オッス!オラ、シュバルツ、トラックにひかれて死んだはずのオラはドラゴン○ールで生き返るはずったんだ。
しっかしシェ○ロンのヤツ間違えてオラをワンピースの世界の天竜人ちゅー奴に転生させちまったんだ。
なっちまったのもんはしょうがねぇ、これから宇宙の帝王シャルリアや人造人間チャルロス、魔人ロズワード達をぶっ飛ばすために修行しねーとな!!
そんじゃいくぜ!か~め~は~め~hゴメン全然自重できてねえ。
第四話
さてあの後どうなったか未だ混乱が収まりきらない頭だが状況を整理してみようハンコック達を受け取って家に帰ってきた……以上
たったこれだけだ、これだけの間にもう俺は一つの失敗をしかけてしまった。
俺の思考が混乱しているのはその失敗のせいだ。
出来るだけ三人を酷い目にあわせないようにと決心したと思えば、店の奴らはサービスしますとばかりに
「只今お買い上げの奴隷達に紋章を焼きつけてりますので少々お待ち下さい。」
と抜かしやがった。
はっきり言ってとてつもなく余計なことだ。
俺の決心を初っ端から挫こうとしてくれやがった、とっさに
「私が買った分の奴隷にはしなくていい!!」
と叫んでしまった。
「シュバルツ所有物にはちゃんと印をつけんといかんえ。」
などと親父が言ってきたが
「それなら私に考えがありますので、父上はお気になさらないで下さい!!」
そう叫んで俺は店の奥に走った。
結果としてエントリーNo順に焼印を押していた事とチャルロスが無駄に買ったため数が多く時間がかかったため俺が飛び込んだ時はギリギリ間に合った。
これからは極力気を配ろう。
そして…なんと今は俺の部屋で三人と向き合っている状態だ……しかし
(凄く可愛い……)
そう三人とも可愛いんだ。
ハンコックもこの頃は確か12歳だったか?まだ美人より可愛いといった方がしっくりくる、将来は絶対美人だな…いや知ってるけど。
五歳の俺が言うのも何だがやはりかわいい。
ハンコックだけではなくサンダーソニアもマリーゴールドもいい。
実際に見てみるとサンダーソニアは目が可愛く愛嬌がある。
そしてなによりマリーゴールド
(お前は一体何が起こった?あれか太ったのか?痩せてたら美女だったのか?)
そうマリーゴールドは普通に美少女だったのだ。
まあ美少女であることに問題はないむしろOKだ。
そんな事よりなんとかコミュニケーションをとらないと
「えーっと、俺はシュバルツ君たちの名前は?(本当は知ってるけど…)」
「……」
「……」
「……」
(えっ!?三人とも無視)
三人は怒っているのかそれとも警戒しているのか、俺を見ながらも完全に無視を決め込んでいる。
sideハンコック
(どうするか?)
私が奴隷?いや私達が奴隷など絶対に認めたくない。
こんな状況昨日の夜には…いや今朝起きた時だって考えもしなかった。
今はこの広い部屋に私達とこの子供ひとりだけ、しかし逃げ出すにはこの首輪を外すしかないし此処が本当に天竜人の家だというのなら暴れるわけにもいかない。
シャボンディ諸島に上陸するときに船長が世界貴族には絶対に逆らってはいけないと何度も言い聞かされた。
なんでも少しでも傷つけると海軍本部から大将が軍を率いて討伐に来るとか……一緒に買われた男、聞いたところによると一憶を越える懸賞金が賭けられているらしいが一切抵抗しなかった所を見るとおそらく本当なのだろう。
冗談ではない大将どころかその男にさえ今の私達では敵わない。
すでに背中に紋章の焼印を押されかけるなどという恐怖を味わった、しかし私達九蛇のものはこれくらいでは決して屈したりはしない。
「えーっと、俺はシュバルツ君たちの名前は?」
もちろんこんな質問に答える気はない、それは妹達も同じだ。
しかし男をじっくり見るのは初めてだないや男自体がほぼ初めてだが……
「ねえ、名前は?」
うるさい奴だ答える気がないというのに
「名前は?無いの名前?」
「うるさいぞ男、名前くらいある!!」
「じゃあ名乗ってよ、俺は名乗ったんだからさ、それとも変な名前で名乗れないの?」
「無礼なことを抜かすな、ちゃんとハンコックという名があるわ!!」
「じゃあハンコックって呼んでいい?」
「いいわけあるか!絶対に呼ばせたりせん!」
「じゃあ何て呼べばいいの?」
「呼ぶ必要はない!」
「何で不便だろ?」
「こんな所すぐに出てっ行ってやる、私達は国へかえるんだ!」
「別に出ていくのは良いけど此処を勝手に出て行ったらすぐに捕まるよ、そしたら酷い目にあわされるよ、第一に首輪が取れないでしょ?」
「くっ……首輪さえ無ければお前などに…」
「じゃあ、首輪外す?」
sideサンダーソニア
どういう事だ?首輪を外すなどと……逃げられないという自信の現れか?
私が疑問に思っているとこのシュバルツとかいう子供はあっさりと持っていた鍵で私達に付けられた首輪を外してしまった。
「なぜ外した?」
姉様の疑問は尤もだ普通は奴隷の枷を解くなどありえないハズだ……
「俺は君達を買ったが奴隷として使うために買ったんじゃない」
「ならば何故買ったの?」
気がつけば私は疑問を声に出していた。
わからないこの年頃の男というのはみんなこんなものなのだろうか?
sideシュバルツ
「ならば何故買ったの?」
いきなりサンダーソニアが割り込んできた、何故と聞かれても……原作知識があるから思わず買いましたなんて言えるわけがない。
悪いがここは適当な理由を捏造させてもらおう。
「何故って、友達が欲しかったからだけど。」
「友達?お前は友達を金で買うのか?」
ですよね……初っ端から大失敗しました三人のお顔がキツイです。
なんとかせねば……
「ごめんなさい、でも俺が友達を作るにはこれくらいしか方法が無いんだ。」
これは本当だ、屋敷は奴隷としてこちらを恨んでいる者達と雇われた使用人やメイド達中には割と仲がいい人もいるがやはり友達ではない、町に出ても一般人は微動だにしないだろうし友達が欲しいと言うのも嘘ではない。
「別に私達でなくともよかろう?」
「君達が一番年が近かったんだ、それに君達でなければだめなんだ」
そう原作登場人物と友人とか憧れます。
「そうか……それなら仕方がない…」
あれ?こんな理由で納得ですか?
「これも私が美しいから、それなら仕方がない。すまない二人とも巻き込んでしまって。」
「いえ姉様それは仕方がないわ。」
「そうよ仕方がない。」
え!?……なんか変な方向に話が向かっているけど…二人も納得ですか?
九蛇の理屈か?
「お前その正直な心に免じてお前の友人になってやろう、私の名はボア・ハンコックだ、ハンコックと呼ぶことを許そう、友よ。」
「私はボア・サンダーソニアよ。」
「私はボア・マリーゴールド、好きに呼ぶといいわ。」
なぜかわからないが認められたらしいので結果オーライか?
さっきまで絶対呼ばせないって言ってたのにもう許可出してるし、つーかこんなセリフ美女か美少女でなければ叩いてるぞ、いやいいけどね、かわいいし。
「さっきも言ったけど俺はシュバルツよろしくね。」
「ああ、よろしく頼む。」
「よろしくね。」
「よろしく。」
こうして俺達は友達になった。
どうでもいいけどこの時はまだ「わらわ」とか「~じゃ」とかいう喋り方じゃないんだな。
sideハンコック
「ああ、よろしく頼む。」
「よろしくね。」
「よろしく。」
何故私達は友という言葉を受け入れたのだろう?
いやおそらく答えはもう出ているのだろう、ソニアやマリーもおそらく同じ事を思っているハズだ。
友達か……本心かどうか…本当にそう思っているならそれでいい、今は友の振りをしていよう、しばらくは様子見だな。
あとがき
先に進まない…でも次がもう書けるので連投するかも。