巻の裏側弐「スキマ妖怪が教えてア・ゲ・ル♪」 ※前回同様、ネタ発言とメタ発言に溢れたエセQ&Aコーナーです。 タイトルですでにイヤな予感がした人や、設定とか特に気にしない方はスルーしてください。 タイガー道場、でピンときた方はそのノリでお願いします。スキマ「三千世界の彼方からこんばんわ、皆のスキマおねえさんよ」腋巫女「いえいっ! 疑問に何でも答えちゃいます、アシスタントの腋巫女ですっ!!」スキマ「もう、腋巫女ちゃんってば今までのカマトトっぷりが信じられないくらいのヤル気ね♪」腋巫女「カマトト言うな。正直今だってワケは分かんないわよ。でも、否定するだけじゃ話は進まないでしょう? なら私に出来る事をやるだけよ」スキマ「(報酬にステーキを用意しただけでこの張り切り様……涙が出てくるわね)」腋巫女「で、今回はどんな質問が来てるの? ちゃきちゃき終わらせましょう」スキマ「はいはい。今回は前回明らかになった「晶君の本当の能力」に関係した質問がほとんどよ。まぁ当然の結果ね」腋巫女「今、「質問全然来なかったらどうしようと内心ガチ焦りしてました」って神託が下ったわ」スキマ「邪神よ、外宇宙のさらなる向こう側に還って貰いなさい」 Q:○○の能力を作れば、空を飛べるようになりませんか?腋巫女「色んな人から色んな形で突っ込まれていたわね。実際の所はどうなのよ」スキマ「可能よ。と言うか、ほぼ万能に近い能力だから大概の能力は作れると思ってちょうだい」腋巫女「ふ~ん」スキマ「だけどまぁ……作らないでしょうね。本人の性格上、過度に力を持つ事はしないでしょうから」腋巫女「どうしてそんな面倒な性格になったのかしらね」スキマ「ふふ、さぁね。誰かが妙な入れ知恵でもしたんじゃないかしら」腋巫女「……事情を知らない私でも分かるフリは止めなさいよ。面倒だから突っ込まないけど」スキマ「あら残念。なら、次の質問ね」 Q:飛行に関しては、『浮いた状態で移動するための能力』を想像すれば、『浮く能力』と組み合わせて飛行できるんじゃないでしょうか?腋巫女「……これ、さっき答えたじゃない」スキマ「いえ、少し違うのよ。結論から言うとこれは「現状これだけは絶対に使えない」手立てなの。彼の能力の性質上ね」腋巫女「どういう事?」スキマ「晶君には、すでに『氷翼』と言う同じ目的で使用する技能があるわ。だから「『無』を『有』にする程度の能力」で同様の能力を作る事は出来ないのよ」腋巫女「無いモノじゃないから作れないって事? ……屁理屈でどうにでもなりそうだけど?」スキマ「少なくとも、自分を納得できる理屈で無ければ難しいでしょうね。自分基準の能力ってそういう所が面倒なのよ。嘘や出まかせが通じないから」腋巫女「ま、私には関係ないからどうでもいいわ」スキマ「……何にでも答えるんじゃなかったのかしら。あんまり手を抜くと報酬は無しになるわよ?」腋巫女「さあ次の質問は何かしら! 私ワクワクしてきちゃったわね!!」スキマ「ほ、本当に極端ねぇ」 Q:ところで、「『無』を『有』にする程度の能力」で物体を創り出す事は出来るんですかね?スキマ「可能よ。似た様な質問で「能力に制限はあるの?」と言うモノもあったけど、答えはノー。制限らしい制限は「すでに有るモノは弄れない」だけね」腋巫女「便利ねぇ。ご飯食べ放題じゃないの……」スキマ「まぁ、それをどう使うかは当人次第。少なくとも、そんな強大な能力でもこんな答えしか出せない人間はいるのよ」腋巫女「おっけー覚悟なさい。博麗の拳は痛いわよ?」スキマ「安心なさい、貴方の事だけじゃないから。能力の持ち主も、同じレベルの考え方しか出来ないわ。根が小市民なのよね」腋巫女「なるほどぉ……って、どっちにしろ私は馬鹿にされてるじゃないの。やっぱ殴る」スキマ「はい、次の質問よー」腋巫女「あ、誤魔化した」 Q:「相手の力を写し取る程度の能力」で「『無』を『有』にする程度の能力」をコピーできますか?スキマ「出来るわよ。全く意味は無いけど、とりあえず出来る事は出来るわ」腋巫女「……その場合、どういう扱いになるのかしら」スキマ「まぁ、能力が増えるんじゃないのかしら。増えてどうなるのかはしらないけど」腋巫女「……使い分けられるとか?」スキマ「同じものよ?」腋巫女「仕様が変わったりとかは」スキマ「まったく同じものよ?」腋巫女「………どうすればいいのよ、それ」スキマ「むしろ私が聞きたいわ。増やしてどうするのよ」 Q:「類似するモノが有る」と思っている以上、構築は難しいとのことですが、魔眼を使って「類似するモノが無い」と暗示?をかけたらどうですか?スキマ「目の付けどころがシャープね。もちろんこれも可能よ。暗示の掛け方にもよるけど、上手くすれば類似するモノがあっても構築が可能になるわ」腋巫女「ふぅん、そうなの。――あ、今、さっきの邪神から悲痛な叫びが届いたわ。「能力バレ直後にそこに気付かれた、死にたい」だそうよ」スキマ「……一応聞いておくけど、その邪神さんは何をほざいているのかしら」腋巫女「ちょっと待って、確認してみる。えーっと、「魔眼を使った条件無視は、後のネタの一つとして考えているので気付かなかったフリ希望」だそうよ」スキマ「分かったわ。もう二度と繋がらないよう修正しておくから、無視しなさい」腋巫女「ふむ、なるほどなるほど」スキマ「どうしたのよ?」腋巫女「あと「ゆかりんは本来もうちょっと接し易い少女臭(笑)キャラだったのに、いつの間にかあれこれ企む陰謀キャラになってて正直扱いにくい」だって」スキマ「……急用を思い出したわ。質問コーナーはこれで終わりね」腋巫女「ステーキの用意を怠っていないなら何でも良いわよ」スキマ「台所に用意しているから好きに食べなさい。それじゃあお疲れ様――」腋巫女「……行ったみたいね。まったく面倒な事を気にするんだから。さぁて、そんな事よりステーキステーキ♪」腋巫女「うわぁ……極厚特大の牛ステーキなんて、太っ腹じゃないゆか――じゃなくてスキマのヤツ。ああ、こんなに幸せでいいのかしら~」 ~少女食事中~黒白「おーい不良巫女ー。なんか肉一切れで隙間妖怪に魂を売り渡したそうじゃないか。可哀想だからキノコの差し入れを―――」腋巫女「………う……よう……………いたい……」黒白「な、なんだこの唸り声。厠の方から聞こえてくるけど……」腋巫女「いたいよう……いたいよう……おなかいたいよう……」黒白「――おい、大丈夫か!? 何で厠に籠ってるんだ!? 何があったんだ!?」腋巫女「隙っ腹に慣れない豪華な食べ物入れたせいでおなかこわした……」黒白「……………今度から、もうちょい頻繁に差し入れ持って行くようにするぜ」腋巫女「いたいよう……でもおいしかったよう……」 とぅーびぃーこんてぃにゅーど