/05/06 23:58)
[62] 東方天晶花 巻の五十二点五「不思議なものは多い。しかし人間ほど不思議なものはない」[ラリアー](2010/01/24 18:04)
[63] 東方天晶花 巻の五十三「最強者の理屈が、いつも最も良いとされる」[ラリアー](2013/06/10 19:50)
[64] 東方天晶花 巻の五十四「怒りの結果は、怒りの原因よりはるかに重大である」[ラリアー](2010/02/07 06:05)
[65] 東方天晶花 巻の五十四点五「自負は常に他人の感嘆によって強化される」[ラリアー](2010/02/14 09:54)
[66] 東方天晶花 巻の五十五「友情は最初、残酷なほど明確にものを見る」[ラリアー](2012/02/18 15:06)
[67] 東方天晶花 巻の五十六「至上の処世術は、妥協することなく適応することである」[ラリアー](2010/02/24 21:21)
[68] 東方天晶花 巻の五十七「あまり道徳的になるな。自分を欺いて人生を台無しにしてしまう」[ラリアー](2010/03/03 17:18)
[69] 東方天晶花 巻の五十八「慣習とは反対の道を行け。そうすれば常に物事はうまくいく」[ラリアー](2010/03/10 21:29)
[70] 東方天晶花 巻の五十九「自尊心は美徳ではないとしても、それは多くの美徳の両親である」[ラリアー](2010/03/30 01:45)
[71] 東方天晶花 巻の五十九点五「まず事実をつかめ。それから思うままに曲解せよ」[ラリアー](2010/03/23 17:54)
[72] 東方天晶花 巻の六十「活動的な馬鹿より恐ろしいものはない」[ラリアー](2010/03/30 01:46)
[73] 東方天晶花 巻の六十一「行動するためには、いかに多くの事に無知でなければならぬ事か」[ラリアー](2012/02/26 08:32)
[74] 東方天晶花 巻の六十二「勇敢な行為は、決して勝利を欲しない」[ラリアー](2010/04/20 00:01)
[75] 東方天晶花 巻の六十三「忍耐とは、肉体的な小心と道徳的勇気の混じり合いである」[ラリアー](2012/02/26 08:56)
[76] 東方天晶花 巻の六十四「神の存在を立証しようとするあらゆる試みは、すでに神に対する冒涜である」[ラリアー](2012/02/26 08:57)
[77] 東方天晶花 巻の六十五「行動はいつも幸せをもたらすものではないが、行動なくしては幸せはない」[ラリアー](2012/03/03 12:21)
[78] 幻想郷うろ覚え童話「モモタロウ」[ラリアー](2010/05/08 00:56)
[79] 東方天晶花 巻の六十六「運命は我々の行為の半分を支配し、他の半分を我々自身にゆだねる」[ラリアー](2012/03/03 12:25)
[80] 東方天晶花 巻の六十七「王国を統治するよりも、家庭内を治めることのほうが難しい」[ラリアー](2010/05/20 10:28)
[81] 東方天晶花 巻の六十八「常識の有無は教育の有無とは関係ない」[ラリアー](2010/05/27 01:01)
[82] 東方天晶花 巻の六十九「不正の存在を前にして黙する人は、実は不在の共犯者にほかならない」[ラリアー](2010/06/02 00:17)
[83] 東方天晶花 巻の七十「馬は死ぬ前に売ってしまうことだ。人生のコツは、損失を次の人に回すこと」[ラリアー](2012/03/15 18:46)
[84] 東方天晶花 巻の七十一「人間は自分の知っていることなら半分は信じるが、聞いたことは何も信じない」[ラリアー](2013/05/12 23:50)
[85] 東方天晶花 巻の七十二「友人の失敗には目をつぶれ、だが悪口には目をつぶるな」[ラリアー](2012/03/15 18:47)
[86] 東方天晶花 巻の七十三「今が最悪の状態と言える間は、まだ最悪の状態ではない」[ラリアー](2012/03/26 23:52)
[87] 東方天晶花 巻の七十四「学校での成績がよいからといって、社会で認められるとは限らない」[ラリアー](2010/07/07 00:16)
[88] 東方天晶花 巻の七十五「神はあらゆる人間のうちに住むが、すべての人間は神のうちに住まず」[ラリアー](2010/07/21 10:29)
[89] 東方天晶花 巻の七十六「苦しんで強くなることがいかに崇高なことであるかを知れ」[ラリアー](2012/03/26 23:53)
[90] 東方天晶花 巻の七十六点五「家庭はどこで始まるか? 若い男と若い娘が恋愛に陥ることから始まる」[ラリアー](2010/07/28 01:23)
[91] 東方天晶花 巻の七十七「長いこと考え込んでいるものが、いつも最善のものを選ぶわけではない」[ラリアー](2010/08/04 00:06)
[92] 東方天晶花 巻の七十八「男に惚れられるような男でなければ、女には惚れられない」[ラリアー](2012/04/10 09:56)
[93] 東方天晶花 巻の七十九「二人の女を和合させるより、むしろ全西欧を和合させる事の方が容易であろう」[ラリアー](2010/08/25 00:02)
[94] 東方天晶花 巻の八十「友情は瞬間が咲かせる花であり、そして時間が実らせる果実である」[ラリアー](2010/09/07 22:54)
[95] 東方天晶花 巻の八十一「文学は商売と芸術が半々であるとき最も栄える」[ラリアー](2010/09/08 00:07)
[96] 東方天晶花 巻の八十一点五「さすらいと変化を愛するものは生ある者である」[ラリアー](2010/09/13 00:07)
[97] 東方天晶花 巻の八十二「絶望とは、闘う理由を知らずに、しかもまさに闘わねばならないということだ」[ラリアー](2010/09/27 01:22)
[98] 東方天晶花 巻の八十三「真の勇気というものは、極端な臆病と無鉄砲との中間にある」[ラリアー](2010/09/27 01:23)
[99] 東方天晶花 巻の八十四「今日は堂々と勇ましく、そして明日は墓の中」[ラリアー](2012/04/15 23:09)
[100] 東方天晶花 巻の八十五「賽は投げられた」[ラリアー](2012/04/23 22:15)
[101] 巻の転「むかし むかし」~the end of fantasy~[ラリアー](2010/10/20 23:50)
[102] 東方天晶花 巻の八十六「未知になるって言うのは、死んじゃうのと同意義なのさ」[ラリアー](2010/10/30 18:11)
[103] 東方天晶花 巻の八十七「宴には上等の酒と上等の肴があれば充分よ」[ラリアー](2012/04/23 22:24)
[104] 東方天晶花 巻の八十八「幻想郷は、宴会も自由だなぁ」[ラリアー](2010/11/06 11:22)
[105] 東方天晶花 巻の八十九「溜まったツケを払わないと、新しい事は始められないでしょ?」[ラリアー](2010/11/13 00:39)
[106] 東方天晶花 巻の九十「世間から必要とされない音楽はこうやって消えていくのね~」[ラリアー](2010/11/20 00:02)
[107] 東方天晶花 巻の九十一「この幸せ者共め! お代は聞いてのお帰りだよっ!!」[ラリアー](2010/12/02 00:44)
[108] 東方天晶花 巻の九十二「他人のペースに合わせて自分を見失ってはダメなの」[ラリアー](2010/12/09 00:03)
[109] 東方天晶花 巻の九十三「人や妖怪と一緒、家にも色んな形があるの」[ラリアー](2010/12/16 10:51)
[110] 東方天晶花 巻の九十四「まるで、巌流島の決闘みたいね」[ラリアー](2010/12/23 00:57)
[111] 東方天晶花 巻の九十五「きっと貴方自身ですら知らない秘密を教えてくれるわよ」[ラリアー](2010/12/30 00:21)
[112] お正月特別変「フタマルイチイチ、ヲトシダマ異変」[ラリアー](2012/05/14 17:48)
[113] 東方天晶花 巻の九十六「正直で結構! あたいも生きてる奴を運ぶほど暇じゃないからね」[ラリアー](2011/01/13 00:03)
[114] 東方天晶花 巻の九十七「半端な智慧は時として、無知よりも罪深き業となります」[ラリアー](2012/05/29 01:47)
[115] 東方天晶花 巻の裏側弐「スキマ妖怪が教えてア・ゲ・ル♪」[ラリアー](2011/01/26 10:35)
[116] 東方天晶花 巻の九十八「やがて辿り着く結果までは、この閻魔にも見通せません」[ラリアー](2011/02/02 00:55)
[117] 東方天晶花 巻の九十九「胸を張れとは言わないけどさ、お礼くらいはちゃんと受け取りなよ」[ラリアー](2011/02/09 00:02)
[118] 東方天晶花 巻の百「譲れないモノがあるなら死んでも守り切りなさい」[ラリアー](2011/02/16 00:20)
[119] 東方天晶花 巻の裏側参「もう一度教えろ! 山田さんっ!!」[ラリアー](2011/02/23 02:18)
[120] 東方天晶花 巻の百一「幻想郷らしく、力尽くで居場所を‘奪って’きます」[ラリアー](2011/03/01 00:02)
[121] 東方天晶花 幕間「誰が為に鐘は鳴る」[ラリアー](2011/03/08 11:09)
[122] 東方天晶花 巻の百二「つまりはいつも通り、一か八かの出たとこ勝負をするワケね」[ラリアー](2011/03/15 01:59)
[123] 東方天晶花 幕間・弐「久遠の空に舞い踊る風花」[ラリアー](2011/03/22 00:01)
[124] 東方天晶花 巻の百三「―――切り札ならありますよ。最低最強、とっておきの一枚がね」[ラリアー](2011/03/29 08:04)
[125] 巻の結「めでたし めでたし」~The fantasy continues~[ラリアー](2011/04/11 23:50)
[126] 東方天晶花 キャラ紹介(第九十五話まで[ラリアー](2012/05/29 01:48)
[127] 天晶花・昔語り①「晶と隙間とお茶会と」[ラリアー](2009/11/26 19:11)
[128] 天晶花・昔語り②「晶と隙間とお袋の味と」[ラリアー](2009/12/17 01:51)
[129] 天晶花・昔語り③「晶と巫女とカラオケと」[ラリアー](2010/08/18 04:29)
[130] 天晶花・昔語り④「早苗と神と悪戯メールと」[ラリアー](2010/11/27 00:04)
[131] 天晶花・未来語りⅠ「次代のユウウツ」[ラリアー](2012/06/04 21:40)
[132] 天晶花・未来語りⅡ「賢人のわりといつも通りな一日」[ラリアー](2012/06/04 21:41)
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[8576] 東方天晶花 巻の十四「精神一到何事か成らざらん」
Name: ラリアー◆536635cd ID:9d10842d 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/11/06 15:54

巻の十四「精神一到何事か成らざらん」




 キリキリ、キリキリと頭の中で歯車が廻る。
 幻想を具現化するための強固なイメージ。巨大な幻の機械が生み出す、確固たる力。
 その源となる歯車が、大きな音を立てて廻り続けている。
 ギリギリ、ギリギリと歯車が異音を鳴らす。
 力を使えば使うほど、幻想が強くなれば強くなるほど。
 噛み合わなくなる。歯車の廻る速度に、繋がれた機械が追いつかない。
 キリキリ、ギリギリ、キリキリ、ギリギリ。
 歯車は止まらない。
 廻れば廻るほど、違和感が強くなっていく。
 それが何を意味するのか。今の僕には、何も分からなかった。









 意識を失っていたのは、ほんの数分だったようだ。
 視界が開けていく。身体の節々が痛い。
 ……直撃を避けられたのは、本当に偶然だった。
 氷翼の速さが無ければ、咄嗟の動きだけでは回避しきれなかっただろう。
 それでも、余波には巻き込まれてしまったようだけど。
 目の前の惨状を見れば、それがどれほど軽い被害だったのかがよく分かる。
 えぐれた地面は、あまりの高熱に変質しかかっている。
 空気は焦げ、風景を歪めて映している。
 それどころか、世界が丸ごとひっくり返ったみたいにナナメに――――
 そこまで把握して、僕はようやく自分が倒れているのだと気づいた。
 体が動かない。立ち上がろうとする気力すら湧かない。

「……ここまで、かしらね」

 陽炎の向こう側に、幽香さんの姿が見える。
 その視線に込められた感情は、落胆。
 僕は、彼女の期待にこたえられなかったのか。

「なんて事を……風見、幽香!!」

 僕と彼女の間に、射命丸さんが立ちふさがった。
 背後から表情を窺う事は出来ないが、明確な怒りが彼女の背中からも伝わってくる。

「あら、いきなり失礼ね。全て同意の上での出来事よ」

「弾幕ごっこにもルールはあります。これは明らかにやり過ぎです!」

 幽香さんの視線が、初めて射命丸さんに向いた。
 剣呑な雰囲気が流れる中、幽香さんは射命丸さんに対し微笑を浮かべる。
 その笑顔には、明確な嘲りの色が含まれていた。

「ヌルいわねぇ鴉天狗。その人間に感化されて、フ抜けたのかしら?」

「なっ!」

「確かに『弾幕ごっこ』には、人と妖怪が対等に戦うためのルールがあるわ。だけど、それは両者の安全を確保したルールではないはずよ」

 彼女の視線が一瞬だけこちらを向く。
 未だ立つことすらできない僕に対して、幽香さんは何かを伝えようとしている。

「結局のところ、人間と妖怪が対等である事など出来ない。貴方も、それはわかっているのでしょう?」

「……ええ、人間は生も短く力も弱い。そんな相手と対等である事は、わたしも難しいと思います。ですが」

「対等であろうとする事は出来る、と?」

「少なくとも、私はそう思っています」

「そうね。私も、貴方ならそう難しい事じゃないと思うわ。力さえ振るわなければ、貴方は人間と同じ位置でいられるでしょうね」

「随分、あっさりと認めるんですね」

「私も似たようなものだからよ。こちらの領分を侵さないなら、相手の背伸びくらい目をつぶってあげられるわ」

 彼女達の認識が、おそらくほとんどの妖怪が持つ人間への見解なんだろう。
 それだけの差が人間と妖怪の間にはある。
 僕もそれは知っている―――知っていたのだと、ずっと思っていた。
 だけど今、僕は認識の甘さを痛感させられている。
 思っていた以上の差が、人と妖怪の間にはあったのだ。

「だけどね。妖怪にとっての’お遊び’が、人間を死に追いやる事はあるのよ。どう気をつけてもね」

「例え「弾幕ごっこ」のルールがあっても……そう、言いたいんですか」

「人は脆いわ。妖怪側の’情け’だけで、対等を気取り続ける事はできない」

「それは……」

「それでもなお、妖怪と対等にありたいと思うのなら……どうするべきだと思う? 晶」

 はっきりと、彼女が僕の名を呼ぶ。
 いつまで倒れた振りをしているんだと、咎めるように。
 ―――ふつふつと、折れかけた心の奥から何かが湧き出してきた。
 自分に対する怒りが、怠けていた心に活を入れる。
 軋む身体を無理やりに動かして、僕は何とか立ち上がった。
 どうするかなんて、決まっているじゃないか。

「強く、なればいい。人間だとか妖怪だとか関係ないくらい、強く!」

 幽香さんが最初に言っていた「知らなきゃいけない事」の意味が、ようやく分かった。
 これからも妖怪と対等に接するというのなら、僕はそう出来る力を手に入れなくちゃいけないんだ。
 いつまでも、『無知な外来人』という理由が通用するはずないんだから。

「久遠さんっ……」

「射命丸さん、下がって。まだ、弾幕ごっこは終わってないから」

「もう止めてください! 立っているだけで精一杯の貴方に、何ができるって言うんですか!」

「だけど倒れていないのなら、決闘は続けられるわ」

「風見幽香っ!」

「どきなさい鴉天狗、これは晶自身の意志よ」

 ここで折れたら、僕はもう今まで通りの自分でいられない。
 なんだかんだと理由をつけて、きっと妖怪を、幻想を避けるようになってしまう。
 それだけは、認められないんだ。
 たとえ死ぬような目にあうのだとしても、夢から目を背ける真似だけはしたくない。

「射命丸さん、お願い」

「久遠、さん」

「ごめん。前に不用意な行動をとらないって約束をしたけど……無理だったみたいだよ」

「…………そんなの、だいぶ前からそうじゃないですか」

「ごめん」

 僕の言葉に、射命丸さんは苦笑する。
 少し泣きそうになっているのは、今は気づかないフリ。
 本当にごめん。後で、山ほど怒っていいから。

「死なないでくださいよ、久遠さん。私はまだ、貴方の記事を全然書けていないんですから」

「うん、頑張ってみる」

「そこはもう少し、力強く答えてくださいって」

 とはいっても、勝ち目がない事には変わりないからね。
 もう氷翼を展開して飛ぶことも難しそうだし。
 あれ? これってリンチフラグ?
 ―――ど、どうしよう。

「そういう小芝居はいいから、さっさとどきなさいって」

「こ、小芝居扱いしないでください! もういっそ私とやりあいますかっ!?」

「うざったいだけだから遠慮しておくわ」

「……喧嘩売ってるなら買うわよ」

「売る気はないからどきなさい」

 射命丸さんが離れた時に、弾幕ごっこが再開される。
 それまでに考えなければいけない。
 でも、何をすれば?
 僕に残された手段なんて、何もないというのに。

「いや、違う」

 気づけば、僕は自分の考えを否定していた。
 何かが、頭の中に引っかかっている。
 そう、何か根本的な部分を思い違いしているような、そんな違和感が。
 ……もう一度、考え直してみよう。
 僕の持つ力は【相手の力を写し取る程度の能力】だ。
 それは、相手の『能力』を覚える力で―――
  

 ガキンと、頭の中で何かが外れる音がした。


 気付いた。僕の「思い違い」に。
 イメージの歯車が別の幻想に繋がる。
 廻る、さらに速く。新しい幻想が、新しいイメージが、固まっていく。

「……っ! …………、………」

「……、……………」

 二人の声が遠くなる。
 意識が、力の顕現に集中しているんだ。
 身体の痛みも、いつのまにか忘れていた。

「………………っ」

 射命丸さんが、最後に幽香さんに何かを告げて離れていく。
 二人の表情から判断するに、さっきの口論の続きだろう。まだ続いてたのか。
 ……そりゃ、明確な実力差があるんだから、彼女らに余裕があるのは当然だと思うけどさ。
 こっちはシリアスに頑張ってるんだから、その緩い遣り取りは勘弁して欲しんですが。
 何か真面目に頑張ってる僕、すごい馬鹿っぽくない?

「さて、それじゃあ続きを始めましょうか」

 あれ? 声が聞こえて……わー!? 集中、集中しないと!!
 車のギア入れ替えみたいに、一度止まったら最初からやり直しとかだったらおしまいだっ。
 集中して……して……えーっと、何をする気なんだったっけ?
 

 ガキンと、頭の中で何かが外れ―――

 
「わー、なしなし! 思い出したからナシ! 今の無しで!!」

「……続けないの?」

「あ、いえ。続けます」

 チクショウ結局台無しかこのヤロウ。
 もーいいさ、どーせ僕にシリアスバトルキャラなんてできませんよ。
 そもそも格好つけられる状況じゃ無いしね!
 迂闊に勿体ぶって、不発に終わったら最高にカッコ悪いからこれでいいですよ、ふんだっ。
 な、泣いてなんかいないもんねっ。

「というわけで、悪あがき一発お見舞いするんで動かないでください!」

「いいわよ」

「ありがとうございますっ!」

 さすがに余裕あるなぁ。幽香さんは。
 けど、その油断が命取りになるのだっ!
 ……いやいや、それはちょっと悪役過ぎない? しかも小悪党系。

「久遠さん。調子が出てきたのはいいんですが、だいぶ情けないです」

「と、とにかく! スペルカード発動!!」

 まさしくその通りな射命丸さんのツッコミをスルーして、三枚目のスペルカードを宣言する。

 ―――「思い違い」の正体は、幽香さんとの弾幕ごっこの中にあった。

 それまで僕は、己の能力を「相手の能力をコピーする」ものだと思っていた。
 幻想郷で出会った妖怪達の全てが、能力を基点に弾幕を行使していたためだろう。
 だから、気付かなかった。


 僕が写し取るモノは、能力ではなく‘力‘なのだと言う事に。


 突き出した両手の先に、光が集束する。
 この弾幕ごっこで、唯一三つの条件を満たした’力’。

「あ、あれはっ!?」

「いっくぞぉぉぉおおおおおおお!」
 
 

 ―――――――転写「マスタースパーク」



 両の手から放たれる光の奔流。
 これが、僕の能力のもう一つの使い方だ。
 名前を知り、技を知り、概念を知ったスペルカードを自分のものとする。
 能力の模倣は【スキルコピー】、スペルカードの転写は【スペルコピー】と名付けておけば分かりやすいだろう。

「……彼の力は、スペルカードのコピーまで可能なんですか」

 射命丸さんが驚愕している。
 当然だ。僕自身ですら、こんな能力の使い方があったなんて知らなかったんだから。
 驚かなかったのは、たった一人だけ。

「遅かったわね。もう少しで、この決闘に飽きてしまうところだったわよ」

 この場でただ一人、能力の詳細を’知らない’妖怪。
 だからこそ、僕より先にもう一つの使い方に気づいていた女性。
  
 

 ―――――――起源「マスタースパーク」



 幽香さんが、二枚目のスペルカード使用を宣言する。

「……何となく、そんな気はしてたんです」

「あら、何がかしら?」

 激突する二つの光。
 そうなると不利になるのは、やはり模倣である僕のスペルカード。
 少しずつだけど、ゆっくりと僕のマスタースパークは彼女のマスタースパークに呑まれ始めた。

「幽香さんは、最初からこういう展開に持ち込むつもりだったんでしょう? だから、あんな弄るような戦い方をしていたんですよね」

「ふふふっ、勉強になったでしょう?」

「はい。それはもう、色んな事を教わりました」

 先に発動した優勢は、とっくにひっくり返っている。
 これが地力の違い。人間と妖怪の間にある、埋めきれない実力の差。
 一度は絶望しかけた。対等でいられない大きな理由。
 だけど、今なら分かる。
 この差は、ここが幻想郷だとしても――ここが幻想郷だからこそ、決して覆せないものじゃ、ないんだ!
 
「感謝してます。だからこそ礼として、貴方の期待に応えてみせますよ! 幽香さん!!」

「嬉しい事を言ってくれるじゃない。いったい、何を見せてくれるというのかしら?」

「――――人間の、底力ってヤツですよ」

 廻る、幻想の歯車が。
 今までよりずっと速く、噛み違える事も無く。
 新しい力が、構築されていく。
 
「四枚目、発動します!」
 
 

 ―――――――幻想「フリーズ・ワイバーン」



 放たれる光の奔流が、変化していく。
 青い光が僕の放った光を上書きし、幽香さんのマスタースパークと拮抗した。
 予想した通りだ。どうやら【スペルコピー】で覚えた技も、他の力と組み合わせる事が出来るようである。
 これは【冷気を操る程度の能力】を加えた、氷属性のマスタースパーク。
 氷翼の時に学んだ『複合技』の特性を生かし通常以上の威力を出す事に成功した、現時点で最高の威力を持つスペルカードなのだ。
 ……だけどこの技には、思わぬ誤算が二つあった。
 この「フリーズ・ワイバーン」を使うと、凄く疲れるという点がまず一つ。
 歯を食いしばってないと気絶しそうなんですが、いくらなんでも代償大きすぎやしませんか。
 そしてもう一つが。

「それで、これからどう逆転するというの?」

「あ、あははははー」

 ……今の僕が出せる最高威力の必殺技が、幽香さんのマスタースパークと互角でしかなかったという点だ。
 相手が本気でないから、いろいろプラス要素マイナス要素合わせて何とか勝てると踏んだんですが。
 これがあれか、獲らぬ狸の皮算用というヤツか。

「……どうしよう」

「ど、どうしていちいちオチをつけるんですか! 貴方は!!」

「好きで落としたワケじゃないやいっ!」

 いや本当にどうしよう、コレ。
 少なくとも持久戦に持ち込んだら負ける。確実に負ける。むしろ勝てる要素がない。

「何かないんですか! 作戦とか、策とか!」

「無いですっ! 何も仕込んでません!!」

「あれだけやられたい放題されたんですから、そんな大技使う前に小細工ぐらいしておいてくださいよぉ」

「そ、それは違うよ、射命丸さん!」

 そう、違うんだ。
 最初は僕も、勝つために色々と小細工を画策していたけど。
 そもそも最初に幽香さんが言ってじゃないか。
 この決闘には、勝って得られる損得なんてないんだって。

「戦いには、策を弄するべき戦いと、策を弄しちゃいけない戦いがあるんだ。そしてこの決闘は―――後者なんだよ」

「あら、言うじゃないの」

「……かっこつけるなら、せめてちょっとくらいは勝ち目を見せてください」

「……頑張りますっ!」

 ですよねー。
 ううっ、こうなったら、倒れるまで力を注いでやる!
 どうせこのスペルカードが破られたら、もう打つ手はなくなるんだ。

「はぁぁぁぁぁああああああああああああっ!!!」

 力を注ぎこみ続ける。
 少しずつ、青い光が勢いを強くしていく。
 いつのまにか、両腕が凍っていた。
 あまりに強すぎる冷気の光が、余波で周囲を凍結させているのだ。
 凍っていく。大地が、花が、空気が。
 威力が強まると共に視界が狭まり、意識が遠のいていく。
 また、何かが凍る。
 もうそれを確認する余力も無いけど、二人の驚愕だけは伝わってきた。
 よし、ここで一気に押し切る!!

「これで、ラストぉ!!」

 全力で意思をつぎ込むと、青い光がさらに肥大化する。
 同時に、一気に意識が闇に沈んでいく。
 ……どうやら、僕の意地が生み出した結果を見る事は出来ないようだ。
 だけど、最後の最後で一矢報いる事は出来たかな?
 すでに何も確認できなくなった目を閉じて、僕はゆっくりと倒れていった。










 そんな僕が、あの時点で互いのスペルカードが一枚ずつになっていた事に気づいたのは、目を覚ました後の話だった。
 そういえばスペルカードって、相手が使い切っても勝ちになるんだったよね。
 なら、とりあえずあそこで仕切り直して戦っていたら結末は変わったんじゃ……。
 い、いや、あの時は正面から戦う事に意義があったんだから、ほら、えーっと、特に問題はないけど問題じゃん、それは。
 それに、身体の方もだいぶギリギリだったはずだし! 普通にそこそこ動けてたけど! たぶん!!
 ……ううっ、結局最後も締まらないオチになるんだよなぁ、僕って。
 
 
 


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