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No.8408の一覧
[0] 天駆ける竜の人生 (ワンピース オリ主転生)[思いつきで投稿](2009/09/06 05:13)
[1] 第一話[思いつきで投稿](2009/05/02 00:52)
[2] 第二話[思いつきで投稿](2009/05/05 15:38)
[3] 第三話[思いつきで投稿](2009/05/05 01:08)
[4] 第四話[思いつきで投稿](2009/05/05 01:07)
[5] 第五話[思いつきで投稿](2009/05/06 16:35)
[6] 第六話[思いつきで投稿](2009/05/06 16:34)
[7] 第七話[思いつきで投稿](2009/05/07 23:38)
[8] 第八話[思いつきで投稿](2009/06/02 22:47)
[9] 第九話[思いつきで投稿](2009/05/10 03:01)
[10] 第十話[思いつきで投稿](2009/05/17 20:24)
[11] 第十一話[思いつきで投稿](2009/06/02 22:47)
[12] 第十二話[思いつきで投稿](2009/06/02 22:47)
[13] 第十三話[思いつきで投稿](2009/06/02 22:47)
[14] 第十四話[思いつきで投稿](2009/05/30 17:00)
[15] 第十五話[思いつきで投稿](2009/06/04 21:19)
[16] 第十六話[思いつきで投稿](2009/06/04 21:19)
[17] 第十七話[思いつきで投稿](2009/06/09 00:12)
[18] 外伝一話[思いつきで投稿](2009/09/06 05:17)
[19] 第十八話[思いつきで投稿](2009/06/09 00:06)
[20] 第十九話[思いつきで投稿](2009/06/09 00:11)
[21] 第二十話[思いつきで投稿](2009/06/11 00:18)
[22] 第二十一話[思いつきで投稿](2009/06/11 00:22)
[23] 第二十二話[思いつきで投稿](2009/06/13 01:46)
[24] 外伝二話[思いつきで投稿](2009/06/13 01:57)
[25] 第二十三話[思いつきで投稿](2009/06/14 21:10)
[26] 第二十四話[思いつきで投稿](2009/06/15 23:59)
[27] 第二十五話[思いつきで投稿](2009/07/04 00:30)
[28] 第二十六話[思いつきで投稿](2009/06/20 16:07)
[29] 第二十七話[思いつきで投稿](2009/06/26 00:16)
[30] 第二十八話[思いつきで投稿](2009/07/04 00:29)
[31] 第二十九話[思いつきで投稿](2009/07/10 00:24)
[32] 第三十話[思いつきで投稿](2009/07/19 22:31)
[33] 第三十一話[思いつきで投稿](2009/07/25 23:30)
[34] 第三十二話[思いつきで投稿](2009/07/19 22:30)
[35] 第三十三話[思いつきで投稿](2009/07/25 23:27)
[36] 第三十四話[思いつきで投稿](2009/07/30 21:14)
[37] 第三十五話[思いつきで投稿](2009/07/30 21:12)
[38] 第三十六話(大幅修正)[思いつきで投稿](2009/08/04 16:18)
[39] 第三十七話[思いつきで投稿](2009/08/18 15:24)
[40] 第三十八話[思いつきで投稿](2009/08/28 03:00)
[41] 登場人物紹介[思いつきで投稿](2009/08/24 22:35)
[42] 第三十九話[思いつきで投稿](2009/08/30 05:23)
[43] 第四十話[思いつきで投稿](2009/09/12 20:17)
[44] 外伝三話[思いつきで投稿](2009/09/12 20:17)
[45] 第四十一話[思いつきで投稿](2009/09/25 23:14)
[46] 第四十二話[思いつきで投稿](2009/09/25 23:20)
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[8408] 第三十七話
Name: 思いつきで投稿◆9abf2946 ID:d4d903c6 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/08/18 15:24
思い立ったら吉日とばかりに猪突猛進に行動する俺の行動は、傍から見ると凄まじい迷惑である事が思い知らされた。
そしてハンコックとの事もはっきりとさせる為に一度マリージョアに戻る事になった。
家出少年が数年ぶりに家に戻ると言う事だ。
なんか気が重いな……そこ、ざまぁとか言わない。










第三十七話










ここ数日を重い空気で過ごした。
別に喧嘩をしている訳じゃない、ただ何と無く顔を合わせづらい雰囲気になってしまったのだ。
まあ顔は毎日合わせてるし、話もするがな。
ただ会話が長続きしなくて、嫌な沈黙が降りるのだ。
急遽呼びだした九蛇の船を待つ間、ここ数日で何度も思った事を思い返す。
俺は冒険をして何をしたかったのか。
そして俺はこれから如何して生きて行きたいのか。
冒険それは不確かな物で明確な決まりは無い。
冒険家とはある意味夢の職業ともいえるが、冷静にみればただの無職だ。
いやでもこの世界で夢は大事だよな…夢がないと海賊とかやってられないよな。
もう殆どの海賊はワンピースとか信じ出ないのか?
ただ利益の為に海賊行為をしているだけか?
思考が逸れた、とにかく俺は特に目的を持たずにその場その場での興味に従い行動し人に迷惑をかけて来た。
その事はもう取り返しがつかないしどうする事も出来ない。
とにかく今は家に帰ってハンコックの事を家の奴らに認めさせるしかないな。
まず俺がシュバルツである事を証明しなくてはな。
取りあえず、行き成りマリージョアに行っても入れてもらえる訳ないので、まず本人証明の為にマリンフォードに行く事にした。





九蛇の船が迎えに来てくれた。
急に呼びだしたにも関わらずに文句も言ってこない。
申し訳なく思いながらも船を引っ張ってもらい進路をマリンフォードに向けた。
ハンコックが保護した事にしても、行き成り連れて行くよりも先に報告位した方がいいよな。
そう思い俺はハンコックに海軍本部に電伝虫をかけるよう頼みに向かった。


sideセンゴク


何時もと変わりの無い午後、1つの報告で行き成りの慌ただしくなった。
慌てた様子で部下が電伝虫を持ってきて相手が王下七武海の1人ボア・ハンコックだと聞いた時は驚いた。
不動の女帝と言われるほどあの女は政府にかかわろうとしない。
称号を剥奪されないように最低限の事をする程度だ。
その女が何故連絡など…、相手の思考などわかるはずもなく受話器を取るしかなさそうだ。


「ボア・ハンコックか?」


「そうじゃ、センゴク元帥。」


「何の用だ?」


「保護した者がいる、引き渡す為に今其方へ向かっている所じゃ。」


「保護? 誰の事だ?」


「9年前に誘拐された天竜人じゃ。」


「何!!?」


驚いたのは私だけではない、電伝虫を持っていた者も、他の用件で控えていた者も驚愕を露わにしている。
この事件、ロズワード一家長男シュバルツ聖が誘拐されて9年あまり、未だに何も手がかりが掴めずに手をこまねいている海軍にロズワード聖が抗議をするのはもはや定例のようになってきていた。
この広い海で1人の人間を見つけるのは並大抵のことではない。
自分から此処に居ると騒いだり、世間に顔写真を公開でもしない限りはな。
恐らく犯人はあのフィッシャー・タイガーと思われるが、既に奴は死亡している。
奴が結成した太陽の海賊団も既に散り散りになっており、1人1人を捕まえる事など不可能だろう。
第一細かい船員もよくわからないのだからな。
奴らは体の一部に太陽の形をした印を付けているのでそれが見えれば判別も可能だが…奴らもそこまで馬鹿ではないだろう。
海軍や政府の人間が近くに居る時位印は隠すだろうし、見える位置にあるかどうかも疑わしい。
余り声を大きくして言えない事だが恐らくシュバルツ聖はもう亡くなられているのだろう。
こちらも口には出さないが既に捜索規模を大幅に縮小して久しいかった。
現在も捜索が打ち切られないのは単にロズワード聖が納得せずに海軍への抗議を頻繁に行っている事、そして海軍は天竜人を軽く扱ってはいないと言うアピールでもあった。
しかし我々が9年間探し続け見つけられなかった人物をこの女が見つけるとは…確かに天竜人に恩を売れるならこの女が動くのもわからなくもない。
我々の面目は丸潰れだがな。


「今何処だ? 本人確認を行うために此処に来てもらう必要がある。護衛も送らんといかんしな。」


「今はトアル島と言う島から直線でマリンフォードに向かっておる。」


「わかった、此方からも迎えをやる。」


くだらん意地とも取れるだろうが、此方が世界貴族を軽く見ていると捉えられる困る。
探し出せなかったならば、せめて護衛位はこなさないといかん。


「それと一度変わってくれ。」


「わかった。」


あっさりと変わるとは…本物なのか、それともバレない自信があるのか。


「もしもし、どうも変わりました…センゴク元帥ですよね、お久しぶりです。」


この口調…本人の可能性は高いな、周りは疑っているが。
あの話し方は天竜人の中でなら、ある意味で独特だ。
しかし失礼を承知で確かめさせてもらおう、もし本物ならば気になさらないだろう…多分。


「はて? 何処かでお会いした事がありましたかな?」


「昔一度だけ御会いしたはずなんですが…覚えておられないなら良いんです気にしないで下さい。」


「おお、そうでしたな、失礼しました。」


「いえ、お気になさらないで下さい。」


この後に特に確かめる方法は今のところない。
一応無事の確認等、適当な事を話して終わった。
再び海賊女帝にかわり、合流までの手順を話し合い最後に


「後は本人確認を行うので顔写真を送ってくれ。」


「わかった。」


此方の要望に了承をすると電伝虫は切れた。


「元帥…本物でしょうか?」


先ほどのやり取りに不安を持ったのか、待機していた者達が聞いて来た。


「今出来る事はやった、本人かどうか確認する事は今はできん。しかし此方の質問に答えた時の反応は確りとしていた。」


「そうなのですか?」


「うむ、始めの部分で失礼を承知で知らんふりをしたが気にしなかった事、前に会った事を覚えている…いや知っているだけかもしれんが、もしそうならば此方がとぼけた時に動揺がなかったのはおかしい…まあ肝が座っているだけかもしれんが。」


「…………」


結局の所本人かどうかはわからない。
誰も口を開く者はいなくなった。
そして間もなく電伝虫に取り付けられた機材から写真が印刷され出てきた。
急ぎ捜索にも使われている昔の写真と見比べる。
面影はある、断言はできないが。
他の者達にも意見を求める。


「どう思う?」


「断言はできませんが…恐らく間違いないかと。」


他の者達も同じような意見のようだ。


「まあ、詳しくは到着してから本人に確かめる事にする。捜索責任者は黄猿だったな。」


「はい。」


「何処に居る? 本部内には居るのだろう、直ぐに呼んで来い。」


「わかりま「もう来てるよォ……。」黄猿大将!」


どうやら呼ぶまでもなく来たようだ。


「速いな…と言う事は黄猿、話はもう聞いているな?」


「ええ…あの子…いやぁ…あの方が見つかったんでしょう…見つけたのは海賊女帝とか……。」


「急いで護衛に迎え、あと軍艦も3隻程連れていけ。」


「3隻も? わっし一人でも…護衛は出来ると……思いますが。」


「捜索を失敗した以上、護衛だけでも力を入れねばならん。必ず無事に此処まで連れて来い。」


「了解…。」


そう言って部屋を出て行く黄猿を見送り深くため息をつく。
イカンな…最近ため息をつく事が増えている気がする。


「とにかく、此方も全力で動くぞ。」


「「「はっ!!」」」


敬礼する部下達に指示を飛ばす。


「大将は全員居るな?」


「はっ! 黄猿大将を始めとして青雉大将、赤犬大将、3名とも本部に駐留されております。」


「中将は?」


「現在本部には9名おります。」


「到着次第出迎えるよう通達しろ。」


「はっ!」


「海賊に出し抜かれるなど。」


思わずもれた愚痴に部下が反応した。


「仕方ありません、写真などの資料もこの数年で容姿にも変化があったために見つけにくかったですし。それに写真を公開する訳にもいきませんし。」


それは尤もなことだ。
天竜人に恨みを持つ者は多い。
護衛も居ないのに写真公開して誰かに襲われて死んだりでもしたら目も当てられん。
誰にも見られないように殺し、違う場所に逃げれば大将に見つかる可能性も低い、安全に恨みを晴らせてしまう。
本来大将と言う枷があるので無事だが、それがなくなれば脆いと言う事が露見した事件だ。
まあ本来行方不明などと言う事件が起こった事など無かったのだがな。
今現在天竜人に直接喧嘩を売るような真似をした者はフィッシャー・タイガーしかおらん。
今後天竜人に手を出す様な輩がおらねば良いのだが。
しかし大将が間に合わない事態か…確か10年以上前にそう言って来られたのだったな。
まさか本当にそんな事態になるとは夢にも思って無かったのだが。
そう言えば誰かがシュバルツ聖に稽古をつけたのではなかったか?
確かそのような命令を誰かに出した覚えがある。


「確かシュバルツ聖に修行をつけると言う名目で誰かに命令を出した覚えがある。」


「え? 世界貴族の方に修行ですか?」


驚くのもわかるが今はそれどころではない。


「ああそうだ、誰かは忘れたが確かにそう命令したはずだ。本人確認に立ち会わせるからその者を探し呼んでおけ。」


「はっ!」


これで準備はいいだろう。
黄猿の合流まで数日、あの女は強い…やられる様な事はないだろう。
合流後の警備も過剰な戦力を送った事で心配は無い。
あとは到着を待つだけだ。
政府やロズワード聖への報告もせねばな。
これで間違ってたりしたら冗談じゃすまないな。
そう考えるとまたため息が漏れた。


sideシュバルツ


連絡から数日、顔写真を送った事で逃げる事は出来ない。
別に逃げる気とか無いが。
帰った時どう説明しようか…そればかり考えている。
フィッシャー・タイガーの仕業にするのは簡単だ。
攫われて9年間囚われの身だったと言えばいいだけだ。
フィッシャー・タイガーが死んだ後は太陽の海賊団のメンバーに囚われ続けていた。
そう言うのは簡単だ。
しかしそれはどうだろう?
その場でついた適当な嘘は何時かばれるだろう。
やはり家出しただけですと言うしかないな。
はぁ…気が重いな、やっぱりセンゴク元帥に会うんだろうな。
元帥に1対1で面と向かって家出しただけですと言う……最悪だな。
でも海軍の人達は9年間も探してくれてた訳だし、正直に頭下げよう。
覚悟を決めた時、突如頬を抓られた。
後ろから伸びた2本の手が俺の両頬を抓っている。
しかし俺は振りはらいも振り向きもせずに、無言で抓られ続けた。
俺が無言なのに痺れを切らしたのか向こうから声がかかった。


「今度は何をしたの?」


右から俺の頬を抓っているサンダーソニアは俺に今回の事を聞いてくる。


「ひぇつにぃ(別に)。」


そう答えると抓る力がさらに強くなった。


「全く貴方は…それに急に戻るって、いいのそれで?」


今度は左から抓るマリーゴールドだ。


「ほうきめひゃこおだし(もう決めた事だし)。」


2人が俺に聞いて来たのはわかる。
少しの時間仲が拗れるのはハンコックが原因だが、数日に渡っての仲違いは大抵俺が原因だからだ。
まあこの2人はどっちに原因があろうと理由は俺に聞きに来るがな。
てかいい加減に離してほしいな、痛いし。
そう言おうとした所で見張り台から声が上がった。


「中枢の船が見えたわよ!!」


迎えの船か偶然通りかかっただけかはわからないが、海軍の船が見えた様だ。
もし迎えの船だったら挨拶くらいしなきゃな。
そう思いながらも2人に離すように言う。


「いいくぁげんに……!!」


離せと言おうとした時に視界の端に光る物が映った。
その光る物はそれぞれ俺の両端に居る2人に向かって飛んでくる。
俺はほぼ反射で2人の腕を引き、無理やり下に押さえつけそれをかわさせた。
海軍の船から飛んできたそれは俺の押さえつけた2人の頭の上を飛んでいき、九蛇の船の通り過ぎ遥か後方で着水し、大きな水しぶきを上げた。
突然の攻撃にざわめく九蛇海賊団。
俺自身、行き成りの事に心臓の動悸が激しくなっている。
今のをかわせたのはほぼ奇跡に近かった。
屈んだ姿勢で海軍の船を睨みつける俺の前で何かが激しくが光った。
眩しい光から目を庇いつつも状況を確認しようとすると、光っている場所から独特の間延びしたような声が聞こえて来た。


「天竜人に…そんな事そしちゃ…イカンねぇ~~~。」


光が治まった場所に居たのは……黄猿だった。









あとがき

遅くなり申し訳ない。
しばらくあまり進まない展開が多くなると思う。
今回最後の部分で黄猿と戦いそうな雰囲気になったがこれは主人公に立場を再認識させるためであり戦ったりはしません。
あとセンゴクの思考がやけに説明臭かったのは大目に見てください。
最後に…ヒナをヒロインにしてほしいとの声が上がっているような気がするが、気のせいですよね?
作者的にはどっちでもいいのだが…まあ適当にします。
ではまた次回の感想で。


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