<このWebサイトはアフィリエイト広告を使用しています。> SS投稿掲示板

その他SS投稿掲示板


[広告]


No.4149の一覧
[0] 東方~触手録・黒~  (現実→東方project) [完結][ねこだま](2009/01/29 01:03)
[1] 東方~触手録・黒~ [1]        魔法の森編[ねこだま](2009/01/29 01:02)
[2] 東方~触手録・黒~ [2] 修正版1.01[ねこだま](2008/09/12 08:46)
[3] 東方~触手録・黒~ [3] [ねこだま](2008/09/20 23:23)
[4] 東方~触手録・黒~ [4] 修正 1.03[ねこだま](2008/09/24 16:17)
[5] 東方~触手録・黒~ [4.5] 注意 東方キャラ不在[ねこだま](2008/09/20 23:23)
[6] 東方~触手録・黒~ [5] 前編    博霊神社編[ねこだま](2008/09/23 01:44)
[7] 東方~触手録・黒~ [5] 中編[ねこだま](2008/09/23 01:45)
[8] 東方~触手録・黒~ [5] 後編[ねこだま](2008/09/24 16:20)
[9] 東方~触手録・黒~ [6][ねこだま](2008/09/25 01:19)
[10] 東方~触手録・黒~ [7][ねこだま](2008/10/03 18:18)
[11] 東方~触手録・くろ~ [番外編1] 饅頭は日本酒と会うのか?[ねこだま](2008/10/10 02:55)
[12] 東方~触手録・くろ~ [番外編2] そして俺は釘付け[ねこだま](2008/10/08 01:00)
[13] 東方~触手録・黒~ [8][ねこだま](2008/10/03 18:41)
[14] 東方~触手録・くろ~ [番外編3] 巫女が酔っ払いと枕を見つけた夜 [ねこだま](2008/10/22 18:46)
[15] 東方~触手録・黒~ ⑨[ねこだま](2008/10/10 12:55)
[16] 東方~触手録・黒~ [10] 前編[ねこだま](2008/10/12 00:40)
[17] 東方〜触手録・黒〜 [10] 後編  10/23脱字修正[ねこだま](2008/10/23 12:22)
[18] 東方~触手録・黒~ [11][ねこだま](2008/10/16 01:16)
[19] 東方〜触手録・黒〜 [12][ねこだま](2008/10/23 22:28)
[20] 東方〜触手録・黒〜 [13] [ねこだま](2008/10/27 15:24)
[21] 東方〜触手録・黒〜 [14] [ねこだま](2008/10/30 19:56)
[22] 東方~触手録・黒~ [15] [ねこだま](2008/11/04 21:50)
[23] 東方〜触手録・黒〜 [16] 本文内容変化、[ねこだま](2008/11/10 00:15)
[24] 東方~触手録・黒~ [17]  [ねこだま](2008/11/16 00:44)
[25] 東方~触手録・黒~ [18] [ねこだま](2008/11/23 11:25)
[26] 東方~触手録・黒~ [19] [ねこだま](2008/11/30 02:42)
[27] 東方~触手録・黒~ [20] [ねこだま](2008/12/08 03:02)
[28] 東方~触手録・黒~ [21] [ねこだま](2008/12/15 22:21)
[29] 東方~触手録・黒~ [22] [ねこだま](2008/12/27 12:31)
[30] 東方~触手録・黒~ [23] [ねこだま](2008/12/30 13:35)
[31] 東方~触手録・黒~ [24] [ねこだま](2009/01/04 02:08)
[32] 東方~触手録・黒~ [25] [ねこだま](2009/01/11 00:19)
[33] 東方~触手録・黒~ [26] 上 [ねこだま](2009/01/12 23:52)
[34] 東方~触手録・黒~ [26] 下 [ねこだま](2009/01/20 13:03)
[35] 東方~触手録・黒~  [EP] ≪new!≫[ねこだま](2009/01/20 18:24)
[36] 東方~触手録・黒~ [番外]  主人公設定・質問回答編 ≪new!!≫[ねこだま](2009/01/20 14:01)
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

[4149] 東方~触手録・黒~ [4] 修正 1.03
Name: ねこだま◆160a3209 ID:cfcb09c4 前を表示する / 次を表示する
Date: 2008/09/24 16:17
触手を出して木や岩をつかみ体を引き寄せるように移動する

意識が朦朧とする。

先ほどのでかい攻撃で俺は死を覚悟した。

いや、目の前が真っ白に染まったとき

むしろこれですくわれるのでは、と考えさえした。

しかし、すくわれることはなかった

あの強烈な一撃は俺の全身を粉々にすることはなく。

おれのからだは景気よくぶっ飛ぶという結果に終わった

そのおかげでこの身体はかけることなく。

若干ながらのんだ少女の生き血ですこし腹が膨れた。

これだけ聞けば俺としてはいいことづくめのように聞こえる。

あの少女の血をのみ、そして食われることなく生還したのだ。

だが万々歳というわけじゃない。

むしろ問題が発生した。

体がいうことをきかなくなってきたのだ。

戦闘時あれほどみなぎっていた力はどこかに溶けてしまったかのように

この身体を倦怠感と重みが襲う。

あぁ、視界が狭まってくる。

なんとかあそこから離れなくては、

こんなところで気を失ったらあの少女に見つかってしまう。

今頃血眼になって捜しているかもしれない。

早く逃げなくては。

体の感覚器官は全く機能していない

生存本能が自らの体を突き動かすのみ。

そして大きな岩の上を進もうとしたとき、

体がズルリと傾いた。

ちょうど岩の表面が斜面上になっていたようだ。

触手をのばし木の枝をつかむ。

木の枝に触手を巻きつける。

しかし触手にちからが入らない、紐が解けるようにしゅるりと木の枝から触手がほぐれた。

体が岩の上から落ちる。

落ちる瞬間がすごくスローに感じた。

山の斜面を何度も体を何かにぶつけながらさらに落ちていく。

そしてグチャと平らな地面に落ちてとまった。

なんだろう?いままで這っていた地面とだいぶ感触が違う。

ひんやりと冷たくて固い地面だ。岩にしては凹凸がなさすぎる。

しかし今の頭ではその情報を処理できない。

だんだん視界が暗く狭まってきた。

気を失うな、これは。

俺は悟った。



あぁ、次に起きた時は俺は俺のままなのだろうか。









これはひどい



私は今神社へと続く参道を歩いている。

久しぶりに町へ日用品を買いに行き今はその帰り道だ。

たまには歩いて帰るのも悪くないわよね。

そう思いながら帰路の参道を進んでみたが、

これは・・・ねぇ?

参道に入り始めたころはなにもない普通の参道だ。

太陽が降り注ぎ小鳥のさえずりが聞こえる。

しかし、

それがどんどんおくに行くにつれて荒れていくのだ。

周囲の木々によってまだ夕暮れの参道はあまりにも暗く

石畳は割れて、隙間から草が生えている。

いつの間にか鳥のさえずりや生き物の気配さえ感じられなくなり。

耳が痛くなりそうなほどの静寂が広がっていた。

石畳がなければここは獣道ではないかと疑ってしまうほどだ。

これじゃあ賽せ…じゃなかった参拝客が来ないわけだ。

自分が参拝客ならあまり一人で歩きたくはない場所だ。

しかも森には妖怪がいるのだ。何の対抗手段もない里の人々が来るわけもない。

早めにこの惨状を何とかしなければ今月の賽銭量は過去最低をまた記録しそうである。

ただでさえあの飲んだくれの小鬼と二人暮らし。

そこに魔理沙とか紫とかが無断であがって勝手に宴を始めているのだ。

昨夜も宴を強制決行された。

しかも紫が彼女の友人である亡霊のお嬢様を連れてきた。

お供つきで。

そっからはもう多く語る必要はないだろう。

とりあえず言えるのは買い物が必要になったということだけ教えておこう。

はぁ、



一度でいい、家計簿に黒字を書いてみたい。



脆く儚い願いを胸と博麗の神に祈りつつ暗い道を歩いていく

いつの間にかあたたかな夕日は沈み、

空は月明かりのもと黒と群青が混ざり合い、

月が明るく白い光で石畳と足元を照らしてくれていた。

だから目の端に黒い闇が一か所だけぽつんと落ちていることに気がついた。

え、人!?

一瞬人の死体が落ちている参道という笑えない光景が頭に浮かんだが

シルエットには四肢がない。

落ち着いてみればそれは生物かも疑わしい。

この月明かりのなかだ、人どころか生き物なら既に見分けがつく。

なのにここまで近づいてもそれは闇に覆われたまま。

もしかしてルーミアかしら?

以前懲らしめた闇の妖怪が頭の中でそーなのかー?と両手を広げていた。

しかし、その闇はルーミアが入るのは小さすぎる。

その時点で頭の中のルーミアにばってんをたたきつける。

それはもう思いっきり。

それはともかくこの闇は質量をもっているのではないか?

月明かりがその闇の表面をつやつやと照らしていた。

なにかしらこれ?

そっとその闇の中を覗くように近づいていった。







ジャリ



小さな音がした。

しかしその音は沈む意識を覚醒させるには十分だった。

なにか動いている?

これは…二足歩行?人の気配だ!

視界を急速に開く。

そこに映ったのは月明かりの中、

赤と白の洋服?を着た黒髪の少女が俺を上からのぞいていた。

ウソだろ?こんなに近づかれるまで気がつかなかったのか俺は!?

体に力をこめてその場を離れた。なんとか少女から離れなければ。

この少女がヒトなのか、妖怪なのか。

いや、おそらく妖怪なのだろう。

こんな森に少女がひとりで歩いているはずがない。

もしやあの黒い少女の仲間か!?

なけなしの力を使ったせいで頭がクラクした。

だめだ、判断できない。

だから威嚇した、触手を周囲にのばし、

中心に口と牙を模した空洞をつくる。

すこしでも威圧感を上げるために。

たのむこれで引いてくれ。


いまのおれには戦う力も逃げる力もないんだ。


しかし、それを表面にだせばこの森ではただ食われるだけだ。

ふと周りの景色に目をやり、俺は気がついた。

ここはなにか山道だったようだ、

しかし、誰も通らないからだろうほぼ獣道と化している。

・・・く、道か。見晴らしがよすぎる。

一生懸命威勢を張るって。

しかしここで予想外の反応だ。

目の前の少女が笑ったのだ。

口をゆがめ、その柔らかそうな頬にえくぼをつくり。

しかし、その…、なんだ。目が笑ってない。

口は微笑んでるのになぜか怒りをかんじる。

「…ふふ、そう。そうよね。普通自然にここまで参道が荒れるわけないわよね?」

あれる?何を言ってるんだ。

疑問を浮かべる俺をよそに少女は懐からぴらぴらの紙を取り出した。

「ぱったり賽銭がなくなったと思ったら。参道に妖怪が出てたのね。

 なら来ないはずだわ。」

少女その紙を目の高さまで持ってくる。

その紙にはなにか赤い模様なようなものが描かれていた。

その絵柄をみて俺は気がついた。

あれはあの妖怪が持っていたものに似た気配がする。

いや、まて。参道?妖怪?

再度あたりを見回す。

よく獣道の地面を見てみると、割れているが石畳が敷き詰められているようだ。

あの地面の固さと冷たさはこのせいか。

しかし少女の話をきくとまるで俺がこの参道を荒らしているように聞こえるんだが…。

まさか…。

「この博麗神社の参道を荒らして、覚悟はできているわよね?」

あぁ、把握したさ。

全く勘違いされているってことだな。

最悪なことに彼女はなにか妖怪退治の専門家のようだ。

彼女の眼には恐怖も驚愕も感じられなかった。

あぁ、このしゃべれない、意思疎通ができない体を嘆きたくなった。



突如少女がその紙を投げてきた。

見た目がヒラヒラしているのに投げられた途端鋭い軌道で飛んできた。

その紙からはやばい雰囲気がヒシヒシと感じる。

だが、おれには避けられるほどの余力はなかった。

体をできるだけ縮める。

いきれいる

そしてその紙が当たった瞬間俺の体は宙を舞った。

痛みはない衝撃だけが伝わった。

俺は死ぬのかな?







それは数回バウンドして止る。

そしてぴくりとも動かなくなった。


・・・。



しかし驚いた、私の弾幕をはじくなんて。

確かに私の弾幕は当たった、

当たったと同時にあさっての方向にとんでいってしまったのだ。

もしこれが森の中で成長していたら

弾幕どころではなくなっていただろう。

最悪、紫とともに「消す」か封印しなければいけい。

まぁ、その当たった衝撃で気絶したみたいね。

止めを刺そうとそれに近づく。

なにか違和感を感じる。

足もとの黒いそれをしゃがんでよくみる。

なにもない。

ただ黒くてつるつるした丸があるだけ。

触手が出ていた場所も今では月の光を反射しているだけ。

まるで黒いつきたてのお餅のようにもみえる。

いままで見たことのない妖怪だ。

森にこんなのいたかしら?

ふとそこで違和感を覚えた。

あれ?妖怪?これではまるで…。

…ッ!?

突然気絶したと思っていた黒から幾本もの触手が伸びる。

しまった!

距離を置こうと後ろに飛ぶ。

だが触手のスピードが予想以上に早い。

触手が首に巻きつく。

そしてあっという間に肩と背中に触手を回された。

妙に生暖かく、そして妙に柔らかい。

ドンと胸に衝撃を受ける。あの黒いのが跳躍し体当たりをしてきた。

思わぬ衝撃にバランスを崩し押し倒されてしまう。

「…ッ!!」

背中を固い石畳にたたきつけてしまった。肺の中の空気が一気に出る。

まずい、急いで懐から新しい符を取り出そうと手を伸ばす。

しかし伸ばした手は3本の触手にからめとられてしまった。

上半身の身動きが取れない。

やばい!

起き上がろうとしたとき背中に冷たい汗を感じる

首になにか鋭い何かがあてられていた。

視界の端には最初の威嚇の時に見せた牙をあてている黒い妖怪。

く、不覚だ。妖怪退治を何年もしているのにこんな幼稚なわなに引っかかるとは!

歯を食いしばり自分の不注意さを呪う。



…。



なにも起きない。

黒い牙が首に刺さることもなくただあてられているだけ。

その時、私はあることに気付いた。

ふるえている?

ここまで優位な状況にありながらもこの妖怪は私を恐れているの?

胸に湧き上がる疑問と首にあてられた牙によって私は動きを止めてしまった。

その時。

「霊夢!ふせろ!」

聞きなれた声が上から聞こえた。




「くらえ!マスタースパァァァァク!」



ちょ!?



目の前を七色の光の柱が通過する。

ビリビリと空気が震えているのがこれでもかというほど肌にしみた。

そんな中黒い妖怪がその光に呑まれたのは確認できた。

吹っ飛ばされた妖怪のほうへ首を向けようとする。

なぜか首がうまく動かない。

たらりと、冷たい汗とともに首筋に血が流れるのを感じた。

首を向けた方向にあったのは相変わらず真っ黒だが完璧に焦げているのがわかる。

プスプスと体とおなじ黒い煙を上げているあの妖怪。

そしてきれいに削られた博麗神社へと続く参道だった。

傍らに誰かが降り立つ気配がした。

「おぅ、霊夢!危ないところだったな。まぁわたしがこなk…ぷぎゅ!?」

とりあえず顔面に陰陽鬼神玉をくらわせておいた。

「っつぁぁ!いきなり陰陽玉はねぇだろ!?。」

陰陽玉を食らった時に落ちたのか

いつもの黒い帽子を拾い上げながら

魔理沙は鼻を押さえながら私を睨む。

若干涙目になっている。

「あんたがそれを言わないの!

 いきなりマスパを打つなんて何考えてんのよ!

 通常弾うちなさい!通常弾!みなさいよ、この参道!!」

霊夢は左手で薄く切れた首をさすりながらもう片方の手で指さす先には

石畳さえ見えなくなり逆に見晴らしが良くなった参道と

ついでに黒いぷすぷす。

「いや~、コーリンのとこで八卦炉を点検してもらったから試し打ちにちょうどいいな~と

 思ってついやっちm…へぼふ!?」

とりあえず二個目の陰陽鬼神玉をくらわせておいた。





>あとがき


主人公
   なんか最近
       ふるぼっこ

            ねこだま

どうも、ねこだまです。

今回は霊夢視点からの話と『俺』視点から交互に変わるので

作風が明るくなりましたね。うん。

必死に森の中でサバイバル生活していた妖怪主人公と『楽園の素敵な巫女』の温度差を楽しんでいただければ幸いです。

さて魔理沙にぶっ飛ばされた主人公はどうなるかは次回です。

まぁ、霊夢の反応からして想像の範囲内になっちゃうのかな?

それと今後はちょっと二次設定も交えていきます。

小説だとそれぞれの個性などを活かすためには会話が重要になりますので

ちょっと口調が独特になるかもしれません。


今日から学校です(泣。 なので今後少しアップが遅くなるかも知れないです。




掲示板に書き込んでくれた方々へ

XXXについては書いてほしい、書かなくてもいい、

書かなくても書いてもいいよとおっしゃってくれる方様々でしたが、

今回は書かないことにしました。

理由は…ね。触手XXXが想像できない自分の貧弱思考回路のせいです。

申し訳ない orz


あと今後グロ展開になるんじゃないか不安だという意見もありましたね。

ご安心をなんせ貧弱思考回路ですから。

というかグロってどこまでグロなんでしょうか?

BIOや零などのホラーゲームも好きなのでグロと言われても…。

あ、もしかして3話の食べられちゃった女性でアウアウですか!?

むぅ…むづかしい



では皆様また次回でお会いしましょう。 ノシ


9/17 6:20 脱字がありましたので修正しました。

同日  9:00
 感想で霊夢は妖怪=退治ではないか?というものがありました。
 
 ……そうだったぁぁぁ!
 
 最近の二次では\射命丸/やお値段〇上にとりなどと仲が良いものや
 
 永夜抄で大妖怪の紫と共闘しているのでちょっとそこのところ大丈夫かなと
 
 注意してませんでした。

 なのでちょっと修正。

 ご指摘ありがとうございました。

9/24
 ん~、やはり霊夢の違和感がぬぐえてないようですね。

 てことで修正です。修正というか削ったというか。
 
 …むぅ、求聞録ほしいな~。




前を表示する / 次を表示する
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

SS-BBS SCRIPT for CONTRIBUTION --- Scratched by MAI
0.035636186599731