MSパイロットについて悩むが、結論が出ない。キラ・ヤマトやアスラン・ザラのようなキャラクターは確かに欲しいところだが、基本的に従ってくれるとはいえ、彼ら自身が問題だと私は考えている。
先ほどの話にも出ていたが、所謂黒歴史にコズミック・イラが含まれ、話の流れ上、文系科学の崩壊後になるらしいコズミック・イラ世界を考えると、彼ら自身の精神的成長を考えなければならない。はっきりいって、彼らの精神的成長の度合いは、いいところ工業専門学校生というものでしかないし、そもそも原作も、16歳で戦争に放り込まれている。彼ら自身に罪はないが、精神的に幼いのだ。
だからといってあの世界では大人の方にも問題がありすぎる。ウズミ・アスハなど、娘の言を世間知らずと斬り捨てておきながら、理想と共に焼死した。別に自殺するなら勝手にしろといいたいが、国と国民全体を巻き込んでいる点は為政者失格といわざるを得ない。むしろ、連合に属しつつもオーブ独自の政策を模索すべきだったのではなかろうか。
そこまで考えて、能力や成長性に問題がないなら、単に呼び出すだけではなく、彼らに学習する時間を与えた方が良いのではないかと考えた。その疑問をぶつけてみる。
『採用されたキャラクターの能力拡張はポイント消費で可能になります。その場合、現在表示されているリストでは、採用されたキャラクターの、そもそもの能力で区分していますので1万ポイントが上限として設定されていますが、成長の可能性を付与すると、最大3倍になりますが、宜しいでしょうか?』
なるほど、元のキャラクターの能力が高いのであれば、成長することまで含んでしまえば、85年という時間で超級チート電影弾な存在になってしまう。現在、カトル氏にウィナー家などを込みで15000、ラグーンの方々に30000だから、これが3倍となると135000まで拡大する。これは痛い。だが、別世界からチートキャラを呼び込むのだし、これからポイントを獲得していくとなると、このレートはある意味納得できる。
……Spを残して必要に応じて呼び込むとかできないだろうか。
「質問だが、SPを残した場合はどうなる?」
『SPは自動的にGPに1:1で換算されます。但し、GP、RPはレート変動の可能性があります』
3倍にまでポイントが高まるが、レートの変動まで考えるとなるとまだSPの方がいいということになる、か。残りポイントはここまでの会話によるポイント獲得も含め270000ほど、カトル氏などに成長性を付与すれば、元ポイントの45000にプラスして9万必要になるから、実質残りは18万、か。
カトルの経済観念も棄てがたいし、ラグーンの方々には大活躍してもらいたいので躊躇無く成長性を付与し、9万ポイントを消費。技術情報と採用作品を見直し、ブラスレイターを選択。さすがにラグーンの方々でも銃弾が当たれば危ない。仮面ライダーも考えたが、御丁寧なことに一シリーズごとにポイントが必要なので選択肢には入れなかった。リアルバイオハザードやるならそれもアリなのかもしれないが。ああ……でも伊丹刑事のアポロガイストは結構好きだったんだがなぁ……
ナノマシンには、作品ごとの機能を追加設定出来るらしいので、ブラスレイター生産技術はこれからのMSにも役立ってくれるだろう。NT-Dとか使いたい。
そこまで考えたところで思いついた。MSの巨大化・高機能化が頭打ちになり、F-91あたりでダウンサイジングしたのは、現実世界ではプラモメーカーの思惑だったが、機体が巨大になりすぎると慣性の問題で搭乗者にかかるGの負担が大きくなることが最大の理由だ。逆に考えれば、Gの問題をどうにかしてしまえば、強化人間相手でさえ無双が可能ということになる。サイコミュを採用したのも、機体の追従性を上げる以外に、人間そのままの動きをさせることで、Gの負荷を人間が受けやすいものに変えるという意味合いもある。搭乗者の肉体強化を薬物に頼らないで行えるというのは有難い。
となると、内政チートが主となるだろう行動の初期段階では、それこそ却ってガンダム以外の人物の方が役に立つかもしれないし、基本戦争は数の暴力の世界だから、無双を実現させるのは戦争が始まってからでも遅くないし、むしろ独自の戦力の構築と、単機平均の能力向上の方がいいか。
ある程度の結論が出たのでブラスレイターよりヘルマン、ゲルト、マレクの三名を採用。成長性を付与し、特にゲルトについては他者がデモニアックに見えるナノマシンの不備を解除した。これで6万。
MSパイロットについてはSEEDよりアストレイ三人娘を、また00より初代ロックオン氏を採用。グレイファントムの艦長としてナタル・バジルールを採用した。成長性をプラスして合計10万。
残った5万ポイント(会話でまた増えていた)を肉体年齢変更の機能と作品の拡大、技術情報に用い、準備は整った。
それでは、介入を始めて行こう。
第02話:ラプラスの匣
2046年1月1日。正式に宇宙世紀0001年となるこの日、以前からの予定通り、眼下に広がるスタンフォード・トーラス型コロニー、ラプラスにて、地球連邦首相リカルド・マーセナスの演説が始まろうとしていた。
そのラプラスを照らす2枚の凹面鏡の内、天頂方向にあるその一枚に、静かに近づく宇宙作業艇があった。
「OKです、艇長。予定通り、周囲の警備艇は俺らをGEの社員と思ってます」
野卑なラテン系の男は、宇宙服に包まれた手を動かし、了解のサインを送った。予定通りだ。あとは凹面鏡のコントロールセンターに、このプログラムをインストー……
そこまで考えたところで作業艇が大きく揺れた。
「な、どうした!?」
『わかりません!何かに押さえつけられたようで……なんだこれ!ギャ……』
叫び声と共にくぐもった音が生じたかと思えば、同時に響く破砕音。何かわからないが、予定外の事態のようだ。
「クソ、ばれた!?誰でも良い!各自、プラグラムの入ったMOを持って船外に出ろ!たどり着いた奴がプログラムを……」
そこまでしゃべった瞬間、作業員用の出入口が―――それを保持する鋼材の側で連続した爆発が生じた。扉がゆっくりと動く。既に室内が真空のため、空気が外に漏れ出るような事態は起こらない。
「な、な……」
鋼材がゆっくりと上に動く。不自然な動き。どうやら、突入をしようとしているらしい。
「構えろ!撃つと同時に外に出る!サイアム、ジョスト、裏に回れ!カールとホセは船底から出ろ!」
リーダーと思しき人物は、宇宙用の無反動機関銃の銃口を扉に向け、やけに大きな宇宙服らしきものの腹が見えた段階で射撃を開始した。
高音が響き、跳弾が発生。跳弾は船内の鋼材に跳ね返り一人を殺す。
「銃が……なんだあれは!?」
ようやく退かされた扉の向こうには、3mほどの鋼鉄の人形がいる。そいつがゆっくりと腕についた銃らしきものを向け……
撃った。
サイアム・カラスは17歳だった。出身は旧ヨルダン・ハシュミテ王国。現在は中東連合となっている地だ。地球連邦が成立し、エネルギーの調達先を核融合発電と太陽光発電に切り替えると、中東の石油資源は内燃機関用の燃料以外の役割を持たなくなった。
2030年代初頭に、安価な電気自動車が整備され、バッテリー技術の革新が始まる。そして止めを刺したのが、月面極冠部に大採掘基地を構える日系企業グラン・パシフィック社だ(日本名、太洋重工グループ)。月面から産出された新資源、『動力鉱石』を一手に賄うこの企業は、大型化が不可能なこの鉱石エンジンを以て自動車産業に乗り込んだ。大型化が不可能で、軍用、船舶用エンジンこそ作られていないが、電気自動車の普及に大きな役割を果たした。
それはいい。問題は、船舶用、航空機用しか需要が無くなった石油資源が、中東に恐ろしい勢いで不況をもたらしたことだ。その上、同時並行で進んだメタンの燃料化が、その残されたシェアさえも現在進行形で食いつぶしており、石油中心のモノカルチャー経済だったこの地域の貧困化を進めてしまったことだ。
20世紀より続く、石油依存の体制が覆されたことは、産油国の政治的地位を押し下げた。他にも色々な理由があるが、サイアムがここでテロリストの仲間入りを果たしていたのは、その不況が理由で家族を養えなくなったからだ。
楽な仕事。
ディスク一枚を、秘密裏にコンピューターに差し込むだけ。
シャトルに乗って、作業艇に乗って、10分ぐらいの宇宙遊泳。
そんな言葉に乗せられて来た場所は、今、マズルフラッシュのクラッカーで祝われるパーティー会場となった。
「サイアム、先に行け!俺が援護する」
ジョスト。いやな男だ。ガラス越しの顔は震えている。恐らく、自分をおとりにするつもり。ため息を吐いたサイアムは、ジョストをつかむと船底にある出入り口から放り投げた。
無音。だが、ジョストの宇宙服の胸にコイン大の穴が空き、赤黒い液体と白っぽい何かを吐き出し、慣性に従って地球の方へ向かっていく。サイアムはそちらに顔を向けていたが、ジョストの体には目が向いていなかった。地球。青い星。美しかった。何か別のモノ、宇宙飛ぶ巨人が見えたような気がしたかと思った瞬間、体を強く引き上げられた。
『サイアムとやらはお前か』
振動音声か接触回線かはわからないが、目の前の鉄板―――パワードスーツ『ハイッシャー』―――からの声にサイアムはうなずいた。
「そうだ……アンタらは……」
『持って行け』
コンテナを押し付けられ、宇宙服とワイヤーで結ばれたかと思った瞬間、そのまま地球とは逆方向に投げられた。
『終わったよ』
サラミス級宇宙警備艇のブリッジで、推移を見守っていたところに通信が入った。
「ありがとう、ミス」
『その呼び方はやめな、といったろう?』
じとり、といやな汗が伝う。後ろに宇宙服を着ずにメイド服で立つロベルタ嬢の反応が怖い。
「ありがとうございます、ソフィーヤ・イリノスカヤ」
『駄目だ』
ああ、声が怖い。怒りつつある。ブリッジ要員としての訓練を受け、コンソールを操作していたはずの遊撃隊の方々が何かを期待する目で私を見ている。ブロックサインでさっさと要求どおりにしてくれと訴えかけている。助けを求めるようにセカンドチームを率いて待機していたボリス軍曹の方を見ると、沈痛な面持ちで顔を振った。君たち、そんな厳つい顔をしているんだからもうちょっと……
『トーニェィ……早く』
トーニェィ。私の名前はトオルなのだが。伝えた瞬間、トーリーと呼び始め、愛称としてトーニェィとなった。ロシア語はわからない。
「ありがとう、ソフィー姉さん」
『オーチン・ハラショー。ポイントたまったんだろう?帰ったらボリスの件、考えておいてくれよ』
横を振り向く。こんなテロを防ぐことに何の意味があるかと問われたときに、ポイント制の話をうっかり漏らしてしまったのだ。まだ彼女一人でとどまっているが。最初に切り出されたのが、彼女の忠実な副官、ボリス軍曹を入隊時の姿に戻すこと―――うん、彼女は絶対にショタコンの気がある。年齢変更機能の話しをしたら10代に戻ってみろとか要求されたし。
「本人の同意が絶対条件です。考慮はします」
『説得は任しときな』
ボリス軍曹が嫌そうな顔をしてこちらを見ているが、知ったことではなかった。モニターの表示を式典会場へ切り替える。
マーセナス首相の演説は佳境に入っていた。ここはアメリカ州ニューヨーク市にある旧国連本部ビル。マーセナス内閣の閣僚が忙しく、宇宙への引越し準備を進める中、息子にして2期目の内閣では副首相を勤めるジョルジュ・マーセナスがモニターを見つめていた。
「何をしている、何故何もおきない……」
押し殺した声は室内で忙しく動く職員たちには届いていないようだ。もし届いたとしても何を行っているかわからなかったろう。それに、意味が理解できたとしても信じられるかが微妙だ。
息子が父の命を狙うなど、そもそも考えもしないからだ。
それに、少なくともジョルジュ・マーセナスは表面上、父を助け、将来を嘱望される政治家だった。正義感にあふれ、しかし、父ほどリベラルではなく、どちらかというと保守的で、革新的な成果こそ残さないが、堅実な手腕を振るうと評されていた。
しかし、その保守性こそが問題だった。
どこをどう繕っても、現在、移民問題評議会が行おうとしている宇宙移民計画は、棄民政策以外の何物でも無いからだ。
確かに地球に居住する人口が80億になんなんとしている現在、地球上では中国、インド、アフリカという人口爆発の温床をどうにかしなくてはならなかった。特に、独裁政権続きで統制経済を敷いていた中国は、連邦発足と共に組み入れられた変動相場制で経済の大混乱を引き起こしている。人口を現在の26億から最低限20億、宇宙に移し、生活の場を整える必要がある。
問題は、そうした発展途上国出身者に、先進国が営々と築いてきた地球連邦という国家への参画を、全面的に認めて良いかという点だ。
人は決して平等ではない。他より先に工業化を果たした国家群として、先進国はその経済力の多くを、発展途上国への援助と、途上国が無計画に行う工業化による環境汚染対策に費やしてきた。今回の宇宙移民政策も、このまま地球に納まっていたのでは大規模な虐殺か戦争以外に選択肢が無いからだ。
無計画に人口を増やし、食糧問題を発生させた上に解決能力もなし。それなのに虐殺も戦争も無しに新しい生きる大地を与え、生活の場を整えるというのに、無条件で参画まで認めるという。それにくわえて、新しい生物学的なんとやらが生じた場合には、優先的に権利を譲るというのだ。
噴飯物も良いところだった。これまでとこれからの経済力はまだ良い。一見無駄に思えても、資本の循環は新たな利益を生み出すからだ。だが、何の義務も果たしていないのに無条件で参政権を与えるだけでも腹立たしいのに、何の評価基準もない「新人類」とやらが生まれれば築いてきたものさえ差し出せと父はいう。
ジョルジュ・マーセナスは決して無能ではない。むしろ有能だった。但し、父親ほど人間に対する信頼は無い。そしてそれは政治家には必須の条件だった。
式典のクライマックス、連邦憲章を刻印した巨石のお披露目だ。もう駄目だ、終わりだ。計画は失敗したのだ。クソ、こんな演説さえなければ、閣内をまとめて絶対にあんな条項をいれることなど認めないのに。
そして序幕された時、彼は別の意味で驚くこととなる。
この日、地球連邦憲章が公布された。
問題となる条項、連邦憲章第7章、第15条には以下の様に記されている。
「第七章
地球連邦政府は、大きな期待と希望を込めて、人類の未来のため、以下の項目を準備することとする。
第十五条
一、地球圏外の緊急事態に備え、地球連邦政府は研究と準備を拡充するものとする。
二、軌道植民地、天体植民地は各行政区分の人口が一定段階に達した段階で、連邦議会への代議員派遣権を得る」
2048年、リカルド・マーセナス内閣が、二期目の任期を終える際、建設する軌道植民地の名称を「サイド」とし、各サイドの人口が5億を突破した段階で、1億あたり1名の代議員を連邦議会下院に派遣するもの、と定められた。また、月面など(まだこの段階では月面しか想定されていないが)の恒久都市の場合は、一市または複数市で構成される行政区の人口が1億を越した時点で、5000万人につき1名を上院に派遣するものと定められた。
歴史はこれを、リカルド・マーセナスの偉大な業績として記している。
問題なくラプラスの箱の入れ替えは終わったようだ。ほっと胸をなでおろす。しかし、これは驚きだった。
小説ガンダムユニコーンの中では父親を殺し、それをマーセナスの家系が持つ罪として描いていたが、内側を見てみれば却って、ジョルジュの言い分が理に適っているのだ。
法律の制定は、立法権を持った―――法律で与えられているものが行う必要がある。これが大原則だ。憲章のような理想でも、それが独善で成されたものであれば、後の時代には悪影響しか与えない。ラプラスの箱の最大の問題点は、記された内容でも、公開されなかった希望でもない。立法権限のないものが、適正な法的手続きを踏まずに法律に類するものを作成し、それを理想と共に公表しようとした上に、記された文言が抽象極まりないものであることなのだ。
ニュータイプが出てきました。オールドタイプは政治的な権利が制限されます。文句は許しません。でも誰をニュータイプとするかの基準については知りません。てへ。自己申告?自称?なんでもOKです。
ラプラスの箱が言う内容は結局これに尽きる。『善人ほど馬鹿を見る』の典型例だ。絶対にこういうことを言い出す奴がいる。
「お前はオールド、俺はニュー!」
素晴しい。レイシズムはヒトラーで懲りていると思うのだが。ジョルジュ・マーセナスが新しいレイシズムの温床となりかねない思想を危険視するのも当然だろう。
それに、これを閣議も通さず、演説の場で強行しようというなら、リカルド・マーセナスは死を持ってそれを購うべきだ、という論理に問題はない。それに、続く分離主義者との戦争は結局は連邦政府を一枚岩にまとめる結果となった。悪い結果ではないし、スペースコロニーなどという巨大な建築物を数百も宇宙に浮かべるなら、絶対に必要だ。
夢見がちで馬鹿で考え無しで放蕩を尽くす父親の面倒を見るのに疲れ果てた息子が父親を殺傷。
どこかの新聞の三面記事でも飾りそうな事件を宇宙規模に拡大するとこうなった。ただそれだけの話だった。
今回の事件、サイアム・カラス―――後のサイアム・ビストにはラプラスの箱の原本(もう意味はほとんど無くなってしまったが)と、ジョルジュ・マーセナスの作った暗殺計画を立証する書類をプレゼントしておいた。ここまでやってやれば原作どおり、ビスト財団とアナハイムを作ってくれるだろう。
地球圏を引っ張る経済的な力は、強く、そして多くあれば良いと私は思っている。
原作を見ると、基本的にZ以降、MSを作っている企業はアナハイムだけ。戦争があり、効率的な経済体制として、軍需を独占させたというのはわかるが、それが肥大化して企業独裁ともいえる体制になるのは問題だ。0096年に、連邦政府相手にして甥っ子に手を出す趣味の悪いババアがコロニーレーザーをハッピートリガーでぶっ放せたのも、箱の力だけではないのだ。諸産業を一社に独占され支配された最終形態なのだ。
となれば、アメリカが大好きで戦争を以てしても世界に広めんとしている自由主義経済こそ対策になるだろう。
ライバル企業がいなければ、サービスは向上しないのだ。
ということでこの6年、RP獲得にいそしみ、得た資源をポイント化するだけではなく資源としても売り飛ばし、『重装機兵ヴァルケン』に関する技術をオンにしたことで月の地下に発生した『動力鉱石』を用いて自動車産業になぐりこんでみました。
いやぁ、自動車って儲かりますね。系列企業が労せず出来るし。うちの会社―――日系企業太洋重工ことGP社はエンジンのみ供給してますが、それだけでもあっという間にでかくなることが出来ました。カトル君、あなた凄過ぎです。
勿論、降って湧いたような新しい資源に皆様興味津々ですが、月面極冠部の開発基地『N1』は5.45mm弾が何故か大好きな遊撃隊の皆様に守られ無事です。パワードスーツ隊も頑張ってくれていますし、政治的にもRPをGP変換して獲得した新キャラクターにして現在、連邦下院議員一期目を勤めていただいていますアイリーン・カナーバ閣下が大活躍。新党結成まで行くのかな?
……いや説得大変でしたよ?不老項目に加齢設定くわえる際に、プライベートでの年齢コントロールを要求されたり、コントロール権について交渉までしてくるんですから。やはり女性なので適当な時間をおいて老化と若化を行うことに(ポイント余分に必要でした)。
ただ、思ったより戦力の拡張が難しいのが難点。RPの変換レートが高いのだ。キャラクターを成長性込みまで含んで獲得すると最大3万ポイントかかるし、MSの場合、黒歴史上の実機を呼び出すにも高いポイントがかかる。その上、新技術を盛り込もうとすると追加でポイントが発生するのだ。勿論、実用化を早めようと考えた場合にもポイントは必要になる。
現在のレートは100tで1Rp。10Rpで1Gpだから、30000GPで新キャラにお出で願うには、3000万トンのリソースが必要……確かに、GP狙いで歴史変更掛けた方が有利だな。このレートが決して不利なものではないこともわかっているのだ。直径5km程度の小惑星で、質量は120億tにもなる。小惑星1個で12億RPになるわけだから。
くそぅ、ここまで月という立地条件が問題になるとは……。火星の基地でも地下採掘の分しかポイント化出来ない限定がついているし……いや、急ぐのは禁物だ。みみっちく元素変換で稼ごう。大企業になれば「火星基地建設!」とか無理も無いし。
ただ、技術革新の項目にワープ技術などの項目があったので、後々、どうにかなりそうなのが救いだが……