宇宙暦786年らへんに、伊達と酔狂と革命が三度のメシより好きな男の横で
凡人はただ虚空を見つめて座っていた。
聞こえない、俺は何も聞こえない・・・そう俺はサル!!見ざる・言わざる・聞かざるなのだ
俺の横で、「あのジャガイモやろう・・・」「それがどうした!!」等々威勢のいい啖呵が聞こえるが
全て空耳です!!!気にしたら負けです。下手にかかわって平穏な日々を奪われたら洒落にならん。
ちょっとパニクッてきた・・・こういうときは素数じゃなくて自分の生い立ちを見つめなおして冷静になろう
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!!朝起きたら銀英伝へようこそ!!な乗りで、平凡な大学生から
元門閥伯爵家の親無し貧乏亡命者(14歳)になってしまいました。
まぁ、とりあえず徴兵されずに大人しくハイネセンで民間人やっていれば、
平穏な暮らしができるかなと考えながら孤児院ライフを送る事に
(当然、凡人らしい葛藤や苦悩も会ったわけだが詰まらん上に長いので省略)
まぁ、下手に門閥貴族に生まれて赤金の天才コンビや義眼に振り回されたり、
食詰め貴族にたかられたりする位なら、平穏無事な一般市民生活を遅れればまだいいかと
何とか納得、もとい諦めて貧乏ライフを中二病全開ながらそれなりに楽しんでいた。
いや、人生って甘くないね~学園長が勝手に士官学校に入学手続きをしてくれましたよ。
立派な軍人になって死ねってことですか?問題児は強制退去ですか?
こうして、俺は涙涙の経緯で士官学校に入って今に至るわけです。
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どうやら現実逃避してる間に、迷惑な隣はさらに盛り上がってます。頼むからよそでやってくれ!
「ジャガイモ野郎のルールなんか守ってられるか!!」
『なんという暴言!君達は有害図書を秘匿するなど風紀を乱す反社会的な屑だ!』
「たしかに、俺とヘインは乱すのが大好きだ。そう特に乱闘なんかがね」
『ぼっ暴力に訴える気か、そっ、それは民主主義の理念に反するぶっぶぶじょくてき行為!!』
『かっ数はこちらが上だ!二人ぐらいのおびえる必要があるか!!痛い目をみしてやれ!!』
「結構、結構!俺たち二人を侮った事を諸君らにたっぷり後悔させて差し上げよう」
『抜かせ!!』『ぶっ潰してやれ!!』『ボォク!アァルバァイトォオオゥ!』
ちょっおまっr~いつのまにか俺も数に入れてるんじゃネェ!!勝手に乱闘に巻き込むなボケェ!!
・・・ヘイン・フォン・ブジン准尉・・・銀河の小物がさらに一粒・・・・・
~END~