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No.8576の一覧
[0] 東方天晶花 (東方project+オリ主)【完結+未来語りⅡ追加】[ラリアー](2011/04/19 08:33)
[1] 巻の起「はじまり はじまり」 ~Welcome the beginner of the fantasy~[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[2] 東方天晶花 巻の一「百聞は一見に如かず」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[3] 東方天晶花 巻の零点五「口は災いの元」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[4] 東方天晶花 巻の二「女心と秋の空」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[5] 東方天晶花 巻の三「人の振り見て我が振り直せ」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[6] 東方天晶花 巻の四「袖振り合うも多生の縁」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[7] 東方天晶花 巻の五「芸は身を助く」[ラリアー](2009/11/06 15:51)
[8] 東方天晶花 巻の五点五「知らぬが仏」[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[9] 東方天晶花 巻の六「帯に短し襷に長し」[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[10] 東方天晶花 巻の七「暗がりに鬼を繋ぐ」[ラリアー](2009/11/06 15:52)
[11] 東方天晶花 巻の八「鬼が出るか蛇が出るか」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[12] 東方天晶花 巻の九「親しき仲にも礼儀あり」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[13] 東方天晶花 巻の十「身から出た錆」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[14] 東方天晶花 巻の十点五「親の心子知らず」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[15] 東方天晶花 巻の十一 「縁は異なもの味なもの」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[16] 東方天晶花 巻の十二「玉磨かざれば器を成さず」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[17] 東方天晶花 巻の十三「藪を突突いて蛇を出す」[ラリアー](2009/11/06 15:53)
[18] 東方天晶花 巻の十四「精神一到何事か成らざらん」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[19] 東方天晶花 巻の十五「竹馬の友」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[20] 東方天晶花 巻の十五点五「呉越同舟」[ラリアー](2012/01/16 10:42)
[21] 東方天晶花 巻の十六「鷺を烏」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[22] 東方天晶花 巻の十七「無用の用」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[23] 東方天晶花 巻の十八「羹に懲りて膾を吹く」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[24] 東方天晶花 巻の十九「上に交わりて諂わず下に交わりて驕らず」[ラリアー](2009/11/06 15:54)
[25] 東方天晶花 巻の二十「用心は勇気の大半なり」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[26] 東方天晶花 巻の二十一「烏に反哺の孝あり」[ラリアー](2012/01/30 18:40)
[27] 東方天晶花 巻の二十二「子は三界の首枷」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[28] 東方天晶花 巻の二十三「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」[ラリアー](2012/01/16 10:47)
[29] 東方天晶花 巻の二十三点五「画竜点睛」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[30] 東方天晶花 巻の二十四「情けは人の為ならず」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[31] 東方天晶花 巻の二十五「コチョウノユメ」[ラリアー](2009/11/06 15:55)
[32] 巻の承「それから それから」 ~The world of extending fantasy~[ラリアー](2009/11/21 02:27)
[33] 東方天晶花 巻の二十六「その日その日が一年中の最善の日である」[ラリアー](2009/11/06 15:56)
[34] 東方天晶花 巻の二十七「真の友愛においては、 私は友を自分のほうにひきつけるよりもむしろ自分を友に与える」[ラリアー](2009/11/06 15:56)
[35] 東方天晶花 巻の二十八「青春は短い。宝石の如くにしてそれを惜しめ」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[36] 東方天晶花 巻の二十九「時というものは、 それぞれの人間によって、 それぞれの速さで走るもの」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[37] 東方天晶花 巻の三十「不幸な人間は、いつも自分が不幸であるということを自慢しているものです」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[38] 東方天晶花 巻の三十一「食卓は、最初の間は人々が決して退屈することのない唯一の場所である」[ラリアー](2012/01/30 18:41)
[39] 東方天晶花 巻の三十二「軽信は大人の弱点であるが、子供にとっては力である」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[40] 東方天晶花 巻の三十三「怒りは他人にとって有害であるが、憤怒にかられている当人にとってはもっと有害である」[ラリアー](2009/11/06 15:57)
[41] 東方天晶花 巻の三十四「進歩とは、価値の置換によって生ずる錯覚にほかならない」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[42] 東方天晶花 巻の三十四点五「雨は一人だけに降り注ぐわけではない」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[43] 東方天晶花 巻の三十五「主よ、助けてくれとは申しません。私の邪魔をしないで下さい」[ラリアー](2015/01/19 22:38)
[44] 東方天晶花 巻の三十六「命と引き換えに金を欲しがるのは強盗であるが、女はその両方とも欲しがる」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[45] 東方天晶花 巻の三十七「苦痛には限度があるが、恐怖には限度がない」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[46] 東方天晶花 巻の三十八「成功する人は錐のように、ある一点に向かって働く」[ラリアー](2009/11/06 15:58)
[47] 東方天晶花 巻の裏側「教えろ! 山田さんっ!!」[ラリアー](2009/11/06 15:59)
[48] 東方天晶花 巻の三十九「事を行うに当って、いつ始めよう等と考えている時には、既に遅れをとっているのだ」[ラリアー](2009/11/06 15:59)
[49] 東方天晶花 巻の四十「善良な性格は法律よりもさらに信頼ができる」[ラリアー](2013/05/27 22:17)
[50] 東方天晶花 巻の四十一「人間が幸福であるために避けることのできない条件は勤労である」[ラリアー](2012/02/06 13:03)
[51] 東方天晶花 巻の四十二「良い判断は無分別な親切に勝る」[ラリアー](2013/05/27 22:20)
[52] 東方天晶花 巻の四十三「病気は千もあるが、健康は一つしかない」[ラリアー](2009/11/16 01:55)
[53] 東方天晶花 巻の四十四「この瞳を、どうしてにごしてよいものか」[ラリアー](2009/11/21 02:31)
[54] 東方天晶花 巻の四十五「公にされることを望む慈善はもう慈善ではない」[ラリアー](2013/06/10 19:50)
[55] 東方天晶花 巻の四十六「報酬への期待を行動のバネとする人にはなるな」[ラリアー](2013/04/22 19:40)
[56] 東方天晶花 巻の四十七「言葉で説教するよりも、あなたの生き方そのものがより良い説教となろう」[ラリアー](2013/05/06 23:58)
[57] 東方天晶花 巻の四十八「真実には特定の時などない。真実はどんな時代にも真実である」[ラリアー](2012/02/06 13:06)
[58] 東方天晶花 巻の四十九「正義は永遠の太陽である。世界はその到達を遅れさせることはできない」[ラリアー](2012/02/06 13:07)
[59] 東方天晶花 巻の五十「希望に満ちて旅行することは、目的地にたどり着くことより良いことである」[ラリアー](2010/01/07 20:28)
[60] 東方天晶花 巻の五十一「人間の真の性格は、彼の娯楽によって知られる」[ラリアー](2010/01/14 13:33)
[61] 東方天晶花 巻の五十二「恋愛は人を強くすると同時に弱くする。友情は人を強くするばかりである」[ラリアー](2013/05/06 23:58)
[62] 東方天晶花 巻の五十二点五「不思議なものは多い。しかし人間ほど不思議なものはない」[ラリアー](2010/01/24 18:04)
[63] 東方天晶花 巻の五十三「最強者の理屈が、いつも最も良いとされる」[ラリアー](2013/06/10 19:50)
[64] 東方天晶花 巻の五十四「怒りの結果は、怒りの原因よりはるかに重大である」[ラリアー](2010/02/07 06:05)
[65] 東方天晶花 巻の五十四点五「自負は常に他人の感嘆によって強化される」[ラリアー](2010/02/14 09:54)
[66] 東方天晶花 巻の五十五「友情は最初、残酷なほど明確にものを見る」[ラリアー](2012/02/18 15:06)
[67] 東方天晶花 巻の五十六「至上の処世術は、妥協することなく適応することである」[ラリアー](2010/02/24 21:21)
[68] 東方天晶花 巻の五十七「あまり道徳的になるな。自分を欺いて人生を台無しにしてしまう」[ラリアー](2010/03/03 17:18)
[69] 東方天晶花 巻の五十八「慣習とは反対の道を行け。そうすれば常に物事はうまくいく」[ラリアー](2010/03/10 21:29)
[70] 東方天晶花 巻の五十九「自尊心は美徳ではないとしても、それは多くの美徳の両親である」[ラリアー](2010/03/30 01:45)
[71] 東方天晶花 巻の五十九点五「まず事実をつかめ。それから思うままに曲解せよ」[ラリアー](2010/03/23 17:54)
[72] 東方天晶花 巻の六十「活動的な馬鹿より恐ろしいものはない」[ラリアー](2010/03/30 01:46)
[73] 東方天晶花 巻の六十一「行動するためには、いかに多くの事に無知でなければならぬ事か」[ラリアー](2012/02/26 08:32)
[74] 東方天晶花 巻の六十二「勇敢な行為は、決して勝利を欲しない」[ラリアー](2010/04/20 00:01)
[75] 東方天晶花 巻の六十三「忍耐とは、肉体的な小心と道徳的勇気の混じり合いである」[ラリアー](2012/02/26 08:56)
[76] 東方天晶花 巻の六十四「神の存在を立証しようとするあらゆる試みは、すでに神に対する冒涜である」[ラリアー](2012/02/26 08:57)
[77] 東方天晶花 巻の六十五「行動はいつも幸せをもたらすものではないが、行動なくしては幸せはない」[ラリアー](2012/03/03 12:21)
[78] 幻想郷うろ覚え童話「モモタロウ」[ラリアー](2010/05/08 00:56)
[79] 東方天晶花 巻の六十六「運命は我々の行為の半分を支配し、他の半分を我々自身にゆだねる」[ラリアー](2012/03/03 12:25)
[80] 東方天晶花 巻の六十七「王国を統治するよりも、家庭内を治めることのほうが難しい」[ラリアー](2010/05/20 10:28)
[81] 東方天晶花 巻の六十八「常識の有無は教育の有無とは関係ない」[ラリアー](2010/05/27 01:01)
[82] 東方天晶花 巻の六十九「不正の存在を前にして黙する人は、実は不在の共犯者にほかならない」[ラリアー](2010/06/02 00:17)
[83] 東方天晶花 巻の七十「馬は死ぬ前に売ってしまうことだ。人生のコツは、損失を次の人に回すこと」[ラリアー](2012/03/15 18:46)
[84] 東方天晶花 巻の七十一「人間は自分の知っていることなら半分は信じるが、聞いたことは何も信じない」[ラリアー](2013/05/12 23:50)
[85] 東方天晶花 巻の七十二「友人の失敗には目をつぶれ、だが悪口には目をつぶるな」[ラリアー](2012/03/15 18:47)
[86] 東方天晶花 巻の七十三「今が最悪の状態と言える間は、まだ最悪の状態ではない」[ラリアー](2012/03/26 23:52)
[87] 東方天晶花 巻の七十四「学校での成績がよいからといって、社会で認められるとは限らない」[ラリアー](2010/07/07 00:16)
[88] 東方天晶花 巻の七十五「神はあらゆる人間のうちに住むが、すべての人間は神のうちに住まず」[ラリアー](2010/07/21 10:29)
[89] 東方天晶花 巻の七十六「苦しんで強くなることがいかに崇高なことであるかを知れ」[ラリアー](2012/03/26 23:53)
[90] 東方天晶花 巻の七十六点五「家庭はどこで始まるか? 若い男と若い娘が恋愛に陥ることから始まる」[ラリアー](2010/07/28 01:23)
[91] 東方天晶花 巻の七十七「長いこと考え込んでいるものが、いつも最善のものを選ぶわけではない」[ラリアー](2010/08/04 00:06)
[92] 東方天晶花 巻の七十八「男に惚れられるような男でなければ、女には惚れられない」[ラリアー](2012/04/10 09:56)
[93] 東方天晶花 巻の七十九「二人の女を和合させるより、むしろ全西欧を和合させる事の方が容易であろう」[ラリアー](2010/08/25 00:02)
[94] 東方天晶花 巻の八十「友情は瞬間が咲かせる花であり、そして時間が実らせる果実である」[ラリアー](2010/09/07 22:54)
[95] 東方天晶花 巻の八十一「文学は商売と芸術が半々であるとき最も栄える」[ラリアー](2010/09/08 00:07)
[96] 東方天晶花 巻の八十一点五「さすらいと変化を愛するものは生ある者である」[ラリアー](2010/09/13 00:07)
[97] 東方天晶花 巻の八十二「絶望とは、闘う理由を知らずに、しかもまさに闘わねばならないということだ」[ラリアー](2010/09/27 01:22)
[98] 東方天晶花 巻の八十三「真の勇気というものは、極端な臆病と無鉄砲との中間にある」[ラリアー](2010/09/27 01:23)
[99] 東方天晶花 巻の八十四「今日は堂々と勇ましく、そして明日は墓の中」[ラリアー](2012/04/15 23:09)
[100] 東方天晶花 巻の八十五「賽は投げられた」[ラリアー](2012/04/23 22:15)
[101] 巻の転「むかし むかし」~the end of fantasy~[ラリアー](2010/10/20 23:50)
[102] 東方天晶花 巻の八十六「未知になるって言うのは、死んじゃうのと同意義なのさ」[ラリアー](2010/10/30 18:11)
[103] 東方天晶花 巻の八十七「宴には上等の酒と上等の肴があれば充分よ」[ラリアー](2012/04/23 22:24)
[104] 東方天晶花 巻の八十八「幻想郷は、宴会も自由だなぁ」[ラリアー](2010/11/06 11:22)
[105] 東方天晶花 巻の八十九「溜まったツケを払わないと、新しい事は始められないでしょ?」[ラリアー](2010/11/13 00:39)
[106] 東方天晶花 巻の九十「世間から必要とされない音楽はこうやって消えていくのね~」[ラリアー](2010/11/20 00:02)
[107] 東方天晶花 巻の九十一「この幸せ者共め! お代は聞いてのお帰りだよっ!!」[ラリアー](2010/12/02 00:44)
[108] 東方天晶花 巻の九十二「他人のペースに合わせて自分を見失ってはダメなの」[ラリアー](2010/12/09 00:03)
[109] 東方天晶花 巻の九十三「人や妖怪と一緒、家にも色んな形があるの」[ラリアー](2010/12/16 10:51)
[110] 東方天晶花 巻の九十四「まるで、巌流島の決闘みたいね」[ラリアー](2010/12/23 00:57)
[111] 東方天晶花 巻の九十五「きっと貴方自身ですら知らない秘密を教えてくれるわよ」[ラリアー](2010/12/30 00:21)
[112] お正月特別変「フタマルイチイチ、ヲトシダマ異変」[ラリアー](2012/05/14 17:48)
[113] 東方天晶花 巻の九十六「正直で結構! あたいも生きてる奴を運ぶほど暇じゃないからね」[ラリアー](2011/01/13 00:03)
[114] 東方天晶花 巻の九十七「半端な智慧は時として、無知よりも罪深き業となります」[ラリアー](2012/05/29 01:47)
[115] 東方天晶花 巻の裏側弐「スキマ妖怪が教えてア・ゲ・ル♪」[ラリアー](2011/01/26 10:35)
[116] 東方天晶花 巻の九十八「やがて辿り着く結果までは、この閻魔にも見通せません」[ラリアー](2011/02/02 00:55)
[117] 東方天晶花 巻の九十九「胸を張れとは言わないけどさ、お礼くらいはちゃんと受け取りなよ」[ラリアー](2011/02/09 00:02)
[118] 東方天晶花 巻の百「譲れないモノがあるなら死んでも守り切りなさい」[ラリアー](2011/02/16 00:20)
[119] 東方天晶花 巻の裏側参「もう一度教えろ! 山田さんっ!!」[ラリアー](2011/02/23 02:18)
[120] 東方天晶花 巻の百一「幻想郷らしく、力尽くで居場所を‘奪って’きます」[ラリアー](2011/03/01 00:02)
[121] 東方天晶花 幕間「誰が為に鐘は鳴る」[ラリアー](2011/03/08 11:09)
[122] 東方天晶花 巻の百二「つまりはいつも通り、一か八かの出たとこ勝負をするワケね」[ラリアー](2011/03/15 01:59)
[123] 東方天晶花 幕間・弐「久遠の空に舞い踊る風花」[ラリアー](2011/03/22 00:01)
[124] 東方天晶花 巻の百三「―――切り札ならありますよ。最低最強、とっておきの一枚がね」[ラリアー](2011/03/29 08:04)
[125] 巻の結「めでたし めでたし」~The fantasy continues~[ラリアー](2011/04/11 23:50)
[126] 東方天晶花 キャラ紹介(第九十五話まで[ラリアー](2012/05/29 01:48)
[127] 天晶花・昔語り①「晶と隙間とお茶会と」[ラリアー](2009/11/26 19:11)
[128] 天晶花・昔語り②「晶と隙間とお袋の味と」[ラリアー](2009/12/17 01:51)
[129] 天晶花・昔語り③「晶と巫女とカラオケと」[ラリアー](2010/08/18 04:29)
[130] 天晶花・昔語り④「早苗と神と悪戯メールと」[ラリアー](2010/11/27 00:04)
[131] 天晶花・未来語りⅠ「次代のユウウツ」[ラリアー](2012/06/04 21:40)
[132] 天晶花・未来語りⅡ「賢人のわりといつも通りな一日」[ラリアー](2012/06/04 21:41)
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[8576] 東方天晶花 巻の八十八「幻想郷は、宴会も自由だなぁ」
Name: ラリアー◆536635cd ID:5c171fc7 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/11/06 11:22

巻の八十八「幻想郷は、宴会も自由だなぁ」




 ―――どこに居るともしれない紫ねーさま。幻想郷の宴会はかなり犯罪チックです。


 紅魔館の面々に続き、アリス、メディスンのお馴染コンビとにとり、椛、飛び回っていた文姉の三人が到着して開催された守矢神社での宴会。
 その有り様は、僕に妙な罪悪感を抱かせるシロモノだった。
 ……一部の方々は完全にアウトだよねコレ。具体的に誰とは言わないけど。

「ふ、今宵の月には血の様な紅いワインが良く似合ぶーっ!?」

「あはははは、お姉様が引っかかったー!」

「そのワインが紅いのは、このタバスコで染め上げたからだよーっ!」

 ちなみに犯罪筆頭候補のフランちゃんとメディスンは、早々にアルコールを摂取するだけの行為に飽きて悪戯に精を出している。
 真っ先にレミリアさんを狙う当たり、ちびっ子の動物的勘と言うモノに恐ろしさを感じざるを得ない。
 いや、フランちゃんは僕より年上なんですけどね。
 ただ二人とも、白ワインにタバスコ突っ込んで赤ワインにするのはやり過ぎだと思うよ?
 ……全然色が違うから、間違えようがないとは思うけどさ。

「咲夜、貴女見てたわよね。ばっちりと。タバスコが投下される瞬間を」

「自分の飲んでいたワインの色を忘れてエエカッコするお嬢様………素敵です」

 咲夜さんもフルスロットルだなぁ、ダメな意味で。
 どうやら宴会ではメイド業から一時解放されるらしく、咲夜さんは一升瓶一本を自分専用にしてわんこ酒を楽しんでいた。
 身体にはすっごく悪そうだけど、最早何も言うまい。何しろ‘これでも控えめな方’だし。

「おやおや、お二人ともそのくらいでおしまいですか?」

「ふん、情けないな。不死身の蓬莱人と言ってもその程度か」

「……勝手に………人の勝負に……混ざってきて……偉そうに……ほざく……な………」

「………えーりん……まじでたすけて……ひめとしてあるまじきじたいになりそー」

「すいません、厠をお借りして良いでしょうか」

「あ、はい。奥行って右です」

 平和的でも非健康的な『大酒飲み勝負』を始めた妹紅さんと輝夜さんは、乱入者である文姉と八坂様に完敗していた。
 と言うか文姉、貴女が器代わりに使ってるのさっきまで満杯だった一升樽なんですが。
 あと、後ろに控えた文姉と同サイズの空っぽの樽には何が入っていたんですか。正直聞きたくないですけど。
 開始十数分でコレなのだから、幻想郷の宴会のハイスピードぶりが良く分かると言うモノだ。
 本当に、『酒を飲んで物を食べる』ための催しなんだね。
 幽香さんとかアリスとかに至っては、ほとんど一人で飲み食いしているのと変わりないし。
 
「幻想郷は、宴会も自由だなぁ」

「そう言いつつ、一滴の酒も飲んでいない愚か者はここかにゃあ~?」

 背後からニヤリ笑いのてゐが現れる。その手には、中身一杯の日本酒入りと思しき瓶が。
 ……しまった、気付かれた。
 気付かれない様コソコソ移動しながら誤魔化していたのに、目聡いなてゐちゃんめ。
 
「いやその、ほら、僕って未成年だし、まだ子供だし」

「元服してる歳で何言ってんだか。そもそも酒を飲む程度の事、赤ん坊にだって出来るでしょーが」

「わーい、容赦ねー」

 やっぱり犯罪チックではあっても、マジ犯罪にはならないんですね。
 薄々察していた事実をてゐから教えられ、世界観の違いに呆然とする僕。
 道理で、同い年の早苗ちゃんが普通に飲んでるワケだよ!
 困ったもんだ、どうしようか。
 もちろん僕だって、年頃の男の子として相応にお酒への興味を持っている。
 だけどどうも飲む踏ん切りがつかないのは……これが僕の飲酒初体験に当たるからだろう。
 
「それは由々しき事態ね。姉弟子として後輩の面倒は見てあげないと」

「にゃわーっ!? いつの間にかウーロン茶がウーロンハイに!?」

 しかもめっちゃ零れてる、超零れてるよ姉弟子!?
 てゐと会話している隙をついて、レイセンさんが逆方向から焼酎を注いでくる。
 その顔には、これまで見た事が無い程の満面の笑みが張り付いていた。
 
「くふふ、ついにアンタの弱点を掴んだわよ。今までのお返しに、酒を浴びせる程飲ませてあげる」

「出てます! 口に出てますよ姉弟子!!」

「ほーらイッキ、イッキ!」

「煽らないでよてゐちゃん!?」

 兎妖怪二人がかりで、少しずつグラスとの距離を縮められていく。
 鼻をツンと刺激するアルコール臭が、無駄に僕の不安を煽る。
 せめて、せめて心の準備をさせてーっ!?
 何故か鳴り始める危機感知センサーに怯えながら、グラスを口に付け―――僕の記憶はそこで途切れたのだった。










<諸事情によりシーンプレイヤーがアリス・マーガトロイドに切り替わります>











 文に誘われ、妖怪の山まで来たものの……始まったのはいつもの宴会だった。
 まぁそれは予想していたけど。晶のためと言う最初の名目は、どこに行ってしまったのだろうか。
 そんな何時も通りの宴会に『異常事態』が起きたのは、神社にアルコールの匂いが充満してから少し後の事だった。

「ぐぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ、最高に「ハイ!」ってヤツだアアアアアアアアア!!」

 頭のネジが全部吹っ飛んでるんじゃないかと言いたくなる妙な叫び声と共に、むやみやたらに縦回転の入ったジャンプで晶が境内のど真ん中へと着地する。
 普段のそれなりに真っ直ぐな背筋は猫の様に丸まり、地面スレスレまで伸びた手は、落ち着きの無い身体の動きに合わせて左右に揺れていた。
 前髪に隠れて表情はほとんど見えないが、唯一見える口元には道化師の化粧の様な無機質な笑みが浮かんでいる。
 ……何かしら、アレ。さすがにふざけている様には見えないけれど、正気の沙汰とも思えない。
 
「で、どういう事なのよ。そこで逃げようとしてる兎詐欺共」

「ウツトウゴクゼー、モトイ、ウゴクトウツゼー」

「うわ、あっさりバレた」

「ちょっと、私もそのカテゴリに含めないでよ!?」

 上海に指示して、コソコソと逃げようとしていた兎妖怪二匹を捕まえる。
 確かこの二人はさっきまで晶と一緒に居たはず。恐らく……と言うか間違いなく晶の変調に関係しているのだろう。
 こちらが一言も発さずに冷やかな視線を送り続けていると、観念したてゐが事情を語り始めた。

「いや、晶が酒を飲もうとしないからさ。からかってやろうと思ってちょこっとだけ飲ませたんだよ。――鈴仙が」

「……否定はしないわ」

「そのへんは、私も横目で軽く見ていたわ。問題は何で晶が‘ああ’なっているのかよ。一体、どれくらいの量を飲ませたの?」

「一口」

「……貴女ねぇ」

「おっと、今回のてゐちゃんは珍しく真実だけを話しているヨ? ねぇ鈴仙」

「ええ、私も保証するわ。本当に一口飲ませたらああなったの」

 ……どんだけ酒に弱いのよ、アイツ。
 事態を把握した私は、晶のあまりの下戸っぷりに思わずため息を吐いた。
 しかもどうやら、ほとんどの連中はおかしくなった晶を宴会の肴として見守る事にしたらしい。
 あからさまにヤバそうな気配を放つ晶を前にして、反応する輩は誰もいな……いや、いた。

「晶さーん、どうしたんですかー?」

 やや千鳥足になった紅魔館の門番が、無警戒にフラフラと晶へと近寄っていく。
 酔ってるのか素なのかは分からないけれど、どちらにせよ晶がおかしい事は特に気にしていないらしい。

「どうせならこっちで飲みましょうよー。ふふふー、東風谷さんとのお話もたっぷり聞かせてもらいますよー」

「望む所です! 私と晶君の友情物語、存分に聞かせて差し上げましょう!!」

 あ、分かって無いのが門番の後ろにも居た。
 顔を紅潮させ、分かり易く酔いの度合いを表している守矢の巫女が、美鈴の後ろから同じくフラフラと近寄ってくる。
 ……友達だって言うのなら、まずはアイツの異変に気付いてやりなさいよ。
 誰も忠告しようとしないので、私はしぶしぶ立ち上がり二人へと注意を促そうとした。
 だがその前に、おかしくなった晶が動く。

「―――シャオッ!!」

 妙な掛け声と共に、美鈴の頭目掛け晶の鋭いハイキックが飛んでいく。
 しかしそこはさすがに中国拳法の使い手、美鈴は落ち着いた表情で一歩後ろに下がりキックを回避する。
 格闘に関してはド素人な私でさえ、容易に分かるレベルの空振り。
 けれど私は、思わず彼女に向かって叫んでいた。

「美鈴、下がって!」

「ほぇ?」

「アイシクルゥ、ドォリルゥゥゥゥゥッ!!!」

 氷で出来た板状の塊が、円錐の形に伸びきった足へと絡みつく。
 そして高速回転を始める、氷で出来た円錐――いや、アイツの言を借りるなら『ドリル』か。
 そのドリルが形成された事により、蹴りの射程は伸びて美鈴へと肉薄する。
 
「うわぁ!? ちょ、ちょっと晶さん!?」

 それでも何とか身体を捻って回避出来た所はさすがね。
 他の奴なら、身体を削られる羽目になっていたかもしれないわ。
 
「酔って暴れるなんて、随分とタチの悪い酔っ払いね……しょうがない、私達で止めるわよ」

「まぁ、こうなったのは私達のせいだしね。行くわよ、てゐ」

「行ってらっしゃーい」

「手伝いなさいよ!」

 安心なさい、私は最初から期待してなかったわ。
 漫才を続ける兎達を尻目に、五体ほど人形を展開し暴走している晶を捕縛しにかかる。
 ……もっとも、捕まえたとしてもアイツの力なら数秒で解いちゃうでしょうけどね。
 とりあえず、一瞬でも動きが止まれば十分よ。
 人形達を操る魔力の糸が、晶の周囲を囲い込む。けれど―――

「チェェェェンジッ!! 天狗面、スイッチオン!!!」

「――へっ?」

 氷の翼を生やし、鳥の嘴の様な面を付けた姿に変わった晶は、高く飛びあがって全ての糸を回避した。
 ……なによ、あれ?
 アイツが氷で羽根を作って飛ぶ事は知ってるけど、あの妙なお面にはどんな意味があるのかしら。
 私が突然の変化に戸惑っていると、てゐの説得を諦めてやってきた鈴仙が苦々しげに呟いた。

「最悪ね。あの状態でも『面変化』が使えるなんて……」

「『面変化』?」

「ああ、貴女は知らないのね。面変化は、狂気の魔眼を使って別人格を張り付け自分を強化する技よ」

「……アイツは、能力を変に使わないと死ぬ病気にでもかかっているのかしら」

 何で相手に使わず自分に使うのよ、捻くれてるわねぇ。
 断言してもいい、晶のヤツ間違い無く普通の使い方より先にあの使い方をしたに違いない。
 まぁ、そこはどうでも良いか。問題なのは変化後の能力だ。
 鈴仙の態度から察するに、相当ヤバそうな感じだけど……果たして何をしてくるのか。
 私は人形達を引き戻し、晶の次の対応を待つ。

「あ、晶さーん。落ち着きましょうよ、ね、ね?」

 一方まだ状況を理解し切れていない美鈴は、困った様に両手を上下させながら晶に話しかけた。
 さっき攻撃されたばかりだと言うのに、人の良いことよね。
 ちなみにそんな門番の後ろに居る巫女は、何かを考え込んでいるようで場の流れには我関せずとなっている。
 ……友達なんだから、少しは心配してあげなさいよ。

「ひゃっはーっ! 汚物は消毒だぁー!!」

「あ、あれ? 晶さん、何だかキャラがおかしくありません? 明らかに文さんじゃないですよね、ソレ?」

「マスタァァァァスパァァァァァアアク!!!」

「天狗面なのに何か出たーっ!? あぶなーっ!?」

「チェェェェンジッ!! 四季面、スイッチオン!!!」

「え、ちょ、何で掴まれ」

「八ヶ岳ぇぇぇぇお、ろ、しぃぃぃぃぃぃぃいっ!」

「ひでぶーっ!?」

 ――なんだろうか、今のは。
 天狗の姿でマスタースパークを放ったのは……美鈴の反応を見るにおかしいみたいだけど、私は特におかしいと思わなかったからまぁいい。
 だけどもう一つの面――恐らくは花の妖怪を模しているのだろう――の攻撃方法は、明らかにおかしいだろう。
 後方に跳んで避けた美鈴の身体を、氷で形成した手を‘伸ばして’掴み、振りまわす様に投げるなんて。
 物凄い勢いで地面に叩きつけられた美鈴は、逆さまの状態で石畳に突き刺さっている。
 あの門番の事だから死んではいないだろうけど……当分は身動き一つとれないでしょうね。

「ねぇ、鈴仙。あれが『面変化』なの?」

「……いや、もうちょっと参考元の原型が残った戦い方をしてたと思う」

「酔っ払って前後不覚になってるからねぇ。魔眼使う必要が無いんじゃないの?」

 ああ、なるほどね。自分が分からない程狂ってるから、別の人格を貼り付け様が無いと。
 ……何てタチが悪いのかしら。もう二度と、コイツには酒を飲ますまい。

「ビーム、ドリル、大雪山おろし……なんでしたっけコレ」

「とりあえずそこの巫女、ブツブツ言ってないであの馬鹿取り押さえるの手伝いなさい」

「あ、はい。分かりました! ……ところでアリスさん、今の晶君の言動に」

「知らないわよ。興味も無いし」

「あぅ」

 貴女の方は心当たりがあるみたいだけどね。酔っ払いの戯言を、解析した所で疲れるだけよ?
 私はトリップしていた巫女の頭を上海で軽く小突いて、彼女に協力するよう要請する。
 正直、今のアイツを取り押さえるには三人でも不足している気がするのよね。
 存在そのものは酔っ払った馬鹿の癖に、実力だけは伴っているみたいだから扱いに困る。
 ……アイツが正気に戻ったら、今度は私がアイツにケーキを奢らせよう。
 
「なんか大変そうだね。私達も手伝おうか?」

「戦力としては、その、あまり当てになりませんが……」

「いえ、手数が増えるのはありがたいわ。合図をしたら一斉に弾幕を放ってちょうだい」

 新聞の件で知り合った河童と、文の知り合いらしい天狗も助力を申し出てくれた。
 さすがにこれだけいれば、今のアイツでも取り押さえる事が出来るだろうか。
 
「でも大丈夫ですかね? 皆で一斉に攻撃して、晶君死んじゃったりしませんよね?」

「……まぁ、晶なら大丈夫でしょ」

 頑丈さだけならピカイチだし。……あと、多少は痛い目みて貰わないとね。
 とは言えもちろん、晶を殺すつもりは毛頭無い。
 毛頭無いから、この気に乗じて――みたいな顔は止めなさいよ、鈴仙。

「よーし、それじゃあ攻撃開始!!」

「――ちょっとてゐ、何を勝手に」

「ゴメンなさい、晶君! 後で手当てしてあげますね!!」

「久遠殿、御覚悟を!」

「悪いねアキラ、後で埋め合わせはするから!!」

「しぃねぇぇぇええっ!!」

 てゐの号令と同時に、私を除いた全員の弾幕が一斉に放たれる。
 ああもう、勝手に何やってるんだか!
 相手は油断していたとは言え、紅魔館の門番を瞬殺しているのよ?
 幾ら数で勝っていても、単純に力押しするだけじゃ――

「レッツ、パァリィィィィィィィィ!!!」

 こちらの不安を肯定する様に、晶は高らかに歓迎と歓喜に満ちた叫び声を上げる。
 そして、光が爆ぜた。



 ―――――――零符「アブソリュートゼロ」
 


 弾幕と、その延長線上に居た私達の身体が凍りつく。
 冷気の情報を追加したマスタースパークとは、また厄介な技をっ。
 威力はマスタースパークより落ちているが、凍結の精度は恐ろしく高い。
 氷に捕縛されたその他の面々も、どうにか逃れようとジタバタしているけれど、誰ひとりとして抜けだせないでいる。
 どうしてコイツは、こういうどうでもいい時にどうでもいいスペックの高さを見せつけるのかしら。
 普段から見せなさいよ。見せられても困るけど!

「なんて事かしら……私達は、トンデモ無い『バケモノ』を解き放ってしまったみたいね」

「言い方カッコイイけどさ、単にお酒飲ませただけなんだろ?」

 まったく持ってその通りだから困る。この場合、どちらを責めれば良いのだろうか。
 ……とりあえず、誰を責めるにせよこの状態から脱出する方が先ね。
 未だに暴走状態にある馬鹿は、どうやら動きを止めた程度では満足していないみたいだし。

「くっくっく、どうしたのさ皆ぁ。一緒に遊ぼぉよぉっ!!」

「あーもう、どこぞの悪魔の妹みたいな事を言わないでよ。鬱陶しいわね」

「皆さん頑張りましょう! 何とかして、晶君を正気に戻すんです!」

 言いたい事は、まず脱出してから言ってくれないかしら。
 相変わらず他の連中は高みの見物状態だし、割と今八方塞りに近い状況なのよ?

「むーん、仕方無いねー。こうなったら――フランドール先生、お願いしますっ!!」

「……あの子なら、とっくの昔に遊び疲れて寝ているわよ」

「え゛っ、マジで?」

「ああ、気付いて無かったのね。道理でのうのうと凍らされてると思った」
 
 あのてゐがボケっと巻き込まれてるから、おかしいと思ったのよ。
 とは言え、それが分かった所で何の救いにもなりはしない。
 むしろ万事休すね。宴会の場だから自重していたけれど、もう本気で抵抗しないとやられ――



「―――――晶、気をつけ」



「はいっ! ――へぶをっ!?」



「……なにそれ」

 私は茫然と呟いた。
 こちらに近づきつつあった晶は、風見幽香の一言を受けあっさりと静止する。
 そして後方から射命丸文によって放たれた風弾により、これまたあっさりと意識を失い倒れた。
 あまりにあっさりし過ぎて、何かのコントじゃないかと思ったくらいだ。

「宴会だからと言ってはしゃぎ過ぎよ、晶」

「まったく、お姉ちゃんはガッカリです。酒は飲んでも呑まれるな、と良く言うでしょう?」

 ……そんな事が出来るなら、最初からやりなさいよ。
 唖然としている私達を余所に、文と幽香は変わらぬペースで飲み続けるのだった。




 
 


  

 とりあえず、晶のヤツにはぜったい後で何かを奢らせよう。氷漬けのまま、私はこっそりそう決心するのであった。





○おまけ:第三幕に突入したので衣装をマイナーチェンジしようと描いてみたけど、色々忘れてたのでただの落書きになったござるの絵。
<http://www7a.biglobe.ne.jp/~jiku-kanidou/akiratekitou.jpg>


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