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No.25025の一覧
[0] 【ダンガンロンパ1&2】全員脱出絶望学園[桜井君verKa](2012/12/15 12:03)
[1] 舞園さやか[桜井君verKa](2011/01/10 02:36)
[2] 桑田怜恩[桜井君verKa](2011/01/26 00:34)
[3] セレスティア・ルーデンベルグ[桜井君verKa](2010/12/24 00:55)
[4] 山田一二三[桜井君verKa](2011/01/26 00:35)
[5] 不二咲千尋[桜井君verKa](2010/12/27 11:13)
[6] 大和田紋土[桜井君verKa](2010/12/28 12:39)
[7] 石丸清多夏[桜井君verKa](2011/01/26 00:36)
[8] 大神さくら[桜井君verKa](2011/01/02 02:13)
[9] 朝日奈葵[桜井君verKa](2011/01/29 22:49)
[10] 腐川冬子[桜井君verKa](2011/01/10 23:37)
[11] ???[桜井君verKa](2011/01/14 10:25)
[12] 十神白夜[桜井君verKa](2011/01/26 02:10)
[13] 葉隠康比呂[桜井君verKa](2011/01/17 21:18)
[14] 霧切響子[桜井君verKa](2011/01/19 23:59)
[15] 外伝 以前書いたナエギリSS[桜井君verKa](2011/01/20 22:57)
[16] 戦刃むくろ[桜井君verKa](2011/01/26 00:39)
[17] 江ノ島盾子[桜井君verKa](2011/01/23 09:44)
[18] 苗木誠[桜井君verKa](2011/01/26 02:11)
[19] ダンガンロンパ[桜井君verKa](2011/01/29 22:33)
[20] モノクマ?[桜井君verKa](2011/01/29 22:31)
[21] みんなさよなら絶望学園[桜井君verKa](2011/03/04 14:50)
[22] 全員脱出絶望学園 [桜井君verKa](2011/02/06 23:13)
[23] あとがき *加筆[桜井君verKa](2011/02/06 23:28)
[24] 短編:バレンタインパニック! [桜井君verKa](2011/02/14 23:12)
[25] 苗木くんのお洒落パーカー盗難事件  前編[桜井君verKa](2011/03/10 01:43)
[26] 苗木くんのお洒落パーカー盗難事件  考えてみよう編[桜井君verKa](2011/02/21 22:53)
[27] 苗木くんのお洒落パーカー盗難事件  中編[桜井君verKa](2011/03/05 19:58)
[28] 苗木くんのお洒落パーカー盗難事件  底[桜井君verKa](2011/03/14 22:13)
[29] 異性を好きになる理由? 人を好きになるのに理由が要るのかい?(ドヤ[桜井君verKa](2011/03/20 02:28)
[31] IF~もしも世界が平和だったら~[桜井君verKa](2011/07/14 22:28)
[35] 【スーパーダンガンロンパ2】全員脱出絶望学園2[桜井君verKa](2012/12/15 12:42)
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[25025] 【ダンガンロンパ1&2】全員脱出絶望学園
Name: 桜井君verKa◆a2e1d8cc ID:3019f9fd 次を表示する
Date: 2012/12/15 12:03
やっちまった感大。
とりあえず続くかわからないけど書く。
まずはプロローグ的なものです。

・ネタバレ
・ループ要素
・ご都合主義
・キャラ崩壊

以上の要素が含まれます。





















「ボクの話を聞いて!■■さん!
君は裏切られてるんだ!■■■さんに!
ここから脱出するにはもう■■さんに頼るしか…!」

「……」

どうやらボクの言葉は届かなかったようだ。
彼女は沈黙と同時にボクの声を掻き消した。
喉から燃え上がるような熱を感じ、空気が抜けた。
目の前に赤い液体が飛び散る。
視界がにごる。
最後に見た彼女は、一切汚れることなく、無表情でその場を去った。


 ああ……
 また、失敗した


 ボクは二回目の失敗を悟り、そのまま目を閉じた。



***************



ボクは閉じ込められている。
この学園に閉じ込められている。
一度は脱出した。脱出したのだが、その瞬間ボクは教室の机に伏せていた。
殺し合いの学園に。絶望の学園に。ボクは戻っていた。
当然夢だと思った。しかし、夢にまで見た彼女が目の前に現れ、
ボクを初めて見る人間であるかのような対応をした時、ボクは膝を落としかけた。
しかも、思い出したのだ。曖昧ながら、あの一年間を。
皆で過ごした学園の日々を。
ボクは死を繰り返したくなかった。
絶望を跳ね除けたかった。
だけど……やはり彼女は死んだ。
ボクがどれだけ説得しても無駄だった。
最初とは違い、殺して、処刑された。
拘束され、ステージの上でトラバサミに犯されて。
彼女は最後まで叫んでいた。
”私はこんなことをしている暇はない”と。
そして次は、最初の時にボクの隣に居てくれた彼女が死んだ。
殺された。
クロはボクだ。投票の結果そうなった。
そしてボクはプレス機にかけられ、他の皆と同様に処刑された。
そして、ボクは死に、再び机に戻された。
そこからは冒頭のアレだ。
このふざけたゲームの切り札。
彼女の説得を試みた。
だけど、駄目だった。
…きっとピースが足りないのだ。
前に進むには曖昧では駄目なのだ。
あの一年を正確に思い出さないと、ボクはあのモノクロの絶望を撃退できない。
仲間全員が生き残るにはそれしかない。
ボクは四度目の目覚めと共に目を閉じた。
回想する。
あの一年を。
短いながらに紡いだ絆を。
ゆっくりと意識が沈んでいく。
僕の意識に、消された記憶に沈んでいく。
ボクは希望を捨てない。
だって…、それだけがボクの取得なのだから。





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