エンデヴァーが相手をする脳無は今までの脳無とは違う。
「野郎、強い奴相手で俺にも目ェ付けんのかよ!」
マグナガイアは不敵な笑みを浮かべ応戦する。
「エンデヴァー下がってろよ!最後を決めたほうがカッコイイと思うぜ?」
「しかし…!!」
「俺が弱点を探ってやるから下がれ!!」
そう叫ぶと彼は目の前を向く。顔面に脳無の拳がめり込む。仰け反ったが
彼はその腕を掴んだ。
「お前、まだそれぞれの個性については理解できてねえようだな」
『オ、マエ…筋力強化モッテルノカ?』
「言わねえよ…テメェが強い奴を探してるなら丁度いい…強者好き同士
仲良くしようぜ!!」
左手から衝撃波、右手を強く握りアッパーを放ち同時に衝撃波を送り
ダメージを多くして上に打ち上げた。だが、次に聞こえたのは骨が折れた
鈍い音とマグナガイアの悲鳴だった。360度回転し更に骨を粉々に、そして
ありもしない方向に折れ曲がっている。
「マグナガイア!!!」
違う場所で避難誘導等をしていたホークスは叫んだ。マグナガイアの体は
既に限界を迎えていた。
悪いな…メディスン。
勝手に持ち込ませてもらったぜぇ…お前が作ってた毒…。
「これでも飲んでろ…クソ野郎ォォォォォォォォォォ!!!!」
マグナガイアは何かが入った瓶を口の中に突っ込んだ。同時に衝撃波も
放った。
「後はぁ…任せた…エンデヴァー…」
マグナガイアはフラフラと後ろに下がり倒れた。数時間後、エンデヴァーは
その脳無に勝ち全ての国民が新たな象徴を称える。